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日本酒と焼酎に特化した資格「SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)」を徹底解説!

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日本酒と焼酎に特化した資格「SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)」を徹底解説!

SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)は日本酒と焼酎に特化した資格です。原料や製法など、日本酒に関する専門知識を学べます。

「日本酒をもっと知りたい」「お酒の資格が取りたいな」という方に向け、今回はSAKE DIPLOMAの申し込み法や過去の試験問題を紹介します。その他の日本酒資格とあわせ、ぜひ参考にしてくださいね。

1.SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)とは

「SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)」は一般社団法人日本ソムリエ協会が認定する資格です。2017年(平成29年)、日本の食文化の普及と向上を目的に発足されました。

日本ソムリエ協会は、その名のとおりワインのプロフェッショナル「ソムリエ」の育成を手がける団体です。一流ソムリエとして名高い田崎真也氏が会長を務めています。

ワインのプロ「ソムリエ」を育成する協会が、なぜ酒ディプロマを発足させたのか。その背景には、日本の伝統的な食文化「和食」を取り巻く環境の変化が影響しています。

2013年(平成25年)、和食はユネスコ無形文化遺産に認定され、世界で広く知られる存在となりました。と同時に、和食に寄り添う酒「日本酒」もまた海外から注目を浴びるお酒となったのです。

日本文化でもある日本酒と焼酎、2つの専門知識を有する酒ディプロマは、日本酒に関する知識を深めたい方や、日本酒を提供する仕事に就く方におすすめの資格だといえます。

2.SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)の受験要項

実際に資格を取るとなると、受験要項やスケジュールが気になるところですよね。ここからは、酒ディプロマの受験資格や概要、取得の流れについて詳しく紹介します。

2-1.受験資格

酒ディプロマの受験資格は、以下の2点です。

・満20歳以上であること
・すでに酒ディプロマ資格を保有していないこと

ソムリエ試験では実務経験が求められますが、酒ディプロマには必要ありません。条件を満たしていれば、国籍、職種、経験など関係なく誰もが受験できます。

2-2.受験概要

試験は7月から一定期間開催される一次試験と、10月に開催される二次試験にわかれます。一次試験は、CBT試験というコンピューターを利用した受験スタイルです。会場は全国47都道府県に約280か所設けられています。

なお、一次試験は2回まで受験でき、出願時に受験回数を選択できます。一次試験を合格している場合は、二次試験から受験することも可能です。

2-3.申込みから資格取得までの流れ

出願期間は、3月から7月中旬までのおよそ4ケ月半です。その後、予約した会場で一次試験を受験し、合格したのちに二次試験に進みます。

なお、以下のスケジュールは2021年度のものです。年度によってはスケジュールが変更になる可能性もあるため、お気を付けください。

<申込みから資格取得までの流れ>

  1. 日本ソムリエ協会のホームページから受験申込みをする(3月初旬~7月中旬)
  2. 事務局から会場予約IDとパスワードがメール配信される
  3. 一次試験の日時と会場をWeb予約する(6月中旬~8月下旬)
  4. 予約した会場で一次試験を受験する(7月下旬~8月下旬)
  5. 合格後、二次試験を受験する(10月中旬)
  6. 合格後、認定登録手続きをする

2-4.試験内容

一次試験

試験問題は、申込時に事務局より発送される「J.S.A. SAKE DIPLOMA教本(second edition)」より出題されます。

試験時間は60分。筆記ではなく、コンピューターを利用して回答するCBT方式です。合否は画面上ですぐに確認できます。

2019年度までに一次試験を合格している場合は、翌3年間何度でも一次試験が免除となります。2020年度以降に一次試験を合格している場合は、翌5年間のうち3回までが免除の対象です。

二次試験

二次試験は、20分の論述試験と30分のテイスティング試験で構成されています。論述試験では高い専門性が求められるため、日本酒や焼酎の原料、製法についてより深く理解しておかなくてはいけません。

テイスティング試験は、実際に日本酒や焼酎を口にし、特徴を判定する試験です。テイスティングの妨げとなるため、当日は香水や香りのある整髪料の使用は控えたほうが良いでしょう。

二次試験は、会場が主要都市に限られます。2021年度の試験会場は以下の16か所でした。

札幌・盛岡・仙台・東京・長野・金沢・名古屋・京都
大阪・神戸・岡山・広島・高松・福岡・鹿児島・那覇

合格者の受験番号はホームページ上で発表されるほか、結果通知が自宅宛てに郵送されます。

2-5.SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)出題例

酒ディプロマでは、日本酒だけでなく焼酎に関する知識が問われます。2017年の試験では、以下のように日本酒の原料や製法、焼酎に関する問題が出題されました。

今の自分の知識はどれくらい?と気になる方は、ぜひチャレンジしてみてください。

例題1:特定名称酒に使用する白米は、農産物検査法によって何等以上に格付けされた玄米、またはこれに相当する玄米を精米したものに限られるか、次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

  • 1等以上
  • 2等以上
  • 3等以上
  • 4等以上

例題2:精米後の米を2週間ほど袋に入れて保管することを何と呼ぶか、適当なものを1つ選び解答欄にマークしてください。

  • 引き込み
  • 枯らし
  • 切り返し
  • 仲仕事

例題3:鹿児島県の奄美諸島のみで生産されている焼酎を1つ選び、解答欄にマークしてください。

  • 黒糖焼酎
  • 米焼酎
  • そば焼酎
  • 麦焼酎
【解答】
例題1.3等以上
例題2.枯らし
例題3.黒糖焼酎

3.SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)受験から合格後までの費用

受験費用は一般と会員で異なります。また、合格後は資格認定登録料が必要です。二次試験から受験する場合は費用が安くなります。

3-1.一次試験から受験する場合

一次試験は一度に2回まで受験申込できます。ただし、1回目の受験で合格しても2回目分の返金はないためお気を付けください。

正会員/賛助会員(円/税込) 一般(円/税込)
1回受験 20,380 29,600
2回受験 25,220 34,400

また、受験と同時に日本ソムリエ協会に入会した場合は、入会金10,000円が半額となるだけでなく、受験料も会員価格で申し込めます。金額は入会月によって異なります。

入会後は機関誌が送付されるほか、セミナーへの参加料が無料になったり、コンクールに参加できたりとさまざまな特典が用意されています。

入会費+受験料(円/税込)
3月入会 4月入会 5月入会 6月入会 7月入会
1回受験 37,880 36,630 35,380 34,130 32,880
2回受験 42,720 41,470 40,220 38,970 37,720

3-2.二次試験から受験する場合

一次試験が免除される場合は、二次試験の費用のみで受験できます。こちらも同様に、受験申し込みと同時に入会手続きが可能です。

正会員/賛助会員(円/税込) 一般(円/税込)
7,300 14,210

 

入会費+受験料(円/税込)
3月入会 4月入会 5月入会 6月入会 7月入会
24,800 23,550 22,300 21,050 19,800

3-3.合格後にかかる費用

二次試験合格者には、合格通知と認定登録申請書が送付されます。資格認定登録料を振込み、手続きをしたのちに認定証や認定バッジ、資格認定カードが手元に届きます。

資格認定登録料(円/税込) 20,950

4.SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)以外の日本酒資格

日本酒の資格は、プロ仕様のものから趣味に活かせるものまで、さまざまな種類があります。ここでは、酒ディプロマ以外の3つの資格を紹介します。

4-1.もっともメジャーな唎酒師(ききさけし)

唎酒師(ききさけし)は、日本酒を販売、提供するプロとしての知識を習得する資格です。日本酒の原料や製法、歴史のほか、提供時の注意点などについて学びます。テイスティングを通し、料理との相性を見極める力やプロモーション能力を身に付けることも可能です。

唎酒師は、実際に飲食業や酒販業に携わる方の取得が多い資格です。その一方で「好きな日本酒についてもっと知りたい」という思いから受験する一般の方も増えています。

受講コースは通学コースのほか、オンラインや通信などの全6コース。忙しい方も自分のライフスタイルに合わせて資格取得を目指せます。

唎酒師に興味のある方はコチラ「唎酒師:日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)

4-2.趣味の範囲でおすすめの日本酒検定

日本酒検定は、日本酒を愛する消費者を対象とした資格です。日本酒を楽しむことを目的に実施されています。

資格は入門編の5級・4級からはじまり、初級の3級、上級編の2級・準1級・1級の6段階構成。テイスティング試験はなく、5級と4級はオンラインで受験できます。

1級になると、日本酒のすべてに精通し、人へと伝える力が身に付けられます。消費者を対象にしているとはいえ、日本酒の飲用温度や銘柄まで、実に幅広い知識を学べる資格といえるでしょう。

日本酒検定が気になる方はコチラ「日本酒検定:日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)

4-3.酒匠(さかしょう)

酒匠(さかしょう)は高いテイスティング能力を有する資格です。日本酒や焼酎の香りを視覚化、数値化し、目に見える形でわかりやすく消費者に伝えます。

酒匠を受験するためには、唎酒師および焼酎唎酒師の資格が必要です。カリキュラムでは酒類の比較テイスティングをおこなうなど、より実践向けの内容となっています。

酒匠について気になる方はコチラ「酒匠:日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)

まとめ

SAKE DIPLOMAは「日本酒についてもっと知りたい!」と思うときにおすすめの資格です。日本酒の基礎からプロに通ずる知識まで、幅広い分野を習得できます。

原料や製法を知れば、日本酒がもっと美味しく、もっと楽しいものに。日本酒資格が気になる方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。