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日本酒×チーズのペアリングが最高!「チーズのこえ」イベント参加レポート

日本酒×チーズのペアリングが最高!「チーズのこえ」イベント参加レポート

日本酒とチーズのペアリングは私自身とても好きなのですが、知る人ぞ知る「日本酒×チーズ」のペアリングイベントがあると聞いて行ってきました!

日本産チーズを専門に扱う「チーズのこえ」×銘酒居酒屋 「日がさ雨がさ」 による、日本酒と日本産チーズを楽しむイベントです。今回は、7種類の日本酒と11種類の日本産チーズを合わせていくという内容でした。

全てが華麗なほどぴったりなペアリングで驚きました!当日ペアリングしたものを具体的に紹介していきますので、ぜひみなさんも試してみてください。

1.日本酒とチーズは最高に相性が良かった!

イベント会場 清澄庭園内「涼亭」内部

実は日本酒もチーズも発酵させてつくる食品なので、発酵食品同士とても相性が良いんです!

イベントでは最初に少しレクチャーがあり、ペアリングのコツを聞くことができました。チーズに合わせるには、華やかな吟醸香が薫る大吟醸酒より、純米酒や少し寝かせたタイプの熟成酒の方がよいとのこと。

「なるほど〜」と勉強になる時間の後は、チーズと日本酒のペアリングをたっぷり2時間!ペアリングに関することだけでなく、日本酒の裏話や歴史も教えていただきとても楽しかったです。

今回、11種類のそれぞれ味わいが異なる日本のチーズと、それに合せてチョイスされた7つの日本酒とのマリアージュを楽しみました。どれも日本酒との相性が良くてとても驚きました!

特に日本産のチーズというのがミソのようです。海外のチーズの様にパンチのある個性豊かでクセの強いチーズではなく、日本人の舌にしっくりと馴染むナチュラルな味わいのチーズがこんなに種類豊富だなんて目からうろこでした!そして日本酒ととてもよく合いました。

2.日本酒と日本産チーズのペアリング

今回のイベントは日本酒×日本のチーズがメインだったのですが、おつまみの追加として「チーズのこえ」の姉妹店「野菜のちから」の野菜を使ったアレンジ料理も登場しました。併せて紹介していきます。

2-1.木戸泉「AFS一年熟成」山廃純米生原酒×酪楽館「鶴居シルバーラベル」チーズ

木戸泉酒蔵「木戸泉 AFS(アフス) 一年熟成 高温山廃一段仕込 純米生原酒」

まず、一番最初は千葉県の日本酒で木戸泉酒蔵の「木戸泉 AFS(アフス) 一年熟成 高温山廃一段仕込 純米生原酒」が登場です。この日本酒の凄いところは、山廃造りという昔ながらの手をかけた製法を用いて、かつ高温で仕込まれているところだと言うことです。

山廃造りの製法は、通常7~8度で乳酸菌を発生させお酒を造る方法なのですが、木戸泉 AFS(アフス) 一年熟成 高温山廃 は「高温山廃」といわれ55度くらいの温度で仕込みを行なうとのことです。この高温で造る事により殺菌の作用もあり、しかも乳酸菌などにとって活動するのに丁度良い適切な温度なんです。

その結果、日本酒独特の旨味などの味わいを感じる酸(乳酸・コハク酸・リンゴ酸)等が活発に出来上がり濃厚かつ深い味わいの日本酒が出来るという訳なのです。

さて、味見です!今回はこちらの日本酒を炭酸割りでいただきました。木戸泉の熟成による酸味が炭酸でまろやかになるのだそうです。

ストレートだと山廃特有の少し濃厚で強い酸味が、炭酸で割ることによりとても飲みやすくなっていました。日本酒初心者にも最適な飲み方ですね!

鶴居村のナチュラルチーズ「鶴居シルバーラベル」木戸泉 AFS(アフス) に合せたのは酪楽館「鶴居シルバーラベル」

合わせたチーズは、北海道 鶴居村のナチュラルチーズ 酪楽館「鶴居シルバーラベル」というチーズ。山廃の酸味を炭酸で爽やかにしているので、チーズも強い味わいの物よりはソフトタイプの味わいの物が良いのではとのチョイスでした。

こちらのチーズ、本当に優しくまろやかな味わいで、炭酸割り山廃仕込みの木戸泉の日本酒にとても合いました!炭酸で割っている爽やかな味わいにはまろやかなタイプのチーズがぴったりなのだと納得しました。

日本酒チーズのイベント

一緒にということで野菜の盛り合わせが出てきました。

まずはピクルスを細かく刻んで散らしてあるナスのマリネ。上にレタラという水切りチーズが添えられていました。マリネの酸味、ピクルスの酸味、そしてレタラチーズはヨーグルトの様な淡い酸味。まさに3つの酸味がコラボしておいしい!

そしてトマトの味噌漬け。なかなか聞いたことがないので驚きましたが、程よい塩味が日本酒に超マッチ!枝豆には香辛料のクミンの風味が付けられていて日本酒がすすむお味でした。

どれもひと手間かけて一工夫していて、おつまみにこだわることで日本酒の味わいがアップするのだなという事を感じ、とっても参考になりました。

2-2.中善酒造店「中乗りさん特別純米」×さらべつチーズ工房「酪佳」三年熟成・チーズ工房アドナイ「SAYURI」

中善酒造店「中乗りさん 特別純米」中善酒造店「中乗りさん 特別純米」

2本目の日本酒は、長野県の中善酒造店「中乗りさん 特別純米」をいただきました。民謡「木曽節」に出てくる、「なかのりさ~ん♪」からいただいてつけた名前なんです!

その昔、木曽の山の木材は、流れの速い木曽川を一本一本流しながら尾張藩まで届けとか、その木材の真ん中に乗って材木の誘導をしていた人が「中乗さん」です。この「中乗さん」の仕事は、危険な木曽の川を下ることからこの時代には「超人」といわれて尊敬されていたのだそうです。

中善酒造店の酒造りも、昔の超人にあやかり一本一本全ての日本酒に誠意をもって、人々に喜んでもらえる酒造りに取り組んでいきたい、そんな思いからつけた名前とのことでした。

飲んでみると旨味たっぷりの純米酒。辛口のしっかりとした味わいの中に感じられる旨味と、ほのかにフルーティーさが香ります。少しパンチがあるタイプの日本酒なので、このような日本酒には熟成感たっぷりのチーズがとても良く合うのこと!今回合わせたのが、さらべつチーズ工房 「酪佳」という3年熟成のチーズです。

「酪佳」&「チーズ工房アドナイ SAYURI」

「中乗りさん 特別純米」 に合わせたのはさらべつチーズ工房 「酪佳」&「チーズ工房アドナイ SAYURI」

さきほど木戸泉と合わせたソフトな味わいの「鶴居シルバーラベル」のチーズよりも、「酪佳」は熟成感たっぷりの旨味が詰まっています。なるほど、たしかにこの日本酒にはこっちのチーズが合う!と思いました。

一緒に出されたのが「チーズ工房アドナイ SAYURI」の白カビチーズです。
この白カビチーズですが、ひと手間加えてあり「自家製の柚子胡椒」をわざわざこの日のためにサンドして作ったとのことでした。

「えっ?白カビチーズにゆず胡椒?」一瞬、味の想像がつかなかったのですが食べてみて納得!

白カビチーズといっても日本産のチーズなので嫌なクセは全くなく、どちらかというとチーズの味よりもゆす胡椒の味の方にパンチがあり和風な味わいでした。ぜひ自宅でも試してみたいと思いました!

「中乗りさん 特別純米」 がパンチある日本酒なので、柚子胡椒の力強い味わいに負けず、口に一緒に含むと甘味さえ感じました。

2-3.日置桜「青冴え」特別純米×トワ・ヴェール「くろまつないホワイトブルーチーズ」&二世古チーズ工房「二世古 椛【momiji】」

日置桜「青冴え」特別純米山根酒造場 日置桜「青冴え」特別純米

3本目の日本酒は、鳥取県の山根酒造場が醸す 日置桜「青冴え」特別純米。

口あたりが良く優しい味わいで、ほんのり甘味がある日本酒。純米酒好きには知られた日本酒でもあり、少し熟成感のある寝かせた味わいに定評がある酒蔵でもあります。

軽く熟成されていますが舌に強く残る様な酸味はありません。程よい甘味に旨味が加わり、秋の美味しい食べ物に合わせる「食中酒」としてよさそうな味わいでした。

日本酒チーズのイベント日置桜「青冴え」特別純米 に合わせたのは「くろまつないホワイトブルーチーズ」と「二世古 椛【momiji】」

今回は、日本人の食卓にも馴染みやすい味に作られた「くろまつないホワイトブルーチーズ」と「二世古 椛【momiji】」というミモレットチーズの組み合わせ。

ミモレットというとものすごく硬くて何だか食べにくいというイメージがあったのですが、「一年熟成」で寝かしすぎていないことで、とてもソフトな口当たりで優しい味わいがこの日置特別純米にとても相性が良く感じました。

「チーズのこえ」代表、今野氏「チーズのこえ」代表 今回のイベントの主催者 今野 徹氏

日本人はよくブルーチーズは食べにくいと思いがちなのですが、日本で作られているブルーチーズの中には日本の食卓に合う様に味や香りや食感が考えられているものも多いのだそうです。

特に日本酒の熟成感のあるタイプのお酒とチーズの熟成の旨味や味わいには、とても相性良く合わせられますとは、「チーズのこえ」今野氏のお話。

2-4.三千櫻「ひやおろし 純米」×石狩ひつじ牧場「イシカリーノ」・ASUKUのチーズ工房「ストリングチーズしおかぜ」

三千櫻酒造の「三千櫻 ひやおろし 純米」三千櫻酒造「三千櫻 ひやおろし 純米」

次は岐阜県中津川の地で143年の歴史を誇る老舗酒蔵の三千櫻酒造の「三千櫻 ひやおろし 純米」です。

実はこの三千櫻酒造の酒蔵は築100年を超す古い酒蔵、老朽化が激しくこの先どうしようかと悩んでいたところ、北海道上川郡東川町で「公設民営」の酒蔵の運営会社を公募していることを知り応募。東川町は、道内屈指の米どころであり、良質な東川米と大雪山の雪解け天然水が使用できるということで日本酒造りには最適の場所。2020年10月に酒蔵は東川町に完成予定だということでした。

ですから中津川の地で醸す日本酒は、今回が最後ということですね。そんな少し哀愁あふれるストーリーがある「三千櫻 ひやおろし 純米」 は秋の限定酒ひやおろしでの登場です。

銘酒居酒屋 「日がさ雨がさ」の店主 宮澤氏日本酒について説明してくださった銘酒居酒屋「日がさ雨がさ」の店主 宮澤 一央氏

私の中で「ひやおろし」は、冷たく冷やして飲むのが定番でした。しかし今回は「ぬる燗」で登場してきました。少しぬるめの燗につけて飲むことで、甘味とうま味がいい具合に増すのだとか・・・

「本当だろうか?やっぱり冷酒で飲んだ方が美味しいのでは?」という気持ちと裏腹に、一口飲んでみてその考えはどこかへ飛んで行ってしまいました。

酒米に五百万石を使用していて、割とどっしりとした味わい。燗につけることで角が取れてまろやかさが増しました。飲んだ瞬間「おいしい!」という言葉が出てしまいました。もちろんおかわりしました!

日本酒チーズのイベント「三千櫻 ひやおろし 純米」 に合わせたのは「イシカリーノ」&「ストリングチーズしおかぜ」

合わせたチーズは、羊乳で出来た「イシカリーノ」というチーズと、シシャモの粉末が入っているという少し変わり種の「ストリングチーズしおかぜ」を合わせてくれました。

羊のチーズは個人的には「くさみが強い」感じがして実は苦手でした。でもこの「イシカリーノ」 は私がイメージしていた羊のチーズほど香りは強烈ではなく食べやすかったです。むしろ少ししっかりとしたワイルド感のある「三千櫻 ひやおろし 純米」 には、かえってこれくらい主張のあるチーズの方が合うのかもしれないと思いました。

北海道むかわ町は、ししゃもの産地として知られています。その特産のシシャモを粉末にして練り込んだチーズが「ストリングチーズしおかぜ」です。程よく塩味がきいていて、とても食べやすいストリングチーズです。魚粉が入っているなら、くさみがあるかもと思いましたがまったく心配いりませんでした。

市販のストリングチーズよりもなめらかな舌触りで、口の中に含むと甘みがありとてもミルキー感のある濃いめの味わいです。ワインに合わせても美味しいかも知れません!

シシャモの粉の塩味なのか人工的な塩味ではなく、とてもナチュラルな塩味というところにおいしさを感じました。このチーズも適度な塩味がぬる燗で甘味がほんのり出てきた「三千櫻 ひやおろし 純米」 にぴったりでした。

2-5.帰山「Extra Edition」三年熟成無濾過純米生原酒×米村牧場「プラッツ 12か月」・長坂牧場チーズ工房「このみ」

千曲錦酒造「帰山 Extra Edition 」三年熟成無濾過純米生原酒千曲錦酒造「帰山 Extra Edition 」三年熟成無濾過純米生原酒 

5本目は、長野県の千曲錦酒造の「帰山 Extra Edition 」三年熟成無濾過純米生原酒です。

「純米」「熟成」「無濾過」「生原酒」この文字を目にするとなぜか心が躍ってしまうのですが、皆さんはいかがですか?

この「帰山 Extra Edition 」三年熟成無濾過純米生原酒は、きっと私の期待を裏切らない味わいだろう・・・そんな先入観を持って味わいました。

熟成の原酒という事で、とても甘味があり、またコクが深く熟成感がたっぷりな日本酒でした。
期待通り~♪大満足!この熟成が造りだす贅沢な味わいが私は、たまらなく大好きです。

円熟味のあるドイツの白ワインを飲んでいるかの如く、口の中で転がすとたっぷりのとろみと甘味は極上といえるかもしれません。

「このみ」&「プラッツ 12か月」「帰山 Extra Edition 」 に合わせたのは、「このみ」&「プラッツ 12か月」

この日本酒に合わせるのには、香りが強めのウォッシュタイプの「このみ」を合わせることで、日本酒の熟成感に負けない味わいのバランスが釣り合うとのことでした。確かに相性よしです。

硬めのゴーダチーズの「プラッツ 12か月」は口に入れて噛みだすと、じんわりと旨味が出てくるという感じ、このチーズの旨味と日本酒の熟成感も好相性でした。

2-6.黒澤「穂積2017」生酛純米ひとごこち70×秋刀魚のコンフィとじゃがいも「とうや」のピュレ、秋の焼き野菜リコッタ・サルーテチーズ添え

黒澤酒造の黒澤「穂積2017」生酛純米ひとごこち70
黒澤酒造 黒澤「穂積2017」生酛純米ひとごこち70 

6本目、こちらも長野県佐久穂町にある蔵元で、黒澤酒造の黒澤「穂積2017」生酛純米ひとごこち70です。

自社栽培をした「ひとごこち」という酒米を使用し、蔵付き酵母といわれる自蔵に住みついている酵母によって醸すしたお酒。他では絶対に同じ味はつくれない「黒澤独自の味わい」が魅力の日本酒だということでひと口。

こちらもぬる燗で出てきました。うぅ~ん、確かに生酛というだけあり酸味があります、のどの奥を通るときにほんの少しだけピリッとする感じがありました。でも嫌な酸味ではなくいい感じ、そして甘味がけっこう感じられ酸味と甘味のバランスが良い日本酒だと感じました。

秋刀魚と秋野菜のおつまみ

おつまみは、秋刀魚のコンフィとじゃがいものピュレ、そして秋野菜に薄く削ったリコッタ・サルーテというチーズが振りかけられていました。

野菜の甘味、秋刀魚の脂がのっている味わい、そして生酛純米由来の酸味と甘味が品よく、とてもおいしかったです!

秋刀魚は蒸し焼きにして、秋野菜と共にリコッタチーズが添えられていました。秋刀魚にチーズは合うのかしらと思ったのですが、ほどよい塩気が加わった感じで意外にもとても美味しかったです。

「野菜のこえ」店長 加藤さん
お料理の提供をしてくださった「野菜のちから」店長 加藤さん

野菜を使った料理の数々を説明してくれたのは姉妹店「野菜のちから」で店長をしている加藤さん。今回のレシピは日本酒&チーズに合うようにと全て彼女が考えてつくった力作なんですって。

かぼちゃとパープルスティック(人参)は、蒸し焼きにして素材そのものの甘味を味わってくださいとのこと。
このパープルスティックの甘味に感動しました!野菜本来の甘味は、じんわりと穏やかな気持ちにさせてくれるおいしさなのだなぁと素材そのものの味を考え料理することの大切さをつくづく感じました。

秋刀魚の下に添えられていたピュレ(マッシュポテト)は良くある「食べたあとにザラッと口の中に残るマッシュポテト」ではなく、北海道十勝芽室町産の「とうや」というという品種のじゃがいもを使ってつくられていました。

この「とうや」 というじゃがいもは甘味があり、なめらかな口当たりなのが特徴だと話されていたのですが本当にその通り!
ひと味違うマッシュポテトに私のマッシュポテトのイメージが変わりました。

2-7.梅津「 笊 生酛純米 にごり原酒」×チーズ工房タカラ「小さなトム」・チーズのこえオリジナル「碧雲」(伊勢ファーム江丹別の青いチーズ×碧雲蔵)

梅津「 笊 生酛純米 にごり原酒」
梅津酒蔵 梅津「 笊 生酛純米 にごり原酒」 

最後に登場したのは、鳥取県にある梅津酒蔵の梅津「笊 生酛純米 にごり原酒」という日本酒です。
こちらの日本酒は、ズバリ少しクセのある日本酒で初心者には少し飲みにくいタイプの日本酒だと思いました。

全体的に甘味少なめ、酸味が強く、フルーティーさはあまり感じられない「ザ・にごり酒」というタイプの日本酒です。参加者の中でもフルーティーで華やかなタイプの日本酒がお好みの方は、「強いなぁ~」という感想が漏れていました。

見た目は、甘酒のようにトロリと白色で、口に含むとまず酸味がたちとてもサッパリドライな味わいです。

まず、合せてみてくださいと言って出されたのが次の3タイプのチーズでした。
・酸味があり柔らかいタイプのチーズ「小さなトム」
・チーズのこえオリジナル「碧雲」(伊勢ファーム江丹別の青いチーズ×碧雲蔵)
・紅イモ甘麹を使って つくられたという「紅丸」 (おまけのチーズ)

日本酒チーズのイベント梅津「笊 生酛純米 にごり原酒」 に合わせたのは「小さなトム」、「紅丸」、チーズのこえオリジナル「碧雲」

生酛造りの日本酒とチーズの組み合わせは「日本酒×チーズ」の組み合わせの中でも真骨頂かも知れません。お酒単体だと少し飲みづらいと感じる日本酒でも、これらのチーズと合せることで日本酒の強烈なパンチが和らぐ感じがして楽しめました!

「小さなトム」 は、ヨーロッパで広く食べられている羊乳からつくるサンフェリシアンという濃厚でトロリとしたチーズを参考に、日本人の口に合わせて北海道にあるチーズ工房タカラというところがつくっているチーズだそうです。

コクがあり甘味も感じられカマンベールのような柔らかさのあるチーズです。にごり酒のハードな味わいをなめらかにしてくれるぴったりのチーズだと思いました。

チーズのこえオリジナル「碧雲」は、伊勢ファーム 「江丹別の青いチーズ」というブルーチーズに上川大雪酒造「碧雲蔵(へきうんぐら)」でとれた酒粕を使用してつくったチーズのこえのオリジナルチーズです。ほのかに酒粕の香りが口に広がるオシャレなチーズです。

そしておまけということで頂いたのが宮古島チーズ工房「紅丸」という紅イモ甘麹を使って作られたチーズ。

どちらのチーズもお酒の風味があり主張のあるチーズですが、ドライで辛口な梅津「 笊 生酛純米 にごり原酒」 にはぴったりだと思いました。

個人的には黒澤酒造の黒澤「穂積2017」生酛純米ひとごこち のような、生酛の深い味わいの日本酒に合せても美味しく頂けるのではないかと感じました。

最後の日本酒とチーズは互いに個性的なお品でまとめられていました。

3. イベント情報

こちらのイベント「日本チーズ×日本酒 なかよし塾」は今回season2で定期的に開催されています。
日本酒好きの方、チーズが好きな方はぜひ参加してみてください!

イベント名:日本チーズ×日本酒 なかよし塾 season2
日 時:2020年10月3日13:30~16:00
参加費:6,000円(一人)
場 所:清澄庭園の「涼亭」
ページ:Facebookイベントページ
主催者:チーズのこえ
※チーズのこえのFacebookページをフォローすればイベント情報が流れます!

 

今回登場した日本酒&チーズ

日本酒 チーズ
木戸泉「AFS一年熟成」山廃純米生原酒 チーズのこえオリジナル「碧雲」(伊勢ファーム江丹別の青いチーズ×碧雲蔵
中善酒造店「中乗りさん 特別純米」 さらべつチーズ工房 「酪佳」
日置桜「青冴え」特別純米 チーズ工房アドナイ「SAYURI」
三千櫻「ひやおろし 特別純米」 二世古チーズ工房「二世古 椛【momiji】」
帰山「Extra Edition」三年熟成純米生原酒 酪楽館「鶴居シルバーラベル」
黒澤「穂積2017」生酛純米ひとごこち70 長坂牧場チーズ工房「このみ」
梅津「笊 生酛純米 にごり原酒」 米村牧場「プラッツ12ヵ月」
トワ・ヴェール「くろまつないホワイトブルーチーズ」
チーズ工房タカラ「小さなトム」
ASUKAチーズ工房「ストリングチーズしおかぜ」
石狩ひつじ牧場「イシカリーノ」
当日、登場したチーズは「チーズのこえ」のオンラインページから購入可能のようです。
気になる方は問い合わせてみてください。

 

チーズのこえ
「チーズのちから」店内
 東京都江東区平野1丁目7-7 第一近藤ビル1F
「チーズのこえ」
公式サイトはこちら→

「チーズのこえ」は、日本人の嗜好や食事に合わせ「日本産のチーズ」の良さをもっと沢山の人に知ってもらいたいという思いから東京都江東区平野に店舗をかまえる日本チーズの専門店です。

野菜のちから
「野菜のちから」店舗入り口
東京都江東区清澄2-7-9村瀬ビル1F
「野菜のちから」
公式サイトはこちら→

 

銘酒居酒屋「日がさ雨がさ」
銘酒居酒屋「日がさ雨がさ」
出典:銘酒居酒屋「日がさ雨がさ」公式サイトより
東京都 新宿区四谷3-9-11 四谷シンコービル7F
銘酒居酒屋「日がさ雨がさ」公式サイトはこちら →

銘酒居酒屋 「日がさ雨がさ」は、信州出身の店主により信州地酒を中心とした和酒を楽しめる東京都四谷三丁目にある居酒屋さんです。

まとめ

イベントに参加してみて、日本酒とチーズの相性がいいことを改めて感じました!
また、チーズ好きの私にとって、「こんなにたくさんの種類の日本産チーズがあるんだ!」というのも新たな発見でした。

本記事の通りにやれば自宅でもペアリングが楽しめますので、ぜひ試してみてください!

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