手軽に買うことができる紙パックの日本酒。
紙パックなら割れる心配もなく、重さも軽減されるので持ち運びにも便利ですよね。
しかし瓶より安いのは何か理由があるのでしょうか?今回はパックの日本酒について、瓶との違いやおすすめなどをご紹介していきます。
目次
1.日本酒の瓶とパックは何が違う?
日本酒には瓶に入ったものと紙パックに入ったものがあります。紙パックの方が基本的には安価ですが、その違いはなんなのでしょうか。
1-1.味の違い
パックの日本酒は安いから味が悪いのでは?と思っている人もいるかもしれませんが、同じ種類であれば、ほとんど中身は変わりません。そのため味も同じです。贈答用ではなく、自宅で楽しむということであれば、紙パックでも充分といえます。
味が変わらないのであれば、高級な日本酒も紙パックにすればいいのでは?と考えてしまいますが、紙パックは瓶よりも美味しくないから安いというイメージが広まってしまっているため、酒造も紙パックに踏み出せずにいるのが現状です。
紙パックの日本酒も中身は変わらず美味しいという正しい知識が広がれば、有名な銘柄でも紙パックで安価に楽しめる時代がくるかもしれませんね。
しかし、常温で飲みたい日本酒は、瓶をおすすめします。保存状態により、まれに紙のにおいが気になることがあるからです。冷やしてまたは温めて日本酒を飲むのが好きという人は紙パックで問題ありません。
1-2.糖質カットやプリン体0などもある
パックの日本酒の種類として健康に配慮して糖質カットやプリン体が0になっている日本酒があるのもパックならでは。糖尿病など、生活習慣病が気になる方にはおすすめです。
2.手軽に買える日本酒パック6選
コスパ抜群!自宅で楽しめるおすすめの日本酒パックをご紹介します。
2-1.月桂冠 つき
「月桂冠 つき」はオレンジ色が目印の知名度の高い日本酒パック。日本酒を飲まない人でもスーパーで見たことがあるくらい有名ですよね。20年以上愛されているロングセラー商品です。
原料は、国産米100%使用、京都伏見の名水「伏水」(ふしみず)。アルコールは13度程度なので初心者でも飲みやすい日本酒です。冷やしても、温めても、そして常温でも楽しめ、食事中にもぴったり。価格は2Lのパックで1,463円(税抜)。180mlや500mlの小さいパックもあるので、味を試したい、そんなに一気に飲まないという人は美味しいうちに楽しめる小さいパックがおすすめです。
(出典元:月桂冠)
2-2.黒松白鹿 純米辛口
辛口が好きですっきり飲みたい人におすすめなのが「黒松白鹿 純米辛口」。辛口ですが、米の旨味をしっかり感じられるのもうれしいポイント。常温~熱燗くらいがおすすめです。価格は2Lのパックで1,580円(税抜)。
(出典元:白鹿 HAKUSHIKA 辰馬本家酒造株式会社)
2-3.沢の鶴 米だけの酒
純米酒で一番人気といっても過言ではない「沢の鶴 米だけの酒」。米100%で、名水百選に選ばれている灘の宮水(六甲山系の天然水)を使用しているのに価格は1.8Lで1,430円(税抜)。後味はすっきりなのに米の旨味を感じられ、毎日飲んでも飽きない、どんな料理でも合わせやすい純米酒です。
2-4.白鶴 まる
CMでもお馴染みの「白鶴 まる」は、白鶴オリジナル酵母が使われており、辛すぎず甘すぎず、万人受けする日本酒です。冷やしても温めても美味しく飲めます。価格は2Lで1,480円(税抜)。
(出典元:白鶴酒造株式会社)
2-5.大関 辛口
ワンカップで有名の大関にも紙パックタイプが。食卓の日常酒として作られた「大関 辛口」は、淡麗で後味すっきりのキレのある味わい。1.8Lで価格は990円(税抜)。1,000円を切るのはさすが大関といったところですね。
(出典元:大関株式会社)
2-6.菊正宗 しぼりたてギンパック
香りを楽しみたい人におすすめなのが「菊正宗 しぼりたてギンパック」。ロンドン市内で開催されたIWCアワードセレモニーにて、SAKE部門で最優秀賞である「グレートバリュー・チャンピオンサケ(2019)」を受賞した日本酒なのです。
香りは柑橘系や甘いメロンのようなさまざまな香りを感じることができ、軽くクリアなのどごしですが、長い余韻が楽しめます。香りを感じられるように5~15度で冷やして飲むのがおすすめ。こんなに魅力的な日本酒なのに1.8Lで1,480円(税抜)は驚きです。
(出典元:菊正宗)
3.日本酒パックの賞味期限はいつまで?
日本酒には賞味期限が書かれていません。しかし、製造年月は記載することが義務付けられているのでいつ作られた日本酒なのかはわかります。
紙パックの日本酒は光や紫外線からの影響も受けにくいので、品質の劣化が防げるとうれしい効果があります。とはいえ直射日光が当たるところは避け、瓶と同じく冷暗所で保管しましょう。未開封でおおよそ1年くらいが目安です。
保存方法を間違ってしまうと紙のにおいがついてしまうこともあるので気をつけましょう。瓶と比べると空気と触れる面積が多いため、開封後は冷蔵庫で保管し早めに飲み切りましょう。紙パックは瓶と違って冷蔵庫にも入れやすいのがいいですね。
日本酒の保存に関してはこちら!
4.まとめ
紙パックの日本酒は安いから美味しくないのではという概念は捨ててください。紙パックは大量に作れて、瓶のように運ぶときも気を使わなくていいので配送コストもかからない分価格が抑えられており、味はほとんど変わらないのです。家で気軽に飲むなら紙パックの日本酒で決まりですね!