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【唎酒師解説】スパークリング酒や日本酒瓶のキャップ(蓋)の開け方を写真付きで徹底解説

日本酒は、使われているキャップによって開け方が異なります。特に、一升瓶には二重タイプのキャップが使われるのが主流です。また、発泡タイプの日本酒は開栓時の噴き出しに注意する必要があります。 今回は、日本酒に使われるキャップの種類や、発泡タイプの日本酒の開け方についてご紹介します。活性にごり酒やスパークリング日本酒など楽しむ際は、ぜひ参考にしてください。 日本酒のキャップの種類 日本酒のキャップには、クルッと回すタイプのほか、外蓋と中栓が付いた二重タイプのキャップがあります。 カップ酒にはパカッと開けるキャップが使用されるなど、さまざまな種類が存在することが特徴です。まずはその違いについてみていきましょう。 P.Pキャップ クルッと回して開けるタイプのキャップです。「Pilfer Proof」(盗難防止)が名前の由来とされ、下部にはミシン目がついています。 開けると上部のキャップとミシン目が切り離され、開栓済みであることが一目でわかります。日本酒に限らず、さまざまな種類の飲料に使用されているタイプです。 冠頭(王冠) 冠頭(かんとう)は、主に一升瓶に使用されるキャップです。王冠とも呼ばれ、中栓とセットになっています。 冠頭を使う瓶の口には、P.Pキャップを使う瓶のような溝が入っていません。そのため、近年はキャップを外したときの瓶の美しさや、「より日本酒らしい」という海外での評判を理由に、四合瓶(720ml)でも冠頭を使用するケースが多く見られます。 リフトオフキャップ 主にカップ酒に使用されるタイプです。ワイドキャップとも呼ばれ、リングタブを上に引くと全体がパカッと外れます。 参考:八海山「Q&A」 参考:きた産業「キャップの実務知識(その3)」 参考:一般社団法人 日本キャップ協会「キャップ紹介 」 2.日本酒のキャップ「冠頭(王冠)」の開け方 前述した3タイプのなかでも、日本酒瓶ならではといえるキャップが「冠頭(王冠)」です。ここからは、その開け方をご紹介します。 1.開け口をつまんで浮かす 2.つまみを斜め上に向かって引っ張りながら剥がす 3.中栓を下から上に向かって持ち上げる 4.開栓! 近年の冠頭は斜めのガイドラインが入れられ、以前より開けやすくなったといわれています。とはいえ、手を切らないよう注意しながらゆっくりと開栓してください。 また、中栓には「スポット」と呼ばれるフィルムが貼られています。これは、貯蔵中に中栓が飛ぶのを防いだり、お酒の品質を維持したりすることが目的です。日本酒は製造工程で瓶ごと加熱殺菌するケースが多く、熱に強い「びん燗替栓」も開発されています。 参考:きた産業「キャップの実務知識(その3)」 2.活性にごり酒やスパークリング日本酒の開け方と注意点 活性にごり酒やスパークリング日本酒は、シュワシュワとした発泡感が特徴的なお酒です。 活性にごり酒は、日本酒のもととなる白く濁った液体「醪」(もろみ)を荒く濾して造られます。“活性”と呼ばれるのは、加熱殺菌処理をしていないお酒だからです。 日本酒の一般的な製造工程では、仕上げに「火入れ」と呼ばれる加熱殺菌が行われます。乳酸菌の一種である「火落菌」(ひおちきん)を死滅させ、お酒の品質を安定させるためです。 火入れをしていない活性にごり酒は、乳酸菌や酵素が生きたままの状態。味の変化が起きやすく冷蔵保存が基本です。 また、スパークリング日本酒は、活性にごり酒と同様に造られるタイプのほか、あとから炭酸ガスを注入したり、瓶の中で二次発酵させたりするタイプがあります。低アルコールの甘口タイプも多く、日本酒を飲み慣れない方にもおすすめです。 2-1.活性にごり酒やスパークリング日本酒は噴き出しに注意 火入れをしていない活性にごり酒は、瓶のなかで発酵が進んでいる状態です。常に炭酸ガスが生成されているため、開栓時は噴き出しに注意する必要があります。 いつもと同じように開けると、瓶に溜まっていたガスとともにお酒が勢いよく噴き出してしまうかもしれません。スパークリング日本酒も同様に、タイプによっては開栓時に注意が求められます。 2-2.活性にごり酒やスパークリング日本酒の開け方 ここからは、活性にごり酒やスパークリング日本酒の上手な開け方をご紹介!おいしい日本酒が噴き出さないよう、開け方のコツをみていきましょう。 1.冷蔵庫で冷やして落ち着かせる まずは冷蔵庫で冷やしながら、瓶のなかの動きを落ち着かせます。火入れされたスパークリング日本酒の場合、噴き出す心配はさほどありませんが、おいしく味わうためにも一定時間冷やすのがおすすめです。 炭酸が噴き出す恐れもあるため、持ち運びで揺らしたあとすぐに開けないように気を付けてください。 2.キャップをほんの少しだけ緩める 冷蔵庫から冷えたお酒を取り出したら、いよいよ開栓。キャップは一度に開けず、少しずつ緩めていきます。 写真はミシン目が切れ、カチッと音がするまでキャップを緩めた状態。瓶内に空気が入ったことでガスが動き出し、滓(おり)が揺れているのがわかります。 3.ガスの様子を見ながらキャップを開けて閉めてを繰り返す しばらくすると行き場を求めるガスとともに、液面がグーッと持ち上がってきます。 ここで一気に開けてしまうと、お酒が噴き出し大惨事になるので気を付けて!一度キャップを閉めたら、液面がまた下がるまで静かに待ちましょう。液面がある程度下がったら、また少しキャップを緩めます。 キャップを緩める ↓ 液面が持ち上がる(ガスが抜ける) ↓ キャップを閉める ↓ 液面が下がるまで待つ ↓ キャップを緩める 上記の工程を何度か繰り返しながら、瓶内に溜まったガスを抜いてください。 「どうしても噴き出してしまいそう」というときは、キャップの上にタオルやボウルを被せると安心です。瓶の下にもボウルや鍋を置けば、周囲の汚れを防げます。 2-3.冠頭の場合は穴を開ける方法も 活性にごり酒やスパークリング日本酒のキャップはP.Pキャップが一般的ですが、なかには冠頭タイプもあります。 この場合、少しずつ開けて閉めてと繰り返すことができません。外側の冠頭をはがした瞬間、中栓が飛び出す恐れもあります。 活性にごり酒やスパークリング日本酒に冠頭が使われている場合は、画鋲やアイスピックなど先の尖ったもので直接キャップに穴を開けてください。 プシュッと音がしたら、ガスが抜けている合図です。できればそのまま1日ほど置いておくと安心して開栓できます。 横に倒すと穴から中身がこぼれてしまうため、保管時は縦置きを心がけましょう。 まとめ 製造方法によってさまざまな個性を見せる日本酒。キャップにも種類があり、活性にごり酒やスパークリング日本酒などは開け方に注意が必要です。 ちょっとしたコツを知っておけば、シュワシュワとした発泡タイプのお酒もよりおいしく楽しめます。今回ご紹介した開け方を参考に、ぜひいろいろな日本酒を味わってみてくださいね。

氷を入れてスッキリ飲みやすい!おいしい日本酒ロックの作り方を解説

日本酒はさまざまな飲み方・楽しみ方ができるお酒。近年は、キンキンに冷たい「日本酒ロック」というスタイルが注目を集めています。 「日本酒に氷を入れていいの?」「邪道じゃない?」と心配しなくても大丈夫!冷たくスッキリした味わいの日本酒ロックは、日本酒ビギナーにもおすすめです。 今回は、日本酒の自由で新たなスタイル、日本酒ロックの作り方や楽しみ方をくわしくご紹介します。 1.夏におすすめ!日本酒ロックとは 日本酒ロックは、氷を入れたグラスに日本酒を注ぐ夏にぴったりの飲み方です。とはいえ、ロックといえばウイスキーや焼酎を思い浮かべる方も多いかもしれません。 実は、日本酒ロックは日本で古くから親しまれているスタイル。近年は日本酒のカジュアルな楽しみ方として注目を集めています。 キリッと冷たい日本酒ロックは飲みやすく、日本酒通はもちろん日本酒ビギナーにもおすすめです。 1-1.日本で歴史ある飲み方 日本酒は冷酒や常温、燗酒など幅広い温度帯で楽しめるお酒です。とはいえ「日本酒に氷を入れてもいいの?」と戸惑うこともあるのではないでしょうか。 お酒の歴史を紐解くと、日本酒に氷を入れるスタイルは1300年以上前には誕生していたそう。 日本最古の歴史書である日本書紀には「氷室(ひむろ)の氷、熱き月に当たりて、水酒に浸して用(つか)ふ」という一文が残されているといわれています。 「氷室」とは、冬の間に切り出した氷を保管しておく貯蔵庫のこと。つまり「氷室の氷を暑い季節にお酒に入れ使っていた」というわけです。 はるか昔の日本人もロックスタイルを楽しんでいたと思うと、日本酒ロックがまた特別な味わいに感じられそうですね。 1-2.日本酒ビギナーにおすすめ 日本酒ロックは、氷の影響で日本酒がグッと飲みやすくなることが魅力のひとつ。「日本酒はちびちび飲まないとダメ?」「なんだか難しそう」という日本酒ビギナーにおすすめのスタイルです。 しっかり冷えることで飲み口が良くなり、食事と合わせやすくなることもポイント。揚げ物や味の濃い料理とも相性が良く、スルスルと飲み進められます。 また、氷が溶けることにより、アルコール度数が下がることも日本酒ロックのメリットです。日本酒は、ビールやワインに比べアルコール度数が高いお酒。お酒に弱い方や日本酒のアルコール感が苦手という方は、ぜひ一度ロックスタイルを試してみてください。 1-3.アウトドアでも楽しめる 暑い季節にぴったりの日本酒ロック。気軽に楽しめるロックスタイルは、アウトドアにもぴったりです。 カップと氷さえあれば、日本酒は冷えていなくても大丈夫。バーベキューやキャンプなど、好みのシーンでいつでも美味しい日本酒ロックを味わえます。 ちょっとそこまでのお散歩なら、コンビニで日本酒ロックの材料を購入するのもおすすめ。氷入りのカップを購入すれば、氷とカップそれぞれを用意する手間が省けます。春先には手軽な日本酒ロックを片手にお花見も楽しそうですね。 2.ロックで美味しい日本酒3タイプ 日本酒は製造方法によってさまざまな種類に分類されます。日本酒ロックをより美味しく味わうのであれば、ぜひ以下の3タイプを選んでみてください。 生酒 原酒 にごり酒 氷を入れてもお酒の良い部分が消えることなく、ロックスタイルならではの魅力を味わえますよ。 2-1.生酒 生酒は、火入れと呼ばれる加熱処理をしていないお酒です。搾ったそのままの状態で瓶詰した生酒は、フレッシュで爽やかな味わいが魅力。ロックスタイルでもみずみずしい甘み、旨味を堪能できます。 また、生酒は加熱処理をしていないぶん、保存期間が短いお酒です。飲みきれない生酒があるときは、ぜひロックで味のバリエーションを楽しんでみてください。 2-2.原酒 原酒とは、加水調整をしていないお酒のことです。日本酒は、醪(もろみ)と呼ばれる米と米麹、水を発酵させた液体を搾って造られます。 醪を搾った段階では、アルコール度数は18%以上。製造工程ではここに仕込み水と呼ばれる水を足し、最終的にはアルコール度数15~16%に調整します。 アルコール度数が高く、しっかりとした飲みごたえのある原酒はロックスタイルにぴったり。氷を入れてもお酒の個性が消えることなく、力強い味わいが感じられます。 2-3.にごり酒 にごり酒は、その名のとおり白く濁ったお酒です。あえて目の粗い布で搾り、固形物を残したまま仕上げています。 濃厚でまったりとした味わいのにごり酒は、ロックでも旨味がしっかり残ることが大きな魅力。甘みや酸味が強いにごり酒のなかには「大人のヨーグルト」と呼ばれるほど飲みやすい銘柄もあります。 3.日本酒ロックの基本的な作り方 日本酒ロックは作り方がとにかく簡単!グラスとたっぷりの氷、日本酒を用意してぜひ気軽にトライしてみてください。 グラスに氷をたっぷり入れる 日本酒を半分から6分目あたりまで注ぐ マドラーなどで軽くかき混ぜる 日本酒ロックは冷たさが命。氷はグラスにたっぷり用意しましょう。氷が溶けることを考え、日本酒は半分から6分目あたりまで注ぐのがおすすめ。日本酒が減るたびに継ぎ足せば、味が薄まりすぎない美味しい日本酒ロックを楽しめます。 4.美味しい日本酒ロック2つのこだわりポイント 手軽な日本酒ロックをもっと美味しく楽しみたい!そんなときは「氷」と「酒器」にこだわってみましょう。日本酒の種類にあわせて酒器を選べば、日本酒ロックの楽しみ方がより一層広がりますよ。 4-1.氷にこだわろう! 日本酒の香り、味わいを消さないためには氷にもひと工夫。おすすめは臭みのないロック用の氷です。形の大きなものや丸い形状のものは溶けにくく、ゆっくりと味や香りの変化を楽しめます。 自宅で氷を作る際は、ミネラルウォーターを使うのがおすすめです。その際も、なるべくサイズの大きな製氷機を使ってみてください。丸い氷ができる製氷機を使えば、お家でもお店気分が味わえますよ。 4-2.酒器にこだわろう! ロックグラス 口が広く、背の低いロックグラスは日本酒ロックにぴったり。大きな氷をたっぷり詰めれば、ロックならではの味わいをゆったりと楽しめます。 ぐい吞み にごり酒をロックにするときは、ぜひぐい吞みを。グラスと違い、ガラス面に滓(おり)がこびりつく心配がありません。唇にあたる陶器ならではのしっとりとした感触と、にごり酒のまったりとした味わいが絶妙にマッチします。 タンブラーグラス 背の高いタンブラーグラスは、日本酒の爽やかな香りを楽しみたいときにおすすめです。日本酒ロックのアレンジレシピ「サムライロック」のような日本酒カクテルの香り、色合いも引き立ちます。 まとめ 日本酒ロックは気軽にカジュアルに日本酒を楽しめることが大きな魅力。冷えることでスッキリと飲みやすくなり、溶ける氷とともに変化する味わいも楽しめます。 日本酒の種類、氷や酒器にこだわれば、日本酒ロックの世界がさらに奥深いものに。ぜひ自由に楽しく日本酒ロックを味わってみてくださいね。

【唎酒師が解説】日本酒の瓶のサイズにはどんなものがある?日本酒の瓶のサイズごとの特徴を解説

日本酒の瓶は、一升瓶(1800ml)や四合瓶(720ml)などのサイズが主流です。近年は300ml容量の二合瓶や、一合瓶などの飲みきりサイズも販売されています。 そもそも一升瓶はいつ頃から使われるようになり、世の中に普及していったのでしょうか。今回は日本酒の瓶のサイズについて詳しくご紹介します! 1.日本酒の瓶のサイズはおもに4種類! 日本酒の瓶のサイズは、一升瓶・四合瓶・二合瓶・一合瓶の大きく4種類にわかれます。基本的に同じ銘柄であれば、サイズにより味が変わるということはありません。それぞれの内容量やカロリーなどは以下のようになります。 一升瓶 四合瓶 二合瓶 一合瓶 容量 1800ml 720ml 300~360ml 180ml カロリー 1,854kcal 741kcal 309~370kcal 185kc容量 種類の多さ 多い 多い 少ない 少ない ※日本酒 100ml = 103kcal で計算 (出典元:食品成分データベース(文部科学省)) 一合瓶は180mlが一般的ですが、二合瓶は300ml~330mlまで容量にばらつきがあります。カロリーは日本酒の種類によって異なるため、おおよその目安にしてください。 一升瓶や四合瓶に比べ、二合瓶のような少量タイプを扱う銘柄は少なめです。一方で、コンビニや小売店などでは飲み切りタイプの販売も増えつつあります。 2.一般的なサイズは一升瓶と四合瓶 市販されている日本酒のサイズは、一升瓶と四合瓶が一般的です。1合=180mlのため、一升瓶(1800ml)はおよそ10合分になります。 日本酒が瓶で販売されるようになったのは、一升瓶が始まりです。まずはその背景や、四合瓶が生まれた理由などについてみていきましょう。 2-1.一升瓶が普及した背景 一升瓶が日本酒の容器として使われるようになったのは、1901年(明治34年)ごろからといわれています。それまで日本酒は、酒屋の樽から客が持参した徳利(とっくり)へと量り売りされるのが一般的でした。 日本酒がガラス瓶で販売されるようになったのは、酒に水を足す「かさ増し」のような不正を防ぐ目的もあったといわれています。1965年(昭和40年)ごろになると、日本酒の大半は一升瓶で流通するようになりました。 一升瓶の規格はJIS規格で定められており、底からキャップまでの高さは39.5cmです。また、日本酒の出荷量の減少や四合瓶の普及により、1998年(平成10年)に約3億本あった一升瓶の出荷量は、2016年(平成28年)には約7,000万本まで減少しています。 参考:リターナブルびんナビ「一升びんガイドブック ~環境に優しいリユース容器~」 2-2.四合瓶が生まれた理由 一升瓶の次のサイズが5や6でなく「四合」である理由には、かつて使われていた「盃」(はい)という単位が関係するといわれています。1盃=約4合だったことから四合瓶が定着したという説がそのひとつです。 また、一般的な冷蔵庫のドアポケットに収まりやすく、家庭で飲み切るのにちょうどよいサイズだったことも四合瓶の普及に関係したと考えられます。 品質をキープしやすいことから、お酒の鮮度にこだわる酒蔵や酒販店では、四合瓶のみ製造する、販売するといったケースもみられます。 3.近年増えつつある二合瓶と一合瓶 近年は、少量タイプの二合瓶や一合瓶の販売も増えつつあります。保管時も場所をとらず、より手軽においしい日本酒を楽しめることが魅力です。 3-1.冷やでも燗でも楽しめる「二合瓶」(300~360ml) 300ml~360mlの二合瓶は、コンビニや小売店などでよく見かけるタイプです。数日かけて飲み切るのにちょうどよいサイズ感で保管時も場所をとりません。 また、一定量があるので冷やと燗酒、両方を試しやすいというメリットもあります。料理やその日の気分にあわせ、温度を変えて楽しむのもおすすめです。 3-2.おいしいお酒をより手軽に「一合タイプ」(180ml) 1回で飲み切るのに適した1合サイズは、パックや缶、瓶とさまざまなタイプで販売されています。1合より若干多いボトルタイプ(200ml)は、キャップを空けてすぐ楽しめる手軽さとフレッシュな味わいが魅力です。 また、「カップ酒」と呼ばれることが多い1合サイズの日本酒は、味わいとともに個性的なラベルも楽しめます。手に取りやすく旅先のお土産にも好まれるタイプです。 まとめ 日本で古くから親しまれてきた日本酒は、時代とともに瓶のサイズも変化してきました。徳利が一升瓶になり、近年は四合タイプが主流です。また、より手軽にそのおいしさが楽しめる少量タイプも販売されています。 酒蔵や酒販店はもちろん、スーパーやコンビニなどで見かけたらぜひ手にとって、その味わいを楽しんでみてくださいね。

【唎酒師が解説】日本酒の瓶の色には理由がある?日本酒の瓶に茶色や緑色が多い理由を解説

日本酒の瓶は、緑に青、茶色などに色付けされているのが一般的です。透明瓶を使用しないのには、日本酒の特性にまつわる理由があります。 日本酒の瓶にはどのような色があり、何を理由に使い分けられているのでしょうか。今回は、日本酒の瓶と色との関係性についてご紹介します。 1.どんな色があるの?日本酒の瓶 日本酒の瓶の色は、黒色や茶色、緑色が一般的です。なかには青色の瓶もあります。 日本酒の容器に用いられるガラス瓶は「着色」ではなく「化学反応」で色付けされるのが一般的です。例えば、青色は酸化コバルト、緑色は酸化鉄をガラス原料に加えることで生まれます。 クリアピンクのような明るい色や透けない白、黒などにしたい場合は、瓶に直接色を吹き付ける手法が用いられます。スプレーガンを使えば美しいグラデーション加工も可能です。 2.日本酒瓶に茶色と緑色が多い理由 日本酒の容器には、化学反応により色付けされた茶色や緑色の瓶が多く用いられます。理由は、日本酒を紫外線の影響から守るためです。 日本酒は温度や紫外線の影響を受けやすいお酒です。光に当たることで色や香りが変化する恐れがあります。茶色や緑色の瓶は「遮光瓶」とも呼ばれ、光を遮断する効果があることが特徴です。 色が濃いほど遮光率は高く、茶色の遮光瓶はほぼすべての紫外線から内容物を保護できるといわれています。そのため、健康食品や栄養ドリンクの容器なども茶色の遮光瓶が主流です。 3.日本酒の種類にあわせた青色や透明の瓶 日本酒瓶には青色や透明、半透明のタイプもあります。青色の瓶は遮光性もあり、爽やかさを感じさせる夏酒などに用いられることが多いタイプです。 また、透明度の高い瓶は「生酒」や「スパークリング日本酒」などに多く使用されます。 生酒とは加熱殺菌処理がされていない日本酒のことです。日本酒の一般的な製造工程では、味や香りを安定させ保存性を高めるために加熱処理がなされます。 火入れをしていない生酒は、冷蔵保存で早めに飲み切ることが推奨されています。透明度の高い瓶を使用するのも、光が当たらない冷蔵庫での短期保存を前提としていることが理由のひとつです。 クリアな瓶を使うことで生酒のフレッシュでみずみずしいイメージも引き立ちます。 また、発泡タイプのスパークリング日本酒もクリア瓶に入れられることが多いタイプです。こちらも冷蔵庫で冷やして飲むのが基本とされ、スタイリッシュな見た目は華やかなパーティーシーンにもなじみます。 まとめ 日本酒瓶に緑色や茶色が多いのは、日本酒を紫外線の影響から守るためです。色が濃いほど遮光率は高く、味や香りの変化を防げます。 冷蔵保存が基本の生酒やスパークリング日本酒には、半透明の瓶やクリアな瓶も使用されます。それぞれの色に理由があることをふまえつつ、ぜひ味の違いを楽しんでみてください。

日本酒は割って飲んでもおいしい!唎酒師おすすめの割り方を紹介

日本酒は、水や炭酸、ジュースなどで割ることで味の変化が楽しめるお酒です。アルコール度数が抑えられ、日本酒初心者でも飲みやすい1杯に仕上がります。 今回は、日本酒の基本的な割り方やジュースやお茶などで割る飲み方をご紹介します。作り方やポイントなど、ぜひ参考にしてください。 1.基本的な日本酒の割り方 まずは基本的な日本酒の割り方についてみていきましょう。水やソーダで割る飲み方は、日本酒ビギナーにもおすすめです。割ることで飲み物全体のアルコール度数が抑えられ、より飲みやすい味わいに仕上がります。まずは基本をマスターし、自分好みの割り方を見つけてみてください。 1-1.日本酒の水割り 日本酒と水さえあれば手軽にできる「日本酒の水割り」。それぞれをしっかり冷やしておくことで、よりスッキリとした飲み口を楽しめます。 作り方 1.グラス・日本酒・水を冷やしておく 2.グラスに日本酒を注ぐ 3.水を注ぐ 4.軽く混ぜて完成 日本酒の水割りをよりおいしく作るためのポイントなどは、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。 https://sake-5.jp/the-water-is-bad/ 1-2.日本酒のお湯割り 寒い季節には温かな「お湯割り」がおすすめです。水割りや冷酒とはまた違った風合いを楽しめます。温度や割る度合いにこだわれば、日本酒の風味が活きたおいしいお湯割りに仕上がりますよ。 作り方 1.日本酒を用意する(純米酒や本醸造酒がおすすめ) 2.40度ほどのお湯を用意し、日本酒:お湯=1:2~4の割合で割る 日本酒のお湯割りのポイントについては、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。 https://sake-5.jp/hot-water-split/ 1-3.日本酒ロック 「日本酒ロック」は、暑い季節におすすめの飲み方です。「原酒」と呼ばれる加水調整されていない日本酒や、加熱処理されていない「生酒」を選べば、よりフレッシュでしっかりとした飲みごたえを楽しめます。 作り方 1.グラスに氷をたっぷり入れる 2.日本酒を半分から6分目あたりまで注ぐ 3.マドラーなどで軽くかき混ぜる 日本酒ロックをおいしく作るためのポイントなどは、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。 https://sake-5.jp/sake-ice/ 1-4.日本酒のソーダ割り シュワッとした口当たりのソーダ割りは、唐揚げやフライドポテトなどのパートナーにおすすめです。普段の日本酒とはひと味違う爽快感を楽しめます。 作り方 1.日本酒・ソーダ・グラスを冷やしておく 2.グラスに日本酒を注ぐ 3.ソーダを静かに注ぐ 4.マドラーで静かにかき混ぜ完成 日本酒のソーダ割りの作り方のポイントは、こちらの記事も参考にしてみてください。 https://sake-5.jp/soda-split-of-sake/ 2.日本酒初心者にもおすすめしたい、おいしい日本酒の割り方 割り方の基本をマスターしたら、アレンジメニューに挑戦!ぜひいろいろな飲み物で異なる味わいを楽しんでみてください。 2-1.日本酒のオレンジジュース割り オレンジジュース割りは、カクテル感覚で楽しめるおいしい割り方です。アルコール度数を下げつつ、よりカジュアルに日本酒を味わえます。りんごジュースやグレープジュースなど、好みのジュースで割るのもおすすめです。 作り方 1.氷を入れたグラス1/3ほどに日本酒を注ぐ 2.オレンジジュースをゆっくりと注ぐ 3.軽くステアしたらできあがり 2-2.日本酒のお茶割り 和×和のコラボレーションを楽しめるのが日本酒のお茶割り。お茶はなるべく味の濃いタイプを選ぶのがおすすめです。日本酒の香りとお茶の香りが重なり合い、スッキリとした余韻も感じられます。 作り方 1.グラスに氷を入れ1/3ほど日本酒を注ぐ 2.日本茶を注ぎ軽くステアしたらできあがり(煎茶を淹れる場合は普段より濃く仕上げてください) 2-3.日本酒のコーヒー割り 香りと香りのハーモニーを楽しめるアレンジです。ホットでもアイスでもおいしくいただけます。 氷をたっぷり入れれば暑い季節にぴったりの1杯に。ホットコーヒーに日本酒をたらせば、1日の終わりにほっと心がやすらぐドリンクに仕上がりますよ。 作り方 1.グラスいっぱいに氷を入れる 2.ドリップしたコーヒーを注ぐ(もちろんペットボトルのコーヒーでもOKです) 3.マドラーで混ぜつつコーヒーを冷やし、減った氷を足す(好みにあわせてシロップを加える) 4.日本酒を注ぎ軽く混ぜたらできあがり おいしく作るポイントなどは、ぜひこちらも参考にしてみてください。 https://sake-5.jp/sake-coffee/ 2-4.日本酒のカルピス割り カルピスの甘酸っぱさと日本酒の風味が絶妙にマッチ。暑い夏の昼下がりやお風呂上がりのにぴったりのアレンジです。 作り方 1.氷をいっぱい入れたグラス1/3に日本酒を注ぐ 2.好みの濃さに希釈したカルピスまたはカルピスウォーターを注いで混ぜる(希釈する際は少し濃い目に仕上げるのがおすすめ) 2-5.日本酒の甘酒割り 甘酒には、米麹から作られるノンアルコールタイプのものと、酒粕を原料にした微量にアルコールを含むタイプがあります。 市販の甘酒は、酒粕を原料にしていてもアルコール度数1%未満の「ノンアルコール飲料」に該当するものがほとんどです。 日本酒を甘酒で割れば、甘酒のコクと風味が活きたアレンジに仕上がります。シーンにあわせて、ホットにしたり、生姜のすりおろしを加えたりするのもおすすめです。 作り方 ・アイスの場合は甘酒コップ1杯(200ml)に対し50ml、ホットの場合は大さじ1(15cc)ほどの日本酒を加える まとめ 日本酒は、楽しみ方の幅が広いお酒です。水やソーダ、好みのジュースなどで割ってもおいしくいただけます。 その日の気分にあわせて、冷やしたり温めたりできるのもうれしいポイント。ぜひ気軽にさまざまなアレンジを楽しんでみてくださいね。

【唎酒師が解説】おいしい日本酒のお湯割りの作り方を解説!

日本酒のお湯割りは、日本酒初心者やお酒を飲み慣れない方にもおすすめの飲み方です。お湯で割ることで全体のアルコール度数が抑えられ、口当たりもまろやかになります。 今回は、お湯と日本酒の割合や温度など、作り方のポイントをご紹介します。梅干をいれたおいしいアレンジなども、ぜひ参考にしてください。 1.日本酒のお湯割りをおいしく作るためのポイント 日本酒のお湯割りをおいしく作るためのポイントは2つ。「割る度合い」と「温度」に気を付けることです。 1.アルコール度数は12度を目安に割る 2.割ったあとの温度は「ぬる燗(40度)」程度がおすすめ 基本をおさえておけば、あとはその日の気分、自分の好みにあわせてアレンジできます。それぞれ詳しくみていきましょう。 1-1.アルコール度数は12度を目安に割る 日本酒のアルコール度数は、15度前後が一般的です。加水調整されていない「原酒」と呼ばれるタイプはアルコール度数が高く18度近くになることもあります。 お湯割りにするときは、仕上がりのアルコール度数12度を目安に割ってみてください。お湯で味がぼやけすぎず、日本酒の風味や香りが感じられる1杯に仕上がります。 以下はアルコール度数12度に仕上がる日本酒とお湯の分量の目安です。「ちょっとアルコール感が強いな」と感じるお湯を足してみたり、「もう少し飲みごたえがほしい」というときはお湯を引いてみたりと、ここから加減してみてください。 日本酒のアルコール度数 15度 18度 日本酒の量 80ml 約70ml お湯の量 20ml 30ml アルコール度数 12度 12度 1-2.割った後の温度は「ぬる燗(40℃)」程度がおすすめ 日本酒は、温度によって香りや味わいが大きく変化するお酒です。お湯割りにするときも、温度を意識してみましょう。 おすすめは「ぬる燗」と呼ばれる40℃程度の温度帯。口当たりもやわらかく、ふんわりとした旨味と香りを楽しめます。 飛び切り燗 55~60℃ 熱燗 50℃ 上燗 45℃ ぬる燗 40℃ 人肌燗(ひとはだかん) 35℃ 日向燗(ひなたかん) 30℃ 1-3.使用する日本酒は純米酒や本醸造酒がおすすめ 日本酒は、原料の米を削る度合いや製法でさまざまなタイプに分類できます。「純米酒」や「大吟醸」など、タイプごとに異なる味や香りが特徴です。 お湯割りにするときは、ラベルに「純米酒」または「本醸造酒」と書かれたタイプを選んでみてください。 「純米酒」は米と米麹のみで造られ、芳醇なコクと穏やかな香りが特徴的なお酒です。また「本醸造酒」は比較的リーズナブルで、キリッとした味わいのお酒が多くみられます。 これらのタイプはお湯割りにしても味がぼやけず、日本酒のおいしさとまろやかな風合いを楽しめます。どの日本酒を選ぼうか迷ったら、ぜひラベルの表記に注目してみてくださいね。 2.カンタンおいしい日本酒のお湯割りの作り方 ここからは日本酒のお湯割りの作り方をご紹介!「今日は軽く1杯やりたいな」「お湯割りで温まりたいな」というときは、ぜひチャレンジしてみてください。 作り方はいたってカンタン。好みのお酒を用意したら、まずはお湯を沸かしましょう。 2-1.50℃程度のお湯をつくる 温度計がないときは「50℃」といわれても悩んでしまいますよね。50℃の目安は「指を10秒ほどつけていられる」程度。とはいえ、お酒を飲むためにやけどをしてしまっては大変です。 おすすめは沸騰したお湯に、同量の水を合わせる方法。今回は鍋にお湯を沸騰させ、コップ6分目までお湯と水を半量ずつ入れました。 2-2.日本酒を注ぐ あとはコップ8分目ほどまで日本酒を注ぐだけ。カンタンおいしい日本酒のお湯割りの完成です! 湯気からふんわりと立ち上る日本酒の良い香り。アルコール度数も適度に抑えられ、燗酒よりも飲みやすい1杯に仕上がります。 3.梅干を入れた日本酒お湯割りアレンジも お湯割りのおすすめアレンジが梅干しを入れる飲み方です。梅の香りと日本酒の香りがマッチし、また違った味わいを楽しめます。最後は梅干を崩しながら飲んでもおいしいですよ。 まとめ 日本酒のお湯割りはアルコール度数が抑えられ、日本酒初心者にもおすすめの飲み方です。温度や割る度合いにこだわれば、自分好みの1杯ができあがります。 「燗酒とはまた違った楽しみ方で飲みたいな」「日本酒を割って楽しみたい」というときは、ぜひ気軽にチャレンジしてみてくださいね。

【唎酒師おすすめ】日本酒のおつまみにおすすめのスーパーやコンビニで買えるお菓子・スナック15選

コンビニやスーパーで買えるお菓子やスナックは、日本酒のおつまみにもおすすめです。手軽に購入でき、家飲みタイムがさらに楽しくなります。 今回は、日本酒のおつまみにおすすめのお菓子やスナックをご紹介!塩辛いものだけでなく、甘いお菓子も登場します。 自宅での1人飲みや仲間とのパーティーのおともに、ぜひチェックしてみてくださいね。 1.日本酒のおつまみにおすすめ!コンビニやスーパーで買えるお菓子・スナック15選 コンビニやスーパーでは、各メーカーから販売されるこだわりのお菓子やスナックを購入できます。 塩辛いスナック類は日本酒のおつまみにぴったり。しょっぱいものだけでなく、チョコレートや和菓子のような甘いお菓子もおすすめです。 また、コンビニでは以下のような日本酒も販売されています。 どちらも香りがおだやかで、あわせる料理を選ばないのがうれしいポイントです。温めても味のバランスがくずれず、燗酒でもおいしくいただけます。 それぞれのお酒にあわせたコンビニ、スーパーで購入できるお菓子やスナックを早速チェックしていきましょう。 1-1.チーズリング(セブンイレブン) 軽い食感とチーズの風味がクセになるセブンイレブンの「チーズリング」は、ビールやチューハイはもちろん、日本酒のおともにもおすすめです。 特に「八海山 特別本醸造」のようなドライテイストの日本酒によく合います。気軽に家飲みを楽しみたいときにぴったりの組み合わせです。 1-2.素材のおいしさ 枝豆チップス(セブンイレブン) おつまみの定番、枝豆がそのままお菓子になったような「枝豆チップス」は、パリッとした食感がクセになるおいしさです。 枝豆の風味もしっかりと感じられ、日本酒をあわせれば、ついつい手が伸びる家飲みセットができあがります。 1-3.ひとくち明太チーズもんじゃ(セブンイレブン) もんじゃ焼きをギュッと小さくしたような、ひと口サイズのスナックです。明太子とチーズの風味が日本酒の香り、コクと絶妙にマッチします。同じシリーズの「ひとくちソースもんじゃ」もおすすめです。 1-4.濃厚ガトーショコラ(セブンイレブン) 家飲みタイムにぜひおすすめしたいのが、日本酒と甘いお菓子の組み合わせです。 セブンイレブンの「濃厚ガトーショコラ」は、しっとり食感の濃密な味わい。燗酒を添えれば、口のなかでチョコとお酒が溶け合います。 2切れずつ小分けになっているので、日本酒と一緒に少しずつ楽しめるのもうれしいですね。 1-5.京挽き きなこくるみ(ローソン) 健康を意識した「ナチュラルローソン」からは「京挽き きなこくるみ」をピックアップ。きなこの風味が日本酒にぴったりのお菓子です。 食物繊維が豊富な点もうれしいポイント。こちらもぜひ、燗酒を添えて楽しんでみてください。きなこのやさしい香りと甘さ、お酒の温かさに心がほっと癒されます。 1-6.さわやかな酸味の手割り梅・ひとくちカリッと手割り梅(ローソン) 「日本酒のおともに、ちょっとつまめるものがほしい」というときはこちら、カリッと食感が楽しい「手割り梅」がおすすめです。 ひと口サイズの種抜き梅は、お酒を片手にぽいっと口にほおりこむのにぴったり。パッケージにはチャックが付き、食べたいぶんだけ楽しめるのもうれしいですね。 1-7.ベジップス さつまいも・にんじん・かぼちゃ(ローソン) 味付けされていない、野菜の自然の甘みが楽しめるチップスです。「おつまみがほしいけど、あぶらっこいものや甘いものは避けたい」というニーズを満たしてくれます。パリッと軽やかな食感で、日本酒の味わいを引き立ててくれるおいしさです。 1-8.北海道産小豆のひとくちどら焼き(ローソン) ほどよい甘さの「ひとくちどら焼き」は、お酒と一緒にちょっとだけ甘いものが食べたいときにぴったり。燗酒とあわせれば、和菓子と日本酒のしみじみとしたおいしさが口の中に広がります 1-9.ひとくちサイズの贅沢うに揚げせん(ファミリーマート) ファミリーマートからは、日本酒にあう和風スナック2種をご紹介。こちらはカリッとした食感と、うにの風味がお酒にぴったりの商品です。 ひとくちサイズで食べやすく、お酒をちびちびいただきながら楽しめます。 1-10.豊かな海鮮の旨み7種の海鮮ミックス(ファミリーマート) いろいろな味わいを楽しめる海鮮せんべいのミックス商品です。海鮮の風味と軽やかな食感が日本酒によく合います。色鮮やかでイカのマークもかわいらしく、家飲みタイムがより楽しいものになりそうですね。 1-11.ふんわり名人 きなこ餅(越後製菓) ふんわり軽く、口に入れるとしゅわっと消えてしまう「ふんわり名人 きなこ餅」。日本酒と一緒にいただけば、きなこの香ばしさとお菓子の甘さ、日本酒の旨味がひとつになり、じゅわーっと口の中に広がります。お菓子好き、お酒好きにぜひおすすめしたい組み合わせです。 1-12.チップスター のり塩味(ヤマザキビスケット) 数あるポテトチップスのなかでも「チップスター」は独特の軽やかさと塩味のバランスが日本酒にぴったりの商品です。なかでも「のりしお味」は豊かな風味がお酒を進ませます。 日本酒はソーダ割りにして、より爽快な味わいに。自由なスタイルでお酒を楽しめるのも、家飲みならではの醍醐味ですね。 1-13.小袋甘納豆(でん六) 豆の素朴な味わいと甘さが際立つ「甘納豆」は、お酒と相性のよい一品です。日本酒に限らず、ウイスキーや焼酎などにもよく合います。 テトラポット型の甘納豆は、少しずついろいろな味わいを試せるのがうれしいポイント。おいしい日本酒をおともに、ゆったりと家飲みを楽しみたいときにおすすめです。 1-14.羊羹(西村堂) 小豆の旨味がぎゅっと詰まった羊羹には、同じくコクのある純米酒をパートナーに。お酒の心地よい香りが羊羹の味わいを引き立ててくれます。 お酒のパートナーといえば塩辛いものが多いですが、甘いものと合うのも日本酒のおもしろさであり楽しさです。チョコレートに小豆、アイスクリームなど、ぜひお気に入りの組み合わせを見つけてみてください。 1-15.カットよっちゃん(よっちゃん食品) 最後にご紹介するのは、駄菓子の代表格「カットよっちゃん」。独特の食感と酸味がクセになる商品です。 香りおだやかでキレのある「八海山 特別本醸造」とも相性ぴったり。子どもの頃をなつかしみつつ、駄菓子で1杯もまたオツなものですね。 2.お菓子やスナックに合う日本酒の種類と飲み方 日本酒は、香り高いタイプからコクのあるタイプまで、さまざまな種類があります。冷たくしたり温めたりと幅広い温度帯で楽しめることも魅力です。 お菓子やスナックにあわせたタイプを選べば、より相性のよい組み合わせができあがります。ときにはソーダで割るなどアレンジを楽しむのもおすすめです。 2-1.和菓子に合う日本酒 和菓子のなかでも、餡子を使ったものには味わいが濃厚な日本酒がよく合います。 特に、「古酒」や「熟成酒」と呼ばれる一定期間熟成させた日本酒がおすすめです。茶色や琥珀色に色づき、濃密な味わいが餡子の甘さにマッチします。 また、ふくよかな味わいの「純米酒」も和菓子に合うタイプです。純米酒はコクがあり、温めるとさらに豊かな風味が広がります。 2-2.洋菓子に合う日本酒 ご紹介したガトーショコラやチョコレート菓子には、前述した熟成酒のようなお酒がよく合います。 また、フルーツを使ったケーキやお菓子には「吟醸酒」と呼ばれる香りが華やかなタイプもおすすめです。フルーツの香りと甘さに吟醸酒の個性が重なり、相性のよい組み合わせができあがります。 シュワシュワと泡立つスパークリングタイプの日本酒も洋菓子に合うタイプです。乾杯の1杯はもちろん、デザート酒としても楽しめます。アイスクリームにスパークリング日本酒をかけ、溶け始めを味わうのもおすすめです。 2-3.スナック菓子にはソーダ割り スナック菓子を楽しむときは、日本酒のソーダ割りをあわせてみてください。お酒の爽快感が味のしっかりとしたスナック菓子によく合います。 好みにあわせてジュースで割ったり、ライムやレモンを搾ったりとアレンジもさまざまです。割ることでアルコール度数がおさえられ、日本酒がより飲みやすくなります。 https://sake-5.jp/soda-split-of-sake/ まとめ コンビニやスーパーでは、日本酒にあうおいしいお菓子やスナックを手軽に購入できます。しょっぱいものから甘いものまで、幅広い商品が揃うことが魅力です。 日本酒をソーダで割ってみるなど、自分好みにアレンジできるのも家飲みならでは。好みのお菓子やスナックを用意して、ぜひ自由に日本酒の世界を楽しんでみてください。

【コンビニ別】コンビニで買える日本酒に合うおすすめおつまみ30選

セブンイレブンにローソン、ファミリーマートなどのコンビニには、家飲みにぴったりのおつまみが勢揃いしています。さっぱりとしたサラダから本格的なお惣菜まで、幅広いメニューを楽しめることが魅力です。 今回は、日本酒にあうコンビニおつまみを一挙ご紹介!おつまみ選びのヒントになる、日本酒の分類もぜひチェックしてみてください。 ※今回紹介する商品の税込価格は2024年5月時の価格です。 1.おつまみ選びのヒントに!日本酒の4つの分類 日本酒は、香りや味わいよって以下の4つに分類されます。相性がよいとされるおつまみも、それぞれ異なるのが特徴です。 薫酒(くんしゅ) 爽酒(そうしゅ) 熟酒(じゅくしゅ) 醇酒(じゅんしゅ) https://sake-5.jp/four-types-of-sake-classification/ お酒と料理の組み合わせ“ペアリング”を楽しみたいときは、日本酒のタイプにあわせておつまみを選んでみてください。 「このお酒はどのタイプ?」と迷ったら、ラベルの文字をチェックしてみるのがおすすめです。「吟醸」や「純米」などがお酒の個性を知るうえでのヒントになります。 1-1.吟醸酒、大吟醸酒 :薫酒(くんしゅ) 「薫酒(くんしゅ)」は、薫る(かおる)酒と書くように、華やかな香りが特徴的な日本酒です。吟醸香(ぎんじょうこう)と呼ばれる華やかでフルーティーな香りを持つ「吟醸酒」や「大吟醸酒」に多く見られます。 ワイングラスに注いで香りと味わいを楽しむほか、フレンチやイタリアンと組み合わせてもおいしいタイプです。 1-2.普通酒、本醸造酒、生酒:爽酒(そうしゅ) 「爽酒(そうしゅ)」は、香りやコクが控えめでスッキリした味わいの日本酒です。「淡麗辛口」、「ドライテイスト」と表現されることもあります。 爽酒タイプの日本酒は、「普通酒」や「本醸造酒」に多く見られます。また、加熱処理をしない「生酒」もフレッシュで爽やかな味わいが際立つタイプです。 1-3.長期熟成酒、古酒:熟酒(じゅくしゅ) 「熟酒(じゅくしゅ)」タイプには、一定期間熟成させた「長期熟成酒」や「古酒」があてはまります。色合いは琥珀色や濃い茶色が多く、複雑な熟成香、重厚な味わいが特徴です。 1-4.純米酒:醇酒(じゅんしゅ) 「醇酒(じゅんしゅ)」は、4つのなかでもっともコクがあるタイプです。米のふくよかな香りと旨味、しっかりした飲みごたえが感じられる「純米酒」に多く見られます。 また、「山廃(やまはい)」や「生酛(きもと)」と呼ばれる日本酒も醇酒タイプが主流です。温めると味に深みが生まれ、燗酒にも向いています。 2.「セブンイレブン」日本酒に合うおすすめおつまみ10選 まずはセブンイレブンから日本酒に合うおつまみをピックアップ!あわせる日本酒は、セブンイレブン限定商品「八海山 特別本醸造」です。 スッキリとクセのない味わいは、日々の晩酌にもぴったり。「セブンプレミアム」シリーズから彩り豊かな「カップデリ」まで、セブンイレブンならではのラインナップを早速チェックしていきましょう。 2-1.だし香る和風ぽてとさらだ(税込291円) さまざまな種類のお惣菜が揃う「カップデリ」。おいしいものをちょっとだけ楽しめる手頃なサイズ感がうれしいですよね。 こちらのポテトサラダは、かつお出汁の風味が日本酒のおつまみにぴったりの一品です。シャキシャキと玉ねぎの食感もよく、半熟煮たまごの存在感がお酒好きの心をくすぐります。 2-2.金の銀だらの西京焼(税込537円) 「セブンプレミアム」の最上級プランド「セブンプレミアム ゴールド」からは和風な一品をチョイス。脂がたっぷりのった「銀だら」に日本酒のキレがマッチします。 こちらは燗酒を用意して、ちびりちびりと楽しむのもおすすめです。税込ワインコイン越えのちょっと贅沢な商品ですが、満足度の高いひと時を過ごせます。 2-3.たことブロッコリーバジルサラダ(税込291円) たことブロッコリー、ホクホクじゃがいもに枝豆まで加わった野菜たっぷりのバジルサラダです。 バジルソースは軽やかな仕上がりで、おかずにも、おつまみにもなる絶妙なバランス。ワインはもちろん、ビールに日本酒とさまざまなお酒との組み合わせを楽しめます。 2-4.北海道産じゃがいも きたあかりコロッケ(税込203円) こちらはセブンイレブンの冷凍商品です。凍ったまま電子レンジで温めるだけで、アツアツのコロッケができあがります。 衣はサクサク、なかはしっとり。なつかしさを感じるちょっと甘めの味付けで、日本酒をそえると心がほっと和みます。 夏はコロッケを温める間にグラスに氷を入れ、日本酒ロックをスタンバイ。できたてアツアツのコロッケをほおばりながら、キリッと冷えた日本酒を楽しむのもおすすめです。 2-5.枝豆(税込み237円) セブンイレブンの枝豆は、ほどよい塩味と豆の甘みが特徴的。ひとつ、またひとつと手が伸びるおいしさです。 テトラポット型のこちらは開けてすぐ食べられる冷蔵タイプ。「セブンプレミアム」からは保存可能な冷凍商品も販売されています。 2-6.ガーリックとオニオンが効いたソルティーナッツ(税込み217円) “ザ・おつまみ”ともいえるパンチのきいた味わいのソルティナッツ。アーモンドにカシューナッツ、マカダミアナッツとそれぞれ異なる食感が楽しめます。 ナッツがまとうガーリックとオニオンの風味もたまりません。クセの少ない「特別本醸造酒」の味わいが、おつまみの個性を引き立ててくれます。より相性の良いソーダ割りでいただくのもおすすめです。 2-7.国産いわし生姜煮(税込203円) お酒好きにぜひおすすめしたいのが、コンビニの缶詰コーナーです。定番の魚の水煮や味噌煮、オイル漬けなど種類もさまざま。「疲れて今日は何もしたくない…でも飲みたい」というときも、パカッと開けるだけで本格的な一品を味わえます。 こちらの缶詰は生姜がたっぷり。缶詰でありながら、どこか家庭的な味わいです。いわしに生姜の千切りを絡ませて、日本酒との絶妙なバランスを楽しんでください。 2-8.やみつきスパイスの砂肝にんにく炒め(税込267円) 「明日は休日。今日は飲むぞ!」というときにぴったりのおつまみがこちら、ニンニクがごろっと入った砂肝炒めです。スパイシーな味付けに箸も盃も進みます。 日本酒はロックやソーダ割りにするのもおすすめです。家飲みだからこそ、ぜひ気軽に自由なスタイルを楽しんでみてくださいね。 2-9.旨辛おつまみ ザーサイ炒め(税込149円) 「日本酒のおともに、ちょっとつまめるものを」というときにぴったりなのがこちら、ピリッとした辛味とコリコリ食感が楽しいザーサイ炒めです。 「旨辛」とあるように旨味もしっかり。冷奴にのせても日本酒にぴったりの一品ができあがります。 2-10.大学いも(税込213円) こちらの大学いもには、ぜひ燗酒を。カリッとした飴が温かい日本酒に溶け、なんともいえないおいしさが口のなかに広がります。自然解凍の商品なので早めに冷凍庫から出しスタンバイさせてあげてくださいね。 3.「ローソン」日本酒にあうおすすめおつまみ10選 原材料にこだわり、健康に配慮した「ナチュラルローソン」を展開するコンビニ、ローソン。日本酒にあうおつまみも、ヘルシーで食べ応えのある商品が揃います。 あわせた日本酒は「菊正宗 しぼりたてギンカップ」(左)と「日本盛 生原酒 大吟醸 ボトル缶」(右)。どちらもコンビニやスーパーなどで購入でき、本格的な味わいを手軽に楽しめることが魅力です。 3-1.冷やっこセット(税込181円) ヘルシーなおつまみの代表格、冷やっこ。ローソンの冷やっこのおすすめポイントは、生姜とかつお節、たれがセットになっていることです。 たれは、ほんのり甘めで量もたっぷり。しぼりたての日本酒とあわせれば、相性ぴったりの組み合わせができあがります。 3-2.さば味噌煮(税込268円) 国産のさばがゴロッと入ったボリュームたっぷりの缶詰です。生活習慣病予防に役立つといわれるDHAやEPAが豊富に含まれています。 しっかりとした味噌風味で日本酒とも相性ばつぐん。食べきれなかったぶんは、ご飯のおかずにもできるなど使い勝手のよい一品です。 3-2.国産野菜使用 ぬか漬(税込247円) シンプルでありながら、しみじみとおいしい「ぬか漬」。自宅で漬けるには手間がかかる一品も、コンビニなら手軽に購入できます。 おつまみ用とご飯用、わけて食べるのにぴったりのサイズ感もうれしいポイントです。〆のお茶漬けに添えてもおいしいですよ。 3-3.いか塩辛(税込265円) ローソンの「いかの塩辛」がうれしいのは、2パックの小分けになっているところ。ちびちび楽しみたいおつまみにぴったりの商品です。 冷やっこを横にそえれば、定番おつまみセットのできあがり。キリッとした味わいの生原酒にもよく合う一品です。 3-4.五目白和え(税込171円) 豆腐を水切りする間に材料の下ごしらえをして、豆腐をすり鉢で擦りながら調味して…というすべての手間を引き受けてくれる商品がこちら、ローソンの「五目白和え」です。 小松菜にニンジン、こんにゃく、ひじきと具材も豊富。家庭的なやさしい味わいを日本酒の香りが引き立ててくれます。 3-6.焼ビーフン(税込257円) 「お酒のおともにボリュームある一品を」というときに、ぜひおすすめしたいのが「焼ビーフン」です。 ふわーっと香ばしい香りが広がるのは、焦がし醤油を使っているから。つるつるっと口当たりよく、しっかりとした味付けにお酒がすすみます。 冷凍商品なので、簡単なおつまみでは物足りないというときのために常備しておくのもいいですね。 3-6.コリコリなんこつ!2種の直火焼鶏つくね(たれ・塩)(税込322円) ボリュームたっぷり。「お肉を食べたい!」という気持ちが満たされるおつまみです。塩とたれ、2種類の味わいを楽しめます。 しっかりとした味付けの「たれつくね」は、たまごの黄身だけ用意して、くぐらせながらいただくのもおすすめです。キレのある生原酒をあわせれば至福の家飲みタイムを満喫できます。 3-7.海老とあさりのアヒージョ(税込451円) フレッシュでフルーティーな香りの「しぼりたてギンカップ」は、適度に冷やして洋風おつまみにあわせるのもおすすめです。 「海老とあさりのアヒージョ」は、魚介の旨味とガーリックの風味がきいた一品。レンジで温めることで冷たいギンカップとの相性の良さを発揮してくれます。最後に残ったオイルは、バゲットなどにひたして楽しんでくださいね。 3-9.豆腐と食べるあさりチゲ(税込485円) 低糖質で高たんぱく。ダイエット中の家飲みにうれしい一品です。あさりの旨味が詰まったピリ辛スープにお酒がすすみます。 〆にはご飯を入れ雑炊風にするのもおすすめです。たまごやネギを加えるなど自分好みのアレンジを楽しめます。 3-10.ふんわり海鮮お好み焼(いか・えび)(税込322円) 袋から出して紙皿のままレンジで温めるだけ。数分でふんわりとしたお好み焼ができる、手軽さとおいしさがうれしい一品です。 おすすめは生原酒との組み合わせ。ソースのコクをお酒のキレが引き立ててくれます。好みにあわせてマヨネーズを追加してお楽しみください。 4.「ファミリーマート」日本酒にあうおすすめおつまみ10選 “あなたと、コンビに、ファミリーマート”のキャッチフレーズで知られるファミリーマートには、おつまみの定番からヘルシーな一品まで幅広い商品が揃います。 あわせる日本酒は、ファミリーマート限定商品「朝日山 純米吟醸」。グラスに注ぐと、ほんのり甘い香りが広がります。容量は300mlと、数日かけて飲み切るのにちょうどよいサイズ感。お家に常備しておけば本格的な味わいをいつでも気軽に楽しめます。 4-1.コリコリ食感のミミガー(税込208円) コリコリとした食感と適度な塩味が楽しめるおつまみです。注目は、からし酢みそが別添えされていること。甘辛い酢みそを付けると、お酒がさらに進むおつまみへと進化します。一度食べたらクセになる、お酒好きにおすすめの一品です。 4-2.冷やし胡瓜一本漬 わさび風味(税込178円) 袋を開けたとたん、わさびのツーンとした香りが広がるお漬物です。わさびの辛味が日本酒の旨味と相性ばつぐん。暑い夏は両方しっかり冷やしていただくのもおすすめです。冷蔵庫から出して、そのままパリッと丸かじりもおいしいですよ。 4-3.砂肝ぽん酢(税込298円) ファミリーマートの「ちょいデリ」シリーズは、手に取りやすいサイズ感が魅力的。砂肝ぽん酢には、ミツカンの味ぽんが別添えになっています。 砂肝だけでなく大根とネギもたっぷり。それぞれの食感が楽しめ、あっさりヘルシーなおつまみがほしいときにぴったりです。 4-4.ピリっと辛く焼き上げた いか七味焼き(税込320円) いかのプリッとした歯ごたえと唐辛子の辛味がお酒を進ませる一品です。軽く温めると、いかの風味がさらに引き立ちます。 使われている七味は、長野県の老舗唐辛子メーカー「八幡屋礒五郎(やわたやいそごろう)」のもの。辛いだけではない唐辛子の旨味を楽しめます。 4-5.たんぱく質16.7g グリルチキン(ゆず七味)(税込228円) コンビニのヘルシー食材の代表格、グリルチキンも味わいを選べば立派なおつまみに。ファミリーマートのグリルチキンは、「炭火やきとり風味」に「ヤンニョムチキン味」、「ジャークチキン」とバラエティ豊富です。 こちらは、ゆず七味をまとったグリルチキン。適度な辛味とゆずの風味が日本酒によく合います。 4-6.豚もつ煮込み(税込348円) 国産の豚もつを使った、やわらかな食感のもつ煮込みです。味噌のコクと風味、旨味が日本酒と絶妙にマッチします。 食べ進めるとピリリとした辛味が顔をのぞかせて、おつまみはもちろん、ご飯のおともにも。容量が多めのお得なサイズ感も魅力です。 4-7.玉こんにゃく(税込138円) 低糖質、低カロリーのおつまみがほしいときにぴったりの一品です。かつおとするめの風味が感じられ、りっぱなおつまみになってくれます。適度に温めて燗酒と一緒にゆったりいただくのもおすすめです。 4-8.切れてる鶏ねぎ塩(税込319円) やわらかな鶏肉に、ねぎ塩だれがたっぷり。食べ応えのあるおつまみがほしいときにおすすめです。焼かれた鶏肉の香ばしさも食欲をそそります。「いつもの焼き鳥ではちょっと物足りないな」という日は、ぜひ手にとってみてください。 4-9.こてっちゃん 岩塩&ペッパー味(税込338円) 牛ホルモン焼き「こてっちゃん」の冷凍商品です。岩塩とコショウの風味がピリリときいています。 キリッと冷やした日本酒、ロック、ソーダ割りの日本酒をあわせれば相性ぴったりの家飲みセットができあがり。「こてっちゃん」の旨味と日本酒のキレが、たまらないおいしさを生み出してくれます。 4-10.バジルをのせた なす&トマトチーズ(税込298円) 身体が温かな洋風メニューを求めているときは、ぜひこちらを。とろとろのなすとチーズ、日本酒のマリアージュを堪能できます。 香りおだやかで、ほんのりフルーティーな日本酒が洋風メニューと相性ばつぐん。トマトの酸味が全体のバランスを引き締めてくれます。 まとめ おいしい日本酒に欠かせないおいしいおつまみ。コンビニなら本格的なおつまみを手軽に購入できます。その日の気分やお酒に合わせ、さまざまな商品を選べるのがコンビニのうれしいところ。ぜひ気軽に日本酒とおつまみのペアリングを楽しんでみてくださいね。

父の日のおすすめ日本酒ギフト8選!おつまみセットや名入れ品も

日本酒好きのお父さんに、父の日の特別なギフトを贈ってみませんか? 「何を選べばよいかわからない」というときは、おつまみセットや名入れ品、飲み比べセットなど特別感ある品がおすすめです。グラスセットを選べば、日本酒を飲んだあとも記念の品が残ります。 今回は、父の日におすすめの日本酒ギフトをご紹介!「お父さんありがとう」の気持ちを伝える贈り物を、ぜひチェックしてみてくださいね。 1.父の日のおすすめ日本酒ギフト「おつまみセット」 「日々の晩酌が楽しみ」というお父さんにおすすめなのがこちら。おいしいおつまみがセットになった日本酒です。 石川県の地酒&おつまみセットは、ちょっとした旅行気分が味わえるのも魅力的。おつまみの定番練り物も、こだわりの品を選べばグッと特別感がアップしますよ。 1-1.「天狗舞」旨醇 金沢晩酌おつまみコラボセット 石川県・金沢の人気ブランド「天狗舞(てんぐまい)」と晩酌おつまみのセットです。 「天狗舞」は、ふくよかな旨味がじんわりと体に染み渡る日本酒ファンにも人気のお酒。燗酒でもおいしく、酸味と旨味の絶妙なバランスが料理の味わいを引き立てます。 セットになっている3種のおつまみは、金沢の名産品をぬか漬けにしたもの。「こんか漬け」とも呼ばれ、ふぐの子・さば・いわし3種の味わいを楽しめます。 しっかりとした旨味のおつまみは、お酒はもちろんご飯とも相性ばつぐん。お酒を飲むこと、食べることが大好きなお父さんに喜ばれるギフトになりそうですね。 「天狗舞」旨醇 金沢晩酌おつまみコラボセット」の詳細はこちら 1-2.父の日限定 日本酒 金水晶 純米吟醸&ヤマサちくわ おつまみセット 愛知県の老舗練り物会社「ヤマサちくわ」の数量限定商品です。こだわりのおつまみと、おいしい日本酒がセットになっています。 注目は、父の日のために作られた「手作りちぎり揚」。「えだ豆」と「いかピーナッツ」は、店頭では販売されない父の日限定商品です。香り高い黒コショウが日本酒の味わいを引き立ててくれます。 日本酒は、酒どころ福島県の「金水晶(きんすいしょう)」です。さわやかな香りと心地よい飲み口を楽しめます。 お酒の箱には父の日のシール付き。届いたその日にパクッと気軽に楽しめ、離れて暮らすお父さんにもおすすめの日本酒ギフトです。 「父の日限定 日本酒 金水晶 純米吟醸&ヤマサちくわ おつまみセット」の詳細はこちら 2.父の日のおすすめ日本酒ギフト「名入れ日本酒」 「記念日にふさわしいギフトにしたい」「お誕生日も兼ねた日本酒ギフトを」というときは、名入れ日本酒がおすすめです。 金箔入りの日本酒は、ハレの日の贈り物にもぴったり。還暦祝いなども兼ねた贈り物には、高級感ある桐箱入りの日本酒もおすすめです。 2-1.名入れ日本酒 金箔入り ボトルの中でキラキラと金箔が輝く名入れ日本酒です。ボトルには名前だけでなく、メッセージや日付を彫刻できます。 好みのデザイン、書体を選べばオリジナリティあふれる1本に。父の日はもちろん、誕生日や還暦祝いのプレゼントにもおすすめです。 日本酒は石川県・中村酒造の「金彩(きんさい)」です。石川県産の米を100%使用し、米の上品な旨味とスッキリとした後口を生み出しています。 お酒の名前に味わい、華やかな装いと特別感たっぷりの日本酒ギフトになりそうですね。 「名入れ日本酒 金箔入り」の詳細はこちら 2-2.名入れ日本酒 桐箱入り こちらは桐箱入りの名入れ日本酒です。「越路吹雪(こしじふぶき)」のロゴが入った蓋をあけると、オリジナルラベルが貼られた日本酒が登場します。 「越路吹雪」は、新潟・高野酒造が造る日本酒です。原料は新潟県産米100%。冷やでも燗でもおいしく、飲み飽きしない味わいです。 蔵元直送というのもうれしいポイント。酒蔵から希望の場所へと日本酒が届けられます。ラベルの文字はアレンジでき、大切な方へ特別感ある贈り物を探している方にもおすすめです。 「名入れ日本酒 桐箱入り」の詳細はこちら 3.父の日のおすすめ日本酒ギフト「飲み比べセット」 「大きな日本酒瓶は置き場所に困りそう?」「一度に飲み切れないかも?」と心配なときは、飲み比べセットがおすすめです。少量ずつさまざまな味わいを楽しめます。 人気の定番商品を集めた飲み比べセットなら、お父さんの味の好みがわからないときも安心ですね。 3-1.新潟の人気ブランド日本酒 飲み比べセット 例年開催される「全国日本酒鑑評会」金賞受賞酒を集めた飲み比べセットです。 「久保田(くぼた)」に「八海山(はっかいさん)」、「越乃寒梅(こしのかんばい)」と、日本酒好きなら誰もが名を知る銘酒が揃っています。 それぞれ少量ずつ、異なる銘柄を楽しめることも魅力です。「お父さんの味の好みがわからない」というときも、ぜひチェックしてみてくださいね。 「新潟の人気ブランド日本酒 飲み比べセット」の詳細はこちら 3-2.【父の日ラベル】 日本酒 飲み比べ セット   長野県・遠藤酒造場の人気銘柄「渓流(けいりゅう)」の飲み比べセットです。中央のボトルは「お父さんいつもありがとう」のラベル付き。箱を開けたときの喜ぶ顔が思い浮かびそうな装いです。 注目したいのはメッセージカードの種類の豊富さ。「いつもありがとう」「健康に気を付けて」など好みのタイプを選択できます。熨斗のタイプも4パターンありますよ。 日本酒の味わいはもちろん、贈る側、贈られる側の気持ちに寄り添う充実したサービス内容に注目です。 「【父の日ラベル】 日本酒 飲み比べ セット」の詳細はこちら 4.父の日の日本酒ギフト「グラスセット」 より思い出に残る品を探しているときは、グラスセットがおすすめです。お酒を楽しんだあともグラスが手元に残ります。 グラスを片手に乾杯するお父さんを思い浮かべながら、ぜひこだわりの品を選んでみてください。 4-1.獺祭 純米大吟醸...

【唎酒師が紹介】日本酒初心者におすすめしたい日本酒の飲み方・楽しみ方を紹介!

「日本酒ってなんだかむずかしそう」という日本酒初心者の方におすすめしたいのが、日本酒を割ったり温めたりする飲み方です。和食だけでなく、洋食や中華と楽しむという方法もあります。 今回は、初心者に向けた日本酒の楽しみ方をご紹介!まずは気軽に手に取り、そのおいしさを感じてみてください。ラベル収集や酒蔵訪問など、飲むだけではない楽しみ方もたっぷりとお伝えします。 1.日本酒を割って楽しむ 日本酒は、味や香りの個性が魅力的なお酒です。そのままいただくのはもちろんですが、目先を変えて「割って楽しむ」という方法もあります。 日本酒はワインやビールなどに比べアルコール度数が高いお酒です。ほかの飲み物で割ればアルコール度数が下がり、飲みやすい1杯に仕上がります。 1-1.水割り・ソーダ割り まずおすすめしたいのが水割り、ソーダ割り、ロックのようなスタイルです。特に「原酒」と書かれた日本酒は、アレンジによくあいます。 原酒とは、一般的な製造過程で行われる加水調整がされていないお酒のことです。そのぶんアルコール度数が高く、しっかりとした味わいを楽しめます。 水割りやソーダ割りにしても味がぼやけにくく、レモンやライムを搾ってもおいしいですよ。 https://sake-5.jp/the-water-is-bad/ https://sake-5.jp/soda-split-of-sake/ https://sake-5.jp/sake-ice/ 1-2.カルピス割り 甘いお酒が好き!という方にはカルピス割りを。暑い夏の昼下がりや、お風呂上がりの一杯におすすめのスタイルです。お家で飲む際は好みの濃さに調整できるのがうれしいですね。 1-3.コーヒー割り 世界三大嗜好品といわれる「日本酒」と「コーヒー」の組み合わせです。一見意外なようですが、香りと香りのハーモニーを楽しめます。 アイスだけでなくホットで楽しめるのも魅力のひとつです。ホットコーヒーで作れば、香りと味に心がやすらぐ1杯ができあがります。 https://sake-5.jp/sake-coffee/ 1-4.ビール割り 日本酒には、白くとろりとした「にごり酒」という種類があります。にごり酒のアレンジでおすすめしたいのが、ビールで割るスタイルです。 香川県・川鶴酒造の「讃岐くらうでぃ」は、ヨーグルトのようなトロミと甘酸っぱさがビール割りにぴったりの1本。アルコール度数も低く、日本酒初心者にぜひおすすめしたい銘柄です。 2.日本酒を温めて楽しむ 日本酒は、冷やしたり温めたり幅広い温度帯で楽しめるお酒です。日本酒を温める「燗酒」というスタイルは、世界的にも珍しい文化だといわれています。 「燗酒はハードルが高そう」「温度のルールがあるのでは?」と難しく考えなくても大丈夫。お家でも気軽にチャレンジできます。 一度日本酒を温めれば、がらりと変わる味や香りに驚くはず。燗酒の魅力、作り方などはこちらの記事などもぜひ参考にしてください。 https://sake-5.jp/tamagawa-kinoshita-sake-brewery/ https://sake-5.jp/hot-sake-2/   3.日本酒を食事と楽しむ 日本酒は食事とあわせておいしいお酒です。お気に入りの1本を見つけたら、ぜひ好みのおつまみと一緒に楽しんでみてください。 あっさりとした和食はもちろん、揚げ物や洋食、中華にあわせるのもおすすめです。シュワッとしたスパークリング日本酒はデザートにもあいますよ。 料理にあわせてソーダ割りやビール割りにすれば、日本酒の楽しみ方がさらに広がりそうですね。 https://sake-5.jp/recipes-for-snacks-to-go-with-sake/ 4.日本酒のラベルを楽しむ 「日本酒の名前は漢字ばかりで難しくて…」そんなときは見た目からのインスピレーションで選んでみませんか? 個性あふれるカップ酒は、旅先のお土産にもおすすめです。かわいらしい見た目と本格的な味わいを楽しめます。 お酒を飲んだ後は、ラベルを剥がしてコレクションするという方法もあります。酒米の名前や蔵の名前、場所などが書かれているため備忘録としてもおすすめですよ。 https://sake-5.jp/how-to-remove-sake-labels/ 5.酒蔵へ足を運んで楽しむ 「日本酒が好き」「もっと知りたい」という方にぜひおすすめしたいのがこちら。酒蔵へ足を運ぶ楽しみ方です。近年は見学を受け付けている蔵も多数あります。歴史ある風情が感じられる蔵も多く、外国人観光客からも人気です。 どんな場所でどんなふうに造られているのかを知れば、日本酒がよりおいしく感じられます。蔵の様子を知ることで、普段飲んでいるお酒への愛着がより深まりますよ。蔵によっては売店でショッピングや飲み比べができ、お出かけスポットのひとつとしてもおすすめです。 https://sake-5.jp/sasaki-sake-brewery-tour-experience-report/ https://sake-5.jp/recommended-sake-brewery-tours-in-kanto/ 6.まとめ 味や香りが多種多様な日本酒は、そのバリエーションの豊富さが魅力のひとつです。日本各地で製造され、それぞれの蔵の個性を感じられます。 初心者の方こそ、ぜひ自由にその魅力を楽しんでみてください。割ったり温めたり、好みの料理とあわせたりと楽しみ方はひとつに限られたものではありません。 「香りが華やかなものが好き」「東北のお酒が好み」「なんといっても燗酒」など、自分の好みが見つけられるのも日本酒ならではの醍醐味です。いろいろなお酒を口にしながら、ぜひそのおいしさ、楽しさを感じてみてくださいね。

日本酒とコーヒーは相性抜群!日本酒コーヒーの楽しみ方やカクテルレシピを紹介

日本酒はそのまま飲むだけでなく、カクテルベースとしても楽しめるお酒です。コーヒーとあわせればコーヒーカクテルができあがります。 日本酒×コーヒーカクテルは、アイスやホットで楽しめるのが大きな魅力です。今回はそれぞれの基本のレシピをご紹介します。分量や楽しいアレンジなど、ぜひ参考にしてください。 1.日本酒×コーヒーカクテルにおすすめの日本酒のタイプ 日本酒には、香りが華やかなものや味の芳醇なものなど、さまざまなタイプがあります。 日本酒×コーヒーカクテルにおすすめなのは、香りが華やかなタイプです。コーヒーと日本酒の香りのハーモニーを楽しめます。 香りが華やかな日本酒を選ぶ際の目印になるのが、ラベルに書かれた「吟醸酒」や「純米吟醸酒」などの文字。“吟醸造り”と呼ばれる製法で造られたこれらのお酒は、フルーツのように爽やかな香りが立つタイプが多い傾向にあります。 しっかりとしたコクが感じられるコーヒーには、「純米酒」をあわせるのもおすすめです。米と米麹のみで造られた純米酒は、香り控えめで芳醇な味わいのコーヒーにマッチします。 日本酒もコーヒーも、美味しさに正解のない“嗜好品”の代表格。ぜひ好みのコーヒーや日本酒を用意して、その組み合わせを楽しんでみてください。 2.日本酒×コーヒーカクテルの作り方 ここからは日本酒×コーヒーカクテルの基本的な作り方をご紹介します。日本酒もコーヒーも、アイスにホットと幅広い温度帯で楽しめるのが大きな魅力です。カクテルも2パターンのレシピを用意しました。 夏の暑い日はひんやりとしたアイスコーヒーで。ホットコーヒーに日本酒をたらせば、心がほっとやすらぐ温かな1杯ができあがります。 基本の分量を参考に、自分好みの味わいを見つけてみてください。 2-1.アイスコーヒー×日本酒 【材料】 ・アイスコーヒー(無糖):グラス1杯(約200ml) ・シロップ:大さじ1〜お好みで(無糖でもOK) ・日本酒:大さじ1〜お好みで ・氷:適量 【作り方】 1.グラスいっぱいに氷を入れる 氷は余分なにおいの付いていない市販の氷がおすすめです。グラスいっぱいに用意してください。 2.グラスにコーヒーを注ぐ グラスにコーヒーを注ぎ、くるくると混ぜながらコーヒーを冷やします。氷が減ったら1~2個足してください。シロップを入れるならこのタイミングで。初めは無糖で作り、味を確かめながら甘みを足すのもおすすめです。 3.日本酒を注ぎ軽く混ぜる 日本酒を注ぎ軽くひと混ぜしたら、暑い夏にもぴったりの日本酒×コーヒーカクテルのできあがりです。コーヒーは市販のボトルコーヒーでOK。じゅうぶん美味しい1杯ができあがります。ぜひ気軽にチャレンジしてみてくださいね。 2-2.ホットコーヒー×日本酒 【材料】 ・コーヒー:カップ1杯分(約120ml) ・砂糖:大さじ1〜お好みで(無糖でもOK) ・日本酒:大さじ1〜お好みで 【作り方】 1.コーヒーを淹れる お湯で温めておいたカップにコーヒーを淹れます。ドリップコーヒー、インスタントコーヒーどちらでも大丈夫です。甘いカクテルがお好みの場合は、このタイミングで砂糖を入れてください。 2.日本酒を入れて混ぜる コーヒーが跳ねないよう、静かに日本酒を注ぎます。くるりと混ぜたら温かなコーヒーカクテルのできあがり。湯気からふんわりとコーヒーと日本酒の香りが立ちのぼります。1日の終わりにゆったりと楽しみたい美味しさです。 3.コーヒー氷を使った楽しいアレンジ こちらは製氷機で作った「コーヒー氷」を使った楽しいアレンジ。とろりとした「にごり酒」を注げば、カフェオレのような見た目の1杯ができあがります。 アルコール度数高めのにごり酒も、カクテルにすることで飲みやすい仕上がりに。次第にコーヒー氷が溶け、飲み進めるほどに違った味わいを楽しめますよ。 まとめ 日本酒は冷酒から熱燗まで幅広い温度帯で味わえるお酒です。同じくアイスやホットでいただくコーヒーとあわせれば、カクテルとしてのアレンジの幅が広がります。 普段飲んでいるコーヒーに少し日本酒を加えるだけでも、違った魅力が感じられるはず。2つの出合いで生まれる新しい味わいを、ぜひ楽しんでみてください。

おうちで簡単!おいしい燗酒の作り方を紹介

日本酒には様々な飲み方・楽しみ方がありますが、冬になると日本酒の燗酒が飲みたい!という人が珍しくありません。お店で飲むのもいいですが、なかには自宅で作りたいこともあるでしょう。 日本酒は、温度で味わいが変化するお酒です。燗酒にすれば、その魅力をより一層堪能できます。 「お家でおいしい燗酒が飲みたい」「でも、なんだかハードルが高そう」と思った方も大丈夫!今回は手軽でおいしい燗酒の作り方をご紹介します。 温度による味の特徴も紹介するので、ぜひ気軽にチャレンジしてみてくださいね。 1.温度で変わる燗酒の特徴 温めた日本酒「燗酒」は、温度で呼び方が変わるのが特徴です。それぞれの呼び名や違いを覚えておくと、飲食店などで燗酒をオーダーするときに役立ちます。自分の好みの温度帯を知る目安にもなりますよ。 温度帯 呼び方 特徴 30℃前後 日向燗(ひなたかん) やわらかな香りと口当たり。お酒本来の味わいを感じやすい温度帯。 35℃前後 人肌燗(ひとはだかん) 人肌を感じさせるほんのりとした温かさ。米のコクや旨味を感じやすい。 40℃前後 ぬる燗 酒器からも温もりが感じられる温度帯。口に含むと温かさと共にお酒の旨味がじんわり広がる。 45℃前後 上燗(じょうかん) 酒器から湯気が出る温度帯。引き締まった香りと味わいを楽しめる。 50℃前後 熱燗(あつ燗) 熱さとともにキリッとシャープな旨味が際立つ。おつまみ片手にちびりちびりと楽しみたい温度帯。 55~60℃ 飛びきり燗 日本酒の違った個性が引き出される温度帯。飛び切り燗から温度が下がるにつれて、徐々に変化する味わいを楽しむのもおすすめ。 2.湯煎でおいしい燗酒の作り方 温度による違いを知ったら早速実践!ここからは、手軽でおいしい燗酒の作り方をご紹介します。 燗酒の「おいしい」に正解はありません。最初は途中で味見をしながら、自分好みの温度帯を見つけてみてくださいね。 1.徳利の8分目ほどまで日本酒を注ぐ 日本酒は温まると容量が若干増えます。徳利ぎりぎりまで入れると溢れてしまうため気を付けてください。慣れないうちは一度軽量カップなどに移し、少しずつ注ぐのがおすすめです。 2.鍋に徳利を入れ水の量を調整する 徳利が肩まで浸かるよう、水の量を調整します。ちょうどいい高さまで水を入れたら、徳利を一度取り出しましょう。 3.鍋の水を沸騰するまで温める しっかりとお湯を沸かしたら、一度火を止めます。 4.鍋に徳利を浸す 取り出しておいた徳利を静かにお湯に沈めます。ぬる燗であれば2分半、熱燗の場合は3分を目安に温めてください。鍋や徳利のサイズ、素材により温まるまでの時間は変化します。 5.鍋から取り出して完成! 熱さに気を付けつつ、鍋から徳利を取り出します。底を触って温かく感じるくらいができあがりの目安です。「熱すぎたかも?」と思っても大丈夫。アツアツの状態から徐々に温度が下がる間の、味や香りの変化を感じてみてください。 温度でがらりと変わる個性こそ燗酒の醍醐味です。温めておいしい日本酒の魅力をぞんぶんに堪能してくださいね。 3.電子レンジで燗酒を作るときのポイント 燗酒をより手軽に楽しみたいときは、電子レンジを使う方法があります。その際は、電子レンジ対応の徳利を使ってください。口をラップで覆い、1合(180ml)約40秒(500w)を目安に温めます。 電子レンジでおいしく作るためのポイントは、途中で一度徳利を取り出し、軽く振ることです。中身の温度が均一になり味ムラを防げます。加熱しすぎるとお酒がこぼれる恐れもあるため、少しずつ加減しながら温めてくださいね。 4.燗酒におすすめの日本酒のタイプ 日本酒には、吟醸酒や純米酒などさまざまなタイプがあります。燗酒におすすめなのは、ラベルに「純米酒」とあるタイプです。米と米麹のみで作られた純米酒は、温めるとより一層、米の旨味とコクが引き立ちます。 名前に「山廃(やまはい)」「生酛(きもと)」などとある日本酒もおすすめです。山廃や生酛は、日本酒の造り方を意味しています。昔ながらの手間ひまかかる製法で造られ、複雑かつ奥深い味わいが特徴です。温めることでさらに魅力が増し、おいしさがじんわりと体に染み渡ります。 5.燗酒の豆知識 燗酒の歴史は古く、縄文時代から飲まれていたといわれています。また、お酒を温める文化は世界的にも珍しいものです。その歴史や魅力を知れば、燗酒がさらに味わい深く感じられます。 5-1.燗酒の始まりは縄文時代の後期から 燗酒は、縄文時代にはすでに存在していたといわれています。平安時代になると、貴族たちの間で親しまれるようになりました。ただ、この時代の燗酒は寒い時期に飲むものだったようです。1年を通し庶民が燗酒を楽しむようになったのは、江戸時代に入ってからとされています。 今でも「燗酒=冬」のイメージが一般的ですが、燗酒好きのなかには「暑い夏こそ燗酒」というファンも少なくありません。現代はアウトドアで燗酒を楽しむというスタイルも広がり、軽く保温性に優れたチタンのおちょこなどが販売されています。 https://sake-5.jp/seppou-and-suiju-outdoors/ 5-2.お酒を温める文化は世界的に珍しい お酒を温めるという文化は、世界的にも珍しいものです。ワインを温める「グリューワイン」もありますが、こちらはスパイスなどを使ったホットカクテルのひとつといえるでしょう。 温かな燗酒は消化吸収が早く、血行を促すともいわれています。もちろん飲みすぎは厳禁ですが、日本の国酒「日本酒」を温めるという文化を大切にしていきたいですね。 まとめ 燗酒は、冷やしても温めてもおいしい日本酒ならではともいえる飲み方です。温度でがらりと変わる味や香りを楽しめます。 沸騰したお湯に浸ける作り方なら、お酒が沸き立つ心配もありません。浸ける時間で温度を調整できます。 「このお酒は燗にしてもいいの?」「○℃にしなくては」と難しく考えなくても大丈夫。好みの酒器を用意して、まずは気軽にチャレンジしてみてください。普段飲んでいたお酒の違った一面に出会え、日本酒がもっと楽しくおいしいものになりますよ。

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