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独創的な限定品とこだわりの吟醸造り。「尾瀬の雪どけ」を解説!

「尾瀬の雪どけ」は、群馬県の地酒としてその名を知られる日本酒です。生産するお酒の多くが、良質の酒米を使用した純米大吟醸。ほどよい酸味と香りが心地よく、キレのある味わいは食中酒にもぴったりです。 今回は、ていねいな手仕事で造られる人気の地酒「尾瀬の雪どけ」の魅力をご紹介!おすすめ銘柄や限定品、購入方法などぜひチェックしてみてくださいね。 1.日本酒の尾瀬の雪どけとは 「尾瀬の雪どけ」は、群馬県の龍神酒造が造る日本酒です。原料米には最高峰の酒米・兵庫県産山田錦を中心に使用。その他、雄町や五百万石、幻の酒米といわれる愛山などを使い分け、澄みきった味わいを生み出しています。 「尾瀬の雪解け」は、ほぼすべての銘柄が精米歩合50%の純米大吟醸。良質な米を半分まで精米し、手間ひまかけた製法で造っているにもかかわらず、コストパフォーマンスに優れていることも人気の理由となっています。 平成18年・19年の全国新酒鑑評会では、2年連続で金賞を受賞。「ワイングラスで美味しい日本酒アワード2020」では、プレミアム大吟醸部門で最高金賞を受賞するなど、群馬県から全国へと飛躍を続ける日本酒です。 1-1.酒造元について 「尾瀬の雪解け」を造る龍神酒造は、群馬県館林に位置する酒蔵です。南部流の伝統技法を会得した社員のみが酒造りを手がけ、高い酒質を誇る日本酒を生み出しています。吟醸造りにこだわる蔵の名は、1980年代の吟醸ブームの高まりとともに、一躍その名を知られることとなりました。 自社精米、多くのサーマルタンク、火入れ用のプレート式ヒーターなど、県では群を抜く設備の充実ぶりも特徴のひとつ。赤色酵母で仕込んだほんのり紅色の「ロゼの雪どけ」「桃色にごり」など、他にはない独創的な取り組みも注目を集める蔵元です。 1-2.尾瀬の雪どけという名の由来 「尾瀬の雪解け」の名は、尾瀬沼の雪解け水の清らかさに由来しています。群馬県・新潟県・福島県の3県にまたがる尾瀬は、只見川の源流域ともなる場所。本州最大の高層湿原から流れる水は、群馬の自然の源となっています。 その名のとおり、尾瀬の雪解けは澄み切ったキレのある味わいが魅力のお酒。こだわりの良質米を使用することで、コクのある旨味も実現しています。 2.尾瀬の雪どけの種類と値段について 「尾瀬の雪どけ」は、ほぼすべてが純米大吟醸酒にあたる銘柄です。良質な酒米を贅沢に使用したお酒でありながら、四合瓶(720ml)を1000円台から購入可能。手ごろな価格で美味しいお酒を楽しむことができます。 2-1.大辛口純米 精米歩合 酒米 価格 60% ー 720ml:1250円(税別) 1800ml:2500円(税別) 評判 甘辛の味わいをしめす日本酒度は、とびっきりの+10。辛口が+3.5からになることを考えても、どれほどキレのある味わいかが分かる純米酒です。 「大辛口」でありながら、キレのなかにどっしりした旨味を感じられるのは、原料米にこだわっている「尾瀬の雪どけ」ならでは。冷でも燗でも味のバランスがくずれることなく、好みの料理と合わせて幅広い楽しみ方ができる日本酒です。 (出典元: IMADEYA ONLINE STORE) 2-2.純米大吟醸 彗星30% 精米歩合 酒米 価格 30% 彗星 1800ml:3130円(税別) 評判 北海道の酒造好適米「彗星」を使用し、金沢酵母を使って仕込んだ純米大吟醸です。平成30年にちなみ、精米歩合はなんと30%。一粒の米の周りを7割近く削って仕込んだお酒からは、グレープフルーツのように爽やかな香りが立ち上ります。 味わいはあくまでもすっきりと穏やかで、米の甘みときれいな酸味を持ち合わせているのも魅力。平成最後の年に誕生した、酒造渾身の1本です。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-3.オゼユキ 純米大吟醸 featuring 秋田酒こまち 精米歩合 酒米 価格 50% 山田錦・秋田酒こまち 720ml:1570円(税別) 1800ml:3000円(税別) 評判 蔵こだわりの酒米に、「秋田酒こまち」をブレンドして仕上げたお酒です。毎年販売される、他県産米とのフューチャリング酒のひとつとなります。 低温でじっくりと熟成させた純米大吟醸は、リンゴのように甘く濃密な香り。酒こまちのやわらかな旨味が後口に広がります。火入れをしない生酒のため、よりフレッシュでジューシーな旨味を楽しむことができる1本です。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-4.純米大吟醸 北都七星 精米歩合 酒米 価格 50% ななつぼし・山田錦 1800ml:2760円(税別) 評判 北海道産の食米「ななつぼし」を使用した限定酒です。名作アニメをイメージさせる純米大吟醸は、「7号酵母」で造られています。 爽やかな香りとともに、ふわっと広がるのは米のまろやかな甘み。7号酵母特有のきれいな酸味も活きた、夏場にも味わいやすいスッキリとした生酒です。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-5.ロゼの雪どけ 純米大吟醸 精米歩合 酒米 価格 50% ー 720ml:1650円(税別) 1800ml:3200円(税別) 評判 見た目はまるでロゼワイン。イチゴのような美しい色合いが特徴の、限られた特約店のみに販売される日本酒です。 きれいなロゼ色を生み出しているのは、突然変異によってできたといわれる「赤色酵母」。色だけでなく味わいもまた、イチゴのような甘みと酸味が引き立ちます。アルコール度数が低く見た目もキュートなロゼの口どけは、女性へのプレゼントにもおすすめです。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 3.尾瀬の雪どけの購入方法 「尾瀬の雪どけ」は、蔵が運営する酒店のほか、正規取扱店や通販ショップで購入可能です。2020年4月には、酒造公式のオンラインショップを開設。季節限定の銘柄もより購入しやすくなりました。こちらでは「尾瀬の雪どけ」の購入方法をご紹介します。 3-1.尾瀬の雪どけが購入できる実店舗 蔵が運営する「龍神酒造富士見町売店」には、「尾瀬の雪どけ」のほか、蔵こだわりのリキュールなども並びます。その他、関東を中心とした正規取扱店でも「尾瀬の雪どけ」は購入可能。季節の限定酒などは品切れになってしまう事もあるため、購入の際は事前に確認してからお出かけください。 龍神酒造富士見町売店 館林市富士見町4-35 0276-70-8000 高橋与商店 群馬県前橋市新前橋町26-5 027-251-6393 岩井寿商店 兵庫県明石市松江759-12 078-923-4744 3-2.尾瀬の雪どけが購入できる通販サイト 「尾瀬の雪どけ」を造る龍神酒造では、公式のオンラインショップを運営しています。その他のサイトを利用する際も、日本酒の品質管理の行き届いたお店を選べば本当に美味しい「尾瀬の雪どけ」を味わうことができますよ。 龍神酒造オンライン IMADEYA ONLINE STORE 4.尾瀬の雪どけの美味しい飲み方・楽しみ方 ほとんどの銘柄を精米歩合50%で仕上げる「尾瀬の雪どけ」は、香りの良さと澄んだ味わいが魅力のお酒です。ワイングラスに注ぐとその香りはより花開き、イタリアンやフレンチと合わせても美味しくいただけます。 大辛口の純米酒は、食中酒として楽しむのもおすすめ。こってりとした味わいの料理とも相性が良く、料理の油分をすっきりと流してくれますよ。 4-1.-5度で保管? 購入した尾瀬の雪どけを美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.尾瀬の雪どけの期間限定品 「尾瀬の雪どけ」の中でも人気の限定酒が、春に登場する「桃色にごり」です。赤色酵母を使ったにごり酒は、上品で甘酸っぱい味わい。春の訪れを感じさせてくれる、特別な純米大吟醸です。 かわいい雪だるまが描かれた冬の限定品はその名も「おぜゆきだるま」。上品でさわやかな香りと甘みは、日本酒を飲み慣れない方にもおすすめです。また、「Padlock of Love」と名づけられた純米吟醸は、バレンタインシーズンに販売される限定品。「尾瀬の雪どけ」の独創的な限定品の数々は、ファンからも高い人気を得ています。 6.まとめ 根強いファンからは「オゼユキ」と呼ばれる銘酒「尾瀬の雪どけ」。ハイスペックな日本酒でありながらもコストパフォーマンスに優れ、群馬から全国へと人気を広げています。 中でも、蔵のこだわりの溢れた限定酒は品切れになることもあるほど。ぜひ今回ご紹介した銘柄を参考に、お好みの1本を見つけてみてくださいね。

秋田が誇る醸造のプロフェッショナル。「太平山」を解説!

「太平山」(たいへいざん)は、秋田随一の醸造元・小玉醸造が造る日本酒です。醤油や味噌の醸造も手掛ける蔵が造るお酒は、本醸造酒から純米大吟醸まで高い品質を誇ります。 その酒質は国内外でも高く評価され、名だたる鑑評会で度々トップにランクイン。今回は、秋田で長年親しまれている銘酒「太平山」の魅力やおすすめ銘柄、購入方法などをご紹介します! 1.日本酒の太平山とは 太平山は、風土に根差した酒造りが注目を集める日本酒です。秋田の酒米研究会と団結し、地元産米にこだわった味わいを生み出しています。 秋田県内一の生産量を誇る「ヤマキウ味噌」を手がける蔵が造るお酒は、醸造技術を活かした酒質の良いものばかり。電動ドリルを用いて酒米をすりつぶすという「秋田流生もと造り」が特徴です。 生もと造りの日本酒は酸味が強いものが多い中、太平山はエレガントな酸味を持つまろやかな味わいが魅力。辛口タイプの銘柄はすっきりとキレが良く、食事と合わせる日本酒としても好まれています。 1-1.酒造元について 太平山を造るのは、明治12年創業の小玉醸造株式会社です。創業時は醤油や味噌の醸造を手がけていた小玉醸造は、大正2年から酒造業に着手。今や秋田を代表する地酒である「太平山」を誕生させます。 レンガ造りの蔵の中にずらりと並ぶのは、今では珍しい木桶や醤油の貯蔵タンク。蔵内見学の後は試飲も楽しめる、観光客にも人気のスポットです。 昭和8年には全国初となる冷用酒「玲琅太平山」を発売。翌9年には、全国清酒品評会において、出品総数約5000点の中から第1位を獲得します。平成5年には全国・東北・秋田と揃ってトップとなる三冠を達成するなど、確かな品質が人気を得ている酒蔵です。 1-2.太平山という名の由来 「太平山」の名は、地域で最も親しまれている明峰・太平山の名に由来しています。標高は約1170m。頂上からは秋田市内を望むことができ、県立自然公園にも指定されています。 雄大な自然に包まれた山の名を持つお酒は、秋田の定番酒とも言える味わい。酒質は名だたる鑑評会でも高く評価され、その名は全国各地で知られています。 2.太平山の種類と値段について 太平山は本醸造酒から純米酒、吟醸酒に大吟醸酒と幅広いラインアップが揃う日本酒です。辛口ですっきりした味わいの銘柄を中心に、手ごろなものは四合瓶1本・1000円台から購入できます。蔵のトップブランドとなるお酒は、桐箱入りで5000円台と贈答用にも好まれる1本。ぜひ好みに合わせた銘柄を見つけけてみてくださいね。 2-1.純米吟醸 津月(つづき) 精米歩合 酒米 価格 55% 山田錦 1800ml:3000円(税込) 評判 高級酒米「山田錦」を100%使用し、秋田流生もと製法で造った中取りの純米吟醸酒です。「中取り」とは、日本酒を搾る工程で2番目に出てくるお酒のこと。甘みと香りのバランスに優れた、もっとも品質の良い部分とされています。 こだわりの純米吟醸は、米の旨味を引き出しつつ、口当たりは実になめらか。ほどよい辛みと酸味が心地よい、日本酒好きに人気の銘柄です。 (出典元:小玉醸造(株) オンラインショップ) 2-2.純米大吟醸 iron man+121 精米歩合 酒米 価格 40% 秋田酒121号 720ml:2000円(税別) 1800ml:4000円(税別) 評判 お酒を手がけた猿田修杜氏を表す「iorn man」を名前に冠した日本酒です。猿田杜氏は、国内外の様々なコンクールで輝かしい受賞歴を誇る人物。「鉄人杜氏」(iron man)のを名乗るお酒は、華やかさと繊細さを兼ね備えた仕上がりとなっています。 使用しているのは、新たに誕生した酒米「秋田酒121号」。グラスに注げば華やかな香りが広がり、スッキリとしたキレの良さも楽しめます。ホワイトベースのラベルも美しく、女性へのプレゼントにもおすすめの1本です。 (出典元:小玉醸造(株) オンラインショップ) 2-3.純米大吟醸 神月(しんげつ) 精米歩合 酒米 価格 40% 山田錦 1800ml:4300円(税別) 評判 英字新聞の包装が目を引く、蔵こだわりの純米大吟醸です。白神山地の伏流水とAK-1酵母が生み出す、エレガントな吟醸香が魅力となっています。 芳醇な旨味を持つ「神月」は、燗酒にしても美味しい1本。ほどよく温め、塩味の強いおつまみとゆったり楽しむのもおすすめです。 (出典元:小玉醸造(株) オンラインショップ) 2-4.純米大吟醸「天巧」(てんこう) 精米歩合 酒米 価格 40% 山田錦 720ml:2800円(税別) 1800ml:5400円(税別) 評判 IWC(インターナショナルワインチャレンジ)でゴールドメダルを受賞。全米日本酒鑑評会ではグランプリを獲得するなど、世界でもその酒質が認められた日本酒です。 香りは果実のように華やかで、澄み切った味わいが後引く美味しさ。祝いの席にもおすすめの、確かな品質を誇る日本酒です。 (出典元:小玉醸造(株) オンラインショップ) 2-5.大吟醸 壽保年(じゅほうねん) 精米歩合 酒米 価格 35% 山田錦 720ml:5200円(税別) 1800ml:10000円(税別) 評判 最高級の酒米「山田錦」を35%まで精米して仕込んだ、贅沢な味わいの大吟醸です。甘辛の度合いを示す日本酒度は、+3とやや辛口。低温でじっくりと熟成させたことで生まれる香りの中に、キレの良さを持ち合わせた銘柄となります。 桐箱におさまったゴールドラベルの大吟醸は、大切な方への贈り物にもふさわしい1本。品評会グレードの味わいを兼ね備えた、蔵のトップにふさわしいお酒です。 (出典元:小玉醸造(株) オンラインショップ) 3.太平山を購入する方法 秋田の地酒「太平山」は、正規取扱店や通販サイトで購入可能です。どちらで購入する場合も、大切なのは日本酒を適切に管理しているお店を選ぶこと。太平山は種類も豊富なお酒のため、ぜひ信頼できるお店でお気に入りの1本を見つけてみてくださいね。 3-1.太平山が購入できる実店舗 太平山は首都圏での取扱店が少なく、正規取扱店は地元秋田が中心となります。人気商品は品切れになることも珍しくないため、購入の際は事前に確認してから出かけるのがおすすめですよ。 秋田の地酒店 佐金商店 秋田県北秋田市東横町12-1 0186-62-1032 柴田酒店 秋田県雄勝郡羽後町西馬音内字本町21 0183-62-1717 3-2.太平山が購入できる通販サイト 取扱店舗の少ない太平山は、公式のオンラインショップでも購入できます。豊富な種類の他、蔵が手掛ける醤油や味噌といった自慢の品が並ぶのも魅力のひとつ。その他の通販ショップで購入する際も、多くの地酒を取り扱うお店を選べば、本当に美味しい太平山を味わうことができますよ。 小玉醸造(株) オンラインショップ はせがわ酒店 4.太平山の美味しい飲み方・楽しみ方 すっきりとした味わいの太平山は、銘柄ごとにさまざまな楽しみ方ができる日本酒です。手ごろな価格の本醸造酒は、キレのある辛口の味わいがより一層引き立つお酒。普段の料理に合わせたい気取らない魅力にあふれています。 良質な米の旨味を引き出した純米酒は、燗酒にしても楽しめる1本。適度に温めることで、ふんわりとしたやさしい香りが広がります。香り高い純米大吟醸は、ワイングラスに注いで味わうのもおすすめ。自分へのご褒美に、大切な方と酌み交わすお酒に、ぜひゆったりとその味わいを楽しんでみてくださいね。 4-1.-5度で保管? 購入した太平山を美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.太平山の期間限定品 太平山の季節の限定酒が「純米酒 ひやおろし」です。春に搾った純米酒を、低温庫でひと夏じっくり寝かせて仕上げています。穏やかで落ち着いた味わいは、秋の味覚と楽しむ日本酒としてもぴったり。販売本数が限られた、ファンからも人気の高い銘柄です。 また、夏に販売されるのが原酒をそのまま瓶詰めした「純米 夏にごり」。さわやかな微発泡感が、暑い夏にぴったりのお酒です。袋吊りした酒袋から一滴ずつこぼれる雫を集めた「天巧 無濾過生酒 別誂」は、数量108本のみという超限定酒。今では入手困難な、蔵の芸術品とも言える1本となっています。 6.まとめ 秋田県のふるさとの味として知られる「太平山」。世界遺産でもある白川山地の伏流水で仕込んだお酒は、スッキリとキレがありながら、まろやかな味わいが特徴です。 多種多様な種類が揃うため、シーンに合わせた美味しい1本を選べるのも人気のひとつ。ぜひお好みのおつまみと一緒に、その上質な味わいを楽しんでみてくださいね。

日本最北で造られるお酒。「國稀」を解説!

「国稀」(くにまれ)は、最北の酒蔵と言われる国稀酒造で造られる日本酒です。香りはおだやかでほんのり甘口の国稀は、食中酒として長きにわたり愛され続けています。 こちらでは、北の大地が育むお酒「国稀」の魅力をご紹介!生産量の約9割が地元で消費されるという国稀の購入方法、おすすめ銘柄などぜひ参考になさってくださいね。 1.日本酒の國稀(くにまれ)とは 国稀は、大自然に恵まれた北海道の寒冷地で生まれる日本酒です。原料となるのは、吟味した良質の米と、暑寒別岳から流れる清らかな水。南部杜氏の伝統を受け継いだ蔵人たちによって、国稀の上質な味わいが生み出されます。 ほんのり甘く、フルーティーな香りを持ち合わせた国稀は、爽やかな美味しさが持ち味。どこか屈強な佇まいとはうらはらに、軽やかな味わいは女性からも人気です。全国新酒鑑評会では、2年連続で金賞を受賞。北海道から全国へと確かな躍進を続ける銘柄として注目を集める日本酒です。 1-1.酒造元について 国稀酒造は、明治15年(1882年)創業の北海道の酒蔵です。創業者である本間泰蔵氏は、本業であった呉服商のほか、海運業やニシン漁も手掛ける多才な人物でした。 蔵が建つのは、札幌から車で2時間ほど北へ進んだ北海道増毛町。時代を感じさせる堂々とした佇まいの酒蔵では、数量限定の地酒や新酒の利き酒を楽しむこともできます。イベントの取り組みも多く、観光客からも人気のスポットです。 蔵人たちの熱い思いで造られる国稀は、生産量の95%は北海道内で消費されるという、地元で愛され続けるお酒。「増毛町とともに生きる酒」としての誇りを胸に、酒蔵では日々まっすぐな酒造りが続けられています。 1-2.國稀という名の由来 「国稀」は、かつては「国の誉」という名で親しまれていた酒でした。乃木希典元陸軍大将の名にちなんだ「国稀」が誕生したのは、大正9年のことです。 乃木希典元陸軍大将は、初代蔵元である泰蔵氏が大変感銘を受けた人物。そのまま「希」の一字をもらうのはおこがましいと、「のぎへん」をつけて生まれたのが「国稀」だと言われています。 「国に稀な良いお酒」という意味合いを持つ国稀は、現在までその名が受け継がれているお酒。北海道の代表酒として、地元から全国へとその名を広めています。 2.國稀の種類と値段について 国稀では醸造アルコールを添加した本醸造酒、米の旨味を引き出した純米酒、低温熟成させた純米吟醸酒などが販売されています。900ml・800円台からと求めやすい価格帯も魅力のひとつ。気取らずに楽しむ日常酒としておすすめしたい銘柄です。 2-1.國稀 精米歩合 酒米 価格 65% 国産米 900ml:807円(税別) 1800ml:1565円(税別) 評判 「国稀」の名を背負った蔵の代表銘柄です。明治時代から地元で愛され続けた、飲み飽きしないすっきりした味わいの日本酒となります。 辛みをおさえた芳醇な味わいは、日々の食事に寄り添う食中酒にぴったり。いつもそばに置いておきたくなる、安定感のある味わいが魅力のお酒です。 (出典元:国稀オンラインショップ) 2-2.北海道限定 純米吟醸 国稀 精米歩合 酒米 価格 50% 北海道産・吟風 720ml:2250円(税別) 評判 北海道の雄大な自然の中で生まれた、すがすがしい味わいの純米吟醸です。香りはあくまでもおだやかで、口当たりはなめらか。適度に温めると、米の香りと旨味がふわりと広がります。好みのおつまみを用意して、ゆったりと楽しみたくなる日本酒です。 (出典元:国稀オンラインショップ) 3.國稀の購入方法 最北の酒蔵で造られる国稀は、蔵が運営するオンラインショップのほか、蔵内の売店でも購入できます。生産量の大半が地元で消費される国稀は、大都市では扱う酒販店が少ない銘柄。実店舗や通販サイトを利用する際は、日本酒を適切な環境で管理しているショップを選んで、本当に美味しい国稀を味わってみてくださいね。 3-1.國稀が購入できる実店舗 明治の雰囲気が味わえる国稀酒造では、通常品だけでなく地元限定の銘柄も購入できます。唎き酒コーナーも充実しており、冬には甘酒が振舞われるなど観光客にも人気のスポットです。その他の実店舗で購入する際は、事前確認してから足を運ぶのがおすすめですよ。 国稀酒造株式会社 北海道増毛郡増毛町稲葉町1丁目17 0164-53-1050 新井屋酒店 東京都板橋区板橋3-13-1 03-3961-1228 ふくはら酒店 東京都台東区台東3-6-8 03-3831-2235 3-2.國稀が購入できる通販サイト 國稀は大手通販サイトでも購入できますが、正規の価格ではない価格で販売されていることがあるので注意が必要です。また、日本酒を専門に扱っていないお店では、品質管理が行き届いていない場合もあります。 蔵のオンラインショップでは、日本酒の他にも国稀の限定グッズやギフトセットも購入可能。酒蔵が求める酒質そのままの、本当に美味しい國稀を購入することができますよ。 国稀オンラインショップ 4.國稀の美味しい飲み方・楽しみ方 最北の酒として愛され続ける国稀は、日々の食事と合わせてゆったりと楽しみたいお酒です。少し濃いめの味付けの料理とも相性ばつぐん。国稀のまろやかな旨味が、料理の味を引き立てます。 北のお酒らしく、あぶったスルメや鮭の燻製といったおつまみにもぴったり。寒い冬にはぜひ適度に温めて、好みのおつまみとともにお楽しみください。 4-1.-5度で保管? 購入した国稀を美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.國稀の期間限定品 国稀の秋の限定品が「国稀純米 ひやおろし」です。ひやおろしとは、冬に仕込んだお酒をひと夏寝かせ、秋に販売するお酒のこと。低温でじっくりと熟成することで、おだやかな香りと旨味にあふれた味わいに仕上がります。 国稀のひやおろしの原料となるのは、北海道産の酒米・きたしずく。低温でじっくりと熟成させた秋のお酒は、北海道の地酒にふさわしいまろやかでやさしい味わいです。 6.まとめ 北海道の地酒「国稀」は、長年地元で愛されてきた味わい深い日本酒です。食中酒としても評判がよく、好みのおつまみと合わせて日本酒を楽しみたい方におすすめの銘柄となります。 最北の酒蔵で造られる国稀は、日本酒好きであれば一度は味わってみたいお酒。ぜひ北の大地が生み出すその味を楽しんでみてはいかがでしょうか。

粋なキレ味、純米揃い。「加賀鳶」を解説!

「加賀鳶」(かがとび)は、かつて加賀百万石と言われた石川県金沢発の日本酒です。純米酒にこだわって造られる加賀鳶は、キレのある辛口の味わいが魅力のお酒。酒の肴とも相性が良く、日本酒好きからも人気の高い銘柄です。 今回は、石川県の地酒「加賀鳶」の特徴やおすすめ銘柄、購入方法をご紹介!お酒好きにはたまらない旨味にあふれた加賀鳶を、ぜひチェックしてみてくださいね。 1.日本酒の加賀鳶(かがとび)とは 加賀鳶は「粋」をコンセプトに造られているお酒です。何より大切にしているのは、お酒のキレ味。単に辛いだけではない米の旨味を重視した味わいは、多くの日本酒ファンから支持を得ています。 使用するのは、兵庫県中区の山田錦や長野県の金門錦、富山県福光の五百万石といった良質の酒米。「恵みの百年水」とも呼ばれる清らかな地下水と伝統技術によって、こだわりの米は良質な酒へと生まれ変わります。 酒蔵が目指す「旨くて軽い」味わいは、辛口好きも納得の美味しさ。合わせる料理の味を引き立たせる、日本酒本来の魅力に溢れた銘柄です。 1-1.酒造元について 加賀鳶を造る「福光屋」の歴史は、寛永2年(1625年)に塩屋太助氏が加賀の酒蔵を買い取ったことに始まります。7代目は「塩屋」の屋号を、先代の出身地をとった「福光屋」に改名。その歴史は現在の13代目・福光松太郎氏へと引き継がれています。 1990年代には加賀鳶以外にも「黒帯」「瑞秀」「風よ水よ人よ」といった銘酒を次々に販売。2001年には醸造アルコールを添加しない、純米酒だけを造る蔵へと転換を遂げました。 「純米酒宣言」を謳う蔵が目指すのは、「米の国、米の酒」として大いなる可能性を秘めた日本古来の酒造り。純米酒はどっしりとコクのある銘柄が多い中、原料米を十分に吟味することで、「旨くて軽い」味わいを実現しています。 1-2.加賀鳶という名の由来 「加賀鳶」(かがとび)の名は、加賀藩江戸屋敷お抱えの火消しの名に由来しています。今でいう消防士の役割をしていた加賀鳶は、たくましく勇ましく、粋な集団として町の人気を集める存在でした。 ブランドのコンセプトとなったのは、加賀鳶が威勢よく立ち回る歌舞伎の演目。ラベルにも加賀鳶たちがデザインされ、蔵が酒に込める思いと酒の力強さが表れています。 2.加賀鳶の種類と値段について 加賀鳶は、こだわりの米と水だけで作る純米酒が基本となる日本酒です。四合瓶(720ml)1000円台から6000円台まで種類も幅広く、好みに合わせた1本を選ぶことができます。 2-1.吉祥 純米大吟醸 精米歩合 酒米 価格 40% 兵庫県多可町中区産・山田錦 720ml:5500円(税込) 評判 酒米の最高峰である「山田錦」100%で仕込まれたお酒です。使用しているのは、蔵が契約している特別な酒米のみ。半分以上精米した米をじっくり低温熟成することで、華やかな香りと深い旨味を引き出しています。 気品溢れる香りの純米大吟醸は、ワイングラスに注いでも楽しめるお酒。適度に冷やして、イタリアンやフレンチと一緒に味わうのもおすすめです。 (出典元:福光屋オンラインショップ) 2-2.純米大吟醸 藍 精米歩合 酒米 価格 50% 兵庫県多可町中区産・山田錦 720ml:2412円(税込) 1800ml:4820円(税込) 評判 ブルーボトルが美しい「藍」は、軽やかな旨味が心地よい純米大吟醸です。米の旨味、香りと酸味のバランスに優れ、加賀鳶らしい魅力にあふれています。 純米酒ならではの米の旨味が活きた「藍」は、リッチな味わいが楽しめるお酒。酒の肴との相性抜群の、日本酒好きにおすすめしたい銘柄です。 (出典元:福光屋オンラインショップ) 2-3.山廃純米 超辛口 精米歩合 酒米 価格 65% 国産米 720ml:1642円(税込) 1800ml:3280円(税込) 評判 伝統の手造り製法である、山廃仕込みで造られた純米酒です。「山廃」(やまはい)とは、手間と時間をかけ、自然の力によってお酒のもとである「酒母」(しゅぼ)を造る技法のこと。山廃仕込みのお酒は、自然の酒母ならではの適度な酸味と深いコクがあるのが特徴です。 加賀鳶の山廃純米は、鋭くキレる味わいの中に、米の旨味を持ち合わせたお酒。日本酒通も納得のキレ味を持つ辛口日本酒です。 (出典元:福光屋オンラインショップ) 2-4.歌舞伎 純米 氷温爽快 生 精米歩合 酒米 価格 65% 国産米 300ml:547円 評判 低温でじっくりと熟成することで、軽やかなキレの良さを引き出した辛口純米酒です。火入れをしないことで、生酒ならではのフレッシュな旨味を楽しむことができます。 辛口の味わいは、刺身やサラダといったあっさりとした料理の他、肉料理にもぴったり。生酒の美味しさを新鮮なまま味わえる、飲みきりサイズの300ml容量もうれしいですね。 (出典元:福光屋オンラインショップ) 2-5.純米大吟醸46 百万石乃白 精米歩合 酒米 価格 46% 石川県産・百万石乃白 720ml:2200円(税込) 評判 「百万石乃白」は、石川県が11年の歳月をかけて開発した酒米です。酵母には金沢生まれの「金沢酵母」を使用。特別な純米大吟醸として数量限定で販売されると、人気の高さから公式サイトでは早くに品切れとなりました。 名称の「シロ」にちなみ、米の磨き度合いを示す精米歩合(せいまいぶあい)は46%。適度に冷やしてグラスに注げば、フルーティーな吟醸香が立ちのぼります。飲みやすくスッキリした味わいは、普段は日本酒を飲み慣れない方にも好まれる仕上がりとなっています。 (出典元:福光屋オンラインショップ) 3.加賀鳶の購入方法 加賀鳶を造る福光屋は、1996年にオフィシャルサイトを開設し通信販売を開始。2016年までに東京に4点舗、金沢に2点舗の直営店をオープンしています。その他で加賀鳶を購入する際は、日本酒の品質管理の行き届いたショップを選ぶのがポンイント。ぜひ、蔵が目指す味わいそのもののキレのある加賀鳶を味わってみてくださいね。 3-1.加賀鳶が購入できる実店舗 加賀鳶は、蔵が運営する直営店で購入できます。加賀鳶のほかにも蔵を代表する銘酒がずらりと並び、金沢の伝統と文化を感じることができますよ。 直営店店舗一覧 3-2.加賀鳶が購入できる通販サイト 加賀鳶は、蔵が運営する通販サイトで購入可能です。加賀鳶のほかにも、蔵こだわりの甘酒や発酵食品、祝いの席を彩る樽酒などもチェックできます。「とうふのみそ漬」や「ほたるいかの素干し」といった、加賀鳶と相性ぴったりのおつまみも購入できるのがうれしいですね。 また、加賀鳶は大手通販サイトでも購入できますが、正規の価格ではない価格で販売されていることがあるので注意が必要です。中には品質管理が行き届いていない場合もあるため、通販サイトは日本酒を専門に取り扱うお店を選ぶのがおすすめです。 公式通販サイト 4.加賀鳶の美味しい飲み方・楽しみ方 軽さと旨さを兼ね備えた純米酒「加賀鳶」は、美味しいおつまみを用意して楽しみたいお酒です。キレのある味わいは、刺身や焼き魚といった料理との相性に優れています。金沢の冬の味覚、ズワイガニや鱈との相性もぴったり。こだわりの米を磨き上げて仕込んだ純米大吟醸は、ワイングラスに注いで香りを楽しむのもおすすめですよ。 4-1.-5度で保管? 購入した加賀鳶を美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.加賀鳶の期間限定品 加賀鳶では、季節に応じた選りすぐりの限定品を販売しています。「夏純米 生」は、搾りたての純米酒をそのまま瓶詰めした特別な1本。フレッシュでキレの良い辛口酒は、レモンやしょうがといったスパイスの効いた夏の料理ともよく合います。 ひと夏寝かせた「冷やおろし原酒」は、秋限定の純米酒。ほどよく熟成された旨味が、秋の味覚とも相性ぴったりの銘柄です。11月には、にごり酒特有のぴちぴちとしたガス感を楽しめる「純米大吟醸 にごり酒・生」を発売。寒い冬、あえて冷やして温かい部屋で楽しみたい、芳醇な旨味にあふれた1本です。 6.まとめ 石川県の老舗の酒蔵が造り上げる「加賀鳶」は、「粋」をコンセプトにしたキレのある味わいが魅力のお酒です。ただ辛いだけではなく、旨味にあふれた心地よさ。蔵がこだわる上質な米の味わいを感じることができます。 辛口ファンの方はもちろん、日本酒初心者という方もおすすめしたい「加賀鳶」。ぜひお気に入りの1本を見つけて、その味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。

日々の食卓に寄り添うお酒。「呉春」を解説!

「呉春」(ごしゅん)は、気取らない味わいが人気の大阪池田市の日本酒です。普通酒、本醸造酒、特別吟醸酒とこだわりの3種の銘柄は、長きにわたり地元で愛されています。 2009年秋には、新たな代表銘柄として限定大吟醸酒も登場。今回は「食の台所」大阪でその名を知られる日本酒「呉春」の魅力やおすすめ銘柄、購入方法をご紹介します! 1.日本酒の呉春(ごしゅん)とは 呉春は、大阪府池田市で古くから造られる日本酒です。使用するのは、五月山から流れる地下水脈の伏流水。井戸からくみ上げた地下水を使った呉春は、スッキリと飲みやすい酒質が多くの人々に親しまれています。 どこかほっと懐かしい気持ちにさせてくれる呉春は、日々の食卓に寄り添うお酒。家庭料理やおつまみとともに、リラックスしながら楽しみたい魅力にあふれています。 1-1.酒造元について 呉春酒造は、大阪府北部にある池田市に位置する酒蔵です。北に五月山、西に猪名川、南部に伊丹空港がある池田市には、今も江戸時代の名残を感じさせる建物が多く残っています。 江戸時代の最盛期には38軒あったという酒蔵も、現在は呉春を含む2蔵のみ。猪名川の水を仕込み水にして造られたスッキリ辛口の呉春は、甘口の酒が台頭していた江戸の町で人気を博し、確かな地位を築いていったのです。 古き歴史を持つ蔵の北側に、マンションの建設計画が浮上したのはバブル期に入った頃。呉春ファンや住民は、水脈が途絶えることで酒造りに支障をきたすと反対運動をおこします。結果的に建設計画は中止となり、池田の自然を生かした呉春の味は、無事現在まで受け継がれることとなりました。江戸時代から池田の地に根付く呉春は、その味はもちろん、酒蔵を含め多くの人々に愛されていると言えるでしょう。 1-2.呉春という名の由来 「呉春」の名は、江戸後期に活躍した画家の名「松林呉春」に由来しています。愛妻を亡くしてから池田に移住した呉春は、池田の古称「呉服」(くれは)の里で春を迎えたことに感銘し、松村月溪の名を呉春へと改名したのです。 偉大な絵師の名を受け継いだ呉春は、小説家の谷崎純一郎にも愛されたお酒。先代社長である西田秀生氏が谷崎氏と交友があったことから、呉春はたびたび二人の間で酌み交わされたと言われています。 2.呉春の種類と値段について 呉春は、普通酒、本醸造酒、特別吟醸酒の3種類と限定酒の大吟醸のみとなります。サイズも一升瓶のみと、古くからのスタイルを守り続ける銘柄です。1升瓶が1000円からとリーズナブルな呉春は、まさに普段の台所に常備しておきたい日常酒であると言えるでしょう。 2-1.池田酒 精米歩合 酒米 価格 68% 五百万石 1800ml:1759円(税別) 評判 酒米「五百万石」を原料にした呉春の普通酒です。普通酒とは、吟醸酒や純米酒といった「特定名称殊」に分類されないお酒のこと。普通酒でありながら高い酒質を誇る「池田酒」は、蔵を代表する酒、地元池田市で愛される酒として長い歴史を誇ります。 一升瓶が税込み1000円台とコストパフォーマンスにも優れ、日常酒として高い人気を得ているお酒です。 (出典元:ひょうたん屋) 2-2.本丸 本醸造酒 精米歩合 酒米(麹米/掛米) 価格 65% 朝日/アケボノ・八反錦 1800ml:2333円(税別) 評判 本醸造酒にあたる「本丸」は、まろやかな旨味が人気の日本酒です。甘辛の度合いを示す日本酒度は±0。甘くもなく辛くもない、旨味がありながら軽やかな味わいを実現しています。 確かな美味しさがありながら、自己主張しすぎない本丸は料理と合わせる日本酒にもぴったり。「晩酌は美味しい日本酒」という方にぜひおすすめしたい銘柄です。 (出典元:ひょうたん屋) 2-3.特吟 (特別吟醸酒) 精米歩合 酒米 価格 50% 赤磐雄町 1800ml:4352円(税別) 評判 幻の酒米とも言われる赤磐雄町を使用した、特別な大吟醸酒です。搾った後に火入れしたお酒を、タンク内で一定期間熟成。瓶詰め時にもう一度火入れをし、ほのかに暖かい状態で蔵出しされたお酒になります。 地元大阪でも人気の「特吟」は、品切れになることも珍しくないお酒。見つけた時にはぜひ味わいたい呉春の特別銘柄です。 (出典元:ひょうたん屋) 3.呉春の購入方法 呉春は関西を中心とする正規取扱店や通販ショップで購入できます。こちらでは、その一部をご紹介。日本酒の品質管理の行き届いたお店で、ぜひお気に入りの1本を見つけてみてくださいね。 3-1.呉春が購入できる実店舗 大阪の地酒「呉春」は、以下の実店舗で購入可能です。限定酒の場合は品切れになっていることもあるため、ぜひ事前確認してからお出かけくださいね。 地酒専門創り酒屋 かがた屋酒店 東京都品川区小山5-19-15 03-3781-7005 今仲酒店 大阪府池田市古江町131-1 072-751-2302 3-2.呉春が購入できる通販サイト 呉春は大手通販サイトでも購入できますが、正規の価格ではない価格で販売されていることがあるので注意が必要です。また、日本酒を専門に扱っていないお店では、品質管理が行き届いていない場合もあります。 直接商品を手にすることができない通販サイトは、日本酒に適した保存管理を行っている専門ショップを選ぶのがおすすめ。酒蔵が求める酒質そのままの、本当に美味しい呉春を購入することができますよ。 ひょうたん屋 4.呉春の美味しい飲み方・楽しみ方 気取らない味わいが魅力の呉春は、普段の食事と合わせて楽しみたい日本酒です。落ち着いたまろやかな旨味は合わせる料理を選ばず、すいすい飲み進めることができます。 冷やでも燗でも味のバランスが崩れないため、好みのスタイルで楽しめるのも魅力のひとつ。「お酒は燗でゆったり楽しみたい」という方にもおすすめの銘柄です。 4-1.-5度で保管? 購入した呉春を美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.呉春の期間限定品 秋から冬にかけて4か月のみ販売される限定酒が「呉春 大吟醸」です。幻の酒米「赤磐雄町」を贅沢に半分以上精米し、じっくりと低温熟成して仕上げています。 2009年についに発売された呉春の大吟醸は、数も限られた希少なお酒。年によっては販売されないため、見つけた際はぜひ購入しておきたい銘柄であると言えるでしょう。 6.まとめ 大阪池田市の銘酒「呉春」は、ほのかな甘みとスッキリした飲み口が人気のお酒です。一升瓶のみの製造にこだわっている呉春は、飲み手を選ばず日常酒として楽しむ魅力にあふれています。 飲み飽きしない美味しさは、日本酒好きにこそおすすめしたい1本。ぜひ、大阪が誇るその味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。

300ml~360mlの二合瓶サイズの日本酒からオススメ銘柄6選を紹介!

さまざまな容量で販売される日本酒の中でも、300ml~360mlの二合瓶は、家飲みを楽しみたい方におすすめです! 純米酒や吟醸酒など味の種類が多い日本酒も、300ml~360mlであれば気軽に試してみることができます。一升瓶や四合瓶ではコストが心配だったり、飲み干せるのかな?と戸惑う方でも購入しやすいのがメリット。 今回は、少量ずつ色々な日本酒を楽しみたいという方に向け、300ml~360mlの日本酒の魅力と共におすすめの銘柄をご紹介していきます。 1. 300ml ~ 360ml の日本酒は、家飲みに最適! 好きなおつまみを並べて、お気に入りの日本酒を開ける家飲み時間。お酒が好きな方にとっては大切にしたい時間のひとつですよね。 一般的な45mlのおちょこで約6杯分となる300ml~360mlの日本酒は、家飲みにちょうどいい!まずは、300ml~360mlの日本酒を家飲みにおすすめする理由についてお伝えしていきますね。 1-1. カロリー計算がしやすい お酒が好きで家飲みを楽しむ方の中には、「日本酒は飲みたいけどカロリーが気になる…」という方も多いのではないでしょうか。そのような方にも、日本酒の300ml~360mlはおすすめです。 なぜなら、日本酒のカロリーは100mlあたり134kcal。300ml飲むとおよそ400kcalと、カロリー計算がしやすい容量になっているから。 サイズが小さいので飲んだ量も見た目で分かりやすく 「今日はカロリーオーバー気味だから、半分の200kcalだけにしておこう」 「今夜はあっさり系のおつまみだから、1本飲んでも大丈夫」 というように、カロリー計算しながら家飲みを楽しむことができます。 日本酒を開けるとついつい全部なくなるまで飲んでしまうという方でも、300mlであれば摂取カロリーを抑えることができるので安心ですね。 1-2. ちょうどいいサイズ感で飽きずに飲み干せる 日本酒の容量でメジャーなもののひとつが「一升瓶」と呼ばれる1800mlです。しかし、一升瓶は飲み干すまでに時間がかかることが多く、途中で飲み飽きてしまう場合もあります。 また、一升瓶の高さはおよそ40cm。保管する際にも一定のスペースが必要になるのです。 一方、300ml~360mlの日本酒は一度に飲みきるのにちょうど良いサイズ。飲み残した場合にも、冷蔵庫の扉に立てて収納することができます。飲み比べをしたい方にもぴったりです。 数ある日本酒の中からお気に入りを見つけたいという初心者の方も、気軽に色々な銘柄を試すことができますよ。 2.人気銘柄の300ml日本酒6選 ここからは、人気銘柄が販売している300ml~360ml容量の日本酒をご紹介していきます。精米歩合や味の違いを楽しめるものから、女子会やプレゼントにぴったりの銘柄まで全6種類。 お家で気軽に楽しめる日本酒をお探しの方は、ぜひ参考になさってください。 2-1.獺祭(だっさい) 「獺祭」は山口県の旭酒造で造られている日本酒です。綿密な計算と徹底した管理のもとで製造される獺祭は世界でも人気が高く、パリにはフレンチで有名なロブションとのコラボショップをオープンしているほど。容量のバリエーションも豊富で、「45」「三割九分」「二割三分」と、精米歩合の異なる銘柄が300mlで販売されています。 精米歩合(せいまいぶあい)とは、米の外側を削る度合いを示す数値のこと。山田錦を23%まで磨いた最高の純米大吟醸「二割三分」も、300mlであれば2000円台と手が届く値段に! (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-2.すず音 宮城県の一ノ蔵が造る「すず音」は、しゅわしゅわと細やかな泡がたちのぼるスパークリング日本酒。泡の音を表したネーミングとおしゃれなボトル、甘酸っぱい口当たりが女性にも人気の銘柄です。 その日のうちに飲みきることができる300mlの容量は、炭酸ガスを含んだ日本酒に最適なサイズ。持ち運びにも適しているので、乾杯用にパーティーに持参する際にもおすすめですよ。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-3.純米夏酒 浦霞(うらかすみ) 季節ごとの味わいを気軽に楽しむことができるのも、300ml~360mlの日本酒のうれしいポイント。宮城県の酒蔵、浦霞の夏の限定品は爽快で軽やかな口当たりの純米酒です。 1本あたり500円台とお手頃な価格で購入できるため、味を確かめてから1升瓶を購入したいという方にもおすすめ。初心者の方であれば、季節の限定品をきっかけにお気に入りの蔵を見つけるのも楽しいですよ。 (出典元:浦霞醸造元 株式会社佐浦) 2-4.玉乃光(たまのひかり) 純米大吟醸 備前雄町 「玉乃光」は、日本有数の酒処といわれる京都府の伏見で造られる地酒。かつて豊臣秀吉が伏見城をつくったことをきっかけに酒造りが盛んになった伏見は、黄桜や月桂冠といった大手のブランドが蔵を構える地域でもあります。 備前雄町という名前の酒米を使用した純米大吟醸は、ANAの国際線スイートラウンジに採用されたこともあるお酒。「酒処といわれる地域の日本酒を知りたい」「メジャーな銘柄はひととおり試したい」という方にぴったりの300mlの日本酒です。 (出典元:楽天市場) 2-5.春鹿(はるしか) 純米 超辛口 日本酒は、甘口や辛口など味の種類が豊富なことも魅力のひとつ。奈良県の「春鹿」は、辛口日本酒の代表格として有名な地酒です。 普段は甘口が好みという方や、自分の好みがまだはっきりしないという方でも試しやすいのが300mlの日本酒の魅力。超がつくほど辛さと旨さの際立つ1本を、手ごろなサイズからぜひ試してみてはいかがでしょうか。 (出典元:今西清兵衛商店) 2-6.近江ねこ正宗 AKI-NEKO(あきねこ) 300mlの日本酒は、日本酒好きな方へのちょっとした贈り物にもちょうど良いサイズ。近江酒造が造る「近江ねこ正宗」は、白猫ラベルがかわいらしいプレゼントにもぴったりの1本です。 「とにかく猫と日本酒が好き」という蔵元が造る純米吟醸は、すっきりした味わいに爽やかな香りが広がる本格派。はちわれ猫ラベルの純米酒や飲み比べセットもあるので、贈り物用の日本酒をお探しの方にもおすすめです。 (出典元:近江酒造株式会社) 4.まとめ 300mlの日本酒は、家飲みで気軽に日本酒を楽しみたい方にぴったりのボトルです。日本酒の味の決め手ともなる、原料や仕込み方が生む個性も少量ずつ飲み比べることができます。 日本酒はまだ飲み始めたばかりという初心者の方も、新たな味にチャレンジしてみたいという日本酒好きな方も、ぜひ気軽に300mlの日本酒を手に取ってみてはいかがでしょうか。 https://sake-5.jp/nigo-bin/

会津産にこだわる。「寫楽」を解説!

日本酒の数ある銘柄のなかでも、高い人気を誇る寫楽。初心者に日本酒を教えるなら、まずは寫楽からという玄人もいます。 本記事をお読みのみなさんも、寫楽の評判を聞きつけて詳しい情報を調べているのではないでしょうか。実際に購入してみようと検討している人もいるはずです。 今回は寫楽の詳細、魅力を隅々まで解説するので参考にしてみてください! 1.日本酒の寫楽(しゃらく)とは 寫楽とは日本酒造りが盛んな福島の地酒です。品質の良さ、飲みやすさに定評があり、幅広い世代から人気があります。日本酒は寫楽しか飲まない人もいるほどです。寫楽とはどのようなこだわりを持って造られているのでしょうか。詳しくは以下を参考にしてみてください。 1-1.酒造元について 寫楽を酒造しているのは福島県会津若松市にある宮泉銘醸です。創業は昭和30年。全国の名立たる蔵元に比べると若い酒造メーカーです。もともと、創業者が老舗の酒造会社「花春酒造」で修業しており、独立して宮泉銘醸が誕生しました。創業当初から地元では信頼のある会社です。 日本酒造りにおけるモットーは「会津産にこだわる」こと。会津の人、米、水で造る安心安全の日本酒を生み出すことに熱意を注いでいます。今でこそ県外産の米も使用しますが、品質は入念にチェック。妥協のない日本酒造りに励んでいます。 1-2.寫楽という名の由来 寫楽は実はもともと宮泉銘醸で造っていた銘柄ではありません。本来は宮泉銘醸と同じく、花春酒造から独立した東山酒造の代表的なブランドでした。しかし、東山酒造は残念ながら2009年に廃業しました。そこで兄弟分である宮泉銘醸が寫楽を引き継ぐことになったのです。 寫楽はすでに地元の人たちにとってお馴染みの銘柄。宮泉銘醸は商標ごと引き継くことで、慣れ親しまれている寫楽の名を今に至るまで残したのです。寫楽は人情によって生き残った銘柄といえます。 2.寫楽の種類と値段について 寫楽にはいくつかの種類があります。それぞれ風味や価格が違うため、初心者はどれを選べばいいかわからないことも多いです。以下では寫楽の種類ごとに特徴を解説するので、参考にしてみてください。 2-1.純米大吟醸 極上二割 精米歩合 酒米 価格 20% 山田錦 720ml 20,000円(税抜) 評判 極上の名前が示すとおり、寫楽のなかで最も高級な銘柄です。酒米のなかでも最高品質の山田錦を使い、丁寧に米の旨味を抽出した絶品。透明感のある味わいは職人の技量の高さを思わせます。優美な香りが漂うため、封を開けた瞬間から品質の高さがわかることでしょう。 上質な木箱と黒のラベルのパッケージは贈り物としても最適です。飲まずにずっと部屋に飾っておきたい重厚感があります。気軽に購入できるお酒ではないですが、それだけに特別な意味合いが強い銘柄です。 (出典元:宮泉銘醸株式会社) 2-2.純米酒 精米歩合 酒米 価格 60% 夢の香 1800ml 2,800円(税抜) 評判 純米酒は寫楽の基本といえる銘柄です。果実のような甘味と酸味のバランスの良さが特徴。後を引く淡麗の味わいで、誰もが飲みやすいと評判です。日本酒を初めて飲む人、これから日本酒を勉強したい人にもおすすめできます。 一般的な日本酒に比べて、香りが強いのも魅力です。お猪口はもちろん、グラスに注げば洋食にも合わせやすいでしょう。どのタイミングで飲んでも美味しい銘柄です。 (出典元:宮泉銘醸株式会社) 2-3.純米吟醸 精米歩合 酒米 価格 50% 五百万石 1800ml 3,400(税抜) 評判 純米吟醸は純米酒と並ぶ寫楽の基本銘柄です。純米酒に比べて、落ち着いた大人の香りが特徴。口に含むと、果実味のあるジューシーな酸味が広がります。後からドッシリと押し寄せてくる米の旨味がたまりません。抜群のキレは日本酒らしい刺激を与えてくれます。 お酒を飲み慣れている人であれば、純米酒より純米吟醸を選ぶといいでしょう。最上級の大人の味わいを教えてくれます。 (出典元:宮泉銘醸株式会社) 2-4.純米吟醸 酒未来 精米歩合 酒米 価格 50% 酒未来 1800ml 3,700円(税抜) 評判 酒未来は名前のとおり、1999年に誕生した比較的新しい酒米「酒未来」を使った銘柄です。フルーティな香りと、爽やかなキレが抜群の1本。純米酒や普通の純米吟醸とはまた違うテイストに仕上がっています。 さらっとした後味が食欲をかきたててくれるため、食中酒として最適です。クリアな喉越しは料理の味を邪魔しません。和食だけに限らず、中華や洋食とも試してほしい日本酒です。 (出典元:宮泉銘醸株式会社) 2-5.純米大吟醸 しずくどり 精米歩合 酒米 価格 40% 山田錦 720ml 4,800円(税抜) 評判 しずくどりは搾りたての酒をすぐに火入れして瓶に詰めた銘柄です。寫楽のなかでも新鮮味が売りの特別な純米大吟醸。香りの立ちが良く、上品な酸味はワインを思わせる味わいです。じっくり舌の上で風味を楽しんでから飲みたくなります。 山田錦を使った日本酒は全国に多くありますが、飲みやすさは寫楽ならではです。日本酒好きの人は他の銘柄と飲み比べてみると面白いでしょう。 (出典元:宮泉銘醸株式会社) 3.寫楽の購入方法 ここまでの解説で寫楽を実際に飲んでみたいと感じた人も多いことでしょう。寫楽を購入する方法はいくつかあります。詳しくは以下を参考にしてみてください。 3-1.寫楽が購入できる実店舗 寫楽を実店舗で購入するのであれば、「酒専門店鍵や」が適切です。鍵やは寫楽の正規取扱店。寫楽であればどんな種類でも販売を行っています。通年商品から期間限定品まで揃っているので、寫楽ファンであれば困ることはないでしょう。 ただし、在庫がなかったり、距離的に行けなかったりすることも少なくありません。寫楽は専門的な酒屋であれば、全国各地で取り扱いがある可能性があります。近隣の酒屋に問い合わせてみるといいでしょう。仮に取り扱いがなくても、交渉すれば仕入れてくれることがあります。 酒専門店鍵や 3-2.寫楽が購入できる通販サイト 寫楽は大手通販サイトでも購入できますが、正規の価格ではない価格で販売されていることがあるので注意が必要です。また、日本酒を専門に扱っていないお店では、品質管理が行き届いていない場合もあります。 直接商品を手にすることができない通販サイトは、日本酒に適した保存管理を行っている専門ショップを選ぶのがおすすめ。酒蔵が求める酒質そのままの、本当に美味しい寫楽を購入することができますよ。 4.寫楽の美味しい飲み方・楽しみ方 寫楽は基本的にどんな飲み方をしても美味しくいただくことができます。強いていうなら、冷酒にして飲むのがおすすめです。冷やすことで香りが緩やかになり、日本酒特有のキレが増します。寫楽を飲むときは、まずは冷酒から試してみてください。 4-1.-5度で保管? 購入した寫楽を美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.寫楽の期間限定品 寫楽は月ごとに期間限定品を販売しています。たとえば、先に紹介した「純米大吟醸 しずくどり」は6月、「純米吟醸 酒未来」は8月の限定販売品です。毎月のように味わいの違う限定品が発売されるため、寫楽ファンは飽きることなく楽しめます。 ただし、12月と1月は統一されており、限定品は全部で11種類です。通年商品と高級酒を含めると、14種類あります。バリエーション豊富で自分にあった味を見つけやすいのが寫楽の魅力といえるでしょう。 6.まとめ 福島の地酒である寫楽について解説しました。寫楽は一度は失われかけたものの、別の蔵元によって引き継がれた銘柄。かつての良さを残しつつ、今なお進化を続けています。万人に愛される高品質の日本酒として広がっていくことでしょう。 もし、寫楽を実際に飲んでみたい人は、本記事を参考に気になる種類を購入してみてください。日本酒の世界観がひっくり返るはずです!

原料に勝る技術なし。「澤屋まつもと」を解説!

「澤屋まつもと」は、松本酒造の革新的な酒造りが注目を集める日本酒です。「原料に勝る技術なし」といった想いから生まれるのは、とことん酒米にこだわったお酒。代表銘柄である「守破離」(しゅはり)は、さまざまな高級米で仕込まれています。 杜氏の探求心があふれる限定酒は、人気の高さから品切れになることもあるほど。今回は、京都伏見の新たな代表酒「澤屋まつもと」の魅力やおすすめ銘柄、購入先についてご紹介します! 1.日本酒の澤屋まつもととは 「澤屋まつもと」は、蔵に受け継がれる伝統製法を守りながら、革新的な酒造りで邁進を続けるブランドです。麹米はざるで手洗いし、半切りと呼ばれる底の浅い木桶で吸水。確かな数字と感覚を大切に、必要以上に手をかけない引き算の酒造りを続けています。 原料由来の味わいを大切に、搾った酒はすべて原酒のまま余計な手は加えないのも特徴。ていねいに瓶詰めされているため、仕込み時に生じた発泡感のある飲み口を楽しめます。 料理に合う酒造りを目指し生まれた日本酒は、微発泡の爽快感やキレのよい酸味、苦みを強調した新たなる酒。柑橘系の香りは洋食との相性も良く、一歩進んだ食中酒として人気を集める銘柄です。 1-1.酒造元について 「澤屋まつもと」を造る松本酒造は、1791年(寛政3年)に創業した老舗酒蔵です。1922年(大正11年)、京都伏見に建てられた仕込み蔵や八角形のレンガ煙突は、近代化産業遺産にも認定されています。 現在の蔵を牽引するのは、若きふたりの兄弟。杜氏である弟の松本日出彦氏は、東京農業大学で醸造学を学んだのち、「醸し人九平次」を造る醸造萬乗で修業を重ねた人物です。蔵へ戻った日出彦氏は「伝統を守り、新しい感性をもって、新境地を想像する」を企業理念に掲げ、新たな酒造りをはじめます。 富山県南砺市産「五百万石」に出会い、原料由来の味わいに心打たれた日出彦氏は、米の旨味を引き出す酒造りを追求。「一に蒸し、二に蒸し、三に造り」と言うほど米を蒸す工程にこだわり、現在はめずらしい四角いせいろで酒米を蒸しあげてます。 古くから親しまれる蔵のもうひとつの銘柄「日出盛」は、杜氏である日出彦氏の名前の由来でもあるお酒。200年あまり続くその伝統を胸に、蔵では日々まっすぐな酒造りが続けられています。 1-2.澤屋まつもとという名の由来 初代・松本治兵衛が創業した酒造「澤屋」は、1949年(昭和24年)に松本酒造株式会社と社名を改めます。「澤屋まつもと」は、古い暖簾である「澤屋」と、現在の「松本」から銘々したものです。 澤屋まつもとの代表銘柄である「守破離」(しゅはり)は、伝統を取り入れながらも、革新を取り入れることを意味したお酒。「守」は伝統を守ること、「破」は伝統を打ち破り新しいアイデアを思いつくこと、「離」には、それぞれを大切にしながら新しい価値を創造していくという想いが込められています。 2.澤屋まつもとの種類と値段について 日本酒は、原料や製造方法によって醸造酒や純米酒、吟醸酒といった特定名称酒に分類されます。しかし、澤屋まつもとの多くは特定名称の表記にこだわらず、原料となる酒米の存在感を重視しているお酒です。 こだわりの酒米を使用しながら、四合瓶が1000円から3000円台の価格帯も人気の理由。澤屋まつもとならではの、原料米による味の違いをぜひ楽しんでみて下さいね。 2-1.守破離 sauna 精米歩合 酒米 価格 ー 雄町 720ml:1650円(税込) 評判 「sauna」は、サウナから出た後のような爽快感をイメージして作られたお酒です。原料米は岡山県赤磐産の雄町。雄町を使ったお酒はどっしりした味わいが多い中、「sauna」はドライで軽やかな旨味を実現しています。 シュワッとした微発泡感は、澤屋まつもとならではの口当たり。好みの料理と合わせて、すいすいと飲み進めたくなる銘柄です。 (出典元:桜本商店) 2-2.守破離 混醸×熟成 精米歩合 酒米 価格 62/38% 山田穂/雄町 720ml:2530円(税込) 評判 混醸とは、複数の品種をともに発酵させる醸造方法です。昨年に仕込んだ山田穂と雄町の混合酒を16カ月間熟成させたお酒は、米本来の旨味をぞんぶんに味わえる仕上がりとなっています。 熟成酒でありながら爽やかさを感じられるのは、澤屋まつもとの「守破離」ならでは。秋の味覚にもぴったりの食中酒です。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-3.純米大吟醸 Ultra 精米歩合 酒米 価格 40% 兵庫県加東郡東条町特A地区産山田錦 720ml:3465円(税込) 1800ml:6930円(税込) 評判 原料となるのは、兵庫県上東条地区に限定した山田錦。上東条地区は、酒米の王者・山田錦の栽培をいちばんに始めた、山田錦のルーツとなる場所です。 「Ultra」(ウルトラ)は、別次元の場所で育った米を意味する銘柄。「原料に勝る技術なし」という酒蔵の想いが感じられる、こだわりの純米大吟醸です。 (出典元:横浜君嶋屋オンラインショップ) 2-4.守破離 Furuke48 精米歩合 酒米 価格 ー 兵庫県東条秋津地区古家山田錦 720ml:5500円(税込) 評判 使用するのは、秋津地区の一番南の古家川ノ上48番地と、その周辺で育つ山田錦のみ。澤屋まつもとのこだわりが詰まった、最高峰の熟成酒です。 口当たりはやさしいものの、最後に残るのは米の力強い旨味。一年間熟成させることで、山田錦のポテンシャルをじゅうぶん引き出している銘柄です。 (出典元:はせがわ酒店) 2-5.守破離 No title 精米歩合 酒米 価格 ー 山田錦 720ml:2750円(税込) 評判 「No titale」とあえて題名がない事を意味する守破離は、完全有機農法で育てた山田錦で造られています。原料以外、情報はほぼ非公開。「価値観にとらわれず、自然なあるべき姿を感じてほしい」という酒蔵の想いによって誕生しました。 米の可能性を探りながら造った「No titale」は、蔵のチャレンジ酒ともいえるお酒。米の素晴らしさをダイレクトに感じられる、守破離の特別限定商品です。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-6.守破離 Saido 28BY 精米歩合 酒米 価格 ー 上東条西戸産山田錦 1800ml:13200円(税込) 評判 「Saido」は、特A地区のさらに上の特上米を栽培する秋津地区の中でも、最上流部に位置する「西戸地区」を表す名前です。その土地の風土、米の持つすばらしさを体感してほしいという蔵の想いが込められています。 発泡感は控えめで、とろみのある濃密な旨味と酸味が際立つ仕上がり。ワイングラスに注ぐとより一層その旨味が際立つ銘柄です。 (出典元:はせがわ酒店) 3.澤屋まつもとの購入方法 酒蔵直販のない「澤屋まつもと」は、正規取扱店で購入可能です。通販サイトで購入する際も、日本酒を適切に管理しているショップがおすすめとなります。温度管理の行き届いたショップを選べば、原料米の良さが活きた美味しい「澤屋まつもと」を味わうことができますよ。 3-1.澤屋まつもとが購入できる実店舗 「澤屋まつもと」を実店舗で購入する時は、多くの地酒を取り扱う正規取扱店を選ぶのがポイントです。人気商品は品切れになっていることもあるため、希望の品がある時は事前に確認してからお出かけくださいね。 山中酒の店 大阪府大阪市浪速区敷津西1-10-19 06-6631-3959 酒泉洞堀一 名古屋市西区枇杷島3-19-22 052-531-0290 お酒のアトリエ 吉祥 神奈川県横浜市港北区新吉田東5-47-16 045-541-4537 3-2.澤屋まつもとが購入できる通販サイト 「澤屋まつもと」は大手通販サイトでも購入できますが、正規の価格ではない価格で販売されていることがあるので注意が必要です。また、日本酒を専門に扱っていないお店では、品質管理が行き届いていない場合もあります。 直接商品を手にすることができない通販サイトは、日本酒に適した保存管理を行っている専門ショップを選ぶのがおすすめ。酒蔵が求める酒質そのままの、本当に美味しいお酒を購入することができますよ。 はせがわ酒店 佐野屋 4.澤屋まつもとの美味しい飲み方・楽しみ方 「澤屋まつもと」は、料理と合わせて美味しいお酒を目指して造られています。中心はあくまでも料理。日本酒はサイドという味のバランスを重視したお酒です。 適度に冷やすとより一層楽しめるのが、「守破離」ならではの微発泡感やチリチリとした酸味。ワイングラスに注いで香りを開かせながら、和食だけでなく洋食に合わせるのもおすすめです。 4-1.-5度で保管? 購入した澤屋まつもとを美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.澤屋まつもとの期間限定品 「澤屋まつもと」は、日本酒の可能性を模索するお酒として「試験醸造シリーズ」を限定販売しています。使用する酒米は毎回異なり、本数はおよそ1000本限定とファン待望のシリーズ品です。 「Shuhari 2019 KOHOKU TAMASAKAE」は、滋賀県湖北産の玉栄を使用した2019年のお酒。純米や純米大吟醸といった特定名称にあたる記述は一切なく、ただ米の旨味を純粋に追いかける「澤屋まつもと」の意気込みが表れた自信作です。 他にも、「Shuhari 2018 SHOBUDANI」は特A地区として名高い上東条地区の「少分谷」(しょうぶだに)という地区の山田錦で仕込んだお酒。山田錦×雄町、愛山×山田錦といった異なる品種の掛け合わせにも挑戦するなど、常に新しい世界を探求する蔵の姿勢が表れています。 6.まとめ 伝統を守りつつ、常に革新を続ける「澤屋まつもと」は、日本酒ファンからも人気のお酒です。原料米の良さを大切に、米の旨味を押し出したブランド展開が注目を集めています。 なによりファンを惹きつけて止まないのは、シュワッとした微発泡が心地よい軽やかな味わい。酸味と旨味のバランスがとれた「澤屋まつもと」の世界を、ぜひ好みの料理と一緒に楽しんでみてくださいね。

新しい時代に受け継がれる日本酒を目指して。「赤武」を解説!

赤い鎧武者のラベルが印象的な「赤武(あかぶ)」。 まだ誕生してから間もない日本酒なのですが、さまざまな賞を受賞しており注目を浴びています。 今回は日本酒初心者にもおすすめの赤武をご紹介していきます。 1.日本酒の赤武(あかぶ)とは 若き杜氏が造り出す日本酒「赤武(あかぶ)」。数々の賞を受賞している注目の日本酒です。まずはどこで造られているのか、名前の由来はなんなのか見ていきましょう。 1-1.酒造元について 赤武は、岩手県の赤武酒造で造られている日本酒です。明治29年に創業した歴史のある酒造です。現在は2014年に22歳で史上最年少杜氏になった六代目によって集められた若者たちが、新しい歴史を作ろうと頑張っています。北上川伏流水を仕込み水として使用しています。 実は赤武酒造は2011年3月、東日本大震災のときに被災しました。酒蔵は壊滅的な状態になり、再起不能ではないかといわれていました。しかし、震災復興プロジェクトの支援を受け、大槌町から盛岡市内に移動することにはなりましたが、2013年に新しい蔵を建てることができたのです。 赤武酒造には公式のInstagramもあり、若者にも日本酒を楽しんでほしいという思いが伝わりますね。 1-2.赤武という名の由来 2014年に生まれた赤武は、復興の願いを込めて、酒造の名前からつけられたといわれています。六代目蔵元の古館龍之介さんが生み出した日本酒です。 2.赤武の種類と値段について 「美味しくないお酒は絶対に出さない」がコンセプトの赤武。新しい風を感じる赤武の種類や値段をチェックしていきましょう。 2-1.純米酒 精米歩合 酒米 価格 60% 岩手産米 720ml 1430円(税込) 1800ml 2860円(税込) 評判 赤武の定番である純米酒。初めて赤武を飲むという人は、まずは飲みやすくて人気の純米酒から試してみましょう。 花を思わせるような華やかで桃のような甘い香りがあり、米の旨味と甘味のバランスがいい日本酒です。さまざまな料理と合わせることができます。 (出典元:酒専門店鍵や) 2-2.純米吟醸酒 精米歩合 酒米 価格 50% 吟ぎんが 720ml 1760円(税込) 1800ml 3520円(税込) 評判 こちらも赤武の定番である純米吟醸酒。SAKE COMPETITIONで、2016年に純米吟醸部門GOLD賞を受賞。ジョバンニの調べという酵母を使用しています。 メロンのような白ワインを思わせる上品な香りです。ほどよい酸味と米の旨味を穏やかに感じることができます。 (出典元:酒専門店鍵や) 2-3.魂の大業 大吟醸 火入 精米歩合 酒米 価格 35% 結の香 720ml 5500円(税込) 評判 魂の大業(たましいのおおわざ)大吟醸は、赤武で初めて作られた大吟醸です。35%まで磨き上げ、超低温発酵した日本酒。上品な吟醸香と、濃厚な米の旨味が口いっぱいに広がります。 (出典元:酒専門店鍵や) 2-4.純米大吟醸 結の香 生 精米歩合 酒米 価格 40% 結の香 720ml 3850円(税込/箱付き) 1800ml 7700円(税込/箱付き) 評判 SAKE COMPETITION2019で純米大吟醸部門SILVERを受賞した、岩手県の酒造好適米である結の香を使用した生酒です。ライチのような香りが特徴で、米の旨味と透明感のある甘味、キレの良さがたまりません。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-5.純米大吟醸 極上ノ斬 精米歩合 酒米 価格 35% 山田錦 720ml 5500円(税込) 評判 純米大吟醸 極上ノ斬は今季限りの限定品!一度だけ山田錦で極上ノ斬を造りたいという杜氏の思いから生まれました。 旨味がつまっているのにキレ味は抜群。癖になる日本酒です。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-6.純米大吟醸 吟ぎんが 生 精米歩合 酒米 価格 40% 吟ぎんが 720ml 2860円(税込) 1800ml 5720円(税込) 評判 純米大吟醸 吟ぎんが...

全てを青森にこだわって造る地酒。「陸奥八仙」を解説!

「陸奥八仙」(むつはっせん)は、辛口日本酒として知られる「陸奥男山」を造る八戸酒造で誕生したブランドです。青森県の米と水、そして酵母にこだわって生まれるお酒は、芳醇旨口でおだやかな甘みが特徴。今では陸奥男山とともに、青森を代表する地酒としてその名が知られています。 果実を思わせるような香りの陸奥八仙は、ゆったりと日本酒の旨味を楽しむお酒に最適。今回は、陸奥八仙の特徴やおすすめ銘柄、購入方法をご紹介します! 1.日本酒の陸奥八仙(むつはっせん)とは 陸奥八仙は、8代目・駒井庄三郎氏によって1998年(平成10年)に誕生した銘柄です。芳醇旨口でフレッシュな味わいが魅力の陸奥八仙は、普段日本酒を飲み慣れない方にもおすすめのお酒。果実のような香りとおだやかな旨味を持つ「赤ラベル」は、陸奥八仙の入門編として親しまれています。 原料に使用される米は、すべてが青森県産。仕込み水は地元の蟹沢名水、酵母は青森県オリジナル酵母と、どこまでも「青森産」にこだわって造られるお酒です。 環境と健康に配慮した陸奥八仙は、安心・安全でなにより美味しいことがポリシー。「2019IWC」(インターナショナルワインチャレンジ)では純米大吟醸が金賞を受賞。同年にフランスで開催された「KURA MSTER」ではプラチナ賞を受賞するなど、確かな酒質は海外でも高く評価されています。 1-1.酒造元について 陸奥八仙を造る八戸酒造は、1775年(安永4年)創業の老舗酒蔵です。大正年間に建設された6つの建造物は文化財にも指定され、地域のシンボルとして広く親しまれています。 創業銘柄である「陸奥男山」は、地元の漁師町で古くから愛されてきた辛口の日本酒。主要銘柄として肩を並べる「陸奥八仙」は、なめらかな口当たりとみずみずしい甘さでファンを広げています。 近年は自然の田んぼの再生を目指し「がんじゃ自然酒倶楽部」を設立。会員とともに米栽培を手掛けるなど、環境保全に配慮した酒造りも注目を集めています。 1-2.陸奥八仙という名の由来 陸奥八仙の名は、中国の故事「酔八仙」の名に由来しています。酔八仙は、8人のお酒の仙人にまつわる逸話や酒の楽しみ方をつづった物語。陸奥八仙は、「仙人の境地で酒を楽しんでもらいたい」という蔵の想いが込められた名前です。 辛口の「陸奥男山」が男酒と呼ばれるのに対し、陸奥八仙はやわらかな女酒にも匹敵するお酒。それでいて程よいキレを持ち合わせ、多くの日本酒ファンから人気を得ています。 2.陸奥八仙の種類と値段について 陸奥八仙は、手ごろな価格の純米酒からハイスペックな純米大吟醸まで、幅広い種類を取りそろえたお酒です。主要ブランドとなる特別純米酒は、1本1000円台から購入できます。化粧箱に入った銘柄は1本あたり7000円台と、お歳暮やギフトに適した価格帯もポイント。ぜひお好みの1本を見つけてみてくださいね。 2-1.特別純米 精米歩合 (麹米/掛米) 酒米 (麹米/掛米) 価格 55/60% 華風吹/まっしぐら 300ml:715円(税込) 720ml:1650円(税込) 1800ml:3080円(税込) 評判 芳醇旨口、ほんのりした甘さが特徴の陸奥八仙の中でも、キレの良さが際立つ飲み飽きしない銘柄です。原料米に使用するのは、青森県のブランド米「まっしぐら」。香りはおだやかで、口に含むと陸奥八仙らしいおだやかな甘みが感じられます。 すいすいと飲み進められる特別純米は、日常の晩酌にも仲間と楽しむお酒にもぴったり。ブランド誕生時から愛されている陸奥八仙のレギュラー品です。 (出典元:八戸酒造公式) 2-2.黒ラベル 純米吟醸 火入 精米歩合 酒米 価格 55% 華風吹 720ml:1980円(税込) 1800ml:3850円(税込) 評判 陸奥八仙のレギュラー品の中でも、トップブランドにあたる銘柄です。香りは上品で飲み口は軽やか。ハイクオリティな味わいを手ごろな価格で楽しめる、コストパフォーマンスにも優れた1本になります。 やや辛口の味わいは、こってりとした肉料理や洋食にもぴったり。酒米・華吹雪の芳醇な旨味を堪能できる特別な銘柄です。 (出典元:八戸酒造公式) 2-3.大吟醸 精米歩合 酒米 価格 40% 青森県産米 720ml:3630円(税込) 1800ml:7150円(税込) 評判 お歳暮やギフトにもふさわしい、陸奥八仙の最高峰にあたる銘柄です。専用の化粧箱におさめられ、高級感あふれる仕上がりとなっています。 蔵内で約半年間熟成させることで、華やかな香りとまったりした甘みを実現。繊細さを残しながらも味に深みがあり、適度に冷やせば味のキレも感じられます。好みの料理とともに、青森県産の米の旨味をゆっくりと味わいたくなる1本です。 (出典元:八戸酒造公式) 2-4.華想い40 純米大吟醸 精米歩合 酒米 価格 40% 華想い 720ml:3630円(税込) 1800ml:7150円(税込) 評判 華やかな香りが際立つ、陸奥八仙のトップブランドです。一粒の米を半分以上精米して生まれる純米大吟醸の香りは、果実のように甘くまろやか。味わいは軽やかで、清涼感にあふれた仕上がりです。 フルーティーな香りが際立つお酒は、日本酒を飲み慣れない方にもおすすめ。適度に冷やし、ワイングラスに注いでも美味しいお酒です。 (出典元:八戸酒造公式) 2-5.芳醇超辛 純米 火入 精米歩合 (麹米/掛米) 酒米 (麹米/掛米) 価格 55/65% 華吹雪/まっしぐら 720ml:1870円(税込) 1800ml:3300円(税込) 評判 陸奥八仙らしい芳醇な旨味を残しながら、キリッとした辛口の旨味を楽しめる1本です。口に含むとまず感じるのは、適度な酸味と豊かなコク。後味は超辛口の名のとおり、キレの良い余韻が残ります。 漁師町で生まれた超辛口の陸奥八仙は、新鮮な魚介類と合わせて楽しみたいお酒。辛口好きも納得のハイスペックな純米酒です。 (出典元:八戸酒造公式) 3.陸奥八仙の購入方法 陸奥八仙は、全国の正規取扱店と通販サイトで購入可能です。酒蔵の求める味わいそのものの美味しいお酒を購入するためには、日本酒の管理の行き届いたお店を選ぶのがポイント。こちらではおすすめショップの一部をご紹介します。 3-1.陸奥八仙が購入できる実店舗 陸奥八仙の正規取扱店は、公式サイトで確認できます。人気商品は品切れになっていることもあるため、お求めの際は事前に確認してから足を運んでみてくださいね。 取り扱い店舗一覧 3-2.陸奥八仙が購入できる通販サイト 陸奥八仙は大手通販サイトでも購入できますが、正規の価格ではない価格で販売されていることがあるので注意が必要です。また、日本酒を専門に扱っていないお店では、品質管理が行き届いていない場合もあります。 直接商品を手にすることができない通販サイトは、日本酒に適した保存管理を行っている専門ショップを選ぶのがおすすめ。酒蔵が求める酒質そのままの、本当に美味しい陸奥八仙を購入することができますよ。 はせがわ酒店 佐野屋 4.陸奥八仙の美味しい飲み方・楽しみ方 芳醇な旨味が特徴の陸奥八仙は、適度に冷やすことでよりすっきりとした味わいを楽しめる日本酒です。漁師町で生まれる日本酒らしく、魚介類との相性もばつぐん。冬にはあたたかい鍋料理をつつきながら、ゆったりと味わうのもおすすめですよ。 4-1.-5度で保管? 購入した陸奥八仙を美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.陸奥八仙の期間限定品 陸奥八仙は、季節に合わせたさまざまな銘柄を展開しているお酒です。ブルー、緑、オレンジ、シルバーと鮮やかなカラーをテーマに四季折々の味を表現しています。 5月の「ブルーラベル 夏吟醸」は、アルコール度数控えめのさっぱりした味わいの日本酒。火入れ後に熟成させた「緑ラベル」は、まろやかな旨味が特徴の純米酒です。 紅葉を思わせるボトルが美しい「オレンジラベル 純米吟醸」は、冷やでもぬる燗でも味が花開くひやおろし。12月には、新酒ならではのフレッシュな旨味が楽しめる生原酒「シルバーラベル 吟醸あらしぼり」が登場します。ファンを飽きさせない味のバリエーションも、陸奥八仙の人気の理由と言えるでしょう。 6.まとめ 漁師町で生まれた陸奥八仙は、新鮮な魚介類との相性にすぐれた芳醇旨口のお酒です。華やかな香りとふくよかな旨味は、日本酒をゆったり味わいたいという方にも好まれています。 季節や味の好みに合わせた豊富なバリエーションも、日本酒を楽しんでもらいたいという酒蔵の想いがあってこそ。安心・安全な材料と製法で生まれる確かな味わいを、ぜひ楽しんでみてくださいね。

飲む人の喜びの露がほとばしるお酒。「飛露喜」を解説!

福島県を代表する地酒「飛露喜」(ひろき)は、人気の高さと生産量の少なさから、入手困難とも言われる日本酒です。香り、味とも決して奇をてらうことなく、誰が飲んでも美味しいと思える究極の味わいを実現しています。 こちらでは、一度は廃業にまで追い込まれていた酒蔵で生まれた、飛露喜誕生のエピソードや種類、購入先をご紹介!日本酒初心者にもおすすめのすっきりした味わいを、ぜひチェックしてみてくださいね。 1.日本酒の飛露喜(ひろき)とは 飛露喜は、甘みと香り、旨味のバランスに優れた味わい深い日本酒です。中でも、人気のきっかけとなった「無濾過生原酒」は、蔵を代表する銘柄となっています。 現在は火入れ酒も製造している飛露喜は、最高品質の酒を求め、麹米に山田錦のみを使用。掛米には蔵から20km圏内で収穫される五百万石を使用し、地酒にこだわった味わいを実現しています。 「いつ、何度飲んでも変わらない味」をポリシーに造られる飛露喜は、味の安定性に優れたお酒。2012年の「SAKE COMPETITON」純米酒部門1位を皮切りに度々受賞を果たし、王道の酒としての味わいを極め続ける日本酒です。 1-1.酒造元について 会津坂下の街中にある廣木酒造は、200年の歴史を誇る老舗酒蔵です。9代目・廣木健司氏が蔵元杜氏を受け継いだのは、1997年(平成9年)のこと。経営難だった蔵の立て直しに模索を始めようとした矢先、先代である8代目が58歳の若さで急逝されます。 一時は廃業をも覚悟する中、酒蔵の苦境がテレビ放映されると、放送を見た有力酒販店から「蔵を応援したいから酒を送ってみてほしい」と連絡が入ります。しかし、実際に廣木酒造のお酒を口にした酒販店の感想は「この味では勝負できない」というものでした。当時の蔵の味は、あくまでも新潟の人気銘柄を意識したものだったのです。 翌年、廣木氏は自分が本当に納得した「無濾過生原酒」を再び酒販店へ送付。確かな酒質が評価され販売が始まると、無濾過生原酒ブームも後押しし「飛露喜」は一躍人気を集めます。福島の新星であった酒蔵は今や全国へその名を広げ、現在は東北の若手蔵元が目標とする蔵としても注目を集めています。 1-2.飛露喜という名の由来 蔵元の苗字「廣木」にあてた酒銘「飛露喜」には、「喜びの露(酒)がほとばしる」という意味が込められています。酒蔵の再起のきっかけとなった飛露喜は、まさに蔵に喜びを運んできたお酒。飲み飽きしない味わいに優れ、日本酒好きにも大きな喜びを生み続ける銘柄だと言えるでしょう。 2.飛露喜の種類について 飛露喜は火入れの回数を抑えた生詰めタイプを中心に、米の旨さを活かした純米酒や純米吟醸を展開している日本酒です。価格は1本あたり2000円から4000円台が主流となっており、コストパフォーマンスに優れた確かな酒質が多方面から支持されています。 2-1.吟醸生酒 精米歩合 酒米 (麹米/掛米) 価格 50% 山田錦/五百万石 1800ml:3300円(税込) 評判 キレのある酸味と品のある吟醸香が際立つ日本酒です。深みのある味わいは、素材の良さを活かした和食にも適しています。 適度な甘さと渋さ、旨味の後に訪れるのは、うっすらとした苦み。生酒本来のフレッシュな味わいが後引く夏におすすめの吟醸酒です。 (出典元:矢島酒店) 2-2.純米吟醸 山田穂 精米歩合 酒米 (麹米/掛米) 価格 50% 山田穂、山田錦/山田穂 1800ml:3960円(税込) 評判 幻の酒米とも言われる「山田穂」を使用した純米吟醸です。山田穂は、酒米の王者とも言われる山田錦の母親系統にあたる酒米。山田錦より草丈が高いため倒れやすく、栽培が難しいとされる品種です。 山田穂を使い、廣木酒造の確かな技術によって生まれた純米吟醸はふくよかな旨味が感じられるお酒。米の旨味を堪能しながら、じっくりと味わいたい銘柄です。 (出典元:矢島酒店) 2-3.純米大吟醸 山田錦 100% 精米歩合 (麹米/掛米) 酒米 価格 40/50% 山田錦 720ml:2970円(税込) 評判 麹米、掛米ともに「山田錦」を使用した日本酒です。酒米の最高峰とも言われる山田錦は、心白(しんぱく)と呼ばれる米の中心部分が大きく、香り高く味わいの優れた日本酒ができると言われています。 山田錦を100%使用した飛露喜は、フルーティーでありながらすっきりとした味わいが魅力。甘党から辛党まで、幅広い好みに応じたバランスを兼ね備えた銘柄です。 (出典元:矢島酒店) 2-4.純米吟醸(黒ラベル) 精米歩合 (麹米/掛米) 酒米 (麹米/掛米) 価格 40/50% 山田錦/五百万石 720ml:1870円 評判 純米吟醸黒ラベルは、定番シリーズの中でも最高峰となる銘柄です。これぞ日本酒という米の香りと旨味が際立つ仕上がりとなっています。 フルーティーな香りの日本酒が話題になることも多いなか、黒ラベルはあくまでも穏やかな香りと味のバランスが持ち味。ついつい飲み進めてしまう魅力に溢れた日本酒です。 (出典元:矢島酒店) 2-5.特別純米 精米歩合 (麹米/掛米) 酒米 (麹米/掛米) 価格 50/55% 山田錦/五百万石 1800ml:2860円(税込) 評判 廣木酒造の通年商品となる銘柄です。一年を通し安定した酒質を実現した、蔵を代表する自信作でもあります。 香りは果実のようにまろやかで、すっきりした味わいの中に深い旨味があるのが特徴。すっきりとキレもよく、天ぷらのような料理の油分もさらりと流してくれます。一口飲むたびに、しみじみとした美味しさが感じられる日本酒です。 (出典元:矢島酒店) 3.飛露喜の購入方法 安定した酒質を求め少量仕込みにこだわる飛露喜は、販売数の少ない日本酒です。希少性の高さがさらなる人気を呼び、市場では入手の難しい銘柄のひとつでもあります。 銘柄の多くが要冷蔵を求められる飛露喜は、日本酒の品質管理に優れた正規取扱店での購入がおすすめ。こちらではその一部をご紹介します。 3-1.飛露喜が購入できる実店舗 「飛露喜」を実店舗で購入する際は、多くの地酒を取り扱う正規取扱店を選ぶのがポイントです。生産量の限られた飛露喜は品切れになってしまうことも多いため、お求めの際は事前に確認してからお出かけくださいね。 地酒銘酒 小山商店 東京都多摩市関戸5-15-17 042-375-7026 地酒専門店 鈴傳 東京都新宿区四谷1-10 03-3351-1777 渡辺宗太商店 会津酒楽館 福島県会津若松市白虎町1番地 0242-22-1076 3-2.飛露喜が購入できる通販サイト 飛露喜は大手通販サイトでも購入できますが、正規の価格ではない価格で販売されていることがあるので注意が必要です。また、日本酒を専門に扱っていないお店では、品質管理が行き届いていない場合もあります。 直接商品を手にすることができない通販サイトは、日本酒に適した保存管理を行っている専門ショップを選ぶのがおすすめ。入手困難とも言われる飛露喜は品切れになることも多いため、ぜひ入荷をこまめにチェックしてみてください。 矢島酒店 松仙 4.飛露喜の美味しい飲み方・楽しみ方 通常であれば2回行う火入れを、1度のみに限った生詰めタイプが多い飛露喜は、冷蔵保管が基本となるお酒です。人気の火付け役ともなった「無濾過生原酒」も、常温では品質が劣化してしまいます。 適度に冷やしてすっきりした美味しさを楽しむ飛露喜は、天ぷらのような揚げ物と合わせるのもおすすめ。さらりとした舌触りの飛露喜が料理の油分を流してくれるため、食事と一緒にすいすいと飲み進めることができますよ。 4-1.-5度で保管? 購入した飛露喜を美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.飛露喜の期間限定品 飛露喜は通年商品となる銘柄以外にも、季節に合わせた限定品を販売しています。春から夏にかけて製造されるのは、生詰めタイプのフレッシュな味わいのお酒。12月上旬に販売されるその年の新酒は、霞のようにうっすらとにごったその名も「かすみざけ」です。 その他、鑑評会出品規格の「出品吟醸」、愛山や雄町、山田錦といった酒米にこだわった純米吟醸など、不定期に販売される限定酒も多数。限られた高品質の味わいが、ますますファンの心を惹きつけています。 6.まとめ 一度は廃業まで追い込まれた酒蔵を、一躍福島を代表する蔵へと引き上げた「飛露喜」。無濾過生原酒のヒットをきっかけに、まっすぐな酒造りで生まれた火入れ酒の数々は、日本酒好きから高い支持を得ています。 甘口でも辛口でもない、幅広い好みに寄り添う飛露喜は、まさに日本酒好きのために生まれたお酒。お好みの料理と合わせて、ぜひすっきりと澄み切った味わいをお楽しみください。

銀座でオススメの日本酒が楽しめるバー18選をご紹介!

「高級なイメージ」や「大人のイメージ」と感じる人が多いのが銀座。そんな銀座には日本酒を楽しむことのできるお店が多くあります。 この記事では銀座にある日本酒を楽しめるお店をシチュエーションごとに紹介していくので、銀座で日本酒を楽しみたい方は参考にしてみてくださいね。 東京の地域別のオススメ日本酒バーの情報はこちら! https://sake-5.jp/sake-bar-in-tokyo/ 1.リーズナブルな銀座の日本酒バー6選 銀座といえば高級店が多くあるイメージがある人も多いのではないでしょうか?ですが、リーズナブルに日本酒を楽しめるお店も銀座にはあるので、紹介していきますね。 1-1.美郷錦 秋田県産の比内地鶏を専門にしているお店が「美郷錦」。 秋田県産の比内地鶏は定番となる串焼き以外にも、幅広い食べ方で提供しています。ガッツリ食べることのできる料理だけでなく、アッサリとした鶏料理もあるので、自分好みの料理を食べられることも魅力の1つですよ。 日本酒は約15種類を常時提供。特に人気の銘柄である「獺祭」はスパークリングなど複数の種類が用意してあるので、様々な種類の獺祭を楽しみたい方にもオススメのお店です。 店内にある個室は、扉付きの個室もあるので、周囲をきにせず日本酒を楽しみたい時に利用できるお店ですよ。 住所:〒104-0061 東京都中央区銀座6-2-1 DAIWA銀座ビルB2F 電話番号:03-6263-9790 アクセス:東京メトロ各線 銀座駅より徒歩2分、JR各線 有楽町駅より徒歩3分 1-2.魚々十 「魚々十」は牡蠣とマグロをメインにしている居酒屋。 牡蠣はその時期毎に旬の産地から仕入れているのでいつでも新鮮なモノを食べることができ、マグロもグループ店で1本買いをしているので、良質なモノを楽しむことができます。 牡蠣とマグロだけでなくこのお店でお得なのが日本酒。なんと日本酒の時間無制限飲み放題が2800円で楽しむことができるんですよ。種類も50種類以上なので、たくさん楽しむことができますね。 美味しい牡蠣やマグロと一緒に日本酒を楽しみたい方は足を運んでみてはいかがでしょうか。 住所:〒104-0061 東京都中央区銀座5-9-5 チアーズ銀座5F 電話番号:03-3569-2838 アクセス:東京メトロ各線 銀座駅より徒歩1分、各線 東銀座駅より徒歩1分 1-3.銀座じゃのめ リーズナブルに日本酒を楽しめるお店の3つ目が「銀座じゃのめ」になります。 このお店の魅力はなんといっても価格。全国各地から仕入れた80種類の日本酒が全品490円で楽しむことができます。かなり安めの価格設定ですね。 料理も380円から提供しているので、かなりお得な料金で日本酒と料理を楽しむことができます。 コスパの良い店で日本酒を楽しみたい方にオススメのお店になります。 住所:〒104-0061 東京都中央区銀座7-10-12 第二柳屋ビル2F 電話番号:03-6280-6994 アクセス:東京メトロ各線 銀座駅より徒歩5分、各線 新橋駅より徒歩5分 1-4.酒の穴 「酒の穴」は全国から厳選された豊富な日本酒を落ち着きのある和空間で楽しめるお店。 提供している料理は、日本酒と相性の良い一品料理がメイン。おつまみとして楽しめるアッサリとした料理からボリューム満点のガッツリ料理まで豊富に取り揃えているので、自分の気分に合わせて楽しんでくださいね。 日本酒は約160種類を取り揃えています。厳選された銘柄なので間違いないですが、期間限定の銘柄を取り揃えていることもあるので、気になったら試してみてくださいね。 食材も全国各地から仕入れているので、日本酒だけでなく料理も注目したいお店ですよ。 住所:〒104-0061 東京都中央区銀座3-5-8 銀座らん月B1F 電話番号:03-3567-1133 アクセス:東京メトロ各線 銀座駅より徒歩1分 1-5.和酒BAL だんない 古民家を想像させる店内で日本酒を楽しめるお店が「和酒BAL だんない」。 提供している料理は、全国各地の食材を活用した和食がメインとなっています。どの料理もオリジナルの創作料理となっているので、他のお店では味わえないメニューが多いですよ。 日本酒は厳選された50種類の銘柄を常時提供。それぞれの銘柄ごとにオススメの飲み方がメニュー内に書かれているので、日本酒をあまり飲んだことない方も挑戦してみてくださいね。 店内には落ち着いて食事ができるソファー席も用意してあるので、ゆっくりしたい時にも利用できるお店ですよ。 住所:〒104-0061 東京都中央区銀座7-2-20 銀座小林ビル1F 電話番号:03-6280-6657 アクセス:東京メトロ各線 銀座駅より徒歩5分、各線 新橋駅より徒歩5分 1-6.串揚げ NANAYA   「串揚げ...

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