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「熱燗」や「ぬる燗」の違いとは?日本酒のおいしいお燗のつけ方も解説!

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「熱燗」や「ぬる燗」の違いとは?日本酒のおいしいお燗のつけ方も解説!

「燗酒」は、冷やしても温めてもおいしい日本酒ならではの飲み方です。とはいえ「燗酒はお店で楽しむもの」というイメージを持つ方も多いかもしれません。

今回は、燗酒の温度帯や、お家でできるおいしい作り方についてご紹介します。寒い冬、選ぶお酒の種類やポイントをおさえ、ぜひお家で気軽に燗酒を楽しんでみてくださいね。

1.日本酒は日向燗(ひなたかん)から飛び切り燗まで楽しみ方はさまざま

「燗酒(かんざけ)」とは、加熱をした日本酒のことです。ひとくちで燗酒といっても、温度によって楽しみ方はさまざま。呼び名も次のように変化します。

30℃ 日向燗(ひなたかん)
35℃ 人肌燗(ひとはだかん)
40℃ ぬる燗
45℃ 上燗(じょうかん)
50℃ 熱燗(あつかん)
55℃~60℃ 飛び切り燗

30℃~40℃は、日本酒のふくよかな香りが楽しめる温度帯です。味わいもよりまろやかに、やさしい口当たりに変化します。

40℃から徐々に温度を上げると、キリッとしたドライな味わいが引き立っていきます香りは落ち着き、甘みや酸味がより強く押し出されるのが特徴です。アルコール感が強調されるため、通好みの飲み方といえるかもしれません。

2.お燗をつけておいしい日本酒の選び方

お燗につける日本酒を選ぶときのポイントは、次の2つです。

  • 酸度を見て選ぶ
  • 純米酒か本醸造酒を選ぶ

どちらも日本酒のラベルで確認でき、酸度は数字で表示されています。「純米酒」「本醸造酒」という名前は、ラベルの「特定名称」にあたるものです。

【2021年最新版】日本酒の熱燗の魅力を解説!熱燗にオススメの日本酒20選も紹介

2-1.酸度を見て選ぶ

酸度は、日本酒の酸味や旨味のもととなる有機酸の量を表す数字です。日本酒の場合「酸度が高い=すっぱい」というわけではありません。酸度が高いほど、スッキリとしたドライな味わいに仕上がります。

いわゆる「辛口」にあたる酸度の高い日本酒は、お燗にするとおいしいタイプ。酸度の平均値はおよそ1.3前後のため、お燗にする場合は1.4以上を目安に選んでみましょう。

2-2.純米酒か本醸造酒を選ぶ

「純米酒」は、米と麹、水のみで仕込んだ日本酒です。外側をあまり削らない「低精米」の米で造るため、ふくよかな味わいに仕上がります。温めるとより味のふくらみが増し、燗酒にするお酒におすすめです。

純米酒のなかでも「山廃(やまはい)」「生もと(きもと)」と書かれている日本酒を見つけたら、ぜひぬる燗で味わってみてください。伝統製法である山廃、生もと仕込みの日本酒は、繊細で奥深い味わいが特徴です。燗酒にすると、その魅力がより一層引き立ちます。

「本醸造酒」は、醸造アルコールと呼ばれる蒸留酒を添加した日本酒です。端麗辛口タイプの本醸造酒は、上燗や熱燗のようなアツアツの燗酒に適しています。キリッとシャープな味わいが引き立ち、燗酒好きに好まれるお酒です。

3.おいしいお燗をつけるポイント

「お家で燗酒、なんだかハードルが高そう」と思っていませんか?ちょっとしたポイントに気を付ければ、自宅でもおいしい燗酒が楽しめます。

ここからは「湯煎」と「電子レンジ」でつける燗酒のポイントをご紹介。ぜひ、気軽に楽しくお燗にチャレンジしてみてくださいね。

3-1.湯煎でおいしいお燗をつけるポイント

湯煎でおいしいお燗をつけるポイントは「お湯の量」と「温度」、「時間」の3つです。

湯煎用のお湯は、徳利(とっくり)が肩までしっかりつかるくらい、たっぷりと用意しましょう。理想の温度は80℃。グラグラ沸くほど熱いと、日本酒のアルコールが揮発し、アルコール臭が強い燗酒になってしまいます。つける時間はおよそ2~3分。短時間で温めることで、日本酒の香りが残った美味しい燗酒ができあがります。

具体的な流れは以下のとおり。「80℃のお湯に肩までつかってサッとあがる!」のイメージで、徳利をお湯につけてあげてくださいね。

  1. 徳利の首の部分(くびれた部分)までお酒を入れる
  2. 徳利が肩までつかる量の水を鍋に入れる
  3. 徳利を取り出し、鍋を火にかけて水を沸騰させる
  4. 沸騰したら火を止め、ひと息ついてから徳利を入れる(やけどをしないように注意!)
  5. そのまま2~3分待ち、お酒がとっくりの表面まで持ち上がってきたらできあがり!
    ※好みのおつまみを用意するのも忘れずに…。

3-2.電子レンジでおいしいお燗をつけるポイント

「鍋を準備するのはちょっとめんどう」「寒い夜、帰宅してすぐ燗酒が飲みたい」というときは、電子レンジを活用しましょう!

電子レンジでおいしいお燗をつけるポイントは、温度ムラを防ぐこと。時間の目安は、お酒1合(180ml)あたり500Wで約40秒です。20秒たったら途中で徳利を取り出し、軽く振って上下の温度を均一に仕上げます。

残り20秒で人肌燗ができあがりますが、機種によっても仕上がりが違うので、ぜひ時間を調整しながら自分好みの温度を見つけてみてください。

香りが逃げてしまわないように、徳利の口をラップでふんわり覆うこともポイントです。ピチッと覆うと徳利にラップが張り付き、はがすときに「アチチ」とやけどする恐れがあるためじゅうぶんお気を付けください。

まとめ

米の香りがふんわりと立ち上る燗酒。口に含むとじんわりお酒のおいしさが広がり、心と体をやさしく温めてくれます。燗酒は玄人好みの飲み方と思わず、今年はぜひ気軽に、冬の醍醐味「燗酒の世界」を楽しんでみませんか?