赤い鎧武者のラベルが印象的な「赤武(あかぶ)」。
まだ誕生してから間もない日本酒なのですが、さまざまな賞を受賞しており注目を浴びています。
今回は日本酒初心者にもおすすめの赤武をご紹介していきます。
目次
1.日本酒の赤武(あかぶ)とは
若き杜氏が造り出す日本酒「赤武(あかぶ)」。数々の賞を受賞している注目の日本酒です。まずはどこで造られているのか、名前の由来はなんなのか見ていきましょう。
1-1.酒造元について
赤武は、岩手県の赤武酒造で造られている日本酒です。明治29年に創業した歴史のある酒造です。現在は2014年に22歳で史上最年少杜氏になった六代目によって集められた若者たちが、新しい歴史を作ろうと頑張っています。北上川伏流水を仕込み水として使用しています。
実は赤武酒造は2011年3月、東日本大震災のときに被災しました。酒蔵は壊滅的な状態になり、再起不能ではないかといわれていました。しかし、震災復興プロジェクトの支援を受け、大槌町から盛岡市内に移動することにはなりましたが、2013年に新しい蔵を建てることができたのです。
赤武酒造には公式のInstagramもあり、若者にも日本酒を楽しんでほしいという思いが伝わりますね。
1-2.赤武という名の由来
2014年に生まれた赤武は、復興の願いを込めて、酒造の名前からつけられたといわれています。六代目蔵元の古館龍之介さんが生み出した日本酒です。
2.赤武の種類と値段について
「美味しくないお酒は絶対に出さない」がコンセプトの赤武。新しい風を感じる赤武の種類や値段をチェックしていきましょう。
2-1.純米酒
精米歩合 | 酒米 | 価格 |
60% | 岩手産米 | 720ml 1430円(税込) 1800ml 2860円(税込) |
評判
赤武の定番である純米酒。初めて赤武を飲むという人は、まずは飲みやすくて人気の純米酒から試してみましょう。
花を思わせるような華やかで桃のような甘い香りがあり、米の旨味と甘味のバランスがいい日本酒です。さまざまな料理と合わせることができます。
(出典元:酒専門店鍵や)
2-2.純米吟醸酒
精米歩合 | 酒米 | 価格 |
50% | 吟ぎんが | 720ml 1760円(税込) 1800ml 3520円(税込) |
評判
こちらも赤武の定番である純米吟醸酒。SAKE COMPETITIONで、2016年に純米吟醸部門GOLD賞を受賞。ジョバンニの調べという酵母を使用しています。
メロンのような白ワインを思わせる上品な香りです。ほどよい酸味と米の旨味を穏やかに感じることができます。
(出典元:酒専門店鍵や)
2-3.魂の大業 大吟醸 火入
精米歩合 | 酒米 | 価格 |
35% | 結の香 | 720ml 5500円(税込) |
評判
魂の大業(たましいのおおわざ)大吟醸は、赤武で初めて作られた大吟醸です。35%まで磨き上げ、超低温発酵した日本酒。上品な吟醸香と、濃厚な米の旨味が口いっぱいに広がります。
(出典元:酒専門店鍵や)
2-4.純米大吟醸 結の香 生
精米歩合 | 酒米 | 価格 |
40% | 結の香 | 720ml 3850円(税込/箱付き) 1800ml 7700円(税込/箱付き) |
評判
SAKE COMPETITION2019で純米大吟醸部門SILVERを受賞した、岩手県の酒造好適米である結の香を使用した生酒です。ライチのような香りが特徴で、米の旨味と透明感のある甘味、キレの良さがたまりません。
(出典元:IMADEYA ONLINE STORE)
2-5.純米大吟醸 極上ノ斬
精米歩合 | 酒米 | 価格 |
35% | 山田錦 | 720ml 5500円(税込) |
評判
純米大吟醸 極上ノ斬は今季限りの限定品!一度だけ山田錦で極上ノ斬を造りたいという杜氏の思いから生まれました。
旨味がつまっているのにキレ味は抜群。癖になる日本酒です。
(出典元:IMADEYA ONLINE STORE)
2-6.純米大吟醸 吟ぎんが 生
精米歩合 | 酒米 | 価格 |
40% | 吟ぎんが | 720ml 2860円(税込) 1800ml 5720円(税込) |
評判
純米大吟醸 吟ぎんが 生も期間限定商品の生酒です。優しいメロンのような香り、米の旨味と甘味、酸味のバランスがよく、すっと引く後に残らない日本酒なので、食事中にもぴったりです。
(出典元: IMADEYA ONLINE STORE)
3.赤武の購入方法
3-1.赤武が購入できる実店舗
赤武には特約販売店があります。公式ホームページに、蔵の近くにある岩手県の販売店は紹介されています。遠くて行けないという人は、直売はしていないため、日本酒専門店のオンラインショップがおすすめです。
3-2.赤武が購入できる通販サイト
赤武は大手通販サイトでも購入できますが、正規の価格ではない価格で販売されていることがあるので注意が必要です。また、日本酒を専門に扱っていないお店では、品質管理が行き届いていない場合もあります。
直接商品を手にすることができない通販サイトは、日本酒に適した保存管理を行っている専門ショップを選ぶのがおすすめ。酒蔵が求める酒質そのままの、本当に美味しい赤武を購入することができますよ。
4.赤武の美味しい飲み方・楽しみ方
もちろん自分の好きな飲み方でOKですが、赤武は冷やして飲むのがおすすめです。生酒はもちろんのこと、他の日本酒も冷やした方が香りを感じやすくなります。
料理は和食がおすすめ。生酒は食後のデザートとして楽しむのもありです。
4-1.-5度で保管?
購入した赤武を美味しく保管するためには、温度管理がポイントとなります。日本酒は温度による酒質の変化を受けやすいお酒。蔵直送の味わいをキープするために理想的な温度帯は、酵母の働きがストップする-5℃だと言われています。
とはいえ、家庭用の冷蔵庫では-5℃をキープするのは簡単なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日本酒専用に開発された冷蔵庫「日本酒セラー」です。日本酒に大敵な紫外線を避けつつ、-5℃をキープできるセラーなら、一度開栓した日本酒も美味しいまま保管できます。
日本酒セラーがない場合には、紫外線のあたらない冷暗所で縦置きで保管するのがおすすめ。日本酒は空気に触れると酸化しやすくなるため、開戦後はなるべく早く飲みきるように心がけてくださいね。
5.赤武の期間限定品
先ほどご紹介した、純米大吟醸 極上ノ斬は、来期は造らないといっているため、超限定品!飲みたい人はお早めに。
純米大吟醸 吟ぎんが 生も期間限定のため、見つけたらすぐに飲んでみたいですね。
6.まとめ
赤武は若者たちが造る新しい日本酒ですが、しっかりと造り込まれており、他の日本酒に引けをとりません。ラベルも印象的でかっこいいのでギフトにもおすすめです。酒蔵さんの情熱を感じる日本酒をぜひ飲んでみてください。