料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。「久保田」と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。
ほっくりとしたおつまみを燗酒と共に
厳しい暑さも段々と収まり、少しずつ秋の気配がしてきた今日この頃。涼しくなってきた秋の夜には、燗酒と一緒に楽しめるおつまみがほしくなります。
そんな時は、おつまみとして人気の高いししゃもを、ねぎとにんにくの効いた和風オイルで仕上げたオイル煮はいかがでしょうか。おつまみのアクセントになるのはカリッとした食感と思いがちですが、実は里芋のほっくりとした食感も、負けず劣らずいいアクセントとしておつまみを彩ってくれます。
子持ちししゃもの旨味や里芋のこっくり感、食感は、すっきりとした「久保田 千寿」と好相性。オイルで煮ているので少し重いかと思いきや、ねぎやとうがらしの抜ける香りと程よい辛さが千寿のキレと相まって、ついついお酒が進みます。
冷やだけでなく、熱燗、ぬる燗でも美味しいオールマイティーさを持つ千寿の温度帯による味わいの変化を感じながら組み合わせることで、楽しみが倍増するペアリングです。
「里芋とししゃものねぎオイル煮」の作り方
【材料(2人分)】 ※所要時間:約15分
・里芋:小4個
・ししゃも:6尾
・しょうゆ:小さじ1
・お好みのパン:適量
A
-オリーブオイル:100ml
-にんにく:4かけ
-長ねぎの青い部分:大さじ2杯分
-とうがらし(輪切り):1本分
-塩:小さじ1/2
【作り方】
①長ねぎの青い部分をみじん切りにする。にんにくは皮をむき、薄切りにする。
里芋は皮をむき、半分に切る。深さのある耐熱皿に里芋とひたひたになるくらいの水を入れ、ラップをかけずに電子レンジ(600W)で3分ほど加熱する。
「里芋とししゃものねぎオイル煮」に合わせたい「久保田 千寿」
綺麗ですっきりとした淡麗な味わい、穏やかな香りに仕上げた、いつもの食卓を少し特別にする「食事と楽しむ吟醸酒」。喉をさらっと通るキレの中に、米本来の旨味と酸味とともに、ほのかな余韻や甘味が感じられます。料理の味を邪魔することなく、四季折々の素材が持つ味と香りを引き立てます。冷やや冷酒のイメージが強いかもしませんが、幅広い温度帯で楽しめる一本です。
久保田 千寿
1,800ml 2,430円(税込2,673円)
720ml 1,080円(税込1,188円)
300ml 500円(税込550円)
※商品の価格は2022年9月22日現在のものです。
高橋善郎さんからのワンポイント
◆残ったオイルは炒め物や炊き込みごはんなどに活用してください。
◆にんにくは焦げ付かせないように弱火でじっくりと加熱してください。