日本酒界のレジェンド「十四代」を解説!歴史から銘柄・購入方法まで

希少性の高さから「幻の酒」と呼ばれている日本酒ブランド「十四代」。

その味わいは実に繊細で奥深く、多くの日本酒ファンを魅了してやみません。純米大吟醸「龍泉」を筆頭にプレミアム銘柄がそろい、ネット上では数十万円の値で取引されることもあるほど。

こちらでは、日本酒好きであれば一度は味わいたい十四代の魅力と価格帯、保存方法などについてご紹介します。

1.日本酒の十四代とは

今回は酒どころ・山形生まれの人気銘柄「十四代」について、詳しく紹介していきます。

有名な銘柄のため「十四代」自体は知っている人も多いと思いますが、その酒造元から種類や金額、飲み方まで掘り下げて解説していきます。

1-1.酒造元について

「十四代」を醸造するのは、山形県村山市の酒蔵「高木酒造」です創業は1615年と、その伝統と歴史は実に400年以上。当初は「朝日鷹」という名前の日本酒を造っていました。

今や日本酒の最高峰となった「十四代」は、現在代表者であり、杜氏でもある高木顕統氏の手によって生まれたお酒です。

(イメージ画像です)

1-2.十四代という名の由来

「十四代」という名前は、14代目の高木辰五郎氏から高木顕統(あきつな)氏に15代目当主が受け継がれたのち、顕統氏が初めて杜氏を務めた日本酒に十四代と名付けたと言われています。

また、高木辰五郎氏の代で、「十三代」「十四代」「十五代」「十六代」といった名前を商標登録に出願したところ、なぜか「十四代」だけが登録を許可されたという話もあります。通常であれば数字は商標登録として認められない中、「十四代」だけがなぜ登録査定されたのか、はっきりとした真相は今でも明かされていません。

やがて蔵を引き継いだ15代目高木顕統氏は、新しく誕生した日本酒に「十四代」の名を引き継がせます。父である14代目の想いと共に送り出した日本酒は、「芳醇旨口」の代表格としてまたたくまに評判を広げたのでした。

1-3.十四代は入手困難?

「十四代」が幻の酒と言われる理由は、入手の難しさにあります。特約店に入荷されても販売は抽選になることが多く、必ずしも購入できるわけではありません。その人気の高さからネット通販では価格が跳ね上がり、中には十万円から数十万円で取引される銘柄もあります。

2.十四代の種類と値段について

醸造元の高木酒造は公式ホームページを持っていないため、十四代は発売日や定価が分かりにくいお酒となっています。

1本あたりの定価が3,000円から5,000円であっても、特約店の購入には他の商品との抱き合わせやポイントが必要になることも珍しくありません。

定価での購入が難しく、入手するためには時間と費用が必要になることが、十四代の希少性を更に高めていると言えるでしょう。

2-1.十四代 本丸

フルーティーで香り豊かでありながら、飲み口はすっきり。添加するアルコールに自社の粕取り焼酎を使用するという、こだわりに溢れた日本酒です。十四代のスタンダード的な存在であり、その人気を世に知らしめるきかっけとなった銘柄でもあります。

評判

日本酒の最高峰とされる味わいは、「間違いなくおいしい」と日本酒ファンがうなるほど。見た目も華やかで桐箱入りの商品もあるため、贈答用としても好まれています。十四代はまだ飲んだことがないという方に、まずおすすめしたい一本です。

(出典元:amazon.com)

2-2.十四代 中取り

十四代の「中取り」とは、最初と最後に搾られる酒以外を集めた日本酒。十四代の中でも入手困難なお酒として、高い人気を集めています。

評判

立ち上る香りは、まるでメロンのようにフルーティー。口の中で広がる芳醇な甘みは、十四代らしい魅力に溢れています。ネット通販では定価の10倍近い値で取引されることも多く、その人気も頷ける味わいです。

 

2-3.十四代 秘蔵主 純米大吟古酒

山田錦の特米を使用し、長年低温熟成させた秘蔵の大吟醸古酒です。まろやかな甘みを持ちながらも後味はすっきり。日本酒好きの方には、合わせる食事との相性を楽しむのおすすめの銘品となっています。

評判

香り豊かでありながらすっきりと飲みやすく、十四代特有の酒質が際立つお酒です。日本酒好きはもちろん、日本酒は苦手という方からも高い人気を得ています。

2-4.十四代 角新 純米吟醸 出羽燦々

「出羽燦々」は、山形県でのみ栽培されている酒造好適米。米の豊かな甘みと澄んだ味わいを持つ出羽燦々は、十四代の中でも幻といわれる銘柄です。

評判

爽やかでふくよかな米の旨味は、出羽燦々ならではの味わい。市場に出回る機会も少ないため、日本酒通にも喜ばれる一本となっています。

2-5.十四代 七垂二十貫

高木酒造の伝統の製法である、七垂二十貫によって醸造された最高傑作。「七垂二十貫」は、二十貫(約75㎏)の米からわずか七垂れしか取れないほど希少な酒であることを意味します。「龍泉」「双虹」「龍月」と、十四代の代表銘柄はこの七垂二十貫によって造られています。

評判

袋から一滴一滴搾り取る雫酒の味わいはまさに絶品。その確かな酒質は世界でも認められ、「2015年SAKE COMPETITION」の純米大吟醸部門で第3位を受賞。ネット通販でも7万円近い額で取引される高級な日本酒となっています。

2-6.十四代 双虹 大吟醸

山田錦を三割五分まで磨いた、十四代の最高峰。十四代らしいフルーティーな甘さが香り立つ、特別な日本酒です。毎年11月ごろに限定販売されており、定価は1万円台でありながらネット通販では10万円全前後の高値で取引されています。

評判

吟醸香はほんのりと柔らかでフルーティー。後味も爽やかで、ほのかな酸味が米の余韻を思わせます。口当たりも滑らかで、まるで水のように何杯でも飲み進めたくなる上質な日本酒です。

2-7.十四代 槽垂れ 純米吟醸

米の豊かな風味が際立つ、十四代の本生原酒です。刺身や天ぷらといった和食との相性は抜群。きりっと冷やすことでさらにその旨味が引き立ちます。

評判

繊細な甘みと心地よい酸味。微かに感じる渋みはまさに純米生酒だからこそ。濃厚でとろっとした旨味は、一度味わえば忘れられないおいしさです。

3.十四代の購入方法

十四代は、その人気の高さから非常に入手困難とされる日本酒です。ネット通販では定価の倍以上の価格で取引され、日本酒通であっても飲食店で出会うことは稀だと言われています。

こちらでは、幻の日本酒である十四代の購入方法についてご紹介します。

3-1.十四代が購入できる実店舗

通常の酒屋で見かけることのない十四代は、全国の特約店で購入する事が可能です。しかし、十四代は非常に希少性が高いため常に在庫があるわけではありません。入荷時も抽選販売となることが多く、購入には他の商品との抱き合わせや常連であることが優先される場合もあります。

こちらでは十四代を取り扱っている店舗を掲載していますが、購入を希望される際は、事前に店舗へ問い合わせてみることをおすすめします。

店舗名 住所 電話番号 URL
地酒の青野 千葉県成田市 0476-24-1161 https://www.jizakenoaono.com/
かがた屋 東京都品川区 03-3781-7005 https://www.kagataya.net/handing/sake/
酒舗まさるや 東京都町田市 042-735-5141 http://www.masaruya.com/
酒舗よこぜき 静岡県富士宮市 0554-27-5102 https://www.yokozeki.info/
ひらしま酒店 福岡県北九州市 093-651-4082 http://www.hirasima-sake.net/page1

3-2.十四代が購入できる通販サイト

店頭に並ぶことが珍しい十四代は、ネット通販でも購入することが可能です。しかし、価格は300mlで1万円以上、1800mlの人気銘柄であれば10万円近くすることも珍しくありません。

また、ネット購入する時に注意しなくてはいけないのが賞味期限です。新鮮な米の旨味が特徴の十四代には、飲みきり期間が推奨されているものもあります。

十四代の幻の味を堪能するためにも、購入前には瓶詰された年月日とともに、保存状態を確認するようにしましょう。

4.十四代の美味しい飲み方・楽しみ方

日本酒好きであっても簡単に出会うことのないお酒、十四代。運よく入手できた時には、その貴重な味わいをよりおいしく楽しみたいものですよね。

十四代特有のフルーティーな香りと旨味は、よく冷やしてから味わうのがおすすめ。滑らかな口当たりとキレのある余韻を、よりはっきりと感じることができます。

華やかでありながらクセのない味わいは、和食との相性も抜群。あっさりした料理だけでなく、天ぷらのような揚げ物と合わせるのもまた格別です。

4-1.-5度で保管?

十四代の繊細な味わいを楽しむためには、保存時の温度管理が重要なカギとなります。

こだわり抜いた酒米を用い、綿密な設計と技術力で生まれる十四代は鮮度が命。生酒はもちろん、大吟醸の芳醇な香りをキープするためには、-5度で保管するのが一番のおすすめです。

また、日本酒には紫外線も大敵。冷蔵庫に入れる時にも、酒瓶を新聞紙で包むか箱に入れたまま保管するのが最適です。

紫外線をカットし-5度の低温をキープできる専用セラーであれば、貴重な十四代の味わいを維持することができるでしょう。

6.まとめ

日本酒界の最高峰として知られ、店頭での入手が限られている「十四代」。インターネットでも購入することはできますが、その価格は数万円から数十万円とまさにプレミアと呼ぶにふさわしい日本酒となっています。

世界でも高く評価され、日本酒通も納得の味わいは贈答用や祝いの席にもぴったり。

日本酒をこよなく愛する方も、お酒の新たな扉を開きたいという方も、ぜひ一度その味を堪能してみてはいかがでしょうか。