
おちょこで飲むことが多い日本酒、たまには気分を変えてグラスの酒器でおしゃれに楽しんでみませんか?ガラス製の美しい日本酒グラスは、プレゼントにもおすすめです。
今回は日本酒をよりおいしく楽しむための、日本酒グラスの特徴や選び方などを紹介します。プレゼントにおすすめの日本酒グラス9選も、ぜひチェックしてみてくださいね。
目次
1.日本酒グラスの特徴
一口に日本酒グラスといっても、色合いや形状はさまざま。近年は、ワイングラスと同じ形状の日本酒グラスも出回っています。
日本酒グラスのいちばんの特徴は、ガラス製の美しい見た目です。光に透かしながら、外側からお酒の色合いを楽しめます。
また、ガラスならではの口当たりも大きな特徴です。ガラスが薄いほどシャープな口当たりへと変化し、お酒本来の味や香りが感じられます。
色や形など、デザイン性の高い日本酒グラスはギフトにもおすすめです。なかには、複雑なカット加工が施された美しいグラスも販売されています。背の高いグラスには、スパークリング酒を注ぐこともできますよ。
口径の広いグラスは日本酒をロックスタイルで味わえるなど、おしゃれで涼やかな飲用シーンを演出してくれる酒器といえるでしょう。
2.プレゼントに喜ばれる日本酒グラス9選
ここからは、プレゼントに喜ばれる日本酒グラス9選をご紹介します。デザイン性の高いグラスや木箱付きのグラスなど、タイプもさまざま。ワイングラスメーカーが製造する日本酒グラスもありますよ。ぜひ、贈る相手を思い浮かべながらチェックしてみてくださいね。
2-1.アデリア 日本酒グラス 桜水紋 約90ml
曇りガラスに上品な花柄をあしらっているのが「アデリア 日本酒グラス 桜水紋 約90ml」。手が小さな女性でも持ちやすいサイズ感です。金箔を押した高級感のある化粧箱に封入されているため、母の日のプレゼントにぴったり。
ガラス素材ということもあり、冷酒を注げばひんやりと涼しい手触りを楽しめます。お盆休みに帰省するときの手土産にも最適なグラスです。
(出典元:amazon.co.jp)
2-2.東洋佐々木ガラス 冷酒グラス ペア 招福杯 富士山
「東洋佐々木ガラス 冷酒グラス ペア 招福杯 富士山」は冷酒グラスがペアになった商品。富士山を模した赤と青のデザインが特徴的です。友人カップルや両親へのプレゼントにいいでしょう。化粧箱に入っているため、結婚祝いなどにもおすすめです。
冷酒用のグラスですが、冷やしたワインを飲むときにも使えます。使い勝手の良さを喜んでもらえますよ。
(出典元:amazon.co.jp)
2-3.RIDEL 大吟醸 オー
「RIEDEL(リーデル)」は、世界有数のワイングラスメーカーです。ワインの品種ごとにさまざまなグラスを生み出すRIEDELが、日本酒用に開発したのが「大吟醸 オー」。縦長にのびたグラスは、大吟醸の豊かな香りを包み込んでくれます。
大吟醸は、酵母由来の華やかな香りが特徴的なお酒です。洋ナシや白桃のようなフルーティーな香りを持つ日本酒は、白ワインのようと言われることもあります。
それだけに、「大吟醸オー」は白ワインを美味しく楽しめることもポイント。ステム(脚)がないタンブラーのため、ソフトドリンクを注ぐなど幅広いシーンで活用できます。RIEDELのなかではカジュアルなシリーズのため、お手頃な価格帯で購入できるのもうれしいですね。
(出典元:リーデル・オー)
2-4.津軽びいどろ 花凛シリーズ
津軽びいどろは、鮮やかな色合いが特徴の青森県のガラス製品です。「花凛シリーズ」は、木枡の中に縦長のグラスがセットされています。
職人の手仕事で生まれたグラスは、冷酒の美味しさをきりっと引き立てる涼やかな風合い。しゅわしゅわと泡が立ち上る、スパークリング酒を楽しむのもおすすめです。
山桜、萌黄、茜と津軽の自然を思わせるカラーリングは女性にも好評。甘口日本酒や日本酒カクテルにもぴったりの装いです。縁起物の木枡にはちょっとしたおつまみを入れて、器として楽しむこともできますよ。
(出典元:ハンドメイドガラスの伝統工芸品「津軽びいどろ」)
2-5.田島硝子 江戸切子 富士山グラス
江戸からの伝統を現在に受け継ぐ「江戸切子」。田島硝子の江戸切子は、職人が丹精こめてひとつずつ造り上げるガラス製品です。
なかでも、「富士山グラス」は海外の方にも好まれる美しい逸品。ひとつひとつ吹き上げされたグラスの底に、富士山が入っています。山頂には砂彫りで表現された雪がうっすらと。「おみやげグランプリ2015」では、日本を代表するお土産としてグランプリを受賞しました。
サイズはロックグラスとタンブラーの2種類。暑い夏にはたっぷりの氷と一緒に、またはソーダ割りにしたりと、日本酒の楽しみ方を広げてくれるグラスです。
(出典元:田島硝子株式会社)
2-6.レーマン 酒マスト
大手日本酒メーカー「八海山」と世界的グラスメーカー「LEHMANN(レーマン)」の合作で生まれたのが「酒マスト」です。酒+Must(マスト)、すなわち酒に必要不可欠であることを意味するグラスは、日本酒を味わうためだけに誕生しました。
下部はぽってりと丸く開口部をシャープに仕上げたデザインは、日本酒の香りを楽しむための形。舌全体に日本酒が行きわたるよう、あえて顎を高めに持ち上げる設計がなされています。
ワイングラスのようにリム(脚)がついているのは、世界中で日本酒を味わってほしいという思いから。日本酒の代表メーカーが本気で造り上げたグラスで、ぜひお気に入りの一杯を味わってみてはいかがでしょうか。
(出典元:日本クリエイティブWEB)
2-7.KIKINO:技 ― waza
KIKINOの「技 ― waza」は、甘みと酸味のある日本酒におすすめのグラスです。
こだわりはその形状。お酒を飲むとき、グラスの縁と舌が平行に近い角度になるため、お酒がゆっくりと口の中に入り甘みと酸味を感じやすくなります。
貴醸酒と呼ばれる甘みの強いお酒や、甘口日本酒、甘酸っぱい日本酒を飲むときは、グラスにもひと工夫。「技 ― waza」でその個性をぞんぶんに楽しんでください。
(出典元:Sghr)
2-8.カガミクリスタル 江戸切子 冷酒杯<富士>
カガミは日本で初めて誕生したクリスタルガラス専門工場です。富士山デザインのグラスは、青富士と赤富士、2タイプが販売されています。結婚祝いなどにペアでプレゼントするのもおすすめです。
こちらはグラスを逆さまに置いても富士山に見えるデザインが特徴的。1つ140mlの小容量なので、冷たいお酒も冷たいままおいしく味わうことができます。
口径、高さともに7cmほどあるので、氷を入れられるのもうれしいポイント。暑い夏にはロックスタイルで日本酒を楽しめますよ。
(出典元:カガミクリスタル)
2-9.松徳硝子 うすはり 大吟醸
松徳硝子の「うすはり」は、厚さが非常に薄いグラスです。口当たりが良く、お酒の味や香りがダイレクトに感じられます。
さらに、大吟醸用のグラスは、お酒の香りが引き立つ形状に設計されています。リンゴやバナナ、洋ナシのようなフルーティーな香りのお酒を飲むときにおすすめです。美しい木箱も特別感を演出してくれますよ。
3.プレゼントに最適な日本酒グラスセット5選
グラス単体だけでは寂しい、日本酒を注ぐ徳利も一緒に贈りたい!ということもありますよね。ここではお酒好きにはたまらない日本酒グラスセットを紹介していきます。
3-1.彫刻夢柄子 ぶどう紋 酒器三点揃
ぶどうの葉の柄が美しいグラスセットが「彫刻夢柄子 ぶどう紋 酒器三点揃」。吹きガラスの質感が涼し気な印象を与えてくれます。徳利は口を広く開けて、どこからでも注げるデザイン。使いやすさが好評です。
日本酒のほか、焼酎用として使っても和の雰囲気が出ておすすめ。両親や祖父母へのプレゼントに選ぶといいでしょう。
(出典元:amazon.co.jp)
3-2.廣田硝子 角ちろり 酒杯揃い
「廣田硝子 角ちろり 酒杯揃い」は日本酒を温めたり、冷やしたりする「ちろり」付属のセット。ガラス製のちろりはよくありますが、角の立った形状は高い技術がないと作れない希少なデザインです。グラスも含め、無地のスタイリッシュな見た目はどんな食卓にもあうでしょう。
ガラス製ですが、熱燗、冷酒両方に対応していることもポイント。時期を選ばずに使えるグラスセットです。
(出典元:amazon.co.jp)
3-3.アデリア 津軽びいどろ 酒器 盃 ギフトセット
「アデリア 津軽びいどろ 酒器 盃 ギフトセット」は熱燗好きの人に贈りたいセットです。耐熱ガラスを使った独特なシルエットの片口(お酒を入れる器)が特徴。単なるデザインではなく、電子レンジで温めたときに温度ムラが抑えられる実用機能を持っています。
使わないときはグラスを片口の中に収納できる利便性も好評。一人暮らしの人にも贈りやすい商品です。
(出典元:amazon.co.jp)
3-4.吉谷硝子 江戸切子 淡雪(あわゆき)
「淡雪」は、日本のガラス職人がつくった日本食のためのガラス製品です。東京都指定伝統工芸品「江戸硝子」の技術を活かして造られています。
細かく入った粒状の模様は、はらはらと降りつもる雪のよう。徳利はぽってりと丸く、お猪口とセットで揃えたくなるデザインです。シリーズには小皿もあり、新鮮な刺身を盛り付ければより一層味わいが引き立ちます。
お猪口は口が広く背の低い形状のため、米の旨味をじっくり楽しみたいときにおすすめ。ぜひお気に入りの酒の肴を添えて、和の演出をお楽しみください。
(出典元:吉谷硝子株式会社)
3-5.松徳硝子 うすはり
松徳硝子の「うすはり」は、極限まで軽く薄く仕上げたガラスがお酒の味わいを引き立てる酒器です。ワインにビール、ベーシックなタンブラーと用途に合わせたバリエーションも豊富。そのなかでも「酒器揃」は、日本酒をおしゃれに演出してくれるシリーズです。
セットになっているのは、SSサイズのタンブラーと細長い徳利。「酒注ぎ」と名づけられた徳利は、ワインに使われるデキャンタのように洗練された佇まいです。
口元にあてたときの日本酒との一体感は、軽く薄いうすはりならでは。急激な温度変化は破損の原因となるため、ぜひ冷酒専用でお楽しみくださいね。
(出典元:松徳硝子株式会社)
4.日本酒グラスの選び方3つのポイント
日本酒のグラスを選ぶときは、次の3つのポイントを意識してみてください。
- 形状にこだわる
- 容量をチェックする
- 耐熱性の有無を確認する
同じ日本酒でも、グラスの形状によって味や香りの広がり方は異なります。おいしい状態をキープするには、容量も大切なポイントです。耐熱性に優れたグラスなら、自宅でのお手入れも簡単ですよ。
4-1.形状にこだわる
日本酒のグラスを選ぶときは、形状にこだわってみましょう。特に、フルーティーな香りのお酒は、口がすぼまった形のグラスがおすすめです。ワイングラスのように、下部が丸く口がすぼまったタイプであれば、グラスのなかにお酒の香りを閉じ込めることができます。
香りが控えめなお酒であれば、おちょこやぐい吞みのような形状のグラスを選んでみましょう。口が開いているぶん、おだやかな香りがダイレクトに届き、お酒の旨味やキレ味とともにおいしく味わえます。
4-2.容量をチェックする
グラスの容量は、お酒の温度変化に影響します。例えば、冷たく味わいたいお酒を大きなグラスに入れると、飲んでいる間にぬるくなってしまいますよね。
「冷たいまま味わいたい」、「温かい状態をキープしたい」というときは、なるべく小さなグラスを選んでみましょう。
反対に、日本酒をあえて大きめのグラスに注ぎ、温度による味の変化を楽しむのもおすすめです。冷たい状態から温度が上昇することで、徐々に変わるお酒の香りや味を感じてみてくださいね。
4-3.耐熱性の有無を確認する
日本酒グラスを選ぶときは、耐熱性の有無を確認しておきましょう。食洗機OKのグラスであれば、自宅での手入れもグンと楽になります。また、燗酒を飲むときも、耐熱性のあるグラスなら安心です。冷酒から燗酒まで、日本酒をさまざまなスタイルで楽しむことができます。
まとめ
日本酒は、幅広い温度帯で楽しめるお酒です。また、シチュエーションやお酒の種類にあわせ、さまざまな酒器で味わえます。
日本酒グラスは、涼やかさとおしゃれな雰囲気を演出してくれる酒器のひとつ。お酒好きな方へのプレゼントにも喜ばれます。ぜひ、好みの日本酒グラスを用意して日本酒をおいしく楽しんでくださいね。