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日本酒の水割りは氷を入れるのもオススメ!比率の早見表と作り方を解説

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日本酒の水割りは氷を入れるのもオススメ!比率の早見表と作り方を解説

日本酒は冷たいのが好き、最後まで冷たいまま日本酒を楽しみたいという人は、「日本酒に氷を入れてみるのってあり?」と考えたことがあるのではないでしょうか。そもそも日本酒を水割りで割ったり氷を入れたりしてもいいの?と疑問に思っている人もいるかもしれません。

今回は日本酒の水割りに氷を入れたときの正しい作り方をご紹介します。

1. 日本酒は、水や氷で割って楽しむのもOK!

日本酒は、冷やしたり温めたりして飲むのが一般的。ですが、水で割ったり氷を入れたりしても楽しめるって知っていますか?日本酒に何かを混ぜるなんて邪道だという人もいますが、水割りやロックで日本酒を飲んでいる人は意外と多いのです。

1-1. 日本酒は水を加えて造られている。だけど過度な水割りはNG!

一般的に皆さんが飲んでいるアルコール度数15%前後の日本酒の多くは、製造の工程で水を足してアルコール度数を調整されています。なので更に水を加えても安心…といいたいところですが、この水加減の調整(加水)はかなり重要で蔵元でも慎重に行っている難しい作業。

つまり、一番いい味に調整されて出荷されているのです。そのため水や氷を足しすぎると、日本酒の風合い自体も消えてしまいます。なので、適当にミネラルウォーターを混ぜればOK。ということではなく、可能な限り日本酒の良さを損なわずに注意しましょう!

「日本酒の水割りはまずい?」それって作り方のせいかも!原因と解決策をご紹介

1-2. 美味しい水割りの作り方のおさらい

日本酒の水割りは、ただ日本酒と水を混ぜればいいわけではありません。作り方にはいくつかのポイントがあります。

まず日本酒は甘口で味わいがしっかりしたものがオススメ。辛口で水のように飲めてしまうタイプは水で割ってしまうと味が薄く感じてしまうので、あまり水割りやロックには向きません。

水は軟水がおすすめ。いうまでもなく美味しいと感じる水で割りましょう。コンビニに売っているような水でもOK。日本酒と水の温度は一緒の方が◎。冷蔵庫で冷やしておけば、ちょうどいいとされる5~8℃くらいになります。

日本酒と水の黄金比は8:2と言われていますが、アルコール度数が12度くらいを目処になるように作る方が色んな日本酒の水割りとして安定するかと思います。

詳しくは下記の記事をチェックしてみてください。

日本酒の水割りを美味しく作る方法!アルコール度数12度、温度は5度が目安

ここがPOINT!

  • 多くの日本酒は製造時に水を足してアルコール度数を調整している(加水)
  • 加水する仕事は、ただ水を足しているのではない難しい仕事
  • 美味しい水割りの材料:日本酒は甘口で味わいがしっかりしたもの、水は軟水がおすすめ。

 

2. 日本酒の水割り(氷を入れる場合)の作り方

続いては氷を入れた日本酒の水割りの作り方を見ていきましょう。氷の重さを計算して入れるのがポイント。

2-1. 用意するもの

  • 一般家庭の氷 1個
    (一般的に家庭用の冷凍庫でできる氷は約15g)
  • 軟水
  • 日本酒 (この記事では、アルコール度数15度を想定しています)
  • グラス(冷蔵庫で事前に冷やすと◎)

全て冷蔵庫で冷やしておくと、ぬるくなりにくいのでおすすめです!

2-2. 作り方

  1. 冷蔵庫で冷やしておいた グラスと日本酒を取り出します
  2. グラスに先に水を注ぐ
    グラスの底から 0.5cm を目安
    (濃いと感じたら後で足せるので、なるだけ少なめにしておきましょう)
  3. 次に氷を入れる
  4. 最後に日本酒を加え、底から5cm もしくはグラス半分くらいまで注ぐ
    4cmの日本酒と1cmの水で、およそ 8:2
    日本酒が 15度であればこれで アルコール度数が 12% ほどになります。
  5. 軽くマドラーで混ぜれば完成です

基本的には、酒8:水1:氷1で用意するのがポイント。

家庭用の氷だと少しだけ氷の量が多いのですが、溶けきる前にだいたい飲み切るのでちょうどいいのです。

【黄金比の考え方】
80ml x 15% = 12ml のアルコール + 20ml の水 → 100ml 中に 12ml のアルコール
→ 12度のお酒!←ちょうどいい!

日本酒 水割り 氷

3. アルコール度数毎の黄金比の計算方法を紹介!

日本酒の水割りはアルコール度数が12度になるように作るのが美味しいですが、アルコール度数が10度超える場合は飲みすぎないように注意しなくてはいけません。一般的な家庭にあるグラス(180mlほど)を使って、半分くらいの量が目安になります。

下記の表は、合計100mlになる計算です。

15度 18度 20度
日本酒の量 80ml 約70ml 60ml
水の量 10ml 15ml 20ml
氷の数 1個 1~2個 2個
アルコール度数 12% 12% 12%

 

3. 日本酒を「割る」のは邪道じゃない!

日本酒はそもそも原酒に水を加え、アルコール度数が14~15度くらいになるように調整されています。水割りという飲み方を勧めている杜氏や蔵元もいるので水割りするのは邪道という考えは少し違うかもしれません。

ただ、杜氏や蔵元が調和するようにこだわりを持って水を加水しているため、ただ水を打ち込むのとはまた違います。そのため日本酒を最初から水割りにしたり、氷を入れたりするのではなく、まずはそのまま味わってみるのもいいですね。

ここがPOINT!

  • 日本酒は、割って飲んでも大丈夫!
  • 形式に囚われてマズいと感じるより、それぞれがおいしいと感じる飲み方で楽しむことが一番大事。

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4. 多様な楽しみ方が広がっている日本酒

日本酒は水割りの他に、実はカクテルのベースとしても使われているのです。家にあるもので簡単にできる日本酒のカクテルもあるので、下記の記事をチェックしてみてください!

日本酒で作れるカクテルのレシピ12選!

日本酒を割るのが少しずつ人気に?オススメの割りものと作り方を紹介します!

まとめ

日本酒は冷やす・温めるだけではなく、水割りや氷を入れて楽しんだり、カクテルにしてみたりと、実はさまざまな楽しみ方があるのです。日本酒は飲めない…と諦めていた人も、アレンジして楽しんでみては?

ここがPOINT!

  • 多くの日本酒は製造時に水を足してアルコール度数を調整している(加水)
  • 加水する仕事は、ただ水を足しているのではない難しい仕事
  • 美味しい水割りの材料:日本酒は甘口で味わいがしっかりしたもの、水は軟水がおすすめ。
  • 日本酒は、割って飲んでも大丈夫!
  • 形式に囚われてマズいと感じるより、それぞれがおいしいと感じる飲み方で楽しむことが一番大事。

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