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【日本酒道楽、始めました】「行光」「蔵本屋市兵衛」日本一小さな蔵の渾身の酒

【日本酒道楽、始めました】「行光」「蔵本屋市兵衛」日本一小さな蔵の渾身の酒

今回は、愛媛県西条市で1885安政2年創業の蔵本屋本店「行光 にごり」「蔵本屋市兵衛 純米大吟醸」です。

蔵本屋本店について

以前は、杜氏による酒造りでしたが、約30年前から田坂代表自らが携わるようになりました。というよりおひとりで醸されているようです。全国にいくつかある「日本一小さな酒蔵」のうちのひとつですね。蔵のすぐ側に「芝井加持水」という湧水が噴出しており、この水を仕込水にして昔ながらの手造り製法で醸しています。ちなみに「市兵衛」は創業者の名前で、代々受け継がれてきたようですが、現在の田坂代表は名乗られていません。

「行光 にごり」

米名は書いてありませんが、精米歩合40%の純米大吟醸クラスのにごりです。ヤクルト的な感じかと思いましたが、甘味のないヤクルトというのが第一印象です。ですが、適度な酸味と米の旨味たっぷりで、とても呑みやすく美味しいです。40%の精米歩合は無理でしたが、江戸時代の人たちはこんな日本酒を呑んでいたのかもしれません。

「蔵本屋市兵衛 純米大吟醸」

山田錦、松山三井のブレンドで40%精米です。こちらも無濾過ですが、澄んでいます。アルコール感のある口当たりで、甘味はあまりありません。酸味と旨味があるスッキリ辛口な味わいで呑みやすいです。

  

西条市を訪れなければ味わうことのできなかった銘柄のひとつだと思います。一期一会とはこのことですね。

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