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日本酒は酒器によって楽しさが変わる!酒器ごとの特徴も解説

日本酒の酒器は、ガラス製や陶器製、錫(すず)など実にバリエーションが豊富です。近年はワイングラスで楽しむおしゃれなスタイルも見かけますよね。 酒器は雰囲気だけでなく、日本酒の味や香りに大きく影響するアイテム。「酒器を変えたら日本酒がまったく違う味わいに」と驚くことも少なくありません。今回は、日本酒好きにおすすめの酒器選びのポイントについて紹介します! 1.日本酒を楽しむ際に使われる酒器 日本酒はさまざまな酒器で味わうお酒です。酒器の数だけ飲用スタイルがあるといえるかもしれません。 代表的なお猪口やとっくりだけでなく、近年はワイングラスまで登場。まずは日本酒を楽しむ酒器についてチェックしていきましょう。 1-1.お猪口 日本酒を楽しむ酒器として、真っ先に「お猪口(ちょこ)」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか? 「ちょこ」という呼び名は、安直なことを表す「直(ちょく)」に由来するといわれています。「直」には「ちょっとしたもの」「手軽なもの」という意味もあり、まさにちょこっとしたお猪口の姿を現すようですね。 ひとくちにお猪口といっても、形や素材など種類はさまざま。なかでも、底にぐるぐるっと青いうずが書かれたお猪口は「蛇の目の唎猪口(じゃのめのききちょこ)」と呼ばれています。 青いうず模様があるため浮遊物や色合いが見やすく、杜氏や蔵人なども使用するお猪口です。 1-2.とっくり 燗酒を飲むときのお猪口のパートナー「とっくり」。くびれた首にぽってりとしたフォルムを持つ、お酒を注ぐための酒器です。とっくりの名前は、お酒を注ぐときの「とくりとくり」とした音に由来するといわれています。 本来、醤油やお酢の貯蔵容器だったとっくりが酒器として使われ始めたのは、江戸時代に入ってからのこと。それまでは「銚子(ちょうし)」と呼ばれる柄のついた酒器を用いるのが一般的でした。 近年は「氷ポケット」のついた冷酒用のとっくりも登場するなど種類もさまざま。お猪口とセットにして揃えるのもまた楽しいですね。 1-3.ぐい呑み お猪口よりも少し大きめの酒器は「ぐい呑み」と呼ばれます。「ぐいっと」「ぐいぐい」日本酒を飲めることが名前の由来です。少し大きめのぐい呑みは、お酒を楽しむだけでなく、小鉢としても利用できます。 1-4.片口(かたくち) 「片口(かたくち)」は日本酒を注ぐ容器です。ふちの片側に、とがらせた口のような注ぎ口がついています。とっくりとの大きな違いは、開口部が広く、おわん型が多いこと。日本酒の香りを感じやすい形状です。 1-5.ワイングラス 背が高く、開口部が広いワイングラスは、日本酒の華やかな香りを引き立ててくれます。香りが特徴の「大吟醸」「吟醸酒」と呼ばれる日本酒におすすめの酒器です。 スパークリングタイプの日本酒は、細く背の高いフルートグラスに注ぐのもおすすめ。美しい泡立ちを楽しめ、ドライな味わいがより引き立ちます。 1-6.枡(ます) 木製の「枡(ます)」は、日本酒気分をグッと盛り上げてくれるアイテムですよね。「増す」「益す」という意味を持つことから、枡に注いだ「枡酒」は祝いの席でも好まれています。 また、飲食店でしばしば目にするのが「もっきり」と呼ばれるスタイルです。 もっきりは、枡の中にグラスを置き、こぼれるほどなみなみと日本酒を注ぐ飲み方のこと。枡の木の香りがお酒に移り、また違った風合いが楽しめます。 1-7.ちろり 容器ごとお湯に入れて温める燗酒用の酒器です。鍋に掛けられるよう、ふちには取っ手が付いています。 名前の語源は「ちろりとすぐに温まるから」「地炉(いろり)で温めるから」などさまざま。銅や錫(すず)、アルミ製が多く、冬の日本酒時間を彩るアイテムです。   2.酒器を選ぶ際のポイント 日本酒をもっと美味しく楽しむための酒器選びのポイントは次の3点! 容量 口の広さ 素材 「酒器を変えたらお酒の味が違う?」と感じたら、それは雰囲気だけが原因ではありません。3つの要素がお酒の味や香りに影響しているのです。それぞれのポイントをおさえれば、日本酒の楽しみ方がより一層広がりますよ。 2-1.酒器の容量 とっくりや片口のような酒器は、飲み切りサイズを選ぶのがポイントです。特に、燗酒にする場合は、冷めることなく最後まで美味しい状態を楽しめます。 直接口を付ける酒器は、日本酒の温度に合わせて選びましょう。冷酒や燗酒の場合は、小さな酒器のほうが美味しくいただけます。 常温のお酒であれば、温度変化を気にする必要がありません。少し大ぶりのぐい吞みに注ぎ、ぐいっといただくスタイルもまた粋ですね。 2-2.酒器の口の広さ 酒器の口の広さは、味の感じ方に大きく影響します。口の小さいもの、大きいもので口内に入るお酒の量が変わるからです。 口の小さなお猪口の場合、お酒は少しずつ口に入っていきます。そのため、味わいは軽快に感じられるのが特徴です。特に、キレのあるドライなお酒を飲むときに適しています。 反対に、ぐい呑みのように口の広い酒器は、口内に入るお酒の量は多くなります。結果、味わいがより濃醇に感じられるのです。どっしりとした旨味を持つ日本酒は、口の広い酒器のほうが美味しさがより引き立ちます。 ちょっと変わったところでは、お酒を注ぐ酒器選びにもひと工夫。「お酒の味が固いかな」と感じたときは、口の広い片口を使ってみましょう。空気とお酒が触れ合い、飲み口がまろやかになる効果が期待できます。 2-3.酒器の素材 日本酒は「ガラス」「陶磁器」「錫(すず)」「漆器」と、さまざまな素材の酒器で楽しめます。酒器は手だけでなく、唇で触れるもの。味の第一印象を左右する素材にも目を向けてみましょう。 ガラス ガラス製の酒器は、冷酒を楽しむときにおすすめです。唇があたるリム(ふち)部分が薄いものであれば、飲み口がよりスムーズに感じられます。また、中身が見えやすく、日本酒の色合いを楽しめることもメリットのひとつです。 陶磁器 陶磁器製の酒器は、和風スタイルの食卓にぴったりのアイテムです。特に、土製の「陶器」は厚みがありしっくりと手になじみます。 石の粉と粘土を原料にする「磁器」は、つるりとなめらかな質感が特徴。絵柄が入った華やかなタイプも数多く見られます。 錫(すず) 錫で造られた酒器は、熱伝導に優れているのが特徴です。燗酒は温いままに、冷酒はより冷たい状態で楽しめます。金属特有の臭いが付く心配もありません。さらに、錫イオンには殺菌効果もあり、日本酒の味わいをまろやかにするといわれています。 漆器 漆器は、木や紙の表面に漆(うるし)を塗り重ねたものです。艶のある黒色や赤色の漆器は、おめでたい席で目にすることも多いかもしれませんね。 漆器の大きなメリットは、保温性と耐久性に優れていることです。燗酒の温かさを比較的長くキープしてくれます。かんたんに割れる心配もなく、使うほどに味わい深く変化することも大きな魅力です。 2-4.酒器の形 酒器の形は、香りの感じ方に大きく影響します。特に、香りの違いを感じやすいのがワイングラスです。丸く湾曲したグラスが日本酒を包み込み、広い口径からふわっと香りを立ち上らせます。華やかな香りの日本酒におすすめの形です。 反対に、お猪口やぐい呑みのような背の低い酒器は、スッキリとした味わいの日本酒に適しています。「キレがある」といわれるような辛口日本酒も、より美味しく楽しめますよ。 まとめ 透明のガラス、温かみのある陶磁器、金属製の錫と日本酒用の酒器はさまざま。色や形など、自分のお気に入りを揃えるのも楽しみのひとつですよね。 味や香りの感じ方をガラリと変える酒器は、日本酒の大切なパートナー。今夜は大好きな日本酒にあわせ、とっておきの酒器を選んでみませんか?

日本酒と焼酎に特化した資格「SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)」を徹底解説!

SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)は日本酒と焼酎に特化した資格です。原料や製法など、日本酒に関する専門知識を学べます。 「日本酒をもっと知りたい」「お酒の資格が取りたいな」という方に向け、今回はSAKE DIPLOMAの申し込み法や過去の試験問題を紹介します。その他の日本酒資格とあわせ、ぜひ参考にしてくださいね。 1.SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)とは 「SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)」は一般社団法人日本ソムリエ協会が認定する資格です。2017年(平成29年)、日本の食文化の普及と向上を目的に発足されました。 日本ソムリエ協会は、その名のとおりワインのプロフェッショナル「ソムリエ」の育成を手がける団体です。一流ソムリエとして名高い田崎真也氏が会長を務めています。 ワインのプロ「ソムリエ」を育成する協会が、なぜ酒ディプロマを発足させたのか。その背景には、日本の伝統的な食文化「和食」を取り巻く環境の変化が影響しています。 2013年(平成25年)、和食はユネスコ無形文化遺産に認定され、世界で広く知られる存在となりました。と同時に、和食に寄り添う酒「日本酒」もまた海外から注目を浴びるお酒となったのです。 日本文化でもある日本酒と焼酎、2つの専門知識を有する酒ディプロマは、日本酒に関する知識を深めたい方や、日本酒を提供する仕事に就く方におすすめの資格だといえます。 2.SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)の受験要項 実際に資格を取るとなると、受験要項やスケジュールが気になるところですよね。ここからは、酒ディプロマの受験資格や概要、取得の流れについて詳しく紹介します。 2-1.受験資格 酒ディプロマの受験資格は、以下の2点です。 ・満20歳以上であること ・すでに酒ディプロマ資格を保有していないこと ソムリエ試験では実務経験が求められますが、酒ディプロマには必要ありません。条件を満たしていれば、国籍、職種、経験など関係なく誰もが受験できます。 2-2.受験概要 試験は7月から一定期間開催される一次試験と、10月に開催される二次試験にわかれます。一次試験は、CBT試験というコンピューターを利用した受験スタイルです。会場は全国47都道府県に約280か所設けられています。 なお、一次試験は2回まで受験でき、出願時に受験回数を選択できます。一次試験を合格している場合は、二次試験から受験することも可能です。 2-3.申込みから資格取得までの流れ 出願期間は、3月から7月中旬までのおよそ4ケ月半です。その後、予約した会場で一次試験を受験し、合格したのちに二次試験に進みます。 なお、以下のスケジュールは2021年度のものです。年度によってはスケジュールが変更になる可能性もあるため、お気を付けください。 <申込みから資格取得までの流れ> 日本ソムリエ協会のホームページから受験申込みをする(3月初旬~7月中旬) 事務局から会場予約IDとパスワードがメール配信される 一次試験の日時と会場をWeb予約する(6月中旬~8月下旬) 予約した会場で一次試験を受験する(7月下旬~8月下旬) 合格後、二次試験を受験する(10月中旬) 合格後、認定登録手続きをする 2-4.試験内容 一次試験 試験問題は、申込時に事務局より発送される「J.S.A. SAKE DIPLOMA教本(second edition)」より出題されます。 試験時間は60分。筆記ではなく、コンピューターを利用して回答するCBT方式です。合否は画面上ですぐに確認できます。 2019年度までに一次試験を合格している場合は、翌3年間何度でも一次試験が免除となります。2020年度以降に一次試験を合格している場合は、翌5年間のうち3回までが免除の対象です。 二次試験 二次試験は、20分の論述試験と30分のテイスティング試験で構成されています。論述試験では高い専門性が求められるため、日本酒や焼酎の原料、製法についてより深く理解しておかなくてはいけません。 テイスティング試験は、実際に日本酒や焼酎を口にし、特徴を判定する試験です。テイスティングの妨げとなるため、当日は香水や香りのある整髪料の使用は控えたほうが良いでしょう。 二次試験は、会場が主要都市に限られます。2021年度の試験会場は以下の16か所でした。 札幌・盛岡・仙台・東京・長野・金沢・名古屋・京都 大阪・神戸・岡山・広島・高松・福岡・鹿児島・那覇 合格者の受験番号はホームページ上で発表されるほか、結果通知が自宅宛てに郵送されます。 2-5.SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)出題例 酒ディプロマでは、日本酒だけでなく焼酎に関する知識が問われます。2017年の試験では、以下のように日本酒の原料や製法、焼酎に関する問題が出題されました。 今の自分の知識はどれくらい?と気になる方は、ぜひチャレンジしてみてください。 例題1:特定名称酒に使用する白米は、農産物検査法によって何等以上に格付けされた玄米、またはこれに相当する玄米を精米したものに限られるか、次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。 1等以上 2等以上 3等以上 4等以上 例題2:精米後の米を2週間ほど袋に入れて保管することを何と呼ぶか、適当なものを1つ選び解答欄にマークしてください。 引き込み 枯らし 切り返し 仲仕事 例題3:鹿児島県の奄美諸島のみで生産されている焼酎を1つ選び、解答欄にマークしてください。 ...

日本酒とワインの違いを解説!意外な共通点とワイン酵母仕込みの日本酒5選

日本酒とワインには、原料のほかにもさまざまな違いがあります。一方で、両者には意外な共通点もあるのです。近年は、ワイン酵母で仕込んだ日本酒も続々登場!今回は日本酒とワインの違いや共通点とあわせ、ワイン酵母を使った日本酒5選を紹介します。 1.日本酒とワイン5つの違い 日本酒とワインには、原料をはじめとする次のような違いがあります。 原料の違い 製造法、発酵過程の違い アルコール度数の違い カロリー、栄養素の違い 楽しむ温度帯の違い 日本酒は米、ワインはぶどうを原料にすると知っていても、細かな違いまではわからないことも多いのではないでしょうか?まずはそれぞれの違いを探っていきましょう。 1-1.原料の違い 日本酒の主原料は「米」と「水」です。ワインは「ぶどう」を原料に造られます。 ワインに水を使わないのは、ぶどう自体に水分が含まれているから。赤ワインには「カベルネ・ソーヴィニヨン」や「メルロー」、白ワインには「シャルドネ」と、品種も多岐にわたります。 日本酒に使う米もまた、産地によって種類はさまざま。「仕込み水」と呼ばれる水の味わいも、仕上がりを大きく左右するキーポイントになります。 1-2.製造法、発酵過程の違い 日本酒もワインも、お酒の種類のうえでは同じ「醸造酒」です。醸造酒とは、穀物や果実をアルコール発酵させたお酒を指します。 アルコール発酵の仕組みは、原料の「糖類」の有無によって大きく2つにわかれます。 単発酵 複発酵 糖類を含むぶどうで造るワインは「単発酵」、米を原料にする日本酒は「複発酵」で生まれるお酒です。 ワインは「単発酵」 ぶどうを搾った液体に酵母を加えると、ぶどうの糖類に酵母が作用し、アルコール発酵が起こります。これは「単発酵」と呼ばれ、果実酒にも用いられる方法です。 日本酒は「複醗酵(並行複発酵)」 日本酒の原料である米は、糖類をほとんど含みません。そのため、まずは米に含まれるデンプンを「糖化」させる必要があります。 米の糖化のために用いられるのが、日本酒に欠かせない「麹菌」。日本酒のように、原料を一度糖化させてから発酵させる仕組みは「複発酵」と呼ばれます。 ちなみに、麦を原料とするビールも複発酵で生まれるお酒です。複発酵はその後の製造工程で「単行複発酵」と「並行複発酵」にさらに分類されます。 ビールは、糖化とアルコール発酵を別々におこなう「単行複発酵」で造られます。日本酒は、糖化とアルコール発酵を同時進行する「並行複発酵」で造られるお酒です。 並行複発酵では酵母がより活発に働き、日本酒のようにアルコール度数の高いお酒ができあがります。 1-3.アルコール度数の違い 「原酒」と呼ばれるできたての日本酒は、アルコール度数約18%の状態です。そこから加水をおこない、最終的に15%前後に仕上げます。 ワインのアルコール度数は日本酒より低く、12%前後が一般的です。ぶどうの品種や製法によっては、5%~10%のワインもあります。 1-4.カロリー、栄養素の違い 日本酒には、健康な体づくりに必要な「アミノ酸」と「ビタミンB6」が含まれています。また、美白効果のある「コウジ酸」や「フェルラ酸」が豊富なお酒です。 ぶどうを原料にするワインは「ポリフェノール」を豊富に含んでいます。特に、赤ワインはポリフェノールが多く、抗酸化作用が高いお酒です。 100gあたりのカロリーと糖質を比較すると、日本酒のほうが若干高いことがわかります。 カロリー 糖質 純米酒 102kcal 3.6g 白ワイン 75kcal 2.0g 赤ワイン 68kcal 1.5g 参考:文部科学省「食品成分データベース」 とはいえ、前述したように日本酒はアルコール度数の高いお酒です。ワインと比較すると、一度に飲める量も限られるのではないでしょうか。それぞれの持つ健康効果を高めるためにも、あくまでも適量を美味しく楽しみたいですね。 1-5.楽しむ温度帯の違い 日本酒は、幅広い温度帯で楽しめるお酒です。「雪冷え」と呼ばれる冷酒は5℃まで冷やし、「飛び切り燗」と呼ばれる燗酒は55℃~60℃まで温めます。キリッと冷やせばよりスッキリと、温めるとふくよかな旨味が広がるのが特徴です。 ワインを楽しむ温度帯は、ぶどうの種類によって異なります。渋みのある赤ワインは16℃~20℃。軽めの赤ワインは14℃前後がおすすめです。白ワインの適温は若干低く、6℃~10℃といわれています。 2.日本酒とワイン4つの共通点 日本酒とワインの間には、次のような意外な共通点があります。 同じ香り成分を持つ ワイングラスで楽しむ スパークリングタイプがある チーズと好相性 日本酒が「白ワインのよう」と表現されることがあるのも、これらの共通点があるからこそ。共通点に目を向ければ、日本酒の新たな魅力を見出すきっかけにもなりますよ。 2-1.同じ香り成分を持つ フルーティーな香りの日本酒には「吟醸香(ぎんじょうこう・ぎんじょか)」と呼ばれる次の香り成分が含まれています。 香り成分 感じられる香り カプロン酸エチル りんご、洋ナシ 酢酸イソアミル バナナ、メロン これらの香り成分は、酵母によるアルコール発酵で生まれるもの。ワインでは「第二アロマ」と呼ばれ、白ワインに多く含まれるといわれています。 2-2.ワイングラスで楽しむ 「吟醸酒」「大吟醸」と呼ばれるフルーティーな香りの日本酒は、ワイングラスで楽しむのがおすすめです。 その理由は、ワイングラスの形状が華やかな香りを引き立ててくれるから。陶器に比べてガラスは薄く、口当たりがスムーズなこともポイントです。 日本酒とワイングラスの相性の良さは広く知られ、ワイングラスメーカー「RIEDEL(リーデル)」から大吟醸用グラスが販売されるほど。2011年からはRIEDELのグラスを試飲に用いた「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」も開催されています。 2-3.スパークリングタイプがある グラスのなかで一筋の泡が沸き立つスパークリングワイン。日本酒も同様に、シュワっと泡立つスパークリングタイプが開発されています。スパークリング酒の品質向上を目的に、2016年(平成28年)にはawa酒協会も設立されました。 スパークリング酒はアルコール度数が低いものも多く、日本酒ビギナーにも人気のお酒です。スパークリングワインやシャンパンのように、乾杯のシーンを彩ってくれます。 2-4.チーズと好相性 ワインにあわせるおつまみといえば、チーズを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。 実は日本酒もチーズと相性の良いお酒。特に、シュワッと爽快感のある「スパークリング酒」、華やかな香りの「吟醸酒」、コクのある「純米酒」とチーズのペアリングはおすすめです。 https://sake-5.jp/sake-and-cheese-pairing/ 3.ワインの製法を酒造りに反映させる酒蔵も 近年は、ワイン造りにおける「テロワール」や「ドメーヌ」を重視する酒蔵も多く見られます。 テロワールとは、ぶどうが育つ土地の風土を表す言葉。土に水、風に温度とぶどうを取り巻く環境を意味します。 ドメーヌとは、自社畑のぶどうを使用し、製造から瓶詰まですべておこなう生産者のことです。ドメーヌ産のワインには、その土地で育つぶどうの個性、生産者のこだわりが色濃く表れています。 日本酒は米と水というシンプルな原料で生まれるお酒です。それだけに、米の育つ環境や水の違いが仕上がりを大きく左右します。 元ソムリエの蔵元が誕生させた「仙禽(せんきん)」、フランスでワイン造りも手がける「醸し人九平次」、テロワールを追求した「ドメーヌ貴」など、土地とのつながりを重視して生まれる日本酒は多数。 土地とのつながり、つまり環境や地域の人々とのつながりを重視した酒造りはこれからの農業を支え、将来につながる取り組みといえるのかもしれません。 4.ワイン酵母が使われている日本酒5選 ここからは、ワイン酵母で仕込んだ日本酒5選を紹介します。日本酒に使う酵母に比べ、ワイン酵母は発酵速度がゆるやかなことが特徴。アルコール度数が低く、やさしい甘さと酸味を感じるお酒に仕上がります。 4-1.鳳凰美田 Wine Cell 純米吟醸 無濾過本生 使用するワイン酵母は、フランスの友情蔵から提供されたもの。さわやかな酸味と果実のような甘みを楽しめます。「鳳凰美田(ほうおうびでん)」ならではの華やかな香りと味わいは、ぜひワイングラスで。ゆっくりと空気に触れると、さらに奥行きのある香りが広がります。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 4-2.花の舞 Abysse 生原酒 ブルゴーニュ地方の白ワイン酵母で仕込んだ日本酒です。洋食に合う日本酒をコンセプトに静岡県産米で造られています。酸味と苦みが活きた味わいは、白身魚のムニエルやクリーム煮と好相性。アルコール度数12%と、米の旨味を活かしながらもライトな仕上がりです。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 4-3.鳩正宗 純米吟醸 ワイン酵母 青森県の酒米「華吹雪」を使い、ワイン酵母で仕込んだ日本酒です。うっすらと白いその姿は、北国の雪景色を思わせるよう。やわらかな甘みをワイン酵母の酸味が引き締めます。乾杯の1杯やデザート酒にもおすすめの銘柄です。 (出典元:IMADEYA...

日本酒に表記されている「無濾過」とは?無濾過のおすすめ日本酒20選も紹介!

「無濾過(むろか)」とは、濾過作業をしていない日本酒のことです。「無濾過生原酒」のように、濾過や加熱処理、加水をしない原酒タイプの日本酒もあります。無濾過のお酒は、より搾りたてに近いボリューム感ある味わいが特徴。今回は、無濾過の日本酒おすすめ20選を紹介します! 1.無濾過の日本酒とは? 無濾過の日本酒とは「濾過(ろか)をしていない日本酒」のことです。 一般の日本酒づくりでは、濾過作業は2回おこないます。お酒に残る固形物を取り除き、色や香りを調整することが目的です。 近年はあえて濾過をせず、明確な味の個性を打ち出した日本酒が各蔵から登場しています。 1-1.無濾過の日本酒の特徴 無濾過の日本酒は、搾りたてに近いしっかりとした味わいが特徴です。無濾過であると同時に「生」、「原酒」とラベルに書かれものも多く見られます。 「無濾過生酒」とあれば、濾過も火入れもしていない日本酒ということです。加熱処理にあたる火入れをしないぶん、よりフレッシュでジューシーな味わいが楽しめます。加水でアルコール度数を調整しない「原酒」は、飲みごたえのある味わいが特徴です。 「無濾過生原酒」のように3つのスペックを持ち合わせる日本酒は、口にしたとたんハッとするような、個性的な魅力にあふれています。 1-2.無濾過の日本酒のおすすめの飲み方 無濾過のお酒は、冷酒から常温の温度帯で楽しむのがおすすめです。特に、20℃~25℃の常温は、ふくよかな味わいを感じやすくなります。 暑い夏には、ロックにして楽しむのもおすすめです。加水をしていない「原酒」も、氷でアルコール度数が抑えられ飲みやすくなります。 「無濾過生酒」とある場合は、低温保管を基本にフレッシュな味わいを楽しむのがポイント。シュワシュワとした生酒ならではのガス感を堪能できます。 2.無濾過のおすすめ日本酒20選 無濾過の日本酒といっても種類はさまざま。香りや甘み、旨味と酸味のバランスで味わいは大きく変化します。ここからは、各蔵が自信を持って送り出す無濾過のお酒を紹介します。 2-1.農口尚彦研究所 本醸造 無濾過生 「酒造りの神様」ともいわれる杜氏、農口尚彦(のぐちなおひこ)氏が手がける逸品です。開栓すると洋梨のように甘く上品な香りが広がります。冷酒でフレッシュ感を楽しむほか、あえてぬる燗で味の奥深さを堪能するのもおすすめです。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-2.阿櫻 超旨辛口 特別純米 無濾過原酒 秋田を代表する酒米「秋田酒こまち」で造った日本酒です。香りおだやかで口当たりはなめらか。無濾過生原酒らしいジューシーな旨味もたまりません。後口はスッキリとキレよく、食中酒にもぴったりの味わいです。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-3.満寿泉 純米大吟醸 土遊野 無濾過生 土遊野(どゆうの)は玄米、野菜、卵などすべて自家生産する富山県の農場です。土遊野ファームで育った「イセヒカリ」を使った無濾過生酒は、米本来の豊かな味わいが活きています。軽やかな酸味が心地よく、スイスイと盃が進む日本酒です。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-4.加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 黄水仙 無濾過生 アルコール度数13%と低アルコールタイプの無濾過生酒です。香り華やかで飲み口はマイルド。甘さと酸味のバランスに優れています。日本酒ビギナーから愛好家まで、幅広い層に人気の銘柄です。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-5.風の森 雄町 807 純米奈良酒...

日本酒×チーズで乾杯!手軽で美味しいおすすめペアリング3選

チーズは日本酒と相性の良い食材です。口の中でそれぞれが溶け合い、さらなる旨味を生み出します。今回は、日本酒に合うチーズやペアリングのポイントを解説!日本酒ビギナーでもチャレンジしやすい、おすすめのペアリング3選も紹介します。 1.日本酒とチーズは相性バツグン! 日本酒とチーズには、どちらも「発酵食品」という共通点があります。日本酒は米を、チーズは牛乳を発酵させたものです。 発酵食品は旨味のもとであるアミノ酸を豊富に含んでいます。そのため、それぞれが1つになることで味の相乗効果が生まれるのです。 日本酒とチーズの組み合わせもそのひとつ。発酵食品同士を組み合わせることで、それぞれの栄養価もアップするといわれています。 2.日本酒に合わせるチーズ7タイプ チーズは製造方法により「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」の大きく2つに分類されます。 ナチュラルチーズは、生乳を固めて発酵させたもの。プロセスチーズは、ナチュラルチーズを加熱してさらに固めたものです。 加熱していないナチュラルチーズは、乳酸菌や酵母が生きているため時間とともに味わいが変化していきます。味のバリエーションも豊富で、日本酒とあわせるチーズにおすすめです。 代表的なナチュラルチーズは、以下の7タイプ。 フレッシュ 白カビ 青カビ ウォッシュ シェーブル セミハード ハード ここからはそれぞれの味の特徴を紹介していきます。 2-1.フレッシュタイプ 「フレッシュ」の名のとおり、熟成させていないチーズです。水分量が豊富で、軽い酸味も感じられます。クセが少なく、食べやすいチーズの代表格です。 カッテージチーズ クリームチーズ マスカルポーネ モッツァレラ リコッタチーズ 2-2.白カビタイプ 表面に白カビを繁殖させたチーズです。皮のように白カビが外側を覆っています。中身はトロリとやわらかいのが特徴です。 カマンベール クロミエ 2-3.青カビタイプ 内側に青カビを繁殖させたチーズです。カットすると大理石のような青カビの模様が浮かび上がります。塩味と香りが強く、好みがわかれやすいタイプです。 ゴルゴンゾーラ ロックフォール 2-4.ウォッシュタイプ 塩水やお酒で洗いながら熟成させたチーズです。ワインやビール、ブランデーなどさまざまなお酒が使用されます。香りが強い反面、舌触りはマイルド。製造してから4~8週間寝かせた時期が食べごろです。 エポワス ショーム 2-5.シェーブルタイプ ヤギの生乳を原料にしたチーズです。ヤギ乳特有の風味が感じられます。外側に白カビを繁殖させたものや炭を付けたもびなど種類もさまざま。個性的な形が多いことも特徴です。 ヴァランセ クロタン・ド・シャビニョル 2-6.セミハードタイプ 比較的水分量が少なく、硬いチーズです。クセが少なく保存性に優れています。熟成が穏やかに進むため、長期間食べごろを楽しめます。 ゴーダ カンタル 2-7.ハードタイプ さらに水分量の少ないチーズです。どっしりと重たく、味わいも濃いのが特徴です。旨味とコクが強く、料理に使われるものも多くみられます。 エダム ...

お酒を飲むと頭痛が起きるのはなぜ?頭痛を予防する日本酒の楽しみ方も解説!

「お酒を飲むと頭が痛くなるのはなぜ?」と疑問に感じたことはないでしょうか。お酒好きな方にとっては、日本酒と頭痛の関係も気になるところかもしれません。 今回は、アルコールで頭痛を引き起こさないための4つの予防法をご紹介!ぜひ、お酒を美味しく楽しむための参考にしてくださいね。 1.お酒を飲むと頭痛が起きるのはなぜ? お酒を飲むと頭痛が起きるのは、「アセトアルデヒド」と「脱水症状」が原因だといわれています。どちらも、体内に入り込んだアルコールに深く関係するものです。 お酒を美味しく楽しむためには、アルコールについて正しく理解することが大切。まずは、お酒がどのように頭痛を引き起こすのか、その原因を探っていきましょう。 1-1.アセトアルデヒドが原因 アセトアルデヒドとは、アルコールを飲んだときに肝臓で作られる有害物質のことです。 体内に入ったアルコールは、胃や小腸で吸収され、肝臓で分解されます。このときに発生するのがアセトアルデヒド。アセトアルセヒドは、酵素の働きで酢酸へと酸化されます。 酢酸は、筋肉や心臓を移動しながらさらに分解され、最終的には炭酸ガスと水になります。これがアルコール分解の一連の流れです。 この流れがスムーズに働けば、頭痛や二日酔いは発生しません。 ところが、一度に大量のアルコールを摂取した場合はどうでしょう。肝臓の分解処理速度は追い付かなくなってしまいます。 結果、発生した大量のアセトアルセヒドは酢酸へ酸化されず、そのまま血中に流れ出てしまうのです。 このアセトアルセヒドこそが頭痛の原因。血管が有害なアセトアルデヒドを排出しようと拡張し、神経押さえつけることで痛みが発生します。人によっては顔が赤くなったり、吐き気や動機を引き起こす場合もあるでしょう。 1-2.脱水症状が原因 お酒を飲むとトイレに行く回数が増える。そんな経験はありませんか?これは、アルコールによる利尿作用で水分が体外に排出されるからです。 有害物質アセトアルデヒドを分解するためには、水分が必要です。つまり、水分が排出されて脱水症状になると、アセトアルデヒドの分解が遅れることになります。 結果的にアセトアルデヒドが体内に残り、頭痛を引き起こすという悪循環が生まれることになるのです。 2.日本酒は頭痛になりやすい? 飲酒による頭痛を防ぐためには、アルコール分解がきちんとおこなわれる適量を守ることが大切です。では、日本酒の適量は一体どのくらいなのでしょうか? 厚生労働省は、1日あたりアルコール20g以下の摂取を適量としています。アルコール20gを酒類ごとにみた分量は、以下のとおりです。 酒類(アルコール度数) 分量 ビール(5度) 中瓶1本 日本酒(15度) 1合 焼酎(25度) 0.6合 ウイスキー(43度) ダブル1杯 ワイン(14度) 1/4本 缶チューハイ(5度) ロング缶1本 アルコール度数の高いお酒は、それだけ分量も少なくなります。こうして比較すると、ビールに比べて日本酒の度数が高いことがよく分かりますね。 つまり、日本酒を度数の低いお酒と同じペースで飲むと、頭痛が起こりやすいと考えられます。 また、日本酒を飲んだときの頭痛が気になるときは分量だけでなく原料成分をチェックしてみるのもおすすめです。 日本酒のなかには、味や香りを調えるために糖類や旨味成分が足されているものもあります。お酒に添加物が含まれていると、アルコールの分解速度が遅くなってしまうのです。 ちなみに、「醸造アルコール」を添加する日本酒は「アル添酒(あるてんしゅ)」と呼ばれることがありますが、醸造アルコールはサトウキビなどを原料にした純度の高いアルコールであり、頭痛の大きな要因ではありません。 「日本酒が体に合わないな」と思うときには、米と米麹、適度な量の醸造アルコールのみで造られるお酒を試してみるのも良いかもしれませんね。 3.お酒を飲むときの4つの頭痛予防法 お酒を飲むときに頭痛を予防するには、次の4つの方法がおすすめです。 空腹のままお酒を飲まない 和らぎ水(チェイサー)を飲む 適量をゆったり楽しむ 頭痛予防に効果的なおつまみを選ぶ せっかくの美味しいお酒、頭痛を心配せず楽しみたいものですよね。「お酒は好きだけどいつも頭が痛くなる」というときも、ぜひ試してみて下さい。 3-1.空腹のままお酒を飲まない 空腹の状態でお酒を飲むと、アルコール成分が胃から急速に吸収されてしまいます。そのまま肝臓に運ばれたアルコールは、分解処理が追い付かず、大量のアセトアルデヒドを発生することに。 結果的に頭痛の原因となるため、飲酒は空腹時を避けるのがおすすめです。すきっ腹にクーッと染み渡るビールも美味しいですが、その前に軽食で胃をカバーするのを忘れずにいたいですね。 3-2.和らぎ水(チェイサー)を飲む アルコールによる脱水症状を防ぐためには、適度な水分補給が大切です。日本酒の合間に飲む水は「和らぎ水(やわらぎみず)」と呼ばれます。洋酒にあわせるチェイサーと役割は同じです。 食事の合間の和らぎ水には、口内をリフレッシュさせる作用もあります。また、日本酒はもともとアルコール度数の高いお酒。酔うのが心配なときは、あえてロックにしたり、水割りにして楽しむのもひとつの方法です。 3-3.適量を楽しむ お酒でつらい思いをしないためには、適量をゆっくり楽しむことが大切。一般的に、女性のほうが男性よりもアルコールの分解速度は遅いといわれています。また、年齢や体重、体質によっても適量はさまざまです。 たとえ適量であっても、勧められるままに勢いよく飲んでは気付かぬうちに酔っぱらってしまいます。 二日酔いにならないためにも自分の適量を知り、水や料理と一緒にゆったりお酒を楽しむ余裕を持ちましょう。 3-4.頭痛を防ぐためのおつまみの選び方 頭痛を防ぐためには、おつまみの選び方にもひと工夫。ポイントは、タンパク質・ビタミンB・タウリンを意識することです。 タンパク質が豊富なものを食べる 良質なタンパク質は、肝臓や酵素の働きを活性化してくれます。タンパク質を豊富に含む食材は、肉類や豆類、乳製品などです。 味の濃い料理は、ついついお酒も進んでしまうもの。お酒に合わせるときは、脂質の低いさっぱりしたメニューを選びましょう。 ・枝豆、冷奴、チーズの盛り合わせ、とりわさなど ビタミンBが含まれているものを食べる ビタミンBは、アルコールを無害な物質に変えるときに必要な成分です。豚肉は、ビタミンBを豊富に含む代表的な食材。魚類では、ブリやサーモン、うなぎなどがおすすめです。 ・豚肉のソテー、豚の角煮、豚しゃぶ、うなぎのかば焼き、ぶりの照り焼きなど タウリンが含まれているものを食べる アミノ酸の一種であるタウリンは、肝機能を高める効果が期待できます。血圧やコレステロールを下げる作用もあり、二日酔い防止にも効果的な食材です。 タウリンを豊富に含む食材は、貝類にタコやイカ、ブリ、カツオなどがあげられます。タウリンは水に溶けやすいため、汁物や煮物にするのもおすすめです。 ・スルメ、タコのカルパッチョ、ブリ大根、しじみの味噌汁など まとめ 日本酒を飲んだときの頭痛を防ぐためには、適量をゆったり楽しむことが大切です。頭痛だけでなく、二日酔い予防も期待できます。お気に入りのお酒に、和らぎ水とおつまみを添えれば準備ばんたん。ぜひ美味しく健康に、日本酒を楽しんでみてくださいね。

日本酒の製造工程6ステップ!米から美味しい日本酒ができるまで

日本酒の製造工程は、主に6つの流れに沿って進みます。その期間は約60日間。今回は、日本酒の製造工程を唎酒師がわかりやすく解説します。 米が日本酒に変身するヒミツを知れば、ラベルに書かれた漢字の意味も「なるほど!」と納得いくはずですよ。 1.日本酒造りの6ステップ 米と米麹、水というシンプルな原料は、以下の6つのステップを経て日本酒へと生まれ変わります。 米の準備 米を蒸す 麹(こうじ)を造る 酒母(しゅぼ)を造る 醪(もろみ)を造る 醪を搾って瓶に詰める 「麹?酒母?なんのこと?」という日本酒ビギナーでも大丈夫!ここからは、一つひとつの工程をわかりやすく紹介していきます。 1-1.米の準備 日本酒になる前の米は、皮をかぶった玄米の状態。準備段階では米の外側を削り、水分を吸収させていきます。 精米(せいまい) 玄米を削り、白米の状態にすることを「精米」といいます。精米の大きな目的は、米の表面にある雑味のもとを取り除くことです。 米の表面には、タンパク質や脂質、ビタミン、ミネラルといった栄養素が含まれています。 食用米はそれらが旨味のもとになるのですが、日本酒の場合はかえって味に雑味を生んでしまうことも。そのため、食用米よりも多く外側を削る必要があります。 食用米の場合、外側を削る度合いは全体の8%程度。一方、日本酒造りでは30%以上削るのが一般的です。 精米には竪型(たてがた)精米機と呼ばれる見上げるほど大きな精米機が使用されます。 30%以上精米するのにかかる時間は約8時間。60%以上精米する場合は、約48時間もの時間を要するというからすごいですよね。 枯らし 精米したての米は、摩擦でホカホカと温かい状態です。水を吸わせるためには、一度温度を下げなくてはいけません。そのまま水につけると、米が割れたり、水分を吸収しすぎたりする恐れがあるからです。 「枯らし」と呼ばれる熱さましの期間は、2~3週間。精米した米は専用の袋に詰められ、冷暗所で静かに水との出会いを待ちます。 洗米(せんまい)/浸積(しんせき)/水切り 「洗米」の目的は、米の表面についた糠(ぬか)や米くずを洗い流すことです。洗い流す間も水分は吸収されていくため、作業時は最新の注意を払わなくてはいけません。 「浸漬」は、洗った米に水分を吸わせる作業です。その後の麹のできを決める重要な作業だといわれています。 米が水分を吸っていく速度は、その日の気温や湿度、水温などによってさまざま。最適な時間を見極めるため、蔵人はストップウォッチで浸漬時間を計測することもあります。 その後、米やお酒の種類に合わせた状態まで水を切ったら準備は完了!いよいよ蒸す工程へと移ります。 1-2.米を蒸す 米を蒸す最大の目的は、麹菌の作用を受けやすい状態に米を変化させることです。生米よりも、加熱した米のほうがその後の工程で溶けやすくなります。 理想の蒸し加減は「外硬内軟(がいこうないなん)」と呼ばれる、外は硬く内側がやわらかい状態。蒸米(むしまい)を手のひらサイズに丸めた「ひねり餅」を作り、手の感触で蒸し加減を確認することもあります。 蒸しあがった米は、一定の温度まで冷ましていきます。放冷(ほうれい)と呼ばれ、自然冷却のほかファンで冷やすなど、手法は蔵によってさまざまです。 できあがった蒸米は、この後の麹、酒母、醪づくりすべてに使用します。 1-3.米麹を造る(製麹) 3ステップ目は、蒸米を使って米麹を造る工程です。米麹とは、蒸米に麹菌を繁殖させたもの。この工程は「製麹(せいぎく)」とも呼ばれます。 米からアルコールを生み出すためには、米のデンプンをブドウ糖へと変化させなくてはいけません。製麹は、そのために欠かせない作業です。 製麹にかかる期間は、約2日間。麹菌を繁殖させるため、麹室(こうじむろ)と呼ばれる高温多湿の環境で以下の作業をおこないます。 引き込み 34~36℃になった蒸米を麹室に運び、温度を均一にさせるために布をかけて休ませます。布団をかぶった蒸米が眠っているような状態です。 種付け/床もみ(とこもみ) 眠っていた蒸米を崩し、床(とこ)と呼ばれる台一面に広げます。その上に、麹菌の胞子を振りかける作業が「種付け」です。その後、胞子がまんべんなく行き渡るように混ぜ込む「床もみ」と呼ばれる作業に移ります。 切り返し 数時間から半日後、硬くなった米をほぐす「切り返し」をおこないます。切り返した米はひとつにまとめ、再度布で包んで休ませます。 盛り 切り返し後、数時間から半日すると、米にぽつぽつと白い斑点が浮かび上がります。そのままにすると温度が上がりすぎてしまうため、木箱に蒸米を小分けする「盛り」をおこないます。 仲仕事 数時間後、木箱の蒸米が熱くなりすぎないよう、まんべんなく混ぜてから均一の厚さに広げます。 仕舞(しまい)仕事 仲仕事から数時間たつと、38~39℃まで蒸米の温度が上昇します。仕舞仕事は、蒸米の温度を均一にし、余分な水分を蒸発させるための作業です。広げた蒸米にうずのような溝を作り、表面積を大きくします。 出麹(でこうじ) 麹の温度を下げるため、麹室から木箱を運び出す作業です。できあがった米麹は「酒母づくり」と「醪づくり」に使うものに分けられます。 仕舞仕事から出麹までの時間は、酒母に使う麹で約12時間、醪に使う麹は約8時間。日本酒の原料となる米麹のできあがりです! 1-4.酒母(しゅぼ)を造る ここまでの工程で、日本酒の原料である米と米麹が揃ったことになります。 ただ、これだけでは日本酒にはなりません。この2つをアルコール発酵させるために欠かせないのが「酒母」です。酒母は、蒸米と米麹、水を入れたタンクに「酵母」と「乳酸」を加えて造ります。 酵母は、アルコール発酵を促す成分です。酵母はほかの微生物より弱いものの、酸性に強いという特性があります。 乳酸は、タンク内を酸性に保つために投入するアイテム。ほかの微生物は酸性に弱いため、タンク内は酵母が活動しやすい環境になるということですね。 高温多湿の麹室と異なり、不用な微生物が入り込まないよう、酒母づくりはひんやりとした酒母室でおこなわれます。 1-5.醪(もろみ)を造る いよいよ日本酒造りも最終段階。蒸米と米麹、酒母と日本酒造りに必要な材料が揃いました。 醪(もろみ)とは、これらすべてを混ぜた液体のこと。醪づくりは、アルコール発酵を進めていく作業です。 とはいえ、これらの材料は一度に全部混ぜるわけではありません。材料の投入は、4日間で3回に分けておこなわれます。江戸時代から続く「三段仕込み」と呼ばれる製法です。 すべての材料を合わせたあとは、3週間から5週間かけてアルコール発酵させていきます。このときのポイントとなるのが温度管理。お酒の種類に合わせ、醪はおよそ15℃前後、または10℃以下に保たれます。 発酵が進んだ醪の表面は、ふわふわと真っ白な泡に包まれた状態。泡が消え、液体化してきたらできあがりの合図です。数日から1週間後に搾りの段階へと移ります。 1-6.醪を搾って瓶に詰める アルコール発酵が完了した醪は、搾ったあとに以下の段階を経て瓶詰めし、蔵から出荷されます。 上槽(じょうそう) 醪が入った袋を絞り、酒粕と液体とに分離させる作業です。槽(ふね)と呼ばれる大きな長方形の器具を使用するものや、袋を吊り下げるもの、自動圧搾機を使うものなど、さまざまな手法があります。 滓引き(おりびき) 搾ったお酒は、滓(おり)と呼ばれる米粒や麹などの固形物が残った状態です。貯蔵タンクにお酒を入れて滓を沈殿させ、澄んだ部分だけを抽出する作業を「滓引き」といいます。 濾過(ろか)(1回目) 滓引きしたお酒の固形物をさらに除去し、色や香りの調整をおこなう作業です。通常の日本酒造りでは、濾過は2回おこないます。 1回目の濾過の目的は、残った固形物や酵母の除去。フィルターのついた機械を使うほか、粉末状の活性炭を投入する場合もあります。 火入れ(1回目)/貯蔵 「火入れ」とは、お酒を60~65℃の温度で加熱殺菌することです。濾過と同様に、火入れも2回おこないます。味や色、香りの変化を防ぐことが火入れの目的です。 火入れ後のお酒は、タンクで貯蔵します。貯蔵温度はお酒の種類によって異なり、15℃前後、または10℃以下が主流です。 調合/加水 貯蔵後のお酒は、タンクごとの酒質を一定にするため調合(ブレンド)されます。その後、アルコール度数と香りのバランスを調整するため、仕込み水と呼ばれる水を加えます。 濾過(2回目)/瓶詰め/火入れ(2回目) 加水によってアルコール度数15~16%に調整したお酒は、2回目の濾過と火入れをおこない瓶詰めします。近年は、瓶に詰めてから火入れをおこなう「瓶火入れ」という手法もあります。 これらの工程を終えれば、いよいよ出荷!各酒販店への流通経路を経て、わたしたちのもとに美味しい日本酒が届けられます。 2.製造過程で変わる日本酒の種類 日本酒は、製造過程の違いでさまざまな味わいに変化します。「生酛?生酒?なんのこと?」という日本酒にありがちな疑問も、違いがわかればスッキリ解決しますよ。 2-1.酒母づくりで変わる「生酛(きもと)」「山廃酛(やまはいもと)」 酒母づくりでは、タンクを酸性にするために乳酸を添加するとお話しました。 この乳酸を、自然の力に任せて育てたお酒が「生酛」「山廃酛」と呼ばれる日本酒です。乳酸菌を添加する方法に比べ、製造には時間やコスト、手間ひまがかかります。 生酛や山廃酛は、乳酸菌由来のクリーミーな風味が特徴。濃醇でありながら、どこか繊細で奥深い味わいを楽しめます。 2-2.火入れ回数で変わる「生酒」「生貯蔵酒」「生詰め酒」 日本酒は、火入れの回数によって次のように呼び名が変わります。 1回目の火入れ 2回目の火入れ 生酒 なし なし 生貯蔵酒 なし あり 生詰め酒 あり なし 火入れを1度もしない生酒は、フレッシュでジュシーな味わい。シュワシュワとした微発砲感を感じるものもあります。 2-3.蔵で貯蔵をせずに出荷する「新酒」 「新酒」は、貯蔵をせずにすぐに出荷される日本酒です。明確な定義はないものの、冬から春にかけて登場するその年のお酒が新酒と呼ばれています。 同じ蔵、同じ銘柄のお酒であっても、その年によって少しずつ味わいは違うもの。新酒が登場する12月から3月は、日本酒ファンにとって待ち遠しいシーズンといえるかもしれませんね。 まとめ 日本酒の製造工程、いかがでしたか?米というシンプルな原料がお酒になるには、微生物の働きが大きく関係しています。 温度を上げたり、下げたりしながら進める日本酒造りは、まるで生き物を育てているかのよう。そう考えると、日本酒を飲むのがまた楽しくなりそうですね。

日本酒と料理のペアリングを楽しもう!4タイプ別の基本とコツを唎酒師が解説

日本酒と料理のペアリングのコツは、日本酒の香りや味の個性を知ることです。日本酒は、香りや味わいの要素をもとに大きく4つのタイプに分類されます。 今回は、唎酒師がペアリングの基本をご紹介!日本酒がもっと美味しく、そして楽しくなる組み合わせをわかりやすく解説します。 1.ペアリングとは? ペアリングとは、お酒と料理の相性のことです。ペアリングを楽しむ代表的なお酒といえば、ワイン。「肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワイン」といったペアリングを耳にしたこともあるのではないでしょうか。 「ペアリング、なんだか難しそう…」と心配しなくても大丈夫! 「焼肉にはやっぱりビール」「アツアツのから揚げにはレモンサワー」普段何気なくしているこれらの組み合わせも、りっぱなお酒と料理のペアリングです。 日本酒×料理のペアリングのコツは、日本酒の4つのタイプを知ることから始まります。甘口や辛口で悩んでいた人も、日本酒選びがもっとわかりやすく、もっと楽しくなりますよ。 2.日本酒の4つのタイプを知ろう 「引用:SSI『日本酒の香味特性別分類(4タイプ)』」 日本酒は、香りと味わいの要素によって大きく以下の4つに分類されます。 爽酒(そうしゅ) 薫酒(くんしゅ) 醇酒(じゅんしゅ) 熟酒(じゅくしゅ) 相性が良い食材や料理は、タイプによって異なります。ラベルのチェックポイントも紹介するので、自分の好みの日本酒を見つける際の参考にしてくださいね。 2-1.爽酒(そうしゅ) お酒の特徴 「爽やか(さわやか)」と字にあるとおり、軽快でシンプルな香りが大きな特徴。「淡麗」「シャープ」「キレがある」と表現されることが多い日本酒です。爽酒のラベルには、主に以下の2種類の名称が記載されています。 普通酒 本醸造酒 普通酒は、醸造アルコールと呼ばれる材料を多く添加したお酒です。流通する日本酒全体の約65%を占めています。つまり、日本酒のなかでもっとも多いタイプが爽酒ということになりますね。 そのほか、加熱殺菌をしていない「生酒」も爽酒にあたります。日本酒ビギナーにおすすめの低アルコール日本酒も、スッキリと軽い味わいが特徴です。 米の外側をより多く精米して仕込んだ「精米歩合(せいまいぶあい)」の高い日本酒も、爽酒の個性を持つ場合があります。 相性のいい食材や料理 香り控えめ、ドライテイストの爽酒は食中酒にぴったりのお酒です。白身魚や豆腐が持つ繊細な味わいも消すことがありません。 口内をリフレッシュさせる効果もあるため、油ものと合わせるのもおすすめ。価格帯もリーズナブルなものが多く、晩酌のおともにぴったりの日本酒です。 【和食】 冷奴、刺身、そば、天ぷら、鶏のから揚げ、焼き鳥 【その他】 タコのマリネ、冷製パスタ 美味しい温度帯 冷や(5~15℃) 燗(45~50℃) 爽酒は幅広い温度帯で楽しめる日本酒です。特に、シャープなキレ味は冷やすほど感じやすくなります。普通酒や本醸造酒は温めるとキレのある味わいが引き立ち、燗酒好きにも人気です。 2-2.薫酒(くんしゅ) お酒の特徴 「薫酒」は華やかでフルーティーな香りを持つ日本酒です。味わいはスーッと喉に流れるように清らか。まろやかな甘みを持つものも多くみられます。 「バナナや白桃のような、フルーティーな香りがする薫酒が飲みたい」というときは、ラベルに以下のような表示のある日本酒をチェックしてみてください。 吟醸酒 純米吟醸酒 大吟醸 純米大吟醸 薫酒の華やかな香りは「吟醸香(ぎんじょうか・ぎんじょうこう)」と呼ばれます。吟醸酵母を使用したお酒から生まれる香りです。 近年は「純米酒」や「特別純米酒」と表記されたものにも、吟醸酵母が使用されている場合があります。 そのほか、搾りたての「新酒」から華やかでフルーティーな香りが感じられることも。薫酒好きは秋冬の新酒シーズンも要チェックです。 相性のいい食材や料理 華やかな香りを持つ薫酒は、同じように香りや酸味のある料理と相性抜群。柑橘系の食材やハーブ類とも良く合います。食中酒はもちろん、食前酒としても楽しむのもおすすめです。 【和食】 ハモの梅肉添え、大根とゆずの甘酢漬け 【その他】 サーモンの香草焼き、ベトナム風サラダ 美味しい温度帯 冷や(15℃前後) 薫酒の華やかな香りを消さないためには、15℃前後の温度帯で楽しむのがおすすめです。冷やしすぎると、せっかくの香りや甘みを感じにくくなってしまいます。 華やかな香りを引き立てるためにはグラスにもひと工夫。口の広いワイングラスに注げば、より一層フルーティーな香りが引き立ちますよ。 2-3.醇酒(じゅんしゅ) お酒の特徴 ふくよかな香りにコクのある飲み口。「醇酒」は旨味成分を多く含み、味の余韻が深く、長く続く日本酒です。醇酒には、米と米麹のみを原料とする以下の2種類が該当します。 純米酒 特別純米酒 また、ラベルに「生酛(きもと)」や「山廃酛(やまはいもと)」と書かれた日本酒も醇酒タイプです。昔ながらの製法で造られるこれらのお酒は、繊細でありながらも深みのある味わいが感じられます。 そのほか、「原酒」と書かれた加水されていないものや、熟成させたものも醇酒の特徴を持つお酒です。 相性のいい食材や料理 白米と合わないおかずはないように、米の旨味を持つ醇酒もペアリングの幅が広いお酒です。素材の生臭さを抑える効果もあるため、魚介類にも良く合います。相手が風味の強い発酵食品でも、旨味成分が上手に調和するのが特徴です。 また、乳酸菌由来のクリーミーな風味を持つ生酛や山廃酛は、チーズや生クリームとも好相性。ラベルにがっつりと漢字が書かれていながら意外や意外、洋食とのペアリングは抜群です。 【和食】 ぶり大根、おでん、筑前煮、鮭のホイル焼き、カラスミ、イカの塩辛 【その他】 サイコロステーキ、グラタン、ラザニア、チーズフォンデュ 美味しい温度帯 冷や(15~20℃) 燗(40~45℃) 醇酒のコクのある味わいは、冷たすぎると感じにくくなってしまいます。燗にするときは、ほどよいぬる燗がおすすめです。常温に近い温度帯でも美味しく楽しめます。 2-4.熟酒(じゅくしゅ) お酒の特徴 ハチミツやドライフルーツのように複雑で凝縮した香り。見た目は茶色や黄色に色づき、とろりと粘性があるのが特徴です。熟酒タイプの多くには、ラベルに以下のような表記があります。 古酒 熟成酒 秘蔵酒 3年から10年近く熟成させた味わいは、濃醇で出汁に例えられることもあるほど。市場に出回る数は少なく、希少性の高いお酒です。 相性のいい食材や料理 熟酒は、ほかのタイプにはない複雑で重厚感のある味わいが持ち味です。味の濃い料理や、スパイスをきかせた料理と良く合います。食後に飲むお酒として、デザートと合わせるのもおすすめです。 意外性のあるペアリングは、なんと和菓子の羊羹(ようかん)!小豆の甘さとつるりとした舌ざわり、熟酒の濃密な味わいが、なんともいえないハーモニーを生み出します。 【和食】 西京漬け、山椒をきかせたウナギのかば焼き、豚の角煮、羊羹 【その他】 ブルーチーズのハチミツ添え、ドライフルーツ、ナッツ、チョコレートケーキ 美味しい温度帯 冷や(常温20~25℃) 燗(35℃前後) 熟種は温めすぎても冷やしすぎても複雑味のある香りが飛んでしまいます。常温や、ぬる燗で楽しむのがおすすめです。 あえて冷たい温度帯から飲み始め、グラスを手で温めながら香りの変化を楽しむのもおすすめ。ブランデーグラスやショットグラスで楽しむ熟酒もオツなものですよ。 3.季節で楽しむ!日本酒と料理のペアリング ここからは、4タイプの日本酒と季節の料理とのペアリングを紹介します。 春 薫酒 ...

日本酒と梅干しは実は相性が抜群!梅干しを使ったオススメのおつまみも紹介

日本酒と梅干しは、とても相性の良い組み合わせ。日本酒に梅干しを入れる飲み方は、二日酔い予防効果も期待できます。近年は日本酒と梅干しで作る調味料「煎り酒」も人気です。 今回は「日本酒×梅干し」の楽しみ方や梅干しを使ったおつまみについて紹介します。 1.日本酒と梅干しは相性が抜群! 日本酒の味わいと梅干しの酸味、塩味は相性抜群。ほかのお酒にはない、味の相乗効果が生まれます。 ひとくちに「梅干し」といっても、味の個性はさまざま。「梅干しはすっぱくないと」「甘酸っぱい梅干しが好き」など、好みも人それぞれですよね。 個々の好みに寄り添う梅干しのように、種類が豊富なことが日本酒の良いところです。梅干しと相性の良い日本酒を選べば、「日本酒×梅干し」の組み合わせがさらに楽しくなりますよ。 1-1.梅干しの酸味と塩分が日本酒をより引き立てる 塩辛や漬物のようなしょっぱいおつまみは日本酒と好相性。ついついお酒がすすみますよね。梅干しの塩分も同様に、日本酒の味わいを引き立ててくれます。 梅干し最大の特徴といえば「酸味」ですが、本来、強い酸味のある食材はお酒の個性を消してしまうといわれています。酸味が特徴的なお酒と合わせると、個性がぶつかってしまうことも少なくありません。 しかし、日本酒は比較的酸味や苦みが少なく、梅干しのすっぱさと上手に調和してくれます。酢の物や、酢でしめた魚とも相性の良いお酒です。 1-2.「日本酒×梅干し」は二日酔い予防に効果的 梅干しには、健康効果のある成分がたくさん含まれています。「ピクリン酸」や「ピルビン酸」は、二日酔い予防に効果的です。肝機能を向上させ、体内のアルコールの排出を促してくれます。 酸味のもとである「クエン酸」も、胃腸や肝臓の細胞を修復し、二日酔いを防いでくれる成分です。さらには疲労回復効果も期待できます。 また、日本酒に豊富に含まれる「アミノ酸」にも肝臓を修復する働きがあります。日本酒のアルコールに含まれる「アデノシン」は血行を促進させるため、疲労回復に効果的です。 つまり、日本酒と梅干しはとても体にやさしい組み合わせ。お酒に弱く二日酔いが心配なときは、日本酒に梅干しを合わせてみるのもおすすめですよ。 1-3.どういう梅干しがよりおすすめ? 日本酒に辛口や甘口があるように、梅干しもさまざまな種類があります。白干し梅、赤じそ梅、ハチミツ梅など、それぞれと相性の良い日本酒を選んで楽しむのもおすすめです。 白干し梅 塩だけで漬け込んだ梅干しの王道「白干し梅」はどんな日本酒とも相性抜群!ちびりちびりと梅干しをつまみながら日本酒を飲みたいときにぴったりです。「これぞ梅干し」という塩辛さと酸っぱさに、一杯また一杯とお酒がすすみますよ。 赤じそ梅 塩と赤じそで漬けた梅干しは、キレ味のある辛口日本酒と好相性。さわやかなしその香りがより一層引き立ちます。キリッと冷やした夏酒と合わせるのもおすすめです。 ハチミツ梅 甘酸っぱいハチミツ梅は、ふくよかな味わいの日本酒と良く合います。米と米麹だけでできた純米酒と合わせるのもおすすめです。生酛(きもと)、山廃酛(やまはいもと)などと書かれた、しっかりした味わいの日本酒と合わせても美味しいですよ。 2.梅干しと日本酒の楽しみ方 梅干しはおつまみとしてだけでなく、日本酒の中に入れて楽しむのもおすすめです。また、最近注目されているのが万能調味料「煎り酒」。ここからは、煎り酒の特徴やレシピもあわせて紹介します。 2-1.熱燗に梅干しを入れる おちょこの中に梅干しをぽとん。その上から温めた日本酒をとっとっと…と注げば、寒い冬にぴったりの「梅干し燗」のできあがりです。温かい日本酒に、梅干しの酸味と塩味がじんわりと溶け出します。 湯気からもふんわりと梅の香りがただよい、味わいはまるで梅風味の出汁のよう。お酒は体を冷やしやすい飲み物ですが、米と米麹だけで造られる日本酒は体を冷やしにくいといわれています。 特に、米と米麹のみを原料とする純米酒を梅干し燗にすれば、体の芯から温まる一杯に。前述したような二日酔い予防効果も期待できる楽しみ方です。 2-2.江戸時代の調味料「煎り酒」にする 「煎り酒(いりざけ)」は、醤油よりも古い歴史を持つ調味料です。考案されたのは室町時代のこと。日本酒、梅干し、かつお節のシンプルな材料で作れる手軽さから、江戸中期まで長く親しまれてきました。 長期保存できる醤油の誕生とともに姿を消した煎り酒は、近年また人気が広まっています。 その理由は、醤油と同じように使える万能調味料でありながら、塩分が少ないこと。かつお節の風味が効いた煎り酒は、梅干しとわずかな塩分でしっかりとした旨味が感じられます。 お刺身、おひたし、お豆腐と使い方は実にさまざま。オリーブオイルと混ぜればドレッシング代わりにもなります。自宅で手軽に作れるため、食事の塩分が気になる方にもおすすめです。 煎り酒の作り方 【材料】 日本酒 200ml 梅干し 大さじ1(塩味の強いもの) かつお節 5g 塩 少々 【作り方】 材料をすべて鍋に入れ、中火にかけます。 沸騰したら弱火にし、半分になるまで煮詰めます。 冷めてからキッチンペーパーでこして、完成!お好みで昆布を入れても美味しく仕上がります。 3.日本酒にぴったり!梅干しをつかったおつまみ5選 ここからは、梅干しを使ったおつまみ5選を紹介します。かんたんできちんと味が決まるのが、梅干しおつまみのうれしいポイント。お家で手軽に「日本酒×梅干し」のペアリングを楽しみましょう! 3-1.梅キュウ 梅干しの種をとり軽くたたいたら、かつお節となじませます。スティック状に切ったキュウリに梅干しを付けながら、ポリポリといただきましょう。 夏にぴったりのおつまみ梅キュウは、ぜひ夏酒と一緒に。キリッと冷やした辛口日本酒とも相性抜群です。 3-2.ささみと梅肉の和え物 高タンパクで低カロリー。ささみと梅肉の和え物は、ダイエット中にもぴったりのおつまみです。 ささみはラップに包んで電子レンジで火を通します。器の中でほぐしながら梅肉と和えれば、まな板いらず。日本酒を飲みながら「もう一品ほしい」というときにもおすすめです。好みに合わせてゴマやしそを入れても美味しいですよ。 3-3.梅水晶 梅水晶は、居酒屋でよく見かけるメニュー。サメの軟骨を千切りにし、たたいた梅干しや調味料で和えたものです。 自宅で作るときは、ゆでたヤゲン軟骨で代用できます。千切りキュウリ、梅肉と合わせ、顆粒だしと砂糖、塩を各少量入れて混ぜればできあがり。コリコリとした食感と酸味に、ついついお酒がすすみます。 3-4.大根の梅じそサンド まずは大根を厚さ1cmの半月状にカット。カーブしているほうから、厚さ半分になるように切込みを入れます。 切込みに、しその葉と梅肉を挟めば大根の梅じそサンドのできあがり。パリパリッとした大根の食感と梅の酸味、しそのさわやかな香りがたまりません。フルーティーな香りの日本酒とも相性の良いおつまみです。 3-5.クリームチーズの梅肉和え カットしたクリームチーズに梅肉を和えるだけ。かつお節をはらりとかければ、ふくよかな味わいの日本酒と相性抜群のおつまみのできあがりです。コクのある純米酒や、秋のひやおろしにも良く合います。 甘酸っぱいハチミツ梅干しで作れば、また違った味わいに。スパークリング日本酒にもぴったりの洋風おつまみに仕上がりますよ。 まとめ 梅干しと日本酒は、日本で古くから親しまれてきた組み合わせ。美味しいだけでなく、二日酔い予防効果も期待できます。お酒に直接入れたり、調味料にしたりと楽しみ方はさまざま。今夜は梅干しをおつまみに、日本酒を楽しんでみませんか?

日本酒に含まれている栄養素は?美容面と健康面のメリットも解説!

日本酒には体にうれしい栄養素が豊富に含まれています。米と米麹を発酵させるお酒ならではです。 美容成分も含まれる日本酒は、女性にもおすすめのお酒。今回は、日本酒に含まれる栄養素の数々と、健康と美容に関するメリットについてたっぷりとお伝えします。 1.日本酒に含まれている栄養素は? 米と米麹をアルコール発酵させる日本酒には、さまざまな栄養素が含まれています。アミノ酸やビタミン、ミネラル、有機酸など、その数は約120種以上。なかでも豊富な栄養素が「アミノ酸」と「ビタミンB6」です。 アミノ酸 アミノ酸は、アルコールのなかで日本酒にもっとも多く含まれています。日本酒の旨味やコクのもとになり「アミノ酸度」としてラベルに記載されることもある成分です。 旨味を感じさせるグルタミン酸、甘みを感じさせるグリシン、酸味のアスパラギン酸、苦みのプロリンなど、日本酒に含まれるアミノ酸は約20種類。アミノ酸度が高いほど味わいは濃く、少ないほど端麗に感じやすいといわれています。 また、アミノ酸は生活習慣病の予防効果も期待される栄養素。特に、日本酒には9種類の「必須アミノ酸」すべてが含まれています。 必須アミノ酸は体内で生成できないため、体外から意識的に摂取する必要がある成分です。アミノ酸不足は筋肉量の減少や身体の不調につながるため、美味しい日本酒で効果的に摂取できるのはうれしいですね。 ビタミンB6 お米を原料にする日本酒は、ビタミン類も豊富。なかでもビタミンB6は、筋肉や血液などの生成に欠かせない栄養素です。 ビタミンB6が不足すると、皮ふ炎や口内炎、貧血などを引き起こすといわれています。食品のたんぱく質をエネルギーへと変えるためにも、ビタミンB6の摂取が必要です。 2.日本酒は健康にも美容にもいい! 日本酒は、健康にも美容にもいいお酒です。「酒は百薬の長」というとおり、さまざまな効果が期待できます。 原料の米と米麹に由来する美容成分もたっぷり。それぞれの効果を知れば、日本酒を飲むのがさらに楽しくなりますよ。 2-1.日本酒の健康的なメリット 日本酒には「食欲増進」「血行の促進」「血圧管理・記憶力のサポート」などの健康メリットがあります。 食欲増進 日本酒には、食欲を増進させる働きがあります。食前酒として日本酒が振る舞われるのもそのためです。アルコールが適度に胃の粘膜を刺激し、胃酸の分泌を促してくれます。 とはいえ、空腹時に大量に飲む日本酒は悪酔いの原因に。あくまで適量であれば、その後の料理をより美味しく楽しめます。 血行の促進 日本酒に含まれる「アデノシン」は、血管を拡張させる働きがあります。血行が促進されるため、冷え性や肩こりにも効果的です。 日本酒を飲むと体がポカポカと温かく感じられるのも、日本酒ならではの効果。お酒は体を冷やしやすい飲み物ですが、日本酒は比較的体が冷えにくいといわれています。 緊張していた筋肉がほぐれることで、リラックス効果が得られることもうれしいポイント。1日の終わりにホッと心をときほぐしてくれる、癒しのお酒といえるかもしれません。 血圧管理・記憶力の改善をサポート 日本酒には、アミノ酸が鎖状につながった「ペプチド」が含まれています。ペプチドは、たんぱく質の分解や合成に関係する成分です。 ペプチドには血圧や血糖値を下げたり、免疫力を向上させたりといった働きがあります。また、記憶力の改善にも役立つのが特徴です。適度な飲酒が記憶力をサポートしてくれるのは予想外のうれしい効果ですよね。 2-2.日本酒の美容的なメリット 日本酒は「コウジ酸」と「フェルラ酸」による美容的なメリットを期待できます。 コウジ酸は、麹から生み出される成分です。コウジ酸の研究は、お酒を造る杜氏の手が白くきれいだったことをきっかけに始まりました。今では高い美白効果が認められ、化粧品にも使用されています。 天然由来の美白成分コウジ酸は、シミやソバカスの抑制に効果的。肌のくすみを防ぎ、透明感のある美肌づくりに役立つといわれています。 フェルラ酸は、米糠(こめぬか)から抽出されるポリフェノールの一種です。美容ポリフェノールともいわれ、メラニンの産生を抑える働きがあります。近年は肌荒れ改善効果も発見されるなど、美肌にうれしい効果が期待できる成分です。 3.日本酒の適量はどのくらい? 健康や美容にメリットがあるとはいえ、日本酒はお酒であることにかわりありません。飲みすぎれば体調を崩してしまいます。 特に、日本酒はアルコール度数の高いお酒です。ビールのアルコール度数が5度前後であるのに対し、日本酒のアルコール度数は15度前後。つまり、同じ分量を飲んでも、日本酒のほうがより多くのアルコールを摂取することになります。 厚生労働省が推奨するアルコール量を基準とすると、日本酒の1日の適量は1合(180ml)程度。体への負担を軽くするためには「やわらぎ水」と呼ばれるお水を合間に飲むのもおすすめです。 また、体がアルコールを分解する速度は人によって異なるもの。自分に合った量を見極め、休刊日をはさみながら楽しみたいですね。 まとめ 普段何気なく飲んでいる日本酒にたくさんの健康効果があると思うと、なんだかうれしいですよね。さらに美容に関する成分まで含まれているなんて、日本酒を選ぶ機会がさらに増えそうです。 日本酒の健康効果を得るためには、1日の適量を守ることも大切。自分に合った量を見極め、美味しく楽しい日本酒ライフを満喫しましょう!

ぽんしゅグリア全12種類、利酒師がテイスティングしてみた!

甘くとろける日本酒カクテルの素「ぽんしゅグリア」をご存知ですか? フルーツ香るぽんしゅグリアは、日本酒をフリースタイルで楽しむお酒。今回は、酒好きが高じて利酒師資格をとったライターshihoが、ぽんしゅグリアのテイスティングレポをご紹介します。 日本酒からウイスキー、ワインにウォッカ、ジンとなんでもござれの私ですが、実は甘いカクテルは苦手…。お酒にお砂糖なんて邪道!と思っていたのですが、ぽんしゅグリアを一口いただいたときの感想は…。 「なにこれ、うまい…うまいーー。国産ドライフルーツ、甘く見てごめんなさい!」 でした(笑) お酒好きも思わず納得の「ぽんしゅグリア」。フルーツに合わせたアレンジもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね! 1.日本酒カクテル「ぽんしゅグリア」とは? あたためた日本酒を意味する「ぽんしゅ」と、赤ワインにフルーツを加えた「サングリア」をかけあわせた「ぽんしゅグリア」。 ワンカップに入っているのは、国産ドライフルーツと新潟銘菓はっか糖。お好みのお酒を注いでくるくるっとかき混ぜれば、甘くとろける日本酒カクテルのできあがり!という新スタイルの商品です。 販売元は、米どころであり酒どころである、新潟県のFERMENT8。使用するフルーツは国産にこだわり、ただ飲みやすいだけではない、本当に美味しいカクテルに仕上がるのが特徴です。 ※ぽんしゅグリアの詳しい解説はコチラも参考になさってください。 https://sake-5.jp/sake-dried-fruit-cocktail-ponshukan/ 今回テイスティングしたのは、ぽんしゅグリアのレギュラー品が揃った12本セット! ・ゆず ・もも ・イチゴ ・りんご ・みかん ・キウイ ・レモン ・オレンジ ・メロン ・柿 ・梨 ・プラム 使用した日本酒は、ぽんしゅグリアオンラインでも販売されている、新潟・長谷川酒造さんのたびねこシリーズです。 見た目もかわいくてすでにワクワク…。ぽんしゅグリアは、ソーダ割りや紅茶割りなど、いろいろな楽しみ方ができるのがポイント。それでは早速、フルーツに合わせたアレンジを加えたテイスティングレポをお楽しみください。 1-1.ぽんしゅグリア ゆず まずは人気No.1商品「ゆず」から!フタの形状はほんとにワンカップ。パカっと開けると、ゆずのさわやかな香りが広がります。 今年の新酒、冬のたびねこをトットットッと注いで…。 ステアしながら白いはっか糖を溶かしていきます。こうしている間に、ゆっくりとドライフルーツの香りが日本酒に移っていくんですねー。 うんうん。ゆずのいい香り。まずは冷やのままひとくち。 「…美味い!」そして思ったより甘くない。いや、確かに甘さはあるのですが、想像していたようなべったりとした甘さではなく、日本酒の甘みともとれる味わい。勢いに乗って、さらに電子レンジ(500w)で1分30秒ほど加熱! じんわり~。あったかーい。温めると、ゆずの香りがさらに引き立ちます。さらに、甘さのあとにはっか糖のすーっとした清涼感。 これは、風邪をひいたときにいただきたいような安心感のある美味しさ…。 ぽんしゅグリア、想像以上かも!ほかもどんどん試してみましょうー。 1-2.ぽんしゅグリア もも ぽんしゅグリアの美味しさに驚きつつ、2本目の「もも」は、ピーチティー風にアレンジ!日本酒を3分の1ほど注いでから、ストレートの紅茶をプラスします。 あつあつの湯気から立ちのぼる、はっか糖のすーっとした香りが心地いい…。ももの甘さと日本酒の旨味、紅茶のフレーバーがとても良く合います。 何より驚きだったのは、温められたドライフルーツの美味しさ。ドライだったももが、最後にはとろとろになるんです。きっとこれは、生で美味しいフルーツだからこその味わいなんだろうなぁ。しみじみ。 1-3.ぽんしゅグリア イチゴ 開封したときの香りに一番感動したのが「イチゴ」!こちらは日本酒のソーダ割りでいただきます。 シュワシュワーっという音とともに、泡になって溶けていくはっか糖。炭酸を使用すると、お砂糖の溶けも早いようです。香りの甘さは12種類のなかで一番ですが、いちごの酸味とはっか糖の清涼感のバランスが絶妙。キリっと冷やしたスパークリング日本酒も好相性だと思います。 1-4.ぽんしゅグリア りんご 秋を思わせるりんごは、2年熟成させた吟醸酒でアップルティー風に。あつあつの紅茶を注ぐと、くし形のりんごがみるみる大きくなって驚き!少し置いてから口にすると、まさしくりんごという「シャクッ」とした食感が戻っていました。 りんごとお酒の良い香りに、途中からシナモンスティックをプラス。これ、言われなかったら日本酒が入っていると気付かないかも…。ぽんしゅグリア、恐るべし。 1-5.ぽんしゅグリア みかん 冬のさむーい時期に、こたつでゆっくり飲みたい。そんな気分にさせてくれるのが「みかん」。こちらはほんのり濁る日本酒で、燗酒にしていただきました。 立ちのぼるのは、みかんのやさしい柑橘系の香り。砂糖が少しずつ溶けていく様子が、なんだか雪景色のようでなごみます。冷やから飲み始めて、途中で燗酒にするのもいいかも。ゆったりのんびり楽しみたくなるぽんしゅグリアです。 1-6.ぽんしゅグリア キウイ トロピカルな見た目をそのまま残した「キウイ」は、しっかり冷やした炭酸でソーダ割りに!使用したのは冷酒でも美味しい、キレのある日本酒です。 キウイの酸味が引き立って、甘いお酒が苦手な方でもグイグイいけちゃうカクテルのできあがり。これはウォッカやジンでも合いそう。夏に飲みたいー。ぽんしゅグリアは持ち運びしやすいので、BBQのようなアウトドアに持参するのもアリですね。 1-7.ぽんしゅグリア レモン レモンとはっか糖の清涼感が、合う!今回は、氷をたっぷり入れたロックで試してみました。 ロックはまずは日本酒だけを半分ほどそそいで、はっか糖を先に溶かしておくのがポイント。完全に溶けなくても、徐々に変わる味わいを楽しむのもオススメです。レモンはソーダ割りはもちろん、ジンジャーエール割りやレモンティー風も美味しそう。いちばん応用の効くフルーツかもしれません。 1-8.ぽんしゅグリア オレンジ 濃い旨味を持つブラッドオレンジは、キレのあるタイプのお酒で燗グリアに。オレンジの濃い甘みと皮の苦み、ほんのりとしたスパイス感も感じられます。 冷やでも美味しいですが、やっぱり温めた方がオレンジの香りが引き立ちますね。日本酒で戻ってやわらかくなったオレンジは、ママレードのような味わい。1本で2度も3度も美味しい…。ぽんしゅグリア、すごいわ。 1-9.ぽんしゅグリア メロン 使用しているフルーツの美味しさを実感できるのが「メロン」! 燗酒にすると、まず感じるのがメロンの青っぽい香り。そのあとを、はっか糖のスースーとした清涼感が追いかけてきます。 何より印象的なのが、口のなかに残るメロンの甘さ。温められた日本酒に、国産メロンの旨味がしっかり移るからでしょうね。とろとろになったドライフルーツは、まさに完熟メロン…。なんともぜいたくな気分を味わえる日本酒カクテルです。 1-10.ぽんしゅグリア 柿 香り控えめの「柿」は、酒の肴や食事といっしょにゆったり楽しみたい1本。あつあつをそっと口にすると、感じるのは甘くてやさしい香り。「あぁ、おいしいー」としみじみ言いたくなる日本酒カクテルです。 何よりお伝えしたいのがこのドライフルーツ、干し柿そのものの美味しさだということ!口にすると、温かい日本酒と柿の旨味がじゅわっと溢れるのがたまりません。決して派手ではないけれど、味の奥深さではいちばんとも言えるかも…。 1-11.ぽんしゅグリア 梨 使用しているのは、新潟県産の和梨。控えめで品の良い甘さが「あぁ、フレッシュでも美味しい梨なんだろうなぁ」と実感させてくれます。 お酒で戻った梨は、しゃくしゃくっとした食感もありつつ、皮に近いところはしっかり甘い!熟成タイプのまろやかな日本酒とも好相性です。新潟の果物、お砂糖、そしてお酒…。同じ土地のものは、やっぱりよく合いますねぇ。 1-12.ぽんしゅグリア プラム 「プラム」は甘酸っぱさが魅力の果物。国産プラムを使用したぽんしゅグリアは、ソーダ割りにしてすっきりと。お酒は香り控えめのタイプを合わせてみました。 これは、フルーツの酸味が際立っておいしいー。後から追いかけるはっか糖の清涼感もぴったりです。今回はソーダ割りにしましたが、紅茶割りにしても合いそう。果実自体にクセがないので、カクテルベースとしての用途が広そうな1本です。 まとめ.日本酒の楽しみ方を広げる!ぽんしゅグリア 日本酒×フルーツの組み合わせで、その美味しさを無限に広げてくれるぽんしゅグリア。今までお酒は山ほど飲んできたつもりでしたが、これは新発見!新しい楽しみ方を教えてもらうことができました。 どんな飲み方をしても美味しいのも、国産フルーツにはっか糖と、素材へのこだわりがあってこそ。そこに酒蔵さんが丹精こめた日本酒が加われば、それはもう最強ですよね。 離れて暮らす友だちにも、思わず教えたくなる「ぽんしゅグリア」。「難しいことは考えず、とにかくおいしく飲んでみて」そう伝えたくなる、すてきなカクテルメーカーです。

日本酒の「にごり酒」とは?おすすめのにごり酒20選も紹介!

にごり酒とは、日本酒ビギナーでも飲みやすい白くにごったお酒のことです。冷やしてそのまま飲んだりロックにしたりと、さまざまな飲み方が楽しめます。今回は、おすすめのにごり酒20選を一挙ご紹介!「大人のカルピス」ともいわれるにごり酒の世界を、ぜひお楽しみください。 1.にごり酒とは? 「にごり酒」とは、その名のとおり白くにごった日本酒のことです。にごりのもとは、お酒に含まれる「滓(おり)」と呼ばれる成分。にごり酒のボトルの下に、白く沈殿しているものです。 一般的な日本酒は、米と米麹を発酵させた醪(もろみ)を酒袋に入れ、ぎゅーっと圧縮して搾り出します。このとき、袋のなかに残る個体が酒粕(さけかす)です。この工程を日本酒造りでは「上槽(じょうそう)」と呼びます。上槽をおこなわず、醪のまま瓶詰めされるのが「どぶろく」です。 にごり酒は、あえて目の粗い酒袋を使い、細かい米粒や麹の固形物をそのまま搾り出すのがポイント。滓を含んだにごり酒は、濃醇な味わいに仕上がります。 また、搾りたてのお酒をそのまま瓶詰めしたにごり酒は、シュワシュワッとした微発泡感が特徴的。「火入れ」と呼ばれる加熱殺菌をしていないため、瓶内で発酵が進み炭酸ガスが生まれるからです。 「噴き出し注意!」「横にしないで」と注意書きがあるのは、開栓時にプシューッとガスが噴き出すため。反対に、炭酸ガスがないタイプのにごり酒は、トロリとなめらかでヨーグルトのような味わいを楽しめます。 米や麹をそのまま含むにごり酒は、まさに「発酵食品」であり「生きたお酒」といえるかもしれませんね。 2.おすすめのにごり酒20選 ひとくちに「にごり酒」といっても、トロリと濃厚なものからシュワッと発泡感のあるものまで種類はさまざま。甘酸っぱいヨーグルトのような味わいもあれば、スッキリとした辛口タイプもあります。 ここからは、おすすめのにごり酒20選をご紹介!ぜひ自分好みのにごり酒を見つけてみてくださいね。 2-1.にいだしぜんしゅ にごり 見るからにやさしい風合いの「にいだぜしぜんしゅ」は福島県の仁井田本家が造るお酒です。原料は農薬や化学肥料をいっさい使わない自然米。山の湧き水と田んぼの井戸水、自然派酵母で仕込まれています。 ひと口飲んでまず驚くのは、とろりとした口当たり。滓たっぷりの味わいはまるで乳酸飲料のようです。糀の風味もしっかりと乗り、後に残るのはほのかな酸味。容器には再利用できるリユース瓶を使用するなど、次世代へ向けた新しい日本酒です。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-2.五橋 純米にごり酒 「五橋(ごきょう)」は山口県の酒井酒造が手がける日本酒。「純米にごり酒」は冬限定の人気商品です。販売数が限られているため、売り切れになることもめずらしくありません。 香りは新酒らしくフレッシュで華やか。ピリピリとした微炭酸が舌の上を刺激します。さわやかな旨味のあるにごり酒は、おでんやお鍋と好相性。仲間と囲む冬の食卓がより一層楽しくなりますよ。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-3.にごり純米原酒 英雄(ひでお) 日本酒ビギナーにおすすめのにごり酒がこちら。埼玉県の「釜屋(かまや)」が造る「英雄(ひでお)」です。その名には「多くの人に日本酒を飲んでもらいたい」「日本にとっての英雄=HEROになってもらいたい」という蔵の願いが込められています。 アルコール度数は11%と、通常の日本酒より若干控えめ。スッキリとした甘さは肉料理や濃い味付けの料理とよく合います。そのまま冷やしていただくのはもちろん、ロックスタイルで楽しむのもおすすめです。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-4.八海山 発泡にごり 「八海山(はっかいさん) 発泡にごり」は、シュワッとした口当たりのスパークリング日本酒です。醸造元は新潟県の有名蔵「八海醸造」。淡麗辛口で人気の「八海山」の発泡にごり酒は、スッキリとした大人の味わいです。 しっかりとした発泡感があるため、乾杯のお酒としてもおすすめ。甘さ控えめの味わいは、チョコレートやフルーツのようなデザートともよく合います。アルコール度数は15%あるため、日本酒ならではのしっかりとした飲みごたえも楽しめますよ。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-5.大那 特別純米 にごり 生 「大那(だいな)」のにごり酒は、シュワッとした爽快な口当たりが楽しめるお酒です。香りはマスカットのように瑞々しくさわやか。にごり酒ならではの甘さと酸味、グレープフルーツのような苦みも感じられます。 滓を含んだコクのある味わいは、キムチ鍋のような個性の強い料理と合わせるのもおすすめ。パーティーで仲間と楽しむ1本にもぴったりです。乾杯の際は炭酸の噴き出しに注意しながら、ゆっくりと開栓してくださいね。   (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-6.白瀑 純米 「ど」 にごり酒 生 真っ白なお酒を背景にひときわ目立つ「ど」の一文字。「白瀑(しらたき) 純米...

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