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醸し人九平次ってどんな日本酒?醸し人九平次の各種類も解説!

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醸し人九平次ってどんな日本酒?醸し人九平次の各種類も解説!

「醸し人九平次(かもしびとくへいじ)」は、愛知県の萬乗醸造が造る日本酒です。「別誂(べつあつらえ)」や「human(ヒューマン)」など、個性的な数々の銘柄をリリースしています。

豊富なバリエーションが魅力的な反面、飲み慣れないうちはどれを選ぼうか迷ってしまいがちですよね。そこで今回は、醸し人九平次のラインナップをくわしく紹介します!味の特徴や蔵のこだわりなど、ぜひ日本酒選びの参考にしてください。

1.醸し人九平次を造る萬乗醸造とは?

「萬乗醸造(ばんじょうじょうぞう)」は、1647年(正保4年)創業の酒蔵です。蔵元・久野九平治氏が目指すのは、歴史に敬意を払ったうえでの革新的な酒造り。

2010年(平成22年)には兵庫県黒田庄で米栽培を始めるほか、2016年(平成28年)には「ドメーヌ・クヘイジ」と称してフランスでワイン造りを開始するなど、さまざまな取り組みを続けています。

白ワインにも例えられる醸し人九平次の魅力は、あえて残した苦味や渋味、そしてエレガントな酸味。

リリース当初、蔵元自らが持ち込んだお酒がパリの三ツ星レストランで高い評価を得ると、逆輸入という形で国内でもその名が知られていきます。

ドラマチックかつ気品あふれる多彩な銘柄も、ファンを惹きつける理由のひとつ。

酒造りにどこまでも実直でありながら、日本酒に新しい風を吹き込む萬乗醸造のお酒は、世代や国境をも越え多くの人々に愛され続けています。

2.「醸し人九平次」の種類は大きく分けて6つ

萬乗醸造では、主に以下6種の醸し人九平次をリリースしています。

  1. Origine
  2. Collection
  3. Désir et Sauvage
  4. Découverte
  5. La saison
  6. Flagship

いずれも九平次ならではのエレガントな酸味を持ちつつ、それぞれにテーマ性を持たせているのが大きな特徴。また、各商品には米の収穫された年号(ビンテージ)が記載されています。

2-1.醸し人九平次 Origine

「Origine」のテーマは、日本酒の主原料である米が育つ田んぼ。萬乗醸造が持つ兵庫県の黒田庄、岡山の赤磐、フランスのカマルグそれぞれで生まれた米を原料に、3種のボトルをリリースしています。

2-2.醸し人九平次 Collection

醸し人九平次のなかでも、特に気品と品格にあふれる「Collection」。原料と製法にこだわりぬいた日本酒が特別な時間を演出してくれます。

2-3.醸し人九平次 Désir et Sauvage

「山田錦」と「雄町」という酒米の違いを楽しめるシリーズです。山田錦が生み出す可憐な味わい、雄町ならではのエネルギッシュな個性を堪能できます。

2-4.醸し人九平次 Découverte

「Découverte」とは、フランス語で「発見」や「気づき」のこと。醸し人、九平治、黒田庄の頭文字になぞらえ、ラベルには「K」の文字が記されています。日本酒の固定概念を覆し、新たな発見を与えてくれるシリーズです。

2-5.醸し人九平次 La saison

「La saison(ラ・セゾン)」=「季節」の名のとおり、日本の四季の移ろいを表現したシリーズです。冬季限定の生酒や、燗酒で美味しいボトルたちが並びます。

2-6.醸し人九平次 Flagship

「Flagship」に位置付けられているのが「彼の岸(ひのきし)」と名付けられたビンテージボトル。兵庫県黒田庄で育つ山田錦を原料に、蔵元が目指す味わいが体現されています。

3.醸し人九平次 Origineのラインナップ

酒米の個性を楽しむ「Origine」のラインナップは3種類。兵庫、岡山、フランスで育ち、萬乗醸造で日本酒へと姿を変えた酒米のストーリーが刻まれています。

3-1.醸し人九平次 黒田庄に生まれて、

兵庫県黒田庄で育った山田錦を使用。萬乗醸造がこだわりぬいた地で育つ酒米のエネルギーが感じられる日本酒です。ワイングラスから舞い上がる香りは、芳醇かつフルーティー。スッときれいに後引く余韻と、ほんのりとした苦味、心地よい酸味を堪能できます。

醸し人九平次 純米大吟醸 黒田庄に生まれて

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

3-2.醸し人九平次 協田(きょうでん)

「協力(きょうでん)」には、岡山県の赤磐で育った雄町が使用されています。萬乗醸造が使用する雄町は、自社スタッフが赤磐へ移住し、地元の専業農家と協(とも)に育てたもの。雄町ならではの濃醇な旨味と、九平次が持つエレガントな酸味が新たなハーモニーを生み出しています。

醸し人九平次 純米大吟醸 自社栽培赤磐雄町 協田(きょうでん)

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

3-3.醸し人九平次 CAMARGUEに生まれて、(カマルグにうまれて、)

フランス唯一の稲作地帯、カマルグで生まれた「マノビ」という米で造られた日本酒です。柑橘系の香りとともに広がるのは、明るい陽射しと地中海の海風を感じさせる、のびやかな旨味。フランスでワイン醸造も手がける萬乗醸造ならではの1本です。

醸し人九平次 CAMARGUEに生まれて、

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

4.醸し人九平次 Collectionのラインナップ

「Collection」のラインナップには、贈答用にもおすすめの気品あふれるボトルが並びます。日本酒を飲み慣れない方や、新たなジャンルを知りたい方にも好まれる銘柄です。

4-1.醸し人九平次 別誂(べつあつらえ)

「別誂(べつあつらえ)」と名付けられた九平次は、お酒のオートクチュールともいえる1本。原料の山田錦を小さく磨き上げ、繊細かつリッチな味わいを引き出しています。ワイングラスに注ぎ、ゆったりと楽しみたくなる日本酒です。

醸し人九平次 別誂 純米大吟醸

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

4-2.醸し人九平次 彼の地(かのち)

「時と共に飲み手をはるか彼方へ連れていきたい」という蔵の想いが込められた「彼の地(かのち)」。ボトルには年数がラベリングされ、熟成による味の変化も楽しめます。甘みと酸味のバランスに優れ、料理と一緒に楽しむお酒としてもおすすめです。

醸し人九平次 彼の地

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

4-3.醸し人九平次 human(ヒューマン)

「性別や国籍、民族や文化の違いを飛び越える日本酒」を体現したボトルです。香りはグレープフルーツのようにフレッシュで爽やか。温度やグラス、料理とのペアリングなど、飲み手の好みに自由に寄り添ってくれる銘柄です。

醸し人九平次 human

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

5.醸し人九平次 Désir et Sauvageのラインナップ

「Désir et Sauvage」のラインナップとなる2本は、それぞれ同じ精米歩合(米を削る度合い)、醸造方法で造られています。異なるのは原料となる酒米の品種。2本並べて飲み比べたくなるシリーズです。

5-1.醸し人九平次 山田錦 EAU DU DÉSIR

山田錦の個性を余すことなく引き出したボトルです。花のように上品な香りと、重厚感あるリッチな味わいを堪能できます。「EAU DU DÉSIR」=「希望の水」の名のとおり、飲み手に多幸感を運ぶ1本です。

醸し人九平次 山田錦 EAU DU DÉSIR

(出典元:醸し人九平次 KUHEIJI

5-2.醸し人九平次 雄町 SAUVAGE

「SAUVAGE」とは野性味のこと。雄町の持つエネルギッシュな旨味があふれる日本酒です。時間と共にやわらかに変化する味わいも楽しみのひとつ。雄町ファンにもおすすめの銘柄です。

醸し人九平次 雄町 SAUVAGE

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

6.醸し人九平次 Découverteのラインナップ

まるでランチワインを楽しむように、もっと気軽に、カジュアルに。「Découverte」には、九平次を初めて飲むという方にもおすすめのラインナップが並びます。他シリーズに比べ、求めやすい価格設定もおすすめポイントです。

6-1.醸し人九平次 rendez-vous(ランデブー)

「rendez-vous(ランデブー)」は山田錦が生むクリアな味わいが際立つ銘柄です。華やかな香りとフレッシュな酸味が料理の味わいを引き立てます。グリーンサラダや白身魚のカルパッチョ、ほんのり苦味の効いた春野菜とのペアリングもおすすめです。

醸し人九平次 rendez-vous

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

6-2.醸し人九平次 voyage(ボヤージ)

航海を意味する「voyage(ボヤージ)」は、味の奥深さが魅力的な日本酒です。rendez-vousが前菜と合わせるお酒だとしたら、voyageはぜひメイン料理とともに。肉料理やチーズ、パスタとの新たな味の旅をお楽しみください。

醸し人九平次 voyage(ボヤージ)

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

7.醸し人九平次 La saisonのラインナップ

日本酒は冷やしたり温めたりと幅広い温度帯で楽しめるお酒です。また、四季の変化とともにさまざまな表情を見せてくれます。「La saison」もまた、日本の四季を表現したお酒ばかり。燗酒好きな方にもおすすめのラインナップが並びます。

7-1.醸し人九平次 うすにごり

白く降りつもる雪のような「うすにごり」は、冬季限定の銘柄です。加熱殺菌処理をしない「生酒」の状態で販売されます。生まれたての九平次は、年に1度だけ楽しめる特別な味わい。予約本数のみ受注生産されるファン待望の1本です。

醸し人九平次 うすにごり

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

7-2.醸し人九平次 火と月の間に 山田錦

「火と月の間に」は、燗酒でさらに魅力が花開くボトルです。適度に温めると、山田錦のなめらかな旨味を堪能できます。寒い冬、湯豆腐や鍋物とあわせ、ゆったりと楽しみたくなる日本酒です。

醸し人九平次 純米吟醸 火と月の間に 山田錦

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

7-3.醸し人九平次 火と月の間に 雄町

「燗」という字を表す銘柄「火と月の間に」。こちらは雄町で仕込んだ1本です。おすすめの温度帯は、35℃前後のぬる燗。ふくよかな味わいは、アツアツのおでんや秋刀魚、こってりとした煮物とも好相性です。

醸し人九平次 火と月の間に 雄町

(出典元:IMADEYA ONLINE STORE

8.醸し人九平次 Flagshipのラインナップ

萬乗醸造自らが「Flagship」と名乗るのが、ヴィンテージが記載された「彼の岸(ひのきし)」です。黒田庄の自社田で育つ山田錦を使った日本酒は、まさに九平次の最高峰。萬乗醸造の蔵元であり、醸造家である久野九平治氏の渾身の一作です。

8-1.醸し人九平次 彼の岸 2020

「彼の岸 2020」は、繊細でエレガントな旨味を持ちつつ、熟成による味の変化も楽しめる日本酒です。華やかな香りから丸みのある香りへ、フレッシュな刺激は複雑味のある旨味へと、開栓後もその表情を変えていきます。

2020年、黒田庄の収穫量は、長梅雨の影響で本来の50%にとどまったそう。田んぼ1枚から生まれた「彼の岸」は270本あまりといわれています。

1日たりとも同じものはない自然と真摯に向き合い、そのポテンシャルを最大限まで引き出す久野九平治氏。その情熱を感じられる特別な1本です。

醸し人九平次 彼の岸 2020

(出典元:醸し人九平次 KUHEIJI

まとめ

醸し人九平次は、ボトルデザインやネーミングはもちろん、エレガントな味わいが多くの人々を魅了する日本酒です。その味わいは海を越え、世界でも高く評価されています。味の根底にあるのは、自然や伝統への敬意とひたむきな酒造りへの情熱。ヴィンテージが記された九平次は、その年の思い出とともに飲み手の記憶にのこるお酒となるでしょう。

shiho
お酒とねこでできているライター。日本酒、ウイスキー、ワイン…すべてのお酒をこよなく愛す。酒好きが高じて利酒師免許を取得。 blog「わたしの酒棚」 https://sakadana.net/