毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンラインイベント「久保田ご当地グルメ部」。今回は、宮崎県をテーマに開催しました。ファンや社員おすすめの、久保田と楽しめる宮崎県のご当地グルメをご紹介します。
久保田ご当地グルメ部とは
「久保田ご当地グルメ部」とは、毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンラインイベントです。
ご当地グルメには、全国的に有名なものから本当に地元の人しか知らないものまで、様々なグルメがあります。そんなご当地グルメと日本酒・久保田を、地元の方はどんな風に楽しんでいるのでしょうか。
今回は、九州の東南端に位置し、青空や光る海面、南国の花々が楽しめる海岸線を持つ南国、宮崎県をテーマに開催しました。ファンの方おすすめのご当地グルメとともに、美味しく楽しめる久保田もご紹介していきます。
チキン南蛮×久保田
最初に登場するのは、多くの方から「宮崎県と言えばやっぱり」という枕詞とセットでおすすめいただいた「チキン南蛮」。宮崎県の北にある延岡市で誕生したと言われる鶏肉料理ですが、今ではコンビニ弁当のおかずなどとしてもラインアップされており、全国的にメジャーな一品です。もちろん宮崎県内でも各家庭の食卓や飲食店、学校の給食といった場面で食べられています。
チキン南蛮は、鶏の唐揚げをネギや玉ねぎ、唐辛子を入れた「南蛮酢」と呼ばれる甘酢ダレに漬けて作る料理です。宮崎県外の人からするとタルタルソースをかけて完成、というイメージが強いですが、実のところタルタルソースは必須ではありません。本場宮崎県ではタルタルソースがかかっているもの、南蛮酢のみがかかっているもの、という二つの流派が存在します。どちらかが正統派というわけではなく、両方とも延岡市のとある洋食店の賄いメニューがルーツです。その洋食店から独立した二人の料理人が各々アレンジしてお店のメニューとして出し始めたのが、チキン南蛮の始まりとされています。
チキン南蛮の「南蛮」という言葉は、戦国時代に日本へやってきたポルトガル人や、彼らによってもたらされた文化を意味しています。そのうちの一つである南蛮酢に漬けた鶏肉を使っているため、チキン南蛮という名前になったと言われています。
チキン南蛮の実食
食欲をそそる甘酸っぱいタレに漬け込まれた鶏肉とタルタルソースのコラボレーションがたまらない! とその魅力を再確認しながらチキン南蛮を味わっていきます。ご参加のファンの方も、自分はもちろんお子さんもチキン南蛮が好きとのことで、宮崎県に旅行する度、毎回違ったお店のチキン南蛮を食べているんだとか。
チキン南蛮に合わせる久保田としては「どれでも合うと思います。久保田もチキン南蛮も両方美味しいから」、また別のファンの方は「こってりしたチキン南蛮にさっぱりすっきりの『久保田 スパークリング』が合う。日本酒を少し苦手な人でもこれだといける」と教えてくださいました。
早速私たちも試してみると、ジューシーな鶏肉やクリーミーでもったりしたタルタルソースでこってりした口中が、「久保田 スパークリング」のガス感やキレで爽快に。「久保田 スパークリング」を単体で味わう時以上に、そのキレの良さがはっきりと分かる組み合わせです。また、甘酸っぱくボリュームある味わいをしている「久保田 スパークリング」なので、チキン南蛮の味わいに負けることなく釣り合います。
ファンの方からは、旨味のある肉料理と見事にマッチする「久保田 純米吟醸にごり」とも合いそうとご提案が。また別のファンの方は、チキン南蛮と日本酒は合わせたことないということだったので、やってみます! とのことでした。
メヒカリの唐揚げ×久保田
延岡市の名物「メヒカリの唐揚げ」。メヒカリとは深海に生息する5~15cmほどの小魚で、延岡市の東に面する海域、日向灘でよく獲れます。骨の柔らかさが特徴で、唐揚げにすることで骨も含めてまるごと食べられてしまいます。おつまみとして喜ばれるだけでなく、地元では給食でも出てくるため、子どもの頃から馴染みのあるメニューです。
そんな風に日々の食生活にすっかり馴染んでいるメヒカリですが、深海魚ということもあって個性的な顔つきをしているためか、一般的に食べられるようになってからの歴史は浅く、ここ40年くらいの話だそうです。
メヒカリの唐揚げの実食
「もちろんチキン南蛮も美味しいですけど、メヒカリの唐揚げも僕はおすすめです。やっぱり魚が日本酒に合うということで選ばせていただきました」という宮崎県在住のファンの方。「大きさはワカサギみたいで本当に小さいんですよ。味としてはキスのような感じです」とのこと。
そんなメヒカリの唐揚げと組み合わせる久保田としては、食事と楽しむ吟醸酒「久保田 千寿」がおすすめだそう。「本当に色々飲んできましたが、千寿は自分にとって甘くも辛くもないから、自分に合ってる。僕の中ではメヒカリの唐揚げに一番合い、美味しさが倍増します」という嬉しいコメントをいただきました。
私たちも宮崎県からメヒカリの唐揚げを取り寄せて食べてみたところ、淡白で臭さはなく、わずか10cmほどの小さい魚とは思えない程、噛む度に甘味が溢れてきます。そこに千寿のほのかな甘味が加わると、口の中が美味しさでいっぱいになり、ずっと食べていられます。「油っぽい」と言うほどではないものの、やはり油を含んだ料理らしい後味をしていますが、それも千寿が綺麗に流してくれました。
地鶏のたたき×久保田
宮崎県に足を運んだら必ず食べておきたいグルメが、地鶏を使った料理です。
宮崎県の広々とした平野や気候は養鶏に向いており、また戦後の頃には一般の家庭でも鶏を飼っていることが多かったのです。そんな歴史から鶏肉は宮崎県民の食文化に深く根差しており、「みやざき地頭鶏(じとっこ)」など多くのブランド地鶏も存在します。
さらに鶏肉の消費量においても、宮崎県の中心である宮崎市が全国一位を獲得した実績が。美味しく育てるという点においても、そして美味しく食べるという点においても、宮崎県民の腕は一級品に違いありません。
そんな鶏肉を愛する宮崎県民であるファンの方におすすめいただいたのが「地鶏のたたき」。1センチほどの薄さに切った鶏肉の表面を、焦げ目が付く程度に軽く炙って食べます。ファンの方曰く、居酒屋などの飲食店で、自分の好みの焼き加減にしてもらって楽しむんだとか。
地鶏のたたきの実食
ファンの方は「宮崎県は牛豚鶏、3つとも有名ですが、その中でも地鶏は皆さんに味わってもらいたいな。地鶏のたたきは歯ごたえが楽しめます」と紹介してくださいました。
取り寄せたものを食べてみると、とても品のよい甘味をしています。柔らかくしなやかでありながら、ほどよい噛みごたえもある肉質です。その噛みごたえを楽しんでいると、炙られた皮の香ばしさも徐々に広がっていきます。脂っぽさもなくさっぱりといただけるため、濃い目の味わいをしたタレをかけてもくどくなりません。
日常的な晩酌にはいつも千寿を、お正月とお盆には、発売以来多くのお客様の特別な記念日を彩ってきた「久保田 萬寿」を、と使い分けてくださっているファンの方。「お正月とお盆以外は、本当もうこれ一途なんでね」と、地鶏のたたきにも千寿と合わせて味わっているんだとか。同じペアリングを試したところ、鶏肉の穏やかな甘味、タレの甘味に、千寿の持つ甘味も重なり、甘×甘×甘のハーモニーを堪能することができました。
宮崎県在住であるファンの方は「若い頃に萬寿にびっくりして。こんな美味しい、もう水じゃないかって思って。本当に久保田とのすごい出会いでした。周りの皆さんは焼酎を飲んでて、怒られますけどね、芋焼酎飲めって(笑)。でも僕は日本酒ばっかり飲んでて、日本酒が大好き」と、焼酎王国である宮崎県にいながら、日本酒へ、そして久保田へ抱いた想いを聞かせてくれました。まだまだ寒い雪国新潟へ、南国宮崎から熱い声が届いた嬉しい一夜となりました。
久保田ご当地グルメ部 今後の開催予定
「久保田ご当地グルメ部」は今後も開催していきますので、縁のある県や大好きな県の回への皆様のご参加、お待ちしております!
■「久保田ご当地グルメ部」 開催概要
対象:「KUBOTA MAIL NEWS」メルマガ会員
会場:オンライン(Zoom)
参加費:無料
お申し込み:「KUBOTA MAIL NEWS」に既にご登録の方は、メルマガに記載の応募フォームからアンケートに答えてお申し込みください。
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定員:各回4名様(最小催行人数1名様)
次回開催予定:
「千葉県」 2023年3月28日(火)20:00~21:00(応募開始 2023年3月7日予定)
「島根県」 2023年3月29日(水)20:00~21:00(応募開始 2023年3月7日予定)