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信州のお米と名水から生まれる日本酒「信州亀齢」の種類・ラインナップを紹介!

「信州亀齢(しんしゅうきれい)」は、長野県上田市で造られている日本酒です。きれいの響きのとおり、澄み切った美しい味わいは、全国に亀齢ファンを増やし続けています。 信州亀齢のラインナップに並ぶのは、“ひとごこち” や“山恵錦”など、長野生まれの酒米で造ったお酒の数々。今回は、その魅力についてたっぷりとお伝えします! 「信州亀齢がお気に入り!」という方はもちろん「名前は知っているけど未体験」という方も、ぜひチェックしてみてくださいね。 1.「信州亀齢(しんしゅうきれい)」とは 「信州亀齢(しんしゅうきれい)」は、長野県上田市の岡崎酒造が造る日本酒です。原料となるのは、長野県産の酒米“美山錦(みやまにしき)”や“ひとごこち”。米をお酒へと変える酵母(こうぼ)には、350年余り蔵に住みつく“住み付き酵母”が使用されています。 また、体にすっと染み渡るきれいな酒質を生み出すのが、アルプスの山々から伝え流れる信州の名水。芳醇でありながらすっきりとキレが良く、唯一無二の味わいを生み出しています。 適度に冷やせば、信州名物・信州そばとも好相性。春先のほろ苦い山菜料理にもよく合います。燗酒にし、野沢菜漬けや味噌を使った料理とあわせても、スイスイと盃が進むお酒です。 2.信州亀齢を造る「岡崎酒造」 岡崎酒造で信州亀齢が生まれたのは、1665年(寛文5年)のこと。現在も蔵には、当時の酒造りの道具や書物が残されています。 岡崎酒造が大切にしているのは、信州の自然を基調とした酒造りです。上田市の北東部に位置し「日本の棚田百選」にも選ばれた稲倉の棚田では、自ら酒米栽培を手がけています。 信州の豊かな自然のなか、2003年(平成15年)から杜氏を務めているのは、国内でも数少ない女性杜氏・岡崎美都里氏。2022年(令和4年)には、美都里氏の姉である漫画家・おかざき真理氏がラベルを描いた『信州亀齢 真理ラベル』が販売され、多くのファンを魅了しました。 また、酒蔵のある柳町には江戸時代の風情が残り、蕎麦屋や味噌の直売所が立ち並ぶなど、観光地としても賑わいをみせています。 https://sake-5.jp/shinshu-kirei-mari-label/ 3.純米酒の種類・ラインナップ 純米酒とは、米と米麹を原料に造られる日本酒のことです。信州亀齢では、長野県産の“ひとごこち”を使った純米酒が製造されています。 3-1.信州亀齢 ひとごこち 純米酒 “ひとごこち”は、1994年(平成6年)に長野県で誕生した酒米です。純米酒には、長野県産の“ひとごこち”を100%使用。ふくよかな旨味がありつつ、キレのよい辛口酒は料理にもよく合います。ご飯におかずを合わせるように、美味しいおつまみと一緒に楽しんでみてください。 (出典元:岡崎酒造) 4.純米吟醸の種類・ラインナップ 純米吟醸は、より小さく精米した米を使用し、吟醸造りと呼ばれる製法で造られるお酒です。岡崎酒造では3種の酒米を使用し、それぞれの個性を活かした純米吟醸を造り上げています。 4-1.信州亀齢 山田錦 純米吟醸 無濾過生原酒 高級酒米“山田錦”を使用した純米吟醸です。「無濾過生原酒」とは、ろ過や加水調整、加熱殺菌処理をしていない、ありのままのお酒のこと。“山田錦”が持つ上品な香り、スムースな飲み口が際立っています。 (出典元:岡崎酒造) 4-2.信州亀齢 ひとごこち 純米吟醸 無濾過生原酒 味のふくらみがありつつ、淡麗でするする飲める。“ひとごこち” の魅力がたっぷりと詰まった純米吟醸です。生原酒ならではのフレッシュな香りも堪能できます。 (出典元:岡崎酒造) 4-3.美山錦 純米吟醸 無濾過生原酒 “美山錦”は、寒い地域での栽培に適した酒米です。長野産“美山錦”を使った信州亀齢の純米吟醸は、上品な香りがほんのりと漂います。スッと静かに消えていく後口のバランスに優れたお酒です。 (出典元:岡崎酒造) 5.大吟醸、純米大吟醸の種類・ラインナップ 大吟醸、純米大吟醸は、米の外側を半分以上削り中心部分のみをぜいたくに使用したお酒です。信州亀齢では、スペック、味わいともに贈答用にも好まれるラインナップが並びます。 5-1.信州亀齢 山田錦 大吟醸 精米歩合(せいまいぶあい)は39%。米の外側を6割以上磨き、小さく光る山田錦を使って仕込んだ大吟醸です。ラベルの色から「金色亀ラベル」とも呼ばれています。透明感があり、のびやかな旨味を楽しめる至福の1本です。 (出典元:岡崎酒造) 5-2.信州亀齢 美山錦 純米大吟醸 信州亀齢の最高峰ともいえる1本。長野県産“美山錦”を39%まで磨き、手仕事でていねいに仕込まれています。開栓するとふわっと立ち上るのは、心地よい華やかな香り。信州の自然の美、亀齢の美しい味わいを存分に感じられる銘柄です。 (出典元:岡崎酒造) 6.特別限定商品の種類・ラインナップ 季節を感じる夏酒や、長野の自然が生み出すこだわりの信州亀齢も見逃せません。なかには数量限定の商品もあります。亀齢ファンが心待ちにする1本を、ぜひチェックしてみてください。 6-1.信州亀齢 夏の純吟 ひとごこち スッキリ爽やかな味わいの夏の純米吟醸です。アルコール度数は低めに設定され、ライトな飲み口を楽しめます。暑い夏の日や夕暮れに、スッと体に染みわたる美味しさです。 (出典元:岡崎酒造) 6-2.信州亀齢 稲倉の棚田産 ひとごこち 岡崎酒造が自ら栽培した“ひとごこち”から生まれたお酒です。太陽の光をたっぷりと浴び、清らかな水で育った米の旨味が詰められています。 米から生まれる酒、日本酒の魅力を改めて実感できる1本です。 (出典元:岡崎酒造) 6-3.信州亀齢 稲倉の棚田産 ひとごこち 純米吟醸...

にごり酒とはどんなお酒?どぶろくとの違いは?にごり酒の種類や楽しみ方も解説!

「にごり酒」とは、その名のとおり白くにごった日本酒のことです。おいしく飲みながら「なんで白いの?」「どぶろくもにごり酒?」と、疑問に感じたことはないでしょうか。 今回は、にごり酒の特徴や種類を詳しく解説します。おすすめの飲み方や相性のいいおつまみなど、ぜひにごり酒を楽しむときの参考にしてください。 1.にごり酒とはどんなお酒? にごり酒とは、目の粗い布などで搾った日本酒のことです。見た目は白く濁り、濃厚な味わいを楽しめます。 同じように、どぶろくも白く濁ったお酒です。しかし、にごり酒とは酒税法上の扱いが異なります。まずは、にごり酒の特徴や、どぶろくや甘酒との違いをみていきましょう。 1-1.にごり酒とは 日本酒は、醪(もろみ)を搾ることで生まれるお酒です。醪とは、米や米麹、酒母(しゅぼ)などを発酵させた白いお粥状の液体のこと。搾り方は、機械でギューッと圧縮したり、袋に入れて吊るしたりと、お酒の種類によってさまざまです。 にごり酒は、搾るときにあえて目の粗い布などを使うことで、固形物を多く含む状態に仕上げています。そのぶん、米の甘さや旨味をより強く感じられるのが特徴です。 1-2.どぶろくや甘酒はにごり酒? 白く濁ったお酒というと「どぶろく」や「甘酒」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。 どぶろくは、醪を搾らずそのまま瓶詰めしたお酒です。甘酒は、米麹や酒粕などを原料に造られています。米麹を原料にしたものはアルコール分を含まず、酒粕を原料にしたものには若干のアルコール分が含まれます。 酒税法では、どぶろくや甘酒は、にごり酒のような「日本酒(清酒)」に分類されていません。 どぶろくは、「その他の醸造酒」または「濁酒」。アルコール分1%未満の甘酒は、お酒ではなく「清涼飲料水」に分類されています。 2.代表的なにごり酒4種と特徴 にごり酒には、シュワッとした発泡感をもつ「活性にごり酒」と呼ばれる種類があります。また、濁り方や製法で次のように種類が分かれるのが特徴です。 活性にごり酒 うすにごり ささにごり 澱酒(おりざけ)・おりがらみ これらのにごり酒は、それぞれ見た目や味わいが異なります。ここでは、代表的なにごり酒とその特徴を紹介します。 2-1.活性にごり酒 活性にごり酒は、火入れと呼ばれる加熱殺菌処理をしていないお酒です。醪の酵母が生きた状態で瓶詰めされるため、シュワシュワとした微発泡感があります。 2-2.うすにごり うすにごりは、透明感の高いにごり酒です。口当たりも軽く、やわらかな味わいを楽しめます。「味の濃いにごり酒は苦手」という方も飲みやすいタイプです。 2-3.ささにごり ささにごりは、うすにごりよりも白く濁ったお酒です。漢字で「細濁り」と書くように、見た目はわずかに白く濁っています。うすにごりのように飲みやすく、さらりとした飲み口を楽しめるにごり酒です。 2-4.澱酒(おりざけ)・おりがらみ 醪を搾ってすぐの日本酒は、小さな米粒や麹などが残った状態です。この固形物は「滓(おり)」(または澱)と呼ばれます。 搾ったお酒をタンクに入れしばらく置くと、滓は底部に沈殿します。澱酒は、滓をより多く含むタンク下部にある穴から抽出したお酒です。 また、透明のお酒に滓を少しだけ混ぜたものは、おりがらみと呼ばれます。 3.にごり酒の3つの飲み方 にごり酒の瓶を立てておくと、底に滓が沈殿します。飲むときは、滓を全体に混ぜたり、別々に飲んだりといろいろな楽しみ方を試してみましょう。 「滓がたっぷりあるほうがすき」「さらりとしたにごり酒がすき」など、自分好みの味わいが見つかりますよ。 3-1.上澄みと滓を混ぜて飲む まずは、瓶をゆっくりと上下に傾け、透明の上澄みと滓を混ぜてみましょう。ポイントは、瓶のなかの滓が移動するのを見ながら、そっと傾けること。滓が全体にまわり、にごり酒ならではの旨味とコクを楽しめます。 3-2.上澄みと滓を別々に楽しむ あえて、上澄みだけ先に飲むのも楽しみ方のひとつです。残り少なくなるほど、滓の味わいが濃くなっていきます。上澄みのスッキリ感と滓のコクを楽しめる、1本で2度おいしい飲み方です。 3-3.ロックスタイルや燗酒で楽しむ しっかりとした味わいのにごり酒は、アレンジして楽しむのもおすすめです。夏は氷を入れたグラスに注ぎ、ロックスタイルで楽しみましょう。炭酸水やオレンジジュース、ライムジュースで割ってもおいしいですよ。 滓をたっぷり含むにごり酒は、燗酒にするとまた違った味わいに。さまざまに変化するにごり酒のおいしさを、ぜひ気軽に楽しんでみてください。 4.にごり酒と相性のいい料理やおつまみ シュワッとした発泡感のある活性にごり酒は、洋食とのペアリングがおすすめです。チーズを使った料理や、揚げ物にもよく合います。 滓の少ないにごり酒は、淡白な味わいの料理と合わせてみましょう。おつまみの定番、冷奴や枝豆、お刺身などがおすすめです。 たっぷりと滓を含んだにごり酒は、塩辛いおつまみの良きパートナー。塩辛やいぶりがっこなどと相性のいいお酒です。にごり酒の香りとコク、おつまみの旨味が絶妙にマッチし、お酒を飲む手が進みますよ。 まとめ にごり酒は、滓と呼ばれる固形物を含む日本酒です。米や麹の味わいが、よりダイレクトに感じられます。 にごり酒の楽しみ方は、上澄みと滓を分けて飲んだり、アレンジしたりと実にさまざま。にごりの度合いによって、味わいが異なるのもおもしろいですよね。 日本酒の奥深さと幅の広さを感じつつ、にごり酒の世界を楽しんでみてくださいね。

酒の神に愛された場所で醸される日本酒「八海山」の種類・ラインナップを紹介

「八海山(はっかいさん)」は、酒どころ新潟県を代表する日本酒です。辛口ながらも口当たりやさしく、求めやすい価格の特別本醸造から贈答用におすすめの純米大吟醸まで、さまざまな種類が揃います。 食事に合う銘柄も多く、シュワシュワ泡立つスパークリング酒は日本酒ビギナーにもおすすめです。今回は、八海山の魅力やラインナップについて詳しくお伝えします! 1.「八海山」とは 八海山は、新潟県の八海醸造が造る日本酒です。スッキリ淡麗でついつい後引く美味しさは、長年多くの日本酒ファンを魅了してきました。 酒造りの大きな特徴は、霊峰・八海山から流れる極軟水の伏流水を使用していること。また、麹はていねいな手仕事によって造られています。 塩味のあるおつまみとも相性が良く、食事とあわせる食中酒にもおすすめです。 2.八海山を造る八海醸造 八海醸造は、新潟県南魚沼市に位置する酒蔵です。蔵が建つのは、冬場はあたり一面を雪が覆いつくす豪雪地帯。霊峰・八海山の伏流水にも恵まれた土地は、「酒の神に愛された場所」ともいわれています。 八海醸造で酒造りが始まったのは、1922年(大正11年)のこと。初代となる南雲浩一氏は、酒の品質にこだわりぬく人物でした。戦後の食糧難の時代、国からアルコールや糖類でかさ増しした「三倍醸造酒」の製造命令が出た際も、浩一氏は抵抗をみせたといいます。 2014年(平成26年)には、最高品質基準の日本酒を製造する「浩和蔵」を新設。「よい酒を、多くの人に」という蔵の理念は、今の時代も変わることはありません。 令和となった現代も、手仕事でていねいに造られた麹と熟練の技術、最高の設備によって八海山は生み出されています。 3.通年販売の種類・ラインナップ 料理の味にそっと寄り添い、素材の良さを引き立てる八海山。通年販売のラインナップは飲み切りサイズも多く、美味しい日本酒を気軽に楽しみたいときにもおすすめです。 3-1.清酒 八海山 「清酒 八海山」は、純米酒や吟醸酒といった特定名称酒に該当しないお酒です。低温でゆっくりと発酵させ、スッキリとした飲み口と深い旨味を実現しています。リーズナブルで飲み飽きせず、日々の疲れをそっと癒してくれる美味しさです。 (出典元:八海山) 3-2.特別本醸造 八海山 温めるとやわらかな香りが広がる燗酒好きにおすすめの銘柄です。八海山ならではの淡麗な旨味は、ひや酒でも美味しく楽しめます。いつでも気軽に楽しめる180ml容量から販売されているのもうれしいポイントです。 (出典元:八海山) 3-3.大吟醸 八海山 大吟醸は、より小さく磨いた米と米麹、醸造アルコールを原料に造られる日本酒です。口に含むと上品な香りとコク、後には静かに引いていく余韻を楽しめます。少し特別な日の食卓にもふさわしい銘柄です。 (出典元:八海山) 3-4.純米大吟醸 八海山 米の外側を半分以上削り、中心部分のみを贅沢に使用した日本酒です。原料には、高級酒米・山田錦と五百万石(ごひゃくまんごく)、美山錦が使用されています。香りはやさしく、刺身や鍋物といった和食とも相性の良い1本です。 (出典元:八海山) 4.数量限定、季節限定の種類・ラインナップ 数量限定、季節限定のラインナップには、発泡感のある「あわ酒」や白く濁った「にごり酒」などが並びます。浩和蔵で仕込んだこだわりの銘柄は、贈答用にもおすすめです。 4-1.純米酒 八海山 魚沼で候 数量限定の「魚沼で候」は、魚沼地域のみで提供される銘柄です。南魚沼の自然が生み出す、八海山の魅力を存分に堪能できます。米と米麹だけで造られる純米酒のコクは、燗酒で楽しむのもおすすめです。 (出典元:八海山) 4-2.特別純米原酒 八海山 初夏から夏にかけて販売される限定商品です。火入れと呼ばれる加熱殺菌処理をするのは1度だけ。冷たく冷やすとクリアな味わいがより一層引き立ちます。 (出典元:八海山) 4-3.純米吟醸 八海山 55% キリッとした味わいが特徴の辛口タイプのお酒です。グラスから立ち上るのは、甘く華やかな香り。口に広がるやわらかな旨味を後口の酸味が引き締めます。冷酒から燗酒、ロックまで好みのスタイルでお楽しみください。 (出典元:八海山) 4-4.大吟醸 八海山 高級酒米・山田錦を使用し、限られた時期にだけ製造される数量限定品です。雑味のない雪解け水のように清らかな旨味を堪能できます。南魚沼の美しい自然を想いながら、ゆっくり味わいたくなる美味しさです。 (出典元:八海山) 4-5.八海山しぼりたて原酒 越後で候 日本酒が搾られる冬から春にかけて限定販売される商品です。「原酒」とあるように、加水調整をせずに仕上げられています。アルコール度数は若干高く、しっかりとした飲みごたえを楽しめる日本酒です。 (出典元:八海山) 4-6.純米大吟醸八海山しぼりたて原酒 越後で候 年に1度、12月のみ販売される限定商品です。小さく精米した米と米麹を原料に、上質な味わいが生み出されています。加熱殺菌処理をしていない「生酒」のため、冷蔵保管でフレッシュな味わいを楽しんでくださいね。 (出典元:八海山) 4-7.純米大吟醸 八海山 時季限定 11月から1月にかけて販売される数量限定、季節限定の純米大吟醸です。香り穏やかで適度に酸味があり、合わせる料理を選びません。真紅に金字が映えるラベルも美しく、ハレの日の食卓にもおすすめの銘柄です。 (出典元:八海山) 4-8.純米大吟醸 八海山 金剛心 浩和蔵仕込 八海醸造最高峰の浩和蔵で、選抜された職人が造り上げた日本酒です。球状のボトルには、2年間じっくりと熟成させた唯一無二の味わいが閉じ込められています。味わい、スペックともに贈答用におすすめの1本です。 (出典元:八海山) 4-9.純米大吟醸 八海山 雪室貯蔵三年 「雪室貯蔵三年」は、大量の雪を収納した蔵の冷蔵庫で寝かせられた日本酒です。しっかりとした旨味がありつつ、シャープなキレ味が活きています。適度な酸味が心地よく、洋食とあわせても美味しい商品です。 (出典元:八海山) 4-10.瓶内二次発酵酒 あわ 八海山 シュワシュワとした泡感を楽しめるスパークリング日本酒です。グラスに注ぐと、シャンパンのようにきめ細やかな泡が立ち上ります。アルコール度数は低めに設定され、口当たり爽やか。日本酒ビギナーやパーティーの席にもおすすめの八海山です。 (出典元:八海山) 4-11.瓶内二次発酵酒 白麹あわ...

「信州亀齢 真里ラベル」のきき酒レビュー!ラベルと味わいに酔いしれる

長野を代表する地酒「信州亀齢(しんしゅうきれい)」から、美しいラベルの「真里ラベル」が登場! きらきらと輝くラベルと確かな味わいが、日本酒ファンに喜ばれています。 今回は、「真里ラベル」の味わいを唎酒師がレビュー!おすすめの飲み方もあわせてご紹介します♪ 1.杜氏の姉「おかざき真里」氏がラベルデザインした亀齢 「信州亀齢(しんしゅうきれい)」は、長野県の岡崎酒造が手がける日本酒です。蔵が大切にしているのは、信州の豊かな自然と素材。信州で育つ米と、アルプル山脈から流れる水によって亀齢は生まれます。 限定品として販売される「真里ラベル」は、杜氏・岡崎美都里氏の姉である、漫画家・おかざき真里氏がラベルデザインを手がけたもの。 "飲むほどに長寿を"と願って名付けられた「亀齢」の名にちなみ、美しい鶴と亀の姿が描かれています。 長野県が開発した新品種の酒米『山恵錦(さんけいにしき)』を使用していることも特徴のひとつ。 "地元の若手農家とタッグを組み、さらなるポテンシャルを高めていきたい"という蔵の想いが込められているそうです。 ラベルコレクターにもたまらない銘柄であろう、こちらの「真里ラベル」。中身にもますます興味が湧いてきました。 では早速、開栓!いただきます! 2.品の良い甘酸っぱさに心がおどる 開栓してまず感じたのは、リンゴを思わせるフルーティーな香り!より香りが引き立つよう、まずはワイングラスに注いでみました。 こちらは“火入れ”と呼ばれる加熱殺菌処理をしているお酒ですが、まるで生酒のようにフレッシュな香りにびっくり。うっすらと黄色く色付いているのも印象的です。 高まる期待をおさえつつ、ひとくち。口に含んだとたん、甘酸っぱくジューシーな旨味がいっぱいに広がりました。美味しい! 飲み込んだあとは、ほどよい酸味が喉の奥を刺激します。口のなかに残るのは、甘くやわらかな香り。 これは美味しい…(2回言ってしまった)。「生酒が好き」という方にも、ぜひおすすめしたくなる味わいです。 3.洋食とのペアリングもおすすめ 甘味と酸味のバランスが心地よい「真里ラベル」には、チーズをペアリング。甘味×酸味×コクのハーモニーがお酒を進ませます。 この味わいは、オイルベースのパスタにも合いそう。今の時期なら、軽くグリルした春野菜とも美味しくいただけそうです。 今回は、長野のお土産でいただいた野沢菜漬けが冷蔵庫にあったので、こちらもおつまみに。フレッシュな味わいの「真里ラベル」は、あえてぬる燗にしてみました。 ここでは火入れ酒としての本領発揮。湯気からのぼる香りと、まあるい甘味がなんとも心地よい…。野沢菜漬けの塩味とも相性ばっちりです。 4.まとめ 女性杜氏・岡崎美都里氏と、その姉である漫画家・おかざき真里氏のコラボレーションで生まれた「真里ラベル」。一面に実る稲穂と鶴亀が描かれたラベルのように、豊かさで心を満たしてくれる味わいでした。 金字が記された真っ白な外箱も美しく、大切な人へのプレゼントにもぴったりの日本酒なのではないでしょうか。 ぜひ、信州の豊かな自然を思いつつ、その美味しさを堪能してみてください。 岡崎酒造「信州亀齢 真里ラベル」 【特定名称】純米吟醸酒 【原材料】米、米麹 【原料米】山恵錦 【精米歩合】50% 【アルコール度数】15% 購入はこちらから

【京都・伏見酒めぐり】「伏見夢百衆」大正ロマン薫るカフェで珈琲と日本酒を

日本酒と水の歴史が薫るまち「京都伏見」は、全国から多くの人が訪れる観光スポットです。 豊富なお土産を取り揃える「伏見夢百衆」では、カフェメニューや利き酒セットを楽しめます。大正時代に建設されたという店内は、歴史情緒あふれる空間です。 伏見のまち歩きでほっとひと息付きたいとき、お酒を楽しみたいときにぴったりの「伏見夢百衆」。今回は、人気メニューの内容や、お土産情報などをたっぷりとお伝えします♪ 1.大正時代にタイムスリップ「伏見夢百衆」 「伏見夢百衆(ふしみゆめひゃくしゅう)」は、伏見の日本酒や銘菓、特産品などを取り揃えたお店です。店内には喫茶が併設され、伏見の水を使った水出しコーヒーやスイーツ、利き酒メニューを楽しめます。 一歩足を踏み入れると、そこは大正ロマンあふれる空間。建物は、大正時代に月桂冠株式会社の本店として活用されていたものです。 高い天井をランプシェードの暖かな灯りが照らし、すりガラスから明るい日差しが降り注ぎます。 また、店内では観光マップや観光情報なども確認できます。まち歩きの合間に利用するのはもちろん、伏見に着いて「さぁ、どこへ行こう」と計画を立てたいときにもおすすめです。 2.酒粕あんトーストとコーヒーでほっと一息 数ある喫茶メニューのなかから、この日は『酒粕あんトースト』をオーダー。セットのコーヒーは、伏見の名水を使った水出しコーヒーです。 こんがりキツネ色に焼かれたトーストから立ち上るバターの香り。上にはあんこと焼いた酒粕が乗せられています。 あんこ×酒粕は、初めての体験。焼いた酒粕は固いのかと思いきや、ナイフを入れるとクリームのようにやわらかな状態です。 酒粕とあんこを合わせて、バターの染みたトーストに塗って頬張ると…お、おいしい! あんこの甘さと酒粕、バターの風味がベストマッチ。“あんバター”はなじみがあるのに、どうして今まで思いつかなかったんだろう。“酒粕あんバター”の組み合わせ…。 スタッフの方も、自宅であんこ×酒粕の組み合わせを楽しんでらっしゃるのだとか。わかる。わかるわこれは、クセになる。ちなみに、こちらのトーストには、伏見に蔵を持つ“黄桜”の酒粕が使用されています。 合間にいただくコーヒーも、まろやかでやさしい味わいです。伏見はかつて“伏水(ふしみ)”と呼ばれていたほど、豊富な地下水に恵まれた地域。伏見の日本酒にもこちらのコーヒーにも、伏見の名水が使われています。 この日お話を伺った中川さんによると、コーヒーだけを目当てに来店する方も多いのだとか。 日本酒はそれほど飲まないという方も、このコーヒーなら伏見の水のおいしさを体感できそうですね。 日本酒豆知識「酒粕って?」 日本酒は、米と米麹、酒母(しゅぼ)などを発酵させた醪(もろみ)を搾って造られます。搾った液体が日本酒、搾ったあとに残る固形物が「酒粕」です。 搾る方法によって、板状だったりペースト状だったりと形状はさまざま。また、日本酒の種類や蔵によって味わいが異なります。 3.おつまみ付きの利き酒セットも♪ 甘いものと一緒に、おいしい日本酒を楽しめるのが伏見の喫茶「伏見夢百衆」の魅力。春の酒5種セットには、お酒に合うおつまみが付いています。 「伏見の日本酒は、ゆっくりと時間をかけて醸造しているお酒なので、辛口でも口当たりまろやかなものが多いんですよ」と、中川さん。日本酒ビギナーでも、飲みやすい銘柄が揃うのがうれしいですね。 近年は伏見を訪れる若い方も多く、低アルコール酒やスパークリング日本酒なども注目を集めているのだとか。 中川さんいわく「お酒は左から順に楽しんでください」とのこと。はい!では早速いただきます。 いちばん左の『神聖(しんせい)』は、夢百衆とのコラボ商品。『百 -MOMO-』という名は、夢百衆の“百”と、伏見桃山の“桃”を表しているそうです。スッキリとした味わいが、お猪口を持つ手を次へと進ませます。 2杯目の『黄桜(きざくら)花きざくら』は、低アルコールの日本酒です。ほんのり甘くて飲みやすく、日本酒ビギナーでもスイスイといけてしまいそう!穏やかな春の昼下がりに味わいたい、軽やかなおいしさです。 中盤に位置する『玉乃光(たまのひかり)』は、ガラッと表情が変わる生原酒。火入れと呼ばれる加熱処理と、加水調整をしていないお酒です。しっかりとした旨味ときれいな余韻が、おつまみの味わいを引き立てます。 右に続く2つのお酒は、うっすら白いにごり酒です。あえて醪の固形物を残して仕上げているため、米の甘味や旨味がよりしっかりと感じられます。それでいて、まろやかでスッキリとした飲み口は、さすが伏見のお酒という印象。 利き酒セットの内容は、季節によって衣替えするそうです。趣ある喫茶店で、昼間からいただくおいしい日本酒。お酒好きの方に、ぜひおすすめしたい体験でした♪ 4.酒どころ伏見のお土産も充実 ズラリと並ぶお土産の数々も「伏見夢百衆」のおすすめポイント。壁一面に並ぶ日本酒は、地方発送も依頼できます。 贈答にも喜ばれそうな銘柄や、近年注目を集める熟成古酒も発見。あれこれ買って、まとめて自宅に送りたいというときにも頼れるお店ですね。 おいしいもの好きな方へのお土産には、伏見のお醤油はいかが?プラスチック容器で軽く、持ち運びもラクチンです。 自分用や個別で配りたいお土産には『玉乃光』のフェイスパックも!実際に試してみましたが、もっちもちに肌が潤う、お値段以上の満足感でした(笑)そのほか、地元銘菓やお漬物なども購入できますよ。 「伏見夢百衆」周辺にはあちこちに酒蔵が立ち並び、おいしい料理と一緒に日本酒を楽しむ店舗が充実しています。 「いろいろな日本酒を知りたい、味わいたい」という、日本酒ビギナーにおすすめのエリアです。 また、伏見のまちは2021年、全国唯一の「川の港」として国道交通省の“みなとオアシス”に登録されています。かつて、京の都と日本各地を結んだ伏見の川は、現在も多くの人が訪れる観光スポットです。 春には桜が咲き誇る川沿いは、季節の移り変わりとともに紫陽花が見ごろを迎えるのだとか。舟のりばは、伏見夢百衆から徒歩数分の場所に位置します。 日本酒好きも甘党さんも、そして旅先でのまち歩きが好きな方も…。歴史情緒漂う伏見のまちを満喫してみてはいかがでしょうか。 伏見夢百衆 [所在地]京都市伏見区南浜町247 [電話番号]075-623-1360 [定休日]月曜定休(祝日除) [営業時間]10:30~17:00(L.O.16:30) [オフィシャルブログ]https://ameblo.jp/fushimi-yume100shu/ ※2022年4月22日時点の情報です。休業日や営業時間など変更の可能性があるため、最新情報は事前に店舗にお問い合わせください。  

【京都・伏見酒めぐり】「AMAZAKE HOUSE」で生甘酒と利き酒を楽しもう

日本有数の酒どころとして知られる観光スポット「京都・伏見」。幕末の歴史を感じる“竜馬通り商店街”には、おしゃれでおいしいお店が続々と登場しています。 甘酒と日本酒の専門店「AMAZAKE HOUSE」もそのひとつ。テイクアウトで楽しめる生甘酒は、まち歩きのおともにおすすめです。 店頭で利き酒を楽しめることもうれしいポイント♪ 早速、生甘酒の魅力とまち歩きにぴったりのメニューの数々をご紹介します! 1.自家製生甘酒と日本酒の専門店「AMAZAKE HOUSE」 京都・伏見にある「AMAZAKE HOUSE」は、自家製生甘酒と日本酒の専門店です。京都産コシヒカリを原料に、体にやさしく、おいしい甘酒が手仕事で作られています。 甘酒は、ノンアルコール・ノンシュガー・無添加と、自然が生み出すやさしい味わいが魅力。スムージーやラテにも厳選素材を使用し、小さな子どもから大人まで、安心して楽しめるメニューが提供されています。 店舗が建つのは、京阪中書島駅から徒歩約5分の竜馬通り商店街。風情ある街並みのなか、「AMAZAKE HOUSE」のレトロでおしゃれな外観がひときわ目を引きます。 今回お話を伺ったのは、オーナーである橋本宏太良さんと、商品企画・開発を担当されている翔伍さんご兄弟。ロゴが生まれた背景から、生甘酒にこめられた想いが見えてきました。 1-1.日本の発酵文化を伝える「家族で醸す甘酒」 これまで、日本酒や甘酒、麹の文化を海外に伝える、日本酒ツアーを数多く手がけていたという宏太良さん。2020年1月、現在の店舗に拠点を移して間もなく、コロナ禍に見舞われます。 「何もせずにはいられない、と。カウンターで甘酒を販売することを思いつきました。甘酒は、日本酒と同じ米と米麹からできている。酒どころ伏見であえてノンアルコールドリンクを販売することは、伏見の層をより厚くすることへつながるのではと思いました」 宏太良さんがおっしゃるように、店頭にはお酒好きだけでなく、若い方から家族連れ、年配の方まで多くの人が訪れます。 ひとつ屋根の下、一粒のお米が描かれたロゴには『この京町屋で、お米を醸して作っている』という意味合いが込められているそう。 「母も手伝ってくれているので“家族で作っている”という意味合いもありますね」 と宏太良さん。現在は複数の麹をブレンドしつつ、理想の味わいを作り出しているそうです。 いずれは麹室(こうじむろ)を設け、自分たちで麹を作りたいという希望もあるのだとか。 「甘酒を作るようになって、甘酒の知られざるパワーを改めて感じています。日本の伝統文化、米麹の魅力をより多くの人に伝えていきたいですね」 米麹は、甘酒や日本酒はもちろん、味噌や醤油にも欠かせない存在。宏太良さんのお話に、その魅力をより強く実感しました。 1-2.飲みやすく体にやさしい「生」の甘酒 「AMAZAKE HOUSE」の甘酒の大きな特徴は、“生”であること。その味わいに「甘酒ってこんなにおいしいの?」と、驚く方も多いのだそう。 一般的に、市販されている甘酒は、55℃~60℃の温度で一定期間発酵させたのち、高温で加熱殺菌処理がおこなわれます。甘酒のなかの酵素を失活させ、長期保存するためです。 一方「AMAZAKE HOUSE」の甘酒は、高温での加熱殺菌処理をしないことが大きな特徴。日本酒の低温殺菌とほぼ同じ、約60℃の温度帯で8時間~15時間発酵させています。 「生甘酒は、甘酒独特のクセが抑えられているため飲みやすく、熱に弱い消化酵素も生きていて体にやさしいんですよ」と翔伍さん。 反面、加熱処理した甘酒のように日持ちはしないため、冷凍保存で出来たてのおいしさがキープされています。 「お家でも生甘酒を楽しみたい!」というときは、冷凍生甘酒をテイクアウトやオンラインで購入できますよ。 2.生甘酒と利き酒メニューをいただきます! 今回いただいたのは、『自家製 生甘酒(白米)』と『自家製玄米生甘酒』です。国産豆乳で割ったり、氷のありなしを選べたりと好みにあわせてカスタマイズできるのがうれしい。 さらに、季節限定の『甘酒いちごスムージー』もオーダー!目の前でミキサーがまわる様子にワクワクと期待が高まります♪ 早速甘酒をいただくと、クリーミーな口当たりと、さっぱりした後口にびっくり!これは確かに、これまで飲んできた甘酒と違うおいしさ…。甘酒好きはもちろん、ちょっと苦手という方にもおすすめしたくなる味わいです。 玄米を使った生甘酒は、ぷちぷちとした食感が楽しい一品。玄米ならではのコクと香りがクセになりそうです。 栄養たっぷりの玄米生甘酒は、整腸作用も期待できるのだとか。リピーターさんには、玄米推しの方も多いそうですよ。 『甘酒いちごスムージー』は、”いちごそのまんま!”のフレッシュ感がたまらないおいしさ。甘酒のやさしい甘味と果実の甘酸っぱさがよく合います。 このほか、定番スムージーや有機栽培の抹茶で作るラテなど、こだわりメニューが盛りだくさん。「どれにしよう~?」と足を止める方が多いのも納得です! 3.伏見の日本酒にスイーツも 酒どころ伏見を訪れるなら、日本酒もぜひ味わっておきたいところ。「AMAZAKE HOUSE」には、お酒好きの心をぎゅっとつかむメニューが用意されています。 『日本酒アフォガード』は、甘党のお酒好きにおすすめしたい一品。この日は『英勲(えいくん)』の23年熟成古酒をバニラアイスにかけていただきました。 キャラメル風味の熟成古酒と、溶けたバニラアイスのマリアージュがたまらない…!お酒を飲まない方には、生甘酒を使った手作りアイスクリームもおすすめです。 日本酒好きなら、店頭で楽しめる『利き酒メニュー』も見逃せないところ。今回は、京都の酒米・祝(いわい)を使った『富翁(とみおう)』をオーダーしました。 日本酒の心地よい香りが、風にのってふんわり香る…。観光の途中、青空の下でグラス1杯からおいしいお酒を飲めるなんて、なんともぜいたくな体験ですよね。 商店街のBGMを聞きながら、地元の方と観光客が行きかう様子を眺めるのもおつなもの。ぜひ、おいしい酒と一緒に旅ならではのワンシーンを満喫してみてください。 4.AMAZAKE連れて伏見をまち歩き 各所に酒蔵が点在する伏見は、まち歩きにもおすすめのスポットです。「AMAZAKE HOUSE」の周辺には、“月桂冠”の史料館や“黄桜”の直営店が並びます。 少し足をのばすと、有形文化財に登録されている“松本酒造”の酒蔵も。川沿いに建つ木造の酒蔵と、空に伸びるレンガ造りの煙突は圧巻ですよ。 「伏見はいろんなものが詰まった場所なんですよ。戦国時代の伏見桃山城もあれば、幕末の雰囲気も味わえる。もちろんお酒も。酒造りのシーズンは、朝から蒸米の香りが広がっています」 そう教えてくださった宏太良さん。竜馬通り商店街には、お酒ゼリー専門店やイタリア料理店、ドーナツ店など新店舗も続々とオープンしています。 日本酒好き、おいしいもの好き、歴史好きにたまらないスポット、伏見。日本文化に想いを馳せながら、まち歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。 AMAZAKE HOUSE [所在地]京都府京都市伏見区車町271-1 [定休日]火曜日・水曜日 [営業時間]10:00~17:00 [公式URL]https://amazakehouse.com/ [オンラインショップ]https://shop.amazakehouse.com/?_ga=2.153512254.708469182.1650761159-1488022173.1649632890 ※2022年4月21日時点の情報です。休業日や営業時間など変更の可能性があるため、最新情報は事前に店舗にお問い合わせください。

酒蔵では納豆がNG?その理由を解説!

日本酒を造る蔵人は「納豆を食べない」と聞いたことはないでしょうか? これは、日本酒が微生物の働きで生まれる発酵食品であることが関係しています。納豆のもつ「納豆菌」が、酒造りに影響を及ぼすからです。 今回は、蔵人が酒造りのシーズンに納豆を食べない理由について解説します。納豆以外に気を付けたい菌や、時代によって変わりつつある納豆との付き合い方も、ぜひチェックしてみてくださいね。 1.酒造りシーズンに納豆を食べない理由 蔵人が酒造りのシーズンに納豆を食べない理由には、以下の2点があげられます。 納豆菌の高い繁殖力 納豆菌の高温や乾燥に強い生命力 日本酒も納豆も、微生物の働きで生まれる発酵食品です。納豆は、大豆を原料に納豆菌の力によって作られます。 日本酒造りには、麹菌や酵母菌、乳酸菌などの力が必要です。 つまり、これらの菌のバランスが、日本酒の出来を大きく左右するということ。酒造りのシーズンに納豆を控える理由には、納豆菌の特性が大きく関係しています。 1-1.納豆菌の高い繁殖力 納豆菌は、繁殖力の高い細菌です。納豆作りでは、煮豆に納豆菌をかけ、人肌くらいの温度で保管します。 納豆菌はどんどんと増え、独特のねばりと匂いをもつ納豆ができあがるというわけです。納豆1gあたりに存在する納豆菌は、約10億個にのぼるといわれています。 日本酒造りでは、蒸した米に麹菌を振りかけ、一定の温度で麹菌を繁殖させます。昔から「一麹、二酛、三造り(いちこうじ、にもと、さんつくり)」といわれるように、麹造りは重要な工程です。 もし、麹造りの段階で納豆菌が付着してしまったら? 納豆菌の繁殖力に負け、麹菌が活動できなくなってしまいます。そのため、酒造りには納豆菌が大敵といわれているのです。 1-2.高温や乾燥に強い納豆菌の生命力 納豆菌は、高温や乾燥に強い特性を持ちます。身近な田んぼや畑、枯草などにも存在する微生物です。 納豆菌は芽胞(がほう)と呼ばれる殻をつくるため、天日干しの環境でも生き残ることができます。マイナス100℃~100℃の温度帯でも存在するため、熱湯消毒をしても殺菌効果が得られません。 蔵内を洗浄、消毒してもすべては取り除けない恐れがあるため、納豆菌は蔵に持ち込んではいけないといわれています。 2.納豆菌以外の菌は大丈夫? 酒造りのシーズンは、納豆菌だけでなく乳酸菌にも注意が必要です。乳酸菌の一種である火落ち菌(ひおちきん)は、日本酒の味や香り、色を変化させる恐れがあります。 日本酒はアルコール度数が高いため、多くの細菌は生息できないといわれています。しかし、火落ち菌はアルコール耐性が高いため、お酒のなかで繁殖してしまう可能性があるのです。 乳酸菌は、チーズやヨーグルト、漬物などの発酵食品に含まれています。蔵によっては納豆だけでなく、これらの食品も控えることがあるようです。 3.時代により納豆との付き合い方が変わってきた理由 かつては酒蔵で厳禁とされていた納豆も、近年は必ずしもNGとは限らないようです。時代により納豆との付き合い方が変わってきた理由には、以下の2点が挙げられます。 納豆菌の変化 酒蔵の設備と酒造りの変化 蔵によっては、食べた後にきちんと歯磨きや手洗いをしたり、蔵の外で食べたりすればOKというケースもみられます。 3-1.納豆菌の変化 ひとつめの理由は、納豆菌の変化です。本来、納豆は繁殖力の高い野生の納豆菌で作られていました。 近年、流通用の納豆に使用されるのは、繁殖力の弱い純粋培養された納豆菌です。そのため、納豆菌による汚染の心配は少ないといわれています。 3-2.酒蔵の設備と酒造りの変化 ふたつめの理由は、酒蔵の設備や酒造りの変化です。かつての酒蔵では、日本酒を仕込む桶や道具に木材が多く使われていました。 現在は、ステンレスやホーローなどが主流です。殺菌消毒材も進化し、納豆菌による汚染リスクも少なくなったと考えられます。 特に、かつては米麹を造る部屋で藁(わら)が使用されていたため、自然の納豆菌が藁から麹へ付着する恐れがありました。現在は、より衛生的な環境設備を使用することで、納豆菌の付着リスクが抑えられています。 また、近年は米の外側をより多く削り、日本酒造りに使用することが多くなりました。米の外側には、さまざまな栄養分が含まれています。菌の繁殖に必要な栄養分が削られているぶん、納豆菌はさらに繁殖しにくくなるというわけです。 まとめ 近年は、納豆菌の変化や酒造設備の進化により、納豆菌が酒造りにおよぼすリスクは少なくなっています。とはいえ、納豆菌のリスクがまったくのゼロになるわけではありません。 酒蔵では、衛生管理に努めるとともに、願掛けの意味合いも込め納豆を控えるケースが多いようです。蔵見学でも「見学の朝は、納豆やヨーグルトなどは控えてください」とお願いされることがあります。 日本酒は、目に見えない微生物の働きで生まれるお酒。そのことを意識しながら、日本酒の味わいを楽しんでいきたいですね。

「鳳凰美田 夢ささら 純米大吟醸 無濾過本生」の味わいをレビュー!おすすめおつまみも

みずみずしくフルーティーな香りの「鳳凰美田(ほうおうびでん)」。飲みやすさと確かな美味しさは、日本酒ファンはもちろん日本酒ビギナーにもおすすめです。 今回は、2022年3月に瓶詰めされたばかりの「鳳凰美田 夢ささら 純米大吟醸 無濾過本生」の味わいを唎酒師がレビュー! ただ香るだけではない、クリアで上質な味わいにはただただ驚くばかり。早速、詳細についてお伝えします。 1.酒米「夢ささら」を使った鳳凰美田 「鳳凰美田(ほうおうびでん)」は、栃木県の小林酒造が造る日本酒です。大きな特徴は、もぎたての果実を思わせるフルーティーな香り。 米をより小さく精米し、吟醸造りで造る「吟醸酒」のみ手がけることから、小林酒造は「吟醸蔵」とも呼ばれています。 今回の純米大吟醸に使用されているのは、酒米『夢ささら』。栃木県農業試験場が13年の月日をかけて開発したという新品種の酒米です。 精米歩合(せいまいぶあい)は40%と、米の外側を半分以上削って仕込んだ、なんともぜいたくなお酒。しかも、酒造りには田んぼに流れる水と同一水系の仕込み水を使用しているそうです。 さらに、製法には手間ひまかかる「生酛仕込み(きもとじこみ)」を採用。「無濾過本生(むろかほんなま)」とあるように、ろ過や加熱殺菌処理をしていない、実にフレッシュなお酒です。 ラベルには『冷暗所に保管を厳守し、お早めにお召し上がりいただくことをお約束願います』の文字…。はい!では早速いただきます! 2.澄んだ水のように上質な味わい 鳳凰美田というと「香り高い」「開栓と同時にお酒が香る」というイメージが強かったのですが、こちらの香りは実に穏やか。グラスに鼻を近づけると、洋ナシのように爽やかな香りが感じられます。 初めての『夢ささら』に期待しつつ、ひとくち、コクリ。 口に入れたとたんに、甘い香りと旨味がじわっと。「おぉ!」と驚いている間に、お酒がするりと喉元を通り過ぎていきます。 これは、まるで澄んだ水のよう。いやな引っかかりが何もない…なんてきれいなお酒。 気付くと舌の奥に苦味がほんのりと。心地よい余韻が「もうひとくち」とグラスを持つ手を進めます。 3.和食にあわせたくなるクリアな美味しさ このクリアな味わいはきっと和食にあうはず…。ということで、早速春の食材にあわせていただいてみました。 用意したのは、薄味に炊いたタケノコとホタルイカ。タケノコの香りと旬の旨味に日本酒がそっと寄り添うようです。 ホタルイカの濃い味わいと、酢味噌の酸味とも相性ぴったり。新鮮なお刺身も食べたくなるなぁ。揚げたての天ぷらもよさそう。揚げ物の油分も、美味しい日本酒がさらっと流してくれそうです。 決して主張しすぎず、それでいて料理を引き立てるこの美味しさ…。食いしん坊にもぴったりの銘柄ではないでしょうか。 4.まとめ 今回テイスティングした「鳳凰美田」は、限定販売のお酒なのだそう。鳳凰美田ファンならずとも、ぜひ味わっておきたい日本酒という印象でした。 酒蔵の『お早めに』という心配もいらないほど、するするとあっという間に飲み切ってしまいそうなほど…。半分ほど残し、残りは冷蔵庫で保管するとします。 鳳凰美田のクオリティの高さを改めて実感した「鳳凰美田 夢ささら 純米大吟醸 無濾過本生」。気になる方はぜひ、その味わいを楽しんでみてくださいね。 小林酒造株式会社「鳳凰美田 夢ささら 純米大吟醸 無濾過本生」 【特定名称】純米大吟醸酒 【原材料】米、米麹 【精米歩合】40% 【使用米】夢ささら 【アルコール度】16% 購入はこちらから

【京都・伏見酒めぐり】伏水酒蔵小路で18蔵飲み比べ体験!

京都市南部に位置する「伏見(ふしみ)」は、日本有数の酒どころとして知られる街です。酒蔵も多く立ち並び、日本酒好きにはたまらない風情が感じられます。 今回は、伏見酒の飲み比べを楽しめる「伏水酒蔵小路」を訪問!18蔵のきき酒セットとともに、地元料理をいただきました。 近隣店舗ではお土産を購入でき、日本酒旅や伏見観光にぜひおすすめしたいスポット「伏水酒蔵小路」。早速、くわしい体験レポをご紹介します♪ 1.ランチにもディナーにもおすすめ「伏水酒蔵小路」 「伏水酒蔵小路(ふしみさかぐらこうじ)」は、伏見の18蔵すべての日本酒と美味しいものが大集合したお店です。 アクセスは京阪伏見桃山駅から徒歩4分。駅を出てすぐ大手筋商店街のアーケード内を通るため、雨天時も濡れる心配がありません。 取り揃える日本酒は、常時120銘柄以上。東西に抜ける店内には、全8店舗の個性あふれる飲食店がひしめきます。 注目すべきは“出前制度”があること! ひとつの席に腰かけながら、あれもこれもと各店舗のメニューを注文し、自分の席で楽しめます。お寿司にラーメン、洋食と店舗のバリエーションも豊富。 「ランチに軽く利用したい」「旅行のディナーにがっつり飲んで食べたい」など、ニーズにあわせて利用できるのがうれしいですね。 2.日本酒ビギナーにおすすめ“伏見の女酒” 今回利用したのは、伏見の日本酒を取り揃える『酒蔵(さかぐら)』の酒蔵カウンターです。「伏水酒蔵小路」マネージャーであり、唎酒師の林さんにご案内いただきました。 「日本酒ビギナーにおすすめの伏見のお酒は?」と伺ったところ「伏見の日本酒は、初心者にこそおすすめしたい」とのこと。 昔から、“伏見の女酒、灘(なだ)の男酒”といわれるように、伏見のお酒は口当たりがやわらかく、飲みやすい銘柄が多いことが特徴。 かといって、伏見でキレの鋭い辛口酒が造れないわけでなく、各蔵はあえてプライドを持ち“歴史ある女酒”を造り続けているそうです。 「せっかく伏見に来たんやったら、伏見のお酒を伏見の料理に合わせて楽しんでください」 とおっしゃる林さん。『酒蔵』で扱う野菜は、すべて地元農家が育てた伏見産というから驚きです。 伏見の水で育った野菜と、伏見の水でできた日本酒…合わないわけがありません。早速、きき酒セットと料理をオーダーさせていただきました! 日本酒豆知識 兵庫県、灘の名水はリンやマグネシウムを豊富に含む軽硬水。キレがあるスッキリした日本酒が多く「男酒」と呼ばれる。対し、かつて伏水(ふしみず)と呼ばれた伏見の名水は軟水。日本酒はやわらかな味わいに仕上がり「伏見の女酒」と称されてきた。 3.「十八蔵のきき酒セット」で楽しむ伏見のフルコース 『酒蔵』が提供する「十八蔵のきき酒セット」は、伏見の18蔵すべてのお酒を味わえる飲み比べセットです。ひんやりとした冷酒の状態で提供されます。 飲む順番は、一番奥左の「プルミエアムール」から右側、中段、下段へ。前半には、冷酒で美味しい前菜向けの銘柄が置かれています。 後半には、ぬるくなっても美味しい銘柄を配置。ゆっくりと時間をかけても、最後まで美味しい状態でお酒が楽しめるよう計算されているというわけです。 また、料理を食べる順番もイメージし、中盤にはメイン料理に合う銘柄が並んでいるのだとか。自分好みのコース料理を楽しめる「伏水酒蔵小路」にぴったりのセットに気分も高まります! 3-1.前菜は農家直送野菜を七輪で まずは、林さんおすすめの地元野菜の七輪焼きから! 九条ネギに金時人参と、地元の農家さんが育てた野菜のみずみずしいこと。七輪であぶり、塩をパラリと振っていただきます。 どれも味が濃く、新鮮な野菜の香りがふわっと鼻から抜けていく。序盤の軽めの日本酒とあわせると、野菜の味がより引き立って美味しい…。 季節が進むと、新鮮な朝採れタケノコもメニューに登場するのだとか。この日は料理長が白子筍(しらこだけ)を用意してくださいました。お刺身でも美味しい、風味豊かなタケノコが伏見のお酒を進ませる! 3-2.メインに出前メニューをオーダー 3番目、4番目と飲み進めるほどお酒はふくよかな味わいに。料理も味の濃いものがほしくなってきました。 今こそ出前制度の出番!と『伏水 89丁目食堂』のオリジナルメニュー「伏見焼き 三串盛り合わせ」をオーダー。 こちらは、食材を酒粕に3日間漬けて仕込んだという手間のかかった串焼きです。酒米・雄町を使った「玉乃光」のリッチな味わいと良く合います。 魚介系の洋食に合いそう…と感じた「古都の雫(ことのしずく)」には、洋食居酒屋『BAR BANA』のムール貝を使った一皿を。 『酒蔵』では、ワイングラスで楽しむ飲み比べセット「SAKEGLA(サケグラ)」も提供しているそうです。美味しい洋食をおつまみに、日本酒を楽しみたいときにもぴったりですね。 3-3.〆のラーメンからアイスまで酒粕料理も充実 料理に舌鼓を打ちつつ、きき酒も手前の列まで進んで残りあとわずか…。 「もうおなかいっぱい」と思いつつ、なぜか食べたくなるのが〆のラーメンですよね(笑) 『門扇』の「酒粕ラーメン」は、どの酒蔵の酒粕を使うか選べるという、ここでしか味わえないメニュー。今回は「英勲(えいくん)」の酒粕を使ったラーメンをオーダーしました。 酒粕スープはコクがあり、とろりと濃厚。麺はほどよい硬さの細麺です。お腹いっぱいのはずが、気付けばスープまでぺろりと完食!替え玉サービスがあるのも納得の美味しさでした。 汁物がほしいときには、『酒蔵』こだわりの「粕汁」を。春の菜の花に甘辛牛スジ、お椀のなかにはアツアツ大根と人参が隠れています。 2022年4月1日(金)~5月8日(日)は「伏見粕汁銀座」と題したスタンプラリーも開催中ですよ。 18蔵を味わい尽くし、ついにラストを飾る1杯。 黄桜の「華祥風(はなしょうふう)」は「招德(しょうとく)」の酒粕アイスにかけ、酒粕×日本酒のマリアージュを堪能しました。 食事を楽しむ間も「お~すごい。なにこれ、お酒がいっぱい」「いろいろ頼めるの?」という旅行客の歓声や、「うまい酒と料理を楽しめるのは、やっぱりここだから」という常連客の声が耳に届きます。 伏見のお酒を好きなように、好きな料理と楽しめてお腹も心も大満足。「伏水酒蔵小路」のみなさん、本当にごちそうさまでした&ありがとうございました! 4.お土産購入は「伏水酒蔵堂」へGO! 旅先で美味しいお酒に出会ったら、ぜひ連れて帰りたくなるもの。そんなときは、「伏水酒蔵小路」近くの『伏水酒蔵堂』へ!こちらは伏見18蔵のお酒のほか、食品やグッズなどを取り扱うお店です。 お土産にぜひおすすめしたいのが「サーマルタンク量り売り」。 「日本酒をお土産にしたいけど、持ち運ぶのが大変そう」「飲み切れないから少量でいいんだけど」というときにぴったりのサービスです。 販売容量は180mlから。ラベルのかわいいボトルに、好みのお酒を詰められます。より手軽で場所を取らないパウチもありますよ。 何より、タンクから自分でお酒をボトル詰めする体験は、ここならでは!ぜひ「伏水酒蔵小路」とセットで楽しんでみてください。 今後の「伏水酒蔵小路」では、2階部分を利用し、4月下旬からゲストハウスをオープン予定とか。ますます伏見のまちが活気付きそうな予感です。 美味しい日本酒と地元料理の共演を楽しみに、京都伏見へ足を運んでみてはいかがでしょうか。 伏水酒蔵小路 [所在地]京都市伏見区平野町82番地2~納屋町115番地 ※大手筋商店街と納屋町商店街に挟まれた区画にあり、西側は納屋町商店街に面します。 [最寄駅]京阪伏見桃山駅より徒歩4分、近鉄桃山御陵前駅より徒歩5分、京阪中書島駅より徒歩8分 [電話番号]075-601-2430 [定休日]火曜日(詳しくは公式URLを参照) [営業時間]11:00~20:00 [公式URL]https://fushimi-sakagura-kouji.com/ 伏水酒蔵堂 [所在地]京都市伏見区納屋町141番地 [電話番号]075-748-6080 [定休日]火曜日(詳しくは公式URLを参照) [営業時間]11:00~20:00 ※オンラインショップあり(https://shop.sakagurado.com/) [公式URL]https://sakagurado.com/ ※2022年4月18日時点の情報です。休業日や営業時間など変更の可能性があるため、最新情報は事前に各店舗にお問い合わせください。

「吟醸を世界の言葉に」。出羽桜の種類・ラインナップを紹介

「出羽桜(でわざくら)」は、山形県の地酒として名高い日本酒です。華やかな香りとふくよかな甘味、キレのある味わいは、多くの日本酒ファンを魅了しています。 今回は、代表銘柄「雪漫々」から「一路」、「出羽の里」まで出羽桜のラインナップを一挙ご紹介!常に進化を続ける出羽桜の魅力をたっぷりとお伝えします。 1.「出羽桜」とは 「出羽桜(でわざくら)」は、山形県の出羽桜酒造が造る日本酒です。華やかな香りを持つ『吟醸酒(ぎんじょうしゅ)』の先駆けとなった銘柄でもあります。 その味わいは世界でも高く評価され、英国インターナショナル・ワイン・チャレンジ2016(IWC)では、吟醸酒の最高賞を受賞。 代表的な「桜花吟醸酒」や「雪漫々(ゆきまんまん)」のほか、山形が誇る地酒の魅力をぞんぶんに味わえる銘柄がラインナップに並びます。 2.出羽桜を造る「出羽桜酒造」 出羽桜酒造は、1892年(明治25年)創業の酒蔵です。「出羽桜」のルーツは、1855年(安政2年)に仲野清五郎氏が造った「熊正宗」というお酒。 二代目、三代目、そして四代目へと酒造りの精神は受け継がれ、現在の社名は1970年(昭和45年)に誕生しました。 1980年(昭和55年)には、代表酒である「桜花吟醸酒」を発売。平成に入ると、英国王室御用達ワイン商が出羽桜の取り扱いを始めます。 世界的なコンペティションでも高く評価されるなど、山形から全国、そして海外へと躍進を続ける酒蔵といえるでしょう。 3.出羽桜の普通酒の種類・ラインナップ 普通酒とは、吟醸酒や純米酒などの特定名称酒(とくていめいしょうしゅ)に分類されないお酒のことです。リーズナブルな商品が多く、料理と楽しむ日常酒に適しています。 出羽桜の普通酒は燗でも冷酒でも美味しく、気軽にクオリティの高いお酒を味わえることが魅力です。 3-1.出羽桜 誠醸辛口 飲み口はやさしく、後味がさらりと引いていく日本酒です。燗酒にすると、キレ味がより一層引き立ちます。誠心込めて醸す感謝の意味を込め「誠醸」と名付けられました。 (出典元:出羽桜酒造株式会社) 3-2.出羽桜 誠醸 一升瓶のみ販売される「誠醸」は「美味しい日本酒をそばに置いておきたい」という方にぴったりのお酒です。飲み疲れすることなく、好みの料理と一緒に地酒の美味しさを堪能できます。 (出典元:出羽桜酒造株式会社) 3-3.出羽桜 花宝 桜が咲き誇る華やかなラベルは、フェラーリをデザインしたこともあるという奥山清行氏が手がけたもの。180ml容量から販売されているため「ちょっとした手土産にしたい」「出羽桜を試してみたい」というときにもおすすめです。 (出典元:出羽桜酒造株式会社) 3-4.出羽桜 冷卸(ひやおろし) 蔵涼み ほどよい温度の燗酒で美味しい出羽桜です。一定期間蔵で熟成させ、まろやかな口当たりを実現しています。きのこやサンマなど、秋に旬を迎える食材と相性ぴったりの銘柄ですよ。 (出典元:出羽桜酒造株式会社) 4.出羽桜の本醸造酒・特別本醸造酒の種類・ラインナップ 本醸造酒、特別本醸造酒とは、精米を抑えた米を原料に醸造アルコールを添加して仕込んだ日本酒のことです。出羽桜の本醸造酒には、スッキリとした飲み口を楽しめるラインナップが並びます。 4-1.出羽桜 本醸造酒 インターナショナル・ワイン・チャレンジ2016で銀賞を受賞。冷でも燗でも美味しい懐の広さが魅力です。出羽桜の本格的な味わいをカジュアルに楽しめます。 (出典元:出羽桜酒造株式会社) 4-2.出羽桜 しぼりたて 春の淡雪 「淡雪」の名のとおり、うっすらと白く濁った日本酒です。火入れと呼ばれる加熱処理をしていない生酒タイプ。ぜひ、キリッと冷やしてフレッシュな味わいをお楽しみください。 (出典元:出羽桜酒造株式会社) 4-3.出羽桜 蔵涼み 特別本醸造 マイナス5℃の環境でじっくりと熟成させた特別本醸造です。出羽桜の持つ華やかな香りと、本醸造らしいスッキリとした後口を楽しめます。爽やかさが引き立つ夏の季節商品です。 (出典元:出羽桜酒造株式会社) 5.出羽桜の純米酒の種類・ラインナップ 純米酒は、米と米麹、水のみで造られた日本酒です。ふっくらとした米の旨味とコクを楽しめます。出羽桜の純米酒には、「山廃(やまはい)」と呼ばれる昔ながらの製法で造られた銘柄も並びます。 5-1.出羽桜 一耕 「一」はすべての始まり、「耕」は畑を耕す文化を表しています。口のなかでじんわりと広がるのは、米の奥深い旨味。米文化、農耕文化に想いをはせ、じっくりと味わいたくなる純米酒です。 (出典元:出羽桜酒造株式会社) 5-2.出羽桜 一耕(本生) 日本酒の一般的な製造工程では、2度加熱処理がおこなわれます。「一耕(本生)」は、一度も加熱処理をせずに瓶詰めされた日本酒です。マイナス5℃の貯蔵庫で保管されているため、年間通してみずみずしい味わいを堪能できます。 (出典元:出羽桜酒造株式会社) 5-3.出羽桜 出羽の里 山形県が開発したオリジナル酒米「出羽の里(でわのさと)」を使用した純米酒です。インターナショナル・ワイン・チャレンジ2016では、栄えあるチャンピオン・サケに輝きました。「出羽桜ってどんなお酒?」と気になる方は、ぜひこちらの純米酒で魅力を体感してみてください。 (出典元:出羽桜酒造株式会社) 5-4.出羽桜 伝統製法シリーズ 山廃(やまはい)仕込み 「山廃(やまはい)」とは、自然の微生物の力を活かしながら醸造する伝統製法のことです。山廃のお酒には、手間と時間、そして高い技術を要します。豊かで複雑みのある香りと味わいは、燗酒で楽しむのもおすすめです。 (出典元:出羽桜酒造株式会社) 5-5.出羽桜 山廃(やまはい)ひやおろし 「ひやおろし」は、暑い夏をまたぐ期間に熟成させ、涼しくなった秋口に販売される日本酒です。山廃仕込みのひやおろしは、まろやかな風味と旨味を兼ね備えています。ぜひ、秋の味覚とともにゆるりとお楽しみください。 (出典元:出羽桜酒造株式会社) 5-6.出羽桜 honu(ホヌ) 「honu(ホヌ)」とは、ハワイで幸運を呼ぶとされているウミガメのこと。こちらは涼やかなラベルが夏の訪れを感じさせる特別純米酒です。出羽桜らしい香りとやわらかな旨味。後口をほのかな酸味が引き締めます。 (出典元:出羽桜酒造株式会社) 5-7.出羽桜 しぼりたて生原酒 出羽の里 加熱処理や加水をせず、しぼりたての新酒のまま届けられる「出羽の里」です。フレッシュな香りとジューシーな旨味は生原酒ならでは。冬季限定発売の特別な1本です。 (出典元:出羽桜酒造株式会社) 5-8.出羽桜 特別純米缶 「気軽にちょっとだけ、美味しい日本酒を楽しみたい」というお酒好きの欲張りな心を満たしてくれる缶タイプ。冷から燗まで幅広い温度帯で楽しめます。レジャーやパーティーなど、手軽に持ち運びできるのもうれしいですね。 (出典元:出羽桜酒造株式会社) 6.出羽桜の純米吟醸酒の種類・ラインナップ 純米吟醸酒は、米粒の外側を4割以上削り、米と米麹、水のみで仕込んだ日本酒のことです。また、吟醸造りと呼ばれる特別な製法で造られています。 出羽桜の純米吟醸には、山形県産の酒米「出羽燦々(でわさんさん)」を使用した銘柄が多く並びます。 6-1.出羽桜 出羽燦々誕生記念 「出羽燦々(でわさんさん)」は、山形県が11年の歳月を経て開発した酒米です。その誕生を記念した純米吟醸酒には、麹菌、酵母すべてに山形県オリジナルの原料を使用しています。もぎたてのフルーツのように甘い香り、上品な旨味にぜひ酔いしれてみてください。 (出典元:出羽桜酒造株式会社) 6-2.出羽桜 出羽燦々誕生記念(本生) 加熱処理をしていない「出羽燦々誕生記念」です。香りの印象はよりくっきりと甘く、しっかりとした飲みごたえを楽しめます。後味の余韻は軽く、ついついグラスが進む銘柄です。 (出典元:出羽桜酒造株式会社) 6-3.出羽桜 出羽燦々誕生記念...

酒蔵や酒屋にある「杉玉」。その役割を知っていますか?

酒蔵や酒販店へ出かけると、入り口で「杉玉」を見かけることがあるのではないでしょうか。普段何気なく見ている杉玉には、歴史や役割が隠されています。 今回は、杉玉を飾る文化ができた背景や、杉玉が持つ役割について解説!日本酒好きが知っておきたい、杉玉に関する情報をお伝えします。 1.杉玉とは?歴史と役割 杉玉とは、酒蔵の軒先などに飾られる杉でできた大きな玉のことです。杉玉(すぎだま)のほか、酒林(さかばやし)と呼ばれることもあります。 杉の穂をボール状にした杉玉は、重たいものでは10kg~20Kg近くになるのだとか。緑色から茶色へと姿を変える杉玉には役割があり、はじまりは日本酒造りの安全祈願だったといわれています。 1-1.醸造の安全を願った杉玉 杉玉を飾る文化は、奈良県の大神神社(おおみわじんじゃ)からはじまったといわれています。大神神社では、毎年11月14日に日本酒造りの安全を祈願する「醸造安全祈願祭(酒まつり)」が開催されていました。 お祭りに使用されるのは、直径約1.5mもある大杉玉。江戸時代に入ると、杉玉を飾る風習は全国へと広がり、現在のように各地で杉玉が見られるようになりました。 現在、大神神社の酒まつりでは、全国から集まる酒蔵や醸造家に杉玉の授与がおこなわれています。また、各蔵では自らの手で杉玉を作るケースも少なくありません。 1-2.杉玉は「新酒ができたよ!」の合図 杉玉には、「新酒のできあがりを伝える」という役割があります。杉玉が飾られるのは、多くが冬の寒い時期。秋口から酒造りを始めた蔵では、その年初めての「新酒」が絞られます。新しく吊り下げられた杉玉は、青々とした緑色です。 季節が春から夏、秋へと移り変わるうちに、杉玉の色は茶色く変化します。と同時に、蔵で貯蔵されているお酒も、だんだんと熟成が進んでいくというわけです。 冬から春の搾りたてのお酒から始まり、夏は夏酒、秋はひやおろしと、季節ごとのバリエーションも日本酒の魅力のひとつ。酒蔵に飾られる杉玉を見つけたら、色の変化で日本酒の旬を感じてみてくださいね。 2.なぜ杉を使う?日本酒と杉の関係 杉玉に杉の木が使われる理由には、日本酒と杉とのつながりが関係しています。そもそも杉は、日本原産の樹木。神様が宿るといわれていたり、道具の材料になったりと日本酒と密接な関係にあるのです。 2-1.神様の力が宿るといわれる杉の木 杉玉発祥の地、大神神社のご神体である三輪山は、松や杉、ヒノキなどに覆われた山です。なかでも杉は、神の力が宿る「三輪の神杉」といわれ、神聖なものとして扱われてきました。 また、大神神社には杜氏の神様「高橋活日命(たかはしのいくひのみこと)」が祀られていることからも、日本酒と杉には深いつながりがあるといえるでしょう。 2-2.日本酒造りの道具に使用される杉 木桶や麹蓋(こうじぶた)など、日本酒造りに使用する道具には、杉を使用したものが多くみられます。 木桶 日本酒は、仕込んだり貯蔵したりする際にタンクを使用します。現在はステンレスやホーロー製が一般的ですが、かつては杉で作った木桶が使用されていました。 一度は姿を消しかけた木桶ですが、近年は、あえて導入する蔵も少なくありません。杉の木桶で造る日本酒は、微生物の働きにより複雑で個性的な味わいに仕上がるといわれています。 麹蓋(こうじぶた) 麹蓋(こうじぶた)は、麹を造る際に使用する長方形の容器のことです。麹づくりは高温多湿の環境でおこなわれ、温度管理が麹の出来を大きく左右します。 適度な通気性を持つ杉は、麹蓋に最適な材料。また、麹蓋の底の部分は、木を切るのでなく割ることで1枚の板にする特殊な技術によって作られます。日本酒と同様に、麹蓋も日本の伝統文化のひとつといえるでしょう。 甑(こしき) 甑(こしき)は、お米を蒸す際に使用する大きな木製の道具です。高温の蒸気にも耐えられるよう、甑の材料には、耐久性に優れた「柾目板(まさめいた)」が使用されてきました。 現在は木桶のように、甑もステンレスやアルミ製が主流です。大きな甑の製造には、杉の大木と職人の高い技術を要するといわれています。 樽(たる) お祝いの席や式典などで目にする大きな樽(たる)にも、杉の木が使用されています。杉の樽に入れた樽酒(たるざけ)は、ほのかな木の香りが特徴です。樽酒を味わうときは、ぜひいつもの日本酒とひと味違う個性を楽しんでみてください。 3.杉玉は海外にも?どうやって作る?杉玉豆知識 杉玉のように新酒のできあがりを知らせるサインは、海外にもあるといわれています。そのひとつが、オーストリアの「ホイリゲ」に飾る松の枝。 ホイリゲとは、ワイン酒場や新酒のワインを意味する言葉です。オーストリアでは、新酒のワインができた合図として、ワイナリーがホイリゲに松の枝を吊るすのだとか。日本の杉玉のような文化が、遠く離れたオーストリアにあると思うとおもしろいですね。 また、杉玉は円状に組んだ金網に杉の葉を挿して作っていきます。青々とした杉がたくさんあるときは、自家製杉玉づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 まとめ 酒蔵のシンボルのような存在の杉玉は、わたしたちに新酒のできあがりを告げてくれます。季節とともに色づく様子は、酒蔵の風物詩ともいえるかもしれません。 酒蔵で杉玉を見つけたときは、ぜひ役割や歴史を思い出してみてください。いつもの日本酒の味わいが、より奥深く感じられるかもしれませんよ。

世界でも評価される日本酒「鍋島」。鍋島の全種類や蔵元を紹介

「鍋島(なべしま)」は、国内外で高い評価を得ている日本酒です。香り高い「鍋島 大吟醸」は、2011年の世界的コンペティションで最優秀賞に輝きました。 お手頃価格のお酒から贈答用にふさわしい1本まで、幅広い種類も鍋島の魅力。今回は、鍋島のラインナップの数々を紹介します!ぜひ、お気に入りの1本を見つけてみてくださいね。 1.「鍋島」とは 「鍋島(なべしま)」は、佐賀県の富久千代酒造(ふくちよしゅぞう)が造る日本酒です。使用するのは、地元で生まれた米と水。蔵元杜氏、飯盛直喜氏の「九州を代表する酒を」「地元に愛される酒を」との想いのもと、鍋島は1998年(平成10年)に誕生しました。 鍋島という名は、かつて佐賀藩を統治した鍋島家に由来し、新聞の公募によって付けられたものだそう。その味わいは世界でも高く評価され「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2011」日本酒部門では、最優秀賞である「チャンピオン・サケ」を受賞しました。 その他、国内の「全国新酒鑑評会」をはじめ「全米日本酒鑑評会」など輝かしい受賞歴は数えきれないほど。品の良い香りと甘味、クリアな飲み口は、国内外問わず多くの日本酒ファンを魅了し続けています。 2.鍋島を造る「富久千代酒造」 「富久千代酒造」は、佐賀県鹿島市に位置する酒蔵です。良質な米と水に恵まれた鹿島市では、江戸時代から酒造りが盛んにおこなわれてきました。地元への熱い想いで鍋島を誕生させた飯盛氏は「鹿島酒蔵ツーリズム推進協議会」の設立者でもあります。 同会が推進する「鹿島酒蔵ツーリズム」は、鹿島の酒蔵を巡りながら風情ある街並みと食文化を堪能できる旅のスタイル。例年観光客は増加し、2019年(令和元年)のイベントには2日間で約10万人もの集客に成功しています。 さらに、2021年(令和3年)には日本酒と食をテーマにした酒蔵オーベルジュ「御宿 富久千代」をオープン。鹿島の伝統を受け継ぎながら、佐賀から全国、全国から世界へと日本酒の魅力を発信し続けている酒蔵です。 3.鍋島の普通酒・特別本醸造酒・純米酒 鍋島は、香り高い大吟醸酒からコクのある純米酒まで、さまざまな種類が揃う銘柄です。使用する酒米の品種も多く、色とりどりの味の個性を楽しめます。飲用シーンや予算にあわせた1本を見つけられることも、鍋島の魅力といえるでしょう。 3-1.鍋島清酒肥州 「肥州(ひしゅう)」とは、かつての佐賀県を含む土地の総称のこと。リーズナブルな普通酒でありながら、フルーティーな香りと心地よい酸味を楽しめる1本です。 (出典元:商品ラインナップ|富久千代酒造) 3-2.鍋島特別本醸造 「鍋島 特別本醸造」は、コストパフォーマンスに優れたお酒。低価格帯の銘柄でありながら、ハイスペックな大吟醸に勝るとも劣らない味わいを堪能できます。 (出典元:商品ラインナップ|富久千代酒造) 3-3.鍋島 60%純米 Harvest Moon 一定期間熟成させてから販売するお酒「ひやおろし」にあたる商品です。まろやかでコクのある味わいは、秋の食材と相性ばつぐん。燗酒にすると甘くやさしい米の香りが広がります。 (出典元:商品ラインナップ|富久千代酒造) 4.鍋島の特別純米酒 4-1.鍋島特別純米酒 Classic 山田錦 Classic(クラシック)シリーズは、昔ながらの9号、14号酵母を使用したお酒です。おだやかな香りと、酒米「山田錦」ならでは味のふくらみ、きれいな余韻が感じられます。 (出典元:商品ラインナップ|富久千代酒造) 4-2.鍋島特別純米酒 Classic 白菊 酒米「白菊(しらぎく)」を使った特別純米酒です。時間をかけて精米した米と、麹、水のみで仕込んだふくよかな味わいを楽しめます。 (出典元:商品ラインナップ|富久千代酒造) 4-3.鍋島特別純米酒 燗酒好きにおすすめしたい鍋島がこちらの「特別純米酒」です。ほどよく温めると、鍋島らしいやわらかな香りと甘味、後味のキレがより一層際立ちます。 (出典元:商品ラインナップ|富久千代酒造) 4-4.鍋島特別純米 生酒 「生酒」とは、火入れと呼ばれる加熱処理をしていないお酒のことです。口に含むとフレッシュな旨味と甘味、苦みが広がり、後口を爽やかな酸味が引き締めます。 (出典元:商品ラインナップ|富久千代酒造) 4-5.鍋島特別純米 生原酒 日本酒造りには、水を加えてアルコール度数を調整する「加水」という工程があります。「生原酒」は、火入れだけでなく加水もしていない日本酒のこと。鍋島の生原酒は、しっかりとした飲みごたえと爽やかな後口が特徴です。 (出典元:商品ラインナップ|富久千代酒造) 4-6.鍋島特別純米酒 吉川産山田錦 「吉川産山田錦」は、高級な山田錦のなかでも特に品質が良いとされている酒米です。口に含むとほのかなガス感が舌を刺激し、米の旨味、甘味がじんわりと広がります。 (出典元:商品ラインナップ|富久千代酒造) 4-7.鍋島特別純米酒 Classic 雄町 幻の酒米ともいわれる「赤磐雄町(あかいわおまち)」を使用した鍋島です。雄町のふくよかな旨味はそのままに、鍋島らしい繊細な味わいに仕上げられています。 (出典元:商品ラインナップ|富久千代酒造) 4-8.鍋島特別純米酒 Classic 愛山 ピンクの文字がキュートなこちらのクラシックシリーズには、人気酒米「愛山(あいやま)」を使用。落ち着いた香りとスッキリとした酸味が心地良く、洋食とのペアリングも楽しめる鍋島です。 (出典元:商品ラインナップ|富久千代酒造) 5.鍋島の吟醸酒・純米吟醸酒 5-1.鍋島吟醸 Summer Moon 夏の夜空を見上げながら飲みたい「Summer Moon」。ファンの間では「なつなべ」の愛称で親しまれているお酒です。香りは柑橘系の果実のように爽やか。暑い夜のお風呂上り、ロックスタイルで楽しみたくなる1本です。 (出典元:商品ラインナップ|富久千代酒造) 5-2.鍋島純米吟醸 隠し酒 鍋島の文字が裏返しになったこちらは「裏鍋島」と呼ばれる1本。日本酒を絞るときの最初の部分(あらばしり)と最後の部分(せめ)をブレンドしたお酒です。スパッとしたキレ味際立つ、鍋島の希少銘柄でもあります。 (出典元:商品ラインナップ|富久千代酒造) 5-3.鍋島純米吟醸 New Moon...

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