
地エネと環境の地域デザイン協議会(事務局・株式会社神戸新聞社メディアビジネス局)では、地域に新しい資源のサイクルをつくり、地球環境への負担を減らすローカルSDGsのものづくり「環(めぐる)プロジェクト」に取り組んでいます。当プロジェクトでは、日本酒や牡蠣、竹林などをテーマに、眠れる地域の資源を循環させるものづくりを行っています。この度、「環(めぐる)プロジェクト」が、第6回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞(SDGs岩佐賞)を受賞しました。
環プロジェクト第1弾から生まれた7銘柄の純米吟醸酒「地エネの酒 環(めぐる)」について
「呑むと地域の資源が回りだす。地球環境への負担を減らす。もちろん、おいしい」のフレーズを掲げる「地エネの酒 環(めぐる)」は、温暖化などの気候変動を乗り越えて、これからもおいしい日本酒を次代につなぎたいと思いを共有する2つの酪農家と5つの農家、7つの酒蔵、神戸新聞社の連携から生まれたお酒です。
環プロジェクトの起点は、食と農のごみとなっている有機物を原料とする自然エネルギー「バイオガス」事業です。2つの酪農家が生産する「バイオガス」は牧場内の給湯や発電の燃料として生かされます。発酵によって同時に得られる副産物の「消化液」は、輸入の化石燃料から生産する化学肥料に代わる有機肥料や有用微生物資材として、酒米の栽培に活用されます。
微生物の力を活用して土が柔らかくなることや農薬も大幅に削減する脱炭素の農法によって、稲作に使うエネルギーをほぼ半減した農家もあります。
5つの酒米農家が生産した兵庫特産の山田錦は、7つの蔵元で純米吟醸酒に醸され、播州一献、白鷺の城、富久錦、盛典、福寿、櫻正宗、大関の7銘柄の「環」(720ミリリットル、税込み2,200円)として販売しています。



【商品概要】
商品名:地エネの酒 環(めぐる) 銘柄下記
大関「大関」(純米吟醸)、櫻正宗「櫻正宗」(純米吟醸)、神戸酒心館「福寿」(純米吟醸)、岡田本家「盛典」(生酛純米吟醸)、富久錦「富久錦」(生酛純米吟醸)、田中酒造場「白鷺の城」(純米吟醸)、山陽盃酒造「播州一献」(純米吟醸)
原料米:兵庫県産山田錦
※弓削牧場(神戸市北区)のバイオガス製造に伴う「消化液」(有機JAS認証)または、箸荷牧場(多可町)のバイオガス製造に伴う「消化液」を使用して栽培。
酒米生産:豊倉町営農組合(加西市)、株式会社ten(加西市)、「中大沢集落改善組合」(神戸市北区)、玄米家(加東市)、ツクダ酒店(西脇市)
精米歩合:60%
価格:2,200円(税込)
販売場所:酒のてらむら(神戸市兵庫区)、ほうち商店(神戸市中央区)、ホテル北野プラザ六甲荘(神戸市中央区)、シェラトンマルシェ(神戸市東灘区)、エルデベルグ平井(姫路市)、コープ自然派、ライフ(夙川店など)、佃酒店(西脇市)、7蔵の各直売所ほか
※売り切れの場合あり
オンライン購入:地エネの酒環大関のみ
地エネの酒環HP:https://www.kobe-np.co.jp/info/chiene-kankyo/sake/
地エネの酒環Instagram:https://www.instagram.com/knp_meguru/
SDGs岩佐賞記念セミナー&交流会を5月8日、神戸市産業振興センター10階で開催
この度SDGs岩佐賞受賞を記念し、セミナーと交流会を2025年5月8日(木)16:30~20:00、神戸市産業振興センター10階(神戸市中央区)で開催します。
第1部のセミナーは16時半から、同センター10階レセプションルームにて、資源循環と脱炭素農法をテーマにシンポジウムを開催。「環」の山田錦を栽培する豊倉町営農組合(加西市)、株式会社ten(加西市)の生産者や、環プロジェクトリーダーの辻本一好氏(神戸新聞社経営企画部)らが登壇。そのあと、「バイオガス事業と消化液の今」の演題で神戸大学農学部の井原一高教授が基調講演します。
第2部の交流会では、同センター10階の「神戸食堂 はぁとす。」にて、7銘柄の「環」を醸す7つの酒蔵(大関=西宮市、櫻正宗=神戸市、神戸酒心館=神戸市、岡田本家=加古川市、富久錦=加西市、田中酒造場=姫路市、山陽盃酒造=宍粟市)の当主らや、酒米農家、SAKE DIPLOMAのスザンカ・ハニバロヴァーさん(在堺チェコ共和国名誉領事館)らの日本酒と酒米についての語りを聞きながら、兵庫の食材を使った料理と「地エネの酒 環」のマリアージュをお楽しみいただけます。
参加申し込みはこちらから:
※事前予約制、4月30日(水)申込〆。
※一般参加は8,000円税込となります。当日受付にて現金で徴収いたします。


「SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」とは

SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞は、SDGsの各分野でめざましい功績を残している団体・個人、そして、身の回りの人や社会のために尽くしている人たちを応援するために、2022年春、公益財団法人岩佐教育文化財団が創設。朝日新聞社がメディアパートナーを務めています。医療、教育、福祉、環境、経済、平和・人権、芸術・スポーツ、農林水産・食の8部門があり、受賞者の詳細は、朝日新聞のSDGsACTIONのサイトで紹介されています。
【お問い合わせ】
地エネと環境の地域デザイン協議会事務局(〒650-8571 兵庫県神戸市中央区東川崎町1-5-7)
担当:神戸新聞社 メディアビジネス局 営業部 メディアデザインチーム 青木 友紀菜
TEL : 078-362-7075
E-mail:aoki-yn@kobe-np.co.jp
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