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ラグジュアリー日本酒”MINAKI”と和フレンチのペアリング体験イベントレポ

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ラグジュアリー日本酒”MINAKI”と和フレンチのペアリング体験イベントレポ

2023年6月6日(火)、麻布十番に潜む大人の隠れ家のようなフレンチレストラン「釜津田」にてラグジュアリー日本酒ブランド”MINAKI”の「極幻(GOKUGEN)」と新商品である「極幻 FORMULA.2」のペアリングイベントが開催されました。

この記事ではMINAKIの「極幻(GOKUGEN)」「極幻 FORMULA.2」の詳細と唎酒師ライターがイベント体験した様子をたっぷりとお伝えします。

フレンチレストラン釜津田の店内
フレンチレストラン釜津田の店内

1.ラグジュアリー日本酒ブランド”MINAKI”とは

“MINAKI”は2022年2月にリリースされたラグジュアリー日本酒です。

“時”に焦点を当て、大切な人と過ごすひとときを鮮やかに彩ることができたら。そんな思いを込めて造られました。

現在MINAKIには3つのプロダクトが存在していますが、今回はペアリング体験でいただいた「極幻(GOKUGEN)」「極幻 FORMULA.2」について紹介いたします。

※香りや味わいについてはペアリングの項目にて触れさせていただきます。

1-1.極幻(GOKUGEN)

極幻(GOKUGEN)はMINAKIが代表作として世に送り出す究極の一本。海外のコンクールや品評会でも数々の賞を受賞しています。

使用されている酒米は兵庫県産山田錦。日本酒らしい上品な味わいとクリアな旨味のバランスを目指して辿り着いたのは“精米歩合17%”でした。

精米は削れば削るほど時間と手間のかかる工程であり、精米歩合17%にするためになんと200時間以上の時間をかけて磨き上げられています。手間とコストにとらわれず、酒蔵の持つ技術を惜しみなく駆使することで、雑味のない至高の味わいを実現しています。

醸造パートナーとして極幻(GOKUGEN)を醸したのは奥羽自慢。MINAKIの「ラグジュアリーな日本酒体験を届けたい」という想いに共感いただいたことからパートナーシップが始まり、真摯な日本酒造りに共に向き合っています。

MINAKI 極幻
MINAKI 極幻

1-2.極幻 FORMULA.2

極幻シリーズとして新たな究極を表現した極幻 FORMULA.2。原料に使用されている酒米は山形県のオリジナル酒米である「雪女神」。

「雪女神」は大粒で粗タンパク質が少なく、心白の発現率が高いなど、高い精米歩合が必要とされる大吟醸酒造りに最適な醸造特性を持っています。これらの特性を最大限引き出し、雪どけ水のような透明感とパッと目が覚めるようなはっきりとした輪郭のある上品な味わいに仕上げています。

また、超軟水の天然の井戸水を仕込み水として使用し、長期低温醸造に適した冬の寒さと地元で丁寧に育てられた質の良い酒米。そして、これらの素材を最大限に引き出すべく、確かな技術力をもつ造り手たち。これらの自然、気候風土、人と技術が渾然と溶け合う山形の「テロワール」を豊かに感じて頂ける一本です。

極幻FORMULA.2
極幻FORMULA.2

2.極幻 FORMULA.2とサラダを中心とした前菜でスタート

2-1.極幻 FORMULA.2の香りと味わい

お料理との相性を確認する前に、極幻 FORMULA.2 生酒を楽しみます。

極幻 FORMULA.2

まずは軽くスワリングをして極幻 FORMULA.2の香りを確認。香りはみずみずしい青りんごや白ブドウのようにフルーティーで上品な香りを楽しむことができます。

香りからとても期待値が上がってきたので早速一口…。率直な感想として出てきたのが「美味しい!いいお酒だなあ」という感想です。

まず口に含んだ瞬間感じるのは非常になめらかな口当たりと生酒ならではのフレッシュさです。くどい甘さではなく上品な甘みが口内に広がり、ほどよい旨味を感じると思えば、心地よい余韻を残しながらスーッと消えていきます。

このキレの良さは食中酒としてはどんな料理とも合いそうな気がするので、早速料理とのペアリングを試してみましょう!

2-2.前菜やフリットとも調和する極幻 FORMULA.2

極幻 FORMULA.2と前菜

ペアリングとして提供いただいたのは以下の4品です。

・鱧(ハモ)と鮮魚のフリット 梅のソース
・水タコ ガスパチョソース
・ズワイガニと紫キャベツのマリネ
・有機野菜のサラダ

有機野菜のサラダ・ズワイガニと紫キャベツのマリネは、フレンチドレッシングの味わいが極幻 FORMULA.2の持っているみずみずしい香りと相性が抜群です。旨味という面でも極幻 FORMULA.2の旨みがズワイガニの旨みに負けることなくマッチしています。

水タコ ガスパチョソースは淡白な水ダコの味わいとトマトベースのガスパチョソースからなるほのかな酸味がクセになります。

鱧と鮮魚のフリットはビールを使った生地で揚げられているため外はサクサク、中はふわふわでとても美味しいです。アクセントで添えられた梅のソースによってさっぱりと食べることもできるのでいくらでもいけちゃいます。揚げ物であるフリットがもつ脂をFORMULA.2がキレイに流してくれます。そして、梅のソースの酸味との相性も抜群です。

生酒をいただいた後は極幻 FORMULA.2 火入れもいただきました。火入れはフレッシュさはありながらも、原料であるお米由来のふくよかな旨みが生酒より強調されている印象を受けました。

生酒と火入れ、どちらのFORMULA.2もいただいたどの料理とも相性が良く、料理とお酒双方がお互いの美味しさを引き立て合うペアリングでした。

3.極幻(GOKUGEN)はメイン料理と共に

3-1.極幻(GOKUGEN)の香りと味わい

極幻(GOKUGEN)

極幻(GOKUGEN)は深みのあるビターな香りの後に、みずみずしい果実のような香りを楽しむことができます。FORMULA.2より、やや強めにお米由来の香りを感じることができました。

極幻(GOKUGEN)において最も驚いたのが飲んだときの口当たりの良さです。超軟水の天然水を飲んでいるかのようなあまりにも柔らかくなめらかな口当たりに非常に驚きました。

味わいはバランスの良い甘みと旨み、そしてほのかな苦味と心地のよい酸味の余韻を感じながらスッ消えていく、体に染み渡るという表現が合うような美味しさです。

こちらも食中酒としてどんな料理ともよく合いそうな印象。さっそくメイン料理とのペアリングを試してみましょう!

3-2.極幻(GOKUGEN)は濃厚な旨みともよく合う!

メイン

メインとしていただくのはコクや旨味が強い以下のメニューです。

・パテドカンパーニュと赤玉ねぎのピクルス
・ローストビーフ ポートワインソース
・チキンポッシェ りんごのソース
・ヤングコーンソテー・ズッキーニフリット

左手のパテドカンパーニュは豚の脂とほのかな塩気によってお酒が欲しくなるおいしさ。思わず極幻(GOKUGEN)に手を伸ばせばキレイな酸味によって脂を流してくれます。また、赤玉ねぎのピクルスも非常にさっぱりといただけるのでパテドカンパーニュの良き相棒となっています。

パテドカンパーニュと赤玉ねぎのピクルス
パテドカンパーニュと赤玉ねぎのピクルス

ローストビーフ ポートワインソースは濃厚なお肉の旨みを堪能することができます。この濃厚なお肉の旨みにも決して負けることなく、極幻(GOKUGEN)が持っている旨みと酸味によって、マッチしています。

ローストビーフ ポートワインソース
ローストビーフ ポートワインソース

チキンポッシェ りんごのソースは、しっとり柔らかく旨みが凝縮されたチキンポッシュに程よく酸味と甘味の効いたりんごのソースがこの上ないパートナーに。

ヤングコーンソテー・ズッキーニフリットはどちらも素材本来の旨みと甘みを楽しむことができます。

極幻(GOKUGEN)とのペアリングもこの旨み・甘み・酸味が非常によく合って相性抜群です。

チキンポッシェ りんごのソース
チキンポッシェ りんごのソース

4.最後に酒粕アイスの食べ比べを楽しんで〆

ペアリングを楽しんだ後に提供いただいたのが、普通のお酒からできた酒粕を使ったアイスと極幻FORMULA.2からできた酒粕を使ったアイスの食べ比べです。

MINAKIを使った酒粕アイス
MINAKIを使った酒粕アイスと一般的な日本酒を使った酒粕アイス

どちらも使われたお酒は違うものの、酒粕に味わいの違いなんてあるのかな?なんて思っていましたが、ちゃんと違いがあって驚きました。

普通のお酒を使った酒粕アイスはどちらかというとあっさり・さっぱりとしています。一方、極幻FORMULA.2から作られた酒粕アイスは酒粕の甘みが濃厚かつ、酒粕の甘みが長く残るのが印象的でした。

さっぱりした方がいい、濃厚なアイスが好きなど個人によって好みは別れるかと思いますが、どちらもとても美味しかったです。

5.ラグジュアリー日本酒MINAKIの今後の展望

美味しいお酒と共に前菜からメイン、デザートと至福のひとときを過ごすことができました。

最後にMINAKIの今後の展望についてお聞きしてみました。

現状、「こういう日本酒を出す!」という確定していることはないものの、方向性としては現在磨きをかけた(精米歩合が低い)お酒をリリースしているので、逆にほとんど磨かず、高級ラインのお酒を作るなども検討しているとのこと。また、本日いただいた極幻(GOKUGEN)を熟成させており、これが5年後10年後おいしいお酒として出来上がっていたら、古酒の販売も考えていきたいと仰っていました。

MINAKIの今後の商品展開がとても楽しみですね!

MINAKIの「極幻(GOKUGEN)」「極幻 FORMULA.2」は自分で楽しむのはもちろん、大切な人との至福のひとときを鮮やかに彩ってくれます。また、日本酒を飲んだことがないという方へのプレゼントとしても、うってつけのお酒だと思ったのでぜひプレゼントを選ぶ際に検討してみてはいかがでしょうか?

『MINAKI 極幻(GOKUGEN)』
[価格]¥29,800(税込¥32,780)
[製造場所]山形県
[原料米]兵庫県産山田錦100%
[内容量]720ml
[精米歩合]17%
[アルコール分]15%
[公式URL]https://minaki-sake.com/products/gokugen

『MINAKI 極幻 FORMULA.2』
[価格]¥29,800(税込¥32,780)
[製造場所]山形県
[原料米]山形県産雪女神100%
[内容量]720ml
[精米歩合]29%
[アルコール分]15%
[公式URL]https://minaki-sake.com/products/gokugen

『釜津田』
[所在地] 東京都港区麻布十番2-14-4 エタニティー麻布十番 B1F
[アクセス]東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番駅」4番出口から徒歩2分
[電話番号]03-6453-7353
[定休日] 水曜日
[営業時間]ランチ:11:30~15:00(close)
ディナー:18:00~23:00(close)
[公式URL]https://www.kamatsuda.jp/#key
※2023年6月7日時点の情報です。休業日や営業時間など変更の可能性があるため、最新情報は事前に店舗にお問い合わせください。