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日本酒の保存にはマイナス5度!マイナス保存が可能な冷蔵庫5選

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日本酒の保存にはマイナス5度!マイナス保存が可能な冷蔵庫5選

日本酒を美味しく保存したいとお考えの方におすすめなのが、マイナス温度をキープできる日本酒専用セラーです。中でも、日本酒の美味しさを保つための温度はマイナス5℃!貯蔵管理にこだわりを持つ酒蔵では、マイナス5℃で保存できない酒店にはお酒を卸さないこともあるほどなんですよ。

こちらでは、理想の保存温度がマイナス5℃である理由や日本酒セラーを選ぶ際のチェックポイント、おすすめのセラー5選をご紹介します。自宅で美味しい日本酒を楽しみたいという方は、ぜひ参考になさってくださいね。

1. 日本酒の保存にこだわるなら、マイナス保存可能な専用冷蔵庫!

日本酒の保存にこだわる方にぜひおすすめしたいのが、マイナス保存が可能な冷蔵庫です。酒質の変化を抑える低温保管が可能なセラーであれば、酒蔵が目指す造ったままの美味しさをいつでも楽しむことができます。

日本酒をもっと楽しく飲むために、日本酒セラーを選ぶ際は以下のポイントを中心にチェックしてみて下さいね。

1-1. 日本酒の保存、理想はマイナス5度

日本酒の保存に最も適した温度は、酵母や酸素による酒質の変化を抑えるマイナス5度前後です。このマイナス5度という温度帯は、著名な蔵元が実践している管理方法でもあります。

日本酒は、米と水を発酵させて造るお酒。発酵には、微生物の働きが利用されています。そのため、「火入れ」の工程でお酒を加熱殺菌し、微生物の働きを止めているのです。

火入れをしない生酒の場合は、酵母を含む菌が日本酒の中に生きている状態。暖かい場所に置くと発酵が進んでしまうため、生酒は低温保管が基本となります。火入れしている日本酒であっても温度により酒質が変化してしまうため、保管する際は高温多湿な場所は避けるのがおすすめです。

日本酒セラーの選び方を解説!失敗しないための5つのポイント

1-2. 日本酒用冷蔵庫を選ぶポイント「温度管理」「紫外線防止」「縦置き」

日本酒セラーを選ぶ時にチェックしたいのが「温度管理」「紫外線防止」「縦置き」の3つのポイントです。

前述したように、「温度」は日本酒を保管する際の重要な要素。セラーを選ぶ際も、温度設定がマイナス5度まで可能かチェックしておきましょう。

また、日本酒の味を変化させてしまうもうひとつの要因「紫外線」。デリケートな日本酒は、紫外線を浴びると日向香(ひなたか)と呼ばれる本来とは違う香りが発生してしまいます。そのため、日本酒セラーは紫外線をしっかりカットできるものがおすすめです。

そして、3つめのポイントとなるのが日本酒を「縦置き」できるセラーであるかという点です。一升瓶や四合瓶など縦に長い日本酒は、冷蔵庫の中で横置きで保管することも多いかもしれません。しかし、横向きにすると日本酒が空気と接する面積が増えるため、酸化が進む原因のひとつとなります。日本酒が金属製のキャップに触れれば、味も変化してしまうのです。

そのため、日本酒専用のセラーこそ縦置きできるタイプがおすすめ。スペースに余裕があれば冷えた空気が一定に通り、より良い状態で日本酒を保存することができますよ。

ここがPOINT!

  • 日本酒の保存に最も適した温度は、酵母や酸素による酒質の変化を抑えるマイナス5度
  • 日本酒セラーを選ぶ時にチェックしたいポイントは「温度管理」「紫外線防止」「縦置き」の3点

冷蔵庫を開ける女性

2.日本酒をマイナス(0℃以下)保存できる冷蔵庫5選!

ここからは、日本酒をマイナス保存できるおすすめセラーをご紹介していきます。各スペックを参考に、ぜひ希望に沿った1台を選んでみて下さいね。

1-1. AQUA SAKE CABINET

「SAKE CABINET」は、ワインクーラー世界シェアNo.1グループ企業のアクアが開発した日本酒専用セラー。温度はマイナス10℃からプラス10℃までの5段階設定!一度開栓した日本酒も、長期間美味しく楽しむことができます。

ブラックベースのシックなデザインは、リビングにもしっくりなじむ美しさ。マイナス5℃で縦置きが可能なのは、アクアのSAKE CABINETのみというのも最大の特徴です。

遮光性も重視した日本酒コレクターにもおすすめのスペックでありながら、コストパフォーマンスはバツグン。色々な日本酒を少しずつ楽しみたいという方に、ぜひおおすすめしたい日本酒セラーです。

温度設定:-10℃、-5℃、0℃、5℃、10℃
(5段階で設定可)
収納本数:四合瓶 約16本(上段) + 一升瓶 9本(中段) + 二合瓶 4本(BOX)
紫外線防止:密閉型 縦置き:可能

1-2. SAKE CELLAR

サクラ製作所の「SAKE CELLAR」は、日本酒本来の美味しさを口にする直前まで保てる日本酒セラーです。

注目すべきは、ワインセラーを手がけるサクラ製作所ならではの庫内設計。左右2つに分かれた庫内は、マイナス5℃からプラス20℃まで1度単位で設定することができます。右はワインに適した14℃、左は日本酒に適したマイナス5℃と、2種類のお酒を同時に保管できるのも魅力です。

収納本数は、最大で一升瓶60本と大容量タイプ。棚を取り外せば、大切な日本酒を縦置き保管できるのもうれしいですね。

温度設定:−5℃~20℃ ※1度単位で温度設定可能 収納本数:一升瓶 60本(左室 30本/右室 30本)または四合瓶 104本(左室 52本/右室 52本)※縦置き
紫外線防止:ガラス ABS PVC シクロペンタン 縦置き:可能

セラー、冷蔵庫

1-3. レマコム 冷凍ストッカー RRS-100NF

レマコムの「RRS-100NF」は、プロの飲食店も愛用する冷凍ストッカーです。庫内温度はダイヤルひとつでマイナス20℃からプラス8℃まで設定可能。余分な凹凸がないので、最小限のスペースで設置することができます。

庫内にはバスケットが付属されており、底には一升瓶を16本縦置きできるのもうれしいポイント。高性能低騒音コンプレセッサーを搭載することで、省エネかつ静かな動作音を実現しています。

温度設定:-20℃~8℃ 収納本数:一升瓶 16本(底) + 四合瓶 6本(上)
紫外線防止:密閉型 縦置き:底に並べる分には可能

レマコム

1-4. レマコム 冷蔵ショーケース RCS-100

サイズは小型ながら容量はたっぷりの100L。一升瓶保存にぴったりの冷蔵ショーケースがレマコムの「RCS-100」です。

キャスターが付いているため、その日の気分やインテリアに合わせてラクに移動が可能。ドアはクリアタイプで、外から瓶を眺めることができるのも日本酒好きにとってはうれしいポイントです。

一度に12本もの日本酒を縦置きできる、プロ御用達の日本酒セラーとなっています。

温度設定:0~10℃ 収納本数:一升瓶 12本
紫外線防止:密閉型 縦置き:可能

レマコム

1-5. ZERO CLASS SB22

最小サイズに最大の収納本数を実現した「ZERO CLASS」は、日本酒を劣化させることなく保管できるセラーです。特許技術により、0度の液体温度のブレも最小限に制御。温度に敏感な日本酒を、いつまでも美味しく楽しむことができます。

庫内が見えるガラス扉は、UVカット率99%と遮光性もバツグン。下段には、お気に入りの日本酒を5本縦置きすることが可能です。思わず自宅に誰か招きたくなるような、コンパクトでスタイリッシュな見た目も魅力的な日本酒セラーです。

温度設定: 0-20℃ 収納本数:一升瓶 5本(下段) + 四合瓶 4本(上段※縦置き)
紫外線防止:3層ガラス(強化ガラス+遮熱Low-E+強化ガラス) 縦置き:下段は可能

セラー

まとめ

光を遮断し適切な温度を保つセラーであれば、できたての美味しさそのままに日本酒を保存することができます。

日本酒好きであるほど、色々なお酒をそばに置いておきたいもの。マイナス5℃をキープできる日本酒専用セラーなら、一度開栓した日本酒も長期間美味しく楽しむことが可能です。

酒蔵の目指す味わいを堪能するためにも、ぜひこれを機に日本酒専用のセラーを活用してみてくださいね。

ここがPOINT!

  • 日本酒の保存に最も適した温度は、酵母や酸素による酒質の変化を抑えるマイナス5度
  • 日本酒セラーを選ぶ時にチェックしたいポイントは「温度管理」「紫外線防止」「縦置き」の3点