今回は、前回に引き続き東京都港区で1952(昭和27)年創業の株式会社若松が2011(平成23)年に酒造業を始めた東京港醸造「SASTAINABLE SAKE PROJECT 地球に優しいお酒」です。
東京港醸造については、こちらをご覧ください。
「SASTAINABLE SAKE PROJECT」について
よく聞く「サスティナブル」には「持続可能な」とか「ずっと続けていける」などの意味があります。世界中の人々が「サスティナブルな社会」の実現に取り組んでいますが、東京港醸造は、水不足や環境汚染などの環境問題に酒造りの観点から取り組んでいくということなのです。
そこで日本酒造りの過程に欠かせない「洗米工程」に注目し、米1リットルに対して10リットルもの水を使って洗米しているものを「無洗米」に変え、水の量を10分の1にすることができたということです。
「SASTAINABLE SAKE PROJECT 地球に優しいお酒」
雄町100%使用で60%精米の純米吟醸原酒です。柑橘系の香りで、苦味が立っています。フルーティでおさえめな甘さ、グリーンガム風味が若干あります。雄町ですが軽快な味わいで、最後まで残る苦味で切れていきます。
第2弾ということで雄町ですが、最初は山田錦だったそうです。
洗米工程が簡略化されているので苦味が立つのでしょうか。環境問題への対応でいろいろな取り組みがあるようですね。