多くの日本酒を扱う飲食店にぜひおすすめしたいのが、日本酒に適した温度で保管できる専用セラーです。特に、日本酒の味を劣化させない-5℃で保管できるセラーであれば、一度開栓した日本酒も美味しく長期保存できます。
一升瓶を縦置きできるものから、ワインと同時保管できるものまで、人気のセラーは実に高スペック。今回は、業務用として使えるおすすめ日本酒セラー3選をご紹介します。
目次
1.業務用として使える日本酒セラー3選
業務用として使える日本酒セラーは、細かに温度設定できることが大きなポイントです。優れた機能性とスタイリッシュなデザインを兼ね備え、目の届く場所に置いてもお店の雰囲気を崩すことがありません。
それぞれの日本酒セラーの特徴をチェックしながら、ぜひお店にぴったりの1台を選んでみて下さいね。
2.アクア 「SAKE CABINET」
「SAKE CABINET」は、ワインクーラー世界シェアNo.1のアクアが開発した日本酒専用セラーです。著名な蔵元が実践している-5℃の温度帯で、日本酒のフレッシュな味わいを長期間キープします。
特徴1.マイナス10度~プラス10度で5段階の温度設定が可能
「SAKE CABINET」最大の特徴は、設定可能温度の幅広さ。-10℃、-5℃、0℃、5℃、10℃
と5段階で温度設定ができます。
-5℃をキープすれば、一度開栓した一升瓶も美味しさをそのままに長期保存可能。熟成タイプの日本酒は0℃や5℃で保管するなど、幅広い銘柄に対応できるのもポイントです。
特徴2.四合瓶は最大12本、一升瓶は9本まで縦置き可能
たっぷり容量153Lの庫内は、上・中・下段の3段設計。遮光性を重視し、紫外線による酒質の劣化を防ぐ仕様になっています。
また、日本酒は横置きにすると空気に触れる面積が広くなり、酸化が進む恐れがあります。そのため、上段は四合瓶12本、中段は一升瓶9本を縦置き可能な庫内構造。下段のBOXには300mlの小瓶やつまみなどを保存することも可能です。
特徴3.リビングでの使用も考慮したサイズとデザイン性
リビングでの使用を考慮した「SAKE CABINET」は、幅50.3cm×奥行59.8cm×高さ131cmとコンパクトなサイズ感。大きすぎず小さすぎない、ちょうど良いサイズの日本酒セラーは、業務用としても汎用性が高いのがポイントです。
ブラック扉全面デザインされているのは、縁起の良い七宝柄。日本酒バーやレストランにもぴったりの、スタイリッシュで美しい佇まいです。
【SAKE CABINET CSR-15Hまとめ】
温度設定:-10℃、-5℃、0℃、5℃、10℃ (5段階で設定可) | 収納本数:四合瓶 約12本(上段) + 一升瓶 9本(中段) + 二合瓶 4本(BOX) |
紫外線防止:密閉型 | 縦置き:可能 |
サイズ:幅50.3cm×奥行59.8cm×高さ131cm | その他:コンパクトなので家庭にも置ける |
3. SAKE CELLAR
「SAKE CELLAR」は、飲食店のために開発されたプロ用日本酒セラーです。ワインと日本酒、それぞれの適温に合わせて同時保管できることから、高級ホテルやレストランなどでも採用されています。
特徴1.マイナス5度〜プラス20度まで1度単位で設定が可能
日本酒の美味しさを最大限保つために開発された「SAKE CELLAR」は、理想的な温度帯である-5℃で日本酒を管理できます。温度設定は-5℃から+20℃まで1℃単位で設定可能。
日本酒の貯蔵や熟成促進からワインとの併用まで、さまざまな温度で保管できるのも「SAKE CELLAR」ならではのこだわりです。
特徴2.一升瓶は最大60本の収納が可能
飲食店用に開発された「SAKE CELLAR」は、最大60本もの一升瓶を縦置き保管できる大容量タイプ。一般的なサイズの四合瓶であれば、およそ104本を収納可能です。
庫内は四段設計になっており、棚の高さは自由に変更可能。サイズが異なる瓶も同じ部屋で貯蔵できる、利便性を兼ね備えたセラーです。
特徴3.ワインとの併用も可能
左右2室に分かれている「SAKE CALLAR」は、日本酒とワインを同時に保管可能。温度も1度きざみで設定できるため、片方を日本酒用に-5℃、もう片方をワイン用に14℃に設定し、1台2役で使い分けることができます。
棚の高さも細かに調整できるので、ワインの状態に合わせて縦置きと横置きを選択できるのも嬉しいですね。
【SAKE CELLARまとめ】
温度設定:-5℃から20℃まで1度単位で設定可能 (5段階で設定可) | 収納本数:一升瓶だと両面合わせて60本収納可能 |
紫外線防止:密閉型 | 縦置き:可能 |
サイズ:幅79.6cm×奥行58.5cm×高さ191cm(取っ手含まない) | その他:ワインとの併用も可能 |
4. さくら製作所 「zero chilled osk20」
奥行きわずか42.5cmのコンパクト設計。さくら製作所の「zero chilled osk20」は、業務用ショーケースと家庭用セラーの良い部分を兼ね備えた日本酒セラーです。業務用の技術適合基準を満たしており、全国出張修理にも対応しています。
特徴1.設定可能な温度は0度から22度で上下別の温度管理が可能
庫内は0℃から22℃まで1℃単位で設定可能。業務用基準で開発された冷却力により、通常の冷蔵庫のわずか半分の時間で常温の飲み物を5℃まで冷やすことができます。
-5℃ではないものの、低温管理した日本酒は通常の冷蔵庫とは違う特別な美味しさ。上下に分かれた部屋はそれぞれ温度設定できるため、上室は日本酒セラー、下室はビールクーラと目的に合わせて利用することも可能です。
特徴2.一升瓶6本+四合瓶12本が縦置き可能
85Lの庫内は、お酒の縦置きを考慮した3段設計。一升瓶6本と四合瓶12本を同時に保管することができます。
縦置き保存したボトルのラベルデザインを引き立たせるのは、セラー内を照らすライトアップ機能。優れたデザイン性とともに、耐久性と熱伝導率に優れているのも業務用として人気を得ている理由です。
特徴3.サイズが非常にコンパクト
日本酒の保存に適した縦置きに特化することで、省スペースを実現。幅45cm、奥行き42.5cm、高さ141cmと置き場所を選ばないコンパクトサイズが魅力です。
高い静音技術を搭載し、業務用に活用できるスペックでありながら静かなこともポイント。カウンターの近くに置いても稼働音が気にならないのは嬉しいですね。
【zero chilled osk20まとめ】
温度設定:-5℃から20℃まで1度単位で設定可能 | 収納本数:一升瓶6本+四合瓶12本 |
紫外線防止:UVカット | 縦置き:可能 |
サイズ:幅45cm×奥行42.5cm×高さ141cm | その他:上下で温度を分けられるため日本酒以外も保管可能 |
まとめ
酒蔵から届いた日本酒の美味しさを口にする直前までキープするためには、日本酒専用のセラーがおすすめです。保存に適した温度、遮光性、容量を兼ね備えたセラーであれば、一度に多くの銘柄を取りそろえることができます。
ぜひ今回ご紹介したセラーを参考に、優れた機能を兼ね備えた日本酒セラーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。