甘くとろける日本酒カクテルの素「ぽんしゅグリア」をご存知ですか?
フルーツ香るぽんしゅグリアは、日本酒をフリースタイルで楽しむお酒。今回は、酒好きが高じて利酒師資格をとったライターshihoが、ぽんしゅグリアのテイスティングレポをご紹介します。
日本酒からウイスキー、ワインにウォッカ、ジンとなんでもござれの私ですが、実は甘いカクテルは苦手…。お酒にお砂糖なんて邪道!と思っていたのですが、ぽんしゅグリアを一口いただいたときの感想は…。
「なにこれ、うまい…うまいーー。国産ドライフルーツ、甘く見てごめんなさい!」
でした(笑)
お酒好きも思わず納得の「ぽんしゅグリア」。フルーツに合わせたアレンジもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
目次
1.日本酒カクテル「ぽんしゅグリア」とは?
あたためた日本酒を意味する「ぽんしゅ」と、赤ワインにフルーツを加えた「サングリア」をかけあわせた「ぽんしゅグリア」。
ワンカップに入っているのは、国産ドライフルーツと新潟銘菓はっか糖。お好みのお酒を注いでくるくるっとかき混ぜれば、甘くとろける日本酒カクテルのできあがり!という新スタイルの商品です。
販売元は、米どころであり酒どころである、新潟県のFERMENT8。使用するフルーツは国産にこだわり、ただ飲みやすいだけではない、本当に美味しいカクテルに仕上がるのが特徴です。
※ぽんしゅグリアの詳しい解説はコチラも参考になさってください。
今回テイスティングしたのは、ぽんしゅグリアのレギュラー品が揃った12本セット!
・ゆず
・もも
・イチゴ
・りんご
・みかん
・キウイ
・レモン
・オレンジ
・メロン
・柿
・梨
・プラム
使用した日本酒は、ぽんしゅグリアオンラインでも販売されている、新潟・長谷川酒造さんのたびねこシリーズです。
見た目もかわいくてすでにワクワク…。ぽんしゅグリアは、ソーダ割りや紅茶割りなど、いろいろな楽しみ方ができるのがポイント。それでは早速、フルーツに合わせたアレンジを加えたテイスティングレポをお楽しみください。
1-1.ぽんしゅグリア ゆず
まずは人気No.1商品「ゆず」から!フタの形状はほんとにワンカップ。パカっと開けると、ゆずのさわやかな香りが広がります。
今年の新酒、冬のたびねこをトットットッと注いで…。
ステアしながら白いはっか糖を溶かしていきます。こうしている間に、ゆっくりとドライフルーツの香りが日本酒に移っていくんですねー。
うんうん。ゆずのいい香り。まずは冷やのままひとくち。
「…美味い!」そして思ったより甘くない。いや、確かに甘さはあるのですが、想像していたようなべったりとした甘さではなく、日本酒の甘みともとれる味わい。勢いに乗って、さらに電子レンジ(500w)で1分30秒ほど加熱!
じんわり~。あったかーい。温めると、ゆずの香りがさらに引き立ちます。さらに、甘さのあとにはっか糖のすーっとした清涼感。
これは、風邪をひいたときにいただきたいような安心感のある美味しさ…。
ぽんしゅグリア、想像以上かも!ほかもどんどん試してみましょうー。
1-2.ぽんしゅグリア もも
ぽんしゅグリアの美味しさに驚きつつ、2本目の「もも」は、ピーチティー風にアレンジ!日本酒を3分の1ほど注いでから、ストレートの紅茶をプラスします。
あつあつの湯気から立ちのぼる、はっか糖のすーっとした香りが心地いい…。ももの甘さと日本酒の旨味、紅茶のフレーバーがとても良く合います。
何より驚きだったのは、温められたドライフルーツの美味しさ。ドライだったももが、最後にはとろとろになるんです。きっとこれは、生で美味しいフルーツだからこその味わいなんだろうなぁ。しみじみ。
1-3.ぽんしゅグリア イチゴ
開封したときの香りに一番感動したのが「イチゴ」!こちらは日本酒のソーダ割りでいただきます。
シュワシュワーっという音とともに、泡になって溶けていくはっか糖。炭酸を使用すると、お砂糖の溶けも早いようです。香りの甘さは12種類のなかで一番ですが、いちごの酸味とはっか糖の清涼感のバランスが絶妙。キリっと冷やしたスパークリング日本酒も好相性だと思います。
1-4.ぽんしゅグリア りんご
秋を思わせるりんごは、2年熟成させた吟醸酒でアップルティー風に。あつあつの紅茶を注ぐと、くし形のりんごがみるみる大きくなって驚き!少し置いてから口にすると、まさしくりんごという「シャクッ」とした食感が戻っていました。
りんごとお酒の良い香りに、途中からシナモンスティックをプラス。これ、言われなかったら日本酒が入っていると気付かないかも…。ぽんしゅグリア、恐るべし。
1-5.ぽんしゅグリア みかん
冬のさむーい時期に、こたつでゆっくり飲みたい。そんな気分にさせてくれるのが「みかん」。こちらはほんのり濁る日本酒で、燗酒にしていただきました。
立ちのぼるのは、みかんのやさしい柑橘系の香り。砂糖が少しずつ溶けていく様子が、なんだか雪景色のようでなごみます。冷やから飲み始めて、途中で燗酒にするのもいいかも。ゆったりのんびり楽しみたくなるぽんしゅグリアです。
1-6.ぽんしゅグリア キウイ
トロピカルな見た目をそのまま残した「キウイ」は、しっかり冷やした炭酸でソーダ割りに!使用したのは冷酒でも美味しい、キレのある日本酒です。
キウイの酸味が引き立って、甘いお酒が苦手な方でもグイグイいけちゃうカクテルのできあがり。これはウォッカやジンでも合いそう。夏に飲みたいー。ぽんしゅグリアは持ち運びしやすいので、BBQのようなアウトドアに持参するのもアリですね。
1-7.ぽんしゅグリア レモン
レモンとはっか糖の清涼感が、合う!今回は、氷をたっぷり入れたロックで試してみました。
ロックはまずは日本酒だけを半分ほどそそいで、はっか糖を先に溶かしておくのがポイント。完全に溶けなくても、徐々に変わる味わいを楽しむのもオススメです。レモンはソーダ割りはもちろん、ジンジャーエール割りやレモンティー風も美味しそう。いちばん応用の効くフルーツかもしれません。
1-8.ぽんしゅグリア オレンジ
濃い旨味を持つブラッドオレンジは、キレのあるタイプのお酒で燗グリアに。オレンジの濃い甘みと皮の苦み、ほんのりとしたスパイス感も感じられます。
冷やでも美味しいですが、やっぱり温めた方がオレンジの香りが引き立ちますね。日本酒で戻ってやわらかくなったオレンジは、ママレードのような味わい。1本で2度も3度も美味しい…。ぽんしゅグリア、すごいわ。
1-9.ぽんしゅグリア メロン
使用しているフルーツの美味しさを実感できるのが「メロン」! 燗酒にすると、まず感じるのがメロンの青っぽい香り。そのあとを、はっか糖のスースーとした清涼感が追いかけてきます。
何より印象的なのが、口のなかに残るメロンの甘さ。温められた日本酒に、国産メロンの旨味がしっかり移るからでしょうね。とろとろになったドライフルーツは、まさに完熟メロン…。なんともぜいたくな気分を味わえる日本酒カクテルです。
1-10.ぽんしゅグリア 柿
香り控えめの「柿」は、酒の肴や食事といっしょにゆったり楽しみたい1本。あつあつをそっと口にすると、感じるのは甘くてやさしい香り。「あぁ、おいしいー」としみじみ言いたくなる日本酒カクテルです。
何よりお伝えしたいのがこのドライフルーツ、干し柿そのものの美味しさだということ!口にすると、温かい日本酒と柿の旨味がじゅわっと溢れるのがたまりません。決して派手ではないけれど、味の奥深さではいちばんとも言えるかも…。
1-11.ぽんしゅグリア 梨
使用しているのは、新潟県産の和梨。控えめで品の良い甘さが「あぁ、フレッシュでも美味しい梨なんだろうなぁ」と実感させてくれます。
お酒で戻った梨は、しゃくしゃくっとした食感もありつつ、皮に近いところはしっかり甘い!熟成タイプのまろやかな日本酒とも好相性です。新潟の果物、お砂糖、そしてお酒…。同じ土地のものは、やっぱりよく合いますねぇ。
1-12.ぽんしゅグリア プラム
「プラム」は甘酸っぱさが魅力の果物。国産プラムを使用したぽんしゅグリアは、ソーダ割りにしてすっきりと。お酒は香り控えめのタイプを合わせてみました。
これは、フルーツの酸味が際立っておいしいー。後から追いかけるはっか糖の清涼感もぴったりです。今回はソーダ割りにしましたが、紅茶割りにしても合いそう。果実自体にクセがないので、カクテルベースとしての用途が広そうな1本です。
まとめ.日本酒の楽しみ方を広げる!ぽんしゅグリア
日本酒×フルーツの組み合わせで、その美味しさを無限に広げてくれるぽんしゅグリア。今までお酒は山ほど飲んできたつもりでしたが、これは新発見!新しい楽しみ方を教えてもらうことができました。
どんな飲み方をしても美味しいのも、国産フルーツにはっか糖と、素材へのこだわりがあってこそ。そこに酒蔵さんが丹精こめた日本酒が加われば、それはもう最強ですよね。
離れて暮らす友だちにも、思わず教えたくなる「ぽんしゅグリア」。「難しいことは考えず、とにかくおいしく飲んでみて」そう伝えたくなる、すてきなカクテルメーカーです。