おすすめの日本酒を選ぶ際に、甘口や辛口といった味わいから選ぶのも日本酒の選び方の一つです。
日本酒の「超辛口」とは、日本酒度+10以上にあたるお酒。辛いといってもピリ辛味ではなく、糖度が少ないぶん、スパッとキレのある味わいに仕上がります。
今回は、おすすめの超辛口酒15選をご紹介!日本酒通も思わずうなる超辛口の世界を、ぜひお楽しみください。
目次
1.「超辛口」の日本酒度はだいたいどれくらい?
日本酒は、日本酒度+10以上になると超辛口だといわれています。辛口にあたる日本酒は糖度が少なく、スッキリとキレのある味わいが特徴です。
味わい | 日本酒度 |
標準 | +1.4~-1.4 |
やや辛口 | +1.5~+3.5 |
辛口 | +3.5~+3.9 |
大辛口 | +6~ |
大辛口である+6を上回る超辛口の日本酒は、スパッとしたキレが持ち味。
「そもそもキレってなんなの?」と疑問に思う方は、甘さや香りがベタつくことなく、心地よい余韻を持ちながらスッと引いていく感じをイメージするといいかもしれません。
超辛口の日本酒は香りも控えめなものが多く、温めて楽しむ燗酒としても好まれています。
2.おすすめの超辛口日本酒15選
ここからは、おすすめの超辛口日本酒15選をご紹介します。日本酒度が高いものは、なんと+20という銘柄も!
日本酒通も納得のキレのある味わいを、ぜひチェックしてみてくださいね。
2-1.来福 純米吟醸 超辛口
日本酒度は+18!「来福(らいふく)」の超辛口はシャープなキレの良さが持ち味です。
茨城県で生まれる「来福」は、ナデシコやツルバラといった花酵母を使ったお酒。甘く華やかな銘柄が多いなか、超辛口は極力香りを抑えた仕上がりとなっています。
辛さのなかにしっかりとした旨味もあるため、食事とあわせて楽しむのもおすすめです。
(出典元:IMADEYA ONLINE STORE)
2-2.ゆきの美人 純米吟醸 山田錦 6号酵母 超辛
超辛と名付けられた「ゆきの美人」は、キレのなかにやさしい旨味を持ち合わせた日本酒です。醸造元は、秋田県の秋田醸造。マンションの1階という特殊な環境で、年間を通した酒造りを可能としています。
フレッシュかつ酸味の効いた味わいは、「ゆきの美人」ならでは。こってりした料理とも相性が良く、口のなかの脂分をさっぱり洗い流してくれますよ。
(出典元:IMADEYA ONLINE STORE)
2-3.加賀鳶 山廃純米 超辛口
「加賀鳶(かがとび)」のテーマはズバリ、粋(いき)!粋なキレ味を出すために、米本来の旨味にこだわった酒造りを追求しています。
山廃(やまはい)と呼ばれる手間ひまかかる製法で造られた超辛口酒は、コクと酸味が調和したお酒。辛いだけではない、じんわりとした旨味が感じられます。冷やはもちろん、燗酒にして楽しむのもおすすめです。
(出典元:IMADEYA ONLINE STORE)
2-4.天狗舞 超辛口純米
ブルーボトルが涼やかな辛口酒は「天狗舞(てんぐまい)」の夏季限定品。スッキリとした旨味が際立つお酒です。
口に含むと感じるのは、さわやかな酸味。甘みを抑えたキレのある味わいは、肉料理や揚げ物と相性ばつぐんです。キリッと冷やせばより一層澄み切った味わいが引き立ちますよ。
(出典元:IMADEYA ONLINE STORE)
2-5.不動 純米 超辛口 無炭素濾過
「不動(ふどう)」の超辛口酒は低温で長期間発酵させたお酒です。じっくりと寝かせることで、まろやかな味わいを実現しています。
芳醇なコクがありつつスッとキレる後口の良さは、さすが日本酒度+18!というところ。ついついもう1杯とグラスが進みます。寒い冬には燗酒にして、おでんとあわせるのもおすすめです。
(出典元:IMADEYA ONLINE STORE)
2-6.くどき上手 ばくれん 美山錦 吟醸 超辛口
超辛口の名にふさわしく、日本酒度は+20!「ばくれん」は、「くどき上手」のなかでも販売特約店が限られた特別な吟醸酒です。
香りはフルーティーでありつつ、あくまでも控えめ。味わいは軽やかでキレが良く、すいすいとグラスが進みます。毎日飲んでも飲み飽きせず、コストパフォーマンスにも優れた1本です。
(出典元:IMADEYA ONLINE STORE)
2-7.三千盛 純米 辛口
「三千盛(みちさかり)」は辛口の代表酒。飲みやすくなめらかな味わいは、女性からも人気を得ています。
なかでも「純米 辛口」は蔵のスタンタード。旨味と酸味のバランスに優れ、あわせる料理を選びません。特に、繊細な和食との相性はばつぐん。新鮮な刺身の味わいをぐっと引き立ててくれますよ。
(出典元:IMADEYA ONLINE STORE)
2-8.日高見 超辛口 純米酒+11
合言葉は「魚でやるなら日高見だっちゃ!」。宮城県の石巻市でうまれる「日高見」は、新鮮な魚介類にぴったりの辛口酒です。
「超辛口 純米酒」は青魚や赤身の魚と相性ばつぐん。スッキリとしたキレがありながら、米のコクが感じられます。冷やはもちろん、燗酒にしてもじんわり美味しいお酒。日本酒好き、魚好きなら誰もが納得の味わいです。
(出典元:IMADEYA ONLINE STORE)
2-9.一ノ蔵 無鑑査本醸造 超辛口
いつも自宅に1本ストックしておきたい。「一ノ蔵 無鑑査本醸造」は、そんな気持ちにさせてくれるじんわり美味しい辛口酒です。
穏やかで落ち着いた香りは、まさに日々の晩酌向き。毎日飲んでも飽きることがありません。冷酒に燗酒と、どの温度帯にも寄り添う旨さも魅力的。家庭料理とも相性ぴったりの、日本酒好きのパートナー的存在です。
(出典元:IMADEYA ONLINE STORE)
2-10.瀧自慢 超辛口 特別純米 PROUD EXTREME DRY
洗練されたキレと喉越しの良さは、まさにExtreme(極限)。日本酒度は+15。三重県の「瀧自慢(たきじまん)」が生み出した超辛口純米酒です。
マイナス5度で生貯蔵した味わいは実にフレッシュ。さわやかな香りとともに、米の旨味が舌の上を駆け抜けます。ばつぐんのキレの良さは、ぜひしっかり冷やしてお楽しみください。
(出典元:IMADEYA ONLINE STORE)
2-11.月の井 夏純米
「月の井 夏純米」は暑い季節にぴったりのドライテイスト。搾ったお酒をそのままタンクで貯蔵し、出荷前に一度だけ火入れをした生貯蔵酒です。
生のまま貯蔵をすることで、フレッシュな香りと旨味が活きた仕上がりに。暑い夏には、氷をたっぷり入れてロックで楽しむのもおすすめです。あえて燗酒にしても旨味が引き立つため、好みに合わせて楽しんでみてくださいね。
(出典元:月の井酒造店)
2-12.雨後の月 超辛口 特別純米
「雨後の月(うごのつき)」は、澄み切ったきれいな味わいが人気の広島の地酒。「超辛口 特別純米」もまた、上品な旨味にあふれています。
真紅のラベルからパンチのある味わいかと思いきや、口当たりはあくまでもソフトでやさしい印象。香りと旨味、酸味のバランスに優れ、スーッと心地よい余韻がキレていきます。温めるとふんわり米の香りが広がり、燗酒にしても美味しいお酒です。
(出典元:IMADEYA ONLINE STORE)
2-13.南部美人 純米 美山錦 雄三スペシャル
2019年、フランスで開催された「KURA MASTER 純米部門」で金賞を受賞。「南部美人(なんぶびじん)」の辛口酒は世界も認めた味わいです。
しっかりとした旨味と酸味のバランスは、どこか力強さを感じるほど。燗酒にすると、より一層米の旨味が花開きます。開栓してからゆっくりと味の変化を楽しむのもおすすめ。日本酒の奥深さを感じられる銘柄です。
(出典元:IMADEYA ONLINE STORE)
2-14.播州一献 超辛口 純米大吟醸 山田錦
「播州一献(ばんしゅういっこん)」とは、「手間ひまを惜しまず造ったお酒をどうぞ」という蔵の想いが込められた名前。原料には、播州地域の自然が生み出す米や水が使われています。
超辛口酒の原料もまた、播州吉川産の山田錦。トップクラスの山田錦を45%まで磨いて造ったお酒は、辛口ファンへの贈り物にもおすすめです。
しっかりとした旨味がありながらも、後口はスッとキレていく。素材と製法にこだわり抜いたからこそ生まれる上品な仕上がりを堪能できます。
(出典元:IMADEYA ONLINE STORE)
2-15.いづみ橋 夏ヤゴ ブルー 山田錦 純米 生原酒
「いづみ橋」を造る泉橋酒造は、米栽培にも取り組む酒蔵です。地元の海老名市内をはじめとする近隣地区で、酒米栽培から醸造まで一貫して手がけています。
夏の田んぼで育つトンボの幼虫「ヤゴ」をテーマにした「夏ヤゴブルー」は、夏限定の辛口酒。生酒ならではのフレッシュな味わいとジューシーな酸味が活きています。
その日の気分でロックや炭酸割りにして楽しむのもおすすめ!爽快感あふれる1杯ができあがりますよ。
(出典元:IMADEYA ONLINE STORE)
まとめ
日本酒度+10以上の超辛口日本酒の数々、いかがでしたか?
日本酒度はあくまでも味の目安のひとつですが、自分の好みを知るポイントにもなります。
香りおだやかな超辛口酒は、食中酒として楽しめるのもうれしいポイント。ぜひお気に入りの1本を見つけて、日本酒ライフを楽しんでくださいね。