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天恵の美酒。「大信州」を解説!

「大信州」(だいしんしゅう)は、その名の通り長野県の豊かな自然が育む日本酒です。地元の米と水を原料に、名杜氏から受け継がれた技によって造られています。 すべての酒に同じだけの手をかけて造られる大信州は、「天恵の美酒」とも呼ばれるお酒。今回は、おすすめ銘柄や購入方法、限定品の紹介など、大信州の魅力をたっぷりとお届けします。 1.日本酒の大信州とは 信州を代表する地酒「大信州」は、北アルプス連峰の自然の恵みによって育まれた日本酒です。仕込み水に使われるのは、何十年もの時を経て自然にろ過された雪解け水。契約農家と二人三脚で栽培した米を原料に、手間ひまかけた酒造りで生まれるお酒は「天恵の美酒」とも呼ばれています。 「以和為貴(和を以って貴しと為す)」の言葉を目指した大信州は、調和のとれた味わいがどこまでも心地よいお酒。日々の食事に寄り添う、心をほっと和ませるやさしい味わいが人気を得ています。 1-1.酒造元について 大信州酒造は、1888年(明治21年)創業の原田屋酒造店を中心に、長野の酒蔵7社が合併して生まれた酒蔵です。大信州酒造を語る上ではずすことができないのが、その礎を築いた下原多津栄(しもはら たづえ)大杜氏。「おやじさん」「おやっさ」「じっさ」と呼ばれていた下原大杜氏は、引退する91歳まで、実に75年ものあいだ酒造りに携わった人物です。 神がかり的な唎き酒技術とともに、長年蔵を支えたのは精米歩合(せいまいぶあい)にこだわらない手間ひまかけた酒造り。「米が黒えってだけで大事にされなくて、米がかわいそうだ」。米が黒い=精米歩合の低いお酒は手をかけられないことをなげく下原大杜氏の姿勢は、全ての酒に鑑評会出品酒同様の手をかける蔵の酒造りに息づいています。 また、下原大杜氏は道具や米、水、人、すべてに愛情や感謝の気持ちをもって酒造りに臨んでいました。その世界観を受け継ぐ蔵人たちは、今も「愛感謝」と手書きした紙を持ち場に貼り、酒造りができることに感謝をささげています。 1-2.大信州という名の由来 「大信州」は、信州の豊かな自然の恵みをイメージして付けられた名前です。「酒を醸す(かもす)ことは、蔵を取り巻く大自然と融合すること」。大信州といった名前には、そういった蔵の想いが込められているのです。 代表銘柄「手いっぱい」は、手間ひまかける蔵の酒造りを体現したお酒。あえて米を磨きすぎず、絶妙な味のバランスに仕上げた「手いっぱい」は、蔵の名刺代わりとも言われています。 2.大信州の種類と値段について 大信州は日常の食事に寄り添う通年品から、特別な祝いの席や贈り物にもふさわしい高級酒まで、さまざまなラインアップが揃っています。そのどれもが手間を惜しまない製法によって造られ、高い酒質を誇るのが特徴です。通常酒は1本あたり2000円台と、求めやすいことも人気のひとつ。ぜひ好みに合わせた1本を見つけてみてくださいね。 2-1.手いっぱい 純米大吟醸 精米歩合 酒米 価格 ー 長野県産契約栽培米 「金紋錦」 720ml:3080円(税込) 1800ml:6050円(税込) 評判 「手いっぱい」は、蔵の代名詞とも言えるお酒です。入荷した玄米をさらに選別し、精米から醸造、貯蔵と蔵が「手いっぱい」天塩にかけた純米大吟醸の中でも、さらに選別された特別なお酒になります。 ふくよかな味わいと華やかな香りは、フルーティーな白桃に例えられることもあるほど。鑑評会出品酒と同等の仕込みで造られた、蔵を代表する自信作です。 (出典元:天恵の美酒 大信州) 2-2.辛口特別純米酒 精米歩合 酒米 価格 70% 長野県産契約栽培米 720ml:1430円(税込) 1800ml:2750円(税込) 評判 長野県産の契約栽培米を100%使用し、淡麗辛口のキレのある味わいに仕上げた特別純米酒です。口当たりはやわらかく、後味はスッキリとキレのある心地よさ。淡麗辛口の味わいは、冷やはもちろん燗酒でも楽しめます。 辛口ファンから人気の大信州は、長野ならではの山菜料理や煮込み料理にもぴったり。好みの食事とあわせて、しみじみ味わいたくなる銘柄です。 (出典元:天恵の美酒 大信州) 2-3.NAC金紋錦 精米歩合 酒米 価格 49% 長野県産契約栽培米 「金紋錦」 720ml:2200円(税込) 1800ml:4180円(税込) 評判 使用しているのは、契約栽培した「金紋錦」の粒選り米。仕込み水、醸造地、すべて信州にこだわって造られた特別な純米大吟醸です。 穏やかな香りとなめらかな口あたりは、「まあるい味」を目指す大信州ならでは。米の味を前面を引き出しながらもさらりとキレが良く、白ワインを思わせる上品な仕上がりです。1本あたり2000円台と、コストパフォーマンスにも優れた銘柄になります。 (出典元:天恵の美酒 大信州) 2-4.梓水龍泉純米大吟醸 精米歩合 酒米 価格 38% 長野県産契約栽培米 「金紋錦」 720ml:3850円 評判 梓水龍泉(しすいりゅうせん)は、鑑評会用に仕込まれた瓶囲いの純米大吟醸です。瓶囲いとは、もろみを入れた袋を吊るし、一滴ずつこぼれる雫を集めたお酒のこと。手間をおしまない大信州のなかでも、より長い時間と洗練された技術によって造られました。 香り、旨味、酸味のバランスはまさに絶品。桐箱入りの特別な1本は、贈答用にも好まれています。 (出典元:天恵の美酒 大信州) 2-5.超辛口純米吟醸 精米歩合 酒米 価格 59% 長野県産契約栽培米 「ひとごこち」 720ml:1650円(税込) 評判 長野県産の「ひとごこち」100%で仕込まれた辛口日本酒です。甘辛の度合いを示す日本酒度は、+13前後。辛口日本酒が+3.5~+5.9であることを考えると、そのキレの良さがよく分かります。 「超辛口」とうたいながらも、口に含むと広がるのはまろやかで優しい旨味と酸味。後口にすーっと心地よい余韻が残る、きれいな味わいの辛口酒です。さっぱりとした味わいは料理とも相性が良く、辛口ファンにぜひおすすめしたい銘柄です。 (出典元:天恵の美酒 大信州) 3.大信州の購入方法 大信州は、全国の正規取扱店や通販ショップで購入可能です。購入の際は、日本酒の取り扱いに優れた専門店を選ぶのがポイント。こちらではその一部をご紹介します。 3-1.大信州が購入できる実店舗 長野県の地酒「大信州」は、正規取扱店で購入できます。季節限定品や人気商品は品切れになってしまうこともあるため、お求めの際はぜひ事前に確認してからお出かけください。 清水屋 長野県南佐久郡小海町大字小海4285 0267-92-2044 地酒専門店 升新商店 東京都豊島区池袋2-23-2 03-3971-2704 地方銘酒専門店 山長梅田店 大阪市北区梅田 06-6344-0228 3-2.大信州が購入できる通販サイト 大信州は大手通販サイトでも購入できますが、正規の価格ではないことがあるので注意が必要です。また、日本酒を専門に扱っていないお店では、品質管理が行き届いていない場合もあります。 直接商品を手にすることができない通販サイトは、日本酒に適した保存管理を行っている専門ショップを選ぶのがおすすめ。酒蔵が求める酒質そのままの、本当に美味しい大信州を購入することができますよ。 酒泉洞堀一 酒泉 春山 4.大信州の美味しい飲み方・楽しみ方 「調和のとれた蔵人たちが造る、角のとれた“まあるい酒”」を目指して造られる大信州は、穏やかで澄み切った味わいが特徴的なお酒です。そのどれもが丁寧な仕込みで造られ、高級酒はもちろん、日常酒も実に高い酒質を誇ります。 それでいて、決して主張しすぎないやさしい味わいは、日々の食事と合わせる食中酒におすすめ。白身魚のようなあっさりとした料理だけでなく、煮込みや揚げ物といった少しこってりした料理と合わせても、すいすい飲み進めることができますよ。 4-1.-5度で保管? 購入した大信州を美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.大信州の期間限定品 北アルプスの雄大な地で、「大信州」は自然の豊かさを思わせる季節の限定品を販売しています。「花宙」(はなそら)は、長野県出身の女性画家「越ちひろ」氏がラベルを手がける華やかなお酒。ボトルの前面を彩る花々と優しい甘みが、雪深い信州に遅れてやってきた春の訪れを感じさせます。 夏の限定酒となるのが、その名も「夏のさらさら」。ネーミングどおりの軽やかな口当たりは、キリッと冷やすことでより一層楽しめます。また、「純米大吟醸 スパークリング」は微発泡感が心地よいうすにごりの生酒。洗練された爽快な飲み心地は、冬場のあたたかいおでんや鍋料理と合わせるのもおすすめです。 6.まとめ 道具や米、水に人、すべてのものに愛情や感謝の気持ちを持って造られている「大信州」。長野県を代表する大信州には、実に91歳になるまで酒を造り続けた下原大杜氏の信念が息づいています。 「愛感謝」「和を以て貫しと為す」いう蔵の信念を表すかのように、その味わいはどこまでも澄み切って実になめらか。米の旨味を引き出しながらキレもよく、辛口ファンからも人気です。今もなお飛躍を続ける確かな味わいを、ぜひ一度口にしてみてはいかがでしょうか。

疲れを癒す旨い酒。「雪中梅」を解説!

雪景色の中にほころぶ梅の花を思わせる日本酒「雪中梅」(せっちゅうばい)。雪中梅は、米どころであり酒どころでもある新潟県の地酒です。淡麗辛口の地酒が多い中、甘く芳醇な味わいを守り続ける酒でもあります。 こちらでは、雪中梅の特徴やおすすめ銘柄、購入方法をご紹介!芳醇甘口の味に込められた蔵の想い、究極の晩酌酒と言われるその魅力をぜひお楽しみください。 1.日本酒の雪中梅とは 雪中梅は、芳醇旨口な酒として知られる新潟県の日本酒です。原料米には、主に地元上越地方で栽培された米を使用。「こいしぶき」は、主食として飯米にもなる品種です。現在、各地で使用されている「五百万石」は、昭和32年に新潟県が開発した酒米でもあります。 雪中梅の甘口の味を定めたのは、戦後に蔵を復活させた4代目・丸山三郎治氏。当時、清酒の一升は大工の日当よりも高値の時代でした。 「一日の重労働の疲れを癒すには、甘口の酒が良いだろう。しかし、飲みすぎてはいけない。次の日に残ってもいけない。2合ほどで満足できる味の酒を」 しっかりとコクがある甘口の味わいは、三郎治氏の地元の人を想う心から生まれたのです。仕込み水に里山の軟水を使用したお酒は、現在も昔ながらのやわらかな味わい。飲み方や酒の肴を選ばない、懐の広い酒として多くの日本酒ファンに愛されています。 1-1.酒造元について 雪中梅を作る丸山酒造は、明治30年から酒造製造を始めた酒蔵です。本来、麹づくりを生業としていた丸山酒造は、かつては遠く長野県まで販路を広げていたと言います。 蔵で製造する酒の70%以上は、代表酒となる普通酒や本醸造酒。その全てを手間のかかる手造り製法で造った麹(こうじ)で仕込みます。普通酒と純米酒は箱麹法、それ以外の商品は蓋麹法と、製法を使い分けているのは前進が麹屋だった酒蔵ならでは。温度管理や道具の手入れ、衛生管理など、そのどれもが細かい気配りと手間が必要な仕事です。 「飲み手の疲れを癒し、明日への希望につながる酒であること」。蔵では酒造りを始めた当初からの信条を胸に、日々ていねいな酒造りが続けられています。 1-2.雪中梅という名の由来 「雪中梅」は、その名のとおり冷たい雪の中で咲く梅の花を意味した名前です。「雪中梅」という銘柄を使用したのは昭和の初期から。のちに第二次世界大戦から復員し企業整理で休ませられていた蔵を再開した丸山三郎治氏(丸山氏10世、4代目社長)が、すでに権利の失効していた商標の中から見つけて、「雪中梅」という言葉の雰囲気が気に入り、自社の酒に付けたものと言われています。 2.雪中梅の種類と値段について 雪中梅では、通年商品として普通酒と本醸造、純米酒の3種類を販売しています。代表銘柄である普通酒は、720ml・900円台と晩酌酒にふさわしい価格も魅力のひとつ。こちらでは、それぞれの味の特徴や価格をご紹介していきます。 2-1.雪中梅 純米 精米歩合 酒米 価格 63% 五百万石 720ml:1400円(税別) 評判 雪中梅ならではのきめ細やかな味わいが楽しめる純米酒です。原料米には、新潟県頚城産の「五百万石」が使用されています。 香りはおだやかで、米の旨味を活かしつつも口当たりは軽やか。合わせる料理の味をより一層引き立ててくれます。ほどよく冷やしても、ぬる燗でも楽しめる銘柄です。 (出典元: 新潟上越 地酒の店 かじや) 2-2.雪中梅 本醸造 精米歩合 酒米 価格 63% 五百万石・越淡麗・山田錦 720ml:1200円(税別) 評判 新潟県産の「五百万石」「越淡麗」、兵庫県産の「山田錦」を使用した本醸造酒です。芳醇なコクがありながらも、後味はなめらか。ほのかな苦みと渋みが心地よい銘柄です。 四合瓶(720ml)・1000円台とコストパフォーマンスにも優れ、日々の食卓に合わせる日本酒にもぴったり。上越を思わせる寒い冬には、燗酒にしてやさしい味わいを楽しむのもおすすめですよ。 (出典元:新潟上越 地酒の店 かじや) 2-3.雪中梅 普通酒 精米歩合 酒米(麹米/掛米) 価格 68% 五百万石/コイシブキ 720ml:900円(税別) 評判 丸山三郎治氏が「地元の人に少量で満足してもらえる美味しいお酒」を目指し誕生させたお酒です。味わいはまろやかで、甘口でコクがあるのが特徴。出荷量の70%近くを占め、蔵の代表酒、そして新潟県の代表銘酒として全国に知られるお酒です。 純米酒や大吟醸といった特定名称酒にあたらない「普通酒」ありながら、高い酒質を誇るのも人気の理由。日本酒好きからも高い支持を得ているお酒です。 (出典元:新潟上越 地酒の店 かじや) 2-4.純米吟醸 美守(ひだもり) 精米歩合 酒米 価格 50% 三和区塔ノ輪産 五百万石・越淡麗 720ml:2200円(税別) 評判 「美守」(ひだもり)とは、蔵の建つ土地「三和区塔ノ輪」の古名に由来しています。かつて大和王権と蝦夷の境界地域であった土地は、古くは夷守(ひなもり)郷と呼ばれた地域でした。 地域の古い名前を冠し、三和区塔ノ輪産の酒米で造られる「美守」は、蔵が試行錯誤を重ねて誕生させたお酒。穏やかな香りと酸味の中に、ほのかな辛みを感じる純米吟醸です。 (出典元:新潟上越 地酒の店 かじや) 2-5.大吟醸 精米歩合 酒米 価格 40% 五百万石・山田錦 720ml:3500円(税別) 評判 毎年11月に発売される、季節の限定酒です。上越産の「五百万石」、兵庫県産の「山田錦」を使用し、数量限定で生産されています。 酒類鑑評会出品用のお酒のため、一度に仕込むのは600kgのみ。秋の関東信越国税局酒類鑑評会では、11年連続金賞を受賞している銘品です。ほのかな吟醸香が活きたお酒は、ぜひ適度に冷やしてお楽しみください。 (出典元:新潟上越 地酒の店 かじや) 2-6.特別純米 精米歩合 酒米(麹米/掛米) 価格 55% 五百万石/山田錦 180ml:2800円(税別) 評判 7月から9月にかけて販売される、夏季限定の雪中梅です。普通酒や本醸造を造る蔵の中でも、希少な特別純米酒になります。雪中梅ならではの甘みを引き立てるのは、純米酒特有の酸味と旨味。軽やかな味わいが夏にぴったりの銘柄となっています。 (出典元:立原酒店) 3.雪中梅の購入方法 新潟県の地酒「雪中梅」は、全国の正規取扱店や通販サイトで購入できます。美味しい雪中梅を購入するためには、日本酒を適切に管理しているお店を選ぶのがポイントです。こちらでは、雪中梅を購入できるお店の一部をご紹介します。 3-1.雪中梅が購入できる実店舗 雪中梅は、新潟を中心とする取扱店で購入できます。その他の地域では取扱店も少なく品切れになっている場合もあるため、購入の際は事前に確認してからお出かけくださいね。 丸山酒店 取扱店一覧(新潟県) 和田酒店 大阪府豊中市服部本町4-5-38 06-6863-6471 降矢酒店 東京都清瀬市中清戸4-907 042-491-2331   3-2.雪中梅が購入できる通販サイト 雪中梅は大手通販サイトでも購入できますが、正規の価格ではない価格で販売されていることがあるので注意が必要です。また、日本酒を専門に扱っていないお店では、品質管理が行き届いていない場合もあります。 直接商品を手にすることができない通販サイトは、日本酒に適した保存管理を行っている専門ショップを選ぶのがおすすめ。酒蔵が求める酒質そのままの、本当に美味しい雪中梅を購入することができますよ。 新潟の地酒 かじや 酒の新茶屋 4.雪中梅の美味しい飲み方・楽しみ方 雪中梅は、一日の終わりにホッと心を解きほぐしてくれる味わいが魅力のお酒です。芳醇甘口のバランスは温めても崩れることがなく、燗酒にすることで米の香りがふんわりと広がります。 酸味がある軽い味わいの「純米酒」は、生牡蠣や塩気の強いチーズと相性の良いお酒。晩酌酒として人気の代表銘柄「普通酒」は、煮魚に漬物など合わせる料理を選びません。季節限定の特別純米酒は、適度冷やして香りを楽しむのがおすすめ。枝豆や苦みのある鮎と合わせても美味しく楽しめる1本です。 4-1.-5度で保管? 購入した雪中梅を美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.雪中梅の期間限定品 雪中梅の季節の限定品が冬季に販売される「大吟醸」「特別本醸造」、夏季限定の「特別純米造」です。それぞれが通常品と同様の手造り製法の麹を使用し、こだわりの酒米によって造られています。 その他、「雪中貯蔵 純米原酒」は不定期販売されるお酒。新潟に降り積もった雪の中で、3カ月以上貯蔵したものです。温度変化がゆるやかな雪室(ゆきむろ)で寝かせたお酒は、よりまろやかな味わい。後口にはスッキリとした余韻が残る純米原酒です。 6.まとめ 雪中梅は、ほんのりと甘口で芳醇な旨味が人気の日本酒です。その価格や味わいには、4代目三郎治氏の地元への想いが込められています。 家庭料理と合わせて楽しめる雪中梅は、日々の晩酌は欠かせないという日本酒好きにおすすめの1本。1日の終わり、癒しのひとときのおともに、ぜひ雪中梅を合わせてみてはいかがでしょうか。

企業としてではなく家業として。「月の輪」を解説!

岩手県の地酒「月の輪」(つきのわ)は、「家業としての酒造り」をモットーに女性杜氏によって造られる日本酒です。後口はスッキリとキレが良く、食事に合わせるお酒としても人気を得ています。 蔵の直営店では米麹を使った自然派ジェラートの販売も手掛けるなど、酒造技術を活かした取り組みも人気。今回は、岩手県紫波町を代表する「月の輪」の魅力やおすすめ銘柄、購入方法などをご紹介します! 1.日本酒の月の輪とは 月の輪は、地元で育つ米を中心に、敷地内の井戸から汲み上げた水によって仕込まれるお酒です。蔵は地元農家と連携し、酒造りに適した質の良い米作りを追求しています。 米の個性をしっかり引き出した酒は、芳醇旨口でスッキリした味わいが特徴。岩手県のオリジナル酵母「ジョバンニの調べ」を使った大吟醸は、令和元年全国新酒鑑評会で入賞をはたしました。 高品質の米を原料としながらコストパフォーマンスにも優れた月の輪は、日本酒好きからも人気の高い銘柄。まろやかでスッキリした味わいは、日々の食卓に寄り添うお酒として多くの人々に愛されています。 1-1.酒造元について 月の輪を作る「月の輪酒造店」は、明治16年創業の酒蔵です。初代から麹屋を営んでいた蔵は、4代目徳市氏の情熱から酒造業へと転換を遂げます。平成3年には蔵元自らが杜氏を兼ねる「オーナー杜氏」としての酒造りを始めました。 現在5代目として蔵を支えるのは、横沢孝之・裕子夫妻。裕子氏は、杜氏として月の輪の味を生み出す人物です。伝統を守るためには新たな挑戦も必要と、米麹を使ったジェラート販売にも着手。日本酒には不向きと言われるもち米を使用した純米酒や、リキュールの製造も手掛けています。 130年の伝統を守りながらも、酒蔵の取り組みは常に革新的。岩手県紫波町の個性を打ち出した日本酒は人気を呼び、岩手県から全国へと飛躍を続ける酒蔵です。 1-2.月の輪という名の由来 源頼義、頼家親子が厨川柵(くりやがわのさく)に阿部貞任を攻略に来た際、3万2千の軍団を宿営させたのが、蔵の近くにある蜂神社にあたる場所です。頼家は兵士や兵馬の飲料を得るため、その場に池を掘ります。すると、旗に描かれた日月が池に写り、金色に輝いたというのです。 これを吉兆ととらえた頼家はただちに進軍を命じ、2日後には厨川を陥落。後にこの池を訪れた藤原秀衡は、池を円形に修理し、その中に太陽と三日月を模した島を作り「月の輪形」と名づけます。 日本酒「月の輪」は、現在も紫波町の史跡として残される月の輪形の名を冠したお酒。地元に根付く酒として、今では全国にその名は知られています。 2.月の輪の種類と値段について 月の輪酒造では、米の旨味を貴重とした純米酒を中心に製造しています。多くの銘柄が720ml・1000円台から購入でき、日常酒として親しまれているお酒です。こちらでは、その中でもおすすめの5銘柄をご紹介。ぜひお気に入りの1本を見つけてみてくださいね。 2-1.純米酒 精米歩合 酒米 価格 65% ぎんおとめ、他 720ml:1309円(税込) 1800ml:2475円(税込) 評判 蔵いちばんの人気を誇る、代表銘柄です。芳醇な旨味の後に感じるのは、スッキリとしたキレの良さ。月の輪ならではの個性が引き立つ仕上がりとなっています。 価格は720ml・1000円台と、コストパフォーマンスにも優れた1本。料理と合わせることで、より一層美味しく楽しめる純米酒です。 (出典元: 月の輪酒造店 TSUKINOWA-IWATE.COM) 2-2.大辛口純米 精米歩合 酒米 価格 65% ぎんおとめ、他 720ml:1386円(税込) 1800ml:2772円(税込) 評判 日本酒の甘辛度合いを示す日本酒度は+13。キリッとドライな超辛口の味が引き立つ純米酒です。ただ辛いだけではない、しっかりとした米の旨味も感じることができます。 さわやかなキレの良さは、新鮮な魚介類や鍋との相性もばつぐん。寒い冬の日、温かい部屋であえて冷やして楽しむのもおすすめですよ。 (出典元:月の輪酒造店 TSUKINOWA-IWATE.COM) 2-3.純米吟醸 精米歩合 酒米 価格 50% 吟ぎんが 720ml:1870円(税込) 1800ml:3740円(税込) 評判 米、酵母、麹菌とすべてに岩手県産のものを使用した純米吟醸酒です。酵母「ジョバンニの調べ」は、岩手の酒造組合と工業技術センターが共同開発したもの。リンゴのような香り成分「カプロン酸エチル」を多く含み、華やかな香りを生み出しています。 ほどよい甘さを持つ純米吟醸は、日本酒を飲み慣れない方にもおすすめ。やさしい味わいが岩手の風土を思わせる1本です。 (出典元:月の輪酒造店 TSUKINOWA-IWATE.COM) 2-4.純米大吟醸 精米歩合 酒米 価格 40% 山田錦・結の香 720ml:3300円(税込) 1800ml:6600円(税込) 評判 高級酒米「山田錦」と「結の香」を原料にした純米大吟醸です。一粒の米を半分以上精米し贅沢に使用することで、上品な香りとスッキリした旨味を引き出しています。 化粧箱入りで1本6000円台のお酒は、贈答用にもふさわしい1本。大切な人と過ごす時間に、ゆっくり味わいたくなる旨みにあふれたお酒です。 (出典元:月の輪酒造店 TSUKINOWA-IWATE.COM) 2-5.白麹純米 白ラベル 精米歩合 酒米 価格 65% ぎんおとめ 720ml:1551円(税込) 1800ml:3102円(税込) 評判 焼酎用の麹「白麹」で仕込んだ純米酒です。クエン酸を含む白麹ならではの、シャープな酸味が活きています。白ワインを思わせる風味やキレの良さは、煮込み料理や洋食との相性もぴったり。月の輪のキャラクター「ピロくま」くんが可愛らしい1本です。 (出典元:月の輪酒造店 TSUKINOWA-IWATE.COM) 3.月の輪の購入方法 月の輪は、全国の正規取扱店と蔵公式のオンラインショップで購入可能です。美味しい日本酒を購入するために大切なのは、品質管理の行き届いたお店を選ぶこと。日本酒を専門に取り扱うお店を選べば、安心して美味しい月の輪を購入することができますよ。 3-1.月の輪が購入できる実店舗 蔵の直売店「わかさや」では、月の輪の各銘柄のほか、米麹を使用したこだわりのジェラートが販売されています。日本酒の無料試飲もできる、紫波町の人気スポットです。 地元を中心に販売される月の輪は、その他の取扱店では品切れになっていることもあるため、お求めの際はぜひ事前確認してからお出かけください。 蔵元直売店 わかさや 紫波郡紫波町高水寺字中田110 019-672-1133 升新商店 東京都豊島区2-23-2 03-3971-2704 ふくはら酒店 東京都台東区台東3-6-8 03-3831-2235 3-2.月の輪が購入できる通販サイト 月の輪酒造は、公式のオンラインショップを開設しています。定番商品から季節の限定品、リキュールまで取り揃うおすすめの通販サイトです。 月の輪は大手通販サイトでも購入できますが、正規価格ではない場合もあるので注意が必要です。直接商品を手にすることができない通販サイトこそ、日本酒に適した保存管理を行っている専門ショップを選ぶのがおすすめ。酒蔵が求める酒質そのままの、本当に美味しい月の輪を購入することができますよ。 月の輪酒造店 TSUKINOWA-IWATE.COM 気仙沼の地酒専門店 4.月の輪の美味しい飲み方・楽しみ方 まろやかでスッキリした味わいの月の輪は、食事と一緒に楽しみたいお酒です。岩手の名産である海産物との相性も良く、塩味の効いたおつまみと合わせれば、一杯また一杯と盃が進みます。 酸味のきいた「白麹純米」は、キリッと冷やして洋食と合わせるのもおすすめ。料理の油分もさらりと流してくれるので、肉料理や煮込み料理と合わせても美味しく味わうことができますよ。 4-1.-5度で保管? 購入した月の輪を美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.月の輪の期間限定品 月の輪の冬の限定酒が「もち米純米酒」です。その名の通り、原料に使用しているのはもち米「ヒメノモチ」。日本酒造りには不向きといわれたもち米を100%使用した、お正月にもぴったりの銘柄です。 また、夏に販売されるのは芳醇な旨味とキレの良さを合わせ持つ「旨辛純米生酒」。火入れをしていない生酒は、ジューシーでフレッシュな味わいが暑い夏にぴったりのお酒です。秋には岩手県のオリジナル酵母「ゆうこの想い」で仕込んだ「ふなしぼり」を販売。季節ごとに登場する限定酒はどれも人気が高く、品切れになることも多い銘柄となっています。 6.まとめ 岩手県の地酒「月の輪」は、しっかりとした旨味がありながら、キレのある味わいが後引くお酒です。酒造りは「家業」であることを大切にする蔵では、130年の伝統を受け継ぐ新たな銘柄が生み出されています。 販売拠点は東北が中心となるものの、公式オンラインショップでは限定酒の購入も可能。日本酒好きも納得のその味わいを、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

米を生かし、米を吟味し、米にこだわる。「沢の鶴」を解説!

「沢の鶴」(さわのつる)は、兵庫県神戸市灘区で造られる日本酒です。日本一の酒どころとも言われる「灘酒」のひとつで、純米酒の売上ナンバー1*のトップブランドでもあります。 今回は、身近な美味しい日本酒として人気を広げる沢の鶴の魅力をご紹介!おすすめ銘柄や購入方法、美味しい飲み方などぜひ参考になさってくださいね。 ※インテージSRI調べ純米酒(特別純米酒含む)2018年10月~2019年9月累計販売金額(全国スーパーマーケット/CVS/酒DS/ドラッグストア計) 1.日本酒の沢の鶴とは 沢の鶴は、純米酒のみにこだわって造られている日本酒です。米屋から始まった酒蔵の、米作りへの強い想いから生まれました。 使用するのは、約130年に渡り関わっている兵庫県三木市吉川町実楽地区の酒米。酒米の最高峰「山田錦」の、さらに特A地区に指定されている実楽地区では、醪(もろみ)に溶けやすい良質な米が栽培されています。 仕込み水には、日本名水百選のひとつである「灘の宮水」を使用。リンやカリウムを適度に含む硬水を用いることで、灘の男酒とも呼ばれるスッキリとキレのある味わいを実現しています。冬場に造った酒が半年後の秋に品質が良くなることから「秋晴れ」「秋映え」するとも呼ばれているお酒です。 1-1.酒造元について 沢の鶴は1717年(享保2年)創業という長い歴史を持つ蔵です。商品ラベルに記されている「※」のマークには、米屋を営んでいた初代の想いが受け継がれています。 米の目利きを得意とする蔵のこだわりは、米と水だけできあがる「純米酒」を貴重とした酒造り。「酒造りはひとづくり」というポリシーのもと、社員は若いうちから農家で米作りを学び、先輩のもとで人間性を磨きながら、水や酒の状態をみきわめる力を身につけます。 2004年に純米酒と表示できるようになった「沢の鶴 米だけの酒」は、まさにそんな蔵の想いが体現された1本。純米酒は重く飲みづらいといったイメージが先行する中、「飲みやすく美味しい純米酒」を目指した蔵の味は、多くの人々に愛され続けています。 1-2.沢の鶴という名の由来 「沢の鶴」の名は、三重県志摩市にある神社「伊雑の宮」(いざわのみや)の成り立ちに由来しています。真っ白な鶴が天照大神(あまてらすおおみかみ)へ稲穂をお供えしていることに感銘を受けた倭姫命(やまとひめのみこと)は、その稲穂から酒を造り、大神へ献上します。そして、その鶴を大歳神(おおとしのかみ=五穀の神)と呼び、たいそう大切にしました。 蔵の創設者はここへお参りした際、この「鶴の穂落とし」と呼ばれる故事に感激し「沢の鶴」を誕生させたと言われています。また、命を育む「沢」で「鶴」が羽を休め、やがて羽ばたいて行くように、人の心もうるおいの世界へ導きたいという蔵の願いも込められた名前です。 2.沢の鶴の種類と値段について 沢の鶴は、コストパフォーマンスに優れた純米酒からギフトに適した純米大吟醸まで、幅広い種類が揃うお酒です。180ml・300円台から販売している銘柄もあるため、手軽に沢の鶴の味を楽しむことができますよ。 2-1.生酛造り純米大吟醸原酒「瑞兆」 精米歩合 酒米 価格 47% 国産米 720ml:3500円(税別) 1800ml:7000円(税別) 評判 よろこびの兆しを意味する「瑞兆」(ずいちょう)と名づけられた純米大吟醸です。時間と高い技術が必要な「生酛」(なまもと)製法で造られたお酒になります。 どっしりとしたコクを持ちながらも、食事と合わせやすい軽やかな味は「沢の鶴」ならでは。香りも穏やかで、味吟醸と呼ばれる旨味にあふれた味わいに仕上がっています。祝いの席の乾杯や、大切な方への贈答用にもおすすめしたい銘柄です。 (出典元: 沢の鶴コーポレートサイト) 2-2.純米酒 山田錦 精米歩合(麹米/掛米) 酒米 価格 65/75% 山田錦・一般米 720ml:765円(税別) 評判 「米だけの酒」にこだわり、最高峰の酒米・山田錦を使用した蔵の代表銘柄です。山田錦55%、一般米45%の比率にすることで、繊細な味わいとどっしりした旨味を実現しています。 やや辛口の仕上がりは、普段の食事に合わせる食中酒としてもぴったり。720ml・700円台とコストパフォーマンスに優れ、ファンから根強い人気を誇る銘柄です。 (出典元:沢の鶴コーポレートサイト) 2-3.Kobe1717 精米歩合 酒米 価格 57% 山田錦 720ml:1793円(税別) 評判 創業年の「1717」を名付けた兵庫限定の純米酒です。兵庫県産の山田錦を100%使用し、きめ細やかなコクのある味わいを生み出しています。 1本につき10円が神戸の子ども支援のプロジェクトに寄付されるという、まさに地元に根付いたお酒。ラベルには神戸の街並みがデザインされ、見た目も美しい1本です。 (出典元:沢の鶴コーポレートサイト) 2-4.特別純米酒 本格甘口 山田錦 精米歩合(麹米/掛米) 酒米 価格 65/75% 山田錦 720ml:906円(税別) 評判 麹米を2倍以上使用し、旨味をぎゅっと凝縮させた味わいに仕上げた特別純米酒です。沢の鶴はキレのある辛口がスタンダードな中、重厚な甘口タイプのお酒になります。 山田錦を100%使用した贅沢なお酒は、燗酒好きな方にもおすすめ。「2020全国燗酒コンテスト」では金賞を受賞した、蔵の自信作となる1本です。 (出典元:沢の鶴コーポレートサイト) 2-5.たまには酔いたい夜もある 精米歩合(麹米/掛米) 酒米 価格 65/75% 国産米 180ml:350円(税別) 評判 飲みたい時に気兼ねなく楽しめる「たま酔い」の名で親しまれている純米酒です。通常のお酒に比べ、麹は2倍量とたっぷり。やさしい甘みと贅沢な旨味が楽しめるお酒になっています。 まろやかな味わいの「たま酔い」は、日本酒を飲み慣れない方や女性にもおすすめ。紅茶や炭酸水、オレンジジュースなどで割っても美味しく楽しむことができますよ。 (出典元:沢の鶴コーポレートサイト) 2-6.X01 精米歩合 酒米 価格 50% 国産米 180ml:1500円(税別) 評判 先進的な開発技術を持つヤンマーと沢の鶴による「新しい酒米」を作るプロジェクトから生まれたお酒です。何万種におよぶ米の種子から、酒造りに最も適した品種をヤンマーが選出。沢の鶴が何度も試験醸造を行うことで誕生しました。 まだ世にないDNAを持つ酒米で仕込んだお酒は、果実のようにフルーティな香りが特徴。適度に冷やすことで、純米大吟醸らしい香りと旨味を楽しめます。 (出典元:沢の鶴コーポレートサイト) 3.沢の鶴の購入方法 日常に寄り添う「沢の鶴」は、酒造取扱店やデパート、コンビニエンスストアなどでも購入できるお酒です。公式オンラインサイトの品揃えも充実しており、さまざまな商品を飲み比べることができますよ。 3-1.沢の鶴が購入できる実店舗 沢の鶴は、スーパーやコンビニエンスストア、デパートの酒造取扱店などで購入可能です。特に、パックで展開している「米だけの酒」、飲みやすさを追求した「たまには飲みたい夜もある」などは、販路の広い商品になります。 価格帯の高い純米大吟醸や、ヤンマーとのコラボ商品である「X」シリーズなどは品切れになることもあるため、お求めの際は事前に確認してからお出かけくださいね。 3-2.沢の鶴が購入できる通販サイト 沢の鶴は、公式オンラインショップの他、楽天市場とYahoo!にショッピングサイトを展開しています。定番商品から名入れギフト、古酒など幅広い銘柄が揃うのが特徴です。 沢の鶴は大手通販サイトでも購入できますが、正規の価格ではない価格で販売されていることがあるので注意が必要です。日本酒を専門に扱っていないお店は管理が行き届いていない場合もあるため、信頼できるショップで購入するようにしましょう。 沢の鶴オンラインショップ 純米酒蔵 楽天市場店 純米酒蔵 Yahoo!店 4.沢の鶴の美味しい飲み方・楽しみ方 沢の鶴は、日々の食卓に寄り添う味の幅広さが魅力のお酒です。米と麹、水のみで造られたお酒の味わいは、家庭料理との相性もぴったり。キッチンに常備しておきたくなる魅力にあふれています。 甘口タイプのお酒は、普段日本酒を飲み慣れない方にもおすすめ。割っても美味しい「たまには酔いたい夜もある」は、日本酒の楽しみ方をより一層広げてくれますよ。 4-1.-5度で保管? 購入した沢の鶴を美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.沢の鶴の期間限定品 沢の鶴の秋冬の限定品が「生もと 純米 ひやおろし」です。春先にできたお酒をひと夏寝かせた沢の鶴は、秋しか飲めない旬の味わい。10月には、新米仕込みの「純米無濾過生原酒」が数量限定・公式ショップ限定で販売されています。 モダンなテイストの「SHUSHU」は、季節ごとにおしゃれなデザインボトルを展開。桜や浮世絵など見ているだけでウキウキしてくるボトルは、誰かと一緒に飲むお酒にもぴったりですよ。 6.まとめ 灘酒のひとつとして、その名を知られる「沢の鶴」。日常酒として多くの人に愛されているお酒には、「米」にこだわる蔵の想いがあふれています。 米の旨みを残しつつ軽やかな味わいの沢の鶴は、毎日の晩酌にもぴったり。ひとりでホッと一息つきたい夜に。家族や仲間と囲む食卓に。ぜひお好みのスタイルで沢の鶴を楽しんでみてくださいね。

独創的な限定品とこだわりの吟醸造り。「尾瀬の雪どけ」を解説!

「尾瀬の雪どけ」は、群馬県の地酒としてその名を知られる日本酒です。生産するお酒の多くが、良質の酒米を使用した純米大吟醸。ほどよい酸味と香りが心地よく、キレのある味わいは食中酒にもぴったりです。 今回は、ていねいな手仕事で造られる人気の地酒「尾瀬の雪どけ」の魅力をご紹介!おすすめ銘柄や限定品、購入方法などぜひチェックしてみてくださいね。 1.日本酒の尾瀬の雪どけとは 「尾瀬の雪どけ」は、群馬県の龍神酒造が造る日本酒です。原料米には最高峰の酒米・兵庫県産山田錦を中心に使用。その他、雄町や五百万石、幻の酒米といわれる愛山などを使い分け、澄みきった味わいを生み出しています。 「尾瀬の雪解け」は、ほぼすべての銘柄が精米歩合50%の純米大吟醸。良質な米を半分まで精米し、手間ひまかけた製法で造っているにもかかわらず、コストパフォーマンスに優れていることも人気の理由となっています。 平成18年・19年の全国新酒鑑評会では、2年連続で金賞を受賞。「ワイングラスで美味しい日本酒アワード2020」では、プレミアム大吟醸部門で最高金賞を受賞するなど、群馬県から全国へと飛躍を続ける日本酒です。 1-1.酒造元について 「尾瀬の雪解け」を造る龍神酒造は、群馬県館林に位置する酒蔵です。南部流の伝統技法を会得した社員のみが酒造りを手がけ、高い酒質を誇る日本酒を生み出しています。吟醸造りにこだわる蔵の名は、1980年代の吟醸ブームの高まりとともに、一躍その名を知られることとなりました。 自社精米、多くのサーマルタンク、火入れ用のプレート式ヒーターなど、県では群を抜く設備の充実ぶりも特徴のひとつ。赤色酵母で仕込んだほんのり紅色の「ロゼの雪どけ」「桃色にごり」など、他にはない独創的な取り組みも注目を集める蔵元です。 1-2.尾瀬の雪どけという名の由来 「尾瀬の雪解け」の名は、尾瀬沼の雪解け水の清らかさに由来しています。群馬県・新潟県・福島県の3県にまたがる尾瀬は、只見川の源流域ともなる場所。本州最大の高層湿原から流れる水は、群馬の自然の源となっています。 その名のとおり、尾瀬の雪解けは澄み切ったキレのある味わいが魅力のお酒。こだわりの良質米を使用することで、コクのある旨味も実現しています。 2.尾瀬の雪どけの種類と値段について 「尾瀬の雪どけ」は、ほぼすべてが純米大吟醸酒にあたる銘柄です。良質な酒米を贅沢に使用したお酒でありながら、四合瓶(720ml)を1000円台から購入可能。手ごろな価格で美味しいお酒を楽しむことができます。 2-1.大辛口純米 精米歩合 酒米 価格 60% ー 720ml:1250円(税別) 1800ml:2500円(税別) 評判 甘辛の味わいをしめす日本酒度は、とびっきりの+10。辛口が+3.5からになることを考えても、どれほどキレのある味わいかが分かる純米酒です。 「大辛口」でありながら、キレのなかにどっしりした旨味を感じられるのは、原料米にこだわっている「尾瀬の雪どけ」ならでは。冷でも燗でも味のバランスがくずれることなく、好みの料理と合わせて幅広い楽しみ方ができる日本酒です。 (出典元: IMADEYA ONLINE STORE) 2-2.純米大吟醸 彗星30% 精米歩合 酒米 価格 30% 彗星 1800ml:3130円(税別) 評判 北海道の酒造好適米「彗星」を使用し、金沢酵母を使って仕込んだ純米大吟醸です。平成30年にちなみ、精米歩合はなんと30%。一粒の米の周りを7割近く削って仕込んだお酒からは、グレープフルーツのように爽やかな香りが立ち上ります。 味わいはあくまでもすっきりと穏やかで、米の甘みときれいな酸味を持ち合わせているのも魅力。平成最後の年に誕生した、酒造渾身の1本です。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-3.オゼユキ 純米大吟醸 featuring 秋田酒こまち 精米歩合 酒米 価格 50% 山田錦・秋田酒こまち 720ml:1570円(税別) 1800ml:3000円(税別) 評判 蔵こだわりの酒米に、「秋田酒こまち」をブレンドして仕上げたお酒です。毎年販売される、他県産米とのフューチャリング酒のひとつとなります。 低温でじっくりと熟成させた純米大吟醸は、リンゴのように甘く濃密な香り。酒こまちのやわらかな旨味が後口に広がります。火入れをしない生酒のため、よりフレッシュでジューシーな旨味を楽しむことができる1本です。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-4.純米大吟醸 北都七星 精米歩合 酒米 価格 50% ななつぼし・山田錦 1800ml:2760円(税別) 評判 北海道産の食米「ななつぼし」を使用した限定酒です。名作アニメをイメージさせる純米大吟醸は、「7号酵母」で造られています。 爽やかな香りとともに、ふわっと広がるのは米のまろやかな甘み。7号酵母特有のきれいな酸味も活きた、夏場にも味わいやすいスッキリとした生酒です。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-5.ロゼの雪どけ 純米大吟醸 精米歩合 酒米 価格 50% ー 720ml:1650円(税別) 1800ml:3200円(税別) 評判 見た目はまるでロゼワイン。イチゴのような美しい色合いが特徴の、限られた特約店のみに販売される日本酒です。 きれいなロゼ色を生み出しているのは、突然変異によってできたといわれる「赤色酵母」。色だけでなく味わいもまた、イチゴのような甘みと酸味が引き立ちます。アルコール度数が低く見た目もキュートなロゼの口どけは、女性へのプレゼントにもおすすめです。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 3.尾瀬の雪どけの購入方法 「尾瀬の雪どけ」は、蔵が運営する酒店のほか、正規取扱店や通販ショップで購入可能です。2020年4月には、酒造公式のオンラインショップを開設。季節限定の銘柄もより購入しやすくなりました。こちらでは「尾瀬の雪どけ」の購入方法をご紹介します。 3-1.尾瀬の雪どけが購入できる実店舗 蔵が運営する「龍神酒造富士見町売店」には、「尾瀬の雪どけ」のほか、蔵こだわりのリキュールなども並びます。その他、関東を中心とした正規取扱店でも「尾瀬の雪どけ」は購入可能。季節の限定酒などは品切れになってしまう事もあるため、購入の際は事前に確認してからお出かけください。 龍神酒造富士見町売店 館林市富士見町4-35 0276-70-8000 高橋与商店 群馬県前橋市新前橋町26-5 027-251-6393 岩井寿商店 兵庫県明石市松江759-12 078-923-4744 3-2.尾瀬の雪どけが購入できる通販サイト 「尾瀬の雪どけ」を造る龍神酒造では、公式のオンラインショップを運営しています。その他のサイトを利用する際も、日本酒の品質管理の行き届いたお店を選べば本当に美味しい「尾瀬の雪どけ」を味わうことができますよ。 龍神酒造オンライン IMADEYA ONLINE STORE 4.尾瀬の雪どけの美味しい飲み方・楽しみ方 ほとんどの銘柄を精米歩合50%で仕上げる「尾瀬の雪どけ」は、香りの良さと澄んだ味わいが魅力のお酒です。ワイングラスに注ぐとその香りはより花開き、イタリアンやフレンチと合わせても美味しくいただけます。 大辛口の純米酒は、食中酒として楽しむのもおすすめ。こってりとした味わいの料理とも相性が良く、料理の油分をすっきりと流してくれますよ。 4-1.-5度で保管? 購入した尾瀬の雪どけを美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.尾瀬の雪どけの期間限定品 「尾瀬の雪どけ」の中でも人気の限定酒が、春に登場する「桃色にごり」です。赤色酵母を使ったにごり酒は、上品で甘酸っぱい味わい。春の訪れを感じさせてくれる、特別な純米大吟醸です。 かわいい雪だるまが描かれた冬の限定品はその名も「おぜゆきだるま」。上品でさわやかな香りと甘みは、日本酒を飲み慣れない方にもおすすめです。また、「Padlock of Love」と名づけられた純米吟醸は、バレンタインシーズンに販売される限定品。「尾瀬の雪どけ」の独創的な限定品の数々は、ファンからも高い人気を得ています。 6.まとめ 根強いファンからは「オゼユキ」と呼ばれる銘酒「尾瀬の雪どけ」。ハイスペックな日本酒でありながらもコストパフォーマンスに優れ、群馬から全国へと人気を広げています。 中でも、蔵のこだわりの溢れた限定酒は品切れになることもあるほど。ぜひ今回ご紹介した銘柄を参考に、お好みの1本を見つけてみてくださいね。

秋田が誇る醸造のプロフェッショナル。「太平山」を解説!

「太平山」(たいへいざん)は、秋田随一の醸造元・小玉醸造が造る日本酒です。醤油や味噌の醸造も手掛ける蔵が造るお酒は、本醸造酒から純米大吟醸まで高い品質を誇ります。 その酒質は国内外でも高く評価され、名だたる鑑評会で度々トップにランクイン。今回は、秋田で長年親しまれている銘酒「太平山」の魅力やおすすめ銘柄、購入方法などをご紹介します! 1.日本酒の太平山とは 太平山は、風土に根差した酒造りが注目を集める日本酒です。秋田の酒米研究会と団結し、地元産米にこだわった味わいを生み出しています。 秋田県内一の生産量を誇る「ヤマキウ味噌」を手がける蔵が造るお酒は、醸造技術を活かした酒質の良いものばかり。電動ドリルを用いて酒米をすりつぶすという「秋田流生もと造り」が特徴です。 生もと造りの日本酒は酸味が強いものが多い中、太平山はエレガントな酸味を持つまろやかな味わいが魅力。辛口タイプの銘柄はすっきりとキレが良く、食事と合わせる日本酒としても好まれています。 1-1.酒造元について 太平山を造るのは、明治12年創業の小玉醸造株式会社です。創業時は醤油や味噌の醸造を手がけていた小玉醸造は、大正2年から酒造業に着手。今や秋田を代表する地酒である「太平山」を誕生させます。 レンガ造りの蔵の中にずらりと並ぶのは、今では珍しい木桶や醤油の貯蔵タンク。蔵内見学の後は試飲も楽しめる、観光客にも人気のスポットです。 昭和8年には全国初となる冷用酒「玲琅太平山」を発売。翌9年には、全国清酒品評会において、出品総数約5000点の中から第1位を獲得します。平成5年には全国・東北・秋田と揃ってトップとなる三冠を達成するなど、確かな品質が人気を得ている酒蔵です。 1-2.太平山という名の由来 「太平山」の名は、地域で最も親しまれている明峰・太平山の名に由来しています。標高は約1170m。頂上からは秋田市内を望むことができ、県立自然公園にも指定されています。 雄大な自然に包まれた山の名を持つお酒は、秋田の定番酒とも言える味わい。酒質は名だたる鑑評会でも高く評価され、その名は全国各地で知られています。 2.太平山の種類と値段について 太平山は本醸造酒から純米酒、吟醸酒に大吟醸酒と幅広いラインアップが揃う日本酒です。辛口ですっきりした味わいの銘柄を中心に、手ごろなものは四合瓶1本・1000円台から購入できます。蔵のトップブランドとなるお酒は、桐箱入りで5000円台と贈答用にも好まれる1本。ぜひ好みに合わせた銘柄を見つけけてみてくださいね。 2-1.純米吟醸 津月(つづき) 精米歩合 酒米 価格 55% 山田錦 1800ml:3000円(税込) 評判 高級酒米「山田錦」を100%使用し、秋田流生もと製法で造った中取りの純米吟醸酒です。「中取り」とは、日本酒を搾る工程で2番目に出てくるお酒のこと。甘みと香りのバランスに優れた、もっとも品質の良い部分とされています。 こだわりの純米吟醸は、米の旨味を引き出しつつ、口当たりは実になめらか。ほどよい辛みと酸味が心地よい、日本酒好きに人気の銘柄です。 (出典元:小玉醸造(株) オンラインショップ) 2-2.純米大吟醸 iron man+121 精米歩合 酒米 価格 40% 秋田酒121号 720ml:2000円(税別) 1800ml:4000円(税別) 評判 お酒を手がけた猿田修杜氏を表す「iorn man」を名前に冠した日本酒です。猿田杜氏は、国内外の様々なコンクールで輝かしい受賞歴を誇る人物。「鉄人杜氏」(iron man)のを名乗るお酒は、華やかさと繊細さを兼ね備えた仕上がりとなっています。 使用しているのは、新たに誕生した酒米「秋田酒121号」。グラスに注げば華やかな香りが広がり、スッキリとしたキレの良さも楽しめます。ホワイトベースのラベルも美しく、女性へのプレゼントにもおすすめの1本です。 (出典元:小玉醸造(株) オンラインショップ) 2-3.純米大吟醸 神月(しんげつ) 精米歩合 酒米 価格 40% 山田錦 1800ml:4300円(税別) 評判 英字新聞の包装が目を引く、蔵こだわりの純米大吟醸です。白神山地の伏流水とAK-1酵母が生み出す、エレガントな吟醸香が魅力となっています。 芳醇な旨味を持つ「神月」は、燗酒にしても美味しい1本。ほどよく温め、塩味の強いおつまみとゆったり楽しむのもおすすめです。 (出典元:小玉醸造(株) オンラインショップ) 2-4.純米大吟醸「天巧」(てんこう) 精米歩合 酒米 価格 40% 山田錦 720ml:2800円(税別) 1800ml:5400円(税別) 評判 IWC(インターナショナルワインチャレンジ)でゴールドメダルを受賞。全米日本酒鑑評会ではグランプリを獲得するなど、世界でもその酒質が認められた日本酒です。 香りは果実のように華やかで、澄み切った味わいが後引く美味しさ。祝いの席にもおすすめの、確かな品質を誇る日本酒です。 (出典元:小玉醸造(株) オンラインショップ) 2-5.大吟醸 壽保年(じゅほうねん) 精米歩合 酒米 価格 35% 山田錦 720ml:5200円(税別) 1800ml:10000円(税別) 評判 最高級の酒米「山田錦」を35%まで精米して仕込んだ、贅沢な味わいの大吟醸です。甘辛の度合いを示す日本酒度は、+3とやや辛口。低温でじっくりと熟成させたことで生まれる香りの中に、キレの良さを持ち合わせた銘柄となります。 桐箱におさまったゴールドラベルの大吟醸は、大切な方への贈り物にもふさわしい1本。品評会グレードの味わいを兼ね備えた、蔵のトップにふさわしいお酒です。 (出典元:小玉醸造(株) オンラインショップ) 3.太平山を購入する方法 秋田の地酒「太平山」は、正規取扱店や通販サイトで購入可能です。どちらで購入する場合も、大切なのは日本酒を適切に管理しているお店を選ぶこと。太平山は種類も豊富なお酒のため、ぜひ信頼できるお店でお気に入りの1本を見つけてみてくださいね。 3-1.太平山が購入できる実店舗 太平山は首都圏での取扱店が少なく、正規取扱店は地元秋田が中心となります。人気商品は品切れになることも珍しくないため、購入の際は事前に確認してから出かけるのがおすすめですよ。 秋田の地酒店 佐金商店 秋田県北秋田市東横町12-1 0186-62-1032 柴田酒店 秋田県雄勝郡羽後町西馬音内字本町21 0183-62-1717 3-2.太平山が購入できる通販サイト 取扱店舗の少ない太平山は、公式のオンラインショップでも購入できます。豊富な種類の他、蔵が手掛ける醤油や味噌といった自慢の品が並ぶのも魅力のひとつ。その他の通販ショップで購入する際も、多くの地酒を取り扱うお店を選べば、本当に美味しい太平山を味わうことができますよ。 小玉醸造(株) オンラインショップ はせがわ酒店 4.太平山の美味しい飲み方・楽しみ方 すっきりとした味わいの太平山は、銘柄ごとにさまざまな楽しみ方ができる日本酒です。手ごろな価格の本醸造酒は、キレのある辛口の味わいがより一層引き立つお酒。普段の料理に合わせたい気取らない魅力にあふれています。 良質な米の旨味を引き出した純米酒は、燗酒にしても楽しめる1本。適度に温めることで、ふんわりとしたやさしい香りが広がります。香り高い純米大吟醸は、ワイングラスに注いで味わうのもおすすめ。自分へのご褒美に、大切な方と酌み交わすお酒に、ぜひゆったりとその味わいを楽しんでみてくださいね。 4-1.-5度で保管? 購入した太平山を美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.太平山の期間限定品 太平山の季節の限定酒が「純米酒 ひやおろし」です。春に搾った純米酒を、低温庫でひと夏じっくり寝かせて仕上げています。穏やかで落ち着いた味わいは、秋の味覚と楽しむ日本酒としてもぴったり。販売本数が限られた、ファンからも人気の高い銘柄です。 また、夏に販売されるのが原酒をそのまま瓶詰めした「純米 夏にごり」。さわやかな微発泡感が、暑い夏にぴったりのお酒です。袋吊りした酒袋から一滴ずつこぼれる雫を集めた「天巧 無濾過生酒 別誂」は、数量108本のみという超限定酒。今では入手困難な、蔵の芸術品とも言える1本となっています。 6.まとめ 秋田県のふるさとの味として知られる「太平山」。世界遺産でもある白川山地の伏流水で仕込んだお酒は、スッキリとキレがありながら、まろやかな味わいが特徴です。 多種多様な種類が揃うため、シーンに合わせた美味しい1本を選べるのも人気のひとつ。ぜひお好みのおつまみと一緒に、その上質な味わいを楽しんでみてくださいね。

日本最北で造られるお酒。「國稀」を解説!

「国稀」(くにまれ)は、最北の酒蔵と言われる国稀酒造で造られる日本酒です。香りはおだやかでほんのり甘口の国稀は、食中酒として長きにわたり愛され続けています。 こちらでは、北の大地が育むお酒「国稀」の魅力をご紹介!生産量の約9割が地元で消費されるという国稀の購入方法、おすすめ銘柄などぜひ参考になさってくださいね。 1.日本酒の國稀(くにまれ)とは 国稀は、大自然に恵まれた北海道の寒冷地で生まれる日本酒です。原料となるのは、吟味した良質の米と、暑寒別岳から流れる清らかな水。南部杜氏の伝統を受け継いだ蔵人たちによって、国稀の上質な味わいが生み出されます。 ほんのり甘く、フルーティーな香りを持ち合わせた国稀は、爽やかな美味しさが持ち味。どこか屈強な佇まいとはうらはらに、軽やかな味わいは女性からも人気です。全国新酒鑑評会では、2年連続で金賞を受賞。北海道から全国へと確かな躍進を続ける銘柄として注目を集める日本酒です。 1-1.酒造元について 国稀酒造は、明治15年(1882年)創業の北海道の酒蔵です。創業者である本間泰蔵氏は、本業であった呉服商のほか、海運業やニシン漁も手掛ける多才な人物でした。 蔵が建つのは、札幌から車で2時間ほど北へ進んだ北海道増毛町。時代を感じさせる堂々とした佇まいの酒蔵では、数量限定の地酒や新酒の利き酒を楽しむこともできます。イベントの取り組みも多く、観光客からも人気のスポットです。 蔵人たちの熱い思いで造られる国稀は、生産量の95%は北海道内で消費されるという、地元で愛され続けるお酒。「増毛町とともに生きる酒」としての誇りを胸に、酒蔵では日々まっすぐな酒造りが続けられています。 1-2.國稀という名の由来 「国稀」は、かつては「国の誉」という名で親しまれていた酒でした。乃木希典元陸軍大将の名にちなんだ「国稀」が誕生したのは、大正9年のことです。 乃木希典元陸軍大将は、初代蔵元である泰蔵氏が大変感銘を受けた人物。そのまま「希」の一字をもらうのはおこがましいと、「のぎへん」をつけて生まれたのが「国稀」だと言われています。 「国に稀な良いお酒」という意味合いを持つ国稀は、現在までその名が受け継がれているお酒。北海道の代表酒として、地元から全国へとその名を広めています。 2.國稀の種類と値段について 国稀では醸造アルコールを添加した本醸造酒、米の旨味を引き出した純米酒、低温熟成させた純米吟醸酒などが販売されています。900ml・800円台からと求めやすい価格帯も魅力のひとつ。気取らずに楽しむ日常酒としておすすめしたい銘柄です。 2-1.國稀 精米歩合 酒米 価格 65% 国産米 900ml:807円(税別) 1800ml:1565円(税別) 評判 「国稀」の名を背負った蔵の代表銘柄です。明治時代から地元で愛され続けた、飲み飽きしないすっきりした味わいの日本酒となります。 辛みをおさえた芳醇な味わいは、日々の食事に寄り添う食中酒にぴったり。いつもそばに置いておきたくなる、安定感のある味わいが魅力のお酒です。 (出典元:国稀オンラインショップ) 2-2.北海道限定 純米吟醸 国稀 精米歩合 酒米 価格 50% 北海道産・吟風 720ml:2250円(税別) 評判 北海道の雄大な自然の中で生まれた、すがすがしい味わいの純米吟醸です。香りはあくまでもおだやかで、口当たりはなめらか。適度に温めると、米の香りと旨味がふわりと広がります。好みのおつまみを用意して、ゆったりと楽しみたくなる日本酒です。 (出典元:国稀オンラインショップ) 3.國稀の購入方法 最北の酒蔵で造られる国稀は、蔵が運営するオンラインショップのほか、蔵内の売店でも購入できます。生産量の大半が地元で消費される国稀は、大都市では扱う酒販店が少ない銘柄。実店舗や通販サイトを利用する際は、日本酒を適切な環境で管理しているショップを選んで、本当に美味しい国稀を味わってみてくださいね。 3-1.國稀が購入できる実店舗 明治の雰囲気が味わえる国稀酒造では、通常品だけでなく地元限定の銘柄も購入できます。唎き酒コーナーも充実しており、冬には甘酒が振舞われるなど観光客にも人気のスポットです。その他の実店舗で購入する際は、事前確認してから足を運ぶのがおすすめですよ。 国稀酒造株式会社 北海道増毛郡増毛町稲葉町1丁目17 0164-53-1050 新井屋酒店 東京都板橋区板橋3-13-1 03-3961-1228 ふくはら酒店 東京都台東区台東3-6-8 03-3831-2235 3-2.國稀が購入できる通販サイト 國稀は大手通販サイトでも購入できますが、正規の価格ではない価格で販売されていることがあるので注意が必要です。また、日本酒を専門に扱っていないお店では、品質管理が行き届いていない場合もあります。 蔵のオンラインショップでは、日本酒の他にも国稀の限定グッズやギフトセットも購入可能。酒蔵が求める酒質そのままの、本当に美味しい國稀を購入することができますよ。 国稀オンラインショップ 4.國稀の美味しい飲み方・楽しみ方 最北の酒として愛され続ける国稀は、日々の食事と合わせてゆったりと楽しみたいお酒です。少し濃いめの味付けの料理とも相性ばつぐん。国稀のまろやかな旨味が、料理の味を引き立てます。 北のお酒らしく、あぶったスルメや鮭の燻製といったおつまみにもぴったり。寒い冬にはぜひ適度に温めて、好みのおつまみとともにお楽しみください。 4-1.-5度で保管? 購入した国稀を美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.國稀の期間限定品 国稀の秋の限定品が「国稀純米 ひやおろし」です。ひやおろしとは、冬に仕込んだお酒をひと夏寝かせ、秋に販売するお酒のこと。低温でじっくりと熟成することで、おだやかな香りと旨味にあふれた味わいに仕上がります。 国稀のひやおろしの原料となるのは、北海道産の酒米・きたしずく。低温でじっくりと熟成させた秋のお酒は、北海道の地酒にふさわしいまろやかでやさしい味わいです。 6.まとめ 北海道の地酒「国稀」は、長年地元で愛されてきた味わい深い日本酒です。食中酒としても評判がよく、好みのおつまみと合わせて日本酒を楽しみたい方におすすめの銘柄となります。 最北の酒蔵で造られる国稀は、日本酒好きであれば一度は味わってみたいお酒。ぜひ北の大地が生み出すその味を楽しんでみてはいかがでしょうか。

粋なキレ味、純米揃い。「加賀鳶」を解説!

「加賀鳶」(かがとび)は、かつて加賀百万石と言われた石川県金沢発の日本酒です。純米酒にこだわって造られる加賀鳶は、キレのある辛口の味わいが魅力のお酒。酒の肴とも相性が良く、日本酒好きからも人気の高い銘柄です。 今回は、石川県の地酒「加賀鳶」の特徴やおすすめ銘柄、購入方法をご紹介!お酒好きにはたまらない旨味にあふれた加賀鳶を、ぜひチェックしてみてくださいね。 1.日本酒の加賀鳶(かがとび)とは 加賀鳶は「粋」をコンセプトに造られているお酒です。何より大切にしているのは、お酒のキレ味。単に辛いだけではない米の旨味を重視した味わいは、多くの日本酒ファンから支持を得ています。 使用するのは、兵庫県中区の山田錦や長野県の金門錦、富山県福光の五百万石といった良質の酒米。「恵みの百年水」とも呼ばれる清らかな地下水と伝統技術によって、こだわりの米は良質な酒へと生まれ変わります。 酒蔵が目指す「旨くて軽い」味わいは、辛口好きも納得の美味しさ。合わせる料理の味を引き立たせる、日本酒本来の魅力に溢れた銘柄です。 1-1.酒造元について 加賀鳶を造る「福光屋」の歴史は、寛永2年(1625年)に塩屋太助氏が加賀の酒蔵を買い取ったことに始まります。7代目は「塩屋」の屋号を、先代の出身地をとった「福光屋」に改名。その歴史は現在の13代目・福光松太郎氏へと引き継がれています。 1990年代には加賀鳶以外にも「黒帯」「瑞秀」「風よ水よ人よ」といった銘酒を次々に販売。2001年には醸造アルコールを添加しない、純米酒だけを造る蔵へと転換を遂げました。 「純米酒宣言」を謳う蔵が目指すのは、「米の国、米の酒」として大いなる可能性を秘めた日本古来の酒造り。純米酒はどっしりとコクのある銘柄が多い中、原料米を十分に吟味することで、「旨くて軽い」味わいを実現しています。 1-2.加賀鳶という名の由来 「加賀鳶」(かがとび)の名は、加賀藩江戸屋敷お抱えの火消しの名に由来しています。今でいう消防士の役割をしていた加賀鳶は、たくましく勇ましく、粋な集団として町の人気を集める存在でした。 ブランドのコンセプトとなったのは、加賀鳶が威勢よく立ち回る歌舞伎の演目。ラベルにも加賀鳶たちがデザインされ、蔵が酒に込める思いと酒の力強さが表れています。 2.加賀鳶の種類と値段について 加賀鳶は、こだわりの米と水だけで作る純米酒が基本となる日本酒です。四合瓶(720ml)1000円台から6000円台まで種類も幅広く、好みに合わせた1本を選ぶことができます。 2-1.吉祥 純米大吟醸 精米歩合 酒米 価格 40% 兵庫県多可町中区産・山田錦 720ml:5500円(税込) 評判 酒米の最高峰である「山田錦」100%で仕込まれたお酒です。使用しているのは、蔵が契約している特別な酒米のみ。半分以上精米した米をじっくり低温熟成することで、華やかな香りと深い旨味を引き出しています。 気品溢れる香りの純米大吟醸は、ワイングラスに注いでも楽しめるお酒。適度に冷やして、イタリアンやフレンチと一緒に味わうのもおすすめです。 (出典元:福光屋オンラインショップ) 2-2.純米大吟醸 藍 精米歩合 酒米 価格 50% 兵庫県多可町中区産・山田錦 720ml:2412円(税込) 1800ml:4820円(税込) 評判 ブルーボトルが美しい「藍」は、軽やかな旨味が心地よい純米大吟醸です。米の旨味、香りと酸味のバランスに優れ、加賀鳶らしい魅力にあふれています。 純米酒ならではの米の旨味が活きた「藍」は、リッチな味わいが楽しめるお酒。酒の肴との相性抜群の、日本酒好きにおすすめしたい銘柄です。 (出典元:福光屋オンラインショップ) 2-3.山廃純米 超辛口 精米歩合 酒米 価格 65% 国産米 720ml:1642円(税込) 1800ml:3280円(税込) 評判 伝統の手造り製法である、山廃仕込みで造られた純米酒です。「山廃」(やまはい)とは、手間と時間をかけ、自然の力によってお酒のもとである「酒母」(しゅぼ)を造る技法のこと。山廃仕込みのお酒は、自然の酒母ならではの適度な酸味と深いコクがあるのが特徴です。 加賀鳶の山廃純米は、鋭くキレる味わいの中に、米の旨味を持ち合わせたお酒。日本酒通も納得のキレ味を持つ辛口日本酒です。 (出典元:福光屋オンラインショップ) 2-4.歌舞伎 純米 氷温爽快 生 精米歩合 酒米 価格 65% 国産米 300ml:547円 評判 低温でじっくりと熟成することで、軽やかなキレの良さを引き出した辛口純米酒です。火入れをしないことで、生酒ならではのフレッシュな旨味を楽しむことができます。 辛口の味わいは、刺身やサラダといったあっさりとした料理の他、肉料理にもぴったり。生酒の美味しさを新鮮なまま味わえる、飲みきりサイズの300ml容量もうれしいですね。 (出典元:福光屋オンラインショップ) 2-5.純米大吟醸46 百万石乃白 精米歩合 酒米 価格 46% 石川県産・百万石乃白 720ml:2200円(税込) 評判 「百万石乃白」は、石川県が11年の歳月をかけて開発した酒米です。酵母には金沢生まれの「金沢酵母」を使用。特別な純米大吟醸として数量限定で販売されると、人気の高さから公式サイトでは早くに品切れとなりました。 名称の「シロ」にちなみ、米の磨き度合いを示す精米歩合(せいまいぶあい)は46%。適度に冷やしてグラスに注げば、フルーティーな吟醸香が立ちのぼります。飲みやすくスッキリした味わいは、普段は日本酒を飲み慣れない方にも好まれる仕上がりとなっています。 (出典元:福光屋オンラインショップ) 3.加賀鳶の購入方法 加賀鳶を造る福光屋は、1996年にオフィシャルサイトを開設し通信販売を開始。2016年までに東京に4点舗、金沢に2点舗の直営店をオープンしています。その他で加賀鳶を購入する際は、日本酒の品質管理の行き届いたショップを選ぶのがポンイント。ぜひ、蔵が目指す味わいそのもののキレのある加賀鳶を味わってみてくださいね。 3-1.加賀鳶が購入できる実店舗 加賀鳶は、蔵が運営する直営店で購入できます。加賀鳶のほかにも蔵を代表する銘酒がずらりと並び、金沢の伝統と文化を感じることができますよ。 直営店店舗一覧 3-2.加賀鳶が購入できる通販サイト 加賀鳶は、蔵が運営する通販サイトで購入可能です。加賀鳶のほかにも、蔵こだわりの甘酒や発酵食品、祝いの席を彩る樽酒などもチェックできます。「とうふのみそ漬」や「ほたるいかの素干し」といった、加賀鳶と相性ぴったりのおつまみも購入できるのがうれしいですね。 また、加賀鳶は大手通販サイトでも購入できますが、正規の価格ではない価格で販売されていることがあるので注意が必要です。中には品質管理が行き届いていない場合もあるため、通販サイトは日本酒を専門に取り扱うお店を選ぶのがおすすめです。 公式通販サイト 4.加賀鳶の美味しい飲み方・楽しみ方 軽さと旨さを兼ね備えた純米酒「加賀鳶」は、美味しいおつまみを用意して楽しみたいお酒です。キレのある味わいは、刺身や焼き魚といった料理との相性に優れています。金沢の冬の味覚、ズワイガニや鱈との相性もぴったり。こだわりの米を磨き上げて仕込んだ純米大吟醸は、ワイングラスに注いで香りを楽しむのもおすすめですよ。 4-1.-5度で保管? 購入した加賀鳶を美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.加賀鳶の期間限定品 加賀鳶では、季節に応じた選りすぐりの限定品を販売しています。「夏純米 生」は、搾りたての純米酒をそのまま瓶詰めした特別な1本。フレッシュでキレの良い辛口酒は、レモンやしょうがといったスパイスの効いた夏の料理ともよく合います。 ひと夏寝かせた「冷やおろし原酒」は、秋限定の純米酒。ほどよく熟成された旨味が、秋の味覚とも相性ぴったりの銘柄です。11月には、にごり酒特有のぴちぴちとしたガス感を楽しめる「純米大吟醸 にごり酒・生」を発売。寒い冬、あえて冷やして温かい部屋で楽しみたい、芳醇な旨味にあふれた1本です。 6.まとめ 石川県の老舗の酒蔵が造り上げる「加賀鳶」は、「粋」をコンセプトにしたキレのある味わいが魅力のお酒です。ただ辛いだけではなく、旨味にあふれた心地よさ。蔵がこだわる上質な米の味わいを感じることができます。 辛口ファンの方はもちろん、日本酒初心者という方もおすすめしたい「加賀鳶」。ぜひお気に入りの1本を見つけて、その味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。

日々の食卓に寄り添うお酒。「呉春」を解説!

「呉春」(ごしゅん)は、気取らない味わいが人気の大阪池田市の日本酒です。普通酒、本醸造酒、特別吟醸酒とこだわりの3種の銘柄は、長きにわたり地元で愛されています。 2009年秋には、新たな代表銘柄として限定大吟醸酒も登場。今回は「食の台所」大阪でその名を知られる日本酒「呉春」の魅力やおすすめ銘柄、購入方法をご紹介します! 1.日本酒の呉春(ごしゅん)とは 呉春は、大阪府池田市で古くから造られる日本酒です。使用するのは、五月山から流れる地下水脈の伏流水。井戸からくみ上げた地下水を使った呉春は、スッキリと飲みやすい酒質が多くの人々に親しまれています。 どこかほっと懐かしい気持ちにさせてくれる呉春は、日々の食卓に寄り添うお酒。家庭料理やおつまみとともに、リラックスしながら楽しみたい魅力にあふれています。 1-1.酒造元について 呉春酒造は、大阪府北部にある池田市に位置する酒蔵です。北に五月山、西に猪名川、南部に伊丹空港がある池田市には、今も江戸時代の名残を感じさせる建物が多く残っています。 江戸時代の最盛期には38軒あったという酒蔵も、現在は呉春を含む2蔵のみ。猪名川の水を仕込み水にして造られたスッキリ辛口の呉春は、甘口の酒が台頭していた江戸の町で人気を博し、確かな地位を築いていったのです。 古き歴史を持つ蔵の北側に、マンションの建設計画が浮上したのはバブル期に入った頃。呉春ファンや住民は、水脈が途絶えることで酒造りに支障をきたすと反対運動をおこします。結果的に建設計画は中止となり、池田の自然を生かした呉春の味は、無事現在まで受け継がれることとなりました。江戸時代から池田の地に根付く呉春は、その味はもちろん、酒蔵を含め多くの人々に愛されていると言えるでしょう。 1-2.呉春という名の由来 「呉春」の名は、江戸後期に活躍した画家の名「松林呉春」に由来しています。愛妻を亡くしてから池田に移住した呉春は、池田の古称「呉服」(くれは)の里で春を迎えたことに感銘し、松村月溪の名を呉春へと改名したのです。 偉大な絵師の名を受け継いだ呉春は、小説家の谷崎純一郎にも愛されたお酒。先代社長である西田秀生氏が谷崎氏と交友があったことから、呉春はたびたび二人の間で酌み交わされたと言われています。 2.呉春の種類と値段について 呉春は、普通酒、本醸造酒、特別吟醸酒の3種類と限定酒の大吟醸のみとなります。サイズも一升瓶のみと、古くからのスタイルを守り続ける銘柄です。1升瓶が1000円からとリーズナブルな呉春は、まさに普段の台所に常備しておきたい日常酒であると言えるでしょう。 2-1.池田酒 精米歩合 酒米 価格 68% 五百万石 1800ml:1759円(税別) 評判 酒米「五百万石」を原料にした呉春の普通酒です。普通酒とは、吟醸酒や純米酒といった「特定名称殊」に分類されないお酒のこと。普通酒でありながら高い酒質を誇る「池田酒」は、蔵を代表する酒、地元池田市で愛される酒として長い歴史を誇ります。 一升瓶が税込み1000円台とコストパフォーマンスにも優れ、日常酒として高い人気を得ているお酒です。 (出典元:ひょうたん屋) 2-2.本丸 本醸造酒 精米歩合 酒米(麹米/掛米) 価格 65% 朝日/アケボノ・八反錦 1800ml:2333円(税別) 評判 本醸造酒にあたる「本丸」は、まろやかな旨味が人気の日本酒です。甘辛の度合いを示す日本酒度は±0。甘くもなく辛くもない、旨味がありながら軽やかな味わいを実現しています。 確かな美味しさがありながら、自己主張しすぎない本丸は料理と合わせる日本酒にもぴったり。「晩酌は美味しい日本酒」という方にぜひおすすめしたい銘柄です。 (出典元:ひょうたん屋) 2-3.特吟 (特別吟醸酒) 精米歩合 酒米 価格 50% 赤磐雄町 1800ml:4352円(税別) 評判 幻の酒米とも言われる赤磐雄町を使用した、特別な大吟醸酒です。搾った後に火入れしたお酒を、タンク内で一定期間熟成。瓶詰め時にもう一度火入れをし、ほのかに暖かい状態で蔵出しされたお酒になります。 地元大阪でも人気の「特吟」は、品切れになることも珍しくないお酒。見つけた時にはぜひ味わいたい呉春の特別銘柄です。 (出典元:ひょうたん屋) 3.呉春の購入方法 呉春は関西を中心とする正規取扱店や通販ショップで購入できます。こちらでは、その一部をご紹介。日本酒の品質管理の行き届いたお店で、ぜひお気に入りの1本を見つけてみてくださいね。 3-1.呉春が購入できる実店舗 大阪の地酒「呉春」は、以下の実店舗で購入可能です。限定酒の場合は品切れになっていることもあるため、ぜひ事前確認してからお出かけくださいね。 地酒専門創り酒屋 かがた屋酒店 東京都品川区小山5-19-15 03-3781-7005 今仲酒店 大阪府池田市古江町131-1 072-751-2302 3-2.呉春が購入できる通販サイト 呉春は大手通販サイトでも購入できますが、正規の価格ではない価格で販売されていることがあるので注意が必要です。また、日本酒を専門に扱っていないお店では、品質管理が行き届いていない場合もあります。 直接商品を手にすることができない通販サイトは、日本酒に適した保存管理を行っている専門ショップを選ぶのがおすすめ。酒蔵が求める酒質そのままの、本当に美味しい呉春を購入することができますよ。 ひょうたん屋 4.呉春の美味しい飲み方・楽しみ方 気取らない味わいが魅力の呉春は、普段の食事と合わせて楽しみたい日本酒です。落ち着いたまろやかな旨味は合わせる料理を選ばず、すいすい飲み進めることができます。 冷やでも燗でも味のバランスが崩れないため、好みのスタイルで楽しめるのも魅力のひとつ。「お酒は燗でゆったり楽しみたい」という方にもおすすめの銘柄です。 4-1.-5度で保管? 購入した呉春を美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.呉春の期間限定品 秋から冬にかけて4か月のみ販売される限定酒が「呉春 大吟醸」です。幻の酒米「赤磐雄町」を贅沢に半分以上精米し、じっくりと低温熟成して仕上げています。 2009年についに発売された呉春の大吟醸は、数も限られた希少なお酒。年によっては販売されないため、見つけた際はぜひ購入しておきたい銘柄であると言えるでしょう。 6.まとめ 大阪池田市の銘酒「呉春」は、ほのかな甘みとスッキリした飲み口が人気のお酒です。一升瓶のみの製造にこだわっている呉春は、飲み手を選ばず日常酒として楽しむ魅力にあふれています。 飲み飽きしない美味しさは、日本酒好きにこそおすすめしたい1本。ぜひ、大阪が誇るその味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。

300ml~360mlの二合瓶サイズの日本酒からオススメ銘柄6選を紹介!

さまざまな容量で販売される日本酒の中でも、300ml~360mlの二合瓶は、家飲みを楽しみたい方におすすめです! 純米酒や吟醸酒など味の種類が多い日本酒も、300ml~360mlであれば気軽に試してみることができます。一升瓶や四合瓶ではコストが心配だったり、飲み干せるのかな?と戸惑う方でも購入しやすいのがメリット。 今回は、少量ずつ色々な日本酒を楽しみたいという方に向け、300ml~360mlの日本酒の魅力と共におすすめの銘柄をご紹介していきます。 1. 300ml ~ 360ml の日本酒は、家飲みに最適! 好きなおつまみを並べて、お気に入りの日本酒を開ける家飲み時間。お酒が好きな方にとっては大切にしたい時間のひとつですよね。 一般的な45mlのおちょこで約6杯分となる300ml~360mlの日本酒は、家飲みにちょうどいい!まずは、300ml~360mlの日本酒を家飲みにおすすめする理由についてお伝えしていきますね。 1-1. カロリー計算がしやすい お酒が好きで家飲みを楽しむ方の中には、「日本酒は飲みたいけどカロリーが気になる…」という方も多いのではないでしょうか。そのような方にも、日本酒の300ml~360mlはおすすめです。 なぜなら、日本酒のカロリーは100mlあたり134kcal。300ml飲むとおよそ400kcalと、カロリー計算がしやすい容量になっているから。 サイズが小さいので飲んだ量も見た目で分かりやすく 「今日はカロリーオーバー気味だから、半分の200kcalだけにしておこう」 「今夜はあっさり系のおつまみだから、1本飲んでも大丈夫」 というように、カロリー計算しながら家飲みを楽しむことができます。 日本酒を開けるとついつい全部なくなるまで飲んでしまうという方でも、300mlであれば摂取カロリーを抑えることができるので安心ですね。 1-2. ちょうどいいサイズ感で飽きずに飲み干せる 日本酒の容量でメジャーなもののひとつが「一升瓶」と呼ばれる1800mlです。しかし、一升瓶は飲み干すまでに時間がかかることが多く、途中で飲み飽きてしまう場合もあります。 また、一升瓶の高さはおよそ40cm。保管する際にも一定のスペースが必要になるのです。 一方、300ml~360mlの日本酒は一度に飲みきるのにちょうど良いサイズ。飲み残した場合にも、冷蔵庫の扉に立てて収納することができます。飲み比べをしたい方にもぴったりです。 数ある日本酒の中からお気に入りを見つけたいという初心者の方も、気軽に色々な銘柄を試すことができますよ。 2.人気銘柄の300ml日本酒6選 ここからは、人気銘柄が販売している300ml~360ml容量の日本酒をご紹介していきます。精米歩合や味の違いを楽しめるものから、女子会やプレゼントにぴったりの銘柄まで全6種類。 お家で気軽に楽しめる日本酒をお探しの方は、ぜひ参考になさってください。 2-1.獺祭(だっさい) 「獺祭」は山口県の旭酒造で造られている日本酒です。綿密な計算と徹底した管理のもとで製造される獺祭は世界でも人気が高く、パリにはフレンチで有名なロブションとのコラボショップをオープンしているほど。容量のバリエーションも豊富で、「45」「三割九分」「二割三分」と、精米歩合の異なる銘柄が300mlで販売されています。 精米歩合(せいまいぶあい)とは、米の外側を削る度合いを示す数値のこと。山田錦を23%まで磨いた最高の純米大吟醸「二割三分」も、300mlであれば2000円台と手が届く値段に! (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-2.すず音 宮城県の一ノ蔵が造る「すず音」は、しゅわしゅわと細やかな泡がたちのぼるスパークリング日本酒。泡の音を表したネーミングとおしゃれなボトル、甘酸っぱい口当たりが女性にも人気の銘柄です。 その日のうちに飲みきることができる300mlの容量は、炭酸ガスを含んだ日本酒に最適なサイズ。持ち運びにも適しているので、乾杯用にパーティーに持参する際にもおすすめですよ。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-3.純米夏酒 浦霞(うらかすみ) 季節ごとの味わいを気軽に楽しむことができるのも、300ml~360mlの日本酒のうれしいポイント。宮城県の酒蔵、浦霞の夏の限定品は爽快で軽やかな口当たりの純米酒です。 1本あたり500円台とお手頃な価格で購入できるため、味を確かめてから1升瓶を購入したいという方にもおすすめ。初心者の方であれば、季節の限定品をきっかけにお気に入りの蔵を見つけるのも楽しいですよ。 (出典元:浦霞醸造元 株式会社佐浦) 2-4.玉乃光(たまのひかり) 純米大吟醸 備前雄町 「玉乃光」は、日本有数の酒処といわれる京都府の伏見で造られる地酒。かつて豊臣秀吉が伏見城をつくったことをきっかけに酒造りが盛んになった伏見は、黄桜や月桂冠といった大手のブランドが蔵を構える地域でもあります。 備前雄町という名前の酒米を使用した純米大吟醸は、ANAの国際線スイートラウンジに採用されたこともあるお酒。「酒処といわれる地域の日本酒を知りたい」「メジャーな銘柄はひととおり試したい」という方にぴったりの300mlの日本酒です。 (出典元:楽天市場) 2-5.春鹿(はるしか) 純米 超辛口 日本酒は、甘口や辛口など味の種類が豊富なことも魅力のひとつ。奈良県の「春鹿」は、辛口日本酒の代表格として有名な地酒です。 普段は甘口が好みという方や、自分の好みがまだはっきりしないという方でも試しやすいのが300mlの日本酒の魅力。超がつくほど辛さと旨さの際立つ1本を、手ごろなサイズからぜひ試してみてはいかがでしょうか。 (出典元:今西清兵衛商店) 2-6.近江ねこ正宗 AKI-NEKO(あきねこ) 300mlの日本酒は、日本酒好きな方へのちょっとした贈り物にもちょうど良いサイズ。近江酒造が造る「近江ねこ正宗」は、白猫ラベルがかわいらしいプレゼントにもぴったりの1本です。 「とにかく猫と日本酒が好き」という蔵元が造る純米吟醸は、すっきりした味わいに爽やかな香りが広がる本格派。はちわれ猫ラベルの純米酒や飲み比べセットもあるので、贈り物用の日本酒をお探しの方にもおすすめです。 (出典元:近江酒造株式会社) 4.まとめ 300mlの日本酒は、家飲みで気軽に日本酒を楽しみたい方にぴったりのボトルです。日本酒の味の決め手ともなる、原料や仕込み方が生む個性も少量ずつ飲み比べることができます。 日本酒はまだ飲み始めたばかりという初心者の方も、新たな味にチャレンジしてみたいという日本酒好きな方も、ぜひ気軽に300mlの日本酒を手に取ってみてはいかがでしょうか。 https://sake-5.jp/nigo-bin/

会津産にこだわる。「寫楽」を解説!

日本酒の数ある銘柄のなかでも、高い人気を誇る寫楽。初心者に日本酒を教えるなら、まずは寫楽からという玄人もいます。 本記事をお読みのみなさんも、寫楽の評判を聞きつけて詳しい情報を調べているのではないでしょうか。実際に購入してみようと検討している人もいるはずです。 今回は寫楽の詳細、魅力を隅々まで解説するので参考にしてみてください! 1.日本酒の寫楽(しゃらく)とは 寫楽とは日本酒造りが盛んな福島の地酒です。品質の良さ、飲みやすさに定評があり、幅広い世代から人気があります。日本酒は寫楽しか飲まない人もいるほどです。寫楽とはどのようなこだわりを持って造られているのでしょうか。詳しくは以下を参考にしてみてください。 1-1.酒造元について 寫楽を酒造しているのは福島県会津若松市にある宮泉銘醸です。創業は昭和30年。全国の名立たる蔵元に比べると若い酒造メーカーです。もともと、創業者が老舗の酒造会社「花春酒造」で修業しており、独立して宮泉銘醸が誕生しました。創業当初から地元では信頼のある会社です。 日本酒造りにおけるモットーは「会津産にこだわる」こと。会津の人、米、水で造る安心安全の日本酒を生み出すことに熱意を注いでいます。今でこそ県外産の米も使用しますが、品質は入念にチェック。妥協のない日本酒造りに励んでいます。 1-2.寫楽という名の由来 寫楽は実はもともと宮泉銘醸で造っていた銘柄ではありません。本来は宮泉銘醸と同じく、花春酒造から独立した東山酒造の代表的なブランドでした。しかし、東山酒造は残念ながら2009年に廃業しました。そこで兄弟分である宮泉銘醸が寫楽を引き継ぐことになったのです。 寫楽はすでに地元の人たちにとってお馴染みの銘柄。宮泉銘醸は商標ごと引き継くことで、慣れ親しまれている寫楽の名を今に至るまで残したのです。寫楽は人情によって生き残った銘柄といえます。 2.寫楽の種類と値段について 寫楽にはいくつかの種類があります。それぞれ風味や価格が違うため、初心者はどれを選べばいいかわからないことも多いです。以下では寫楽の種類ごとに特徴を解説するので、参考にしてみてください。 2-1.純米大吟醸 極上二割 精米歩合 酒米 価格 20% 山田錦 720ml 20,000円(税抜) 評判 極上の名前が示すとおり、寫楽のなかで最も高級な銘柄です。酒米のなかでも最高品質の山田錦を使い、丁寧に米の旨味を抽出した絶品。透明感のある味わいは職人の技量の高さを思わせます。優美な香りが漂うため、封を開けた瞬間から品質の高さがわかることでしょう。 上質な木箱と黒のラベルのパッケージは贈り物としても最適です。飲まずにずっと部屋に飾っておきたい重厚感があります。気軽に購入できるお酒ではないですが、それだけに特別な意味合いが強い銘柄です。 (出典元:宮泉銘醸株式会社) 2-2.純米酒 精米歩合 酒米 価格 60% 夢の香 1800ml 2,800円(税抜) 評判 純米酒は寫楽の基本といえる銘柄です。果実のような甘味と酸味のバランスの良さが特徴。後を引く淡麗の味わいで、誰もが飲みやすいと評判です。日本酒を初めて飲む人、これから日本酒を勉強したい人にもおすすめできます。 一般的な日本酒に比べて、香りが強いのも魅力です。お猪口はもちろん、グラスに注げば洋食にも合わせやすいでしょう。どのタイミングで飲んでも美味しい銘柄です。 (出典元:宮泉銘醸株式会社) 2-3.純米吟醸 精米歩合 酒米 価格 50% 五百万石 1800ml 3,400(税抜) 評判 純米吟醸は純米酒と並ぶ寫楽の基本銘柄です。純米酒に比べて、落ち着いた大人の香りが特徴。口に含むと、果実味のあるジューシーな酸味が広がります。後からドッシリと押し寄せてくる米の旨味がたまりません。抜群のキレは日本酒らしい刺激を与えてくれます。 お酒を飲み慣れている人であれば、純米酒より純米吟醸を選ぶといいでしょう。最上級の大人の味わいを教えてくれます。 (出典元:宮泉銘醸株式会社) 2-4.純米吟醸 酒未来 精米歩合 酒米 価格 50% 酒未来 1800ml 3,700円(税抜) 評判 酒未来は名前のとおり、1999年に誕生した比較的新しい酒米「酒未来」を使った銘柄です。フルーティな香りと、爽やかなキレが抜群の1本。純米酒や普通の純米吟醸とはまた違うテイストに仕上がっています。 さらっとした後味が食欲をかきたててくれるため、食中酒として最適です。クリアな喉越しは料理の味を邪魔しません。和食だけに限らず、中華や洋食とも試してほしい日本酒です。 (出典元:宮泉銘醸株式会社) 2-5.純米大吟醸 しずくどり 精米歩合 酒米 価格 40% 山田錦 720ml 4,800円(税抜) 評判 しずくどりは搾りたての酒をすぐに火入れして瓶に詰めた銘柄です。寫楽のなかでも新鮮味が売りの特別な純米大吟醸。香りの立ちが良く、上品な酸味はワインを思わせる味わいです。じっくり舌の上で風味を楽しんでから飲みたくなります。 山田錦を使った日本酒は全国に多くありますが、飲みやすさは寫楽ならではです。日本酒好きの人は他の銘柄と飲み比べてみると面白いでしょう。 (出典元:宮泉銘醸株式会社) 3.寫楽の購入方法 ここまでの解説で寫楽を実際に飲んでみたいと感じた人も多いことでしょう。寫楽を購入する方法はいくつかあります。詳しくは以下を参考にしてみてください。 3-1.寫楽が購入できる実店舗 寫楽を実店舗で購入するのであれば、「酒専門店鍵や」が適切です。鍵やは寫楽の正規取扱店。寫楽であればどんな種類でも販売を行っています。通年商品から期間限定品まで揃っているので、寫楽ファンであれば困ることはないでしょう。 ただし、在庫がなかったり、距離的に行けなかったりすることも少なくありません。寫楽は専門的な酒屋であれば、全国各地で取り扱いがある可能性があります。近隣の酒屋に問い合わせてみるといいでしょう。仮に取り扱いがなくても、交渉すれば仕入れてくれることがあります。 酒専門店鍵や 3-2.寫楽が購入できる通販サイト 寫楽は大手通販サイトでも購入できますが、正規の価格ではない価格で販売されていることがあるので注意が必要です。また、日本酒を専門に扱っていないお店では、品質管理が行き届いていない場合もあります。 直接商品を手にすることができない通販サイトは、日本酒に適した保存管理を行っている専門ショップを選ぶのがおすすめ。酒蔵が求める酒質そのままの、本当に美味しい寫楽を購入することができますよ。 4.寫楽の美味しい飲み方・楽しみ方 寫楽は基本的にどんな飲み方をしても美味しくいただくことができます。強いていうなら、冷酒にして飲むのがおすすめです。冷やすことで香りが緩やかになり、日本酒特有のキレが増します。寫楽を飲むときは、まずは冷酒から試してみてください。 4-1.-5度で保管? 購入した寫楽を美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.寫楽の期間限定品 寫楽は月ごとに期間限定品を販売しています。たとえば、先に紹介した「純米大吟醸 しずくどり」は6月、「純米吟醸 酒未来」は8月の限定販売品です。毎月のように味わいの違う限定品が発売されるため、寫楽ファンは飽きることなく楽しめます。 ただし、12月と1月は統一されており、限定品は全部で11種類です。通年商品と高級酒を含めると、14種類あります。バリエーション豊富で自分にあった味を見つけやすいのが寫楽の魅力といえるでしょう。 6.まとめ 福島の地酒である寫楽について解説しました。寫楽は一度は失われかけたものの、別の蔵元によって引き継がれた銘柄。かつての良さを残しつつ、今なお進化を続けています。万人に愛される高品質の日本酒として広がっていくことでしょう。 もし、寫楽を実際に飲んでみたい人は、本記事を参考に気になる種類を購入してみてください。日本酒の世界観がひっくり返るはずです!

原料に勝る技術なし。「澤屋まつもと」を解説!

「澤屋まつもと」は、松本酒造の革新的な酒造りが注目を集める日本酒です。「原料に勝る技術なし」といった想いから生まれるのは、とことん酒米にこだわったお酒。代表銘柄である「守破離」(しゅはり)は、さまざまな高級米で仕込まれています。 杜氏の探求心があふれる限定酒は、人気の高さから品切れになることもあるほど。今回は、京都伏見の新たな代表酒「澤屋まつもと」の魅力やおすすめ銘柄、購入先についてご紹介します! 1.日本酒の澤屋まつもととは 「澤屋まつもと」は、蔵に受け継がれる伝統製法を守りながら、革新的な酒造りで邁進を続けるブランドです。麹米はざるで手洗いし、半切りと呼ばれる底の浅い木桶で吸水。確かな数字と感覚を大切に、必要以上に手をかけない引き算の酒造りを続けています。 原料由来の味わいを大切に、搾った酒はすべて原酒のまま余計な手は加えないのも特徴。ていねいに瓶詰めされているため、仕込み時に生じた発泡感のある飲み口を楽しめます。 料理に合う酒造りを目指し生まれた日本酒は、微発泡の爽快感やキレのよい酸味、苦みを強調した新たなる酒。柑橘系の香りは洋食との相性も良く、一歩進んだ食中酒として人気を集める銘柄です。 1-1.酒造元について 「澤屋まつもと」を造る松本酒造は、1791年(寛政3年)に創業した老舗酒蔵です。1922年(大正11年)、京都伏見に建てられた仕込み蔵や八角形のレンガ煙突は、近代化産業遺産にも認定されています。 現在の蔵を牽引するのは、若きふたりの兄弟。杜氏である弟の松本日出彦氏は、東京農業大学で醸造学を学んだのち、「醸し人九平次」を造る醸造萬乗で修業を重ねた人物です。蔵へ戻った日出彦氏は「伝統を守り、新しい感性をもって、新境地を想像する」を企業理念に掲げ、新たな酒造りをはじめます。 富山県南砺市産「五百万石」に出会い、原料由来の味わいに心打たれた日出彦氏は、米の旨味を引き出す酒造りを追求。「一に蒸し、二に蒸し、三に造り」と言うほど米を蒸す工程にこだわり、現在はめずらしい四角いせいろで酒米を蒸しあげてます。 古くから親しまれる蔵のもうひとつの銘柄「日出盛」は、杜氏である日出彦氏の名前の由来でもあるお酒。200年あまり続くその伝統を胸に、蔵では日々まっすぐな酒造りが続けられています。 1-2.澤屋まつもとという名の由来 初代・松本治兵衛が創業した酒造「澤屋」は、1949年(昭和24年)に松本酒造株式会社と社名を改めます。「澤屋まつもと」は、古い暖簾である「澤屋」と、現在の「松本」から銘々したものです。 澤屋まつもとの代表銘柄である「守破離」(しゅはり)は、伝統を取り入れながらも、革新を取り入れることを意味したお酒。「守」は伝統を守ること、「破」は伝統を打ち破り新しいアイデアを思いつくこと、「離」には、それぞれを大切にしながら新しい価値を創造していくという想いが込められています。 2.澤屋まつもとの種類と値段について 日本酒は、原料や製造方法によって醸造酒や純米酒、吟醸酒といった特定名称酒に分類されます。しかし、澤屋まつもとの多くは特定名称の表記にこだわらず、原料となる酒米の存在感を重視しているお酒です。 こだわりの酒米を使用しながら、四合瓶が1000円から3000円台の価格帯も人気の理由。澤屋まつもとならではの、原料米による味の違いをぜひ楽しんでみて下さいね。 2-1.守破離 sauna 精米歩合 酒米 価格 ー 雄町 720ml:1650円(税込) 評判 「sauna」は、サウナから出た後のような爽快感をイメージして作られたお酒です。原料米は岡山県赤磐産の雄町。雄町を使ったお酒はどっしりした味わいが多い中、「sauna」はドライで軽やかな旨味を実現しています。 シュワッとした微発泡感は、澤屋まつもとならではの口当たり。好みの料理と合わせて、すいすいと飲み進めたくなる銘柄です。 (出典元:桜本商店) 2-2.守破離 混醸×熟成 精米歩合 酒米 価格 62/38% 山田穂/雄町 720ml:2530円(税込) 評判 混醸とは、複数の品種をともに発酵させる醸造方法です。昨年に仕込んだ山田穂と雄町の混合酒を16カ月間熟成させたお酒は、米本来の旨味をぞんぶんに味わえる仕上がりとなっています。 熟成酒でありながら爽やかさを感じられるのは、澤屋まつもとの「守破離」ならでは。秋の味覚にもぴったりの食中酒です。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-3.純米大吟醸 Ultra 精米歩合 酒米 価格 40% 兵庫県加東郡東条町特A地区産山田錦 720ml:3465円(税込) 1800ml:6930円(税込) 評判 原料となるのは、兵庫県上東条地区に限定した山田錦。上東条地区は、酒米の王者・山田錦の栽培をいちばんに始めた、山田錦のルーツとなる場所です。 「Ultra」(ウルトラ)は、別次元の場所で育った米を意味する銘柄。「原料に勝る技術なし」という酒蔵の想いが感じられる、こだわりの純米大吟醸です。 (出典元:横浜君嶋屋オンラインショップ) 2-4.守破離 Furuke48 精米歩合 酒米 価格 ー 兵庫県東条秋津地区古家山田錦 720ml:5500円(税込) 評判 使用するのは、秋津地区の一番南の古家川ノ上48番地と、その周辺で育つ山田錦のみ。澤屋まつもとのこだわりが詰まった、最高峰の熟成酒です。 口当たりはやさしいものの、最後に残るのは米の力強い旨味。一年間熟成させることで、山田錦のポテンシャルをじゅうぶん引き出している銘柄です。 (出典元:はせがわ酒店) 2-5.守破離 No title 精米歩合 酒米 価格 ー 山田錦 720ml:2750円(税込) 評判 「No titale」とあえて題名がない事を意味する守破離は、完全有機農法で育てた山田錦で造られています。原料以外、情報はほぼ非公開。「価値観にとらわれず、自然なあるべき姿を感じてほしい」という酒蔵の想いによって誕生しました。 米の可能性を探りながら造った「No titale」は、蔵のチャレンジ酒ともいえるお酒。米の素晴らしさをダイレクトに感じられる、守破離の特別限定商品です。 (出典元:IMADEYA ONLINE STORE) 2-6.守破離 Saido 28BY 精米歩合 酒米 価格 ー 上東条西戸産山田錦 1800ml:13200円(税込) 評判 「Saido」は、特A地区のさらに上の特上米を栽培する秋津地区の中でも、最上流部に位置する「西戸地区」を表す名前です。その土地の風土、米の持つすばらしさを体感してほしいという蔵の想いが込められています。 発泡感は控えめで、とろみのある濃密な旨味と酸味が際立つ仕上がり。ワイングラスに注ぐとより一層その旨味が際立つ銘柄です。 (出典元:はせがわ酒店) 3.澤屋まつもとの購入方法 酒蔵直販のない「澤屋まつもと」は、正規取扱店で購入可能です。通販サイトで購入する際も、日本酒を適切に管理しているショップがおすすめとなります。温度管理の行き届いたショップを選べば、原料米の良さが活きた美味しい「澤屋まつもと」を味わうことができますよ。 3-1.澤屋まつもとが購入できる実店舗 「澤屋まつもと」を実店舗で購入する時は、多くの地酒を取り扱う正規取扱店を選ぶのがポイントです。人気商品は品切れになっていることもあるため、希望の品がある時は事前に確認してからお出かけくださいね。 山中酒の店 大阪府大阪市浪速区敷津西1-10-19 06-6631-3959 酒泉洞堀一 名古屋市西区枇杷島3-19-22 052-531-0290 お酒のアトリエ 吉祥 神奈川県横浜市港北区新吉田東5-47-16 045-541-4537 3-2.澤屋まつもとが購入できる通販サイト 「澤屋まつもと」は大手通販サイトでも購入できますが、正規の価格ではない価格で販売されていることがあるので注意が必要です。また、日本酒を専門に扱っていないお店では、品質管理が行き届いていない場合もあります。 直接商品を手にすることができない通販サイトは、日本酒に適した保存管理を行っている専門ショップを選ぶのがおすすめ。酒蔵が求める酒質そのままの、本当に美味しいお酒を購入することができますよ。 はせがわ酒店 佐野屋 4.澤屋まつもとの美味しい飲み方・楽しみ方 「澤屋まつもと」は、料理と合わせて美味しいお酒を目指して造られています。中心はあくまでも料理。日本酒はサイドという味のバランスを重視したお酒です。 適度に冷やすとより一層楽しめるのが、「守破離」ならではの微発泡感やチリチリとした酸味。ワイングラスに注いで香りを開かせながら、和食だけでなく洋食に合わせるのもおすすめです。 4-1.-5度で保管? 購入した澤屋まつもとを美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。 とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。 日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。 https://sake-5.jp/sake-how-to-save/ 5.澤屋まつもとの期間限定品 「澤屋まつもと」は、日本酒の可能性を模索するお酒として「試験醸造シリーズ」を限定販売しています。使用する酒米は毎回異なり、本数はおよそ1000本限定とファン待望のシリーズ品です。 「Shuhari 2019 KOHOKU TAMASAKAE」は、滋賀県湖北産の玉栄を使用した2019年のお酒。純米や純米大吟醸といった特定名称にあたる記述は一切なく、ただ米の旨味を純粋に追いかける「澤屋まつもと」の意気込みが表れた自信作です。 他にも、「Shuhari 2018 SHOBUDANI」は特A地区として名高い上東条地区の「少分谷」(しょうぶだに)という地区の山田錦で仕込んだお酒。山田錦×雄町、愛山×山田錦といった異なる品種の掛け合わせにも挑戦するなど、常に新しい世界を探求する蔵の姿勢が表れています。 6.まとめ 伝統を守りつつ、常に革新を続ける「澤屋まつもと」は、日本酒ファンからも人気のお酒です。原料米の良さを大切に、米の旨味を押し出したブランド展開が注目を集めています。 なによりファンを惹きつけて止まないのは、シュワッとした微発泡が心地よい軽やかな味わい。酸味と旨味のバランスがとれた「澤屋まつもと」の世界を、ぜひ好みの料理と一緒に楽しんでみてくださいね。

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