長野を代表する地酒「信州亀齢(しんしゅうきれい)」から、美しいラベルの「真里ラベル」が登場!
きらきらと輝くラベルと確かな味わいが、日本酒ファンに喜ばれています。
今回は、「真里ラベル」の味わいを唎酒師がレビュー!おすすめの飲み方もあわせてご紹介します♪
目次
1.杜氏の姉「おかざき真里」氏がラベルデザインした亀齢
「信州亀齢(しんしゅうきれい)」は、長野県の岡崎酒造が手がける日本酒です。蔵が大切にしているのは、信州の豊かな自然と素材。信州で育つ米と、アルプル山脈から流れる水によって亀齢は生まれます。
限定品として販売される「真里ラベル」は、杜氏・岡崎美都里氏の姉である、漫画家・おかざき真里氏がラベルデザインを手がけたもの。
“飲むほどに長寿を”と願って名付けられた「亀齢」の名にちなみ、美しい鶴と亀の姿が描かれています。
長野県が開発した新品種の酒米『山恵錦(さんけいにしき)』を使用していることも特徴のひとつ。
“地元の若手農家とタッグを組み、さらなるポテンシャルを高めていきたい”という蔵の想いが込められているそうです。
ラベルコレクターにもたまらない銘柄であろう、こちらの「真里ラベル」。中身にもますます興味が湧いてきました。
では早速、開栓!いただきます!
2.品の良い甘酸っぱさに心がおどる
開栓してまず感じたのは、リンゴを思わせるフルーティーな香り!より香りが引き立つよう、まずはワイングラスに注いでみました。
こちらは“火入れ”と呼ばれる加熱殺菌処理をしているお酒ですが、まるで生酒のようにフレッシュな香りにびっくり。うっすらと黄色く色付いているのも印象的です。
高まる期待をおさえつつ、ひとくち。口に含んだとたん、甘酸っぱくジューシーな旨味がいっぱいに広がりました。美味しい!
飲み込んだあとは、ほどよい酸味が喉の奥を刺激します。口のなかに残るのは、甘くやわらかな香り。
これは美味しい…(2回言ってしまった)。「生酒が好き」という方にも、ぜひおすすめしたくなる味わいです。
3.洋食とのペアリングもおすすめ
甘味と酸味のバランスが心地よい「真里ラベル」には、チーズをペアリング。甘味×酸味×コクのハーモニーがお酒を進ませます。
この味わいは、オイルベースのパスタにも合いそう。今の時期なら、軽くグリルした春野菜とも美味しくいただけそうです。
今回は、長野のお土産でいただいた野沢菜漬けが冷蔵庫にあったので、こちらもおつまみに。フレッシュな味わいの「真里ラベル」は、あえてぬる燗にしてみました。
ここでは火入れ酒としての本領発揮。湯気からのぼる香りと、まあるい甘味がなんとも心地よい…。野沢菜漬けの塩味とも相性ばっちりです。
4.まとめ
女性杜氏・岡崎美都里氏と、その姉である漫画家・おかざき真里氏のコラボレーションで生まれた「真里ラベル」。一面に実る稲穂と鶴亀が描かれたラベルのように、豊かさで心を満たしてくれる味わいでした。
金字が記された真っ白な外箱も美しく、大切な人へのプレゼントにもぴったりの日本酒なのではないでしょうか。
ぜひ、信州の豊かな自然を思いつつ、その美味しさを堪能してみてください。
岡崎酒造「信州亀齢 真里ラベル」
【特定名称】純米吟醸酒
【原材料】米、米麹
【原料米】山恵錦
【精米歩合】50%
【アルコール度数】15%