自然豊かな長野で培われた技術と味。「真澄」を解説!

「真澄」(ますみ)は、長野県を代表する日本酒です。料理の味を引き立てるすっきりとした味わいは、食中酒にもぴったり。確かな酒質は国内外で高く評価されています。

こちらでは、真澄の特徴や種類、購入先などをご紹介!350年の歴史を持つ真澄の世界を、ぜひお楽しみください。

1.日本酒の真澄とは

真澄が造られるのは、八ヶ岳・蓼科・霧ヶ峰と雄大な自然広がる信州諏訪の高原盆地です。原料米は国産の良質な酒米。仕込みに使われるのは、信州の山を流れ天然のフィルターでろ過された井戸水です。

最高の原料を最高の日本酒へと造り上げるのは、醸造に関する専門的知識を身につけた社員杜氏と農家蔵人。昭和18年の全国清酒品評会1位をはじめに、現在まで数多くの受賞歴を誇るお酒です。クセのない味わいはどんな料理とも相性がよく、地元はもちろん全国各地で親しまれています

1-1.酒造元について

真澄を造る宮坂醸造は、1662年(寛文2年)創業の老舗蔵です。蔵が位置するのは、清らかな水と冷涼な気候に恵まれた霧ケ峰の麓、信州諏訪。大正時代、28歳で杜氏となった窪田千里氏の手によって、真澄は全国に名の知れる酒へと成長を遂げます。

昭和21年には新種の優良清酒酵母「協会7号」を発見。優れた性質を備えた7号酵母は真澄の味の要となり、やがて全国の酒蔵へと普及していきました。創業から350年余りを迎えた現在、蔵を支えるのは伝統の技と意思を受け継いだ若き杜氏たち。

奇抜な個性を売り物にするな。心を磨き、人を育み、米を選んで、本物だけを求め続けろ」過去の杜氏たちが追い求めた真澄らしさをを胸に、蔵では日々丁寧な酒造りが続けられています。

1-2.真澄という名の由来

「真澄」という名は、諏訪大社のご宝物「真澄の鏡」に由来しています。真澄の鏡は、現在は諏訪市の宝殿に安置され、人目に触れることのない鏡。かつては諏訪明神が携え、くもったことがないと言われる鏡です。

信州諏訪を代表する真澄は、鏡のようにくもりのない澄み切った味わいが特徴。信州で半生を過ごした松平忠輝公も、真澄を愛飲していたという逸話も残されています。

2.真澄の種類と値段について

真澄は本醸造酒から純米大吟醸酒まで、幅広い種類が揃うお酒です。すっきり淡麗な味わいを貴重としつつ、特に辛口に仕上げた銘柄も販売。価格も1本あたり2,000円台から10,000円まで幅広く、好みのシーンに合わせた1本を選ぶことができます。

2-1.銀選 (本醸造)

精米歩合(酒米・掛米) 酒米 製造法 価格
55%・60% 美山錦(長野県産)

山田錦(兵庫県加東市山国地区産)

ひとごこち(長野県産)

本醸造 1.8L箱無 1,925円

評判

信州で多くの人に愛されている、真澄のロングセラー商品です。のど越しはスッキリとクセがなく、真澄の名を世に広めた代表酒でもあります。

ザ・日本酒という昔ながらの味わいを持つ本醸造酒は、2018年全国燗酒コンテストで最高金賞を受賞。好みの料理と一緒に、冷でも燗でも楽しめるふところの広さを持った、日本酒通におすすめの銘柄です。

銀撰真澄

(出典元:真澄蔵元ホームページ

2-2.辛口生一本 火入れ(純米吟醸)

精米歩合 酒米 製造法 価格
55% 美山錦(長野県産)

山田錦(兵庫県加東市山国地区産)

吟醸造り 720ml

約1900円

評判

改良を重ね進化を続ける、辛口タイプの真澄です。全米日本酒鑑評会2019、フランスの日本酒コンクール、KURA MASTER2017などで金賞を受賞。国内のみならず、世界でも高い評価を得ている銘柄です。

真澄ならではのすっきりした辛口の味わいは、日本酒好きも納得の美味しさ。ぜひ、キレの良さを引き立てる山菜料理や苦みのある魚などと合わせてお楽しみください。

真澄 純米吟醸 辛口生一本 火入れ

(出典元:横浜君嶋屋オンラインショップ

2-3.YAWARAKA TYPE-1(純米吟醸)

精米歩合 酒米 製造法 価格
55% 美山錦(長野県産)

山田錦(兵庫県加東市山国地区産)

吟醸造り 720ml

約1500円

評判

ワインと同じアルコール度数12度を目指して開発されたお酒です。フルーティーな香りの後に感じるのは、日本酒らしいふくよかな味わい。心地よいすみきった味わいは、日本酒を飲み慣れない方にもおすすめです。

野菜サラダやチキン、カルパッチョのような軽めのイタリアンとの相性もばつぐん。ぜひ、白ワインのようにワイングラスに注いでお楽しみください。

真澄 YAWARAKA TYPE-1

(出典元:横浜君嶋屋オンラインショップ

2-4.純米酒 奥伝寒(おくでんかん)造り(純米酒)

精米歩合 酒米 製造法 価格
60% 美山錦・ひとごこち(長野県産) 1800ml

約2600円

評判

「毎日の食事に合わせてゆっくりお燗を楽しみたい」という方にぴったりなのが、こちらの奥伝寒造りです。使用しているのは真澄オリジナルの7号酵母。長野県産の米の旨味をいかし、お燗で美味しく飲めるお酒を目指して造られています。

おだやかな香りが心地よい純米酒は、ハレの日ではなく日常に寄り添うお酒にぴったり。なべ物や焼き魚、煮物などいつもの家庭料理と合わせてゆったりとお楽しみください。

真澄 純米酒 奥伝寒(おくでんかん)造り

(出典元:横浜君嶋屋オンラインショップ

2-5.茅色 (純米酒)

精米歩合 酒米 製造法 価格
70% 美山錦・ひとごこち(長野県産) 720ml

約1200円

評判

「茅色」(かや)は、真澄のフラッグシップラインにあたるお酒です。真朱(あか)、漆黒(くろ)、白妙(しろ)と、それぞれのカラーをイメージしたシリーズのひとつになります。

茅色がイメージしているのは、黄金色に広がる田園風景。精米の度合いはあえて3割程度におさえ、米本来の甘みや旨味を感じられる仕上がりとなっています。

真澄 茅色(KAYA)

(出典元:お酒の通販 – いまでや

2-6.漆黒(KURO)(純米吟醸)

精米歩合 酒米 製造法 価格
55% 美山錦(長野県産)
山田錦(兵庫県加東市山国地区産)
吟醸造り 720ml

約1600円

評判

漆塗りのつややかな黒色をイメージしたお酒です。味の調和を重視したKUROは、透明感のなかに米の旨味が広がる仕上がり。カラーをテーマにした4本の中でも、もっともスタンダードな味わいを持つ銘柄です。

日々の食卓からハレの日の乾杯まで、どんなシーンにも合うのも魅力のひとつ。300mlから販売されているので、少しずつ飲み比べできるのもうれしいですね。

真澄 漆黒(KURO)

(出典元:お酒の通販 – いまでや

2-7.真朱(AKA)(純米吟醸)

精米歩合 酒米 製造法 価格
55% 美山錦・ひとごこち(長野県産) 吟醸造り 720ml

約1800円

評判

日本古来から使われてきた、天然の朱色をイメージしたお酒です。グラスに口を近づけるとほのかに感じるのは、乳製品を思わせる香り。味わいはまろやかで、深みのある落ち着いた旨味を持つのが特徴です。

燗酒でも楽しめますが、きりっと冷やしてしっかりとした味付けの料理と合わせるのもおすすめですよ。

真澄 真朱(AKA)

(出典元:お酒の通販 – いまでや

2-8.白妙(SIRO)(純米吟醸)

精米歩合 酒米 製造法 価格
55% 山恵錦・ひとごこち(長野県産) 吟醸造り 720ml

約1400円

評判

「白妙」とは、木の皮の繊維で織った布のこと。SIROは、白妙のようにふわりと柔らかな口当たりをイメージしたお酒です。

米の持つ力強い旨味と軽やかさのバランスは、確かな歴史を持つ真澄ならでは。日常のお酒としてそばに置いておきたくなる銘柄です。

真澄 白妙(SIRO)

(出典元:お酒の通販 – いまでや

2-9.夢殿(純米大吟醸)

精米歩合 酒米 製造法 価格
35%  山田錦(兵庫県加東市山国地区産) 吟醸造り 720ml

約6000円

評判

真澄が造る純米酒の最高峰となるお酒です。杜氏が酒米のその年最高のコンディションを見極め、丹精込めて仕上げる銘柄となります。

香りは格調高く、深みのある味わい。夢殿の文字が金色に輝くラベルは高級感に溢れ、贈り物にもおすすめの1本です。

真澄 純米大吟醸 夢殿

(出典元:お酒の通販 – いまでや

3.真澄の購入方法

全国に販路を広げる真澄は、各地の正規取扱店で購入可能。実店舗・通販サイトとも、品質管理の行き届いた専門店を選ぶのがポイントです。

3-1.真澄が購入できる実店舗

真澄を販売する正規特約店は、公式サイトで確認できます。また、1997年には酒蔵の一画に「蔵元ショップ」を開設。真澄の購入はもちろん、有料試飲も可能です。酒器やこだわりの食品も販売され、真澄を通して信州の魅力を感じることができますよ。

取り扱い店舗一覧

蔵元ショップ セラ真澄

3-2.真澄が購入できる通販サイト

真澄は、公式オンラインショップと以下の通販サイトで購入可能です。いずれも品揃えが良いだけでなく、確かな品質管理で本当に美味しい真澄を購入できるのがポイントとなります。

大手通販サイトでも真澄は購入できますが、保存が行き届いていなかったり正規価格でない場合もあるのでご注意くださいね。

真澄オンラインショップ

お酒の通販 – いまでや

横浜君嶋屋オンラインショップ

4.真澄の美味しい飲み方・楽しみ方

澄み切ったクセのない味わいが魅力の真澄は、さまざまな料理と一緒に楽しめるお酒です。その味を実現しているのは、繊細な杜氏の手仕事と徹底した品質管理。真澄が造られる宮坂醸造は、優良酵母が育つ良質な環境を持つ蔵でもあります。

そのため、より美味しく真澄を楽しむためには購入後の保存方法がポイント。高温多湿な環境を避け、ぜひ真澄本来の味わいを楽しんでみてくださいね。

4-1.-5度で保管?

日本酒は、温度によって味が変化しやすいお酒です。特に、酵母が生きたまま瓶詰めされる生酒などは、低温保管が基本となります。日本酒の管理に最も適した温度帯は-5℃。酵母の活動がストップする-5℃なら、酒質を劣化させることなく長期間保存することができるのです。

しかし、家庭用の冷蔵庫は-5℃をキープすることが難しく、日本酒を収納するスペースが少ないのが現実。そこでおすすめしたいのが、日本酒のために作られた日本酒セラーです。一度開栓したお酒の美味しさもキープできるため、種類豊富な真澄の飲み比べにもぴったり。家飲み時間がより一層充実します。

日本酒セラーがないという時には、直射日光の当たらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。開栓して空気に触れると酒質が変化するため、なるべく早いうちに飲みきるようにしましょう。

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5.真澄の期間限定品

真澄は、四季折々に合わせた味わいを楽しめるお酒です。冬の「うすにごり」は、雪の舞う信州の冬を思わせるようなうっすらと白いお酒。寒い冬の日、あえてつめたく冷やしてキリっとした旨味を味わいたい銘柄です。

クリアなボトルが見た目にも涼やかな「すずみさけ」は、白麹由来のさわやかな酸味が魅力的なお酒。さっぱりした夏の料理のアクセントにぴったりです。

冬に仕込んだお酒をひと夏寝かせた「ひやおろし」は、重厚感のある味わいが特徴。長野県産の米の旨味を感じながら、秋の味覚とゆったり味わいたいお酒です。

6.まとめ

長い歴史を持つ真澄は、すっきりとした飲みやすさと確かな酒質が高く評価されているお酒です。しっかりした美味しさを持つお酒はバリエーション豊富で、自分好みの1本を見つけることができます。

料理、季節、一緒にお酒を飲む相手に合わせて、ぜひ真澄のすみきった味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。