日本酒はおちょこで楽しむのがベスト?注ぎ方にも決まりがあるの?

日本酒を飲むときに欠かせないものといえば、「おちょこ」ではないでしょうか。

私はグラス派!なんていう人もいるかもしれませんが、やはり熱燗にはおちょこですよね。実はおちょこで飲むとちょっとうれしい効果も!今回はおちょことはそもそもなんなのか、おちょこへの注ぎ方などをご紹介していきます。

1.おちょこ(お猪口)とは?

最近はワイングラスなどでおしゃれに飲むこともある日本酒ですが、今でもさまざまなおちょこが販売されており、日本酒好きへのプレゼントにもおすすめのアイテムです。当たり前のように私たちはあの小さい器のことをおちょこと呼んでいますが、そもそもおちょことはなんなのでしょうか。

 

1-1.おちょこ=小さい器の総称?

おちょこの名前の由来は、ちょっとしたという意味の「猪口(ちょく)」からきているのだそう。容量は45mlほどが一般的です。日本酒は元々アルコール度数が高いので、ビールのようにぐびぐびと飲むことは難しいですよね。そのため、このように小さめの器で飲むのが主流となったのです。ウイスキーやテキーラ、ウォッカなどはショットグラスが使われることが多いので、やはりアルコール度数が高いものは少しずつ楽しむのがいいということなのかもしれませんね。

1-2.おちょことぐい呑みの違い

ぐい呑みは、ぐいぐい呑む・ぐいっとつかんで呑むといった様子が名前の由来といわれていますが、諸説あるようです。おちょことぐい呑みの違いは、ずばりサイズ。ぐい呑みの方がひと回り大きいのが特徴です。明確なサイズ区別はありません。

また、おちょこはとっくりとセットで出てきますが、ぐい吞みは直接お酒を注ぎます。おちょことぐい吞みは似ていますが別のものなのです。

2.おちょこで日本酒を楽しむ

おちょこで日本酒を楽しむにはどのようなことに注意すればいいのでしょうか。自分が日本酒を飲まなくても、お酌をすることもあるかもしれません。いざというときに困らないよう、しっかりとマナーを覚えておきましょう。

2-1.おちょこへの注ぎ方

まず注ぐときは、相手に声をかけましょう。テーブルに置いたまま注ぐのは、置き注ぎといって好ましくありません。とっくりに入っているお酒をおちょこに注ぐときは、右手で真ん中を持ち、左手で底を支えるのがポイント。このとき右手は手の甲が上に向くように注ぎましょう。逆さで注ぐのはマナー違反です。ちなみに右側の人へ日本酒を注ぐ場合は、左手に持ちかえるのではなく、右手に持ったまま身体を向けて注ぎましょう。日本酒の量はおちょこにたっぷりではなく八分目くらいがベスト。

また日本酒をつぎ足すタイミングは、なくなる直前。温度が命ともいえる日本酒は、まだ残っているときに注いでしまうと日本酒本来の味を楽しめないこともあります。

もう日本酒は飲まないという意味でおちょこを逆さにすることを「逆さ杯」といいますが、実はやってはいけないことなのです。もう呑めないというときは、言葉に出すようにしましょう。言いにくいときは少しもったいないですが、呑み切らずに多めに残しておくといいでしょう。

ちなみに日本酒で乾杯するときは、おちょこをぶつけません。こぼれてしまう可能性があり危険だからです。おちょこで乾杯するときは、少し上にあげるだけでOK!

2-2.香りも楽しむ

日本酒が好きだから、おちょこは小さいからといって豪快に呑むのは好ましくありません。日本酒は一気に呑むのではなく、少しずつ口にふくみ、香りや味わいを感じながらゆっくりと楽しむものです。いくら日本酒が好きだからといって、呑みすぎるのはマナー違反といえるでしょう。

ちなみに日本酒の香りの表現の仕方はたくさんあります。甘味のある香りは「フルーティー」、花のような香りを感じられるときは「華やか」、柑橘系のような酸味を感じるときは「さわやか」、米や穀物などの深い旨味を感じるときは「ふくよか」などと表現します。

2-3.おちょこの形や素材で味が変わる?

おちょこの形状によって、味わいや香りが違って感じられるのも楽しいところです。本当に変わるの?と思うかもしれませんが、たとえば飲み口の広いおちょこで呑むと、日本酒の香りをより感じやすくなります。

また陶器のおちょこは日本酒の味わいをマイルドにし、ガラスのおちょこはキレのある味わいを楽しむことができるなど、素材によっても異なります。

いろいろな酒器を試してみて、自分にぴったりの味わいを探してみるのも楽しそうです。

3.おちょこで日本酒を呑む3つのメリット

おちょこで呑むことでグラスとは違い日本酒をより楽しめむことのできるメリットがあります。おちょこで呑むうれしい効果を見ていきましょう。

3-1.悪酔いしにくい

おちょこで呑めば少しずつ楽しむことができるので、アルコール度数が高い日本酒でも悪酔いしづらいというメリットがあります。ブランデーやウイスキーなどもアルコール度数が高いですが、こちらはそのまま飲むことは少なく、ハイボールなど何かと割って飲むことが多いのでグラスなど大きいもので呑んでも悪酔いしないのです。日本酒は何かと混ぜて飲むことは少ないため、悪酔いしないためには少しずつ飲めるおちょこが適しているといえます。

3-2.冷める前に飲める

先述でも説明したとおり、日本酒は温度が命。おちょこは小さいので冷酒でも熱燗でも日本酒の温度が変わる前に呑み切ることができるのです。おちょこはグラスと違い吞み口が狭いのも温度変化が少ない理由の一つです。

3-3.高カロリーの日本酒を少しずつ飲める

実は高カロリーの日本酒。文部科学省の食品成分データベースで見ると、日本酒100gのカロリーは種類によって差がありますが、103~109calとなっています。ご飯100gで約168calといわれているため、やはり日本酒はカロリーが高めであるということがわかります。

おちょこ一杯は約30gといわれていますから、カロリーはおおよそ30cal前後といえるでしょう。そのため、おちょこで日本酒を呑めば少しずつ楽しめるので、カロリーの取りすぎを防げるというわけです。

4.まとめ

日本酒とおちょこは奥が深いですね。おちょこの素材によっても味が変わってきます。ガラス製であれば、キレのある日本酒に向いています。逆に陶器はまろやかな味わいに。日本酒の種類にこだわることも大切ですが、おちょこにもこだわりをもってみると、より一層日本酒を楽しめること間違いなし!あなたもお気に入りのおちょこを見つけてみてはいかがでしょうか。