日本酒が好きな人は、好きな銘柄を一升瓶で買うことが珍しくありません。しかし、一升瓶は大きすぎて置き場所に困ってしまうものです。冷蔵庫に入らず、せっかくの高級銘柄でも保管に困ってしまいすぐに飲み切ってしまいます。
そんなときに思いつくのが別の容器に小分けすることです。みなさんも日本酒を小分けにする方法が気になっていると思います。
そこで今回は日本酒を小分けする方法を具体的に解説します。移し替えのポイントも解説しているので、参考にしてみてください。
目次
1.一升瓶が大きすぎるときは小分けにして保存しよう
一升瓶が大きすぎて困る!という場合は、小分けにして保存するのがおすすめです。小分けにすれば、空いたスペースに収納しやすくなります。小分けする方法は以下を参考にしてください。
1-1.一升瓶の量は1800ml
一升瓶は具体的な数値に換算すると1800mlになります。市販の大型ペットボトルと同じくらいの容量ですね。ペットボトルは横にして置いておきやすいですが、一升瓶はそうはいきません。丸みがあるため、横にすれば不安定になります。縦にすれば、大きすぎて収まらないことが多いです。
現状、一升瓶の置き場所に困っている人は、次の項目で説明する容器を用意してみてください。
2.日本酒を小分けして保存するために用意するもの
一升瓶を小分けする場合、容器なら何でもいいわけではありません。基本的には、以下で解説する容器を選んでください。
2-1.煮沸消毒できる密閉可能な瓶やボトル
一升瓶の小分けに最適なのは「煮沸消毒してある密閉可能な瓶やボトル」です。おすすめなのはスイングボトル。ガラス瓶ですが、密閉用のフタがついています。BARなどで見かけることも多いでしょう。
スイングボトルには250ml、500mlとサイズが豊富にあります。大きいものだと、1Lサイズもありますね。量販店や通販サイトから購入できます。安いものはワンコインで買えるので、気に入ったものを探してみてください。

(出典元:amazon)
2ー2.瓶がないときはペットボトルでも代用可能
スイングボトルなどの専用のガラス瓶を用意するのが難しい場合は、身近にある空きペットボトルを代用品として活用することも可能です。
ペットボトルを使用する際は、必ずミネラルウォーターや無糖の炭酸水が入っていたものを選んでください。
コーヒー、お茶、ジュース、香料入りのフレーバーウォーターなどが入っていた容器は、染み付いた臭いを取りにぞくことが難しいです。
注意点:ペットボトルによる小分けは長期保存には不向き
長期間入れておくと日本酒の酸化が進みやすくなるため、1ヶ月程度で飲み切るための、一時的な小分け容器として活用することをおすすめします。
2-3.漏斗(ロート)
一升瓶を小分けするときは、漏斗があると便利です。一升瓶は重量があるため、ボトルにキレイに注ぐのは難しいです。漏斗があれば、日本酒がこぼれるのを防ぐことができます。なくても問題はありませんが、できれば用意したほうがいいでしょう。
漏斗は一般的なホームセンターで購入することができます。100円ショップなどでも取り扱いがあるので、探してみてください。
3.日本酒を小分けする容器の消毒方法
小分け用の容器を用意したら、消毒・洗浄を行いましょう。
日本酒はとてもデリケートなお酒のため、容器に少しでも雑菌や水道水が残っていると、せっかくの美味しいお酒が傷んだり、風味が落ちたりする原因になってしまいます。
また、ガラス瓶とペットボトルでは、熱に対する強さが全く異なります。間違った方法はお酒をダメにするだけでなく、容器が割れるなどの思わぬ事故につながるため、必ずそれぞれの素材に合った正しい手順でお手入れを行いましょう。
3-1.瓶やガラスボトルの煮沸消毒のやり方

小分け用の容器を用意したら、事前に煮沸消毒をしましょう。消毒をしないと、雑菌によって日本酒が傷んでしまいます。煮沸消毒のやり方は以下のとおりです。
- 瓶とフタを食器用洗剤で洗う
- 鍋や容器に瓶とフタを入れ、すべて浸かる程度の水を入れ、中火にかける
- 沸騰したら弱火にし、5〜10分煮沸する
以上が煮沸消毒のやり方です。基本的には熱湯に容器を沈めておけば問題ありません。注意点は消毒したあとに水分をふき取らないことです。布巾などを使うと、再び雑菌が付着する可能性があります。取り出した容器はキッチンペーパーの上などに置いて、自然乾燥させてください。
ここがPOINT!
- 一升瓶の小分けに最適なのは「煮沸消毒してある密閉可能な瓶やボトル」。おすすめなのはスイングボトル。
- 煮沸消毒の手順①洗剤で洗う→②容器入れて水から火にかける→③容器を自然乾燥させる
3-2.ペットボトルの消毒の方法
多くのペットボトルは60度以上の高温で変形してしまうため、煮沸消毒は行えません。そのため、洗剤を使って雑菌が残らないようにしっかりと洗い上げる必要があります。
- 中を水でよくすすぎ、食器用洗剤を入れてしっかりとよく振る
- 洗剤を丁寧に洗い流す
ここがPOINT!
- グラスを洗う用の細長いブラシで中をこすり洗いするのも◎
- ペットボトルは中に洗剤が残りやすいです。しっかりと入念に洗い流しましょう。
4.移し替えと冷蔵庫保存するときのポイント
移し替えた日本酒は保管にも気をつけることでより美味しさを保つことができます。
4-1.口元ギリギリまで入れる
一升瓶を小分けするときは、新たな容器の口元ギリギリまで入れるのが大事です。日本酒は空気に触れることで劣化が早まります。そのため、口元近くまで満たすことで、容器内部に空気が溜まらないようにするのです。
ペットボトルを使用している場合は、フタを閉める直前にボトルを軽く押し潰して中の空気を抜くことができます。
ただし、小分けしていくと、最後だけ口元まで満たす量には足りないことがあります。できれば、事前にサイズの小さな容器も用意しておくと、キレイに小分けすることができるでしょう。
4-2.冷蔵庫の中では縦置き
日本酒を冷蔵庫で保存するときは、なるべく縦置きにしてください。キャップに触れて雑味が混ざる可能性があります。横にすれば、空気に触れる面積が広がる点にも注意が必要です。日本酒の劣化が早まります。
日本酒を冷蔵庫で保存する予定があるときは、事前にスペースの幅と高さを測っておくといいでしょう。保存に適切な容器を探すことができます。
4-3.マイナス5度で保存できると理想
日本酒はマイナス5度で保存するのが理想といわれています。ただし、マイナス5度の環境を簡単に用意するのは難しいです。最もカンタンなのは冷蔵庫のパーシャル室に保存すること。パーシャル室の平均温度はマイナス3度です。マイナス5度に近い環境なので、日本酒の保存に適しています。
一升瓶のままなら入らないかもしれませんが、小分けすればパーシャル室で保存するのもカンタンです。日本酒の冷蔵保存については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
日本酒の繊細な味わいを変化をさせないためには、「温度(−5℃)・縦置き・紫外線対策」が整った最適な保管環境が必要です。 蔵元も実践している環境を”美味しいお酒体験を届ける日本酒セラー SAKE CABINET”で実現しました。
冷蔵庫の各部屋の温度について詳しくはこちら。
ここがPOINT!
- 一升瓶を小分けするときは、新たな容器の口元ギリギリまで入れるのが大事
- 日本酒を冷蔵庫で保存するときは、なるべく縦置き
- 日本酒はマイナス5度で保存するのが理想
まとめ
一升瓶に入った日本酒を小分けする方法を解説しました。大きくて邪魔になりがちな一升瓶も、小分けすることで収納がラクになります。冷蔵庫に入れることができれば、日本酒の品質を長く保つことができるでしょう。
ぜひ、一升瓶の置き場所に困っている人は本記事を参考に小分けしてみてください。キッチンや物置きが片付き、スペースに余裕が生まれるはずです。










