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古くて新しい「モダン生酛」とは?モダン生酛のおすすめ銘柄を解説!

伝統製法・生酛造りで生まれるモダンな味わいのお酒「モダン生酛(きもと)」。旨味とフレッシュさを兼ね備えたモダン生酛は、ニュータイプの日本酒として注目を集めています。 今回は、モダン生酛の魅力について解説!おすすめ銘柄もご紹介します。「モダン生酛ってどんなお酒?」と気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。 1.古くて新しい「モダン生酛」とは? 「モダン生酛(きもと)」は、近年注目を集めている日本酒です。生酛(きもと)とは、日本酒の伝統製法のこと。一般的な酒造りで用いる乳酸菌は使用せず、自然の力でお酒を造っていきます。乳酸菌を用いる「速醸(そくじょう)」と呼ばれる製法が生まれるまで、生酛は日本酒造りの主流でした。 また、モダン生酛の「モダン」とは、現代的であることを意味する言葉です。つまり、モダン生酛とは伝統製法を用いた現代的な日本酒のこと。生酛らしさとともに、現代風の新しい味わいを楽しめます。 1-1.初心者にもおすすめのきれいな酸味 従来の生酛は、旨味と酸味が織り成す複雑な味わいが特徴です。燗酒にするとさらに旨味が広がり、チーズのようなコクのある食材にもマッチします。 一方、モダン生酛は、軽快なキレときれいな酸味が特徴的なお酒です。近年はフルーティーな香りの生酛も登場するなど、日本酒ビギナーにもおすすめの銘柄が揃います。 1-2.モダン生酛が増えてきた理由 モダン生酛が増えてきた理由には、徹底された衛生管理と技術の向上が挙げられます。 衛生管理の徹底 酒造りの工程において、乳酸は欠かすことのできない存在です。速醸では乳酸菌を添加し、生酛では自然の力で乳酸菌を育てていきます。 乳酸は他の微生物が育ちにくく、酵母が増殖しやすい環境を作り出してくれます。かつて、乳酸菌を添加しない生酛は微生物の影響を受けやすく、雑菌の侵入によって腐敗の可能性もある製法でした。近年は衛生管理が徹底されたこともあり、生酛造りに着手する蔵が増えてきたと考えられています。 生酛の技術の向上 モダン生酛が増えてきた背景には、生酛造りの技術を持つ蔵人たちの活躍が挙げられます。自然の力で乳酸菌を育てる生酛造りには、徹底した温度管理や水量管理が求められます。伝統製法と蔵人たちの技術の融合により、モダン生酛はできあがるといえるでしょう。 1-3.モダン生酛の楽しみ方 新たな魅力を持つモダン生酛は、従来にはない味わい方ができます。シュワッとした微発泡感のあるタイプは適度に冷やしていただくのがおすすめです。また、旨味と酸味がしっかりしたタイプはカクテルベースとして楽しめます。 和食にイタリアン、フレンチ、エスニックと合わせる料理も選びません。食中酒として料理の味わいを引き立ててくれます。 また、モダン生酛は時間と共に変化する味わいも魅力です。開栓から1日、2日と時間が経つほど味に深みが生まれます。あえて長期間熟成させ、味わいの変化を楽しむのもおすすめですよ。 2.令和の新しい生酛!おすすめモダン生酛6選 ここからは、おすすめモダン生酛6選をご紹介!生酛らしさとクリアな旨味を兼ね備えた銘柄が揃いました。「モダン生酛ってどんなお酒?」と気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。 2-1.クラシック仙禽 無垢 「クラシック仙禽(せんきん)」は、栃木の酒蔵「せんきん」が生酛造りで生み出すお酒です。「無垢(むく)」は飾り気のないクリアな味わいが魅力的。従来の生酛とは一線を画す、みずみずしい旨味にあふれています。和食はもちろん、エスニックやイタリアン、フレンチとあわせても美味しくいただける日本酒です。 (出典元:Amazon.co.jp) 2-2.土田生酛 「伝統製法を継承しつつ、近代だからできる味わいを」。土田酒造の想いから生まれた「土田生酛」は、生酛らしさを持つモダンタイプのお酒です。 土田酒造は2019年からすべてのお酒を生酛造りで生産する酒蔵です。なかでも「土田生酛」は、甘い香りとライトな後口が魅力的。アルコール感も控えめで、好みの料理とあわせてすいすいと楽しめます。 (出典元:土田酒造株式会社公式オンラインショップ) 2-3.多賀治 生酛純米雄町 無濾過生原酒 限定直汲み2021 火入れと呼ばれる加熱処理やろ過をしていない、フレッシュ感満載の生酛です。穏やかな香りとしっかりとした酸味が次へと盃を進めます。温度と共にゆっくりと変化する酸味、苦味も特徴的。燗酒にすると伸びやかな旨味を楽しめますよ。 (出典元:日本酒セラー ハレトケ) 2-4.産土 山田錦 舌を刺激する発泡感とグレープフルーツのように爽やかな香り、後口に残る渋みが心地よい生酛です。米が生まれる環境そのものにこだわり、地元農家とともに栽培した山田錦を原料に使用しています。 アルコール度数は13%と、日本酒のなかでは若干低め。自然が生み出すフレッシュな味わい、力強い旨味を存分に楽しめる1本です。 (出典元:YAMAJIN公式通販) 2-4.新政 Ecru エクリュ -生成- 2021 秋田県の「新政(あらまさ)酒造」は、秋田県産米を原料に全量生酛、木桶仕込みでお酒を造る酒蔵です。Colorsシリーズのひとつ「エクリュ」には、酒こまちが使用されています。 グラスからふわりと広がるのはバナナのように甘い香り。フレッシュな酸味とほのかなガス感も楽しめます。アルコール度数は若干低く、生酛の新たな魅力を教えてくれる銘柄です。 (出典元:新政酒造) 2-6.光栄菊 月光 天然乳酸菌仕込み 無濾過生原酒 佐賀で長らく休眠していた蔵を引き継ぎ、2019年に新たに誕生した「光栄菊酒造」。「天然乳酸菌仕込み」は、やわらかな酸味が広がる1本です。 開栓直後に穏やかな香りは、時間と共に少しずつふくらみをみせます。ぜひ、1日2日と日を追うごとに変化する味わいを感じてみてください。 (出典元:伊勢五本店) まとめ 日本で古い歴史を持つ日本酒は、時代とともに徐々に変化しつつあります。近年注目を集めるモダン生酛もそのひとつ。これまでの生酛にはないフルーティーな香りやクリアな飲み口を楽しめるお酒です。 製法や原料でさまざまに変化する味わいこそ日本酒の大きな特徴。モダン生酛でぜひその魅力を体感してみてください。

スパークリング日本酒おすすめ19選

スパークリング日本酒は、シュワシュワとした発泡感が魅力です。低アルコールの甘口タイプが多く、普段日本酒を飲み慣れない方にも好まれています。 今回は、スパークリング日本酒を選ぶ際の3つのポイントを解説します。おすすめスパークリング日本酒も一挙紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。 1.スパークリング日本酒とは? 「スパークリング日本酒」とは、シュワシュワとシャンパンのように泡立つ日本酒のことです。アルコール度数の低い甘口タイプが主流で、カジュアルに美味しい日本酒を楽しめます。 また、おしゃれなボトルデザインが多いことも特徴です。シャンパンを思わせるようなデザインのスパークリング日本酒は、パーティーシーンを華やかに彩ってくれます。飲み切りサイズのボトルも多く、乾杯のお酒にもおすすめです。 2.スパークリング日本酒の選び方の3ポイント スパークリング日本酒を選ぶときは、以下の3つのポイントをおさえておきましょう。 製法による発泡感の違いを楽しむ 甘口?辛口?日本酒度を確認してみる アルコール度数をチェックする スパークリング日本酒の発泡感は、製法によって違いが生まれます。また、甘口か辛口か、味のタイプを確認してみるのもおすすめです。カジュアルに泡感のあるお酒を楽しみたいときは、アルコール度数もチェックしてみてくださいね。 2-1.製法による発泡感の違いを楽しむ スパークリング日本酒には「瓶内二次発酵」、「炭酸ガス注入」、「活性にごり酒」の3タイプがあり、製法によって発泡感が異なります。 シャンパーニュ方式ともいわれる瓶内二次発酵 瓶内二次発酵は、シャンパーニュ方式ともいわれる製法です。一度できあがった日本酒を瓶詰めし、新たに酵母や糖などを加えお酒を「瓶内」で「二次発酵」させます。なかには酵母や糖を加えないこともあり、細かな製法は蔵によりさまざまです。 2016年には、一定の基準をクリアした瓶内二次発酵のお酒を「AWA SAKE」に位置付ける「awa酒協会」が誕生しました。瓶内二次発酵で生まれるスパークリング酒は、きめ細やかでやさしい泡感が魅力です。 強めの泡が楽しめる炭酸ガス注入 強めの発泡感を楽しみたいときは、炭酸ガスを注入したスパークリング日本酒がおすすめです。比較的価格が手ごろで、コンビニエンスストアやスーパーなどで購入できます。 アルコール度数が低く、容量が少ないタイプが多いこともポイントです。「今日はスパークリング日本酒で乾杯したい!」というときも、手軽に美味しいお酒を準備できます。 発酵から生まれる炭酸の活性にごり酒 活性にごり酒は、発酵途中の醪を荒く搾り、瓶詰めしたお酒です。酵母が生きた状態で瓶詰されるため、自然発酵が進み炭酸ガスが発生します。 空気を逃がすために蓋に小さな穴が開いていたり、「吹き出し注意」などと書かれているのもこのタイプです。白くにごったタイプの活性にごり酒は、とろりとした口当たりと微発泡感を楽しめます。 2-2.甘口?辛口?日本酒度を確認してみる スパークリング日本酒は、甘口タイプのお酒が多いのが特徴です。「ドライな味わいの辛口酒が好み」というときは、日本酒度を確認してみてください。 日本酒度の数値は、お酒の甘辛を示す指標です。一般的に、数字がマイナスであるほど甘口、プラスであるほど辛口のお酒に位置付けられます。 スパークリング日本酒の多くは日本酒度マイナスの甘口のお酒ですが、数字がプラスに近いほどドライな辛口テイストを期待できます。 https://sake-5.jp/sake-degree/ 2-3.アルコール度数もチェック スパークリング酒を選ぶときは、アルコール度数もチェックしてみましょう。一般的な日本酒のアルコール度数は15度前後ですが、スパークリング日本酒は10度前後の低アルコールタイプが多く見られます。しっかりとした飲みごたえを楽しみたいときは、アルコール度数高めのスパークリング日本酒を選んでみてくださいね。 3.おすすめのスパークリング日本酒19選 ここからは、おすすめのスパークリング日本酒19選をご紹介します!カジュアルに楽しめる1本から、乾杯シーンにおすすめの本格的なボトルまで幅広いラインナップを揃えました。「これが日本酒?」とうれしい驚きを与えてくれるスパークリング日本酒は、プレゼントにもおすすめですよ。 3-1.発泡純米酒 すず音 一ノ蔵の「すず音」は、スパークリング日本酒の先駆けとなったお酒です。グラスの底から立ち上る繊細な泡は、瓶内二次発酵によって生まれます。 アルコール度数は5度と飲みやすく、甘酸っぱい味わいが魅力。300ml容量で販売されているため、美味しいスパークリング日本酒を気軽に楽しむことができます。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 3-2.澪 スパークリング ブルーボトルが印象的な「澪(みお)」も、スパークリング日本酒の代表格です。アルコール度数は5度と、気軽に美味しい日本酒を楽しめます。 辛口タイプが好みの場合は、甘さ控えめの姉妹品「澪 DRY」もおすすめです。ほかにも、クラッシュタイプの「澪 FROZEN」など、さまざまなタイプが販売されています。 (出典元:松竹梅白壁蔵) 3-3.八海山 発泡にごり酒 「八海山(はっかいさん)」の発泡にごり酒は、細やかな泡感が際立つお酒です。自然の甘みとスッキリとした後味を楽しめます。 にごり酒ならではの米のコク、旨味も魅力のひとつ。和食はもちろん、ステーキのような肉料理やチョコレートケーキとのペアリングもおすすめです。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 3-4.上善如水 スパークリング 「上善如水(じょうぜんみずのごとし)」は、水のように清らかな味わいの日本酒です。日本酒度はマイナス12と、スパークリング酒のなかでは甘さは控えめ。アルコール度数は13~14度と、日本酒らしいしっかりとした飲みごたえを楽しめますよ。 (出典元:白瀧酒造オフィシャルショップ) 3-5.真澄 スパークリング 「真澄(ますみ)」は長野県を代表する地酒です。古くからの伝統を受け継ぐ真澄のスパークリング酒は、瓶内二次発酵によって生まれます。 大きな特徴は、あえて澱(おり)と呼ばれる固形物を残して仕上げていること。爽やかな発泡感とともに、米由来のまろやかな旨味を堪能できます。 (出典元:宮坂醸造株式会社) 3-6.一代弥山 スパークリング 「一代弥山(いちだいみせん)」のスパークリング日本酒は、甘さを抑えたドライテイストのお酒です。独自の技術で強い炭酸が注入されています。アルコール度数は11度と比較的低く、乾杯の1杯におすすめ。強めの泡は消えにくいため、食中酒としてもゆったり楽しめます。   (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 3-7.七本鎗 awaibuki スパークリング 「七本槍(しちほんやり)」は、滋賀県の富田酒造で造られるお酒です。「awaibuki」という名は、瓶内で発酵を促す酵母の「息吹」や、雪の舞う「伊吹山」に由来しています。 アルコール度数7度と口当たりが軽く、甘酸っぱい味わいは日本酒を飲み慣れない方におすすめ。シュワシュワッとした泡感とともに、お米の新たな魅力を感じてみてください。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 3-8.水芭蕉 純米吟醸 辛口スパークリング 「水芭蕉(みずばしょう)」から販売されるのは、日本酒度プラス8とスパークリング日本酒にめずらしい辛口タイプのお酒です。高級酒米・山田錦を原料にエレガントな味わいを実現しています。 アルコール度数は15度と、しっかりとした飲みごたえも魅力です。180ml容量から販売されているため、本格的な辛口スパークリングを気軽に味わうことができますよ。 (出典元:IMADEYA ONLINE...

天ぷら×日本酒ペアリング!唎酒師おすすめ銘柄6選を紹介

日本で古くから親しまれてきた天ぷらと日本酒。ふたつを組み合わせれば、食事がより楽しくなるペアリングができあがります。 今回は、唎酒師が天ぷらとのペアリングにおすすめの日本酒をご紹介。美味しさが引き立つペアリングのポイントも解説します。ぜひ天ぷらと一緒に日本酒を楽しむ際の参考にしてください。 1.ペアリングとは? 「ペアリング」とは、料理と飲み物の相性の良い組み合わせのことです。日本酒だけでなく、ワインやビールなどさまざまなお酒にペアリングは存在します。 和食の代表「天ぷら」と日本の国酒「日本酒」は、国内で古くから親しまれてきた組み合わせです。ペアリングを意識すれば、お互いの良さがより一層引き立ちます。 2.天ぷら×日本酒ペアリングのポイント 素材に衣をつけ油で揚げる天ぷらには、スッキリとした味わいの日本酒がマッチします。 具体的には、「キレがある」「ドライテイスト」といわれるような淡麗辛口タイプがおすすめです。口内の脂分が洗い流されリフレッシュし、食を進める効果が期待できます。 また、食事がより楽しくなるのが素材との組み合わせを意識したペアリングです。 例えば、舞茸のように旨味の強い天ぷらには、同じく味わい豊かなお酒がマッチします。繊細な味わいの白身魚の天ぷらには、スッキリとした味わいの日本酒がおすすめです。 山菜のように独特の香りやクセをもつ天ぷらには、フルーティーな香りの日本酒を選んでみてください。香りと香りの相乗効果で新たなハーモニーが生まれます。 また、日本酒は味や香りの個性で以下のような4タイプにわかれます。より詳しい記事も含め、ぜひペアリングの参考にしてください。 タイプ 特徴 薫酒 (くんしゅ) ・リンゴやメロンのようなフルーティーな香り ・シュワシュワとした微発泡感がある銘柄も ・日本酒ビギナーも飲みやすいタイプが多い ・純米大吟醸 ・吟醸酒 などに多い 爽酒 (そうしゅ) ・比較的おだやかな香り ・「ドライテイスト」「キレがある」などと呼ばれる淡麗辛口の味わい ・本醸造酒 などに多い 醇酒 (じゅんしゅ) ・米麹の豊かな香り ・まろやかな口当たり ・温めるとよりふくよかな味わいに ・純米酒 ・生酛造り ・山廃 などに多い 熟酒 (じゅくしゅ) ・ナッツやスパイス、ハチミツなどに例えられる香り ・熟成による複雑で重厚な味わい ・黄金色、琥珀色の見た目 ・ラベルに長期熟成酒、古酒と書かれたもの   https://sake-5.jp/sake-and-food-pairing/ 3.天ぷら×日本酒ペアリング!おすすめ銘柄6選 揚げたてアツアツで衣はサクサク、素材の旨味があふれる天ぷら。ここからは、そんな天ぷらとのペアリングにおすすめの日本酒をご紹介します。好みのお酒とともに天ぷら×日本酒の競演をお楽しみください。 3-1.風の森 ALPHA(油長酒造) アルコール度数14%と、日本酒では比較的低アルコールでありながら旨味はしっかり。綿あめのような甘さがふわりと広がったかと思うと、スッと静かに消えていく。『次章への扉』と名付けられた「風の森 ALPHA」は、日本酒ビギナーにぜひおすすめしたい1本です。 天ぷらと相性がよい理由は、独特の微発泡感。ちりちりと舌をなでる小さな泡が脂分をやさしく包み込んでくれます。 時間と共に空気と調和し、香りは甘く、やわらかに。ほっくりとしたカボチャや繊細な味わいのハモなど、さまざまな天ぷらとのペアリングを楽しんでほしい日本酒です。 (公式サイト:油長酒造株式会社) 3-2.にいだしぜんしゅ 生酛 純米原酒(仁井田本家) 春を告げる山菜の天ぷらのペアリングには、自然の旨味が凝縮された「にいだしぜんしゅ」を。山菜のほろ苦さとお酒の旨味が重なり合い、より奥深い世界が広がります。 ほんのり黄色いお酒の原料は、すこやかな田んぼから生まれた自然米です。温めると米と麹の香りが引き立ち、炊き立てご飯をいただくときのように心がホッと和みます。 昔ながらの生酛造り(きもとづくり)を採用し、加水をしていない「純米原酒」は、天つゆで天ぷらを味わうときにもおすすめです。しぜんしゅの濃醇な旨味が、出汁のきいた天つゆと絶妙にマッチします。 (公式オンラインショップ:仁井田本家) 3-3.七本槍 生酛純米2019(富田酒造) 燗酒で天ぷらを楽しみたいときにおすすめしたいのがこちら。生酛造り(きもとづくり)と呼ばれる昔ながらの製法で生まれたお酒です。 湯気からふわりと立ち上るのは、ほのかに甘くやわらかな香り。温度によりキリッと立つ酸が、天ぷらがまとう衣の旨味、素材そのものの魅力をより一層引き立てます。 揚げたての天ぷらをほおばりながら、燗酒をクイッと1杯。和食の醍醐味を堪能できるペアリングです。 (公式オンラインショップ:富田酒造) 3-4.千歳 Hyogo Sake 85(山名酒造) 「千歳(せんさい)」は、江戸時代と同じように木製の桶(おけ)で仕込まれたお酒です。さらに、一般的に用いる乳酸菌は添加せず、自然の微生物の力によって醸されています。 香りはあわせる料理を引き立てるかのように、奥ゆかしく実に爽やか。心をぐっとつかむ美味しさは、一気に押し寄せたかと思うと穏やかな波のように引いていきます。 旬のネタを楽しみながら、1杯また1杯。そのたびに至福のペアリングを実感できるおすすめ銘柄です。 (公式オンラインショップ:山名酒造) 3-5.磯自慢 特別本醸造(磯自慢酒造) (出典元: 磯自慢酒造株式会社) 静岡県の「磯自慢(いそじまん)」は、さまざまな料理とのペアリングが楽しめるお酒です。なかでも魚介類と相性が良く、ハモやイカ、エビといった天ぷらの美味しさを引き立ててくれます。 蔵のスタンダード「本醸造酒」は、優れたコストパフォーマンスも魅力です。自宅に1本常備しておけば、天ぷらにお寿司、カルパッチョなどその日の気分にあわせた料理とのペアリングを満喫できます。 3-6.香住鶴 生もと からくち(香住鶴) (出典元および公式オンラインショップ:香住鶴株式会社) スッキリ辛口タイプの日本酒が好み、という方はぜひこちらのお酒「香住鶴(かすみつる)」を。味の濃い料理とのペアリングに優れ、天ぷらと合わせれば味の相乗効果が生まれます。 香住鶴のこだわりは、蔵すべてのお酒に手間ひまかかる「山廃(やまはい)」または生酛造りを採用していること。普通酒にあたるこちらの辛口酒も同様です。 ひとたび口にすれば、パックで手軽に購入できる普通酒のイメージがガラッと変わるはず。2022年「全国燗酒コンテスト お値打ち熱燗部門」では金賞を受賞と、燗酒好きにもおすすめの日本酒です。 4.まとめ 天ぷらとあわせる日本酒は、味わいがスッキリとしたタイプを選ぶのがおすすめです。山菜やキノコなど、香りや味に個性があるネタの場合は、旨味がぎゅっと濃縮されたタイプや香りある日本酒もマッチします。 温めたり冷やしたりと、飲用スタイルが幅広いことも日本酒の大きな魅力。ぜひお気に入り銘柄を見つけて、日本酒ペアリングの世界を楽しんでみてくださいね。

イタリアン×日本酒ペアリング!唎酒師おすすめ銘柄6選を紹介

日本酒は和食だけでなく、イタリアンとあわせても美味しいお酒です。理由はバリエーション豊かな味と香り。日本酒の個性を知れば、より魅力的なペアリングが生まれます。 今回は、唎酒師がイタリアンとのペアリングにおすすめの日本酒をご紹介。甘酸っぱいお酒やキレのあるお酒など、個性豊かな銘柄を取り揃えました。ぜひイタリアンとともに美味しい日本酒を楽しむ際の参考にしてください。 1.ペアリングとは? ペアリングとは、飲み物と料理の相性の良い組み合わせのことです。日本酒にビール、ワインなどさまざまなお酒にペアリングは存在します。 ペアリングを意識すれば、料理と飲み物それぞれの良さがさらに引き立ちます。お互いが同調したり、違う個性を持つものが重なり合ったりすることで、より豊かな味わいが生まれるでしょう。 2.イタリアン×日本酒ペアリングのポイント 日本酒は、味と香りの個性で以下の4タイプにわかれます。より良いペアリングを生むためには、それぞれの個性に合わせた料理を選ぶことが大切です。 タイプ 特徴 薫酒 (くんしゅ) ・リンゴやメロンのようなフルーティーな香り ・シュワシュワとした微発泡感がある銘柄も ・日本酒ビギナーも飲みやすいタイプが多い ・純米大吟醸 ・吟醸酒 などに多い 爽酒 (そうしゅ) ・比較的おだやかな香り ・「ドライテイスト」「キレがある」などと呼ばれる淡麗辛口の味わい ・本醸造酒 などに多い 醇酒 (じゅんしゅ) ・米麹の豊かな香り ・まろやかな口当たり ・温めるとよりふくよかな味わいに ・純米酒 ・生酛造り ・山廃 などに多い 熟酒 (じゅくしゅ) ・ナッツやスパイス、ハチミツなどに例えられる香り ・熟成による複雑で重厚な味わい ・黄金色、琥珀色の見た目 ・ラベルに長期熟成酒、古酒と書かれたもの   イタリアンといってもメニューはさまざま。4タイプごとの個性をふまえたおすすめメニューは、以下のとおりとなります。 薫酒 ・素材を活かしたシンプルなメニュー ・白身魚、タコのカルパッチョ ・カプレーゼ 爽酒 ・魚介類を使ったメニュー ・揚げ物 ・アクアパッツァ ・白身魚や鶏のフリット 醇酒 ・チーズや肉を使った旨味の強いメニュー ・コトレッタ(ミラノ風カツレツ) ・カルボナーラ 熟酒 ・ナッツやドライフルーツ、燻製を使ったメニュー ・デザート ・ティラミス   https://sake-5.jp/sake-and-food-pairing/ 3.イタリアン×日本酒ペアリング!おすすめ銘柄7選 味や香りの幅が広い日本酒は、さまざまな料理とのペアリングが楽しめるお酒です。チーズやトマトソース、オリーブオイルを用いたイタリアンにも、ぜひ日本酒をあわせてみてください。 3-1.モダン仙禽 無垢(せんきん) 口のなかに広がる甘酸っぱくジューシーな世界。「モダン仙禽 無垢」は、アルコール感が強く飲みづらいといった日本酒のイメージを覆してくれるお酒です。 無垢(むく)の名のとおり、味わいは実に清らか。カルパッチョやカプレーゼのような前菜にあわせたくなる美味しさです。ぜひキリッと冷やし、ワイングラスに注いでお楽しみください。 (公式サイト:仙禽│せんきん) 3-2.伊根満開 古代米酒(向井酒造) ロゼワインを思わせる紅色は、紫小町という名の古代米によるもの。舟屋が並ぶ伊根町生まれの「伊根満開」は、旨味と苦味、キレを持ち合わせた日本酒です。 イタリアンでは、ピッツァのような旨味がしっかりしたメニューとのペアリングでより魅力が花開きます。その日の気分やメニューにあわせ、ロックやソーダ割、ホットでいただいても美味しいですよ。 (公式サイト:向井酒造) 3-3.浪 La Vague(昇涙酒造/フランス) 「浪(なみ)」と名付けられたこちらのお酒は、なんとフランス生まれ。フランス初の本格蔵「昇涙酒造」が鳥取県産米を100%使用して造る日本酒です。現地での評価は高く、フランスの星付きレストランでも採用されています。 「浪」の濃醇で力強い味わいは、チーズやきのこ、玉子を使ったメニューと好相性。カルボナーラやゴルゴンゾーラのリゾットなど、イタリアンならではの旨味あふれるメニューにマッチします。 (公式サイト:昇涙酒造) 3-4.ソガ ペール エ フィス(小布施ワイナリー) (公式サイト:小布施ワイナリー) 長野県の小布施ワイナリーが手がける日本酒です。ワイン造りが終わった冬季のみ、ごく少量生産されています。 とろりとした濃密な旨味、甘美な香りの心地よさは、一度体験すれば忘れられない魅力にあふれています。なかでもトリュフを使ったメニューとのペアリングは絶品。少し贅沢なイタリアンにあわせたいというときに、おすすめしたい銘柄です。 3-5.亜麻猫(新政酒造) (公式サイト:新政酒造株式会社) 米由来のふくよかな旨味を、酸がキリッと引き締める。白麹がもたらす独特の酸味が特徴的な日本酒です。 おすすめはシーフードとのペアリング。牡蠣×白ワインのイメージで、ぜひ生牡蠣や蒸牡蠣とあわせてみてください。味がしっかり乗った生ハムや、魚介の旨味が濃縮されたアクアパッツァにあわせても食が進むペアリングができあがります。 3-6.醸し人九平次 human(萬乗醸造) (出典元および公式オンラインショップ:醸し人九平次 KUHEIJI) エレガントな旨味と香りをもつ「醸し人九平次」は、フレンチやイタリアンと相性の良い日本酒です。 「human(ヒューマン)」のテーマは『すべての境界を飛び越えていける日本酒』。飲む人の性別や国籍、文化の違いさえも飛び越える日本酒の魅力にあふれています。 香りはグレープフルーツのように爽やかで、ペペロンチーノや白身魚のメインディッシュにあわせたくなる軽やかな味わい。イタリアンランチからディナーまで、食事のシーンを華やかに彩ってくれる1本です。 3-7.紀土スパークリング(平和酒造) (出典元:うらの酒店)(公式サイト:平和酒造) 今日はイタリアンで乾杯!そんなときにおすすめしたいのがこちら「紀土(きっど)」のスパークリング日本酒です。シャンパンのように華やかなボトルデザインが乾杯シーンを盛り上げてくれます。 シュワシュワとシルキーな泡が心地よく、後口はスッキリ。前菜からメイン、デザートまで幅広いイタリアンメニューにマッチします。 4.まとめ 日本酒は和食だけでなく、イタリアンとも相性の良いお酒です。日本酒の個性と料理の特徴の組み合わせで、ペアリングの世界はさらに広がります。今回ご紹介したのは、あくまでもその一例。ぜひ自由な発想で、日本酒ペアリングの世界を楽しんでみてくださいね。

中華×日本酒ペアリング!唎酒師がおすすめ銘柄5選を紹介

日本酒と中華料理のペアリング。「合うのかなぁ」「なんだか意外な組み合わせ」と感じてはいませんか? バリエーションが豊かな日本酒は、さまざまな料理と合うお酒です。中華料理も同様に、お互いの良さが引き立つペアリングを楽しめます。 今回は、唎酒師が中華料理におすすめの銘柄5選をご紹介!日本酒をもっと美味しく、自由に楽しめるペアリングの魅力をお伝えします。 1.ペアリングとは? ペアリングとは、相性の良い料理と飲み物の組み合わせのことです。日本酒に限らず、ワインやビールなどさまざまなお酒と料理に用いられます。 相性の良い料理とお酒は、それぞれの良さを引き立て合える関係です。中華に日本酒をあわせるときも、ペアリングを意識すればより美味しく食事を楽しめます。 2.ペアリングのコツ!日本酒4タイプを知ろう 日本酒の味や香りは、大きく以下の4タイプにわかれます。ペアリングのコツは、それぞれの個性に応じた料理をパートナーにすることです。 例えば、薫酒(くんしゅ)には香りを引き立て合えるシンプルな調理法のメニューがおすすめです。口内がスッキリする爽酒(そうしゅ)には、脂っこい料理が良く合います。 コクのある醇酒(じゅんしゅ)は旨味の強い料理の良きパートナー。熟酒(じゅくしゅ)の複雑な味わいは、スイーツやドライフルーツにマッチします。 タイプ 特徴 薫酒 ・リンゴやメロンのようなフルーティーな香り ・シュワシュワとした微発泡感がある銘柄も ・日本酒ビギナーも飲みやすいタイプが多い ・純米大吟醸 ・吟醸酒 などに多い 爽酒 ・比較的おだやかな香り ・「ドライテイスト」「キレがある」などと呼ばれる淡麗辛口の味わい ・本醸造酒 などに多い 醇酒 ・米麹の豊かな香り ・まろやかな口当たり ・温めるとよりふくよかな味わいに ・純米酒 ・生酛造り ・山廃 などに多い 熟酒 ・ナッツやスパイス、ハチミツなどに例えられる香り ・熟成による複雑で重厚な味わい ・黄金色、琥珀色の見た目 ・ラベルに長期熟成酒、古酒と書かれたもの   https://sake-5.jp/sake-and-food-pairing/ 3.中華料理×日本酒ペアリングのポイント 中華料理に日本酒をあわせるときは、以下のポイントを意識するのがおすすめです。 中華料理の味わいに同調する日本酒を選ぶ 口内をリフレッシュできるスッキリした味わいの日本酒を選ぶ 唐辛子や花椒(ホアジャオ)など、さまざまな香辛料を用いる中華料理は、香り豊かで奥深い味わいが特徴です。あわせる日本酒も、甘味や旨味、酸味がはっきりしたタイプがマッチします。 例えば、日本でもなじみが深い紹興酒(しょうこうしゅ)は、アルコール度数14~18度と日本酒とほぼ同じで、熟成による複雑な味わいを持つお酒です。寝かせるほどまろやかな味わいに変化し、「熟酒」に似通ったタイプといえます。 酢豚やエビチリのように味の濃いメニューとのペアリングには、口内をリフレッシュしてくれる日本酒がおすすめです。スッキリした味わいの「爽酒」のほか、ソーダ割やビール割をあわせれば食事もお酒もどんどん進むペアリングができあがります。 4.中華×日本酒ペアリング!おすすめ銘柄5選 ここからは、中華とのペアリングにおすすめの銘柄5選をご紹介!日本酒を美味しく楽しむ自由な飲み方もぜひ参考にしてください。 4-1.川鶴 讃岐くらうでぃ(川鶴酒造) 甘酸っぱくジューシーな味わいはまるで大人のカルピス!「え、これ日本酒?」と思わず笑顔になってしまう「讃岐くらうでぃ」は、クリーミーなにごり酒です。ニンニクとスパイスがきいた香川のご当地グルメ『骨付鳥』のパートナーとして開発されました。 『骨付鳥』と相性ばつぐんの「讃岐くらうでぃ」は、香辛料がきいた中華料理にも絶妙にマッチ。なかでもおすすめしたいのが、ソーダやビールで割るスタイルです。 苦味とのど越しがプラスされたビール割は、ピリカラ麻婆豆腐や揚げたて春巻きにあわせたい美味しさ。できたてアツアツの中華料理を用意して、グビグビっとお試しください。 4-2.Time Machine 1712(木下酒造) 花椒(ホァジャオ)たっぷり、しびれる辛さの麻婆豆腐には、甘さとキレを兼ね備えたお酒「Time Machine 1712」を。江戸時代の製法から生まれる濃厚な甘味、苦味と酸味が香辛料と絡み合い新たなハーモニーを奏でます。 麻婆豆腐のほか、酢豚のように味のしっかりしたメニューにもおすすめです。ストレートやロック、燗酒で異なる表情を楽しめます。 杏仁豆腐にくるりと回しかければ、贅沢な大人のデザートのできあがり。「Time Machine」には長期熟成タイプもあるため、ぜひ好みのペアリングを探してみてください。 4-3.佳撰 梅一輪(梅一輪酒造) (出典元:梅一輪酒造オンラインショップ) 「今夜はフライパンで焼いた餃子をあてに、いつものお酒を一杯」。そんな気分にぴったりのカジュアルな日本酒です。やや辛口のスッキリした味わいが、ニンニクや香辛料をきかせたメニューに良く合います。 720mlあたり770円と優れたコストパフォーマンスも魅力的。餃子にシュウマイ、炒飯まで…。その日食べたいもの、その日の気分に寄り添ってくれる懐の広いお酒です。 4-4.悠々燗々(玉櫻酒造) くまさんが悠々とほほ笑むカップの中身は、熟成させた純米酒です。濃醇な味わいは、じっくりじっくり煮だした出汁のよう。燗酒にするとじんわりと旨味が広がり、おともの料理が恋しくなります。 煮物や焼き魚といった和食はもちろん、味の濃い中華とも好相性。ぜひ、ご飯に料理をあわせるイメージで酢豚に麻婆豆腐、かに玉など好みのメニューを選んでみてください。 4-5.生酛のどぶ(久保本家酒造) (出典元:梅一輪酒造オンラインショップ) 生酛(きもと)とは、昔ながらの手間ひまかけた製法のこと。さらに、通常であれば袋に入れて搾るもろみを、目の粗いふるいでこしています。 ガツン!とパンチのきいた花椒や唐辛子たっぷりのメニューにも引けを取らない美味しさ。旨味と香辛料との相乗効果で食事もお酒も進みます。トロリとした口当たりとキリッとした後口がクセになるお酒です。 5.まとめ 味や香りの幅が広い日本酒は、さまざまな料理のパートナーとなるお酒です。個性と旨味にあふれる中華料理にも絶妙にマッチします。 ペアリングを意識すれば、料理もお酒もより美味しく味わえます。ぜひ自由な発想で、中華料理と日本酒のペアリングを楽しんでみてくださいね。

日本酒と清酒の違いは?清酒の歴史や種類を解説!

お酒でよくある疑問なのが、日本酒と清酒の違いについてです。言葉の雰囲気は似ていますが、それぞれに違いはあるのでしょうか。お酒に詳しい人も、日本酒と清酒の違いについてはよく知らないことが多いです。 今回は日本酒と清酒の違いが気になっている人のために、それぞれの定義について解説していきます。 1.日本酒と清酒の違いとは? 日本酒と清酒の違いは、法律上の定義にあります。清酒は酒造法で定義され、原料や製法も定められているのが特徴です。 清酒の通称でもある日本酒は、地理的表示制度で基準が設けられています。まずは、それぞれの具体的な違いをみていきましょう。 1-1.清酒は酒税法上の呼び名 「清酒」は、酒税法上の呼び名です。酒税法第3条第7号では、清酒は以下の要件を満たすアルコール分22度未満のお酒と定義されています。 イ 米、米こうじ及び水を原料として発酵させて、こしたもの ロ 米、水及び清酒かす、米こうじその他政令で定める物品を原料として発酵させて、こしたもの(イ又はハに該当するものを除く。)。但し、その原料中当該政令で定める物品の重量の合計が米(こうじ米を含む。)の重量をこえないものに限る。 ハ 清酒に清酒かすを加えて、こしたもの (引用:国税庁「酒税法における「清酒」の定義」) ここで注目したいのが、清酒の原料と製法、アルコール度数です。酒税法を要約すると、清酒は以下のようなお酒といえます。 原料 米、米こうじ 製法 もろみをこしたもの アルコール度数 22度未満 原料の米こうじとは、蒸した米に麹菌を繁殖させたものです。「ロ」の“法令で定める物品”には醸造アルコールや糖類などが挙げられますが、使用量には制限があります。 また、清酒は白い液体状の醪(もろみ)を搾る上槽(じょうそう)と呼ばれる工程を経てできあがります。これが、製法の「こす」にあたる作業です。 こしていないお酒は「どぶろく」と呼ばれ、酒税法では「その他の醸造酒」や「濁酒」に分類されます。 にごり酒、どぶろくは清酒? 前述したように、こす作業をしないどぶろくは清酒に該当しないお酒です。一方で、白く濁った「にごり酒」は酒税法で清酒に定義されます。 にごり酒は、目の粗い布で搾ったお酒です。滓(おり)と呼ばれる米や麹の固形物が残っているため、透明のお酒にはないコクや旨味を楽しめます。 https://sake-5.jp/what-kind-of-sake-is-nigori-sake/ 1-2.日本酒と「地理的表示」の関係 日本酒には酒税法の定義はなく、辞書などでは以下のように解説されています。 日本在来の醸造法によって造った酒。特に、清酒をいう。 [補説] 平成27年(2015)、国レベルの地理的表示として指定。原料の米・米麹(こめこうじ)に日本国内産米のみを使用し、日本国内で製造された清酒だけが「日本酒」(英語ではJapanese Sake)を独占的に名乗れる。 (引用:Weblio辞書「日本酒」) 公的機関や各メーカーの広報などでも、清酒と日本酒は同じ意味で用いられるのが一般的です。清酒は酒税法上の呼び名、日本酒は一般的な呼び名といえるでしょう。 一方で、日本酒は2015年(平成27年)に「地理的表示(GI)」に指定されています。地理的表示とは、産地名を適切に使用することで地域ブランドの確立を促す制度のことです。 地理的表示制度では、日本酒は「日本国産の米と米こうじのみを原料に、日本国内で製造された清酒」と定められています。つまり、外国産の米を使用したり、海外で生産されたりしたお酒は、地理的表示の制度上「日本酒」を名乗ることはできません。 こうした基準は、フランスのワインなどにも設けられています。フランスのボルドー地方で造られたブドウのみを原料に、さまざまな条件をクリアした「ボルドー」がその一例です。 地理的表示を設ければ、日本酒の品質と信頼性を海外にアピールできます。日本の国酒「日本酒」のブランド力をさらに高める基準といえるでしょう。 2.清酒の種類「特定名称酒」8種 酒税法上の清酒は、原料や製法によって8種類に分類されます。「特定名称酒(とくていめいしょうしゅ)」と呼ばれる、1990年(平成2年)から運用されている分類です。 特定名称 使用原料 精米歩合 本醸造酒 米、米こうじ、醸造アルコール 70%以下 特別本醸造酒 米、米こうじ、醸造アルコール 60%以下または特別な製造方法(要説明表示) 吟醸酒 米、米こうじ、醸造アルコール 60%以下 大吟醸酒 米、米こうじ、醸造アルコール 50%以下 純米酒 米、米こうじ ー 特別純米酒 米、米こうじ 60%以下または特別な製造方法(要説明表示) 純米吟醸酒 米、米こうじ 60%以下 純米大吟醸酒 米、米こうじ 50%以下 特定名称酒の基準には、こうじ米を15%以上使用していることや固有の香りがあること、色が良いことなども規定されています。 原料にある醸造アルコールは、糖蜜やトウモロコシなどを原料にした純度の高いアルコールのことです。精米歩合(せいまいぶあい)の数値は、外側を削ったあとに残る米粒の割合を示しています。 「純米」と付く清酒は、米と米麹のみを原料としているのが特徴です。「大」の字を含む清酒は、精米歩合50%以下とより小さく削った米を使用しているのがわかります。 より細かな違いや特徴などは、こちらもぜひ参考にしてください。 https://sake-5.jp/types-of-sake/ 3.タイプ別、日本酒の美味しい飲み方 特定名称酒は、香りや味わいで大きく3タイプにわかれます。一概にはいえないものの、タイプごとの特徴は以下のとおりです。 本醸造酒 香りは穏やかでスッキリとした味わい 吟醸酒 フルーティーな香りで後口スッキリ 純米酒 米と米麹の豊かな香りとまろやかなコク 香りは穏やかで、スッキリとした味わいの本醸造酒は食中酒に適したお酒です。冷酒から常温、燗酒まで幅広い温度帯で楽しめます。 フルーティーな香りの吟醸酒は、ほどよく冷やしていただくのがおすすめです。冷やしすぎたり温めすぎたりすると、せっかくの香りが飛んでしまいます。香りを包み込むワイングラスに注いでも美味しいお酒です。 純米酒の芳醇な味わいは、醤油や出汁を使った日本料理にマッチします。温めるとよりまろやかな口当たりに変化し、燗酒好きにもおすすめのタイプです。 これらをベースにさまざまな飲み方にチャレンジすれば、自分好みの日本酒、飲み方に出会うことができます。 4.日本から世界へ羽ばたく清酒の歴史 特別名称酒が登場する以前、清酒は「級別制度」で分類されていました。 級別制度は、1943年(昭和18年)に導入された制度です。清酒は「一級」から「四級」の4段階に分類され、それぞれに異なる庫出税(くらだしぜい)が課せられました。 庫出税とは、お酒を出荷する際に課せられる税金のことです。当時は太平洋戦争で戦況が悪化し、戦費調達のためさまざまな増税が課せられる時代でした。 太平洋戦争が終わると、清酒は「特級」「一級」「二級」の3種に分類されます。高度成長期に入ると清酒の需要は急増し、1973年(昭和48年)には過去最高の課税移出数量を記録しました。 清酒に関する酒税法が転換期を迎えたのは、時代が平成に移り変わるころです。 1989年(平成元年)には特定名称酒の基準が設けられ、1992年(平成4年)4月1日をもって級別制度は完全に廃止されます。 酒税額の違いを基本とした級別制度の廃止により、消費者は「特級」や「一級」といった名称に縛られない日本酒の美味しさに着目しはじめます。大手酒造メーカーが手がける一級酒ではなく、地方の小さな蔵が造る「地酒」が人気を集め始めたのもこの時期です。 2015年(平成27年)には地理的表示にも指定されるなど、清酒すなわち日本酒は、海外でも広く親しまれるお酒へと進化し続けています。 まとめ 清酒が酒税法で定義された呼び名であるのに対し、日本酒は明確な定義はなく古くから日本国内で親しまれてきた呼び名です。近年は地理的表示に指定され、日本の酒としてのブランド力はさらなる高まりをみせています。 歴史や種類の違いを知れば、日本酒がもっと美味しく楽しいものへと変化します。日本酒を手にとったときは、ぜひそれぞれの背景を思い出してみてください。

日本酒古酒と料理のマリアージュ「古昔の美酒」試飲体験イベントレポ<東京・銀座>

2023年1月14日(土)、トレンドの発信基地ともいえる銀座にて古酒の試飲体験イベント「& 古酒2023 in GRAND GINZA」が開催。GINZA SIX最上階に広がるレストランで、古酒と料理、音楽の共演が繰り広げられました。 熟成により、色や香り、味わいが複雑に変化する古酒は、国内外で高い注目を集めるお酒です。今回は、唎酒師ライターがイベント体験した様子をたっぷりとお伝えします。 熟成古酒が集結「& 古酒2023 in GRAND GINZA」 「& 古酒2023 in GRAND GINZA」で提供されるのは、熟成期間10年以上の古酒を厳選したプレミアムブランド『古昔の美酒(いにしえのびしゅ)』の数々です。主催は職人の新たな販路創出をプロデュースする株式会社匠創生。今回のイベントは、2020年2月以来の開催となります。 会場はGINZA SIX最上階のレストラン、THE GRAND GINZA。一歩足を踏み入れた先には、銀座の風景と一体化した優雅な空間が広がっていました。 日本酒の古酒(長期熟成酒)とは 日本酒の古酒(長期熟成酒)とは、製造から一定期間ねかせたお酒のことです。一般的には、3年以上熟成させたものが古酒と呼ばれます。 適切な管理のもとで時を重ねた日本酒は、薄茶色から琥珀色、ルビー色へと色合いが変化し、複雑かつ重厚感ある味わいに。スパイスやフルーツなど、いくつもの要素が重なり合う古酒へと生まれ変わります。 古酒ブランド『古昔の美酒』の大きな特徴は、原則10年以上の熟成を重ね、さらにソムリエが厳選したお酒であることです。10年以上熟成させた日本酒古酒は希少性が高く、その量は、すべてを集めてもオリンピックプール1杯にも満たないといわれています。 さらに、海外のワインコンクールや日本酒コンクールなどで数々の賞を受賞。今回のイベントでも、海外で高い評価を得た古酒の数々が用意されていました。 「古昔の美酒」公式サイト https://oldvintage.jp/ 古酒の乾杯でスタート! 乾杯を彩るのは『2010 龍力』。兵庫県の日本酒『龍力』を10年以上熟成させたお酒です。梅酒のように甘酸っぱく、パーティーの幕開けにふさわしい華やかな味わい。眼下に広がる景色にテンションもあがります。 お酒は厳選された『古昔の美酒』に新酒を含む全12種類。日本酒古酒5種、新酒5種、焼酎古酒1種、梅酒古酒1種と充実のラインナップです。 ミニカップの下には、以下のような台紙が挟まれています。銘柄や海外コンクールでの受賞歴が記載され、QRコードからさらに詳しい情報をその場で確認することができました。 注目したいのが、日本酒古酒と新酒は、同じ酒蔵のお酒がペアで用意されていること。古酒ってなに?普段飲む日本酒とどう違うの?という方も、違いがわかりやすいですよね。 ミニカップの古酒は、ワイングラスに注いでいただきます。ソムリエ高橋氏によると、ワイングラスを使うことで古酒の香りを余すことなく堪能できるそう。実際に、ワイングラスをくるくるっと回し、古酒の香りや味を楽しむ方々の姿があちこちで見られました。 古酒と料理、音楽が奏でるハーモニー どの古酒を飲もうかな…と迷っていると早速お料理が登場! 左上のグラスに盛られているのは、オリーブとスペインの生ハム“ハモンセラーノ”です。クラッカーには、真っ白なヤギのチーズ“サントモールブラン”にアプリコットがのせられています。 白いカップの中は、フランス版南蛮漬けといった趣の“サーモンのエスカベッシュ”。ハーブでマリネされた鶏胸肉は、色鮮やかなディルのソースでいただきます。 メインの“パテ・ド・カンパーニュ”は、満足感がありながらもしつこくなく、古酒とあわせるとちょうどいい塩梅です。 このラインナップ、お酒好き、お料理好きとしては幾通りものペアリングを楽しめるのが本当にうれしい!まったく異なる個性を持つ5種の古酒と料理、お気に入りの組み合わせが見つけられます。 たとえば、兵庫の『1995 葵鶴』は、古酒らしい風味を持ちつつ香りはおだやかでスッキリとした味わい。同じくさっぱりとした鶏肉にあわせたくなります。ハモンセラーノをいただいたあとに口に含むと、生ハムのコクと程よくマッチし、またご満悦です。 かと思えば『2000 朝日川』は口に含んだ瞬間、おっと驚くほどの個性の持ち主。スパイスやナッツ、ドライフルーツを思わせる風味が次々と顔をのぞかせます。ここではクセのあるヤギチーズがこの上ないパートナーに。アプリコットの甘酸っぱさも加わり、酒好き好みのペアリングができあがりました。 ・古酒×料理 ・古酒×古酒 ・古酒×新酒 と、古酒の楽しみ方は実に無限大。さらに、フルートとピアノの生演奏が優雅なひと時を演出してくれます。 伝説の「苺のミルフィーユ」を古酒とともに お待ちかねのデザートは、1966年に開店し2015年閉店まで長きに渡り愛されてきた「銀座マキシム・ド・パリ」の看板スイーツ『苺のミルフィーユ』です。 伝説ともいわれるその味をTHE GRAND GINZAが再現。アーモンドを纏ったサクサクのパイ生地で、コアントローがきいたカスタードクリーム、大粒のいちごがサンドされています。 あぁこれは『朝日川』といただきたい!と手を伸ばしたものの、すでにお料理と一緒に飲み干していました(笑) もちろん、ほかの古酒とあわせてもじゅうぶん美味しい。洋菓子や和菓子など、スイーツとの相性の良さも古酒ならではの魅力かもしれません。 お酒好きにも甘いもの好きにも、そして日本酒の魅力を知るのはこれからという方にもぜひおすすめしたい「熟成古酒」。プレミアム古酒に特製プレート、スイーツに音楽と、その世界観にすっかり酔いしれる昼下がりとなりました。 ヴィンテージSAKEの魅力をより多くの方々へ 「年月を重ねた熟成古酒は、新酒とはまったく違う魅力を持ちます。まさに新たなジャンルともいえるお酒です」 そう教えてくれたのは、株式会社匠創生 代表取締役社長の安村亮彦氏。コロナ禍での度重なる中止を経て、ようやく開催できた今回の「&...

古くなってしまった日本酒はお風呂に!日本酒風呂の効果やポイントを解説

日本酒風呂は、美肌効果やリラックス効果などさまざまなメリットが期待できる入浴法です。古くなり味や香りが変わってしまった日本酒があるときも、気軽に活用できます。 今回は、日本酒風呂の効果や入浴時のポイント、注意点などを解説します。「飲み残しの日本酒がある」「なんだか味や香りが昔と違うみたい」手元にそんな日本酒がある場合は、ぜひ参考にしてください。 1.味わいの変わった古い日本酒はお風呂に入れるのがおすすめ 味わいの変わった古い日本酒は、「日本酒風呂」として活用するのがおすすめです。お風呂にそのまま入れれば入浴剤代わりになります。 そもそも日本酒は、賞味期限のないお酒です。そのため、基本的には古いものでも飲用できます。一方で、長時間紫外線を浴びたり、開栓後空気に触れて酸化したりした日本酒は、味や香りが変化してしまいます。そのまま飲むには適さない味わいになってしまうこともあるでしょう。 そんなときは、日本酒風呂として利用するのもひとつの方法です。古い日本酒が大量にある場合もまとめて消費できます。 https://sake-5.jp/sake-smells-degraded/ 2.日本酒をお風呂に入れて期待できる効果 日本酒を入れる日本酒風呂には、次のような効果が期待できます。 美肌効果 保湿効果 リラックス効果 血液促進効果 日本酒は、さまざまな美容効果が期待できるお酒です。近年は、日本酒を使った化粧水も市販されています。香りによるリラックス効果やアルコールによる血流促進効果など、日本酒ならではのメリットが多いことも特徴です。 2-1.美肌効果 日本酒には、アミノ酸やコウジ酸、フェルラ酸といった美肌効果が期待できるさまざまな成分が含まれています。 例えば、アミノ酸は肌のうるおいを保つ天然保湿因子(NMF)に関係する重要な成分です。日本酒には、白ワインの約10倍のアミノ酸が含まれているといわれています。 コウジ酸は美白効果が期待できる成分、フェルラ酸はシミやたるみといった肌トラブルを防ぐといわれている成分です。日本酒風呂に入浴すれば、これらのさまざまな効果が得られます。 2-2.保湿効果 前述したように、アミノ酸は肌のうるおいを保つ保湿因子に関する成分です。特に、日本酒は人間の肌に元々あるアミノ酸の一種「セリン」を豊富に含み、保湿効果を高めるといわれています。 乾燥が続く冬の時期も、日本酒を入れたお風呂で温まれば肌のしっとり感を実感できるでしょう。 2-3.リラックス効果 日本酒風呂の大きな特徴が、その香りです。日本酒を入れたお風呂からは、湯気とともに日本酒の香りがふわりと立ち上ります。 香りには、自律神経を落ち着かせる効果があるといわれています。日本酒風呂の香りも同様に、心をほっと解きほぐしリラックス効果を与えてくれます。 2-4.血流促進効果 日本酒には、アデノシンという物質が豊富に含まれています。アデノシンは、ストレスで収縮した血管を拡張し、血液を促進する物質です。 そのため、日本酒をお風呂に入れると血流促進効果からぽかぽかと体が温まります。寒い時期や手足が冷えやすいという方におすすめの入浴法です。 3.日本酒風呂のポイントや注意点 さまざまな効果が得られる日本酒風呂ですが、入浴時はいくつかのポイントと注意点があります。 使用する日本酒は純米酒がおすすめ お風呂の水温は38度ほどがおすすめ 入れる日本酒の量はコップ1~2杯が目安 子ども、妊婦さん、敏感肌の方は非推奨 より効果的な入浴にするために、日本酒風呂に適した日本酒や水温、量や注意点をチェックしておきましょう。 3-1.使用する日本酒は純米酒がおすすめ 日本酒は、原料や製法によって純米酒や吟醸酒などの種類に分類されます。日本酒風呂に使うときは、米と米麹のみを原料とした純米酒がおすすめです。アミノ酸を豊富に含み、高い美肌効果が期待できます。 もちろん、ほかの種類が日本酒風呂に適さないわけではありません。吟醸酒や大吟醸は華やかな香りを持つタイプが多く、日本酒風呂にしたときに心地よい香りを楽しむことができます。 3-2.お湯の温度は38度ほどがおすすめ お湯の温度は、少しぬるめの38度くらいがおすすめです。温度が高すぎるとアルコールがすぐに蒸発してしまいます。 ぬるめのお湯にゆったりとつかれば、保湿効果も高まります。のぼせないように気を付けながら、のんびり日本酒風呂を楽しんでみてください。 3-3.入れる日本酒の量はコップ1~2杯が目安 お風呂に入れる日本酒の量は、コップ1~2杯を目安にしてください。1杯あたり200mlなので、200ml~400mlになります。 はじめは少量から試してみるのがおすすめです。肌が弱い方や元々血行が良い方には刺激が強すぎる場合があります。 お酒が飲めなかったり酔いやすかったりする方も同様に、調整しながら自分に合った量を見つけてみてください。不安な場合は、あらかじめパッチテストをおこない問題がないか確認しておきましょう。 3-4.子ども、妊婦さん、敏感肌の方は非推奨 美肌効果が高い日本酒風呂も、人によっては肌に合わない可能性があります。特に、敏感肌の方は控えたほうが良いでしょう。 また、子どもや妊婦さんも日本酒風呂は避けておいたほうが無難です。お酒の香りだけで酔っぱらってしまうという方も、すぐにのぼせてしまう危険性があるため注意してください。 4.日本酒風呂専用の入浴グッズ2選 「日本酒をお風呂に入れるのは勿体無い」「体に合うか不安」という方でも、気軽に日本酒風呂が楽しめる「日本酒風呂が作れる入浴剤」を使用してみてはいかがでしょうか。 美容にいい商品を2選紹介します。 4-1.金沢福光屋「すっぴん 酒風呂専用 原液 純米」 ・2000ml ¥2,000円(税別) ・500ml ¥600円(税別) 使用方法 ご家庭の浴槽200Lのお湯に250mlを目安に加え、よくかき混ぜて入浴してください。 加える量は浴槽の大きさ、入浴人数、お好みで加減してください。 酒蔵の職人の肌が美しいことに着目し生まれた化粧品のシリーズで、日本酒を原料に酒風呂専用に作られた入浴剤です。 米の種類や精米歩合、酵母の違いにこだわり、開発者が実際にお肌につけて試しながら、より美容効果の高い日本酒を厳選。食用の成分だけでできた安心、安全な入浴酒です。 福光屋さんのオンラインショップから購入することができます。 (出典元:福光屋オンラインショップ) 4-2.北川本家 富翁 純米酒 美肌 300ml ¥415円(税別) 高精白のお米と良質の地下水だけで醸造した美容用の日本酒です。お酒として飲むのはもちろん、コットンに染み込ませ、化粧水やパック、お風呂にいれて日本酒風呂としても使える美容のことを考えて造られた日本酒です。 (出典元:北川本家) 5.日本酒風呂に入れる温泉施設2選 自宅で日本酒風呂をするのも良いですが、温泉の効能と、日本酒風呂の効能を一気に味わえる「日本酒風呂に入れる温泉施設」でゆったり入浴するのもいいですよね。 旅行がてら行ってみたい、日本酒風呂に入れる温泉施設を2つ紹介します。 5-1.ぽんしゅ館 越後湯沢店 施設情報 住所:新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢2427ー3 年中無休 営業時間9:00〜19:00 アクセス 公共交通機関:越後湯沢駅から50メートル(上越新幹線で東京駅から約80分) 車:湯沢ICより1km(車で約50分)無料駐車場あり(2時間まで) 新潟県の越後湯沢にあるお酒ミュージアムぽんしゅ館です。温泉に酒風呂専用の日本酒を定期的に投入している日本酒風呂が楽しめる日帰り温泉が常設されています。ほのかなお酒の香りでリラクゼーション効果、日本酒風呂の特徴であるアミノ酸の恩恵で、嬉しい健康効果、美容効果も得られます。公式ページには、「お酒に弱いお子様でも問題なく入浴できます」と表記されています。 そして新潟のぽんしゅ館といえばやはり唎き酒。受付で500円をお支払い頂くとお猪口とメダル5枚がもらえます。 あとはズラリと並んだ唎き酒マシーンから好みの日本酒を選び飲むだけ! 最大でお猪口5杯分の唎き酒をお楽しみ頂けます。 出店元:新潟 ぽんしゅ館湯沢店 公式ホームページ http://www.ponshukan.com 5-2.極楽湯 金沢野々市店 施設情報 住所:石川県野々市市若松町18-1 営業時間:平日 午前9:00~深夜2:00 / 日祝 午前7:00~深夜2:00(最終受付 深夜1:20) 公共交通機関:JR北陸本線 金沢駅よりバスで約20分 最寄のバス停:ほくてつバス 千代野ニュータウン行き・南松任行き・寺井庁舎前行き※金沢駅東口発、40、41番のバス 西野々市 車:金沢西ICより車で15分。(国道157号線沿い)大型駐車場完備 極楽湯は、全国に店舗のある日帰り温泉施設です。全国の極楽湯の中でも、日本酒風呂があるのは「金沢野々市店」だけです。こちらの温泉には、常設の純米酒風呂が用意されています。 清浄効果、保湿効果、保温効果、リラックス効果に優れ美肌にも最適です。天然温泉と純米酒風呂を交互に入浴することにより、その相乗効果で寒い時期に特に保温効果が持続します。 使用されているのは、「4.日本酒風呂専用の入浴グッズ2選」でも紹介した酒造「福光屋」の純米酒。福光屋さんは、インターネットでも販売している「すっぴん 純米酒」という入浴専用の純米酒も製造していますので、遠くて金沢までは行けないという方は、通販で取り寄せて、自宅で温泉気分に浸ってみるのも良いのではないでしょうか? 出典元:極楽湯 金沢野々市店 公式ホームページ https://www.gokurakuyu.ne.jp/tempo/nonoichi/ofuro/index.html まとめ 日本酒は飲んで美味しいだけでなく、美肌効果や血行促進効果などが期待できるお酒です。古くなって味や香りが変わってしまったら、日本酒風呂として活用してみてください。寒い冬はもちろん、クーラーで体が冷える夏場もおすすめです。日本酒の香りが疲れを癒し、体がぽかぽかと温まるバスタイムになるでしょう。

おちょこのおすすめ10選。おちょこの選び方のポイントも解説

日本酒を飲むための酒器といえば「おちょこ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。 ひと口におちょこといっても、ガラス製や陶器製など種類はさまざま。また、とっくりとセットのおしゃれなおちょこは、プレゼントにもおすすめです。 今回は、おちょこの名前の由来や選び方をご紹介!おすすめおちょこも登場するので、ぜひ自分だけのお気に入りを見つけてみてくださいね。 1.おちょことは 「おちょこ」とは、お酒を飲むときに使う小さな器のことです。漢字では「お猪口」と書き、名前の由来にはさまざまな説があります。 また、おちょこには「蛇の目(じゃのめ)」と呼ばれる模様が入った種類もあります。まずは、おちょこの名前の由来や歴史、蛇の目の意味などについて見ていきましょう。 1-1.おちょこの名前の由来や歴史 おちょこの「ちょこ」は、「ちょく」という言葉が転じたものだといわれています。 「ちょく」の語源は、ちょっとしたもの、飾り気がないこと、安直などさまざまです。漢字の「猪口」は当て字ですが、かつて本膳料理で使われていた「猪口(ちょく)」という器が由来という一説もあります。 古来、日本酒はアルコール濃度が低く、大きな器で飲みまわすのが主流でした。おちょこで少量ずつお酒を飲むスタイルが広まったのは、江戸時代中期に入ってからのことです。 歴史の移り変わりとともに日本酒の製造方法は変化し、アルコール度数の高いお酒ができあがります。さらに、少人数の宴の席が広まったことも影響し、小さなおちょこが普及していきました。 1-2.おちょこの底についてる蛇の目の意味は? 底に青の二重丸が書かれた、白いおちょこを見かけたことはないでしょうか?この模様は「蛇の目(じゃのめ)」と呼ばれ、蛇の目おちょこは主に利き酒に使用されます。 蛇の目おちょこを利き酒に使う理由は、青色によって日本酒の色合いや透明度が引き立つからです。お酒に浮かぶ澱(おり)などが見えやすいというメリットもあります。 また、酒蔵でお酒の出来を確認するときは、小さなおちょこではなく180ml容量の「本唎猪口(ほんききちょこ)」と呼ばれる大きな蛇の目のおちょこが使われます。 1-3.おちょことぐい呑みの違いは大きさ おちょこに似た酒器に「ぐい吞み」があげられます。ぐい吞みはおちょこに比べ大きく、深さがあるのが特徴です。 語源は諸説ありますが、「ぐいっと呑む」、「ぐいっとつかんで呑む」ことからぐい吞みと呼ばれるようになったといわれています。 おちょこより一回り大きなぐい吞みは、冷や(常温)のお酒を入れて楽しむほか、ロックスタイルで日本酒を飲むときにおすすめです。 2.おちょこの選び方のポイント2つ さまざまな種類のなかからおちょこを選ぶときは、以下の2つのポイントを意識してみてください。 おちょこの素材から選ぶ おちょこの容量で選ぶ 陶器や錫(すず)など、おちょこの素材によってお酒の味は変化します。また、容量も日本酒の味や香りに影響する大切なポイントです。 2-1.おちょこの素材から選ぶ 陶器製 陶器は土を成形して焼いた器で、あたたかみのある触感や、少し厚みのある縁(ふち)が特徴です。純米酒のように味に深みのあるお酒と相性が良く、燗酒を注ぐとやわらかな口当たりを楽しめます。 錫製 錫(すず)は、金や銀のように希少性の高い金属です。軽量で錆びにくく、落ち着いた銀色の輝きを放ちます。 また、熱伝導率が高く、冷たいものはひんやりと、燗酒はより香り良く感じられることも特徴です。アルコールと相性が良く、日本酒の雑味をなくし、口当たりをまろやかに変化させるといわれています。 ガラス製 ガラス製のおちょこは、冷たいお酒を飲むときにおすすめです。清涼感のある美しい見た目を楽しめます。 江戸切子や絵付けガラスなど、さまざまなデザインがあることもおすすめポイントです。また、薄いガラス製のおちょこは、お酒のキレ味を引き立ててくれます。 木製 木製のおちょこは、木ならではのやわらかな風合いが特徴です。ヒノキなどの天然素材のものは、美しい木目やほのかな木の香りを楽しめます。 また、木の上に漆(うるし)を塗った器は漆器(しっき)と呼ばれます。漆器はハレの席で多く用いられますが、お酒の温度が変わりにくいため普段使いにもおすすめです。 チタン製 チタンは、軽く強度に優れた金属です。熱を通しにくく、注いだお酒の温度をキープできます。 機能性に優れたチタン製のおちょこは、アウトドアシーンにおすすめです。アウトドアブランド「スノーピーク」からは、日本酒「久保田」とコラボレーションしたおちょこ「お猪口 Titanium」が販売されています。 アウトドア用品の通販│スノーピーク(Snow Peak) 2-2.おちょこの容量で選ぶ 日本酒は、温度による影響を受けやすいお酒です。幅広い温度で楽しめるぶん、わずかな温度差で味や香りが大きく変化します。 お酒を温めたり、冷やしたりして味わうときは、なるべく小さなおちょこがおすすめです。大きなおちょこで飲むと、時間と共に味わいが変化してしまいます。 反対に、常温のお酒は少し大きめのおちょこに注ぎ、ゆったり味わうという方法もありますよ。 一般的に、いちばん小さなおちょこは2勺と呼ばれる32ml容量です。ほかにも、3勺~5勺(約50~90ml)のおちょこがあるため、ぜひ飲用スタイルに合ったサイズを選んでみてください。 3.おちょこのおすすめ10選 ここからは、おちょこのおすすめ10選をご紹介します。素材、容量、デザインなどさまざまなタイプを取り揃えました。プレゼントにおすすめのおちょこもあるため、ぜひ参考にしてくださいね。 3-1.だんらん酒 とっくり 三毛猫のかわいいとっくりがセットになったおちょこです。約100ml容量の、少し大きめのおちょこが2つ付いています。 お家で燗酒を楽しみたい方はもちろん、日本酒好きな方へのプレゼントにもおすすめです。電子レンジOKのため、手軽においしい燗酒を作ることができますよ。 (出典元:amazon) 3-2.丸モ高木陶器 冷感桜 白平盃 桜の季節にぜひおすすめしたいのがこちら、丸モ高木陶器が手がけるおちょこです。 大きな特徴は、お酒の温度に反応して絵柄が変化すること。17℃以下の冷たいお酒を注ぐと、おちょこのなかにピンク色の桜が現れます。春酒を入れて味わいたい、遊び心あふれる商品です。 (出典元:amazon) 3-3.ピーコック ステンレス とっくり おちょこ こちらはステンレス製のおちょこです。保温、保冷効果があり、好みの温度でゆったりとお酒を味わえます。 ステンレスならではの、スタイリッシュな見た目も印象的。陶器製とはひと味違うデザインを求める方におすすめです。 (出典元:amazon) 3-4.アデリア 津軽びいどろ 津軽びいどろは、青森県の伝統工芸品です。大きな特徴は、青や赤、緑といった豊かな色彩。光に透かしたくなる美しい色合いは、職人の高い技術で生み出されています。 こちらの商品は、色も形状もさまざまなおちょこを組み合わせたもの。その日の気分や料理、お酒にあわせ、好みのおちょこをセレクトできますよ。 (出典元:amazon) 3-5.TITAN MANIA(チタンマニア) おちょこ 軽く耐久性に優れ、持ち運びしやすいおちょこです。アウトドアシーンでもおいしい日本酒を楽しめます。 手のひらにすっぽりとおさまるサイズ感もうれしいポイント。保温・保冷性も高く、屋外の風を感じながらゆったりと燗酒や冷酒を味わえます。 (出典元:amazon) 3-6.RIVERET リヴェレット SUZU おちょこ 飲み口が広がったSUZU(鈴)のようなフォルムの竹製おちょこです。手のひらにしっくりとなじむ触感は竹製ならでは。厚みは薄く、お酒本来の味や香りを楽しめます。 特に、フルーティーな香りの日本酒と好相性。おちょこから広がる甘い香りを感じながら、ぜひおいしい日本酒を堪能してください。 (出典元:amazon) 3-7.田島硝子 青赤ペア 富士山デザインのおちょこは、祝いの席や贈り物におすすめです。容量は55mlと、小さすぎず大きすぎない程よいサイズ感。青と赤の被せガラスは、江戸切子の素材としても用いられています。付属品の美しい木箱も特別感を演出してくれますよ。 (出典元:amazon) 3-8.東洋佐々木ガラス 冷酒グラス 暑い夏、冷酒を楽しむひとときに冷酒グラスはいかがでしょうか。こちらはブルーの色合いが涼やかなおちょことカラフェのセット品。カラフェには氷を入れるポケットがあり、お酒を薄めることなく冷たい状態をキープできます。 好みのおつまみとともに、ゆったり冷たいお酒を味わえるのがうれしいですね。 (出典元:amazon) 3-9.アイトー 江戸切子 彩鳳 国の伝統工芸品にも指定される江戸切子は、美しいカット技術が特徴です。匠の技でガラスを少しずつ削り、さまざまな文様を生み出しています。 富士桜文様のおちょこは、日本の魅力があふれるデザイン。角度によって、富士山の上に満月が浮かぶような風景が現れます。海外の方へのプレゼントや、お土産にもおすすめのおちょこです。 (出典元:amazon) 3-10.華正工房 華正蒔絵ガラス 盃 赤富士 ガラス、蒔絵(まきえ)、金箔によって美しく彩られたおちょこです。底を覗くと、蒔絵技法による赤富士と、金箔加工の空が現れます。 お酒を注ぐと光が反射し、酒器全体が黄金色に輝きます。品のよい化粧箱が付き、ギフトにも喜ばれる商品です。 (出典元:amazon) まとめ 日本酒の大切なパートナー、おちょこ。素材や容量によって、日本酒の香りや味わいは変化します。 豊富なデザインのなかから、飲用シーンにあわせたおちょこを選ぶのもおすすめです。お気に入りのおちょこを用意すれば、日本酒がもっとおいしく楽しいものになりますよ。

和歌山で造られるおすすめ日本酒銘柄10選!和歌山の日本酒の特徴なども解説

世界遺産、高野山や熊野古道を有する和歌山県は、古くから上質な日本酒が造られる土地でもあります。伝統の技と豊かな自然が生み出す味わいは、世界でも高く評価されるほど。今回は、そんな和歌山の日本酒の数々をご紹介します! 日本酒ファンに愛される銘柄からお寿司とあわせて美味しい銘柄まで、お酒の個性は実にさまざま。「和歌山の美味しい日本酒に出会いたい」「和歌山のお土産を探している」というときは、ぜひ参考にしてくださいね。 1.世界が認める和歌山の日本酒 県北部の紀の川沿いを中心に酒蔵が集まる和歌山県。「品質第一」をモットーに丁寧に醸される日本酒は、世界でも高く評価されています。 近年は、2020年にロンドンで開催された世界最大級のワイン品評会「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」SAKE部門にて、平和酒造の「紀土 無量山 純米吟醸」が世界1位を獲得。さらに、世界一の日本酒酒蔵の称号「サケ・ブリュワリー・オブ・ザ・イヤー」の同時受賞も果たしました。 その他の蔵も同様に、国内外で開催されるコンペティションで数多くの受賞歴を誇ります。酒蔵数は決して多くはないものの、和歌山県は上質な日本酒に出会える土地といえるでしょう。 2.和歌山の日本酒の歴史と味わい 和歌山で美味しい日本酒が生まれる背景には、江戸時代から続く紀州の酒造りの歴史があります。かつて徳川御三家のひとつだった紀州では、献上品として良質な酒が製造されていました。 現在も、紀州徳川家の家紋にちなんだ「金葵(きんあおい)」、八代将軍の名を冠した「吉宗」など、歴史を感じさせる日本酒が数多く造られています。古くから続く伝統技法を活かす蔵が多いことも、和歌山県の酒造りの特徴です。 また、世界遺産に登録された高野山や熊野三山をはじめとする、豊かな自然が育む良質な水も和歌山の酒造りに欠かせない存在です。酒造りに使われる水は軟水が多く、お酒は口当たりまろやかに仕上がります。蔵によっては硬水の湧水を用いることもあり、キレのある味わいを楽しむことができるでしょう。 3.和歌山の日本酒おすすめ銘柄10選 ここからは、和歌山県の日本酒10選をご紹介。和歌山の日本酒の個性、風土が感じられる銘柄を取り揃えました。蔵のこだわりあふれる日本酒は、和歌山のお土産にもおすすめです。小容量タイプの商品もあるため、飲み比べも楽しめますよ。 3-1.紀土(きっど)【平和酒造】 紀州の土と書いて「キッド」と読む和歌山の酒「紀土」は、古くから稲作の盛んな海南市溝ノ口で育まれる日本酒です。蔵のポリシーは“酒は生き物、人は掛け橋”。平和酒造は地域の人々の協力のもと、田植えから稲作を手がけています。 口当たりはやさしく、後口にほんのりと苦味が広がる「紀土」は、和歌山の自然の恵みを思わせる美味しさ。その豊かな味わいは、世界でも高く評価されています。 3-2.龍神丸(りゅうじんまる)【高垣酒造】 高垣酒造で酒造りがはじまったのは、江戸時代の天保11年。現在まで脈々と受け継がれる伝統の技は、数々の銘酒を生み出しています。 なかでも「龍神丸」は、8代目杜氏・高垣淳一氏が心血注いで作り上げた人気銘柄です。2010年、淳一氏が46歳という若さで逝去された後は、妻の任世氏が9代目として酒造りの技と想いを継承。低温でじっくりと長期発酵させた「龍神丸」の味わいは、今も多くの日本酒ファンから愛されています。 (出典元:地酒みゆきや) 3-3.黒牛(くろうし)【名手酒造店】 名手酒造店が酒造りに用いるのは、紀州名水50選にも選ばれた「万葉黒牛の水」水系の井戸水です。契約栽培の酒米は自ら精米し酒造りに使用しています。 まろやかな口当たりの「黒牛」は、蔵の主力銘柄。なかでも純米酒は、冷やしても温めても美味しく食事とあわせるお酒におすすめです。蔵の有する酒づくり資料館「温故伝承館」や、喫茶コーナーのある「黒牛茶屋」は、観光スポットとしても親しまれています。 (出典元:佐野屋) 3-4.南方(みなかた)【世界一統】 世界一統(せかいいっとう)の「南方」は、紀州の豊かな自然に大きく関係する日本酒です。創始者・南方弥右衛門の実子である熊楠氏は、自然保護活動の先駆者。その活動は、のちに世界遺産登録された熊野古道の自然保護に影響を及ぼしたといわれています。 紀ノ川の伏流水を用いた「南方」は、ふくらみがありつつキレのある味わいが魅力的。「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」では数々の受賞歴を誇るなど、和食だけでなく洋食ともあわせたくなる美味しさです。 (出典元:紀の酒専門店 松尾酒造) 3-5.車坂(くるまざか)【吉村秀雄商店】 吉村秀雄商店が大切にしているのは、食事とお酒の関係。「車坂」もまた、料理を囲む時間を豊かにする魅力にあふれています。 大きな特徴は、米のふくよかな旨味とキレの良さを持ち合わせていること。和食はもちろん、中華、イタリアンとあわせる料理を選びません。料理と一緒に美味しい日本酒を楽しみたいという方に、ぜひおすすめしたい和歌山の日本酒です。 (出典元:佐野屋) 3-6.羅生門(らしょうもん)【田端酒造】 「羅生門」は、モンドセレクション国際コンクールの酒類部門において、34年連続で最高金賞を誇る日本酒です。高い酒質を生み出しているのは、杜氏や蔵人たちのひたむきな酒造りへの想い。グラスに注ぐと、上品な香りがふんわりと立ち上ります。 ラベルや外箱もきらびやかな「羅生門」は、贈答用やお土産にもおすすめです。しっかりとした飲みごたえもあり、お酒好きに喜ばれる品になるでしょう。 (出典元:田端酒造株式会社オンラインショップ) 3-7.長久(ちょうきゅう)【中野BC】 フルーティーな香りとやさしい飲み口の「長久」は、日本酒ビギナーにもおすすめの銘柄です。モンドセレクション、ロンドン酒チャレンジなど国内外の鑑評会で数々の賞を受賞。その豊かな味わいは、蔵人たちの手仕込みによって生み出されます。 中野BCは、「長久」を超えることを目指して造られた「超久」やにごり酒、梅酒など豊富な商品のバリエーションも魅力的です。和歌山の「長久」をきっかけに、自分好みの1本を見つけてみてはいかがでしょうか。 (出典元:長久庵) 3-8.雑賀(さいか)【九重雜賀】 九重雜賀(ここのえさいか)は、お寿司発祥の地といわれる和歌山で伝統の「赤酢」を造り続ける蔵です。赤酢の原料となるのが、日本酒造りで生まれる酒粕。日本酒造りは、「より良い酒粕を自分たちで手に入れたい」「食事にあう日本酒を造りたい」という蔵の想いからスタートしました。 「雑賀」の純米吟醸は、まさに寿司とあわせて楽しみたいお酒です。香り穏やかでキレもよく、料理の味わいを引き立ててくれます。赤酢を醸す蔵が造る唯一無二の日本酒は、お酒好きにもよろこばれる和歌山土産になるでしょう。 (出典元:くるみや) 3-9.太平洋(たいへいよう)【尾崎酒造】 世界遺産、熊野三山地域唯一の蔵元である尾崎酒造では、熊野川の伏流水を用いた酒造りがおこなわれています。「太平洋」の純米酒は、フランスの日本酒コンクール「蔵マイスター」にてプラチナ賞を受賞。豊かなコクとキレをあわせ持つ味わいは、地元でも長く愛され続けています。 300mlの小容量から販売されているのもおすすめしたいポイントです。美味しい和歌山の地酒をお土産に持ち帰りたいときも気軽に購入できます。 (出典元:尾崎酒造株式会社) 3-10.般若湯(はんにゃとう)【初桜酒造】 「般若湯」とは、寺院で飲まれるお酒のこと。お釈迦様は飲酒を禁じられたことから、おおっぴらにお酒を飲むのははばかられると「般若湯」という呼び名が広まったといいます。 初桜酒造の「般若湯」純米吟醸は、高野山で親しまれてきた味わいを現代の嗜好にあわせてバージョンアップしているのが大きな特徴です。古来から続く地酒の味をそのまま楽しみたいときは、温めてより美味しい純米酒もおすすめですよ。 (出典元:初桜酒造) まとめ 紀州の豊かな自然と歴史が育む和歌山の日本酒。酒蔵の数は決して多くないものの、和歌山では伝統の技が生み出す上質な酒を堪能できます。 歴史や伝統が感じられる日本酒は、お土産やお酒好きへのプレゼントにもおすすめです。紀州の地へ想いを馳せながら美味しい日本酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。

日本酒は外に持ち運びできる?日本酒を持ち運ぶときは保冷バッグがおすすめ!

キャンプやお花見、パーティーシーンに日本酒を持ち運びたい!そんなときは、保冷機能のあるバッグがおすすめです。特に、フレッシュな生酒は冷蔵保管が基本。専用のバッグであれば暑い夏も安心して日本酒を持ち運べます。 今回は、ボトルバッグを選ぶポイントやおすすめバッグをご紹介します。「美味しい日本酒を差し入れしたい」、「出先で仲間と日本酒を楽しみたい」という方はぜひチェックしてみてくださいね。 1.日本酒は温度や光の影響を受けやすいお酒 日本酒は、温度や光の影響を受けやすいお酒です。特に、「生」と書かれた日本酒は冷蔵保管する必要があります。製造工程で火入れと呼ばれる加熱殺菌処理がされていないため、温度が高い場所に置くと味や香りが変化しやすいからです。 また、日本酒は長時間紫外線に当たると、色が黄色く変化したり、日光臭(にっこうしゅう)と呼ばれる不快に感じる香りが生じたりします。そのため、冷蔵保管が必要ないお酒も日の当たらない冷暗所に置くのがおすすめです。 2.日本酒の持ち運びには保冷バッグがおすすめ 日本酒の持ち運びには、保冷機能のついたボトルバッグがおすすめです。暑い夏に持ち運ぶ際も、温度によって味や香りが変化する心配がありません。 酒販店のオンラインショップでも、要冷蔵の商品はクール便が推奨されています。パーティーの差し入れやお土産に日本酒を運ぶ際も、保冷バッグの利用を検討してみましょう。 3.保冷機能のついたボトルバッグの選び方のポイント 保冷機能のついたボトルバッグを選ぶときは、次の2つのポイントを意識してみてください。 持ち運ぶ日本酒のサイズにあわせたバッグを選ぶ 仕切りやショルダーなど、あると嬉しい機能も確認 日本酒のボトルサイズは、四合瓶(約720ml)と一升瓶(約1800ml)の大きく2タイプにわかれます。また、何本か持ち運ぶ際は、仕切りやショルダー付きのバッグがおすすめです。重たい日本酒を安全に美味しい状態で持ち運ぶことができます。 3-1.持ち運ぶ日本酒のサイズにあわせたバッグを選ぶ 日本酒のボトルサイズは、四合瓶と一升瓶の2タイプが主流です。バッグを購入する際も、あらかじめボトルの大きさをチェックしておきましょう。 四合瓶 多くの日本酒は、四合瓶(約720ml)で販売されています。数人でシェアでき、持ち運びしやすいタイプです。四合瓶のサイズは高さ30cm、直径8cmが主流です。ワインボトルとサイズが近いため、ワイン用のボトルバッグでも代用できます。 一升瓶 一升瓶(約1800ml)は、高さ約40cm×直径10.5cmとある程度大きく重さがあります。市販のクーラーバッグには収まりきらないことが多く、持ち運びには日本酒用のバッグがおすすめです。 3-2.仕切りやショルダーなど、あると嬉しい機能も確認 割れる心配がある日本酒の持ち運びには、仕切りやショルダー付きの保冷バッグがおすすめです。特に、複数本の四合瓶や、重たい一升瓶を持ち運ぶときはこれらの機能があるか確認してみてください。 仕切り 市販のクーラーバッグに日本酒瓶を複数本入れると、お互いがぶつかり割れる心配があります。クッション材を入れたり、ボトル自体を緩衝材で包んだりといった方法もありますが、あらかじめ仕切りの付いた専用バッグであればより安心です。ボトルを包む手間が省け、電車に乗ったり歩いたりといった移動が多い際も安心して日本酒を持ち運べます。 ショルダー 数本セットになった四合瓶や大きな一升瓶は、一定の重さがあります。長時間持ち運ぶのであれば、ショルダー付きのバッグがおすすめです。肩にかけることができ、持ち運びの負担を軽減できます。 3.おすすめの保冷機能付きボトルバッグ3選 日本酒の持ち運びには、専用の保冷機能付きボトルバッグがおすすめです。近年は、酒蔵からも専用のバッグが販売されています。かわいらしいデザインの保冷バッグは贈り物にも喜ばれますよ。 3-1.真澄 保冷バッグ 長野の有名蔵「真澄(ますみ)」から販売されている保冷バッグです。サイズは大と小の2タイプ。大には一升瓶を2本、小には一升瓶を1本入れることができます。 リーズナブルな価格とかわいい見た目もうれしいポイント。中にとっておきのお酒をしのばせて、プレゼントにするのもおすすめです。 (出典元:MASUMI ONLINE SHOP) 3-2.シャープ TEKION LAB 保冷バッグ お出かけ先で日本酒の適温を楽しめる保冷バッグです。付属の保冷剤を凍らせてバッグにセット。ボトルを入れて30分待てば、「雪どけ」と呼ばれる-2度前後まで日本酒を冷やせます。 屋内でも屋外でも、持ち運んだ先で美味しい日本酒をシェアしたいときにおすすめです。口の中で徐々に温度が上昇し、温度や香りの変化も楽しめます。 (出典元:SHARP) 3-3.つつみこむ ボトルクーラーバッグ 「一升瓶を持ち運びたいけど重たいし割れないか心配」という方は、こちらの保冷バッグがおすすめです。バッグが床につかないようデザインされ、重たい一升瓶も安全に持ち運べます。 床に置いたとき、倒れず自立することもうれしいポイントです。瓶が飛び出さないようファスナーが付くなど、一升瓶を持ち運ぶ機会が多い方におすすめですよ。 まとめ 日本酒は、温度や光の影響を受けやすいお酒です。特に、冷蔵保管を基本とする生酒は、暑い夏に持ち運ぶと品質が変わってしまう可能性があります。 美味しいお酒を美味しいままに味わうためにも、持ち運びには保冷バッグがおすすめです。シーンやお酒にあわせたバッグを選んで、親しい方々と日本酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。

宮城県のお土産におすすめの日本酒10選

宮城県の日本酒は、淡麗辛口タイプが多く食事にあわせるお酒におすすめです。「伯楽星」や「一ノ蔵」など、日本酒ファンにも支持される銘柄が数多く揃います。 今回は、お土産にもおすすめの宮城県の日本酒をご紹介!宮城のお酒の歴史や特徴も解説します。宮城県の日本酒を飲みたいときやお土産選びに迷うときは、ぜひ参考にしてくださいね。 1.宮城県の日本酒の歴史や特徴 東北地方に位置する宮城県には、およそ24の酒蔵が存在します。いずれも宮城の豊かな自然の恵みを活かし、質の良い日本酒を生み出す蔵ばかりです。 宮城県の酒造りは、独眼竜正宗の名で知られる戦国武将「伊達政宗」からスタートしました。また、多くの蔵では日本三大杜氏のひとつ南部杜氏が活躍し、純米酒や吟醸酒といった特定名称酒を造り上げています。 1-1.お酒をこよなく愛した伊達政宗 伊達政宗は、仙台藩初代藩主となった人物です。独眼竜正宗とも呼ばれ、仙台城跡には勇敢な姿を模した騎馬像が建設されています。 食通だった伊達政宗は、お酒をこよなく愛する武将でもありました。1608年(慶長13年)には仙台藩の御用酒屋をスタートさせ、自らが縄張りしたといわれています。 御用達酒屋の酒造りが発展するとともに、仙台城下には多くの町酒屋が誕生しました。現在も宮城には300年以上の歴史を誇る酒蔵が存在し、伝統の技と味を守り続けています。 1-2.酒蔵で活躍する南部杜氏 宮城県の酒蔵では、多くの南部杜氏が活躍しています。杜氏とは、酒造りのリーダーとなる人物のことです。南部杜氏は、岩手県石鳥谷町で生まれた杜氏集団。新潟生まれの「越後杜氏」、兵庫生まれの「丹波杜氏」に並ぶ日本三大杜氏に数えられます。 南部杜氏の手がける酒は、厳しい寒さが生む端麗辛口の味わいが主流です。その酒質は世界でも高く評価され、「全米日本酒鑑評会」や「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」などで数々の受賞歴を誇ります。 1-3.宮城の酒は約9割が「特定名称酒」 「特定名称酒」とは、原料や製造方法など一定の基準を満たしたお酒のことです。純米酒や吟醸酒、本醸造酒などが特定名称酒にあたり、それ以外のお酒は「普通酒」と呼ばれます。 国税庁によると、国内の清酒の課税移出少量に占める特定名称酒の割合は、全体の約3割です。そんななか、宮城県で製造されるお酒は約9割を特定名称酒が占めます。 1986年(昭和61年)には「みやぎ・純米酒の県宣言」をおこなっていることからも、宮城県は高品質のお酒が揃う地域といえるでしょう。 参考:国税庁「酒レポート」 2.宮城県の日本酒選び2つのポイント 宮城県の日本酒を選ぶときは、以下のポイントに着目してみましょう。 味わいや香りで選ぶ エリアごとの特徴で選ぶ 米と米麹を原料に造られる日本酒は、土地の個性が現れやすいお酒です。味や香り、エリアの特徴に着目すれば、より自分好みの味わいに出会うことができます。 2-1.味わいや香りで選ぶ 前述したように、宮城のお酒はスッキリとした味わいの淡麗辛口タイプが主流です。そのなかでも、香り高いものやコクがあるもの、甘く感じられるものなど各蔵ではさまざまなお酒が造られています。 「大吟醸」と名前にあるお酒は、華やかな香りが特徴です。また、「純米酒」や「特別純米酒」と表示されたお酒はしっかりとしたコクも楽しめます。 「甘口のお酒が好き」「辛口タイプが好き」と自分の好みがはっきりしている場合は、ラベルに書かれた日本酒度の数値を参考にするのもおすすめです。一般的に、日本酒度がプラスであるほど辛口、マイナスであるほど甘口のお酒にあたります。 ただし、甘辛の味わいは酸度やアミノ酸度といったさまざまな成分で構成され、人によって感じ方は異なります。フルーツのように華やかな香りのお酒は、辛口でも甘く感じられることがあるでしょう。 2-2.エリアごとの特徴で選ぶ 宮城県内は、以下の4つのエリアに分類されます。「お土産にしたい」「地酒の個性を楽しみたい」というときは、エリアにこだわって日本酒を選ぶのもおすすめです。 仙台エリア 宮城県の中心部、仙台エリアには歴史ある蔵が点在します。なかでも内ヶ崎酒造店は、宮城県最古の酒蔵です。また、勝山酒造は仙台に現存する唯一の伊達家御用蔵として知られています。宮城の日本酒ルーツ、歴史を感じたい方におすすめのエリアです。 県北エリア 仙台エリアの北に位置する県北エリアでは、伝統の技で生まれる端麗辛口のお酒を楽しめます。なかでも一ノ蔵は、古くから発酵食の文化が根付く大崎地域に建つ酒蔵です。中心部にはお酒の史料館が経つなど、観光にもおすすめのエリアといえるでしょう。 県南エリア 仙台より南に位置する県南エリアには、淡麗辛口のお酒を中心に、バラエティ豊かな銘柄が揃います。もっとも南に位置する蔵王酒造が造るのは、「花撫子(はななでしこ)」という名のピンク色の日本酒。アルコール度数も控えめでほんのり甘く、日本酒を飲み慣れない方にもおすすめです。 三陸エリア 石巻や気仙沼といった三陸エリアには、新鮮な魚介類とあわせて美味しい銘柄が揃います。「墨廼江(すみのえ)」は、地元の水と酵母、米を使ったみずみずしい味わいが特徴。『魚でやるなら日高見だっちゃ!』のキャッチフレーズで知られる「日高見(ひたかみ)」も三陸生まれの日本酒です。 3.宮城県のお土産におすすめの日本酒10選 ここからは、「宮城県のお土産に美味しい日本酒を持ち帰りたい!」そんなときにおすすめの10銘柄をご紹介します。 宮城の日本酒の歴史を感じるお酒やコクのあるお酒、スッキリタイプのお酒と日本酒通から愛される銘柄が揃いました。お酒好きへのお土産はもちろん、自分用にもぜひチェックしてみてくださいね。 3-1.あたごのまつ 特別純米 酒蔵創業時から長きにわたり地元で愛されるお酒「あたごのまつ」。香り穏やかでスッキリとした味わいは、全国の日本酒通からも支持されています。 特別純米はしっかりとしたコクもあり、燗酒を好む方にもおすすめです。冷やしたり温めたりと、料理にあわせてさまざまな表情を楽しめます。 (出典元:新澤醸造店) 3-2.伯楽星 純米吟醸 「伯楽星(はくらくせい)」は、「あたごのまつ」と同じ新澤醸造店が手がける日本酒です。テーマは『究極の食中酒』。食事とあわせて美味しいお酒は、海外のコンペティションでも多くの受賞歴を誇ります。魚介類とも相性が良く、寿司や刺身はもちろん、カルパッチョのようなメニューとのペアリングもおすすめです。 (出典元:新澤醸造店) 3-3.日高見 芳醇辛口 純米吟醸 弥助 『魚でやるなら日高見だっちゃ!』が合言葉の三陸生まれの日本酒「日高見(ひたかみ)」。芳醇辛口と書かれたこちらは、スッと消え行く余韻がたまらない1本です。 白身魚や貝類、イカやエビなどと相性抜群。お寿司のパートナーにぜひにとおすすめしたい宮城県のお土産です。 (出典元:矢島酒店) 3-4.勝山 純米吟醸 「鴒」 サファイア 高級感ある日本酒をお土産にしたいときはこちら「勝山 鴒(かつやま れい)」はいかがでしょうか。 金字が輝く外箱も美しく味わいはふくよか。仙台名物牛タンをはじめとする肉料理やデザートにもマッチします。酒蔵は伊達家御用蔵と、宮城の日本酒の歴史も感じられる1本です。 (出典元:勝山オンラインショップ) 3-5.墨廼江 特別本醸造 本辛 本醸造酒は、スッキリとした味わいが特徴の日本酒です。なかでも本辛と記されたこちらの「墨廼江(すみのえ)」は、スパッとしたキレの良さが感じられます。 しっかりと米の旨味が残るのも、宮城のお酒ならでは。冷酒に常温、燗酒と幅広い温度帯で楽しめ、日本酒好きに喜ばれるお土産になるでしょう。 (出典元:はせがわ酒店) 3-6.浦霞 生一本 「浦霞(うらかすみ)」を造る佐浦は、1724年(享保9年)創業と長い歴史を誇る酒蔵です。生一本(きいっぽん)と名付けられた特別純米酒は、宮城県産のササニシキを100%使用。温めるとよりふくよかな旨味が広がり、心をほっと癒してくれる1杯になるでしょう。 (出典元:株式会社佐浦) 3-7.一ノ蔵 特別純米酒 辛口 伝統的な酒造りの技法から生まれる「一ノ蔵(いちのくら)」。特別純米酒辛口は、飲み飽きしないクリアな味わいが魅力です。繊細な味わいの和食はもちろん、旨味の強い洋食メニューとも好相性。持ち運びしやすい180ml容量が販売されているのもうれしいポイントです。 (出典元:株式会社一ノ蔵) 3-8.勝山 戦勝政宗 純米吟醸 現在の伊達家当主、伊達泰宗公に献上された日本酒です。きらびやかなラベルも美しく、しっかりとした外箱も付いています。ネーミングにコンセプト、確かな酒質と宮城土産にふさわしい一品。香り豊かで味わい深く、お酒好きへの贈り物にもおすすめです。 (出典元:勝山オンラインショップ) 3-9.乾坤一 純米吟醸原酒 超辛口 宮城産の米にこだわりぬいたお酒「乾坤一(けんこんいち)」は、地酒ファンからも広く支持されている日本酒です。 純米吟醸原酒 超辛口は原酒ならではの味わいに、お米の優しい旨味を残しつつ心地よくキレる後味の良さは食中酒を得意とする乾坤一ならではです。海の幸との相性がとにかく抜群なので、ぜひおいしい海の幸とともにお楽しみください。 (出典元:さぶん酒店) 3-10.山和 燗純米 宮城の米と酵母を使い、伝統的な手法で造られた日本酒です。燗純米とあるように、温めるとより魅力が花開きます。香りは穏やかで口当たりはまろやか。燗酒好きはもちろん、燗酒を飲み慣れない方にもおすすめしたい宮城の日本酒です。 (出典元:さぶん酒店) まとめ 武将、伊達政宗公からスタートした宮城の日本酒の歴史。酒造りの技法と味わいは、現在も各蔵へ受け継がれています。 三陸沖の魚介類や仙台発祥の牛タンなど、海の幸山の幸とあわせて美味しい銘柄が揃うことも魅力のひとつ。お気に入りの1本を見つけたら、ぜひお土産に連れて帰ってくださいね。

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