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獺祭の最高級品「磨き その先へ」。そして「磨き その先へ」を超えた獺祭の登場

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獺祭の最高級品「磨き その先へ」。そして「磨き その先へ」を超えた獺祭の登場

いまでは日本酒について詳しくはないという方でも、名前は耳にしたことのある日本酒の銘柄「獺祭」。

今回はその獺祭の中でも最高級に値する「獺祭 磨き その先へ」の紹介と2020年にそれを超える獺祭が登場したのでその獺祭について詳しく紹介します。

1.獺祭最高級のお酒「磨き その先へ」

1-1.「磨き その先へ」とは

現行で流通している獺祭の中で最も高級な獺祭が「磨き その先へ」です。

このお酒は「獺祭磨き二割三分」を超えるものとして造られており、品質の方向としては磨き二割三分のより完成されたものとしてではなく、踏まえた上で別のものとして造られています。

精米歩合やその製法に関して、一切の情報はなく完全な企業秘密となっているのも特徴の一つです。

獺祭 磨き その先へ

(出典元:旭酒造株式会社

1-2.「磨き その先へ」の値段

気になる「磨き その先へ」のお値段は720ml/ 33,000円

「獺祭 二割三分」の720mlの価格が5,830円であることを考えると非常に高価です。

これは海外への日本酒の輸出をする際のワインとの競合問題からこのような価格設定になっています。

ワインは欧米の非常に巧緻に作り上げられた投機的マーケティングにより生み出されたお酒として一本数十万円という高価格のものもあります。

海外で、またこれからの日本でもワインに日本酒が張り合っていこうとする限り、日本酒の課題はこの高価格帯のお酒への進出です。

その高価格帯への挑戦として「磨き その先へ」の価格設定はこのようになっているのです。

1-2.おすすめの飲み方、おつまみ

おすすめの飲み方

旭酒造がおすすめしている飲み方はまず、『1~2杯「磨き二割三分」を楽しんだ後、「磨き その先へ」へお移りになると、よりくっきり皆様の前にこのお酒の魅力が現れると思います。』と紹介しています。

また、とてもフルーティーなお酒でもあるため冷やで楽しむのがおすすめです。

合わせるおつまみ

合わせるおつまみは柑橘系のソースや柚子胡椒を使用した肉・魚料理やなど、「磨き その先へ」の香りと奥行きのある味にぴったり合うとされています。

「磨き その先へ」以外の獺祭に合わせるおつまみに関してはこちらの記事でも紹介しています。

唎酒師が薦める、「獺祭」に合わせるおつまみとそのポイント!

1-3.「磨き その先へ」のレビュー

「磨き その先へ」でのレビューを紹介します。amazonでは☆5の満点評価、楽天市場では低くても4.3、高いものですと☆5の満点評価がついております。

 

“プレゼントした彼曰く「とてもスッキリとしてキレが良く今までで1番美味しいお酒だった」との事でした。”

“前評判通り甘口でとてもおいしいお酒でした。”

“口にいれた瞬間からお米の甘さが一気に広がり、とにかくスッキリ。アルコール16%なのにお米のジュースを飲んでいるよう。今まで飲んできた日本酒で間違いなく1,2位を争う”

“50から23までの良いところを全部取りしたような。
水のようにのみやすく、香りが主張しすぎない。”

(出典元:amazon

 

2.「磨き その先へ」を超えた「獺祭 最高を超える山田錦2019年優勝米」

まだ流通してはいませんが、価格においてこの「磨き その先へ」を超えた獺祭が2020年11月10日香港のサザビーズオークションにて出品されました。

このオークションで落札された獺祭の価格は720mlの四合瓶1本で6万2500香港ドル(約84万3750円)となっています。これは旭酒造によると長期熟成を含めて日本酒の取引額としては過去最高額です。

この獺祭には旭酒造が2019年初めて実施したコンテスト「最高を超える山田錦プロジェクト」で、各地から集まった45点の山田錦の中から粒の整い具合や色つや、「心白(しんぱく)」と呼ばれる中心部分の割合などの評価で、グランプリに選ばれた酒米を使用しています。

オークションの様子については旭酒造株式会社のホームページにて掲載されています。

まとめ

「獺祭 磨き その先へ」を紹介しました。

旭酒造は日々、世界の食卓に日本酒が飲まれる日を目指して世界における日本酒の価値の向上を目指しているということが「獺祭 最高を超える山田錦2019年優勝米」からわかりましたね。

これからも旭酒造はよりよい獺祭を目指し、いつか世界中で「SAKE」が当たり前になる日がくるかもしれません。