今回は「ワンカップシリーズ」第13弾、愛知県北設楽郡設楽町で1864(元治元)年創業の関谷酒造「蓬莱泉 ワンカップ」です。
関谷酒造について
愛知県の北東部にあり、交通機関からは不便そうな立地です。近くに蔵と同じ北設楽郡設楽町に源流を持つ豊川が流れていますので、仕込水としているのではないでしょうか。平成17年から6アールの自社田で酒造好適米の「夢山水」の栽培を始め、現在は27ヘクタールにも広がっています。その他はあまり詳しいことは書かれていませんが、「蓬莱泉」が好きな人は多いですね。
「蓬莱泉 ワンカップ」
国産米100%使用で60%精米、自社製焼酎を添加しています。原材料すべてが米由来とありますので、米焼酎ですね。元来、日本酒は自社で日本酒を搾ったあとの米を使って米焼酎を造り、それを混ぜて夏をしのいだという歴史があります。まさにそれを行っているということです。
味はもちろん、アル添のピリリ感はありません。香りもよく、キレイな味わいでほどよい辛口です。今回の「ワンカップシリーズ」では暫定一番の味わいです。これを見つけただけでも「ワンカップシリーズ」を始めた甲斐がありますね。