獺祭を製造する旭酒造株式会社(本社:山口県岩国市、代表取締役社長:桜井一宏)は、より美味しい酒の追求と農業の活性化のため、獺祭の原料米山田錦の品質を競うコンテストを開催。2021年1月23日に結果を発表されました!
第二回目となる今回、見事グランプリ、準グランプリに選ばれた農家様おめでとうございます!
「最高を超える山田錦プロジェクト」は原料米に山田錦のみを使う獺祭のさらなる進化のため、さらにコンテストを通して日本の農業を活気づけたいという思いで、旭酒造が2019年より始めました。
グランプリに1俵50万円という、相場の約25倍の買い取り価格を提示したことでも大きな話題となりました。
2回目の今回は2020年に収穫された全国の山田錦が対象。
エントリー数は127点、そのうち機械による事前審査を通過した43点が目視審査に進み、2020年12月に審査会が行われました。
産地に関係なく、酒米としての山田錦としての品質が評価され、審査員は複数の地域から、山田錦の品質評価に十分な経験及び能力を有する方々を中心に、旭酒造で精米を長く担当する社員も一名参加しました。
オンラインで行われた今年の発表会の様子はYoutubeで配信されました。
https://youtu.be/SAzh3MyG1qM
冒頭の挨拶で、社長の桜井一宏は「世界の市場で日本酒が戦うためには、酒米山田錦の品質向上は非常に強い武器の一つになる」と述べ、コロナ禍にもかかわらず厳しい審査基準に調整してくださった農家さんへのお礼を伝えました。
<最高を超える山田錦プロジェクト2020>
・グランプリ(賞金3,000万円) 福岡県朝倉市 株式会社ウイング甘木 北嶋将治 様
・準グランプリ(賞金1,000万円) 栃木県下野市 株式会社山田錦栽培研究所 紙本進 様
グランプリの北嶋さんは、エントリー2回目でのグランプリ受賞。
審査員を驚かせる、圧倒的な点差でのグランプリ獲得となりました。
北嶋さんたちのグループは山田錦を作って約10年。そのほか、北嶋さんがつくる「にこまる」というお米も「お米番付」での最もおいしいお米の一つに選ばれるなど高い評価を受けています。
質疑応答では「来年はさらに質を高めていきたい」とさらなる決意のコメントを語っていました。
準グランプリの紙本さんも2回目のチャレンジ。
日照時間が短く、高温障害なども心配された2020年度でしたが、毎年変わる天候を見ながら作業を細かく調整していくことがお米作りの秘訣だとか。
栃木の同グループは、昨年度のコンテストで1位と3位を獲得しています。栃木で栽培されているイメージがあまりない山田錦ですが、高品質な産地として今後注目が集まることは確実です。
■最高を超える山田錦プロジェクト2020 について
https://www.asahishuzo.ne.jp/yamadanishiki_project/
■最高を超える山田錦プロジェクト2019 開催の様子
PRTIMES STORY「1位は2,500万円 山田錦コンテストを旭酒造が開催したワケ」
https://prtimes.jp/story/detail/ywxGXjLCjrY
(情報提供:PR TIMES)
編集部
酒造好適米の王様とも言われている山田錦。
今回の山田錦を使ってどんな獺祭が醸されるのか楽しみですね。
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