ホーム 日本酒まとめ 【2021年最新版】酒米の王様「山田錦」とは?山田錦で造られたおすすめの日本酒20選も紹介!

【2021年最新版】酒米の王様「山田錦」とは?山田錦で造られたおすすめの日本酒20選も紹介!

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【2021年最新版】酒米の王様「山田錦」とは?山田錦で造られたおすすめの日本酒20選も紹介!

日本酒のラベルで見かける「山田錦」という文字。「なんのこと?」と不思議に思ったことはありませんか?

山田錦は兵庫県を主な産地とする酒米のこと。良質な日本酒ができることから「酒米の王様」ともいわれています。今回は、山田錦で造られたおすすめ日本酒をご紹介します!

1.「山田錦」ってどういう酒米?

「山田錦(やまだにしき)」は、1936年(昭和11年)に兵庫県で誕生した酒米です。現在も全生産量の70%近くが兵庫県で栽培されています。

なかでも最高峰といわれるのが「特A地区」で育った山田錦です。

特A地区 兵庫県三木市(吉川町)、加東市(東条町、社町)、小野市、神戸市北区

特A地区の土は、リンやマグネシウムといった酒米に必要な栄養素を豊富に含んでいます。1日の寒暖差が大きく、稲が育ちやすいことも特徴です。

心白(しんぱく)が線状で高精米の日本酒ができる

心白とは、米粒の中心に白く光って見える部分のことです。心白部分が大きいと、麹菌が繁殖しやすい反面、精米時に崩れやすくなります。

山田錦は心白が線状に入っているため、崩れにくく、精米で米の外側をより多く削ることができます。精米歩合50%以下、つまり一粒の米を半分以上削って仕上げる吟醸酒造りに適していたのです。

1980年に入ると、華やかな香りを持つ吟醸酒ブームが起こります。山田錦を商品名にする蔵も多く、その名は広く知られることとなったのです。

「山田錦」が酒米の王様といわれる理由

山田錦は、米質がやわらかく質の良い麹(こうじ)ができるといわれています。タンパク質が少なく、雑味のない日本酒ができることも王様といわれる理由のひとつです。香りは品よく、ふくよかな味わいの日本酒に仕上がります。

また、山田錦の稲は背が高いため、倒れやすく栽培にコストがかかります。山田錦の価格は、ほかの酒米に比べ約1.5倍。最高峰の山田錦は2倍近くになることも珍しくありません。

精米で外側を削れば削るほど、同じ量の山田錦からできるお酒の量は少なくなります。高精米の山田錦で造る日本酒が高価格になるのも納得ですね。

2.山田錦で造られてるおすすめ日本酒20選

ここからは、山田錦で造られているおおすすめ日本酒をご紹介します!どれも蔵のこだわりが詰まった銘柄ばかり。近年は、自社の田んぼで山田錦を栽培する蔵も少なくありません。ぜひ、日本酒選びの参考にしてくださいね。

2-1.獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分

「磨き二割三分」とは、精米歩合23%のこと。米の外側を77%削っていることを表しています。山田錦の中心部分だけを贅沢に使った純米大吟醸です。

香りは品よく華やか。ハチミツのように上品な甘さです。舌の上を流れるなめらかさは、まるで水のよう。「二割三分」という数字以上の満足感、驚きを与えれくれる獺祭(だっさい)の自信作です。

獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 早田

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

2-2.醸し人九平次 La Maison(ラ・メゾン)山田錦

「La Maison」は、フランス語で「家」を表す言葉。フランス、ブルゴーニュでワイン造りも手がける「醸し人九平治」が家飲み用に送るブランドです。

アルコール度数は14%とライトな仕上がり。使用するのは、兵庫県黒田庄の田んぼで自ら栽培した山田錦です。ぜひ好みの料理を用意して、カジュアルにお楽しみください。

醸し人九平次 La Maison(ラ・メゾン)山田錦

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

2-3.みむろ杉 ろまんシリーズ Dio Abita 低アルコール酒

奈良県の今西酒造が送る「ろまんシリーズ」の1本。酒米は、仕込み水が湧く水脈上にある田んぼで契約農家とともに育てています。加水をしていない原酒ながら、アルコール度数13%とライトな仕上がりです。

香りはもぎたての果実のようにフレッシュ。口に含むと甘みと酸味がジュワッと広がります。和食にも洋食にも合う、日本酒初心者におすすめの銘柄です。

みむろ杉 ろまんシリーズ Dio Abita 低アルコール酒

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

2-4.岩の井 山廃 純米大吟醸

「岩の井」こだわりの山廃仕込みの日本酒です。山廃仕込みとは、手間ひまかかる伝統製法のこと。濃醇で奥深い味わいのお酒に仕上がります。

山田錦を40%まで磨いた純米大吟醸は、香りおだやかでキレのある辛口タイプ山廃ならではのコクと酸味が活きています。料理の味をじゃませず、1杯、また1杯とグラスが進むお酒です。

岩の井 山廃 純米大吟醸

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

2-5.天狗舞 山廃純米大吟醸

日本酒ファンからも人気が高い「天狗舞(てんぐまい)」。伝統の山廃止仕込みで知られる石川県の地酒です。蔵で熟成させた純米大吟醸は、うっすらと山吹色に色づいています。

しっかりとしたコクがありつつ、後味はスッキリ。和食に洋食、中華と合わせる料理を選びません。冷やでも、ぬる燗でも美味しい日本酒です。

天狗舞 山廃純米大吟醸

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2-6.フモトヰ 生もと 純米大吟醸 斗瓶囲い

使用しているのは兵庫県産特A地区の山田錦。一粒の米を40%まで磨いて仕込んだ贅沢な純米大吟醸です。

「斗瓶囲い(とびんがこい)」とは、醪(もろみ)を入れた袋を吊るし、ポトポトこぼれる雫を集めた製法のこと。花のように上品な香りとクリアな旨味が際立つ、贈答用にもおすすめの1本です。

フモトヰ 生もと 純米大吟醸 斗瓶囲い

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2-7.水芭蕉 純米大吟醸 翠

水芭蕉(みずばしょう)は、水辺に咲く白い花の名前。日本酒「水芭蕉」もまた、花のようにエレガントな味わいが人気の銘柄です。使用する山田錦は兵庫県の契約農家のもとで栽培されています。

「翠(すい)」と名付けられた大吟醸は、やわらかで優しい味わい。ワイングラスに注ぐと、白桃のような甘い香りが引き立ちます。新鮮な魚介類やイタリアン、フレンチと合わせたくなる1本です。

水芭蕉 純米大吟醸 翠

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2-8.田中六五 65|13

蔵が建つ福岡県の糸島は、山田錦の一大産地。「田中六五(たなかろくじゅうご)」という名前には「田んぼの中にある酒蔵で醸された」という意味が込められています。アルコール度数13%の加水をしていない原酒です。

米と水、米麹のみで造られた純米酒は、実に清らかな味わい。まろやかな米の旨味も感じられます。生産数の限られた蔵の限定商品です。

田中六五 65|13

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2-9.富久長 純米吟醸 山田錦 直汲み 瓶火入

瀬戸内海に面する酒蔵「富久長(ふくちょう)」のレギュラー商品です。「直汲み(じかぐみ)」とは、搾ったお酒をそのまま瓶に詰めた日本酒のこと。その後、1度だけ加熱処理をし、冷蔵庫で一定期間寝かせて販売しています。

グラスに近づくと感じるのは、甘く華やかな香り。仕込み水に軟水を使用することで、やわらかな味わいを生み出しています。純米大吟醸クラスの満足感を感じさせる、コストパフォーマンスに優れた1本です。

富久長 純米吟醸 山田錦 直汲み 瓶火入

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2-10.雨後の月 大吟醸 月光

「雨後の月(うごのつき)」は、全国新酒鑑評会をはじめ、多くのコンテスト受賞歴を持つ広島の地酒です。上品でクリアな味わいが多くの日本酒ファンを魅了しています。「月光」は、山田錦を100%使用した特約店限定商品です。

甘みと酸味のバランスに優れ、後口がスーッとキレるシャープな味わい。三日月が輝くボトルは高級感があり、贈答用にもおすすめです。

雨後の月 大吟醸 月光

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2-11.山の壽 特別純米酒

福岡県の「山の寿(やまのことぶき)」は、伝統技術を活かしつつ個性的な銘柄を生み出す酒蔵です。近年は無農薬栽培の山田錦を使い、新たな酒造りに取り組んでいます。

特別純米酒は蔵の定番商品。山田錦ならではのリッチな味わいが特徴です。キリッと冷やすとフレンチやイタリアンのような洋食とも良く合います。ぬる燗にして味のふくらみを楽しむのもおすすめです。

 

山の壽 特別純米酒

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2-12.早瀬浦 純米吟醸 限定生原酒

「早瀬浦(はやせうら)」は300年近い歴史を持つ福井県の地酒です。蔵に湧き出るミネラル豊富な井戸水で仕込まれています。男酒とも呼ばれる力強い味わいが特徴です。

加熱処理と加水をしない「生原酒」は、ジューシーでフレッシュな味わい適度な酸味が後口を引き締めます。山田錦ファンも思わずうなる美味しさです。

早瀬浦 純米吟醸 限定生原酒

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2-13.白隠正宗 純米吟醸

「白陰正宗(はくいんまさむね)」は静岡生まれの日本酒です。仕込み水には、地下150mからくみ上げる富士の雪解け水を使用しています。

軟水で仕込む純米吟醸はやわらかな口当たり。香りおだやかでスイスイとグラスが進みます。蔵では山田錦の突然変異種「誉富士」を使った日本酒も製造。山田錦を使った日本酒との飲み比べも楽しいですよ。

白隠正宗 純米吟醸

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

2-14.紀土〈KID〉 大吟醸

兵庫県特A地区で栽培された山田錦で仕込んだ大吟醸です。一粒の米を35%まで磨き上げ、低温でじっくりと発酵させています。

グラスから舞い上がるのは、リンゴのように甘くさわやかな香り。口に含むと「紀土(きっど)」ならではの優しい旨味が広がります香りがありつつも後口はキレが良く、食中酒にぴったりの味わいです。

紀土〈KID〉 大吟醸

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2-15.満寿泉 純米大吟醸

「美味しいものを食べている人しか、美味しい酒は造れない」をモットーとする「満寿泉(ますいずみ)」。蔵があるのは海の幸、山の幸に恵まれた富山県です。旨味のある食材に負けないよう、満寿泉は端麗旨口の味わいを追求しています。

純米大吟醸は兵庫県産の山田錦を100%使用。おだやかな香りが心地よい1本です。山田錦らしいふくよかな旨味もしっかり感じられます。新鮮な魚介類との相性はばつぐん。ぜひ料理と一緒にこだわりの一杯をお楽しみください。

満寿泉 純米大吟醸

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2-16.貴 純米吟醸 山田錦50

「貴(たか)」は自ら酒米作りに取り組む酒蔵です。ワイン造りのように、お酒が生まれる風土「テロワール」にこだわった酒造りを続けています。

地元、山口県産の山田錦を使った純米吟醸はふくらみのある豊かな味わい。蔵の酒米へのこだわりが感じられます。「貴」のなかでも人気が高く、じっくり、ゆったりと飲みたくなる日本酒です。

貴 純米吟醸 山田錦50

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2-17.庭のうぐいす 鶯辛(おうから)

ちょこんとたたずむ小鳥が愛らしい「庭のうぐいす」は、福岡県の地酒です。こちらの辛口酒には自社田で育った山田錦を使用しています。

米の旨味を大切にした辛口酒は、スッキリと優しい味わい。温めるとしっとりした山田錦の旨味が引き立ちます。ちなみに、ラベルのウグイスの位置はお酒の味わいを表しています。下にウグイスがいるお酒は芳醇タイプ、上にいるお酒は華やかな吟醸タイプです。うぐいすラベルを見かけたらぜひチェックしてみてくださいね。

庭のうぐいす 鶯辛(おうから)

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2-18.南部美人 純米大吟醸 心白 山田錦

フランスの日本酒審査会「KURA MASTER」でプラチナ賞を受賞した銘柄です。ラベルデザインは酒米の中心部分「心白(しんぱく)」をイメージしています。

口に含むと感じるのは、しっかりとした米の旨味。後口はスッとキレ良く、ついついもう1杯とグラスが進みます香りはほんのり甘く、合わせる料理を選びません。酒米の王様、山田錦の魅力を存分に味わえます。

 南部美人 純米大吟醸 心白 山田錦

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2-19.蒼空 純米吟醸酒 山田錦 瓶火入

日本屈指の酒どころ、京都伏見で造られる日本酒です。「蒼空(そうくう)」の名のとおり、澄み切ったクリアな味わいが人気を得ています。

純米吟醸には、兵庫県特A地区産の山田錦を使用。やわらかな口当たりと上品な香りを楽しめます。和食はもちろん、チーズを使った料理や洋食と合わせるのもおすすめです。

蒼空 純米吟醸酒 山田錦 瓶火入

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

2-20.澤屋まつもと 守破離 山田錦

伝統を守り、新しい感性をもって新境地を想像する。「守破離(しゅはり)」の名には、伝統を受け継ぐ蔵の熱い想いが込められています。

使用しているのは、兵庫県加東市産の山田錦です。山田錦発祥の地である東条地区の山田錦も含まれています。ほのかにガス感があり、味の輪郭はしっかり。適度な酸味と苦みが後口を引き締めます開栓後は冷蔵庫で少し寝かせて、まろやかに変化する味わいを楽しむのもおすすめです。

澤屋まつもと 守破離 山田錦

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

まとめ

日本酒は使う米や水、土地によって味わいが異なります。それこそが日本酒の奥深い点であり、おもしろいところ。ラベルに「山田錦」の文字を見つけたら、ぜひ稲を育てる農家さんや酒蔵に想いをはせてみてください。同じ日本酒もぐっと美味しくなりますよ。