■ suginomori breweryの醸造とこだわりの仕込み水
スギノモリ・ブルワリーは、伝統ある空間や道具は残しつつ、杜氏 入江将之が1人でも洗米から仕込みまで手作業で行なえるように旧蔵の約1/3の大きさで再生しました。また、再生にあたって、丁寧な仕込みを行うために小型タンクを採用、また年間を通して醸造できるように冷蔵エリアを設けるなど、理想的な製造環境づくりにも取り組んでいます。生産量は限られますが、信州の美しい四季の自然を醸造に反映させた1本を探求しています。
こだわりの仕込み水は、1793年の創業当初から使用されていた標高約1,000m以上から流れる天然の山水です。信濃川と木曽川の分水嶺付近の湧き水であるこの山水は、日本でも有数な「硬度25以下」の透明感と丸みのある滑らかな舌触りが特徴です。江戸時代から宿場町として栄えた当蔵のある奈良井宿(標高約940m)には、かつて中山道を行き来する旅人を潤し、現在でも地域住民の営みを支えている水場が6つあり、その中の一つである「横水」から引き込まれ醸造に使用されています。
■ narai kinmon
繊細な甘い香り、米の旨味と丸みを帯びたまろやかさ
原料:奈良井の山水・安曇野産金紋錦(ファームいちまる)・酵母(協会第7酵母)
容量:720ml
精米歩合:非公開 ・純米大吟醸クラス
アルコール度数:14度
値段:5,500円(税・送料込)
予約販売:9月7日(火)より 公式ウェブサイト https://www.narai.jp/ にて
配送:10月初旬より順次配送予定
※9月7日以降に公式ウェブサイトにてご購入していただくと国内送料が無料となります。
原料米の「金紋錦」は山田錦の系統で、長野県のごく一部で生産されてきたことから幻の酒米と言われています。繊細な甘い香りで、微発泡ながら口当たりは柔らかく、味わいは適度な酸味とほのかな甘さが調和された新しいバランス感覚の味わい。口の中に広がる米の旨味、丸みを感じるような奥行きのある透明感が特徴です。
テイスティングノート
外観:ごく僅かにイエローがかったクリスタルの色調。
香り:金平糖やさとうきびの甘さとスイートバジルのハーブ香を伴うノーズ。
スワリングすると全てのニュアンスが混ざりバランスが均衡。あとから硬質なお米の冷涼な雰囲気を伴う香りが美しく立ち昇る。
味わい:甘さを伴う香りより少しミルキーな印象で、綺麗な酒質と酸も伴い軽快な味わいに。後半にかけては柔らかいお米のふくらみを感じる。
料理:軽やかな甘みを帯びているので、和食には白海老と湯葉の軽めのポン酢のタレに。
また、酢橘をキュッと搾った、塩でいただく少し粘性のある白烏賊にも合わせたい。
洋食では、マスカットを使った真鯛のセビーチェにも、フルーティで爽やかに。
その甘味と芳香のバランスは、オマール海老のロースト パッションフルーツを使った華やかなソースにも良く合う。
■ narai sankei
自然を感じる爽やかな香りと、清流のような綺麗な口当たり
原料:奈良井の山水・安曇野産山恵錦(ファームいちまる)・酵母(協会第7酵母)
容量:720ml
精米歩合:非公開・純米大吟醸クラス
アルコール度数:14度
値段:5,500円(税・送料込)
予約販売:9月7日(火)より 公式ウェブサイト https://www.narai.jp/ にて
配送:10月初旬より順次配送予定
※9月7日以降に公式ウェブサイトにてご購入していただくと国内送料が無料となります。
原料米の「山恵錦」は県内の酒造好適米である美山錦の系統で、2020年に品種登録された「信州の山々からの恩恵」が名の由来の若い酒米。自然を感じさせる爽やかなグリーンの香りと、清流のような綺麗な口当たりが特徴です。微発泡と共にスッキリとした芳醇な味わいに仕上げました。
テイスティングノート
外観:ごく僅かにイエローがかったクリスタルの色調。金紋よりごく僅かに濃いめの色調。
香り:和梨のような少し甘さを伴ったフルーツ香が第一に広がる。
スワリングするとスイカズラのような花の香りが広がり、ややシャープである。
味わい:和梨のような瑞々しく華やかな香りより、良い意味で密度が軽やかな、柔らかい王林の味わい。余韻も比較的あっさりとしている。
料理:大根のアップル漬けや、菜の花と筍のお浸し。わけぎとイカの酢味噌和え。
淡白な白身のカルパッチョに。
少し温度を上げたぬる燗程度で、ヒラメのグリルや、豚ロースグリルのジンジャーアップルソースにも合わせたい。
テイスティングノート
アマン東京 ビバレッジマネージャー
藤原龍
南青山「ブルーノート東京」でのキャリアスタートを経て、「ジャン・ジョルジュ トウキョウ」、シンガポール「WakuGhin」などの名店で経験を積む。酒匠としての一面も持ち、日本酒ペアリングにおいてもその才覚を存分に発揮している。現在、アマン東京にてビバレッジマネージャーを勤め、ホテル館内のイタリアンレストラン、鮨店、ラウンジ、カフェや客室のワインや日本酒のリストを手掛ける。
■ naraiについて
2021年10月から2023年4月までに醸造をされた限定酒
複数種の地産米を使用し、精米歩合は50%以下の純米大吟醸クラスで仕上げています。ボトルには使用された酒米はあえて記載していませんが、どの酒米か、どの季節に醸されたかなどの味の微妙な違いを飲み比べてお楽しみください。
全国の酒販店でのお取り扱いや、国内の5つ星ラグジュアリーホテル、有名レストランで提供をされており、国外進出も積極的に進めています。現在ではシンガポール、台湾、香港、マレーシア、韓国等での販売を行っています。
原料:奈良井の山水・安曇野産の酒米(ファームいちまる)・酵母(協会第7酵母)
容量:720ml
精米歩合:非公開・純米大吟醸クラス
値段:5,500円(税・送料込)
販売:公式ウェブサイトhttps://www.narai.jp/ や各酒販店にて
※こちらの商品の醸造予定は今後ございません。数に限りがあることをご了承ください。
※9月7日以降に公式ウェブサイトにてご購入していただくと国内送料が無料となります。
■ お取り扱いをいただいているレストランからのコメント
narai醸造開始よりお取り扱いをいただいている、傳(外苑前・東京)の女将 長谷川えみ氏からのコメント
「naraiを取り扱い始めたきっかけは、スギノモリ・ブルワリーさんと同じ敷地内にある宿「BYAKU Narai」のレストラン、「嵓 Kura」の料理監修をしたことがきっかけでした。長野のお酒は旨味や甘味がしっかりしているお酒も多いですが、naraiはフレッシュで複雑さも兼ね備えた味をしており、新しい日本酒の可能性を感じ、感動したことが始まりです。narai kinmonは柔らかな香りから口に含んだときの複雑さと旨味、そしてあとに流れていくスッキリした酸味を感じ、傳のスペシャリテのひとつ「畑の様子」というサラダに合わせています。様々な調理法に仕上げたひとつひとつの野菜の味わいに、このフレッシュさと複雑さがとても楽しくマッチしていきます。
narai sankeiは心地よいフルーティさと清々しさを感じながらも一口目のジューシーさから柔らかくなめらかに伸びていく余韻が特徴です。熟成させた魚に海苔酢を合わせる傳ならではのお造りに楽しんでいただいております。」
傳 女将
長谷川えみ
老舗料亭「うを徳」の女将の元で修行し、立ち居振る舞いから礼儀作法に至るまで接客を一から学ぶ。また、他の料亭や婚礼会場にて、結納介添や慶事、海外のお客さまの接待など、接客全般の経験を積む。2010年より「傳」の女将を務める。2017年に「アジアのベストレストラン50」のArt of Hospitality Award、2019年に「世界のベストレストラン50」のArt of Hospitality Award、「ミシュランガイド東京2022」のサービスアワードを受賞。家に迎えるような温かいもてなしで喜んでもらえるよう、女将として料理長を支え、チーム「傳」をまとめる。
画像提供:傳
■ 当蔵について
⻑野県に位置する日本最長の宿場町「奈良井宿」の歴史的な街並みの中で醸造しています。奈良井宿の冬は氷点下20度近くまで冷え込み、山の水は凍ります。寒い冬を越えると、新緑に囲まれ、空気が清らかで過ごしやすい季節が続きます。秋には紅葉で山が鮮やかに染まります。日本らしい四季の移ろいを感じられる自然豊かな立地です。私たちには、日本酒文化を未来に継承したいという信念があります。そのためには、これまでの常識をもう一度見つめ直すことや、新しい試みにも挑戦する。醸造のその先へ、自由な発想でsakeを探究し、その魅力を伝えていきます。
Photo:Tomohiro Mazawa, Yikin Hyo, Takatoshi Yamano
ボトル撮影場所提供:株式会社BEARS(https://bearsinc.co.jp/)
■ 杉の森酒造株式会社
株式会社Kirakuの子会社。1793年創業の「杉の森酒造」が2012年に休眠に入り、2021年に「suginomori brewery(スギノモリ・ブルワリー)」として酒蔵再生、製造再開をする。日本酒「narai (ナライ)」を製造。
URL : https://www.narai.jp
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/narai.sake
■ 株式会社Kiraku
Kirakuは日本における地域特有の自然や文化資源など、過小評価されている資産に対し、「価値創造(value creation)」と「持続可能性 (sustainability)」を軸に、革新的かつ持続可能なソリューションを提供しています。案件ごとに特有の諸条件を見極め、その活用方法を計画することにより、投資家をはじめとするさまざまなステークホルダーや地域社会のために長期的な価値を創造し、日本の豊かな地域資源を「次世代のための持続可能な資産」とする商品づくりを手掛けます。2022年現在、京都と東京に拠点を置き、日本各地でプロジェクトを展開しています。
URL:https://www.kiraku.io
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