日本酒ウォッチ

最新の記事

「日本酒の水割りはまずい?」それって作り方のせいかも!原因と解決策をご紹介

日本酒の水割りは美味しくなさそう、実際に日本酒の水割りをやってみたけど、まずかったという人もいるのでは?実は日本酒の水割りには「正しい作り方」があるのです。この作り方を守っていないと、美味しい水割りもまずく感じてしまうことも。 今回は日本酒の水割りの作り方のポイントをチェックしていきましょう。 1. 日本酒の水割りはまずい?それって作り方が間違ってるのかも 日本酒の水割りは邪道なのでは?と思う人もいるかもしれませんが、実は日本酒の水割りは昔からある飲み方なのです。さらに一部の蔵元では、日本酒を水で割ることを提唱しているところもあります。 つまり日本酒の水割りがまずいと思っている人は、作り方が間違っているのかもしれません。美味しい日本酒の水割りは間違いなく存在します。 2. 日本酒の水割りを「まずい」から「美味しい」へ。ポイントを紹介 日本酒の水割りはまずいと思っているあなた。日本酒に適当に水を混ぜていませんか?日本酒の水割りを飲むときは、日本酒と水の選び方、温度、そしてアルコール度数にポイントがあります。まず、先に日本酒の水割りの作り方をご紹介します。 <正しい日本酒水割りの作り方> 冷蔵庫で冷やしておいた グラスと日本酒を取り出します グラスに先に水を注ぐ グラスの底から 1cm を目安に 日本酒を加え、底から5cm もしくはグラス半分くらいまで注ぐ。 4cmの日本酒と1cmの水で、およそ 8:2。 日本酒が 15度であればこれで アルコール度数が 12% ほどになります! https://sake-5.jp/sake-with-water/ 次に、水割りに適した日本酒の選び方や、お水の選び方など、日本酒の水割りを美味しくするポイントをご紹介! 2-1. 日本酒の選び方 日本酒ならすべて水割りすれば美味しいというわけではありません。日本酒は温めた方がすべて美味しいというわけではないですよね。それと同じなのです。 水割りをするときは、甘口で味わいのしっかりとした銘柄がおすすめ。元々後味すっきりで水のようにさらさらと飲めるような辛口の日本酒を水割りしてしまうと、味が薄く感じることでまずい…となってしまうのです。 甘口な日本酒の見分け方はこちらを参考に! https://sake-5.jp/sweet-and-dry/ オススメの甘口日本酒もご紹介しています! https://sake-5.jp/sweet-sake/ 2-2. 水の選び方 どんなに美味しい日本酒でも水がまずかったら、水割りが美味しくないのは当たり前です。日本酒の水割りに使う水は「軟水」がおすすめ。硬水はミネラルなどがたくさん含まれているので、日本酒の風味を邪魔してしまうことも。 軟水は、特別な高級なものを買わなくても、コンビニなどでも手軽に買える「いろはす」や「南アルプスの天然水」、「クリスタルガイザー」などでOKです。 水道水ももちろん軟水です。都内の水道水は、昔は飲めたものじゃないなんて言われたこともありましたが、最近は長年の努力によって飲める水になってきています。つまり水道水で水割りにしてもいいのです。気になる人は煮沸してから使うと◎。 同じ軟水でもそれぞれの地方で水道水は水質などがいろいろと違うため、いつも安定した日本酒の水割りを飲みたい人は、自分が美味しいと感じられるミネラルウォーターを探してみましょう。 2-3. 水割りの温度 日本酒が温度によって味が変化するのは水割りにしても一緒です。水の温度は5~8℃くらいがベスト。冷蔵庫に冷やすとだいたい5~8℃くらいになります。これは冷酒と同じ温度で、ほどよい香りと甘味が楽しめる温度です。 冷やしすぎると酸味が強く出てしまうので、まずいと感じてしまうかもしれません。5~8℃は口に含んだときに心地よく冷たさを感じることができ、口の中で温まるとほどよい甘味が生まれるいい温度といえます。 2-4. アルコール度数は12度を目安に! 日本酒を作るときの黄金比は「8:2」といわれています。しかしこれはあくまでも目安。正しい水割りの作り方は、日本酒のアルコール度数を見て調整した方がいいのです。 アルコール度数が高い日本酒は、8:2で割ってもアルコールが強くて苦手という人もいるでしょう。そのため、アルコール度数は12度を目安に調整するのがベスト。 とはいっても、毎回自分で分量を計算するのは面倒という人のために、12度になるようにアルコール度数の割る分量を表で紹介します!! 15度 18度 20度 日本酒の量 80ml 約70ml 60ml 水の量 20ml 30ml 40ml アルコール度数 12% 12% 12% まとめ そもそも水が加えられているものも多い日本酒。いままで日本酒の水割りをまずいと思っていたのは、作り方のせいかもしれません。水割りに適した日本酒を選び、水の種類やアルコール度数にもこだわって作ってみてくださいね。

【2022年最新版】熱燗におすすめの日本酒20選を紹介!熱燗の作り方のポイントも解説

日本酒を一定の温度まで温めた「熱燗」。寒い時期にはお家でも熱燗をと思う一方で、なんとなくハードルが高そう…と感じたことはありませんか? 幅広い温度帯で楽しめることこそ日本酒の醍醐味!今回は、熱燗の作り方や温度についてお伝えします。熱燗にするお酒の選び方やおすすめの銘柄もぜひ参考にしてくださいね。 1.熱燗とは50℃に温めた日本酒のこと 日本酒は、温める温度によって以下のように呼び名が変わります。温めた日本酒すべてを表す言葉は「燗酒(かんざけ)」です。 飛び切り燗 55℃ 熱燗 50℃ 上燗 45℃ ぬる燗 40℃ 人肌燗(ひとはだかん) 35℃ 日向燗(ひなたかん) 30℃   熱燗は、燗酒のなかでもちょっと高めの温度帯。それぞれの呼び名と温度を覚えておくと、飲食店でも燗酒をオーダーしやすくなりますよ。 1-2.冷酒、熱燗による味わいの違い 日本酒は、温度による味や香りの変化が楽しめるお酒です。冷酒(れいしゅ・ひやざけ)のように冷やすと、スッキリとした飲み口が引き立ちフルーティーな香りの日本酒を味わうときにおすすめです。リンゴや洋ナシのようなみずみずしい香りを堪能できます。 一方、日本酒は温めるにつれ、味がなめらかに変化していきます。40℃のぬる燗にすると、米や米こうじ本来の香りがふわりと広がるのが感じられるでしょう。 さらに温度を上げ、上燗、熱燗の温度帯になると、シャープなキレのある味わいが際立ってきます。香りは抑えられ、後口がキリッと引き締まるのが特徴です。 とはいえ、温度はあくまでも目安のひとつ。選ぶお酒によっても味の変化は異なるため、以下の手順やポンイントをおさえつつ、ぜひ自分好みの味わいを見つけてみてください。 1-3.日本酒を熱燗にする手順 「よし、美味しい熱燗を作るぞ!」と、早速鍋に日本酒を入れて火にかけて…という方法はNGです。 熱燗にかぎらず、日本酒を温めるときは徳利(とっくり)などに入れ湯煎にかけるのが理想的。アルコールの沸点は78度のため、直接火にかけるとすぐに香りと風味が飛んでしまいます。 日本酒を入れる容器には、首の部分がくびれたお銚子(ちょうし)や徳利のほか、「ちろり」と呼ばれる持ち手が付いたものがあげられます。以下の手順を参考に、日本酒がお風呂のなかでじんわり温まるようなイメージで熱燗に仕上げましょう。 徳利に日本酒を入れ、香りが飛ばないよう口にラップをする。 鍋に水を入れ、徳利をつける。徳利の肩まで水につかるように水の量を調整する。 徳利を取り出し鍋を火にかける。 沸騰したら火を止め、徳利を入れる。 3分ほどそのままつけてできあがり。※途中でゆっくり徳利を振ると中の温度が均一になります。 手軽に楽しみたいときは電子レンジも! 「もっと手軽に熱燗を楽しみたい」という方には、電子レンジで温める「電子レンジ燗」もおすすめです。1合(180ml)あたり500wで約60秒温めれば、電子レンジでも美味しい熱燗ができあがります。 電子レンジ燗のポイントは、加熱ムラを防ぐこと。容器の上と下では温度に差ができやすいため、呑む前にはマドラーなどで必ずひと混ぜすることを忘れないようにしてくださいね。 2.熱燗には純米酒や本醸造酒がおすすめ 日本酒には、フルーティーな香りがするものやコクがあるものなど、さまざまなタイプがあります。そのなかでも、燗酒におすすめなのが「純米酒」や「本醸造酒(ほんじょうぞうしゅ)」と呼ばれるお酒です。 純米酒とは、米と米こうじのみを原料に造られるお酒のこと。香りは穏やかでまろやかなコクを楽しめます。温めると旨味が増し、秋のサンマやキノコなど旬の食材とも相性の良いタイプです。 本醸造酒は、醸造アルコールと呼ばれるアルコール分を添加したお酒です。味わいはスッキリと軽く、温度を上げても味のバランスが崩れず温度が高めの燗酒に適しています。 純米酒や本醸造酒といった名称は、日本酒のラベルで確認できます。このほか、「生酛」や「山廃」と書かれているお酒も燗酒向きのタイプが多いため、ぜひチェックしてみてくださいね。 3.熱燗におすすめの日本酒20選 ここからは、熱燗におすすめの日本酒20選をご紹介!しっかり温めることで、より違った魅力が広がる銘柄を用意しました。まずは常温でひと口味わってから、温度で変わる味や香りを感じてみてください。 3-1.愛宕の松 鮮烈辛口 キリッとした後口のキレがたまらない本醸造酒です。2021年の「燗酒コンテスト お値打ち熱燗部門」では金賞を受賞。1升瓶が1,000円台というコストパフォーマンスの高さも魅力です。冷やすとバナナのような香りがふくらみ、その日の気分に合わせてさまざまな温度帯で楽しめます。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 3-2.雪男 本醸造 雪男ラベルが印象的なお酒は、スッキリとした辛口タイプ。熱燗にするとシャープな飲み口がより一層引き立ちます。醸造元は、新潟県の青木酒造。辺り一面が白く染まる雪景色を思いながら、熱燗から立ち上る米の香りを堪能してください。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 3-3.早瀬浦 純米 漁師町で魚にあわせるお酒として長年愛されている「早瀬浦(はやせうら)」。一本芯が通ったような力強い旨味は、燗酒にしても消えることがありません。コクっと飲んだあとに「うん、うまい」と思わす口にしてしまうような魅力にあふれています。新鮮な刺身、焼き魚、煮魚にあわせるならコレ、とおすすめしたい1本です。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 3-4.岩の井 山廃 辛口 「山廃(やまはい)」とは、手間ひまかかる昔ながらの製法のことです。複雑かつ繊細な味わいは、温めるとより奥深さを増します。おすすめポイントは、肉料理やチーズのようなコクのあるメニューと相性が良いこと。旨味と旨味の相乗効果でさらに盃が進みます。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 3-5.福祝 燗酒純米 無濾過一火 「福祝(ふくいわい)」は、千葉県の地酒です。味わいふくよかで後口はスッキリ。まずは蔵の勧める40~50℃の温度帯で味わってみてください。縁起の良い名前の「福祝」は、祝いの席にもおすすめです。美味しい熱燗とともに、ハレの気分をしみじみと味わってみてはいかがでしょうか。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 3-6.宝剣...

日本酒検定ってどんな試験?日本酒検定について徹底解説

「日本酒が好き」「日本酒についてもっと詳しくなりたい」そんな方におすすめしたいのが、一般の方も受検できる日本酒検定です。 日本酒検定は、その名のとおり日本酒に関する知識が問われる認定試験。20歳以上であれば誰でも受検資格があり、試験対策用の公式テキストも販売されています。 自分で日本酒を楽しむのはもちろん、思わず誰かに教えたくなるような日本酒の豆知識を身につけられるこの資格。こちらでは、日本酒検定を受検するメリットや難易度、受検方法などついてご紹介します。 1.日本酒検定とは?難易度や概要 日本酒検定は、日本酒に関する知識を身に付けられる民間の検定試験です。主催は、日本酒の魅力を伝えるためさまざまな事業を展開する日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)。販売者向けの「唎酒師(ききさけし)」もSSIが認定する資格です。 消費者向けの検定試験、日本酒検定は消費者に「日本酒をもっと楽しんでもらうこと」を目的に実施されています。 2010年(平成22年)から開始され、現在までに累計約5,000人が合格。2021年(令和3年)は、年間1,500人以上が日本酒検定を受検しています。 参考:日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会「日本酒検定」 1-1.日本酒検定は5級から1級の全6段階 日本酒検定は、基礎的な知識を学べる5級から、日本酒のあらゆることに精通していることを認定する準1級。さらに、準1級合格者のみ受検できる1級と、全6段階にわかれます。 5~3級で学べるのは「日本酒を楽しむ」ために役立つ知識です。ラベルに書いてある内容や製造方法、美味しく飲むための温度や酒器について知ることができます。 「日本酒が好きだけど、種類がわかりづらいな」「もっといろいろ知れたら美味しく楽しめそうなのに」そう感じている方におすすめの検定試験といえるでしょう。 項目 内容 歴史、文化 歴史、文化(飲酒文化、地域文化など) 造り方 原料(米、水、微生物)、製造方法 モラル・マナー 未成年飲酒の危険性や飲酒運転の撲滅など、飲酒のモラル・マナー 楽しみ方 飲用温度、酒器、料理との相性、ラベルの読み方など 雑学 生産量、消費量、海外事情、銘柄、醸造元などさまざまなこと 参考:日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会「日本酒検定」 1-2.日本酒検定の難易度は?級別の合格率(合格基準) 日本酒検定を実施しているSSIでは、具体的な受検者数と合格率については発表していません。しかし、それぞれの級によって、合格するための基準が定められています。 級 合格基準 (正答率) 出題方式 受験資格 1級 85%以上 四肢択一選択方式 50 問 準1級合格者 準1級 80%以上 四肢択一選択方式 50 問 2級合格者 日本酒学講師 唎酒匠認定者 2級 75%以上 四肢択一選択方式 50 問 3級合格者 唎酒師認定者 3級 70%以上 四肢択一選択方式 50 問 20歳以上 4級 70%以上 二肢択一選択方式 30 問 20歳以上 5級 70%以上 正誤選択方式 30 問 20歳以上 引用:日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会「日本酒検定」 3級までの合格基準70%以上であるのに比べ、1級は85%以上と50問中43問正解することが必須となります。 また、3級までは20歳以上であれば誰でも受検できますが、2級以上はそれぞれ受検資格が設けられています。上位検定を目指すのであればしっかりと事前準備をし、うっかりミスやとりこぼしのないように臨みたいですね。 2.日本酒検定の受検方法 日本酒検定は、級により受検場所や開催時期が異なります。4~5級はインターネット上で24時間受検でき、日中忙しい方にもおすすめです。 3級以上になると場所や時期も限られてきます。準1級や1級は会場受検のみとなるため、あらかじめ内容を確認しスケジュールを組み立てていきましょう。ここでは、2023年に予定されている認定試験の概要を紹介します。 2-1.日本酒検定の受検場所 日本酒検定の4級、5級はインターネット受検が可能です。また、2級、3級はテストセンターで受けられるCBT試験が設けられています。 日本酒検定4級・5級 開催場所 インターネット受検 開催日時 24時間 特徴 不合格でも2回まで再受検可能   日本酒検定2級・3級(CTB試験) 開催場所 全国47都道府県のテストセンター 開催日時 希望の日時 特徴 結果がその場ですぐわかる   日本酒検定1級・準1級・2級・3級 開催場所 東京、大阪 開催日時 2023年3月11日(土) 1部 10:30~11:20 2部 13:00~13:50 3部 15:30~16:20 特徴 全国主要都市(東京、大阪ほか)開催は2023年9月9日(土)予定 引用:日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会「日本酒検定」 2-2.日本酒検定の申込方法と受検料 日本酒検定は、以下のSSIの公式サイトから受検申込できます。 日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会「日本酒検定」 4級、5級のネット検定は、ログイン後に支払いを完了すれば24時間受検が可能です。受検費用は級によって次のように異なります。 級 受検料(税込) 4級、5級 1,000円 3級CBT試験 4,650円 3級会場受検 3,650円 2級CBT試験 5,200円 2級会場受検 4,200円 準1級会場受検 4,750円 1級会場受検 5,250円 3.日本酒検定の級別過去問にチャレンジ! 実際に検定試験を受けるとなると、内容が気になるものではないでしょうか。ここでは、日本酒検定の過去問にチャレンジ!3級と1級の検定試験で出題された内容を紹介します。 3-1.日本酒検定3級の試験内容 3級は、公式テキスト『酒仙人直伝 よくわかる日本酒』の内容が出題範囲です。日本酒の基礎知識に関するものが中心で、過去には以下のような問題が出題されています。  米の中心部分に見える白色不透明な部分を何と呼ぶか。 ① 掛米 ② 心白 ③ 胚芽 ④ 肌白    酒造年度を指す略称で正しいものはどれか。 ① FY ② CY ③ RY ④ BY    戦後の米不足を補うためにアルコールや糖類などで増量した酒を何と呼んでいたか。 ① 本醸造酒 ② 合成清酒 ③ 普通酒 ④ 三増酒 参考:日本酒検定3級 問1の正解は、②の心白(しんぱく)です。日本酒造りに使われる酒米には、白く濁る心白部分がより多く出現します。問2、問3とも答えは④になります。 また、「広島県を代表する酒造好適米は?」「割水をしない製品は?」など、日本酒を選ぶ際に役立つ基礎知識ももりだくさん。ラベルに書いてある内容を理解できるようになり、日本酒を飲むのがより楽しくなりますよ。 3-2.日本酒検定1級の試験内容 日本酒検定1級は、準1級合格者が受検できる検定試験です。1級の試験では日本酒に幅広く精通し、他者へ伝えられるレベルが求められます。 例えば、心白に関する問題は、以下のようにより具体的なものに変化します。 問 高精白が可能で、「蔵の華」を代表とする心白の部類はどれか ① 点状心白 ② 線状心白 ③...

日本酒はカロリーが高くて太りやすいお酒?日本酒で太らないためのポイントを解説

日本酒は、100mlあたり約100kcalのお酒です。ダイエット中は「おちょこ1杯あたりのカロリーは?」、「一合だとどのくらい?」など気になることもあるのではないでしょうか。 今回は、日本酒のカロリーについて詳しく解説。ほかのお酒と比較しつつ、日本酒を美味しく楽しむためのポイントをご紹介します! 1.日本酒のカロリーは100gあたり103~109kcal 日本酒のカロリーは、100gあたり103~109kcalです。原料がお米の日本酒は「カロリーが高い」というイメージを持たれがち。まずは、日本酒とワイン、ビールなどのカロリーを比較してみましょう。 カロリー (kcal/100gあたり) 日本酒(純米酒) 103 赤ワイン 73 ビール(淡色) 40 ウイスキー 237 焼酎(単式蒸溜) 146 【参考】文部科学省「第2章 日本食品標準成分表」 こうしてみると、カロリーはウイスキーが一番高く、次いで焼酎、日本酒と続くのがわかります。ただし、ウイスキーや焼酎、日本酒はアルコール度数が高いお酒です。 日本酒のアルコール度数が15度前後であるのに対し、ビールのアルコール度数は5度前後。ビールをジョッキでグビグビっと飲むことはあっても、日本酒を同じように飲むことは少ないですよね。ウイスキーや焼酎なども水割りやロックで飲むことが多く、1度に口にする量は限られてくるでしょう。 2.日本酒おちょこ1杯のカロリーは? ここからは、以下の酒器を使ったときの日本酒のカロリーをみていきましょう。 おちょこ 徳利 ワイングラス 日本酒は、小さなおちょこで飲むことが多いお酒です。飲食店では、徳利(とっくり)に入って出てくるイメージも強いですよね。近年は、ワイングラスで日本酒を飲むスタイルも主流となってきました。ぜひ、お酒を飲むときの参考にしてください。 2-1.おちょこ1杯は約74~78kcal おちょこには、2勺(約36nml)から5勺(約90ml)までサイズがあります。一般的に利用されるのは、小さな2勺のおちょこです。そのため、おちょこ1杯の分量は約72ml。カロリーは約74~78kcalになります。 2-2.徳利1本は約155~196kcal 徳利は、日本酒をおちょこに注ぐための酒器です。徳利には、一合徳利や二合徳利などのサイズがあります。 一般的に用いられるのは、一合サイズの徳利です。また、飲食店などでは「八勺燗(はっしゃくかん)」と呼ばれる徳利を使うケースも多々あります。八勺燗は、約150ml容量しか入らない徳利です。 八勺燗も含め、徳利1本あたりのカロリーは約155~196kcalになると考えられます。お店で徳利に入ったお酒が出てきたときの参考にしてくださいね。 2-3.ワイングラスで飲む日本酒は約72~87kcal 香り高い日本酒は、ワイングラスに注ぐとより華やかな香りを楽しめます。ワイングラスの老舗「RIEDEL(リーデル)」が推奨する分量は、グラスの底から指2本分の高さまで注いだ約70~80mlです。 そのため、カロリーは約72~87kcalになります。飲食店ではワインと同様に90~150mlで提供するスタイルも多く、その場合、1杯あたりのカロリーは90kcal以上になるでしょう。 3.カロリーを抑えつつ日本酒を楽しむポイント カロリーは気になる!でも美味しいお酒は飲みたい。そんなときは、次のポイントに気を付けてみましょう。 空きっ腹で日本酒を飲まない おつまみはヘルシーなものを選ぶ 冷酒よりも熱燗で楽しむ これらのポイントに気を付ければ、飲みすぎ防止につながりカロリーが抑えられます。また、ダイエット中であればあわせるおつまみにも気を配りたいところです。いつもつい飲みすぎてしまう、食べ過ぎてしまうという方は、ぜひチェックしてみてください。 3-1.空きっ腹で日本酒を飲まない 空きっ腹で日本酒を飲むと、アルコール分が急速に吸収されすぐに酔いが回ってしまいます。悪酔いや二日酔いにつながるだけでなく、ついつい飲みすぎ、食べ過ぎにつながってしまうため注意が必要です。 胃壁を保護するためにも、お酒を飲む前は軽く何か口にいれておきましょう。なかでも、チーズやナッツのような良質な脂肪を含む食材は、胃の粘膜が守られるだけでなくアルコールの吸収速度を抑えることができます。 3-2.おつまみはヘルシーなものを選ぶ ダイエット中は、おつまみもカロリーの低いものをチョイス。飲酒時の体内では、食べ物よりアルコールのカロリー消費が優先されるといわれています。食べ物のカロリー消費は後回しになってしまうため、高カロリーのおつまみは特に注意が必要です。 おすすめは、高タンパク低脂質のおつまみ。定番の枝豆には、タンパク質だけでなく、ビタミンや食物繊維、ミネラルなどさまざまな栄養素が含まれています。 冷奴や刺身などもカロリーが低く、こっくりとした旨口のお酒からキレのある辛口酒まで、さまざまなタイプのお酒にあわせて楽しめますよ。 3-3.冷酒よりも燗酒で楽しむ 冷たいお酒は口当たりが良く、ついつい飲みすぎてしまいがちです。日本酒を飲むときのカロリーを抑えたいときは、冷酒よりも燗酒で楽しみましょう。温かいお酒は自然とゆっくり味わうようになり、飲みすぎを予防できます。 特に、米と米麹だけで造られる「純米酒」や、昔ながらの製法で造られる「山廃」などのお酒は、燗酒にするとさらなる魅力が広がります。燗酒は寒い冬だけのものと決めつけず、ぜひいろいろなシーンで味わってみてください。 まとめ 日本酒は、ビールなどに比べるとカロリーが高いお酒です。一方で、アルコール度数の高さから一度に口にできる量は限られます。 カロリーが気になるときは、低カロリーのおつまみをおともにゆっくり味わうのがおすすめです。飲みすぎ食べ過ぎを防ぐことができます。「ちょっとカロリーが気になるな」というときは、ぜひ工夫しながら美味しく日本酒を楽しんでくださいね。

醸造酒と蒸留酒の違いとは?醸造酒と蒸留酒の代表的なお酒も解説

日本酒にビール、焼酎にワイン、ウイスキー…。世の中に存在するお酒の数々は、製造方法によって「醸造酒」や「蒸留酒」、「混成酒」などに分類されます。日本酒は、米と米こうじから造られる醸造酒です。 今回は、醸造酒の日本酒資格「唎酒師」と、蒸留酒のウイスキー資格「ウイスキーエキスパート」を持つ筆者が、醸造酒と蒸留酒の違い、種類について紹介します。 日本酒と焼酎は製法が似ていたり、ウイスキーを造る酒蔵があったりと、知れば知るほど奥深いお酒の世界。早速その魅力について探っていきましょう。 1.醸造酒と蒸留酒の違いとは? 醸造酒と蒸留酒の大きな違いは製造方法です。それぞれに果実やハーブ、甘味料などを加えたものは混成酒と呼ばれます。 醸造と蒸溜の違いにより、お酒のアルコール度数やカロリー、糖質には変化が生まれます。日本酒は、醸造酒にあたるお酒です。まずは、蒸留酒との違いについてみていきましょう。 1-1.「醸造」と「蒸留」作り方の違い 「醸造」とは、発酵の力を利用してアルコールや食品を製造することです。発酵とは、微生物の力で食材を変化させることを意味します。日本酒のほか、味噌や醤油といった日本古来の調味料も発酵を経て生まれる食品です。 日本酒の「醸造」では、米と米こうじなどの原料に、酵母や水などを加えてアルコール発酵をおこないます。発酵の力でアルコールが生成され、お米がお酒へ変化するというわけです。 アルコール発酵が進んだ液体は、「もろみ」と呼ばれます。日本酒造りのもろみは、白くどろどろとした状態です。わたしたちが口にする日本酒は、このもろみを搾って造られています。 一方、蒸留酒の製造工程では、アルコール分を含むもろみを搾るのではなく加熱していきます。液体を加熱すると、湯気が立ち上りますよね。この湯気を特殊な機械で集め、冷やしてもう一度液体へ戻す製法が「蒸留」です。 一般的に、醸造酒の製造には発酵のための樽やタンクが用いられます。蒸留酒の製造は、ウイスキーのポットスチルをはじめとする蒸留器が用いられるのが大きな特徴です。 1-2.アルコール度数の違い 醸造と蒸留では、蒸留のほうが高いアルコールが生成されます。自然の力を利用する醸造はアルコール発酵に限界がありますが、蒸留は、水とアルコールの“沸点”の違いを利用することで純度の高いアルコールを取り出せるからです。 水は100℃で沸騰し、アルコールは約78℃で沸騰します。つまり、アルコール分を含むもろみを熱すると、先にアルコール分が蒸発し始めるというわけです。 アルコール分を含む気体を冷やせば、より度数の高い液体ができあがります。蒸留方法によっては、40~90度まで度数を高めることが可能です。 一方、発酵という自然の力でアルコールを生成する醸造酒の度数は、さほど高くはなりません。そのなかでも日本酒のアルコール度数は高く、原酒(げんしゅ)と呼ばれるできたての状態で18度近くになります。 1-3.カロリーや糖質の違い お酒の種類により異なるものの、カロリーは蒸留酒のほうが高くなりがちです。反面、糖質は醸造酒のほうが高くなります。   カロリー(100gあたり) 糖質(100gあたり) 日本酒(醸造酒) 103~109kcal 3.6~4.9g ウイスキー(蒸留酒) 237kcal 0g 参考:文部科学省「第2章 日本食品標準成分表」 ここでは、醸造酒の日本酒と、蒸留酒のウイスキーのカロリー、糖質を比較してみました。こうしてみると蒸留酒のカロリーがずいぶん高く感じられるのではないでしょうか。 ただし、蒸留酒はアルコール度数の高いお酒です。ロックやソーダ割りにすることも多く、一般的に1度に口にする量は醸造酒に比べ少なくなるでしょう。 1-4.酔いやすさに差はある? 人がお酒で「酔う」のは、肝臓で分解できなかったアルコールが血流に乗り脳まで到達し、脳を麻痺させるからといわれています。 肝臓がアルコールを分解する速度、アルコールが脳まで運ばれる速度は体質によりさまざまです。アルコール度数や酒量によっても、酔い方は変わってくるでしょう。 さまざまな成分を含む醸造酒は、アルコール分解に時間がかかるぶん、揮発したアルコールのみの蒸留酒に比べ酔いやすいといわれています。一方で、度数が高い蒸留酒は、飲むスピードや量によって酔いが回りやすいお酒です。 度数が低い醸造酒も、大量に飲めば悪酔いにつながってしまいます。美味しく楽しく酔うためには、醸造酒も蒸留酒も適量をゆっくりしたペースで飲むことが重要といえるでしょう。 2.醸造酒の種類と特徴 醸造酒の種類には、日本酒やビール、ワインなどが挙げられます。いずれも米や大麦、ブドウを原料にアルコール発酵で生まれるお酒です。 発酵には「単発酵」と「複発酵」の2つの仕組みがあります。ここでは、それぞれの仕組みの違いや、日本酒とビール、ワインとの関係性をみてきましょう。 2-1.日本酒 日本酒は、米と米こうじを原料に、アルコール発酵で生まれる醸造酒です。アルコール発酵には「糖類」が必要ですが、デンプンを主とする米には、糖類がほとんど含まれていません。 そのため、日本酒造りでは麹菌の力を借り、デンプンを糖類(ブドウ糖)へと変化させる「複発酵(糖化)」をおこないます。 日本酒造りの大きな特徴は、複発酵とアルコール発酵を1つのタンクで同時に進めることです。これは「並行複発酵」と呼ばれ、高いアルコール分が生成される手法になります。 ビールのアルコール度数が約5度、ワインの度数が約12度であるのに対し、アルコール発酵直後の日本酒の度数は18度前後です。古くから受け継がれる日本酒の並行複発酵は、世界でも珍しい醸造方法といわれています。 2-2.ビール ビールは、大麦麦芽やホップなどから生まれる醸造酒です。米と同様に、大麦にもアルコール発酵に必要な糖類はほとんど含まれていません。そのため、ビール造りでは大麦を水に浸け発芽させ「複発酵」を進めていきます。 日本酒と違い、糖化が終わってからアルコール発酵させるビール造りの製法は「単行複発酵」と呼ばれます。 また、ビールはその後の製法で「ラガー」や「エール」などの種類に分類されます。材料や作り方でいくつにも表情を変えるビールのなかでも、近年注目を集めているのが「クラフトビール」です。 クラフトビールとは、小さな醸造所で作られる個性的なビールのこと。なかには、日本酒造りの工程で出る酒粕を利用したビールも誕生しています。 鳥取県の酒蔵「元帥(げんすい)酒造」と、地元のブリュワリー「BREW LAB KURAYOSHI (倉吉ビール株式会社)」とのコラボレーションビール『SAKEKASU BREW 酒粕ブリュー』もそのひとつ。ビールの弾ける泡のなかに、ホップ特有のコクと苦味、日本酒の旨味が広がります。 出典元:元帥酒造「SAKEKASU BREW 酒粕ブリュー」 2-3.ワイン ワインはブドウから生まれる醸造酒です。米や麦と違い、ブドウには糖分が含まれています。 そのため、ワインは日本酒やビールのような「複発酵(糖化)」の必要がありません。ブドウ果汁に酵母を加えてアルコール発酵させる「単発酵」の後、樽やタンクで熟成させればワインができあがります。 製造工程がシンプルなぶん、ワインはブドウの品質が仕上がりを大きく左右します。良質なブドウを栽培するうえで重視されるのが、場所や気候、土壌の要素を総称した「テロワール」です。 近年は、日本酒造りでも米が育つテロワールを重視する蔵が多くみられます。また、ブドウ栽培から瓶詰めまで一貫しておこなうワイン生産者「ドメーヌ」のように、米栽培からすべてを手掛ける蔵も少なくありません。 「醸し人九平次(かもしびとくへいじ)」を造る愛知県の「萬乗醸造(ばんじょうじょうぞう)」は、フランスでのワイン造りも手がける酒蔵です。兵庫県と岡山県、フランスにそれぞれ田んぼを持ち、日本酒の原料である米を育てています。 出典元:醸し人九平次 KUHEIJI また、山口県「永山本家酒造場」では、土地のテロワールを重視した『ドメーヌ貴』を製造。杜氏の永山ががワイナリーを訪れた経験から生まれたというお酒には、米が育つ土地や地域の人々への敬意が詰め込まれています。 参考:永山本家酒造場「貴」の公式オンラインストア 3.蒸留酒の種類と特徴 蒸留酒の種類には、焼酎やウイスキー、ウォッカなどのアルコール度数の高いお酒が挙げられます。 日本酒と並び、焼酎も日本で古い歴史を持つお酒です。日本酒と焼酎両方を造る酒蔵や、酒粕を使った酒粕焼酎を造る蔵も存在します。 また、近年は国産ウイスキーの世界的な人気を受け、ウイスキー造りを始める蔵も誕生しています。カクテルベースに使用されることの多いウォッカをはじめ、それぞれの特徴についてみていきましょう。 3-1.焼酎 焼酎は、麦や芋、糖蜜などを主原料とする蒸留酒です。アルコール度数36度未満の「甲類焼酎」と、45度以下の「乙類焼酎」2種類に分類されます。 穀類や芋を主原料とする乙類焼酎の製造工程では、日本酒造りと同様に米こうじを造る「製麹(せいぎく)」がおこなわれます。麹(こうじ)の力で穀類や芋のデンプン質を糖に変え、もろみを加熱し、蒸留するというわけです。 日本酒を造る酒蔵のなかには、製麹技術を活かし焼酎を製造する蔵も存在します。銘酒『八海山』で知られる「八海醸造」もそのひとつです。酒粕を使った『よろしく千萬(せんまん)あるべし』をはじめ、日本酒の製造技術を取り入れた米焼酎が造られています。 参考:八海山「製品情報」 3-2.ウイスキー ウイスキーは、大麦麦芽やトウモロコシなどを原料に生まれる蒸留酒です。大麦麦芽は「モルト」と呼ばれ、蒸留は2回または3回おこなわれます。 世界的なジャパニーズウイスキーの人気を受け、日本国内のウイスキー蒸留所の数は年々増加。2022年時点で稼働予定のものも含めると、その数は58カ所にのぼります。 近年は、日本酒を造る酒蔵がウイスキー製造をはじめるケースもみられます。また、日本酒『神鷹』で知られる「江井ヶ嶋酒造」は、ブーム以前からウイスキー造りを手がけている酒蔵です。 潮風を感じる敷地内には、歴史ある酒蔵とともに日本酒史料館やモダンな蒸留所が点在しています。 3-3.ウォッカ ウォッカは、小麦やトウモロコシのような穀類や、ジャガイモなどの芋類から造られる蒸留酒です。主原料は焼酎と似ていますが、ウォッカ造りでは米麹は使用されません。代わりに材料を煮てデンプン質を糖化させます。 蒸留後に白樺などの活性炭でろ過をするウォッカは、クセのない香りや味わいが特徴です。また、ジンやラム、テキーラとともに「世界4大スピリッツ」に数えられます。 ウォッカはロシアのような北欧のほか、アメリカなどさまざまな地域で製造されているお酒です。近年は、サントリーの『HAKU(白)』、「高木酒造」の『奥飛騨』など、国産ウォッカも注目を集めています。 まとめ 自然のアルコール発酵の力で生まれる醸造酒と、アルコール発酵させた液体を加熱して造られる蒸留酒。どちらも人類の長い歴史のなかで生み出されてきたお酒です。 なかでも日本酒は、並行複発酵という世界でもめずらしい醸造方法で造られています。発酵中のもろみがプクプクと泡立つ様子は、お酒が呼吸をしているかのよう。酒蔵では、その成長を見守りながら発酵度合いを見極めていきます。 知れば知るほど楽しく、おもしろいお酒の世界。日本酒をはじめ、ビールにワイン、ウイスキーにウォッカとそれぞれのお酒を今日も美味しく楽しみましょう。

【2022年最新版】特別な日のプレゼントに!プレゼントにおすすめな高級日本酒12選

お酒が好きな大切な人へプレゼントするため高級な日本酒を…と考えても、普段はなかなか手を出しにくく、希少価値も高いため見つけにくい、どうやって探したらいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。 今回は普段なかなかお目にかかれない、プレゼントにおすすめの高級な日本酒をたっぷりとご紹介します。 1.日本酒をプレゼントする際のポイント 1-1.プレゼントに最適なのは四合瓶サイズ! プレゼントにおすすめなのはずばり「四合瓶(720ml)」です。一升瓶は量が多いので、好みでない日本酒の場合は困ってしまいますし、たとえ好きな日本酒だとしても、置き場所や美味しい期間中に飲み切れない可能性もあるので、四合瓶がぴったりなのです。 四合瓶1本では物足りないというときは、違う種類の日本酒の四合瓶を2本セットで贈るのもおすすめですよ。 1-2.できれば相手に甘口や辛口などの好みを聞いておく 日本酒にも甘口や辛口などさまざまな味わいがあり多岐に渡ります。 プレゼントをする方にも好みの味わいの日本酒というものがあるかもしれないので、可能であれば事前に好みをリサーチできると間違いないですね。 2.普段はなかなか手がでない!プレゼントにおすすめな高級日本酒12選 日本酒に限らず、普段自分でなかなか買うことのできないものはもらうととてもうれしいものです。今回は希少価値の高いプレゼントにおすすめの高級日本酒をご紹介します。 2-1.醸し人九平次 純米大吟醸 彼の岸(ひのきし) 愛知県の萬乗醸造で造られている「醸し人九平次 純米大吟醸 彼の岸(ひのきし)」。香りが特徴的なこの日本酒はぜひワイングラスで味わってほしい一本。 最初はみずみずしいフルーティーな香りですが、時間が経過してくると洋ナシやジャスミンを思わせる上品な香りのあとに、スパイシーな白胡椒のような香りに変化してきます。口当たりがよく透明感のある甘味と、その奥に少しだけ酸味を感じることができ、とても長い余韻が特徴です。 熟成された日本酒が好きな人や、大切な人へのお祝いにぴったりの日本酒です。 (出典:IMADEYA ONLINE STORE) 2-2.来福 超精米八% 茨城県の来福酒造で造られている「来福 超精米八% 」は、その名のとおり精米歩合8%まで磨き上げた究極の日本酒。最初は15%だったのですが、毎年精米度が上がっていきなんと8%までたどり着いたのです。 来福酒造は花酵母を使うのが得意で、「来福 超精米八% 純米大吟醸」にはアベリアの花酵母が使用されています。米の旨味は薄めですが、繊細で甘くフルーティーな香りと切れの良さが楽しめます。 こんなに贅沢な日本酒は自分ではなかなか買えません。プレゼントとしてもらえたら喜んでもらえること間違いなし!   (出典:IMADEYA ONLINE STORE) 2-3.仙禽 醸(かもす) フランスのボルドーの技法であるアッサンブラージュを使って、山田錦・亀ノ尾・雄町の3種がブレンドされた珍しい日本酒「仙禽 醸(かもす)」。栃木県のせんきんで造られています。 巨峰や白桃、洋ナシのような香りに華やかな花の香りも感じることができます。繊細ながら厚みのある複雑な味わい。山田錦の「品格」、亀の尾の女性的だが「野性的」な一面、雄町の男性らしい「力強さ」が表現された高級な1本です。 (出典:IMADEYA ONLINE STORE) 2-4.久保田 萬寿 自社酵母仕込 2020年に新潟県の朝日酒造は創立100周年、久保田の発売から35周年を迎えます。その記念に造られたのが「久保田 萬寿 自社酵母仕込」。 五百万石は磨きすぎると崩れてしまうため、50%以上の精米は難しいといわれていますが、丁寧に時間をかけて40%まで磨き上げることに成功しました。長年かけて自社開発した酵母で仕込んでいます。 エレガントな香りで、深い味わいですが、切れ味はクリアな仕上がり。成人式や結婚式、還暦など特別な節目にふさわしい日本酒です。 (出典:IMADEYA ONLINE STORE) 2-5.獺祭...

【古酒の舎・淡路島】「古昔の美酒 セルフブレンド」時と記憶をボトルに詰めて

長い年月を経て熟成させたお酒、古酒(こしゅ)。2022年9月16日(金)より、兵庫県淡路島の「古酒の舎」では、古酒を自らブレンドできるサービス『古昔の美酒 セルフブレンド』がスタートしています。 試飲をしつつ選べる古酒は約30種類。さらに、ボトルや化粧箱のデザインも選択可能と、特別な“選ぶ楽しさ”を体験できるサービスです。 今回は、「淡路島の思い出を持ち帰ってもらいたい」という思いから生まれた『古昔の美酒 セルフブレンド』について詳しくご紹介。実際に現地へ出向き、ブレンド体験した様子をお届けします。 1.「古酒の舎」ソムリエが語る古酒の魅力 「古酒の舎(こしゅのや)」が位置するのは、兵庫県淡路島の北西部。目の前には播磨灘の雄大な景色が一面に広がります。 ドアを開けた先に待っていたのは、全国各地から集められた古酒の数々。酒蔵をイメージしたという店内は、朱色の漆喰が美しい開放的な空間です。 1階では、10年以上熟成され、かつ全国の酒蔵から厳選した日本酒のほか、泡盛や梅酒、焼酎のオリジナル古酒ブランド『古昔の美酒(いにしえのびしゅ)』を購入できます。 2階は、古酒と淡路島の旬の食材とのペアリングを楽しめるバーラウンジです。大きな窓の外には青い海がきらめき、クラシック音楽とともにゆったりとした時間が流れていきます。 長期熟成古酒をいただきつつ、まずはソムリエ松本さんに古酒の魅力について伺いました。 1-1.約100種以上から“きれいな古酒”のみをセレクト 「商品を厳選するにあたり、およそ100種類以上の古酒をテイスティングさせていただきました。そのなかでも、老香(ひねか)がないもの、きれいなお酒のみをセレクトしています」 そう語る松本さんはソムリエ、いわゆるワインのエキスパート。テイスティング時は、古酒の繊細な味と香りを見極めるためワイングラスに注いで吟味したと話します。 劣化臭の老香とは異なる、複雑かつ芳醇な香りと独特の苦味、渋味こそが古酒の魅力。 また、日本酒は5〜7年でぐっと熟成が進み、その後は時間とともにより個性的な味わいへと変化していくそうです。そのため、オリジナル古酒ブランド『古昔の美酒』は、原則10年以上の年月を経た長期熟成古酒にこだわっています。 1-2.米のバックグラウンドが反映されるお酒「古酒」 こちらは、1983年と1984年の『古昔の美酒 岩の井』。日本酒の製造時期は1年しか変わらず、保管条件も同じ。にもかかわらず、色合いにこれほど違いが生まれるのはなぜなのでしょうか。 松本さんによると、色の違いは日本酒の原料である「米」の特性によるものだそう。 そもそも、日本酒が茶色く変化するのは、熟成にともなう“メイラード反応”によるもの。常温熟成させることで糖とアミノ酸が結合し、褐色物質を生成することでお酒が琥珀色へと変化していくというわけです。 熟成後の色が濃いということは、それだけお酒本来の糖とアミノ酸量が多かったということ。つまり、原料の米の個性が色合いに現れているのです。 「米が育った年の日照時間や環境の変化が、時間を経てきちんと反映されるお酒。それが古酒なんです」 そう教えてくださった松本さん。ちなみに、この2つのお酒は見た目が異なるにもかかわらず味わいの共通点が多いそう。それもまた、古酒ならではの魅力であり、奥深さといえるのかもしれません。 1-3.お客様のある行動がサービス誕生のきっかけに 年代を重ねた古酒をブレンドする贅沢な試み『古昔の美酒 セルフブレンド』。その誕生のきっかけは『10銘柄飲み比べ』を楽しむお客様のある行動にあったといいます。 古酒は、味や香りの個性が強いお酒です。ある日、とあるお客様が10銘柄の飲み比べを楽しんだところ、最後にどうしても3〜4銘柄だけが残ってしまったそう。 それならばと、思い付きで残った古酒をひとつのグラスにまとめてみたところ、ぐっと飲みやすい香りと味わいに。古酒が持つそれぞれの個性が同調し、新しい1杯が生まれたというわけです。 「約100種以上の中から厳選した、こだわりの“ヴィンテージSAKE”。貴重なお酒のブレンド体験は、古酒の舎だからこそできることです。オリジナルの1本を淡路島の思い出とともに持ち帰り、ぜひお酒の新しい楽しみ方を知ってほしい」 松本さんはそんな思いから、今回の『古昔の美酒 セルフブレンド』を誕生させたといいます。 瀬戸内海を渡り、古酒の舎に足を運ぶからこそできる長期熟成古酒のブレンド。早速1階のショップへと戻り、こだわりのサービスを体験させていただきました。 2.選ぶ楽しさを届けたい『古昔の美酒 セルフブレンド』 ずらっと並ぶ長期熟成古酒の数は、およそ30種類。『古昔の美酒 セルフブレンド』では、このうち3〜5銘柄を選択し、1本のボトルに詰めて持ち帰ることができます。 中に詰める古酒だけでなく、ボトルや化粧箱、タグも数種類から選べるというから驚きです。 ボトルは正方形と六角形の2種類。化粧箱は、シンプルなホワイトと高級感のあるゴールド、ハートが描かれたブラックの3種類が用意されています。さらに、仕上げには2種のオリジナルタグが選べるというこだわりぶりです。 「選ぶ種類が多いほうが、お客様により楽しんでいただるかと」 そんな松本さんの言葉からも、淡路島へ足を運ぶ方へのおもてなしの心が伺えます。まずは六角形のボトルをチョイス。次はいよいよ、古酒選びのスタートです。 2-1.試飲をしながら古酒をチョイス 試飲をしながら好みの味を選べるのが『古昔の美酒 セルフブレンド』の大きな魅力です。それぞれの古酒の魅力を体感しながら、お気に入りの銘柄を選択できます。 どれを選べば良いか迷ってしまうというときも、“ソムリエおすすめブレンド”が用意されているため安心です。「甘く華やかな香りに仕上げたい」、「複雑な味わいにしたい」などのニーズに沿った基本の3〜4銘柄に、気になる古酒をプラスできます。 今回は、ライターの地元の古酒『山陰 東郷』を含むこちらの4本をチョイス。「ほんのり甘く重厚感のある味わい」をキーに、松本さんに1本ずつセレクトしてもらいました。 「味に深みを出すならこちらはどうでしょう」 「こちらの古酒は、スパイスのような風味があって肉料理にも合うんですよ」 そんな話を伺いながら、試飲をしつつ古酒を選ぶのはなんとも楽しい時間。 また、温度により熟成が進む古酒は、土地の個性が現れやすいお酒だそう。古酒の舎は全国各地の古酒を扱っているため、思い出の土地やふるさとなどにこだわってブレンド酒を選んでみるのもおもしろそうですね。 2-2.古酒で体験“アッサンブラージュ” お次はなんとメスシリンダーが登場。ワインの原酒を混ぜ合わせる技法“アッサンブラージュ”の古酒バージョンを体験していきます。 メスシリンダーの容量は100ml。選んだ古酒をどのような配合で混ぜ合わせていくのか、こちらも丁寧にアドバイスしてもらえます。 4種類のうち、2種類を40mlずつメスシリンダーに注いだら一度味わいをチェック。この段階で「もっと甘さが欲しい」、「ボリュームを出したい」と感じたら、プラスする古酒をまた選択できるというから贅沢ですよね。 今回は、甘口の『2007 山陰 東郷』、バランスの良い『1998 英勲』をベースに、『2001 天恩』と『2003 山吹』で個性を足してみました。 天恩の栗を思わせる豊かな香り、山吹のスパイスのような刺激が心地良い、まさに世界にひとつだけの味わいです。 2-3.ボトリングをして完成! 選んだお酒をすべて配合したら、いよいよボトリングです。メスシリンダー内の古酒を、初めに選んだボトルへとゆっくり注いでいきます。 キュッと蓋をし、波柄のテープで封をして選んだタグを首にかけたら、“オリジナルヴィンテージSAKE”の完成! 選んだ化粧箱とともに、ブレンドした古酒の情報を記したカードも付いてきます。どんなお酒をブレンドしたのか、後からしっかりと思い出せるのがうれしいですね。 ちなみにこちらのオリジナル古酒、このまま光に当たらない環境で保管すればさらなる熟成も可能だそう。 自宅ですぐに味わうのはもちろん、数年後の記念日に開封したり、大切な人へのギフトにしたりと楽しみ方は無限大。約30種の古酒の組み合わせ方が無数にあるように、自分だけの味、思い出をボトルに詰めて持ち帰ることができます。 「日本酒とはまたひと味違う“古酒”というジャンルを、どうぞご自由に楽しんでください」 そう笑顔で話してくれたソムリエ松本さん。無限の可能性を秘めた古酒の世界に、すっかり魅了された1日でした。 3.琥珀の時に思いを馳せて“オリジナルヴィンテージSAKE” 古来から平安時代にかけ、都に食料を貢いでいたことから御食国(みけつくに)とも呼ばれる淡路島。古酒の舎では、淡路島の食材を使った料理とともに、かつては献上品であった「古酒」の魅力を存分に堪能できます。 10年以上前の日本で米を育てた人、酒造りを手がけた人々を思いつつ、琥珀のグラスを傾ける時間はなんとも贅沢なもの。ラベルに記された年号に、当時の自分を重ねることもあるかもしれません。 豊かな自然と雄大な景色、そして“オリジナルヴィンテージSAKE”との出会いを求め、淡路島・古酒の舎へ足を運んでみてはいかがでしょうか。 『古昔の美酒 セルフブレンド』 [料金]2500円 ※試飲料、税込 [容量]100ml [申し込み]事前申し込み不要 [提供場所]青海波 古酒の舎 [問い合わせ]070-3349-9150(青海波 古酒の舎) 青海波 古酒の舎 [所在地]   兵庫県淡路市野島大川70 [アクセス]神戸淡路鳴門自動車道 淡路I.C.より車で10分 ※淡路島ICならびに岩屋港からの無料シャトルバスあり [電話番号]070-3349-9150 [定休日]   木曜日 [営業時間]11:30~21:00(L.O.20:00) [公式URL]https://awaji-seikaiha.com/kosyunoya/ ※2022年10月1日時点の情報です。休業日や営業時間など変更の可能性があるため、最新情報は事前に店舗にお問い合わせください。

日本酒の種類はどれくらいある?純米酒や吟醸酒の特徴をわかりやすく解説!

「純米酒に吟醸酒…日本酒って種類が多いなぁ」と思ったことはありませんか?味や香り、価格などそれぞれの違いがわかりづらい一面もあるかもしれません。 今回は、日本酒の種類をわかりやすく解説!本醸造酒や吟醸酒、純米酒などの特徴をご紹介します。種類の豊富さは日本酒の魅力のひとつです。それぞれの違いがわかれば、日本酒の世界がもっと楽しくなりますよ。 1.日本酒の種類は大きく3タイプにわかれる 日本酒の種類は、大きく以下の3タイプにわかれます。 本醸造酒 吟醸酒 純米酒 それぞれの主な違いは、酒造りに使用する原料や製法などです。味わいにも変化が生まれるため、特徴を知れば日本酒選びに役立てられます。まずは、3タイプの違いについて確認していきましょう。 1-1.米、米麹、水と醸造アルコールで造られる本醸造酒 本醸造酒(ほんじょうぞうしゅ)の大きな特徴は、原料に「醸造アルコール」が含まれることです。醸造アルコールとは、主にトウモロコシを原料にした純度の高いアルコールのこと。本醸造酒に用いる醸造アルコールの量は、米の総重量の10%未満と定められています。 醸造アルコールを使用する本醸造酒は、スッキリとした香りと味わいが特徴です。求めやすい価格帯の商品が多く、普段の料理に合わせる日常酒としても親しまれています。 本醸造酒についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。 本醸造酒はどんなお酒?おすすめの楽しみ方や特徴を解説 1-2.吟醸造りで造られる吟醸酒 吟醸酒(ぎんじょうしゅ)は、吟醸造りで造られるお酒です。国税庁によると、吟醸造りは『吟味して醸造することをいい、伝統的に、よりよく精米した白米を低温でゆっくり発酵させ、かすの割合を高くして、特有な芳香(吟香)を有するように醸造すること』と定義づけられています。 「よりよく精米した白米」とあるように、吟醸造りでは、外側を4割以上削った「精米歩合60%以下」の米を使用します。「特有な芳香」とは、吟醸香(ぎんじょうこう・ぎんじょうか)とも呼ばれる華やかな香りのことです。その香りはメロンやパイナップル、バナナなどに例えられることもあります。 吟醸造りのお酒にも吟醸酒や大吟醸酒などがあります。これらのお酒の違いについてはこちらの記事を参考にしてみてください。 「吟醸」と「大吟醸」の違いとは?唎酒師が飲み比べて違いを解説! 1-3.米と米麹、水だけで造られる純米酒 純米酒(じゅんまいしゅ)は、米と米麹、水だけで造られる日本酒です。米の旨味やコク、ふくよかな味わいを楽しめます。温めると香りや味がより一層ふくらむため、燗酒好きにも好まれるタイプです。「米本来の旨味をたっぷり味わいたい」というときは、純米酒をキーワードにお酒を選んでみてください。 純米酒についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。 「純米酒」とは?味わいやおすすめの飲み方も【日本酒の種類を知ろう!第4回】 2.清酒と日本酒の違いとは? 「清酒」も「日本酒」も、米と米麹、水を原料にしたお酒を指す言葉です。酒税法では「清酒」は以下のように定義づけられています。 米、米こうじ及び水を原料として発酵させて、こしたもの(アルコール分が22度未満のもの) 米、米こうじ、水及び清酒かすその他政令で定める物品を原料として発酵させて、こしたもの(アルコール分が22度未満のもの) 「こしたもの」とあるように、清酒は醪(もろみ)をこし、液体と酒粕とに分けたものに限られます。醪をこしていない、白くどろどろとした状態のお酒が「どぶろく」です。 また、「日本酒」という呼び名は、日本産の米を使用し、日本国内で醸造したお酒に限られています。海外産の米を使用していたり、海外で醸造されたりしたお酒の場合は、日本酒と表示することはできません。 これは「地理的表示」という制度に基づくものです。地理的表示の制度では、ある特定の産地において、特徴的な原料や製法などによって作られた商品だけが、その産地名を独占的に名乗ることができます。 フランスの「ボルドーワイン」、スコットランドの「スコッチウイスキー」なども、地理的表示に基づく呼び名です。清酒や日本酒の表示は、ラベルの「品目」という項目で確認できます。 3.日本酒の種類にかかわる精米歩合 精米歩合(せいまいぶあい)とは、米粒の外側を削った後に残った割合を、パーセンテージで示したものです。 一般的に、日本酒造りに使う米は、食用米より多く外側が削られます。炊いて食べるときは旨味のもとになる栄養素も、日本酒造りでは雑味の原因になる可能性があるからです。 一概には言えないものの、精米歩合が高い、つまり米をあまり削っていない日本酒は米本来の味わいが強く現れます。ふくよかで濃醇なタイプが多く、燗酒にしたり、旨味の強い料理と合わせたりしても味のバランスが崩れにくいのが特徴です。 一方、精米歩合が低い、つまり米をより削ったお酒はよりクリアな味わいに仕上がります。華やかでフルーティーな香りを持ち、ワイングラスに注いだり、洋食と組み合わせたりして楽しむ銘柄が多いのが特徴です。また、製造には高度な技術と時間を要するため、高価格帯の商品が多くなります。 精米歩合についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。 日本酒の精米歩合について詳しく解説!精米歩合が高い=良いお酒? 4.日本酒の種類(特定名称酒)一覧 酒税法における日本酒の種類は、原料や精米歩合、製法によって8つに分類されます。これは特定名称酒(とくていめいしょうしゅ)と呼ばれ、前述した3タイプをさらに細かくわけたものです。日本酒選びに迷うときは、それぞれの特徴を参考にしてみてくださいね。 4-1.本醸造酒 原料 精米歩合 米、米こうじ、醸造アルコール 70%以下 本醸造酒は香りはおだやかでスッキリした飲み口が持ち味のお酒です。比較的リーズナブルな商品が多く、自宅に常備しておく1本としても好まれています。 4-2.特別本醸造酒 原料 精米歩合・製法 米、米こうじ、醸造アルコール 60%以下または特別な製造方法(要説明表示) より外側を削った米を使用した本醸造酒、または特別な製法で製造した本醸造酒は「特別本醸造」に分類されます。ドライな味わいとキレの良い飲み口が魅力です。 4-3.吟醸酒 原料 精米歩合・造り 米、米こうじ、醸造アルコール 60%以下・吟醸造り 吟醸酒は酵母から生まれる、華やかな香りが持ち味のお酒です。「吟醸造り」と呼ばれる、より小さく精米した米を低温でじっくり発酵させる方法で造られています。 4-4.大吟醸酒 原料 精米歩合・造り 米、米こうじ、醸造アルコール 50%以下・吟醸造り 大吟醸酒は精米歩合は50%以下と、外側を半分以上削った米を原料にした吟醸酒です。雑味のないクリアな味わいと、吟醸酒ならではのフルーティーな香りを楽しめます。 4-5.純米酒 原料 精米歩合 米・米こうじ ー 純米酒は米本来の、ふくよかな旨味を堪能できる日本酒です。かつては精米歩合70%以下と定められていましたが、技術の進歩により、精米歩合に関係なく質の良い純米酒ができるようになったため、平成16年より規定が撤廃されました。 4-6.特別純米酒 原料 精米歩合・製法 米・米こうじ 60%以下または特別な製造方法(要説明表示) 米の外側をより削った米で仕込んだ純米酒、または特別な製造方法で仕込んだ純米酒は「特別純米酒」に分類されます。特別な製造方法とは「酒造好適米100%」のようにこだわりを持った製法のことです。味の余韻が長く、お酒だけでじっくり楽しめるタイプが多く見受けられます。 4-7.純米吟醸酒 原料 精米歩合・製法 米・米こうじ 60%以下・吟醸造り 純米吟醸酒は適度な香りと味のバランスを楽しめる日本酒です。米のリッチな味わいとともに、果実のように華やかな香りを堪能できます。「純米大吟醸酒」に比べ価格が抑えられているものが多く、ちょっと特別なお酒を楽しみたいというときにおすすめです。 4-8.純米大吟醸酒 原料 精米歩合・製法 米・米こうじ 50%以下・吟醸造り 純米大吟醸酒は米の外側を半分以上削った米と米こうじを原料に、吟醸造りで造られたお酒です。高価格帯の商品が多く、大切な贈り物や目上の方へのプレゼントなどに適しています。なかには精米歩合30%前後の銘柄もあり、雑味のないクリアな味わいが特徴です。 5.火入れのタイミングによって、名称が加えられることも 一般的に、日本酒の製造過程では「火入れ」と呼ばれる加熱殺菌処理が2度おこなわれます。この火入れのタイミングによって加えられるのが「生貯蔵酒」や「生詰め酒」といった名称です。また、火入れを一切しないお酒は「生酒(なまざけ)」と呼ばれます。 呼び名 1回目の火入れ 2回目の火入れ 生酒 なし なし 生貯蔵酒 なし あり 生詰め酒 あり なし 火入れをしていない生酒は、フレッシュな香りと旨味が持ち味です。それぞれの細かな違いや生酒の楽しみ方については、ぜひこちらもチェックしてみてください。 まとめ 日本酒は、種類の多さと幅広い味のバリエーションが魅力です。好みの味わいの日本酒を、好みの温度帯で楽しむことができます。 「種類が多くて難しい」というときは、本醸造酒や吟醸酒、純米酒など、ざっくりしたタイプを参考にお酒を選んでみてください。「華やかな香りの吟醸酒が好き」、「コクのある純米酒が好み」など、自分好みの味わいが見つけられます。ぜひ種類の違いを知ることをきっかけに、日本酒の奥深い世界を楽しんでんでみてくださいね。

「純米大吟醸酒」とは?精米歩合やおすすめおつまみも【日本酒の種類を知ろう!第6回】

純米大吟醸酒は、米と米こうじのみを原料に、吟醸造りで生まれるお酒です。香りは果実や花のように華やかで、クリアな飲み口を楽しめます。飲みやすいタイプが多い純米大吟醸酒は、日本酒ビギナーにもおすすめです。 「日本酒の種類を知ろう!」ラストとなる第6回は、純米大吟醸酒の定義や味わいについてお伝えします。選び方やおすすめおつまみも参考に、ぜひ自由に日本酒の世界を楽しんでくださいね。 1.純米大吟醸酒とは?定義や味わい 純米大吟醸酒(じゅんまいだいぎんじょうしゅ)は、日本酒の種類のひとつです。原料や製法で日本酒を分類した、以下の特定名称(とくていめいしょう)に該当します。 本醸造酒 特別本醸造酒 吟醸酒 大吟醸酒 純米酒 特別純米酒 純米吟醸酒 純米大吟醸酒 まずは、どんなお酒が純米大吟醸酒にあたるのか、定義や味わいについてみていきましょう。 1-1.純米大吟醸酒の定義 「清酒製法品質表示基準」では、純米大吟醸酒は以下のように定義されています。 原料は米と米こうじであること(米の等級は3等以上) 精米歩合が50%以下であること こうじ米を全体の15%以上使用していること 吟醸造りで造られ、固有の香味を持ち色沢が特に良好であること ※色沢=色合いや透明度など 日本酒は専門用語の多い世界。早速、米こうじってなに?精米歩合とは?と疑問に感じることも多いのではないでしょうか。それぞれの内容とともに、純米大吟醸酒の魅力について解説していきますね。 米こうじ 米こうじとは、米に麹菌を繁殖させた発酵食品のことです。米味噌やみりん、甘酒など日本の伝統食に欠かせない存在でもあります。日本酒造りでは、蒸した米にパラパラと麹菌をふりかけ繁殖させる工程を「製麹(せいぎく)」と呼びます。 精米歩合 精米歩合(せいまいぶあい)は、米の外側を削った後に残る割合を数字で示したものです。精米歩合50%とは、米粒を半分削っていることを表しています。「精米歩合が50%以下であること」とは「半分以上削った米が原料でないと、純米大吟醸酒とはいえないよ」という意味です。 純米大吟醸酒のなかには、精米歩合が30%前後の銘柄も存在します。小さく米を削るには時間と原料コストがかかるため、純愛大吟醸酒は高価格帯の商品が主流です。 吟醸造り 吟醸造りとは、日本酒の製造方法のことです。小さく削った米を使い、低温でゆっくり発酵させることで吟醸香(ぎんじょうか・ぎんじょうこう)と呼ばれる香りが生まれます。吟醸香は、リンゴやバナナなどに例えられる香りです。純米大吟醸酒もまた、果実や花を思わせるフルーティーな香りを楽しめます。 1-2.純米大吟醸酒の香りと味わい 純米大吟醸酒は、フルーティーな香りとクリアな味わいが特徴です。一般的に、日本酒は米を小さく削るほど吟醸香が立ちやすく、雑味のない味わいに仕上がるといわれています。 純米大吟醸酒も尖ったところのないスムーズな飲み口が魅力です。リンゴや洋梨、ライチのような香りを持つなど、日本酒を飲み慣れない方でも飲みやすいタイプが多く見られます。 1-3.大吟醸酒・純米吟醸酒との違い 純米大吟醸酒と「大吟醸酒」、「純米吟醸酒」の主な違いは、原料や精米歩合などです。 大吟醸酒との違いは「原料」 純米大吟醸酒は、米と米こうじのみを原料にするお酒です。一方、大吟醸酒は、米と米こうじ、醸造アルコールで造られます。 醸造アルコールとは、糖蜜やトウモロコシなどを主原料とした純度の高いアルコールのことです。醸造アルコールを添加した大吟醸酒も華やかな香りが生まれやすく、フルーツを思わせる香りを楽しめます。 大吟醸酒についてはこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。 「大吟醸酒」とは?おすすめおつまみや飲み方も【日本酒の種類を知ろう!第3回】 純米吟醸酒との違いは「精米歩合」 純米大吟醸酒の精米歩合が50%以下であるのに対し、純米吟醸酒は「精米歩合60%以下」に定められています。つまり、純米大吟醸酒のほうがより小さく削った米を原料に造られるお酒、というわけです。 お酒の個性はひとまとめにできないものの、純米吟醸酒は、純米大吟醸酒より香りが控えめなタイプが主流です。甘くさわやかな香りがありつつ、料理とあわせやすい銘柄が多く見られます。 純米吟醸酒についてはこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。 「純米吟醸酒」とは?おすすめの飲み方や精米歩合を紹介【日本酒の種類を知ろう!第5回】 2.純米大吟醸酒の選び方3つのポイント ひとくちに純米大吟醸酒といっても個性はさまざま。純米大吟醸酒を選ぶときは、次の3つのポイントを意識してみてください。 米の個性で選ぶ 甘口や辛口など味の好みで選ぶ シーンに合わせて選ぶ 日本酒の味や香りは、酒米の品種によって変化します。また、高価格帯の商品が多い純米大吟醸酒は、贈答用にも好まれるお酒です。それぞれのポイントをおさえれば、より自分の好みにあった1本が見つかります。 2-1.米の個性で選ぶ 酒造りに適した個性を持つ米は、酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)と呼ばれます。小さく削りやすかったり、醪(もろみ)に溶けやすかったりといった個性を持ち、お酒の仕上がりを大きく左右するのが特徴です。 山田錦 山田錦(やまだにしき)は、酒米の王様と呼ばれる品種です。心白(しんぱく)と呼ばれる白濁部分が米粒の中に線のように入っているため、外側を削りやすいという特徴を持ちます。そのため、小さく削った米で造る純米大吟醸酒によく用いられる酒米です。 また、味の雑味の原因になり得るタンパク質が少ないなど、良質な酒が生まれる条件を兼ね備えています。山田錦を使ったお酒は鑑評会などで高い評価を受けることも多く、日本酒選びに迷ったらまずおさえておきたい酒米といえるでしょう。 五百万石 五百万石(ごひゃくまんごく)は、新潟県を中心に栽培されている酒米です。心白が大きいため小さく削るのは難しいものの、良い麹を造りやすいという特性があります。一般的に、五百万石で造られる日本酒は、軽快な香りとすっきりとした飲み口が特徴です。 雄町 雄町(おまち)は、栽培の難しさから一時は幻ともいわれた品種です。やわらかく溶けやすい雄町で造ったお酒は、濃醇な味わいに仕上がるといわれています。オマチストと呼ばれるファンもいるほど、飲む人を惹きつける酒米、雄町。酒販店や飲食店で見つけたら、ぜひその味わいを確かめてみてください。 美山錦 美山錦(みやまにしき)は、長野県で開発された酒米です。寒冷地でも育ちやすく、現在は東北地方などでも栽培されています。美山錦で造られる日本酒は比較的香りが穏やかで、料理とあわせるお酒にも好まれています。 2-2.甘口や辛口など味の好みで選ぶ 日本酒の味わいは、「甘口」や「辛口」と表現されることがあります。辛口の日本酒は、キレのあるドライな味わいが特徴です。 甘辛度の指標となるのが、日本酒度と呼ばれる数値です。日本酒度は+(プラス)または-(マイナス)で表記され、一般的にプラスであるほど辛口、マイナスであるほど甘口と評価されます。 ただし、日本酒の味わいは、日本酒度だけでなく酸度やアミノ酸度によって構成されています。また、フルーティーな香りの純米大吟醸酒は、日本酒度がプラスでも甘いと感じられることがあるでしょう。 一方で、販売されている日本酒には、日本酒度+10以上の大辛口をうたう銘柄もあります。日本酒度はあくまでも味の目安として、日本酒選びに役立ててみてください。 2-3.シーンに合わせて選ぶ 純米吟醸酒は、蔵のラインナップのなかでも高価格帯に位置付けられることの多いお酒です。そのため、贈答用の品にも好まれています。 特に、高級感あふれるボトルデザインや、外箱の付いた品はギフトにおすすめです。シュワシュワと泡立つスパークリングタイプの純米吟醸酒は、パーティーシーンを華やかに彩ってくれます。 原料に製造方法と、こだわりにあふれた純米吟醸酒。ぜひシーンに合わせた1本で、その魅力を堪能してください。 3.純米大吟醸酒の香りは適度に冷やして楽しんで 純米大吟醸のフルーティーな香りは、適度に冷やして楽しむのがおすすめです。理想は花冷えと呼ばれる10℃前後の温度帯。冷やしすぎると香りが抑えられてしまうため気を付けてください。 また、華やかな香りの純米大吟醸酒を味わうときは、酒器にもひと工夫。ワイングラスに注べば、グラスの丸い形状がお酒の香りを包み込んでくれます。ガラスの薄い口当たりがスムーズな飲み口を引き立ててくれるのも特徴です。 とはいえ、純米大吟醸酒は温めてはいけないわけではありません。ぬる燗にすれば、おだやかな香りとまろやかな旨味を楽しめます。 純米大吟醸酒は味わいがクリアで、日本酒ビギナーでも飲みやすいタイプが多いお酒です。日本酒はおちょこでちびりちびり、というイメージにとらわれずぜひ自由にその世界観を楽しんでみてください。 4.純米大吟醸酒には料理のジャンルを超えたおつまみを ワイングラスで美味しいタイプが多い純米大吟醸酒。おつまみも、イタリアンやフレンチを意識して選んでみてください。 例えば、リンゴのように甘く爽やかな香りの純米吟醸酒は、白身魚のカルパッチョと好相性。酸味の効いたタイプであれば、レモンを搾った牡蠣とのペアリングもおすすめです。 和食のおつまみを用意するなら、香り✕香りの組み合わせを選んでみましょう。梅肉ソースを添えたきゅうり、薬味をふんだんに乗せた冷奴などは、純米大吟醸酒との香りのペアリングを楽しめます。 シュワッと泡立つスパークリングタイプの純米大吟醸酒は、フルーツやアイスクリームとあわせても美味しいですよ。 まとめ 小さく削られ、白くキラキラ光る米から生まれる純米大吟醸酒。手間ひまかけて造られるお酒は、フルーティーな香りとクリアな味わいが魅力です。お米生まれの日本酒から漂う、リンゴや洋梨のような香りに驚いてしまうかもしれません。 高級感あふれる純米吟醸酒は、大切な贈り物にもおすすめです。ぜひ、さまざまな銘柄を試しながら自分好みの1本を見つけてみてくださいね。

「純米吟醸酒」とは?おすすめの飲み方や精米歩合を紹介【日本酒の種類を知ろう!第5回】

純米吟醸酒とは、日本酒を原料や製法で分類した特定名称のひとつです。米と米こうじのみを原料に、吟醸造りと呼ばれる製法で造られています。 日本酒は、原料や製法でさまざまに表情を変えるお酒です。種類ごとの違いがわかれば、楽しみ方、選び方の幅がより一層広がります。 「日本酒の種類を知ろう!」第5回の今回は、純米吟醸酒の定義や味わい、香りについて解説。おすすめのおつまみなど、純米吟醸酒の魅力についてたっぷりとお伝えします。 1.純米吟醸酒とは 純米吟醸酒(じゅんまいぎんじょうしゅ)は、日本酒の特定名称(とくていめいしょう)のひとつです。特定名称とは、日本酒を原料や製法で分類した呼び名のこと。純米吟醸酒をはじめ、本醸造酒や純米酒など全8種が存在します。 1-1.純米吟醸酒の定義 「清酒製法品質表示基準」では、純米吟醸酒は以下のように定義されています。 米と米こうじを使用していること(米の等級は3等以上) 精米歩合が60%以下であること こうじ米を全体の15%以上使用していること 吟醸造りで造られ、固有の香味を持ち色沢が良好であること ※色沢=色合いや透明度など ここで「?」と思われがちなのが「米こうじ」、「精米歩合」、「吟醸造り」などのワードではないでしょうか。 米こうじとは、日本酒づくりに欠かせない原料のこと。目に見えない麹菌を米に繁殖させて造られます。 また、精米歩合(せいまいぶあい)とは、米粒の外側を削り、残った割合を示した数字のことです。「精米歩合60%以下であること」とは、外側を40%以上削った米を使わないと、純米吟醸酒とは名乗れないことを意味しています。 ちなみに、普段炊いて食べるお米の精米歩合はおよそ90%。純米吟醸酒は、より小さく削った米を原料に造られていることがわかります。 吟醸造りとは、このより小さく削った米を原料に、ゆっくりと発酵させ香りを生み出す醸造法のことです。この吟醸造りこそが、純米吟醸酒の大きな特徴。吟醸造りが生み出す味わいや香りについては、次で詳しく紹介していきます。 1-2.純米吟醸酒の味わいや香り 純米吟醸酒は、吟醸造りによる華やかな香りが特徴です。香りは吟醸香(ぎんじょうこう・ぎんじょうか)と呼ばれ、リンゴやバナナ、洋ナシなどに例えられます。 味わいは、雑味のないクリアなタイプが主流です。米の適度な旨味も感じられ、味と香りの絶妙なバランスを楽しめます。 1-3.吟醸酒・純米大吟醸酒との違い 純米吟醸酒と似た名称として、吟醸酒や純米大吟醸酒などを見かけることもありますよね。それぞれの大きな違いは、原料や精米歩合です。味や香りにも次のような変化が生まれます。 吟醸酒との違いは「原料」 吟醸酒の純米吟醸酒との大きな違いは、吟醸酒は原料に「醸造アルコール」が使われていることです。醸造アルコールとは、主にトウモロコシを原料にした純度の高いアルコールのこと。お酒にすっきりとしたキレ味を生み出します。 吟醸酒についてはこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。 「吟醸酒」とは?定義やおすすめの飲み方を解説【日本酒の種類を知ろう!第2回】 純米大吟醸酒との違いは「精米歩合」 純米大吟醸酒と純米吟醸酒の違いは、精米歩合です。純米吟醸酒の精米歩合が60%以下であるのに対し、純米大吟醸酒は50%以下に定められています。 つまり、純米大吟醸酒はより小さく削った米を原料に造られているということ。なかには、精米歩合30%前後のお酒も存在します。 一般的に、精米歩合の数字が小さなお酒ほど、クリアな味わいと華やかな香りが生まれやすいといわれています。純米大吟醸酒も、香りや味の個性が魅力的なお酒です。また、製造にはより多くの米と時間を必要とするため、高価格帯の商品が主流となります。 純米大吟醸酒についてはこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。 「純米大吟醸酒」とは?精米歩合やおすすめおつまみも【日本酒の種類を知ろう!第6回】 2.純米吟醸酒の選び方3つのポイント 自分好みの純米吟醸酒を見つけたい!そんなときは、以下の3つのポイントを意識してみてください。 酒米の個性で選ぶ 香りで選ぶ 甘口や辛口の好みで選ぶ 日本酒は種類が多く、選び方には迷ってしまうもの。一方で、そのバリエーションの豊富さが日本酒の魅力ともいえます。ここでは、酒米ごとに異なる味の個性もみきましょう。 2-1.酒米の個性で選ぶ 日本酒の主原料である米は、お酒の仕上がりを左右する大きな要素です。特に酒造りに適したものは酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)と呼ばれ、種類ごとに以下のような特徴を持ちます。 山田錦 山田錦(やまだにしき)は、「酒米の王様」と呼ばれる品種です。米がやわらかく、上質な麹ができやすいといわれています。また、米を小さく削りやすいため吟醸造りに適していることが特徴です。 兵庫県の一部は「特A地区」と呼ばれ、特に質の良い山田錦を栽培する地として知られています。山田錦を使ったお酒は、ふくよかな旨味と品の良い香りが魅力です。 五百万石 五百万石(ごひゃくまんごく)は、米どころ新潟県で誕生した酒米です。米を小さく削るのは難しいものの、米を蒸したときの粘り気が少なく、麹が造りやすいといわれています。五百万石を使った日本酒は、おだやかな香りと軽やかな味わいが特徴です。 雄町 雄町(おまち)は、岡山県を中心に栽培されている品種です。栽培の難しさから数は減少し、一時は幻ともいわれていました。米質はやわらかく、雄町を使った日本酒は濃醇な香りが生まれやすいといわれています。 美山錦 美山錦(みやまにしき)は、長野県で誕生した酒米です。寒い地域でも育ちやすく、東北地方などでも栽培されています。美山錦を使った日本酒は、ライトな香りが魅力です。料理とあわせて楽しめる銘柄も数多くみられます。 2-2.香りの個性で選ぶ 吟醸香の個性は、香りの成分により主に以下の2つに分類されます。 リンゴ・洋梨系の爽やかな吟醸香 バナナ・メロン系の濃厚な甘さの吟醸香 これらは見た目では判断できないものの、酒販店などでお酒を選ぶときは、ぜひスタッフにキーワードとして伝えてみてください。自分好みの1本を見つける手がかりになりますよ。 リンゴ・洋梨系の爽やかな吟醸香 リンゴや洋梨を思わせる爽やかな吟醸香は「カプロン酸エチル」と呼ばれる成分で生まれます。タンパク質が少ない米や、より小さく精米した米を原料にしたお酒に生まれやすく、甘さと酸味を感じさせる香りです。 バナナ・メロン系の濃厚な甘さの吟醸香 バナナやメロンのような、濃厚な甘さを感じる吟醸香は「酢酸イソアミル」に由来します。香りが甘いぶん、お酒の味わいも濃く、甘く感じられることがあるでしょう。お酒単体で味わうだけでなく、食前酒や食後酒にも好まれるタイプです。 2-3.甘口や辛口の好みで選ぶ 日本酒の味わいは「甘口」、「辛口」で表現されることがあります。これは、日本酒度と呼ばれる数値を目安にしたものです。 日本酒度は、+(プラス)と-(マイナス)で表記されます。一般的に、プラス寄りであるほど辛口、マイナス寄りであるほど甘口です。 また、日本酒の味わいは日本酒度だけでなく、酸度やアミノ酸度などで構成されています。そのため、日本酒度が必ずしもお酒の味わいを決めるわけではありません。 一方で、日本酒度+10以上の “大辛口”をうたう銘柄もあります。日本酒選びに迷ったら、ぜひ味の目安のひとつとして活用してみてください。 3.純米吟醸酒のおすすめの楽しみ方 米と米こうじのみを原料に造られる純米吟醸酒は、米の旨味を感じやすいお酒です。吟醸造りによるフルーティーな香りも楽しめます。 リンゴやバナナを思わせる吟醸香は、適度に冷やした状態で楽しむのがおすすめです。また、純米吟醸酒のなかには、ワイングラスに注いで美味しいタイプも多くみられます。グラスの深さが香りを包み込み、より魅力を堪能できるのが特徴です。 香りと旨味のバランスが良いことから、食事とあわせるお酒にも好まれています。和食はもちろん、フレンチやイタリアンとあわせるお酒にも良いでしょう。料理にあわせてぬる燗にすれば、また違った個性を楽しむことができます。 4.純米吟醸酒に合わせるおつまみ 吟醸香が魅力の純米吟醸酒には、香りがある食材を使ったおつまみがおすすめです。和食であれば、梅肉やしその葉、柚子などを使ったメニューがマッチします。大根で梅肉やしその葉を挟んだおつまみや、柚子ポン酢でいただく湯豆腐なども手軽で美味しいメニューです。 白身魚やタコ、貝類などとも好相性。ワイングラスで美味しい純米吟醸酒は、白身魚のムニエルやカルパッチョ、シーフードサラダ、牡蠣などにも良く合います。日本酒×おつまみのバリエーションをより豊かに広げてくれるお酒です。 まとめ 純米吟醸酒は、米と米こうじのみで造られたお酒です。また、吟醸造りで生まれる華やかな香りを楽しめます。 香りと旨味のバランスが魅力的な純米吟醸酒は、料理とあわせるお酒におすすめです。和食に限らず、幅広いジャンルのメニューにマッチします。 日本酒の楽しみ方を広げてくれるお酒、純米吟醸酒。酒販店や飲食店で見つけたらぜひその味わいを体感してみてくださいね。

「純米酒」とは?味わいやおすすめの飲み方も【日本酒の種類を知ろう!第4回】

日本酒の種類のひとつ、純米酒。米と米こうじだけで造られる純米酒は、日本酒の魅力にあふれたお酒です。一方で、純米吟醸や大吟醸との違いは?と疑問を持たれることも多いかもしれません。 「日本酒の種類について知ろう!」第4回となる今回は、純米酒の魅力について詳しく解説。定義や味わい、おすすめおつまみなどを紹介します。種類ごとの違いを知れば、日本酒がもっと美味しく、もっと楽しくなりますよ。 1.純米酒とは?定義や味わいを知ろう 純米酒は、日本酒を原料や製造方法で分類した特定名称(とくていめいしょう)のひとつです。特定名称は、純米酒を含む以下の全8種。純米吟醸酒や本醸造酒なども、特定名称に挙げられます。 本醸造酒 特別本醸造酒 吟醸酒 大吟醸酒 純米酒 特別純米酒 純米吟醸酒 純米大吟醸酒 純米酒を含む“純米”と付くお酒は、米と米こうじのみを原料に造られるのが特徴です。そのほかのお酒は、醸造アルコールという純度の高いアルコールが用いられます。 1-1.純米酒の定義 「清酒製法品質表示基準」では、純米酒は以下のように定義されています。 ・米と米こうじを原料に造られていること(米の等級は3等以上) ・こうじ米の使用割合が15%以上であること ・香味、色沢が良好であること ※色沢=色合いや透明度など 純米酒の主原料である米こうじとは、米に麹菌を繁殖させた発酵食品のことです。日本酒のほか、甘酒や米味噌、みりんといった日本の伝統食に用いられます。 また、純米酒は他のお酒のように精米歩合(せいまいぶあい)の規定のないお酒です。精米歩合とは、米の外側を削った後に残る割合を示す数値のこと。 例えば、純米吟醸酒には「精米歩合60%以下」といった規定があります。これは「外側を40%以上削った米を使わないと、純米吟醸酒とはいえないよ」という意味です。 1-2.純米酒に精米歩合の規定がない理由 純米酒に精米歩合の規定がない理由には、日本酒の製造技術の進歩が関係しています。1989年(平成元年)、特定名称の規定が設けられた当時は、純米酒の精米歩合は70%以下に定められていました。 純米酒の精米歩合の規定がなくなったのは、2004年(平成16年)に入ってからのことです。これは、精米歩合にこだわらなくても“純米酒”と名乗るにふさわしい質の良いお酒が造れるようになったことに関係しています。 また、市場には“米だけのお酒”と表記されている商品もあり、「純米酒とどう違うの?」と消費者に混乱をきたすためともいわれています。 現在、“米だけのお酒”と表記されている商品には、純米酒の定義を満たすものと、それ以外の普通酒と呼ばれるもの2種類が存在します。 特定名称にあたらない普通酒には、“純米酒ではありません”といった注意書きを添えなくてはいけません。普段何気なく目にしているお酒も、さまざまな決まりごとのうえで造られているんですね。 1-2.純米酒の味わい 米と米こうじのみで造られる純米酒は、コクのある豊かな味わいが魅力です。香りはおだやかなタイプが多く、こっくりとした米の旨味が感じられます。一方で、味わいがすっきりとしたものも存在するなど、豊かなバリエーションが魅力です。 温めるとより味に深みが生まれ、燗酒好きにも好まれるタイプです。米から生まれるお酒、日本酒ならではの魅力が詰まった種類といえるでしょう。 1-3.純米吟醸酒、純米大吟醸酒との違いは「吟醸造り」 同じく“純米”と付く特定名称には「純米吟醸酒」や「純米大吟醸酒」が挙げられます。純米吟醸酒も純米大吟醸酒も、米と米こうじのみで造られるお酒。純米酒との違いは「吟醸造り」で製造されることです。 吟醸造りとは、より小さく削った米を使い、低温でゆっくりと発酵させる製造方法のこと。“より小さく削った米”とあるように、純米吟醸酒や純米大吟醸酒には精米歩合が定められています。 吟醸造りで生まれるお酒は、吟醸香(ぎんじょうか・ぎんじょうこう)と呼ばれる華やかな香りが特徴です。純米吟醸、純米大吟醸もまたフルーティーな香りを楽しむことができます。 1-4.何がトクベツ?特別純米酒 特定名称のなかには「特別純米酒」と呼ばれる種類があります。特別純米酒は純米酒の定義に加え「精米歩合60%以下、または特別な製造方法」で造られたお酒です。 何が“特別”にあたるのかは、各蔵の判断にゆだねられています。一定の酒米を100%使用したり、製造方法にこだわったりと基準は蔵によりさまざまです。ただし、何を特別としたのかをラベルに表記する必要があります。 特別純米酒に出会ったら、ぜひラベルと味のなかに蔵のこだわりを探してみてくださいね。 2.冷やでも燗でも。純米酒の楽しみ方 純米酒は、冷たい冷酒から常温の冷や(ひや)、温めた燗酒まで幅広い温度帯で美味しいお酒です。さまざまな温度で楽しめる日本酒ならではの味わいを満喫できます。 7~10℃に冷たく冷やせば、みずみずしい旨味を堪能できます。おだやかな香りを楽しみたいときは、常温の冷やがおすすめです。純米酒ならではのまろやかな口当たりを楽しめます。 寒い季節には、35~40℃前後の燗酒がおすすめです。人肌燗からぬる燗といわれるこの温度帯は、米や米こうじの香りがより際立ちます。シャープな口当たりを楽しみたいときは、45~50℃まで温度を上げてみてください。お酒のキレが引き立ち、純米酒のまた違った個性が感じられます。 3.純米酒のおつまみはご飯におかずのイメージで 米の旨味がたっぷり詰まった純米酒は、ご飯におかずを合わせる感覚でおつまみを選んでみてください。おつまみの定番素材である豆腐も、冷奴よりは揚げ出し豆腐やあんかけ豆腐にするとより美味しく楽しめます。 イカの塩辛やからすみ、漬物のような塩味のあるおつまみとも好相性。煮物やサバ味噌といった定番おかずとのペアリングもおすすめです。 また、山廃や生酛といった昔ながらの製法で造られた純米酒は、チーズやクリーム系の料理とも良く合います。ぜひ、米から生まれるお酒、日本酒の魅力を体感してみてくださいね。 まとめ 純米酒は、米と米こうじのみを原料とすることが大きな特徴です。また、冷やから燗まで、幅広い温度帯で美味しく楽しめます。 塩辛や煮物など、なじみのあるおつまみや料理と相性が良いことも魅力のひとつ。日本の國酒(こくしゅ)、日本酒ならではの魅力を堪能できます。吟醸造りで生まれる純米吟醸酒なども含め、ぜひ日本酒の奥深い世界を楽しんでみてくださいね。

おうちで簡単!唎酒師が作る日本酒に合う絶品おつまみレシピ20選

美味しい日本酒には美味しいおつまみがかかせない!という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、お家で居酒屋気分を味わえるおすすめおつまみを紹介します。 定番おつまみからチーズを使った洋風おつまみまで、お酒がすすむメニューが勢揃い。どれも飲みたいときにササッと作れるかんたんレシピばかりですよ。より美味しく楽しめる「日本酒4タイプ」にあわせたおつまみの数々、ぜひチェックしてみてください♪ 1.おつまみ選びのヒントに!日本酒の4つの分類 日本酒は、コクや香りによって以下の4つに分類され、それぞれに合うおつまみを選ぶと、さらにお酒が進むペアリングが生まれます。 薫酒(くんしゅ) 爽酒(そうしゅ) 熟酒(じゅくしゅ) 醇酒(じゅんしゅ) 米を原料に造られる日本酒は、ご飯がすすむ煮物や焼き魚、照り焼き、和え物などと相性の良いお酒です。また、フルーティーな香りに深いコク、ドライテイストなど、銘柄ごとの個性が大きな魅力でもあります。 より相性の良いおつまみを楽しみたいときは「フルーティーな香りの日本酒にはちょっと洋風」、「コクのある日本酒には濃い味付け」など、お酒のタイプに合わせたメニューを選んでみてください。 「このお酒はどのタイプ?」と疑問に思ったら、ラベルに書かれた「吟醸」や「純米」という文字をチェックしてみてるのがおすすめです。お酒の個性を知るおおまかなヒントになりますよ。 1-1.吟醸酒、大吟醸酒 :薫酒(くんしゅ) 「薫酒(くんしゅ)」は、薫る(かおる)酒と書くように、華やかな香りが特徴的な日本酒です。吟醸香(ぎんじょうこう)と呼ばれる華やかでフルーティーな香りを持つ「吟醸酒」や「大吟醸酒」に多く見られます。 ワイングラスに注いで香りと味わいを楽しんだり、フレンチやイタリアンと組み合わせても美味しいタイプです。 1-2.普通酒、本醸造酒、生酒:爽酒(そうしゅ) 「爽酒(そうしゅ)」は、香りやコクが控えめでスッキリした味わいの日本酒です。「淡麗辛口」や「ドライテイスト」と表現されることもあります。 爽酒タイプの日本酒は、「普通酒」や「本醸造酒」に多く見られます。また、加熱処理をしていない「生酒」もフレッシュで爽やかな味わいが際立つお酒です。 1-3.長期熟成酒、古酒:熟酒(じゅくしゅ) 「熟酒(じゅくしゅ)」タイプには、一定期間熟成させた「長期熟成酒」や「古酒」があてはまります。琥珀色や濃い茶色の色合い、複雑な熟成香、重厚な味わいが特徴です。 1-4.純米酒:醇酒(じゅんしゅ) 「醇酒(じゅんしゅ)」は、4つのなかでもっともコクがあるタイプです。米のふくよかな香りと旨味、しっかりした飲みごたえが感じられる「純米酒」に多く見られます。 また、「山廃(やまはい)」や「生酛(きもと)」と呼ばれる日本酒も醇酒タイプが多いお酒です。温めるとさらに味に深みが生まれ、燗酒にも向いています。 2.薫酒(くんしゅ)に合うおつまみレシピ 華やかでフルーティーな香りを持つ薫酒は、和食はもちろん洋食にも合うお酒です。ほんのり苦味のある野菜や、ハーブ類を使ったあっさりしたタイプのおつまみと良く合います。 2-1.トマトとモツァレラのカプレーゼ イタリア生まれのサラダ「カプレーゼ」はフルーティーな香りの薫酒と好相性。バジルを加えて香り×香りの相乗効果を楽しんで♪ レシピ オリーブオイルに塩少々とドライバジル、ブラックペッパーを加える。半分にスライスしたミニトマト(そのままでも)とモツァレラチーズをあえる。 2-2.アボカドとサラダチキンの柚子胡椒マヨ 手軽に使えるサラダチキンを使ったマヨサラダは、柚子胡椒がアクセント。柚子の香りとピリッとした辛味に、するするとお酒がすすみます。 レシピ マヨネーズ(大さじ1)に柚子胡椒(小さじ1/2)を加える。レモン汁をかけたアボカド(1個)と、カットしたサラダチキン(50g)をあえてできあがり。 2-3.はんぺんのハム&チーズ焼き 淡白な味わいのはんぺんは、薫酒と相性の良い食材です。ハム&チーズをはさんでこんがり焼けば、ふわふわ食感が楽しいおつまみができあがります。 レシピ はんぺんを横半分にカットし、ハムとチーズをはさむ。フライパンできつね色になるまで焼く。 2-4.タコとホタテの和風カルパッチョ ワイングラスで楽しむスパークリング酒や、香り高い薫酒にあわせたいメニューです。白身魚のお刺身で代用しても◎ レシピ カットしてお皿に並べたタコ&ホタテに、レモン汁をまわしかける。オリーブオイル(大さじ1)と醤油(小さじ1)をよく混ぜ、上からかける。 2-5.大根の梅じそサンド 梅の酸味と青じその香りが薫酒と相性ぴったり。冬から春に販売される新酒にも合う和風おつまみです。 レシピ 大根を5mm幅の半月状にカットし、真ん中に切込みを入れる。青じそと潰した梅干しをはさんで完成。 3.爽酒(そうしゅ)に合うおつまみレシピ ドライテイストの爽酒は、シンプルな和風おつまみやピリ辛味と好相性。今回はピックアップしていませんが、唐揚げや天ぷらといった油ものとも良く合います。暑い夏はロックスタイルやソーダ割で楽しんでも◎ 3-1.薬味たっぷり冷奴 おつまみの定番、冷奴は薬味をたっぷりと乗せて。薬味の爽やかな香りと苦みが、爽酒のスッキリとした味わいを引き立てます。 レシピ ネギ、ミョウガ、しょうがのすりおろしなど、好みの薬味を用意する。豆腐にたっぷりと乗せ、醤油をまわしかける。好みでごま油やラー油をたらしても◎ 3-2.きゅうりとわかめのツナマヨサラダ ちょっと時間があるときは、きゅうりをササッとスライス。ツナマヨでコクを足せば、爽酒とバランスのとれたおつまみサラダができあがります。 レシピ 薄くスライスしたきゅうり(1本)に塩をふり、しばらく置いてキュッと絞る。乾燥わかめは水に戻して絞っておく。めんつゆ(大さじ1)にマヨネーズ(大さじ1/2)を加えよく混ぜる。油をきったツナ缶ときゅうり・わかめを、めんつゆマヨであえて完成。 3-3.ピリ辛こんにゃくの炒り煮 作り置きもOKの炒り煮は、爽酒と良く合うピリ辛味に。辛さが苦手な方は、唐辛子をおかかに代えても◎。 油を使わないため、ダイエット中にもおすすめのおつまみです。 レシピ こんにゃく(1枚・250g)はスプーンなどでちぎるように切る。パチパチ、キュウキュウと音が鳴るまで、から煎りする。水分が飛んだら、醤油(大さじ1)、みりん・酒(各大さじ1/2)、唐辛子を加えて煮詰める。 3-4.塩辛ポテトサラダ 人気おかずの定番、ポテトサラダは塩辛をプラスしておつまみ風に仕上げましょう。マヨネーズのコクと塩辛の塩味、じゃがいもの甘味が、爽酒と絶妙にマッチします。 レシピ じゃがいも1個を濡れたキッチンペーパーとラップで包み、500Wで約8分加熱。やけどに注意しながら皮をむき、熱いうちにつぶす。粗熱が取れたらマヨネーズ(大さじ1~2)、塩辛(20~30g)を混ぜる。※マヨネーズと塩辛の量はお好みで。 3-5.さっぱり砂肝ポン酢 コリコリッとした砂肝ポン酢は、お家で居酒屋気分を楽しめるおつまみです。作り置きをして味が染みた翌日に味わうのもおすすめ。 レシピ 砂肝(100g)を薄く切り、茹でて水をきっておく。ネギを加え、ポン酢(大さじ1)、ごま油少々であえて完成。 4.熟酒(じゅくしゅ)に合うおつまみレシピ 琥珀色の熟酒のおつまみは、ウイスキーやブランデーにあわせるつもりで選んでみましょう。意外なところでは、スイーツとのペアリングがおすすめです。ナッツやドライフルーツ、ニンニクの個性も、熟酒の深い味わいが受け止めてくれます。 4-1.酒粕×クリームチーズ×フルーツナッツ 酒粕×クリームチーズはお酒好きにぜひおすすめしたい組み合わせ。ドライフルーツの甘味とナッツの風味が、熟酒と絶妙にマッチします。 レシピ 酒粕(50g)、クリームチーズ(30g)、ハチミツ(小さじ1)、好みのドライフルーツとナッツ混ぜる。※酒粕が固いときは、電子レンジで10~20秒加熱してみてください。 4-2.オイルサーディンの缶詰アヒージョ 手軽に完成された味わいを楽しめる缶詰は、お酒好きの心強い味方です。ニンニクと唐辛子を加えて、熟酒が進むアヒージョ風に。 レシピ オイルサーディン缶にスライスしたニンニクと輪切りの鷹の爪を入れ、オーブントースターでフツフツするまで焼く。※熱くなるので取り出し時に注意! 4-3.長ネギとメンマのピリ辛和え ピリッと辛い中華風メニューも、熟酒におすすめのおつまみです。瓶詰メンマを汁ごと使えば、手軽に本格的な味わいに仕上がります。 レシピ ごま油をひいたフライパンに、メンマ(1瓶・100g)を汁ごと入れる。汁が煮詰まったら、醤油とラー油少々を回しかけ、少々煮詰めて火を止める。斜めに薄切りした長ネギ(1/4本)を加え、余熱で混ぜる。 4-4.牡蠣のバターソテー 牡蠣は生でも日本酒と相性ばつぐんの食材。熟酒と合わせるときは、バター醤油を使ったコクのあるおつまみで。 レシピ 水気をきった牡蠣に薄く小麦粉を振り、バターソテーする。火が通ったら仕上げに醤油をまわしかける。 4-5.熟酒のアイスクリームがけ トロリと粘度があり、甘さと香りが濃い熟酒はバニラアイスにかけて味わうのもおすすめです。そのほか、チョコレートやあんこといったスイーツとも好相性。ぜひ、新しい日本酒の楽しみ方にチャレンジしてみてください。 5.醇酒(じゅんしゅ)に合うおつまみレシピ コクのある醇酒のおつまみは、ご飯におかずを合わせるように選んでみましょう。味噌や醤油を使った和食はもちろん、バターやチーズを使ったメニューとのペアリングもおすすめですよ。 5-1.きのこのバターホイル焼き 旨味がギュッと詰まったきのこは、醇酒と相性ばつぐんの食材。ホイルに包んでトースターに入れれば、お酒をちびちび飲む間に美味しいおつまみができあがります♪ レシピ 好みのきのこをアルミホイルの中央に置き、日本酒とちょろっとまわしかけ、塩コショウをふりバターを乗せて包む。オーブントースターで7~8分蒸し焼きにし、しょうゆをかけていただく。 5-2.油揚げのネギ味噌&キムチーズ 味噌、キムチ、チーズは、醇酒と相性の良い発酵食品です。油揚げのこおばしい香りも醇酒の味わいを引き立てます。 レシピ 味噌・みりん(各大さじ1)と砂糖少々、刻みネギでネギ味噌をつくる。油揚げ2枚にネギ味噌、キムチ&チーズをそれぞれ乗せ、オーブントースターで焼く。 5-3.ニンジンとレンコンのきんぴら 和食の王道、きんぴらも立派なおつまみメニューに♪ ちょっと濃い目の味付けが燗にした醇酒にぴったりです。 レシピ 千切りニンジン(1本)とレンコンの水煮(100g)をごま油で炒める。火が通ったら、醤油(大さじ1.5)、酒・みりん(各大さじ1)を入れる。水分が飛んだらごまを振って完成。 5-4.めんたい玉子焼き 居酒屋でついつい頼んでしまうふわふわ玉子焼き。明太子をくるっと包めばお酒にぴったりの味わいに。 レシピ 卵(3個)に顆粒だし少々を加えて混ぜる。油を引いたプライパンに卵を流し、まんなかに明太子を乗せて巻く。※あえて甘口の卵で仕上げるのもオススメ 5-5.電子レンジで肉豆腐 お腹がすいた…でもお酒も飲みたい!というときはボリューミーなおつまみを♪ 電子レンジを活用すれば、味の染みた肉豆腐があっという間にできあがります。 レシピ 醤油・酒・砂糖(各大さじ1)に豚バラ肉(100g)を漬ける。耐熱容器に焼き豆腐(1/3丁)、スライスした長ネギ、豚肉を汁ごと順に重ね、ラップをかけて電子レンジ(500W)で5分加熱する。 まとめ 美味しい日本酒を片手におつまみをいただく時間は、日本酒好きにとってまさに至福のひととき。1日の終わり、日本酒とおつまみを楽しみたいときは、かんたんレシピが心強い味方です。 日本酒をちびりちびりと飲みながら、手軽に調理できることもうれしいポイント。好みのおつまみを用意して、今日も日本酒で乾杯! 関連記事 https://sake-5.jp/sake-and-food-pairing/

最新の投稿

読んで日本酒をもっと楽しく