
「瓶で売られている日本酒って、どのくらいのサイズのバリエーションがあるのか知りたい」
「日本酒の瓶でも茶色や緑など色の違いがるのはどうしてなのか知りたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
日本酒というと一升瓶のような大きな瓶のイメージする人も多いですが、最近はさまざまなサイズの日本酒を見かけますよね。
しかし瓶のサイズを見ても、どのくらいの日本酒が入っているのかピンとこない、自分が飲むのにちょうどいいサイズがわからないという人も少なくありません。
また、日本酒の瓶には様々な色もあります。なぜ日本酒の瓶の色には種類があるのでしょうか?
今回は日本酒の瓶の種類と、どんなときに適したサイズなのかご紹介していきます。
目次
1.日本酒の瓶のサイズは大きく4種類!
日本酒の瓶のサイズは大きくわけると、一升瓶・四合瓶・二合瓶・一合瓶の4種類です。小さいサイズは味が違うという人もいますが、基本的に同じ銘柄であれば、大きさは変わっても同じ製法で作られているので同じ味です。
それぞれの瓶の内容量やカロリーなどをチェックしましょう。
一升瓶 | 四合瓶 | 二合瓶 | 一合瓶 | |
サイズ | 1800ml | 720ml | 300~360ml | 180ml |
カロリー | 1,854kcal | 741kcal | 309~370kcal | 185kcal |
銘柄の種類 | 多い | 多い | 少ない | 少ない |
※日本酒 100ml = 103kcal で計算
(出典元:食品成分データベース(文部科学省))
一合は180ml。二合瓶だけは360mlだけではなく、300mlや330mlなど内容量にばらつきがあります。カロリーは日本酒の種類によって差がありますが、おおよそ内容量と同じと考えれば間違いありません。
小さい瓶を取り扱っている銘柄は少なめですが、最近はコンビニなどでも日本酒が売られているので増えてきています。
1-1.日本酒といえば一升瓶!(1800ml)
日本酒といえば一升瓶ですよね。日本酒を飲まない人でも、飲食店などに一升瓶でずらっと並んでいるのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
自分の好きな日本酒をたっぷり飲みたい、自宅に友人を招いて大人数で日本酒を飲むといったときは一升瓶が便利。
一升瓶は量が多いので、一気に飲み切らないときもあります。できれば開けたら一週間以内には飲み切るのがベスト。
また日本酒は保存方法を守らないと劣化してしまうので注意しましょう。日本酒を保存するときは縦置きにしましょう。横に置いてしまうと空気に触れる面積が多いため酸化が早くなってしまい、さらにキャップに日本酒が触れるため味が変化してしまう恐れも。
ちなみに日本酒を保存するときの適正な温度は「-5度」。一般的な冷蔵庫には実は-5度の空間が存在しません。チルドですら0度前後なので、保存場所に困りますよね。日本酒が大好き、味にこだわりたいという人は、日本酒専用の冷蔵庫を購入するのがおすすめ。専用の冷蔵庫なら、-5度を保つことができ、大きい一升瓶の縦置きも簡単にできます。
1-2.人気の高い四合瓶!(720ml)
持ち運びもしやすく、保存するときも場所を取らないと人気のサイズが四合瓶。自分好みの日本酒が数本あり、日によってさまざまな種類を飲みたい人におすすめのサイズです。
ちなみに読み方は「よんごうびん」。「しごうびん」でも間違いではないのですが、「死」というイメージがあるためお祝い事や法事などでは言わない方がいいでしょう。ちなみに四合瓶は720mlであることから、「ナナニー」と酒屋さんは呼ぶこともあるのだとか。
1-3. 何故かサイズに違いのある二合瓶(300~360ml)
二合なのだから360mlかと思いきや、360mlの他に330mlや300mlがある二合瓶。
量が少ないので物足りないという人もいますが、一日のアルコール摂取量を守るにはちょうどいいサイズなのです。
日本酒は一升瓶や四合瓶が主流なので、二合瓶の銘柄は少なめ。一度飲んで美味しいとわかると今まで二合瓶を買っていた人も一升瓶や四合瓶を買うようになるので二合瓶は少ないのかもしれませんね。
1-4. 飲みきりサイズの一合瓶(180ml)
一合瓶は飲みきりサイズなので、初めての銘柄を飲むときや少しだけ日本酒が飲みたいというときにおすすめ。保存方法に気を使う日本酒ですが、一合瓶ならフレッシュなうちに飲み切ることができるので、いつもはビール派・ワイン派だけど、たまに日本酒が飲みたくなるといった人に向いています。
一合瓶も二合瓶と同じく銘柄は少なめです。やはり気に入ったものは大きいサイズで買う人が多いからでしょう。地酒などは一合瓶も多いので、さまざまな種類を少しずつ楽しめるのがうれしいですね。
2.日本酒の瓶の色の違い
茶色や緑色、夏のお酒には青色や透明なものなど日本酒の瓶は色にもバリエーションがあります。日本酒の瓶に色がある理由は、「紫外線」から日本酒を守るためです。
紫外線の影響を受けた日本酒は、「日光臭(にっこうしゅう)」が発生します。焦げ臭や獣臭(けものしゅう)とも呼ばれる、傷んだ玉ネギやガスのような臭いです。
繊細な香りと味わいをもつ日本酒にとって、紫外線は大敵。透明の瓶では、中身が光にさらされてしまいます。そのため、日本酒を詰める瓶の多くに色がついているのです。
日本酒の瓶の色についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
日本酒の瓶の色には理由がある?日本酒の瓶に色がついている理由を解説
まとめ
日本酒のサイズがわかると、自分が美味しく飲み切ることができる量がわかり、常にフレッシュな日本酒を飲むことができます。
また、日本酒を選ぶときも瓶の色に着目してみるのもいいかもしれません。
サイズが大容量の方がたくさん飲めていいと一概にはいえないので、品質を保つことにもこだわって日本酒を選んでみてくださいね。