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【唎酒師が紹介】日本酒初心者におすすめしたい日本酒の飲み方・楽しみ方を紹介!

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【唎酒師が紹介】日本酒初心者におすすめしたい日本酒の飲み方・楽しみ方を紹介!

執筆者情報

shiho
お酒とねこでできているライター。日本酒、ウイスキー、ワイン…すべてのお酒をこよなく愛す。酒好きが高じて利酒師免許を取得。 Instagramはこちら https://www.instagram.com/ushinaaa/

監修者

日本酒ラボ編集部
日本酒ラボに携わってから日本酒のおいしさ・奥深さを知り、唎酒師の資格を取得。日本酒ラボを通して、日本酒のおいしさ・楽しさを日本酒にもあまり馴染みがない方にもお伝えしていきます。

「日本酒ってなんだかむずかしそう」という日本酒初心者の方におすすめしたいのが、日本酒を割ったり温めたりする飲み方です。和食だけでなく、洋食や中華と楽しむという方法もあります。

今回は、初心者に向けた日本酒の楽しみ方をご紹介!まずは気軽に手に取り、そのおいしさを感じてみてください。ラベル収集や酒蔵訪問など、飲むだけではない楽しみ方もたっぷりとお伝えします。

1.日本酒を割って楽しむ

日本酒の楽しみ方

日本酒は、味や香りの個性が魅力的なお酒です。そのままいただくのはもちろんですが、目先を変えて「割って楽しむ」という方法もあります。

日本酒はワインやビールなどに比べアルコール度数が高いお酒です。ほかの飲み物で割ればアルコール度数が下がり、飲みやすい1杯に仕上がります。

1-1.水割り・ソーダ割り

日本酒ロック
日本酒「純米酒 ずZOOっと旭山セット:高砂酒造」

まずおすすめしたいのが水割り、ソーダ割り、ロックのようなスタイルです。特に「原酒」と書かれた日本酒は、アレンジによくあいます。

原酒とは、一般的な製造過程で行われる加水調整がされていないお酒のことです。そのぶんアルコール度数が高く、しっかりとした味わいを楽しめます。

水割りやソーダ割りにしても味がぼやけにくく、レモンやライムを搾ってもおいしいですよ。

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1-2.カルピス割り

日本酒のカルピス割り
日本酒「猫の感謝酒 にゃん酒アニバーサリー 特別純米:佐々木酒造」

甘いお酒が好き!という方にはカルピス割りを。暑い夏の昼下がりや、お風呂上がりの一杯におすすめのスタイルです。お家で飲む際は好みの濃さに調整できるのがうれしいですね。

1-3.コーヒー割り

日本酒のコーヒー割り
日本酒「常きげん 大吟醸:鹿野酒造」

世界三大嗜好品といわれる「日本酒」と「コーヒー」の組み合わせです。一見意外なようですが、香りと香りのハーモニーを楽しめます。

アイスだけでなくホットで楽しめるのも魅力のひとつです。ホットコーヒーで作れば、香りと味に心がやすらぐ1杯ができあがります。

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1-4.ビール割り

にごり酒のビール割り
日本酒「讃岐くらうでぃ:川鶴酒造」(SakeShop 海林堂)

日本酒には、白くとろりとした「にごり酒」という種類があります。にごり酒のアレンジでおすすめしたいのが、ビールで割るスタイルです。

香川県・川鶴酒造の「讃岐くらうでぃ」は、ヨーグルトのようなトロミと甘酸っぱさがビール割りにぴったりの1本。アルコール度数も低く、日本酒初心者にぜひおすすめしたい銘柄です。

2.日本酒を温めて楽しむ

日本酒「自然仕込 純米酒(山廃)やんわり:木下酒造」

日本酒は、冷やしたり温めたり幅広い温度帯で楽しめるお酒です。日本酒を温める「燗酒」というスタイルは、世界的にも珍しい文化だといわれています。

「燗酒はハードルが高そう」「温度のルールがあるのでは?」と難しく考えなくても大丈夫。お家でも気軽にチャレンジできます。

一度日本酒を温めれば、がらりと変わる味や香りに驚くはず。燗酒の魅力、作り方などはこちらの記事などもぜひ参考にしてください。

玉川・木下酒造│日本酒は楽しく、自由だ【京都府京丹後市】

おうちで簡単!おいしい燗酒の作り方を紹介

 

3.日本酒を食事と楽しむ

日本酒とおつまみ

日本酒は食事とあわせておいしいお酒です。お気に入りの1本を見つけたら、ぜひ好みのおつまみと一緒に楽しんでみてください。

あっさりとした和食はもちろん、揚げ物や洋食、中華にあわせるのもおすすめです。シュワッとしたスパークリング日本酒はデザートにもあいますよ。

料理にあわせてソーダ割りやビール割りにすれば、日本酒の楽しみ方がさらに広がりそうですね。

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4.日本酒のラベルを楽しむ

左から「きもと純米 八郷 YAGOOO:久米桜酒造」(リカーショップ アンボア)「猿庫(さるくら)の泉 アルクマカップ:喜久水酒造」(信州伊那の酒文化いたや)「純米酒 ずZOOっと旭山セット:高砂酒造」「ヤマサン正宗 街並カップ(純米酒):酒持田本店」「悠々燗々:玉櫻酒造」(大和屋酒舗)

「日本酒の名前は漢字ばかりで難しくて…」そんなときは見た目からのインスピレーションで選んでみませんか?

個性あふれるカップ酒は、旅先のお土産にもおすすめです。かわいらしい見た目と本格的な味わいを楽しめます。

お酒を飲んだ後は、ラベルを剥がしてコレクションするという方法もあります。酒米の名前や蔵の名前、場所などが書かれているため備忘録としてもおすすめですよ。

日本酒のラベル
日本酒のラベルのコレクション

キレイに剥がれる!日本酒のラベルの剥がし方を3パターンに分けて解説!

5.酒蔵へ足を運んで楽しむ

佐々木酒造(京都)

「日本酒が好き」「もっと知りたい」という方にぜひおすすめしたいのがこちら。酒蔵へ足を運ぶ楽しみ方です。近年は見学を受け付けている蔵も多数あります。歴史ある風情が感じられる蔵も多く、外国人観光客からも人気です。

どんな場所でどんなふうに造られているのかを知れば、日本酒がよりおいしく感じられます。蔵の様子を知ることで、普段飲んでいるお酒への愛着がより深まりますよ。蔵によっては売店でショッピングや飲み比べができ、お出かけスポットのひとつとしてもおすすめです。

【佐々木酒造】朝の仕込蔵見学体験レポ!五感で感じる日本酒造り【京都】

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6.まとめ

味や香りが多種多様な日本酒は、そのバリエーションの豊富さが魅力のひとつです。日本各地で製造され、それぞれの蔵の個性を感じられます。

初心者の方こそ、ぜひ自由にその魅力を楽しんでみてください。割ったり温めたり、好みの料理とあわせたりと楽しみ方はひとつに限られたものではありません。

「香りが華やかなものが好き」「東北のお酒が好み」「なんといっても燗酒」など、自分の好みが見つけられるのも日本酒ならではの醍醐味です。いろいろなお酒を口にしながら、ぜひそのおいしさ、楽しさを感じてみてくださいね。