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【2025年最新版】バレンタインにあげたい日本酒チョコレートおすすめ8選

甘いチョコレートの香りに心躍るバレンタインシーズン!日本酒好きの方には、日本酒を使ったこだわりのバレンタインギフトを贈ってみませんか? 人気銘柄を使った生チョコやチョコレートボンボンなど、個性的なチョコレートが大集合。今回は、日本酒好きに喜ばれる“日本酒チョコレートおすすめ8選"をご紹介します! 1.バレンタインにあげたい日本酒チョコレートおすすめ8選 ひとくちに日本酒チョコレートといっても、お酒を練りこんだ生チョコレートからボンボンショコラまで種類はさまざま。ちょっと特別な銘柄を使ったチョコレートは、日本酒好きな方へのバレンタインギフトにぴったりです。 この時期だからこそ出会える特別な味わいは、自分へのご褒美にもおすすめ。ぜひ、お気に入りの日本酒チョコレートを見つけてみてくださいね。 1-1.【ショコラティエ パレ ド オール】獺祭ショコラ ショコラティエ三枝俊介氏が手がける「ショコラティエ パレ ド オール」からは、「獺祭」(だっさい)を使用したボンボンショコラが登場!過去に有名TV番組に取り上げられたこともある人気商品です。 チョコレートのなかに閉じ込められているのは「獺祭 磨き二割三分」。チョコレートのほろ苦さとともに、小さく磨き上げた米から生まれる華やかな香りが広がります。米の甘い香りが際立つビタータイプ、粗塩をアクセントにしたミルクタイプの詰め合わせギフトです。 (出典元:高島屋オンラインストア) 1-2.【パティスリー モンシェール】獺祭ボンボンショコラ ロールケーキの「堂島ロール」で知られる「パティスリー モンシェール」が販売するのは、「獺祭」を使ったボンボンショコラ。「磨き二割三分」や「純米大吟醸45」、「スパークリング45」など、3種の獺祭とガナッシュの組み合わせを楽しめます。 一粒一粒、異なる旨味と香りが堪能でき、日本酒好きにおすすめのバレンタインショコラです。 (出典元:高島屋オンラインストア) 1-3.東北六県酒蔵日本酒ボンボン 地酒好きにおすすめのギフトがこちら、東北の地酒を使った日本酒ボンボンです。 岩手県の「あさ開」(あさびらき)や宮城県の「浦霞」(うらかすみ)など、日本酒好きなら一度は耳にしたことのある銘酒が並びます。 製造するのはチョコレートボンボン専門店の「丸赤製菓」。大正15年創業の老舗製菓店です。ていねいに包装されたショコラ一粒一粒に、ボンボン職人と日本酒蔵、それぞれの伝統の技が光ります。 (出典元:高島屋オンラインストア) 1-4.【しょこら亭】新潟地酒ショコラセット(八海山使用) 「八海山」(はっかいさん)は、新潟県の豊かな自然と越後杜氏の技が育む日本酒です。 その八海山を使ったショコラを手がけるのは、同じく新潟県のパティスリー「しょこら亭」。和の素材とチョコレートの組み合わせに着目し、唯一無二のジャパニーズショコラを生み出しています。 生チョコとトリュフ、2つの食べ比べを楽しめるセット品は自分へのご褒美にもおすすめです。 (出典元:【公式】東武百貨店オンラインショッピング) 1-5.【BEL AMER 京都別邸(ベルアメール 京都別邸)】瑞穂のしずく 艶やかなボックスから現れるのは、枡に見立てた5つのショコラ。使われているのは京都の日本酒です。ショコラにはジュレにした向井酒造の「京の春」、松井酒造の「神蔵」(かぐら)などが詰められています。 注目したいのは、日本酒はすべて京都の酒米「祝」(いわい)から造られていること。ボックスには水引が付き、大切な人への贈り物にもおすすめです。 (出典元:ベルアメール京都別邸) 1-6.【森八大名閣】ききちょこ 「オリジナリティあふれるギフトを贈りたい」という方はコチラはいかが?唎酒用のお猪口に詰め込んだ、こだわりの生チョコレートです。 使われているのは、香り高いお酒として知られる福井県の銘酒「黒龍」(こくりゅう)。お猪口にも黒龍のロゴが入り、チョコレートを楽しんだ後はお酒を入れて使用できます。 2個1セットの商品のため、お酒好きのパートナーと一緒に楽しめるのもうれしいですね。 (出典元:高島屋オンラインストア) 1-7.【和楽紅屋】熟成トリュフ 作 雅乃智 中取り 「和楽紅屋」は、パティシエ辻口博啓氏が手がける和スイーツ専門店です。「熟成トリュフ」は期間限定商品。素材と組み合わせたガナッシュをじっくり熟成させ、さらなるおいしさを引き出しています。 日本酒「作」(ざく)は三重県の銘酒です。こちらのショコラには、日本酒を搾るなかで特に味と香りのバランスに優れた「中取り」と呼ばれる部分が使われています。 木箱やパッケージにまでこだわりがあふれ、スペシャルなバレンタインギフトになりそうですね。 (出典元:高島屋オンラインストア) 1-8.【SILSMARIA】桂月生チョコレート 神奈川県に本店を構える「SILSMARIA」は、生チョコレート発祥店です。高品質なベルギー産クーベルチョコレートを中心に数種類を組み合わせ、こだわりの味わいを実現しています。 「桂月」(けいげつ)は高知の土佐酒造が造る日本酒。使われているにごり酒は、IWC(インターナショナルワインチャレンジ)の金賞受賞酒です。 しばらく常温に置いてから味わえば、ふわりと広がる日本酒の香りと、とろけるような口どけを堪能できます。 (出典元:SILSMARIA) まとめ こだわりの日本酒チョコレートの数々、いかがでしたか?おいしい日本酒を使ったチョコレートは、日本酒好きな方へのギフトはもちろん、日本酒好きの友だちとシェアしたり、自分へのご褒美にしたりと思い思いに楽しめます。 なかには期間限定、数量限定の商品もあるため、気になるチョコレートはぜひ早めにチェックしてみてくださいね。

甘酒の長期保存には冷凍がおすすめ!甘酒の冷凍保存方法を解説

甘酒は、冷凍保存できる飲み物です。「大量にあって日持ちが心配」というときは、冷凍庫で保存することをおすすめします。 甘酒は冷凍しても完全には固まらないため、シャーベットのように食べることも可能です。今回は、甘酒の冷凍方法や、冷凍した場合の保存期限などご紹介します。 1.甘酒の保存に冷凍がおすすめな理由 甘酒には、米麹を原料にする「麹甘酒」と酒粕を原料にする「酒粕甘酒」の2種類があります。 麹甘酒は、炊いた米に米麹と水を混ぜ、発酵させたものです。酒粕甘酒は、酒粕に砂糖と水を加えて作ります。 手作りした甘酒や、開封後の市販甘酒の消費期限は、冷蔵で2日から1週間ほどといわれています。特に、手作りの麹甘酒の場合、発酵温度が低いと雑菌が繁殖する可能性があるため注意が必要です。 加熱殺菌(火入れ)をしている甘酒であれば雑菌の繁殖は抑えられますが、いずれにしても早めに飲み切る方が安心です。 日持ちのしない甘酒も、0度以下の冷凍保存であれば1カ月ほど保存できます。冷凍しても味や栄養素に大きな影響はありません。甘酒をより良い状態で長期保存したいときは、冷凍保存を検討してみてください。 2.甘酒の冷凍保存方法 甘酒を冷凍保存する際は、小分けにするのがおすすめです。冷凍期間が長くなるほど風味は落ちるため、冷凍であっても早めに飲み切るように心がけましょう。 2-1.甘酒の冷凍保存方法 甘酒を冷凍保存する際は、殺菌したタッパーやジッパー付きの保存袋などを使います。雑菌の繁殖を抑えるために、ジッパー付きの保存袋は新品を用意しましょう。 甘酒は冷凍しても完全には固まりません。シッパー付きの保存袋なら、ほしいぶんだけ割って使えます。タッパーに小分けにしたときは、必要なぶんだけきれいなスプーンですくって使用してください。 2-2.冷凍した甘酒の保存期間 冷凍保存した甘酒は、1カ月を目安に飲み切りましょう。冷凍することで雑菌の繁殖は抑えられるものの、期間が長くなるほど甘酒の風味は落ちていきます。 長期間冷凍庫に入れていると、冷凍焼けすることもあるかもしれません。よりおいしい状態で甘酒を楽しむのであれば、なるべく早く消費することをおすすめします。 3.冷凍した甘酒の解凍方法 冷凍した甘酒は、冷蔵庫で自然解凍するのがおすすめです。解凍を急ぐ際は、常温で自然解凍させるのもよいでしょう。 自然解凍なら、冷凍で眠っていた酵素が再び活性化し栄養価の高い甘酒を飲むことができます。 解凍を急いで電子レンジにかけると、温度によっては酵素が死滅してしまう可能性があるため注意してください。特に、火入れをしていない甘酒は、冷凍状態でも酵素が残っているため自然解凍がおすすめです。 冷凍しても完全に固まらない甘酒は、シャーベットとして食べることもできます。その際は、とりわけるスプーンも煮沸消毒しておくと雑菌の混入を防ぐことができ安心です。 4.甘酒を冷凍保存するときの注意点 甘酒を冷凍保存する際は、密閉できるプラスチック製の容器を使いましょう。空気に触れる面積が少ない密閉容器であれば、雑菌の繁殖が抑えられ、甘酒の風味も損なわれません。 また、プラスチック製でなくガラス製の容器の場合、冷凍した甘酒をスプーンですくう際に割ってしまう恐れがあります。そのため、保存には冷凍に対応したプラスチック製容器を使うのがおすすめです。 まとめ 甘酒は「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養豊富な飲み物です。特に、麹甘酒はノンアルコールのため、小さな子どもやドライバーでも安心して飲むことができます。 甘酒の冷凍保存は、ほしいときにほしい量だけ使えることが大きなメリットです。今回ご紹介した方法を参考に、ぜひ日常に甘酒を取り入れてみてください。

日本酒通販サイト12選!地酒やギフトの購入にもおすすめ

日本酒通販サイトでは、自宅にいながら全国各地の地酒を購入できます。お酒好きな方に贈る、ギフト用の日本酒を選びたいときにも便利です。 今回は、おすすめの日本酒通販サイト12選をご紹介します。それぞれの特徴を参考に、ぜひおいしい日本酒との出会いを楽しんでください。 1.日本酒通販サイトおすすめ12選 日本酒通販サイトは、ショップによって日本酒の種類やサービス内容が異なります。それぞれのサイトの特徴について、早速チェックしていきましょう。 1-1.ベルーナグルメ【公式】 日本酒通販国内売上8年連続No.1(※)。「ベルーナグルメ」は、全国のおいしい地酒が購入できる通販サイトです。 お酒はすべて唎酒師が厳選したもの。サイトには、全国120以上の蔵元から仕入れた日本酒が並びます。 コストパフォーマンスの良さもうれしいポイントです。単品商品は7,700円(税込)以上、コース商品は全品送料無料で配達されます。イチオシ商品の情報も定期的に更新され、家飲みを満喫したいという方におすすめです。 ベルーナグルメ【公式】https://belluna-gourmet.com/pg/sake.html ※東京商工リサーチ調べ(2016~2023年度) 1-2.クランド(KURAND) 「クランド(KURAND)」は、500種類を超える多様なクラフト酒を扱う通販サイトです。クラフト酒とは、小規模生産で造られるお酒のこと。日本酒をはじめとするお酒の数々は、すべてクランドのみで購入できるオリジナル商品になります。 クランドといえば見逃せないのが、SNSでも度々話題に上がる「酒ガチャ」です。お酒をランダムに詰め合わせたセット品は、荷物を開けるまで何が入っているかわからない、通販ならではのワクワク感を味わえます。 酒ガチャについては日本酒ラボも何度か利用しており、下記記事も参考にしてみてください。 https://sake-5.jp/sake-gacha-fukubukuro-2024/ https://sake-5.jp/liquor-gacha-jackpot/ ランダムとはいえ、自分の好みを事前にある程度指定できるため安心です。レアな高額商品が入った「当たり」も存在するなど、日本酒を買う楽しみ、飲む楽しみがさらに広がります。 クランド(KURAND) https://kurand.jp/ 1-3.IMADEYA 「IMADEYA」は千葉県に本店をもつ酒販店です。スローガンは『お酒っておもしろい』。オンラインストアには日本酒からワイン、焼酎、ウイスキーまで多彩な商品が並びます。 なかでも日本酒は、ファンがよろこぶ充実のラインナップ。「一度は名前を聞いたことがある」「これを飲んでみたかった」という人気銘柄が充実しています。 おすすめは、酒蔵から直接交渉の末に入荷した希少な限定酒です。IMADEYAでしか出会えない特別感たっぷりの日本酒を購入できます。 IMADEYA https://imadeya.co.jp/ 日本酒ラボの東京酒屋検索ではいまでやさんの各店舗も取り上げています。ぜひ店舗の方にも足を運んでみてください。 IMADEYA GINZAはこちら IMADEYA SUMIDAはこちら いまでや 清澄白河はこちら 1-4.はせがわ酒店 東京都内に7つの店舗を展開。「はせがわ酒店」は、世界唯一となる日本酒だけのコンペティション「SAKE COMPETITION」の運営を手掛けるなど、蔵元から高級ホテル、レストランまで幅広い分野から信頼を得る酒販店です。 オンラインショップでは、日本酒を中心に本格焼酎や国内外のワインを販売。「SAKE COMPETITION」の受賞酒もサイト上でチェックできます。 https://sake-5.jp/competition-award-ceremony/ 実店舗を複数もつ酒販店ならではの「店舗受け取りサービス」にも注目です。オンラインで欲しい商品を注文しておけば、配送料をかけずに店舗で商品が受け取れます。 はせがわ酒店 https://www.hasegawasaketen.com/eshop/ 日本酒ラボの東京酒屋検索では、はせがわ酒店さんの各店舗も取り上げています。ぜひ店舗の方にも足を運んでみてください。 はせがわ酒店 日本橋店はこちら はせがわ酒店 亀戸店はこちら はせがわ酒店 東京スカイツリータウン・ソラマチ店はこちら はせがわ酒店 麻布十番店 1-5.鍵や 大阪府の酒販店「鍵や」がポリシーとするのは、品質の徹底管理。実店舗に並ぶ日本酒はもちろん、在庫の日本酒もすべてが一定温度で管理されています。 購入できるのは、北は北海道から南は九州まで各地の魅力があふれる地酒の数々。扱う銘柄は80種以上にのぼります。 グラスや錫(すず)製の徳利、盃などのこだわりアイテムも揃い、お酒好きな方へのギフトを購入したいときにもおすすめです。 鍵や https://www.sake-kagiya.com/ 1-6.蔵元特約店 KISSYO 「蔵元特約店 KISSYO」の店長は、清酒専門評価資格をもつ日本酒のスペシャリスト。オンラインショップには、店長が厳選したおいしい日本酒が並びます。 注目は店長セレクトの「日本酒おまかせセット」。家飲み用のお酒に迷ったときはもちろん、日本酒好きな方にプレゼントを贈りたいときにもおすすめです。 注文時には、「魚料理にあわせたい」「クセの強いタイプは苦手」などの好みが伝えられます。熨斗(のし)やラッピング、メッセージカードなど、簡易ギフト包装に無料対応してもらえるのもうれしいですね。 蔵元特約店 KISSYO https://jizake-ya.shop-pro.jp/ 1-7.矢島酒店 千葉県の「矢島酒店」は、日本酒に焼酎、ワインと2,000種以上の銘柄を取りそろえる酒販店です。品質管理を第一に、店舗内の照明にはLEDを使用しています。 理由は紫外線による劣化から日本酒を守るため。さらに、大型冷蔵庫でお酒を保管し、蔵から届いたままの味わいをキープしています。 オンラインショップに並ぶ日本酒は、約5,000アイテムと実に豊富。千葉県の特産品「落花生」をはじめとするおつまみや、酒蔵の名前が入った前掛けなどのグッズ類も購入できます。 矢島酒店 https://www.yajima-jizake.co.jp/ 1-8.日本酒ショップ くるみや 青森県に店舗を構える「日本酒ショップ くるみや」は、地元をはじめとする東北の地酒が充実しています。青森に秋田、宮城、山形に福島と各地の日本酒を味わいたいときにおすすめです。 普段はお目にかかれない銘柄に出会えるのも、専門店を利用する魅力のひとつ。くるみやでは日本酒のほか、青森県産のワインや焼酎も購入できます。 八戸港で水揚げされたサバの缶詰や八戸せんべい汁、いちご煮の缶詰など、青森の魅力がたっぷりと詰まった食品類も要チェックですよ。 くるみや https://www.sakaya1.com/ 1-9.大和屋酒舗 日本三大酒どころのひとつ、広島の地酒を購入するなら「大和屋酒舗」がおすすめです。広島市の老舗店舗では、地元の地酒を中心に全国から選りすぐった日本酒や本格焼酎、ワインなどが販売されています。 オンラインショップに並ぶ商品も実に豊富。容量ごとに商品をチェックできるため、飲み切りサイズや少量タイプの日本酒が欲しいときに便利です。瀬戸内や広島の名産品など、日本酒にあうおつまみも一緒に購入できます。 大和屋酒舗 https://www.yamatoya-e.com/ 1-10.とどろき酒店 「とどろき酒店」は、博多に店舗を構える酒販店です。九州を中心とした全国の地酒、こだわりのワインや焼酎、リキュールなどを取りそろえています。姉妹店では夕方から角打ち(立ち飲み)を楽しめ、造り手とのイベントも開催するなどお酒への愛情が感じられます。 そんな店舗の日本酒を、離れた場所でも楽しめるのが通販サイトのうれしいところ。日本酒選びに迷ったら、ぜひセット商品をチェックしてみてください。トッドちゃん印のグッズ類も、ついつい購入したくなるかわいらしさですよ。 とどろき酒店 https://shop.todoroki-saketen.com/ 1-11.酒の秋山 「酒の秋山」は練馬に店舗を構える酒屋さん。お酒の種類に応じた徹底した品質管理を行っています。温度変化の影響を受けやすい「生酒」は、ー8.5℃の環境でフレッシュ感をキープ。要冷蔵のお酒は0℃、常温保存可能なお酒は19℃の温度帯で管理するという徹底ぶりです。 オンラインショップには、全国各地の地酒がずらり。新たに発売、入荷予定の商品はネット上で先行予約できます。各蔵の新商品をいち早くチェックでき、おいしい日本酒の情報を逃したくない、という方におすすめです。 酒の秋山 https://sake-akiyama.jp/ 日本酒ラボの東京酒屋検索では、実店舗も取り上げさせていただいるので、ぜひ店舗の方にも足を運んでみてください。 酒の秋山の店舗についてはこちら 1-12.かき沼 東京都足立区に店を構える「かき沼」は、「伯楽星」(はくらくせい)や「而今」(じこん)、「くどき上手」などの人気銘柄を取りそろえる酒販店です。価格帯も幅広く、1本1,000円台のお手頃な商品から10,000以上の高級酒まで、シーンに応じた商品を購入できます。 「にごり酒」や「スパークリング酒」などの種類も充実しており、馴染みの銘柄の、ちょっと変わった1本を飲んでみたいというときにおすすめです。 かき沼 http://www.kakinuma-tokyo.co.jp/ 2.日本酒通販サイトを選ぶなら?4つのチェックポイント 日本酒通販サイト選びに迷ったら、以下のポイントをチェックしてみてください。 扱うお酒の種類 ...

クリスマスにおすすめな日本酒8銘柄を飲み比べ!編集部員が選んだクリスマスにおすすめの1本は?

クリスマスといえば、美味しい料理に美味しいお酒。シャンパンやビールだけでなく、今年は日本酒を合わせてみませんか? 和食のイメージが強い日本酒も、銘柄によっては洋食と好相性。ちょっと特別な銘柄はプレゼントにもぴったりです。今回は、クリスマスに合う日本酒8銘柄を用意し、編集部で飲み比べをして、それぞれのおすすめの1本を選んでみました。 1.クリスマスに合う日本酒はどんな日本酒? クリスマスには特別感のある日本酒が良く合います。ディナーとのペアリングを軸に選ぶのもおすすめです。とっておきの1本を用意して、クリスマスも美味しい日本酒を楽しみましょう。 1-1.特別感のある食前酒、食中酒がおすすめ クリスマスの日本酒は、特別感のあるものがおすすめです。シュワッとしたスパークリング酒は食前酒にぴったり。クリスマスの乾杯シーンを華やかに彩ってくれます。比較的アルコール度数が低いものが多く、日本酒を飲みなれない方でも飲みやすいこともポイントです。 華やかなラベルの食中酒は、ディナータイムを盛り上げてくれるアイテム。クリスマス仕様の特別な日本酒はプレゼントにも喜ばれます。 1-2.クリスマスディナーとの相性を考える クリスマスに楽しむ日本酒は、ディナーとの相性を考えて選んでみましょう。チキンやピザなど、クリスマスの食卓は味の濃いメニューが多いもの。日本酒も料理に負けないしっかりとした味わいの銘柄が良く合います。 具体的には、ラベルに「生」「原酒」と書かれた日本酒がおすすめです。加熱処理をしていない生酒は、フレッシュでジューシーな味わいを楽しめます。加水をしていない原酒も、しっかりとした味わいが特徴です。 クリスマスケーキやフルーツには、辛口タイプのスパークリング日本酒をパートナーに。シュワッとした泡感とドライな飲み口は、甘いデザートにもぴったりですよ。 2.クリスマスには日本酒カクテルもおすすめ クリスマスには日本酒を使ったカクテルもおすすめです。スパークリング酒に凍ったイチゴを浮かべれば、パーティー気分が盛り上がります。 カクテル用のリキュールがなくても、ライム果汁やレモン、炭酸水があれば手軽なおうちカクテルのできあがり。ぜひ、こちらのレシピも参考にしてみてくださいね。 https://sake-5.jp/sweet-sake-cocktail/ 3.クリスマスにおすすめの日本酒8本 今回私達が飲み比べるのは、クリスマスに合う日本酒ということで、日本酒ラボ編集部がスパークリング日本酒を中心に選んだこちらの8本。 1.獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 発泡にごり酒 2.真澄 スパークリング 3.七賢 スパークリング 山ノ霞 4.仙禽 雪だるま 5.ゆきの美人 純米吟醸 活性にごり生酒 6.発泡にごり酒 八海山 7.南部美人 あわさけ スパークリング 8.大嶺 3粒 冬のおとずれ 季節を問わず年間通して手に入れることができるお酒もあれば、冬の季節にしか流通していないお酒もあります。 それでは1つずつ飲み比べいってみましょう! 3-1.獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 発泡にごり酒 【商品データ】 分類:発泡にごり酒 原料米:山田錦 内容量:360ml 価格:3,740円(税込) アルコール分:14度 編集部員O 1本目は獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 発泡にごり酒。 今回試飲するお酒の中ではお値段はやや高めですが、 箱付きで装飾もきれいに施されているので、プレゼント としても非常におすすめな1本だと思います。 社長Nさん 香りと味わいともにすごくフルーティーで、パイナップルや桃のような感じがします。 とってもフルーティーなんですが、後味にお米の旨味がじわ〜と広がってきておいしいです。 社員Iさん 同意見で甘口で果実のような華やかな香りが印象的ですよね。 それでいて柔らかい飲み口とキレの良さもあっておいしいです。 発泡にごり酒ということで、やっぱりちゃんと冷やして飲むのがいいですね。 社員Tさん 私は普段お酒は飲まないのですが、パイナップルのようなフレッシュな香りが 名前の渋さとは全然イメージが違ってびっくりです! ジューシーな甘さを感じる香りの割に、口当たりあっさりでおいしいですね。 編集部員O 皆さんと同じ感想でフルーティーな香りと上品な味わい、 それでいてキレの良さが印象的なお酒だと思います。 かといって甘すぎずほどよい酸味があるので、食事との相性も良好そうです。 【みんなの評価】 ・辛口|+++★+|甘口 ・すっきり|+★+++|コク ・食事との相性 ★★★★☆ 3-2.真澄 スパークリング 【商品データ】 分類:純米酒(壜内二次醗酵) 原料米:非公開 内容量:375ml 価格:1,452円 アルコール分:12度 編集部員O 2本目は真澄 スパークリング。 色合いはやや黄色みがかっていて白ワインのような様相で、 果実や花を思わせる香りと熟成した香りとの優れた調和が 特徴的な1本かと思います。 社長Nさん 香りはフルーティーというよりも熟成されたような香りが強いかな。 味わいは酸味が最初に出てきて、とてもスッキリしていてキレもいいと思います。 今回飲み比べした中で魚とかと合わせるなら真澄が1番だと感じました。 社員Iさん シャープな飲み口とドライな味わいが印象的ですよね。 冷やすとなお爽快感が増して、炭酸のピチピチ感も絶妙です。 社員Tさん フルーティーというよりは、先ほどの獺祭より日本酒らしいキリッとした香りを感じます。 炭酸感は結構強めですよね。 編集部員O 香りはフルーティーさよりもカラメルのような熟成されたお酒に近い香りを感じました。 ほどよい酸味とお酒としての旨味の強さ、余韻が長く残るのが印象的ですね。 食中酒としての食事との相性はかなりいいと思います! 【みんなの評価】 ・辛口|+★+++|甘口 ・すっきり|★++++|コク ・食事との相性 ★★★★☆ 3-3.七賢 スパークリング 山ノ霞 【商品データ】 分類:スパークリング日本酒 原料米:非公開 内容量:720ml 価格:1,980円(税込) アルコール分:11度 編集部員O 2本目は七賢 スパークリング 山ノ霞です。 グラスに注いだ感じガス感や炭酸感が強めな印象ですがどうですか? 社長Nさん すごくスッキリとしていて軽やかですね。蒸留酒系が好きな人はこれ好きなんじゃないかな。 果実感はそこまで強くないので、お米由来の旨味を感じやすい気がします。 社員Sさん 私は甘くてフルーティーだなと感じました。 飲み口が非常に軽いながらも、余韻を長く感じるお酒ですね。 社員Tさん 「日本酒の香り」と聞いて多くの方が想像する香りに近いと感じました。 ただ、香りの印象とは違い、すごく飲みやすくてマスカットのようなスッキリとした 甘さがおいしいです! 編集部員O お米のふくよかな味わいが感じれるスパークリング日本酒ですね。 炭酸感が強めでキレもいいのでクリスマスの脂っこい料理や濃い味の 料理にはうってつけな食中酒としておすすめな1本だと思いました。 【みんなの評価】 ・辛口|++★++|甘口 ・すっきり|+★+++|コク ・食事との相性 ★★★★★ 3-4.仙禽 雪だるま しぼりたて活性にごり酒 【商品データ】 分類:生酒 原料米:ドメーヌさくら・山田錦100%(栃木県さくら市産) 内容量:720ml 価格:1,950円(税込) アルコール分:13度 編集部員O 続いてはいまや毎年の冬の風物詩にもなっている仙禽 雪だるま しぼりたて活性にごり酒です。 シルクのような飲み口を表現するためにもろみを何度も何度も粗濾しし、 和三盆のような豊満な甘みと絹のような滑らかさを実現したとのことです。 社長Nさん 嗅覚による香りはあんまりないなと思いましたが、口に含むと マスカットやりんごのような香りがスッと抜ける感じがしました。 軽い爽やかさとしゅわっとする感じがおいしいですね。 社員Iさん 毎年見かける雪だるまですが、やっぱりまずはこの可愛い瓶の見た目が印象的ですよね。 味わいは甘みを感じやすいですが、くどい甘さではなく、飲みやすくてキレも良いなと感じました。 社員Tさん 口に含んだ時のまろやかさが印象として残りました。 日本酒のキリッとした感じが終盤にしっかりあって、味の広がりが豊かですね。 編集部員O 自分も嗅覚による香りはそこまで感じないかなと思いました。 おりの甘さをしっかり感じるのと、ほのかなガス感が楽しめるお酒です。 食事との相性も普通にいけると思うのですが、やや料理を選ぶかなと。 チーズとかとはめちゃくちゃ相性が良くなりそうな印象です。 【みんなの評価】 ・辛口|+++★+|甘口 ・すっきり|++★++|コク ・食事との相性 ★★★☆☆ 3-5.ゆきの美人 純米吟醸 活性にごり生 【商品データ】 分類:純米吟醸 (活性生酒) 原料米:非公開 内容量:720ml 価格:2,420円(税込) アルコール分:14度 編集部員O 続いては雪の結晶がプリントされたグリーンのボトルがきれいな ゆきの美人 純米吟醸 活性にごり生。 マンションの一階部分に醸造設備を構え、年間を通してフレッシュなお酒を造る秋田醸造さんが造る生酒 です。 社長Nさん 乳酸やヨーグルトのような香りを感じます。 味わいはジュワッと日本酒の旨味が広がるタイプの味。 果実感やフルーティー感は少なく、良くも悪くも日本酒っぽい印象だと思います。 社員Iさん ほかと比較しても、炭酸感は弱めだと思います。 柔らかい飲み口と上品な甘さによる飲み心地がおいしいですね。 社員Tさん 私は香りの印象は結構重ためでジューシーな香りがするなと感じました。 舌に残る余韻も長く濃くて、お中元とかでいただく果肉感のある濃いりんごジュース のような印象が近い感じがします。 編集部員O 第一印象としては、飲み口柔らかく非常に飲みやすいと感じました。 おり由来の甘みも感じるのですが、甘ったるさとかはなく、上品な泡感でどんな食事とも相性がいいと思います。 【みんなの評価】 ・辛口|++★++|甘口 ・すっきり|++★++|コク ・食事との相性 ★★★★☆ 3-6.八海山...

日本酒で梅酒を作るときは度数に要注意!日本酒を使った梅酒の作り方を解説

ホワイトリカー(焼酎)で漬けることの多い梅酒は、日本酒でも作れます。できあがった梅酒は、ロックやソーダ割にするのもおすすめです。 今回は、日本酒を使った梅酒の作り方をご紹介します。注意点など参考に、お家でおいしい梅酒を楽しんでくださいね。 1.日本酒で梅酒を作るときは必ず20度以上の日本酒を使う 自宅で梅酒を作るときは、必ずアルコール度数20度以上の日本酒を使ってください。酒税法では、アルコール度数20度以下のお酒を使った醸造は禁止されています。 梅酒づくりによく使われるホワイトリカーも同様ですが、こちらはアルコール度数35度と高いのが一般的です。一方、市販されている日本酒の多くはアルコール度数15~16度になります。 比較的度数の高い「原酒」と呼ばれるものでも18~19度のため、梅酒づくりには「果実酒用」とされたアルコール度数20度以上の日本酒を選ぶとよいでしょう。 参考:国税庁【自家醸造】 2.日本酒を使った梅酒の作り方 日本酒で梅酒を作るのはとっても簡単ですが、ちょっとしたコツを覚えておくとより美味しく作れます。早速作り方を見ていきましょう。 2-1.日本酒で梅酒を作るのに必要な材料 日本酒 1.8L 青梅 1kg 氷砂糖 500g 先述でもお伝えしましたが、日本酒は必ずアルコール度数が20度以上の日本酒を用意してください。日本酒に限らず20度未満のお酒で果実酒を作るのは、酒税法違反になるので必ず守ってくださいね。 2-2. 日本酒を使った梅酒の作り方 1.瓶をアルコールで拭いて汚れを落とし清潔にする 長期間熟成させる瓶は清潔にしなくてはなりません。大きい瓶は煮沸消毒が難しいため、キッチン用のアルコールスプレーなどで全体を拭いて起きましょう。ガラスの部分だけではなく、フタや持ち手も消毒しておきましょう。 2.梅の下処理(アク抜き・ヘタ取り)を行う 青梅にはアクがあります。そのためよく洗ってから3~4時間水に浸してアク抜きをしましょう。 その後水気をしっかり拭き取って、竹串やつまようじを使ってヘタを取ります。えぐ味や渋味の原因になるといわれているヘタですが、取りにくいものは取れる範囲で大丈夫。 無理に取ろうとすると手で強く持ってしまうので、梅の傷口から雑菌が入る原因に。梅を傷つけないように注意しながら取りましょう。 3.瓶と下処理した梅の水気をしっかり取る 瓶と青梅の水気は念入りに拭き取ったり乾燥させるようにしてください!特に日本酒で漬ける場合はアルコール度数が低くなるので、夏場の気温があがったタイミングでカビが発生してしまう原因になることもあります。 4.瓶に下処理した梅と、氷砂糖を交互に入れ、最後に日本酒を注ぐ 梅の準備が終わったら、砂糖と梅を3~4回にわけて交互に瓶へ入れていきます。このときも梅を傷つけないようにそっと入れていきましょう。砂糖と梅がすべて入ったら、上から日本酒を注ぎます。これで準備は完了です。 5.密閉して冷暗所で1カ月待てば完成! 1週間に1度ほどガス抜きをしてください(瓶に空気抜きの安全弁がついていれば不要)。日本酒を使って梅酒を作る場合は、アルコール度数がホワイトリカーなどより低くなるので、酵母が活動してガスを発生させる可能性が高まります。定期的にガス抜きをしないと最悪の場合破裂してしまう可能性があるので注意してください。 1カ月から先は、少しずつ熟成されて味わいも変わるので、変化をお楽しみください。 ここがPOINT! 日本酒を使った梅酒の作り方 1. 瓶をアルコールで拭いて汚れを落とし清潔にする 2. 梅の下処理(アク抜き・ヘタ取り)を行う 3. 瓶と下処理した梅の水気をしっかり取る! 4. 瓶に下処理した梅と、氷砂糖を交互に入れ、最後に日本酒を注ぐ 5. 密閉して冷暗所で1カ月待てば完成! 注意点もあるので、記事中の作り方を見てください! 3.日本酒で作る梅酒はメリットだらけ! 3-1. アルコール度数が低く、飲みやすい梅酒ができあがる 梅酒づくりによく使われるホワイトリカーに比べ、日本酒はアルコール度数が低いのが特徴です。そのため、梅酒も度数の低い飲みやすい仕上がりになります。日本酒のコク、まろやかさも感じられひと味違った梅酒の風味を楽しめますよ。 3-2. 通常の蒸留酒で作る梅酒よりも、完成が早い! ホワイトリカーで作る梅酒は、完成まで3~4カ月かかります。一方、日本酒で作る梅酒は1カ月ほどでできあがるのが特徴です。これは、日本酒に含まれる糖度が梅酒のエキスの抽出を促し、熟成が早く進むためだといわれています。 そのぶん砂糖も少なめですむため、砂糖を控えつつ、味わいまろやかな梅酒を早く楽しみたい人におすすめです 4.梅酒の保存方法や消費期限は? 出来上がった日本酒は冷暗所に保存しましょう。約1カ月後には飲めるようになります。暑さが心配という場合は、冷蔵庫で保管してもOKです。冷蔵庫は温度が低めのため熟成が少し緩やかになります。半月に1回程度、瓶をゆっくりと動かすと糖分が均一になります。 梅の実は長期保存したいのであれば、3カ月~半年ほどで取り出すのがベストです。半年~1年つけておく人もいますが、実が崩れて種から渋味が出てしまう可能性もあるので注意しましょう。 自家製の梅酒の消費期限も気になるところ。手作りだからもたないのでは…なんて思う人もいるかもしれませんが、アルコール度数が高いので実は長持ちします。中には30年以上たった梅酒を飲んでも問題なかったという人もいるくらいです。 ただし、保存方法に気をつけないと瓶にカビがはえるなどさまざまなトラブルもあるため、梅酒の味が変だな…と感じたら飲むのをやめましょう。基本的には1年以内に飲み切る量を作り、次の年に新しい梅酒を作るのがオススメです。 まとめ 自宅で日本酒を使った梅酒を作るときは、必ずアルコール度数20度以上のものを使ってください。そこさえクリアすれば、あとはかんたんにおいしい梅酒が自宅で作れます。時間とともに変化していく味わいも楽しみのひとつ。ぜひ日本酒の楽しみ方を広げてみてくださいね。

日本酒「HINEMOS」飲み比べイベントレポ!リッチモンドホテルプレミア東京スコーレにて開催

2024年8月9日(金)〜11日(日)、東京スカイツリー(R)を間近に望む「リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ」にて、日本酒「HINEMOS」(ヒネモス)の飲み比べイベントが開催されました。 「HINEMOS」は“時に寄り添う”をコンセプトとする日本酒。「日本酒になじみがない人も日本酒好きも、すべての人が身近に感じられる日本酒を」という作り手の思いから2019年に誕生しました。 夏の陽が傾き、窓の外に東京スカイツリーが輝く会場に用意されたのはカラフルな13本のボトルたちです。 今回は「日本酒ラボ」ライターがイベントに参加した様子をご紹介!会場となった「リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ」の情報と共に、新時代を担う日本酒「HINEMOS」の魅力をお伝えします。 1.日本酒「HINEMOS」(ヒネモス)とは? 日本酒「HINEMOS」は、株式会社RiceWineがプロデュースする日本酒です。 酒造りの要「杜氏」(とうじ)を務めるのは、創業300年以上の酒蔵「森山酒造」12代目の湯浅俊作氏。日本に約150名程度しかいない清酒専門評価者の1人であり、全国新酒鑑評会をはじめ国内外の日本酒コンテストで高い評価を得る人物です。 「HINEMOS」の魅力は、従来の日本酒のイメージをくつがえすデザインと個性豊かな味わい。12本の定番酒は夕方6時から翌朝5時のイメージにあわせ、色とりどりに表情を変えます。 1-1.日本酒ビギナーでもはっきりわかる、味の違いと豊かな個性 日本酒はコクがあったりスッキリしていたりと、バリエーション豊かな味わいが魅力のひとつです。 一方で飲み慣れない間は「どれも同じような感じ」「なにを基準に選べばよいかわからない」「アルコール感が強くて」と感じることもあるかもしれません。 「HINEMOS」のおもしろさであり大きな魅力は、1本ずつ明確に味わいが異なること。甘かったりシュワッとしたり、少しスモーキーな風味がしたりと、日本酒ビギナーでもその個性を知る楽しみが味わえます。 1-2.日本酒に親しむきっかけのような存在でありたい 「HINEMOSを購入される多くが若年層の方です。日本酒に苦手意識を持っていたという方も、HINEMOSであれば飲める、おいしいとよくおっしゃっていただきます」 そう教えてくれたのは、HINEMOS営業責任者である川村英之さんです。 「HINEMOSは、神奈川県小田原市の冷蔵倉庫の中で醸造しています。12銘柄すべてが異なる材料、仕込み方から生まれるものです。 それぞれのコンセプトに向けた醸造は容易ではありませんが、年間通して酒造りができる環境、そして杜氏の技がHINEMOSの品質を支えています。 HINEMOSとの出会いが日本酒の世界に親しむきっかけになれば。これまで日本酒にはなじみがなかった方にこそ、手に取っていただければと思います」 2.“時間に寄り添う”日本酒「HINEMOS」5種をご紹介 会場に用意されたのは、「HINEMOS」定番12種+夏季限定商品「Hanabi for HACHIJI」です。 川村さんのすすめもあり、夕方6時をイメージした「ROKUJI」から7時、8時の順にテイスティング。夜明けをイメージした「GOJI」で12本それぞれの味の違いを楽しみました。 今回はそのなかから特に印象的だった5銘柄をご紹介します。 2-1.「HINEMOS SHICHIJI」 人気ナンバーワンという「SHICHIJI」は、シュワッとした発泡感が楽しいスパークリング日本酒。仕事が終わって家に帰って、ひと段落して…今日もお疲れ!そんなシーンにぴったりのライトな飲み心地です。 日常的に楽しむお酒は、プシュっと開けてゴクッと飲めるビールやチューハイという方も多いのではないでしょうか。翌日のことを考えると、アルコール度数の高いお酒や容量の多いタイプは避けてしまいがちですよね。 「SHICHIJI」は12種のなかでも度数低めのアルコール度数5%。食欲を刺激する適度な発泡感、甘酸っぱい味わいが食前酒にぴったりです。 「HENEMOS」は一般的な日本酒の容量1升(1.8L)や四号瓶(720ml)サイズと比較して、500ml/170ml容量のため、飲み切れなかったボトルも冷蔵庫の扉に立てて保管できます。 2-2.「HINEMOS KUJI」 少し遅めに始めたディナーがメインディッシュに差し掛かる。そんな大人のひと時に寄り添う「KUJI」は、高級酒米といわれる“山田錦”で造られたお酒です。 「SHICHIJI」とはガラリと変わり、スッキリとしたテイストで後口にはほのかな苦味も。肉料理にも魚料理にも合いそうで冷蔵庫にしのばせておきたくなる存在でした。 2-3.「HINEMOS REIJI」 時間は進み深夜0時に。そろそろ寝ないとと思いつつ、ほっとひと息つけるこの時間帯には、ほんのり赤い「REIJI」が登場です。 赤色の理由は、原料に古代米と呼ばれる“黒米”を使っているからだそう。甘く優しい味わいが疲れた体に染みわたります。 隣に並ぶ「ICHIJI」は、深夜の始まりを感じさせるようなキリッとした大人のテイスト。これほどまでに明確な違いが感じられるのも、時をイメージしたお酒ならではのおもしろさだなと実感させられました。 2-4.「HINEMOS SANJI」 12銘柄のなかでも特別な個性を放っていたのがこちら。深まる夜を刺激的な味わいで彩る「SANJI」です。 ほんのりとスモーキーな香りは熟成に使う杉樽由来。ワイン酵母が生み出す複雑な味わいは、どこかウイスキーを連想させます。 ナッツやチョコレート、チーズ、いぶりがっこなどと合わせたくなるおいしさで日本酒好きにも喜ばれそうな1本でした。 2-5.「Hanabi for HACHIJI」 ラストは季節限定酒「Hanabi for HACHIJI」を。こちらは「HACHIJI」をアレンジした甘口スパークリング日本酒です。 華やかな味わいと爽快な発泡感は真夏の花火のよう。ホテルの外に広がる夜景を見ながらいただく夏のお酒はまた格別でした。 おしゃれなボトルデザインに親しみやすい味と香り、アルコール度数低めとプレゼントや親しい人と楽しむお酒にも喜ばれそう。 こちらはオンラインショップではすでに完売ですが、イベントごとが多くなるこれからの季節、華やかな時間を盛り上げてくれる「HINEMOS」にさらなる期待感を感じさせてくれる銘柄でした。 「HINEMOS」 online shop https://hinemos.tokyo/ 「HNEMOS 中目黒店」 住所:東京都目黒区上目黒3-3-6 尾留川ビル1階 アクセス:東急東横線 中目黒駅 改札から徒歩10秒 営業時間:13時〜21時 https://hinemos.tokyo/pages/hinemosnakameguro 3.「リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ」の魅力を紹介 今回のイベント会場となったのは押上駅から徒歩1分、東京スカイツリー近くに位置する「リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ」です。 「リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ」の魅力は、各部屋に余暇を自分らしく過ごすための工夫がなされていること。6階と13階にはサウナや映画、本、ゲームなどを楽しめるコンセプトルームが設けられています。 今回覗かせていただいたお部屋は、最大4名が宿泊できるスーペリアツインルーム。広々とした室内に充実した設備と、快適に過ごせる要素が満載の客室でした。 もうひとつ、見逃せないのが受付横に設けられた「SHARE LOUNGE」です。コーヒーをはじめとするドリンクにスナック、パン、アイスクリームといった多彩なメニューが用意されています。 奥にはボックスシートもあり、コワーキングスペースとして利用する方もいればチェックイン、アウトの合間に一休みする方も。 こちらは対象プランを選択して宿泊すると営業時間中は自由に利用できます。スナック類の裏にはサーバーが並んでおり、「アルコールプラン」付きで利用すればそちらも飲み放題。プランを付けていない場合も有料で利用可能です。 インバウンドも多い押上という場所で、個々に合ったくつろぎの時を提供してくれる「リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ」。スタッフの方々の丁寧でありつつも明るく、フレンドリーなもてなしも印象的なホテルでした。 「リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ」 住所:東京都墨田区押上1 10-3 TEL.:03-5819-0731 アクセス:羽田空港より京急線・都営浅草線 約40分/成田空港より京成成田スカイアクセス線 約50分/押上駅より徒歩1分 https://richmondhotel.jp/tokyo-oshiage/ SHARE LOUNGE 押上 TEL:03-5637-7026 https://tsutaya.tsite.jp/store/lounge/detail/2139/ まとめ リッチモンドホテルプレミア東京スコーレにて開催された日本酒「HINEMOS」の飲み比べイベント。会場では海外からの観光客もその味わいを楽しんでいました。 初めて日本酒を飲む方も、これまで日本酒に少し苦手意識をもっていた方も、誰もが笑顔になれる味わいこそが「HINEMOS」の魅力かもしれません。もちろん日本酒が大好きという方にも、日本酒の新たな世界観を教えてくれるお酒だと感じました。 「HINEMOS」はオンラインショップほか直営店にて購入可能。定期的にポップアップストアも開催されているため、新たな日本酒との出会いをぜひ楽しんでみてください。

【唎酒師解説】スパークリング酒や日本酒瓶のキャップ(蓋)の開け方を写真付きで徹底解説

日本酒は、使われているキャップによって開け方が異なります。特に、一升瓶には二重タイプのキャップが使われるのが主流です。また、発泡タイプの日本酒は開栓時の噴き出しに注意する必要があります。 今回は、日本酒に使われるキャップの種類や、発泡タイプの日本酒の開け方についてご紹介します。活性にごり酒やスパークリング日本酒など楽しむ際は、ぜひ参考にしてください。 日本酒のキャップの種類 日本酒のキャップには、クルッと回すタイプのほか、外蓋と中栓が付いた二重タイプのキャップがあります。 カップ酒にはパカッと開けるキャップが使用されるなど、さまざまな種類が存在することが特徴です。まずはその違いについてみていきましょう。 P.Pキャップ クルッと回して開けるタイプのキャップです。「Pilfer Proof」(盗難防止)が名前の由来とされ、下部にはミシン目がついています。 開けると上部のキャップとミシン目が切り離され、開栓済みであることが一目でわかります。日本酒に限らず、さまざまな種類の飲料に使用されているタイプです。 冠頭(王冠) 冠頭(かんとう)は、主に一升瓶に使用されるキャップです。王冠とも呼ばれ、中栓とセットになっています。 冠頭を使う瓶の口には、P.Pキャップを使う瓶のような溝が入っていません。そのため、近年はキャップを外したときの瓶の美しさや、「より日本酒らしい」という海外での評判を理由に、四合瓶(720ml)でも冠頭を使用するケースが多く見られます。 リフトオフキャップ 主にカップ酒に使用されるタイプです。ワイドキャップとも呼ばれ、リングタブを上に引くと全体がパカッと外れます。 参考:八海山「Q&A」 参考:きた産業「キャップの実務知識(その3)」 参考:一般社団法人 日本キャップ協会「キャップ紹介 」 2.日本酒のキャップ「冠頭(王冠)」の開け方 前述した3タイプのなかでも、日本酒瓶ならではといえるキャップが「冠頭(王冠)」です。ここからは、その開け方をご紹介します。 1.開け口をつまんで浮かす 2.つまみを斜め上に向かって引っ張りながら剥がす 3.中栓を下から上に向かって持ち上げる 4.開栓! 近年の冠頭は斜めのガイドラインが入れられ、以前より開けやすくなったといわれています。とはいえ、手を切らないよう注意しながらゆっくりと開栓してください。 また、中栓には「スポット」と呼ばれるフィルムが貼られています。これは、貯蔵中に中栓が飛ぶのを防いだり、お酒の品質を維持したりすることが目的です。日本酒は製造工程で瓶ごと加熱殺菌するケースが多く、熱に強い「びん燗替栓」も開発されています。 参考:きた産業「キャップの実務知識(その3)」 2.活性にごり酒やスパークリング日本酒の開け方と注意点 活性にごり酒やスパークリング日本酒は、シュワシュワとした発泡感が特徴的なお酒です。 活性にごり酒は、日本酒のもととなる白く濁った液体「醪」(もろみ)を荒く濾して造られます。“活性”と呼ばれるのは、加熱殺菌処理をしていないお酒だからです。 日本酒の一般的な製造工程では、仕上げに「火入れ」と呼ばれる加熱殺菌が行われます。乳酸菌の一種である「火落菌」(ひおちきん)を死滅させ、お酒の品質を安定させるためです。 火入れをしていない活性にごり酒は、乳酸菌や酵素が生きたままの状態。味の変化が起きやすく冷蔵保存が基本です。 また、スパークリング日本酒は、活性にごり酒と同様に造られるタイプのほか、あとから炭酸ガスを注入したり、瓶の中で二次発酵させたりするタイプがあります。低アルコールの甘口タイプも多く、日本酒を飲み慣れない方にもおすすめです。 2-1.活性にごり酒やスパークリング日本酒は噴き出しに注意 火入れをしていない活性にごり酒は、瓶のなかで発酵が進んでいる状態です。常に炭酸ガスが生成されているため、開栓時は噴き出しに注意する必要があります。 いつもと同じように開けると、瓶に溜まっていたガスとともにお酒が勢いよく噴き出してしまうかもしれません。スパークリング日本酒も同様に、タイプによっては開栓時に注意が求められます。 2-2.活性にごり酒やスパークリング日本酒の開け方 ここからは、活性にごり酒やスパークリング日本酒の上手な開け方をご紹介!おいしい日本酒が噴き出さないよう、開け方のコツをみていきましょう。 1.冷蔵庫で冷やして落ち着かせる まずは冷蔵庫で冷やしながら、瓶のなかの動きを落ち着かせます。火入れされたスパークリング日本酒の場合、噴き出す心配はさほどありませんが、おいしく味わうためにも一定時間冷やすのがおすすめです。 炭酸が噴き出す恐れもあるため、持ち運びで揺らしたあとすぐに開けないように気を付けてください。 2.キャップをほんの少しだけ緩める 冷蔵庫から冷えたお酒を取り出したら、いよいよ開栓。キャップは一度に開けず、少しずつ緩めていきます。 写真はミシン目が切れ、カチッと音がするまでキャップを緩めた状態。瓶内に空気が入ったことでガスが動き出し、滓(おり)が揺れているのがわかります。 3.ガスの様子を見ながらキャップを開けて閉めてを繰り返す しばらくすると行き場を求めるガスとともに、液面がグーッと持ち上がってきます。 ここで一気に開けてしまうと、お酒が噴き出し大惨事になるので気を付けて!一度キャップを閉めたら、液面がまた下がるまで静かに待ちましょう。液面がある程度下がったら、また少しキャップを緩めます。 キャップを緩める ↓ 液面が持ち上がる(ガスが抜ける) ↓ キャップを閉める ↓ 液面が下がるまで待つ ↓ キャップを緩める 上記の工程を何度か繰り返しながら、瓶内に溜まったガスを抜いてください。 「どうしても噴き出してしまいそう」というときは、キャップの上にタオルやボウルを被せると安心です。瓶の下にもボウルや鍋を置けば、周囲の汚れを防げます。 2-3.冠頭の場合は穴を開ける方法も 活性にごり酒やスパークリング日本酒のキャップはP.Pキャップが一般的ですが、なかには冠頭タイプもあります。 この場合、少しずつ開けて閉めてと繰り返すことができません。外側の冠頭をはがした瞬間、中栓が飛び出す恐れもあります。 活性にごり酒やスパークリング日本酒に冠頭が使われている場合は、画鋲やアイスピックなど先の尖ったもので直接キャップに穴を開けてください。 プシュッと音がしたら、ガスが抜けている合図です。できればそのまま1日ほど置いておくと安心して開栓できます。 横に倒すと穴から中身がこぼれてしまうため、保管時は縦置きを心がけましょう。 まとめ 製造方法によってさまざまな個性を見せる日本酒。キャップにも種類があり、活性にごり酒やスパークリング日本酒などは開け方に注意が必要です。 ちょっとしたコツを知っておけば、シュワシュワとした発泡タイプのお酒もよりおいしく楽しめます。今回ご紹介した開け方を参考に、ぜひいろいろな日本酒を味わってみてくださいね。

氷を入れてスッキリ飲みやすい!おいしい日本酒ロックの作り方を解説

日本酒はさまざまな飲み方・楽しみ方ができるお酒。近年は、キンキンに冷たい「日本酒ロック」というスタイルが注目を集めています。 「日本酒に氷を入れていいの?」「邪道じゃない?」と心配しなくても大丈夫!冷たくスッキリした味わいの日本酒ロックは、日本酒ビギナーにもおすすめです。 今回は、日本酒の自由で新たなスタイル、日本酒ロックの作り方や楽しみ方をくわしくご紹介します。 1.夏におすすめ!日本酒ロックとは 日本酒ロックは、氷を入れたグラスに日本酒を注ぐ夏にぴったりの飲み方です。とはいえ、ロックといえばウイスキーや焼酎を思い浮かべる方も多いかもしれません。 実は、日本酒ロックは日本で古くから親しまれているスタイル。近年は日本酒のカジュアルな楽しみ方として注目を集めています。 キリッと冷たい日本酒ロックは飲みやすく、日本酒通はもちろん日本酒ビギナーにもおすすめです。 1-1.日本で歴史ある飲み方 日本酒は冷酒や常温、燗酒など幅広い温度帯で楽しめるお酒です。とはいえ「日本酒に氷を入れてもいいの?」と戸惑うこともあるのではないでしょうか。 お酒の歴史を紐解くと、日本酒に氷を入れるスタイルは1300年以上前には誕生していたそう。 日本最古の歴史書である日本書紀には「氷室(ひむろ)の氷、熱き月に当たりて、水酒に浸して用(つか)ふ」という一文が残されているといわれています。 「氷室」とは、冬の間に切り出した氷を保管しておく貯蔵庫のこと。つまり「氷室の氷を暑い季節にお酒に入れ使っていた」というわけです。 はるか昔の日本人もロックスタイルを楽しんでいたと思うと、日本酒ロックがまた特別な味わいに感じられそうですね。 1-2.日本酒ビギナーにおすすめ 日本酒ロックは、氷の影響で日本酒がグッと飲みやすくなることが魅力のひとつ。「日本酒はちびちび飲まないとダメ?」「なんだか難しそう」という日本酒ビギナーにおすすめのスタイルです。 しっかり冷えることで飲み口が良くなり、食事と合わせやすくなることもポイント。揚げ物や味の濃い料理とも相性が良く、スルスルと飲み進められます。 また、氷が溶けることにより、アルコール度数が下がることも日本酒ロックのメリットです。日本酒は、ビールやワインに比べアルコール度数が高いお酒。お酒に弱い方や日本酒のアルコール感が苦手という方は、ぜひ一度ロックスタイルを試してみてください。 1-3.アウトドアでも楽しめる 暑い季節にぴったりの日本酒ロック。気軽に楽しめるロックスタイルは、アウトドアにもぴったりです。 カップと氷さえあれば、日本酒は冷えていなくても大丈夫。バーベキューやキャンプなど、好みのシーンでいつでも美味しい日本酒ロックを味わえます。 ちょっとそこまでのお散歩なら、コンビニで日本酒ロックの材料を購入するのもおすすめ。氷入りのカップを購入すれば、氷とカップそれぞれを用意する手間が省けます。春先には手軽な日本酒ロックを片手にお花見も楽しそうですね。 2.ロックで美味しい日本酒3タイプ 日本酒は製造方法によってさまざまな種類に分類されます。日本酒ロックをより美味しく味わうのであれば、ぜひ以下の3タイプを選んでみてください。 生酒 原酒 にごり酒 氷を入れてもお酒の良い部分が消えることなく、ロックスタイルならではの魅力を味わえますよ。 2-1.生酒 生酒は、火入れと呼ばれる加熱処理をしていないお酒です。搾ったそのままの状態で瓶詰した生酒は、フレッシュで爽やかな味わいが魅力。ロックスタイルでもみずみずしい甘み、旨味を堪能できます。 また、生酒は加熱処理をしていないぶん、保存期間が短いお酒です。飲みきれない生酒があるときは、ぜひロックで味のバリエーションを楽しんでみてください。 2-2.原酒 原酒とは、加水調整をしていないお酒のことです。日本酒は、醪(もろみ)と呼ばれる米と米麹、水を発酵させた液体を搾って造られます。 醪を搾った段階では、アルコール度数は18%以上。製造工程ではここに仕込み水と呼ばれる水を足し、最終的にはアルコール度数15~16%に調整します。 アルコール度数が高く、しっかりとした飲みごたえのある原酒はロックスタイルにぴったり。氷を入れてもお酒の個性が消えることなく、力強い味わいが感じられます。 2-3.にごり酒 にごり酒は、その名のとおり白く濁ったお酒です。あえて目の粗い布で搾り、固形物を残したまま仕上げています。 濃厚でまったりとした味わいのにごり酒は、ロックでも旨味がしっかり残ることが大きな魅力。甘みや酸味が強いにごり酒のなかには「大人のヨーグルト」と呼ばれるほど飲みやすい銘柄もあります。 3.日本酒ロックの基本的な作り方 日本酒ロックは作り方がとにかく簡単!グラスとたっぷりの氷、日本酒を用意してぜひ気軽にトライしてみてください。 グラスに氷をたっぷり入れる 日本酒を半分から6分目あたりまで注ぐ マドラーなどで軽くかき混ぜる 日本酒ロックは冷たさが命。氷はグラスにたっぷり用意しましょう。氷が溶けることを考え、日本酒は半分から6分目あたりまで注ぐのがおすすめ。日本酒が減るたびに継ぎ足せば、味が薄まりすぎない美味しい日本酒ロックを楽しめます。 4.美味しい日本酒ロック2つのこだわりポイント 手軽な日本酒ロックをもっと美味しく楽しみたい!そんなときは「氷」と「酒器」にこだわってみましょう。日本酒の種類にあわせて酒器を選べば、日本酒ロックの楽しみ方がより一層広がりますよ。 4-1.氷にこだわろう! 日本酒の香り、味わいを消さないためには氷にもひと工夫。おすすめは臭みのないロック用の氷です。形の大きなものや丸い形状のものは溶けにくく、ゆっくりと味や香りの変化を楽しめます。 自宅で氷を作る際は、ミネラルウォーターを使うのがおすすめです。その際も、なるべくサイズの大きな製氷機を使ってみてください。丸い氷ができる製氷機を使えば、お家でもお店気分が味わえますよ。 4-2.酒器にこだわろう! ロックグラス 口が広く、背の低いロックグラスは日本酒ロックにぴったり。大きな氷をたっぷり詰めれば、ロックならではの味わいをゆったりと楽しめます。 ぐい吞み にごり酒をロックにするときは、ぜひぐい吞みを。グラスと違い、ガラス面に滓(おり)がこびりつく心配がありません。唇にあたる陶器ならではのしっとりとした感触と、にごり酒のまったりとした味わいが絶妙にマッチします。 タンブラーグラス 背の高いタンブラーグラスは、日本酒の爽やかな香りを楽しみたいときにおすすめです。日本酒ロックのアレンジレシピ「サムライロック」のような日本酒カクテルの香り、色合いも引き立ちます。 まとめ 日本酒ロックは気軽にカジュアルに日本酒を楽しめることが大きな魅力。冷えることでスッキリと飲みやすくなり、溶ける氷とともに変化する味わいも楽しめます。 日本酒の種類、氷や酒器にこだわれば、日本酒ロックの世界がさらに奥深いものに。ぜひ自由に楽しく日本酒ロックを味わってみてくださいね。

【唎酒師が解説】日本酒の瓶のサイズにはどんなものがある?日本酒の瓶のサイズごとの特徴を解説

日本酒の瓶は、一升瓶(1800ml)や四合瓶(720ml)などのサイズが主流です。近年は300ml容量の二合瓶や、一合瓶などの飲みきりサイズも販売されています。 そもそも一升瓶はいつ頃から使われるようになり、世の中に普及していったのでしょうか。今回は日本酒の瓶のサイズについて詳しくご紹介します! 1.日本酒の瓶のサイズはおもに4種類! 日本酒の瓶のサイズは、一升瓶・四合瓶・二合瓶・一合瓶の大きく4種類にわかれます。基本的に同じ銘柄であれば、サイズにより味が変わるということはありません。それぞれの内容量やカロリーなどは以下のようになります。 一升瓶 四合瓶 二合瓶 一合瓶 容量 1800ml 720ml 300~360ml 180ml カロリー 1,854kcal 741kcal 309~370kcal 185kc容量 種類の多さ 多い 多い 少ない 少ない ※日本酒 100ml = 103kcal で計算 (出典元:食品成分データベース(文部科学省)) 一合瓶は180mlが一般的ですが、二合瓶は300ml~330mlまで容量にばらつきがあります。カロリーは日本酒の種類によって異なるため、おおよその目安にしてください。 一升瓶や四合瓶に比べ、二合瓶のような少量タイプを扱う銘柄は少なめです。一方で、コンビニや小売店などでは飲み切りタイプの販売も増えつつあります。 2.一般的なサイズは一升瓶と四合瓶 市販されている日本酒のサイズは、一升瓶と四合瓶が一般的です。1合=180mlのため、一升瓶(1800ml)はおよそ10合分になります。 日本酒が瓶で販売されるようになったのは、一升瓶が始まりです。まずはその背景や、四合瓶が生まれた理由などについてみていきましょう。 2-1.一升瓶が普及した背景 一升瓶が日本酒の容器として使われるようになったのは、1901年(明治34年)ごろからといわれています。それまで日本酒は、酒屋の樽から客が持参した徳利(とっくり)へと量り売りされるのが一般的でした。 日本酒がガラス瓶で販売されるようになったのは、酒に水を足す「かさ増し」のような不正を防ぐ目的もあったといわれています。1965年(昭和40年)ごろになると、日本酒の大半は一升瓶で流通するようになりました。 一升瓶の規格はJIS規格で定められており、底からキャップまでの高さは39.5cmです。また、日本酒の出荷量の減少や四合瓶の普及により、1998年(平成10年)に約3億本あった一升瓶の出荷量は、2016年(平成28年)には約7,000万本まで減少しています。 参考:リターナブルびんナビ「一升びんガイドブック ~環境に優しいリユース容器~」 2-2.四合瓶が生まれた理由 一升瓶の次のサイズが5や6でなく「四合」である理由には、かつて使われていた「盃」(はい)という単位が関係するといわれています。1盃=約4合だったことから四合瓶が定着したという説がそのひとつです。 また、一般的な冷蔵庫のドアポケットに収まりやすく、家庭で飲み切るのにちょうどよいサイズだったことも四合瓶の普及に関係したと考えられます。 品質をキープしやすいことから、お酒の鮮度にこだわる酒蔵や酒販店では、四合瓶のみ製造する、販売するといったケースもみられます。 3.近年増えつつある二合瓶と一合瓶 近年は、少量タイプの二合瓶や一合瓶の販売も増えつつあります。保管時も場所をとらず、より手軽においしい日本酒を楽しめることが魅力です。 3-1.冷やでも燗でも楽しめる「二合瓶」(300~360ml) 300ml~360mlの二合瓶は、コンビニや小売店などでよく見かけるタイプです。数日かけて飲み切るのにちょうどよいサイズ感で保管時も場所をとりません。 また、一定量があるので冷やと燗酒、両方を試しやすいというメリットもあります。料理やその日の気分にあわせ、温度を変えて楽しむのもおすすめです。 3-2.おいしいお酒をより手軽に「一合タイプ」(180ml) 1回で飲み切るのに適した1合サイズは、パックや缶、瓶とさまざまなタイプで販売されています。1合より若干多いボトルタイプ(200ml)は、キャップを空けてすぐ楽しめる手軽さとフレッシュな味わいが魅力です。 また、「カップ酒」と呼ばれることが多い1合サイズの日本酒は、味わいとともに個性的なラベルも楽しめます。手に取りやすく旅先のお土産にも好まれるタイプです。 まとめ 日本で古くから親しまれてきた日本酒は、時代とともに瓶のサイズも変化してきました。徳利が一升瓶になり、近年は四合タイプが主流です。また、より手軽にそのおいしさが楽しめる少量タイプも販売されています。 酒蔵や酒販店はもちろん、スーパーやコンビニなどで見かけたらぜひ手にとって、その味わいを楽しんでみてくださいね。

【唎酒師が解説】日本酒の瓶の色には理由がある?日本酒の瓶に茶色や緑色が多い理由を解説

日本酒の瓶は、緑に青、茶色などに色付けされているのが一般的です。透明瓶を使用しないのには、日本酒の特性にまつわる理由があります。 日本酒の瓶にはどのような色があり、何を理由に使い分けられているのでしょうか。今回は、日本酒の瓶と色との関係性についてご紹介します。 1.どんな色があるの?日本酒の瓶 日本酒の瓶の色は、黒色や茶色、緑色が一般的です。なかには青色の瓶もあります。 日本酒の容器に用いられるガラス瓶は「着色」ではなく「化学反応」で色付けされるのが一般的です。例えば、青色は酸化コバルト、緑色は酸化鉄をガラス原料に加えることで生まれます。 クリアピンクのような明るい色や透けない白、黒などにしたい場合は、瓶に直接色を吹き付ける手法が用いられます。スプレーガンを使えば美しいグラデーション加工も可能です。 2.日本酒瓶に茶色と緑色が多い理由 日本酒の容器には、化学反応により色付けされた茶色や緑色の瓶が多く用いられます。理由は、日本酒を紫外線の影響から守るためです。 日本酒は温度や紫外線の影響を受けやすいお酒です。光に当たることで色や香りが変化する恐れがあります。茶色や緑色の瓶は「遮光瓶」とも呼ばれ、光を遮断する効果があることが特徴です。 色が濃いほど遮光率は高く、茶色の遮光瓶はほぼすべての紫外線から内容物を保護できるといわれています。そのため、健康食品や栄養ドリンクの容器なども茶色の遮光瓶が主流です。 3.日本酒の種類にあわせた青色や透明の瓶 日本酒瓶には青色や透明、半透明のタイプもあります。青色の瓶は遮光性もあり、爽やかさを感じさせる夏酒などに用いられることが多いタイプです。 また、透明度の高い瓶は「生酒」や「スパークリング日本酒」などに多く使用されます。 生酒とは加熱殺菌処理がされていない日本酒のことです。日本酒の一般的な製造工程では、味や香りを安定させ保存性を高めるために加熱処理がなされます。 火入れをしていない生酒は、冷蔵保存で早めに飲み切ることが推奨されています。透明度の高い瓶を使用するのも、光が当たらない冷蔵庫での短期保存を前提としていることが理由のひとつです。 クリアな瓶を使うことで生酒のフレッシュでみずみずしいイメージも引き立ちます。 また、発泡タイプのスパークリング日本酒もクリア瓶に入れられることが多いタイプです。こちらも冷蔵庫で冷やして飲むのが基本とされ、スタイリッシュな見た目は華やかなパーティーシーンにもなじみます。 まとめ 日本酒瓶に緑色や茶色が多いのは、日本酒を紫外線の影響から守るためです。色が濃いほど遮光率は高く、味や香りの変化を防げます。 冷蔵保存が基本の生酒やスパークリング日本酒には、半透明の瓶やクリアな瓶も使用されます。それぞれの色に理由があることをふまえつつ、ぜひ味の違いを楽しんでみてください。

日本酒は割って飲んでもおいしい!唎酒師おすすめの割り方を紹介

日本酒は、水や炭酸、ジュースなどで割ることで味の変化が楽しめるお酒です。アルコール度数が抑えられ、日本酒初心者でも飲みやすい1杯に仕上がります。 今回は、日本酒の基本的な割り方やジュースやお茶などで割る飲み方をご紹介します。作り方やポイントなど、ぜひ参考にしてください。 1.基本的な日本酒の割り方 まずは基本的な日本酒の割り方についてみていきましょう。水やソーダで割る飲み方は、日本酒ビギナーにもおすすめです。割ることで飲み物全体のアルコール度数が抑えられ、より飲みやすい味わいに仕上がります。まずは基本をマスターし、自分好みの割り方を見つけてみてください。 1-1.日本酒の水割り 日本酒と水さえあれば手軽にできる「日本酒の水割り」。それぞれをしっかり冷やしておくことで、よりスッキリとした飲み口を楽しめます。 作り方 1.グラス・日本酒・水を冷やしておく 2.グラスに日本酒を注ぐ 3.水を注ぐ 4.軽く混ぜて完成 日本酒の水割りをよりおいしく作るためのポイントなどは、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。 https://sake-5.jp/the-water-is-bad/ 1-2.日本酒のお湯割り 寒い季節には温かな「お湯割り」がおすすめです。水割りや冷酒とはまた違った風合いを楽しめます。温度や割る度合いにこだわれば、日本酒の風味が活きたおいしいお湯割りに仕上がりますよ。 作り方 1.日本酒を用意する(純米酒や本醸造酒がおすすめ) 2.40度ほどのお湯を用意し、日本酒:お湯=1:2~4の割合で割る 日本酒のお湯割りのポイントについては、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。 https://sake-5.jp/hot-water-split/ 1-3.日本酒ロック 「日本酒ロック」は、暑い季節におすすめの飲み方です。「原酒」と呼ばれる加水調整されていない日本酒や、加熱処理されていない「生酒」を選べば、よりフレッシュでしっかりとした飲みごたえを楽しめます。 作り方 1.グラスに氷をたっぷり入れる 2.日本酒を半分から6分目あたりまで注ぐ 3.マドラーなどで軽くかき混ぜる 日本酒ロックをおいしく作るためのポイントなどは、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。 https://sake-5.jp/sake-ice/ 1-4.日本酒のソーダ割り シュワッとした口当たりのソーダ割りは、唐揚げやフライドポテトなどのパートナーにおすすめです。普段の日本酒とはひと味違う爽快感を楽しめます。 作り方 1.日本酒・ソーダ・グラスを冷やしておく 2.グラスに日本酒を注ぐ 3.ソーダを静かに注ぐ 4.マドラーで静かにかき混ぜ完成 日本酒のソーダ割りの作り方のポイントは、こちらの記事も参考にしてみてください。 https://sake-5.jp/soda-split-of-sake/ 2.日本酒初心者にもおすすめしたい、おいしい日本酒の割り方 割り方の基本をマスターしたら、アレンジメニューに挑戦!ぜひいろいろな飲み物で異なる味わいを楽しんでみてください。 2-1.日本酒のオレンジジュース割り オレンジジュース割りは、カクテル感覚で楽しめるおいしい割り方です。アルコール度数を下げつつ、よりカジュアルに日本酒を味わえます。りんごジュースやグレープジュースなど、好みのジュースで割るのもおすすめです。 作り方 1.氷を入れたグラス1/3ほどに日本酒を注ぐ 2.オレンジジュースをゆっくりと注ぐ 3.軽くステアしたらできあがり 2-2.日本酒のお茶割り 和×和のコラボレーションを楽しめるのが日本酒のお茶割り。お茶はなるべく味の濃いタイプを選ぶのがおすすめです。日本酒の香りとお茶の香りが重なり合い、スッキリとした余韻も感じられます。 作り方 1.グラスに氷を入れ1/3ほど日本酒を注ぐ 2.日本茶を注ぎ軽くステアしたらできあがり(煎茶を淹れる場合は普段より濃く仕上げてください) 2-3.日本酒のコーヒー割り 香りと香りのハーモニーを楽しめるアレンジです。ホットでもアイスでもおいしくいただけます。 氷をたっぷり入れれば暑い季節にぴったりの1杯に。ホットコーヒーに日本酒をたらせば、1日の終わりにほっと心がやすらぐドリンクに仕上がりますよ。 作り方 1.グラスいっぱいに氷を入れる 2.ドリップしたコーヒーを注ぐ(もちろんペットボトルのコーヒーでもOKです) 3.マドラーで混ぜつつコーヒーを冷やし、減った氷を足す(好みにあわせてシロップを加える) 4.日本酒を注ぎ軽く混ぜたらできあがり おいしく作るポイントなどは、ぜひこちらも参考にしてみてください。 https://sake-5.jp/sake-coffee/ 2-4.日本酒のカルピス割り カルピスの甘酸っぱさと日本酒の風味が絶妙にマッチ。暑い夏の昼下がりやお風呂上がりのにぴったりのアレンジです。 作り方 1.氷をいっぱい入れたグラス1/3に日本酒を注ぐ 2.好みの濃さに希釈したカルピスまたはカルピスウォーターを注いで混ぜる(希釈する際は少し濃い目に仕上げるのがおすすめ) 2-5.日本酒の甘酒割り 甘酒には、米麹から作られるノンアルコールタイプのものと、酒粕を原料にした微量にアルコールを含むタイプがあります。 市販の甘酒は、酒粕を原料にしていてもアルコール度数1%未満の「ノンアルコール飲料」に該当するものがほとんどです。 日本酒を甘酒で割れば、甘酒のコクと風味が活きたアレンジに仕上がります。シーンにあわせて、ホットにしたり、生姜のすりおろしを加えたりするのもおすすめです。 作り方 ・アイスの場合は甘酒コップ1杯(200ml)に対し50ml、ホットの場合は大さじ1(15cc)ほどの日本酒を加える まとめ 日本酒は、楽しみ方の幅が広いお酒です。水やソーダ、好みのジュースなどで割ってもおいしくいただけます。 その日の気分にあわせて、冷やしたり温めたりできるのもうれしいポイント。ぜひ気軽にさまざまなアレンジを楽しんでみてくださいね。

【唎酒師が解説】おいしい日本酒のお湯割りの作り方を解説!

日本酒のお湯割りは、日本酒初心者やお酒を飲み慣れない方にもおすすめの飲み方です。お湯で割ることで全体のアルコール度数が抑えられ、口当たりもまろやかになります。 今回は、お湯と日本酒の割合や温度など、作り方のポイントをご紹介します。梅干をいれたおいしいアレンジなども、ぜひ参考にしてください。 1.日本酒のお湯割りをおいしく作るためのポイント 日本酒のお湯割りをおいしく作るためのポイントは2つ。「割る度合い」と「温度」に気を付けることです。 1.アルコール度数は12度を目安に割る 2.割ったあとの温度は「ぬる燗(40度)」程度がおすすめ 基本をおさえておけば、あとはその日の気分、自分の好みにあわせてアレンジできます。それぞれ詳しくみていきましょう。 1-1.アルコール度数は12度を目安に割る 日本酒のアルコール度数は、15度前後が一般的です。加水調整されていない「原酒」と呼ばれるタイプはアルコール度数が高く18度近くになることもあります。 お湯割りにするときは、仕上がりのアルコール度数12度を目安に割ってみてください。お湯で味がぼやけすぎず、日本酒の風味や香りが感じられる1杯に仕上がります。 以下はアルコール度数12度に仕上がる日本酒とお湯の分量の目安です。「ちょっとアルコール感が強いな」と感じるお湯を足してみたり、「もう少し飲みごたえがほしい」というときはお湯を引いてみたりと、ここから加減してみてください。 日本酒のアルコール度数 15度 18度 日本酒の量 80ml 約70ml お湯の量 20ml 30ml アルコール度数 12度 12度 1-2.割った後の温度は「ぬる燗(40℃)」程度がおすすめ 日本酒は、温度によって香りや味わいが大きく変化するお酒です。お湯割りにするときも、温度を意識してみましょう。 おすすめは「ぬる燗」と呼ばれる40℃程度の温度帯。口当たりもやわらかく、ふんわりとした旨味と香りを楽しめます。 飛び切り燗 55~60℃ 熱燗 50℃ 上燗 45℃ ぬる燗 40℃ 人肌燗(ひとはだかん) 35℃ 日向燗(ひなたかん) 30℃ 1-3.使用する日本酒は純米酒や本醸造酒がおすすめ 日本酒は、原料の米を削る度合いや製法でさまざまなタイプに分類できます。「純米酒」や「大吟醸」など、タイプごとに異なる味や香りが特徴です。 お湯割りにするときは、ラベルに「純米酒」または「本醸造酒」と書かれたタイプを選んでみてください。 「純米酒」は米と米麹のみで造られ、芳醇なコクと穏やかな香りが特徴的なお酒です。また「本醸造酒」は比較的リーズナブルで、キリッとした味わいのお酒が多くみられます。 これらのタイプはお湯割りにしても味がぼやけず、日本酒のおいしさとまろやかな風合いを楽しめます。どの日本酒を選ぼうか迷ったら、ぜひラベルの表記に注目してみてくださいね。 2.カンタンおいしい日本酒のお湯割りの作り方 ここからは日本酒のお湯割りの作り方をご紹介!「今日は軽く1杯やりたいな」「お湯割りで温まりたいな」というときは、ぜひチャレンジしてみてください。 作り方はいたってカンタン。好みのお酒を用意したら、まずはお湯を沸かしましょう。 2-1.50℃程度のお湯をつくる 温度計がないときは「50℃」といわれても悩んでしまいますよね。50℃の目安は「指を10秒ほどつけていられる」程度。とはいえ、お酒を飲むためにやけどをしてしまっては大変です。 おすすめは沸騰したお湯に、同量の水を合わせる方法。今回は鍋にお湯を沸騰させ、コップ6分目までお湯と水を半量ずつ入れました。 2-2.日本酒を注ぐ あとはコップ8分目ほどまで日本酒を注ぐだけ。カンタンおいしい日本酒のお湯割りの完成です! 湯気からふんわりと立ち上る日本酒の良い香り。アルコール度数も適度に抑えられ、燗酒よりも飲みやすい1杯に仕上がります。 3.梅干を入れた日本酒お湯割りアレンジも お湯割りのおすすめアレンジが梅干しを入れる飲み方です。梅の香りと日本酒の香りがマッチし、また違った味わいを楽しめます。最後は梅干を崩しながら飲んでもおいしいですよ。 まとめ 日本酒のお湯割りはアルコール度数が抑えられ、日本酒初心者にもおすすめの飲み方です。温度や割る度合いにこだわれば、自分好みの1杯ができあがります。 「燗酒とはまた違った楽しみ方で飲みたいな」「日本酒を割って楽しみたい」というときは、ぜひ気軽にチャレンジしてみてくださいね。

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