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【日本酒道楽、始めました】「會津龍が沢 純米大吟醸 一回火入れ」幻になりそうな美酒

【日本酒道楽、始めました】「會津龍が沢 純米大吟醸 一回火入れ」幻になりそうな美酒

今回は福島県耶麻郡磐梯町で1953昭和28)年創業の榮川酒造「會津龍が沢 純米大吟醸 一回火入れ」です。

榮川酒造について

会津若松市内宮森文次郎酒造店から分家して、現在地で宮森榮四郎酒造店として創業しました。1937(昭和12)年には2000石もの生産量となりましたが、1943(昭和18)年、戦時統制で合併され若松酒造となりました。戦後の1953(昭和28)年、若松酒造が解散し、現在の榮川酒造となります。その後、一時は20000石の販売数量を誇りましたが、現在はリオン・ドールコーポレーション、ヨシムラ・フード・ホールディングスの子会社となっています。「榮川ワンカップ」はよく見ますね。ちなみに会津若松の宮森さんと言えば「冩楽」の宮泉銘醸が浮かびますが、関係があるのでしょうか。

「會津龍が沢 純米大吟醸 一回火入れ」

会津産契約栽培美山錦100%使用で45%精米です。榮川の仕込み水は、日本名水百選のひとつ、磐梯西山麓湧水群を使っていますが、それが「龍ヶ沢湧水」で、その名前を採った勝負酒がこの「會津龍が沢」というわけです。

フルーティな吟醸香の後、酸味のある、甘めの甘味がトローっと入ってきます。ですが、まったりするわけではなく、かすかに苦みのあるスッキリした味わいで後味はスッと切れていきます。美山錦っぽい味わいで美味しいですが、純米大吟醸一升がなんと税抜き2700円というリーズナブルさで、有名になるとなかなか購入できない商品になりそうです。

生産量は極少量ということですので、特徴あるラベルを見たらぜひ呑んでみてください。

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