ホーム 日本酒を知る 新潟県が誇る日本酒「八海山」の魅力を解説!

新潟県が誇る日本酒「八海山」の魅力を解説!

0
新潟県が誇る日本酒「八海山」の魅力を解説!

日本有数の米どころであり、酒どころでもある新潟県の地酒「八海山」。自然に囲まれた土地で生まれる「八海山」は、淡麗辛口の代表銘柄として全国で高い人気を得ています。

一年で最も酒造りに適した厳冬期に仕込まれる「八海山」は、どこまでも味と品質にこだわった酒蔵の特別なお酒。

こちらでは、「八海山」の代表銘柄と特徴、購入方法などについてご紹介します。新潟の自然と杜氏の技術が生み出すこだわりの1本を、ぜひ一度味わってみて下さいね。

1.日本酒の八海山とは

「八海山」は、新潟県を代表する淡麗辛口の味わいが人気の日本酒です。普通酒から大吟醸まで手掛けるジャンルは幅広く、どれも一切妥協を許さない伝統製法によって造られています。

こだわりぬいた酒米と山から流れる伏流水によって生まれる日本酒は、すっきりと澄んだ味わい。毎日の料理に合わせたい、飲み飽きない食中酒として根強い人気を誇る銘柄です。

1-1.酒造元について

八海山を造る「八海醸造」は、美しい自然あふれる新潟県の南魚沼にある酒蔵です。

南魚沼は、冬には真っ白な雪があたりを覆いつくす日本屈指の豪雪地帯。低温多湿の気候や極軟水の伏流水、越後杜氏の伝統と、酒造りにふさわしい条件に恵まれています。

他にはないその環境は、酒蔵を訪れた酒造家が「神様が酒をつくるためにつくったような場所だ」と言い残したほど。

「酒としての旨味がじゅうぶんありながら、食事の邪魔をしない飲み飽きない日本酒」を目指し、八海醸造では手造りの酒造りが続けられています。

1-2.八海山という名の由来

「八海山」の名前は、越後三山のひとつ霊峰・八海山に由来するといわれています。

銘酒「八海山」の仕込み水に使われるのは、山麓から1日400トンも湧き出る「雷電(らいでん)様の清水」。冬の間に降り積もった大量の雪が春になり大地に浸み込み、自然のフィルターを通ることでまろなやかな超軟水となるのです。

霊峰から流れる伏流水で仕込まれた「八海山」は、淡麗でありながらも尖ったところのない、きれいな味わいの日本酒に仕上げられています。

2.八海山の種類と値段について

「八海山」は、普通酒から大吟醸まで高い品質の酒造りで知られる日本酒です。価格帯も求めやすく、普通酒である「八海山 清酒」は1800mlを2,000円台から購入することができます。

米を磨いて仕込む純米吟醸は1800mlが4,000円台最高クラスの大吟醸は9,000円台と、少し特別な席にもふさわしいお酒。日常酒として楽しむことのできるおいしさとコストパフォーマンスを兼ね備えている銘柄です。

2-1.八海山 大吟醸

選び抜かれた酒米を40%まで磨き、厳冬の限られた時期のみ仕込まれるお酒が「八海山 大吟醸」です。冬の厳しい寒さの中、蔵人が情熱を傾けて仕込んだ日本酒は、やわらかな口当たりが心地よい1本となっています。

精米歩合 酒米
40% 山田錦

評判

「八海山 大吟醸」は、雪に包まれた八海山に例えられるほど澄んだ味わいが魅力のお酒。クセのない旨味の中に、ふんわりとした熟成香が広がります。

特別な日にふさわしい繊細な味わいは、冷やや常温で楽しむのがオススメです。

(出典元:amazon.com)

2-2.八海山 純米吟醸

「八海山 純米吟醸」は、米の旨味とまろやかな喉ごしが特徴的なお酒です。穏やかな香りと旨味がありながら、後口はスッキリとした淡麗辛口

絶妙な味のバランスが、合わせる料理の味をより一層引き立ててくれます。

精米歩合 酒米
50% 山田錦

評判

料理と楽しむことを考えられて作られた「八海山 純米吟醸」は、家庭料理との相性がばつぐん。日常の中で乾杯する祝いの酒としてもぴったりの1本です。

(出典元:amazon.com)

2-3.八海山 特別本醸造

新潟を代表する淡麗辛口にふさわしい銘柄が「八海山 特別本醸造」です。味のふくらみがしっかりとありながらも、後口はスッキリとさわやか。辛口のお酒が好きな方にも人気の高い日本酒です。

精米歩合 酒米
55% 五百万石

評判

雪国で生まれる「八海山 特別本醸造」は、冷やはもちろん燗酒にしても楽しむことができるお酒。温めることで本醸造ならではの香りがふわっとふくらみ、飲むたびにしみじみとおいしさを感じることができます。

(出典元:amazon.com)

2-4.八海山 清酒

一定の基準が設けられた吟醸酒や純米酒と異なり、「普通酒」は特別な規定のないお酒。その中で、普通酒として販売されている「八海山 清酒」は、精米歩合60%と吟醸酒クラスのレベルで仕込まれているのが特徴です。

淡麗ですっきりとした味わいは、「いい酒をより多くの人に」という酒蔵のポリシーを表しています。

精米歩合 酒米
60% 五百万石

評判

吟醸酒並みに酒米を磨いた「八海山 清酒」は、酒造りに一切妥協を許さない酒蔵の想いが詰まったお酒。雑味のないやわらかな口当たりとキレのある辛口の味わいは、毎日の晩酌酒に最適です。

夏は冷やして、冬は熱燗でと、どんな場面にも笑顔を運んでくれる日本酒好きからも人気の高い1本です。

(出典元:amazon.com)

2-5.八海山 吟醸

どの季節の料理にも合う、食事の味わいをより深く、引き立ててくれる逸品です。また涼冷えで呑む方法が特にオススメです。

吟醸八海山は辛口で、すっきりとした味わいを楽しむことができます。

精米歩合 酒米
50% 山田錦

評判

香りや味のバランスに優れ、飽きのこない日本酒として人気があります。

料理に合わせて食事と一緒に楽しむのはもちろん、プレゼントにも最適な一品となっています。

2-6.八海山 貴醸酒

「貴醸酒」とは、仕込みの最終段階となる「留仕込み」で水の代わりに清酒を使用して仕込まれるお酒です。熟成前のできたてのお酒が瓶詰めされているため、手元で保管しながら色や味わいの変化を楽しむことができます。

精米歩合 酒米
60% 五百万石

評判

「八海山」といえば淡麗辛口が代表酒の中、「貴醸酒」はリキュールのように濃厚な甘みが魅力のお酒。

しっかりと冷やして食前酒やデザート酒として楽しむほか、オンザロックやバニラアイスにかけるなど、日本酒の楽しみ方を広げてくれる銘柄です。

(出典元:amazon.com)

2-7.八海山 プレミアム日本酒

銘酒として親しまれている「八海山」の中でも、めったにお目にかかれない入手困難なプレミアム日本酒が「純米大吟醸 浩和蔵(こうわぐら)仕込25%」です。

八海醸造が誇る「浩和蔵」で少数精鋭の杜氏によって仕込まれる日本酒は、特別な日にふさわしい銘酒であるといえるでしょう。

精米歩合 酒米
45% 山田錦

評判

超一流の酒米・特A山田錦を25%まで磨いて生まれる日本酒は、まるで南国のフルーツのように芳醇な味わい。-5度で3年間熟成させた栓を開ければ、たちまち華やかな香りが広がります。

1本あたり2万円台で木箱入りの特別な日本酒は、大切な人への贈り物にもおすすめの1本です。

3.八海山の購入方法

「八海山」は、全国の正規取扱店や通販サイトで購入することができます。季節限定の生酒や数量限定の銘柄は、ぜひ事前に問い合わせてからお買い求めください。

3-1.八海山が購入できる実店舗

「八海山」は以下の正規特約店で販売されています。地酒を豊富に取り扱う店舗なので品質管理も抜群。通信販売にも対応しているので、遠方で足を運べないというかたもぜひチェックしてみてくださいね。

うらの酒店 福岡県行橋市 0930-22-2673 https://www.urano-saketen.com/
酒舗清水屋小海本店 長野県南佐久郡小海町 0267-92-2044 https://shimizuya.info/

 

3-2.八海山が購入できる通販サイト

新潟県の銘酒「八海山」は、以下の通販サイトで購入することが可能です。清酒からスパークリング酒まで品ぞろえも豊富なので、「八海山」の新たな魅力に触れることができますよ。

地酒の店かじや 0120-270-245 https://kajiyanet.com/hakkaisan/all-item.html
蔵元特約店KISSYO 045-593-5565 https://jizake-ya.shop-pro.jp/

 

4.八海山の美味しい飲み方・楽しみ方

食卓を囲む人の笑顔を思いながら造られる「八海山」は、すっきりとした澄んだ味わいが人気を得ています。

凍てつく寒さの中で生まれる淡麗辛口の味わいは、冬は燗酒で楽しむのもオススメ。ふんわりと温かな口当たりの中に、やさしく広がる米の旨味を感じることができます。

季節や料理が変わっても飲み飽きない「八海山」は、食中酒としていつでもそばに置いておきたい1本といえるでしょう。

4-1.マイナス5度で保管?

日本酒は、米と米麹と水をアルコール発酵させることで生まれるお酒です。瓶詰めされるまでには殺菌と品質劣化を防ぐために加熱をする「火入れ」が行われますが、環境の変化が味に影響することには変わりありません。

特に、火入れをせずに仕上げる「生酒」や香りが命の吟醸酒は、低温管理が基本。その際にはマイナス5度の環境が最適だといわれています。

瓶詰めされた日本酒本来の味をおいしく楽しむためにも、保管の際には紫外線と湿気を避け、低温保存を心がけるようにしましょう。

日本酒の正しい保存方法を学ぶ!マイナス5度が最適って知ってた?

5.八海山の甘酒

日本酒を仕込む際の「麹(こうじ)」から手作りで仕込む八海山では、「麹だけでつくったあまさけ」が販売されています。

すっきりと上品な甘さの甘酒は、家族みんなが楽しむことのできるノンアルコール飲料。栄養成分はなんと350種類以上と、「飲む点滴」とも言われるほどの栄養価の高さが自慢です。

そのまま飲んでもおいしい八海山の「あまさけ」は、ヨーグルトで割ったり料理に使ったりと、レシピのバリエーションも豊富。眺めているだけでも楽しくなるので、ぜひ公式サイトのレシピをチェックしてみてくださいね。

八海山「麹だけでつくったあまさけ」 あまさけレシピ https://www.amasake.jp/recipe/

6.まとめ

南魚沼の自然の中で育つ酒米、手作りの麹、雷電様の清水で仕込まれる「八海山」は、やわらかですっきりとした口当たりが魅力のお酒です。

いつまでも飲み飽きない味わいは、毎日の晩酌はもちろん、ちょっと贅沢をしたい日の一杯にも最適。ぜひ、各銘柄を飲み比べながら「八海山」の奥深さを楽しんでみてくださいね。