(出典元:日本名門酒会 公式サイト)
2月3日は「立春の日」。立春の日は旧暦のお正月にあたるというのを皆さんご存知でしたでしょうか?
実は日本酒にとっても、この立春の日というのは特別な日になっています。
立春の日に搾られるお酒を「立春朝搾り」。
この記事では立春朝搾りとはどういうお酒なのか、紹介します。
目次
1.「立春朝搾り」ってどんなお酒?
立春朝搾りとは2月3日の立春の日の朝に搾り上がったばかりのお酒を、その日のうちにお手元にお届けする、日本名門酒会が主催をしている限定酒になります。
2月2日の節分の日の夜から一晩中もろみを搾り続け、立春の日の早朝に搾り上がったばかりの生原酒を、その日の夜に消費者の手元にお届けしています。
*予約申し込み制で予約〆切は2021年1月25日(月)となっています。
*予約は「立春朝搾り」に参加する日本名門酒会加盟の酒販店で行っています。
1-1.立春朝搾りは杜氏さん泣かせ
「立春朝搾りは杜氏さん泣かせ」とも言われています。
搾り上がりが立春の日と決まっている立春朝搾りは、できあがりが早すぎたり、遅すぎたりせず立春の日に最高の状態にもっていくために、完璧な管理と繊細な調整が必要となるので、杜氏さんにとってはとても大変な作業です。
また、搾り上がったらその日のうちに瓶詰めして出荷しなければならないため、蔵人の方々は夜中から、時には徹夜で作業を行います。
まさに立春朝搾りは蔵人の方々の努力の結晶とも言えます。
1-2.酒屋さんが直接持ち帰ってお客様の手へ
立春朝搾りは蔵元近郊の「立春朝搾り参加加盟店」が直接、蔵から持ち帰ります。
なので、基本的にはそれぞれの銘柄は蔵元の地元&近郊地域でしか購入することはできません。
立春朝搾りは地域限定酒。「そのお酒を造る人、届ける人、飲む人が一緒になって春の到来を祝う」という地酒ならではの意味合いも込められたイベント酒でもあるのです。
2.2021年は全国から44蔵で展開
2021年の今年は北は北海道から南は九州の熊本まで全国から44の酒蔵が参加しています。
(出典元:日本名門酒会 公式サイト)
立春朝搾りを購入できるお店はこちらから見ることができます。
まとめ
地域のお酒を作る人、お酒を届ける人、お酒を飲む人で立春の日を祝う「立春朝搾り」。
今年は予約できなかったというかたも、来年ぜひ予約して立春朝搾りを楽しんでみてはいかがでしょうか。