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甘酒はダイエットにおすすめ!甘酒を使った正しいダイエット方法と痩せない原因を解説

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甘酒はダイエットにおすすめ!甘酒を使った正しいダイエット方法と痩せない原因を解説

執筆者情報

shiho
お酒とねこでできているライター。日本酒、ウイスキー、ワイン…すべてのお酒をこよなく愛す。酒好きが高じて利酒師免許を取得。 blog「わたしの酒棚」 https://sakadana.net/

監修者

日本酒ラボ編集部
日本酒ラボに携わってから日本酒のおいしさ・奥深さを知り、唎酒師の資格を取得。日本酒ラボを通して、日本酒のおいしさ・楽しさを日本酒にもあまり馴染みがない方にもお伝えしていきます。

やさしい甘さの「甘酒」は、ダイエットに効果的といわれています。その理由は、甘酒に含まれる豊富な栄養素。腸内環境を整えてくれたり、消化を助けてくれたりとダイエット中にうれしい効果が期待できます。

今回は、甘酒がダイエットに効果的な理由を紹介します。飲むタイミングや量など、ダイエットにおすすめの方法も解説するのでぜひ参考にしてください。

1.甘酒がダイエットに効果的な4つの理由

甘酒がダイエットに効果的な理由は次の4つです。甘酒に含まれる栄養成分が体にうれしい効果をもたらしてくれます。

  1. 腸内環境を整えてくれる
  2. 消化を助けてくれる
  3. 脂質や糖質の代謝をサポートしてくれる
  4. 脂質の排出を促してくれる

甘酒には糖分やアミノ酸のほか、ビタミンB群などの豊富な栄養素が含まれています。まずは、それらがもたらすダイエット効果について深掘りしていきましょう。

1-1.腸内環境を整えてくれる

甘酒には、米麹が発酵する段階で生まれるオリゴ糖が含まれています。

オリゴ糖は、悪玉菌の活動を抑制し、腸内環境を整えてくれる成分です。そのため、甘酒を摂取すると便秘改善効果が期待できます。

また、酒粕を原料とする酒粕甘酒には、食物繊維と似た作用をもつレジスタントプロテインが含まれています。こちらも腸内環境を整えてくれる成分です。

酒粕甘酒には微量のアルコール分が含まれているため、アルコールが気になるときは米と米麹で作られる麹甘酒を活用してみてください。

きれいな腸内環境

1-2.消化を助けてくれる

甘酒は、たくさんの酵素を含む発酵食品です。甘酒の栄養素は、酵素によって細かく分解されています。そのため、口にしたときにスムーズに消化吸収されることが特徴です。

また、麹には一緒に摂取した食べ物の消化吸収を助ける働きがあるといわれています。甘酒をダイエットに取り入れれば、食べ物の消化を促進する効果が期待できるでしょう。

1-3.脂質や糖質の代謝をサポートしてくれる

甘酒には、ビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群は、糖質や脂質、たんぱく質の代謝をサポートしてくれる成分です。体内に取り入れた栄養素を効率よくエネルギーに変え、脂肪の蓄積を防いでくれます。疲労回復効果もあり、ダイエット中に積極的に取り入れたい栄養素のひとつです。

1-4.脂質の排出を促してくれる

酒粕甘酒に含まれるレジスタントプロテインには、余分な脂質を体外に排出する働きがあります。肥満を抑制する効果が期待できるなど、ダイエット中にうれしい作用をもつ成分です。

また、レジスタントプロテインには、血中のコレステロールを低下させる働きがあるといわれています。生活習慣病を予防でき、健康を気遣う方にもおすすめです。

2.甘酒の糖質とカロリーは要注意

栄養豊富でダイエットにも効果的な甘酒ですが、糖質とカロリーには注意が必要です。甘酒100mlあたりのカロリーは76kcal。糖質は17.9g含まれています。

オレンジジュース100mlあたりのカロリーが45kcal、牛乳のカロリーが61kcalであることを考えると、甘酒はカロリーが高めの飲み物といえるかもしれません。

栄養豊富だからと飲みすぎると、カロリー過多につながってしまうため気を付けましょう。

参考:文部科学省「食品成分データベース」

甘酒の糖質とカロリーについてはこちらの記事でも解説しているため、参考にしてみてください。

 

3.ダイエットに効果的な甘酒の取り入れ方

甘酒をダイエットに取り入れるときは、飲み方にひと工夫。甘酒の栄養成分を上手に摂取しながら、健康的なダイエットを目指しましょう。

3-1.飲みすぎず適量を取り入れる

前述したように、甘酒は飲みすぎないことが大切です。1日あたりの適量は約200ml。コップ1杯程度を目安にしましょう。

豆乳で割ったり、ココアを加えたりすれば栄養がアップし満足度も高まります。温めてカップに注ぎ、少しずつ楽しむのもおすすめです。

3-2.朝食にご飯やパンの代わりに甘酒

豆乳のダイエット効果を高めたいときは、朝食に取り入れてみてください。ご飯やパンの代わりにすれば、忙しい朝でも効率的に栄養を摂取できます。

甘酒の栄養素は酵素によって分解されているため、消化吸収されやすく、すぐにエネルギー源となってくれるのもうれしいポイントです。

甘酒に含まれるブドウ糖は脳にとって唯一のエネルギー源ともいわれており、1日の活力となってくれます。

朝に甘酒

3-3.間食のおやつの代わりに甘酒

ダイエット中も甘いものがやめられない!という方は、おやつの代わりに甘酒を取り入れてみましょう。

カップ1杯(200g)の甘酒のカロリーが152kcalであるのに対し、板チョコ1枚(60g)のカロリーは330kcal。甘酒ならカロリーが抑えられ、食物繊維やビタミンB群などの栄養素も摂取できます。

甘酒をおやつ代わりにするときは、砂糖不使用の麹甘酒を選ぶのがおすすめです。近年は糖質オフの甘酒も販売されているため、上手に活用してみてください。

3-4.夕食の白米の代わりに甘酒

ダイエット効果を高めたいときは、夕食の白米を甘酒にチェンジするのもひとつの方法です。

甘酒1杯(200g)のカロリーが152kcalであるのに対し、ご飯1杯(150g)のカロリーは234kcal。必要な栄養素を補いながら、自然にカロリーカットできますよ。

参考:文部科学省「食品成分データベース」

4.ダイエットに向いている甘酒の選び方のポイント

ダイエットに甘酒を取り入れるときは、カロリーや糖質控えめの商品を選ぶのがポイントです。

甘酒には、米と米麹で作る麹甘酒と、酒粕で作る酒粕甘酒の2種類があります。麹甘酒は砂糖不使用、酒粕甘酒は砂糖を使い微量にアルコール分が含まれていることが特徴です。

砂糖不使用の麹甘酒であれば、カロリーや糖質の摂取量が抑えられます。カロリーや糖質オフの商品を選ぶのもおすすめです。

また、やわらかく炊いた米に米麹を加え、一定温度で発酵させれば手作り麹甘酒ができあがります。酒粕甘酒の砂糖も、手作りであれば好みに調整可能です。

米麹や酒粕はスーパーで購入できます。自分好みの甘さに仕上げたいときはぜひ手作りも検討してみてください。

5.甘酒ダイエットで痩せれない原因は?

甘酒ダイエットで痩せられない原因は、普段の食事と運動量にあるのかもしれません。甘酒は、あくまでもダイエットをサポートしてくれる存在。飲むだけで減量できるわけではないからです。

ダイエットに大切なのは、バランスの良い食事と適度な運動。そこに甘酒を取り入れることで、体にうれしい健康効果やダイエット効果が期待できます。

「甘酒を食生活に取り入れたけどなかなか痩せないな」というときは、飲みすぎていないか、普段の運動量はどうかなどをあらためてチェックしてみてくださいね。

バランスの良い食事

まとめ

甘酒ダイエットは、健康的なダイエットを叶えたいときにおすすめです。ダイエット効果が期待できるさまざまな栄養素を摂取できます。

ダイエットに取り入れるときのポイントは、飲みすぎに気を付けること。バランスの良い食事や適度な運動を心がけることも大切です。

甘酒を普段の食事にプラスしたり、おやつ代わりにしたりしながら、上手にダイエット生活に取り入れてみてくださいね。