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【KUBOTAYA】日本酒とチーズの相性を調査! 日本酒好きが見つけた美味しい組み合わせ

【KUBOTAYA】日本酒とチーズの相性を調査! 日本酒好きが見つけた美味しい組み合わせ

久保田の意外な味わいや新しい楽しみ方などを、久保田ファンの皆様と一緒に飲んで話しながら見つけていくイベント「KUBOTAYA座談会」。第5回は「チーズのタイプ別に合う久保田」をテーマに開催しました。

KUBOTAYA座談会とは

KUBOTAYA座談会とは

KUBOTAYA座談会」とは、久保田の意外な味わいや新しい楽しみ方などを、久保田ファンの皆様と一緒に飲んで話しながら見つけていくイベントです。

第5回のテーマは、「チーズのタイプ別に合う久保田」

チーズと久保田

前回の座談会の参加者から、ワインの種類ごとに合うチーズが違うように、日本酒とチーズでも美味しい組み合わせがあるのではないかと気になっているというコメントがありました。
そこで第5回目は「チーズのタイプ別に合う久保田」をテーマに開催しました。代表的なチーズのタイプ5種類と味わいの異なる久保田4銘柄合わせて飲みました。

座談会参加の皆様

<井関さん>
<井関さん>
朝日酒造の夏の名物イベント「貯蔵原酒100本のきき酒会」に行き、そこで飲んだ日本酒が美味しかったことから久保田を好きに。一番好きな久保田は「久保田 萬寿 無濾過生原酒」で、濃厚なところがお気に入り。
<大槻さん>
<大槻さん>
久保田を好きになったきっかけは、首都圏に住んでた頃、日本酒を置いているお店で久保田を飲み、美味しいなと思ったこと。久保田に色々な種類があるとは知らなかったので、今日は好きな久保田を見つけたい。
<青木さん>
<青木さん>
朝日酒造で10年ほど続けているランニングイベント「チーム朝日山」への参加がきっかけで朝日酒造の日本酒を飲むように。一番好きな商品は「朝日山 純米にごり」。
<倉茂さん>
<倉茂さん>
行きつけの酒屋の社長から教わったことがきっかけで久保田を手に取るように。一番好きな久保田は「久保田 千寿 純米吟醸」。最近は「久保田 百寿」も、自分で作った手料理に合わせながら楽しんでいる。
<榎並さん>
<榎並さん>
朝日酒造 マーケティング部に所属。本日の司会進行を担当。

座談会当日レポート

座談会に用意した久保田とチーズ

久保田4種類

久保田は、味わいのバリエーションが出るよう、特定名称や製法が異なる4種類を用意しました。

久保田 千寿(吟醸)穏やかな香りと雑味のないすっきりした味わい。久保田のオリジンとして愛されている銘酒です。
久保田 千寿 秋あがり(吟醸・原酒)冬に仕込んだ「久保田 千寿」の原酒を秋まで熟成させたこの季節限定のお酒。千寿らしいキレと濃厚なまろやかさが味わえます。
久保田 純米大吟醸(純米大吟醸)洋梨やメロンを思わせる香りと、甘味と酸味が調和した上品な味わい、久保田らしいキレが特長。
久保田 碧寿(山廃仕込み・純米大吟醸)伝統的な醸造方法の山廃仕込みによるどっしりとした旨味が堪能できます。シャープな酸味やキレの良さも魅力です。

チーズ5種類

世界中にはおよそ1,000種類以上ものチーズがあると言われていますが、実はナチュラルチーズプロセスチーズの2つに大別できます。そしてナチュラルチーズは、フレッシュタイプや白カビタイプなどさらに細かい分類が設けられています。

今回はナチュラルチーズの中でも代表的な4タイプからそれぞれ1種類ずつ準備しました。

フレッシュタイプ…モッツァレラ(写真左上)
白カビタイプ…カマンベール(写真右上)
青カビタイプ…ゴルゴンゾーラ(写真左下)
ハードタイプ…チェダー(写真下中央)

そしてプロセスチーズからも1種類、ベビーチーズ(写真右下)を用意。

さて、チーズのタイプ別に合う久保田は見つかるのでしょうか? どの組み合わせが一番美味しいかなど参加者の率直な感想をレポートします。

爽やかなフレッシュタイプ(モッツァレラ)

フレッシュタイプは熟成させないチーズで、ほかのナチュラルチーズに比べて水分が多め。クセが少なく、軽い酸味と爽やかな風味が特徴です。代表的なものに今回用意したモッツァレラやマスカルポーネなどがあります。

座談会の様子

井関さん(以下、井関):モッツァレラには純米大吟醸ですかね。お酒の甘味がより強く出てきます。一方で千寿には、すごく水感が出てくる。するする飲めてしまって危ないです。

青木さん(以下、青木):碧寿と合わせるとしょっぱさを感じました。
モッツァレラが日本酒に負けちゃうので、モッツァレラにはこのお酒だ! っていうのが出てこないですね。別のお酒で味わおうかなって気もします。チーズ単体じゃなくてお料理にしたらまた違うかもしれない。

倉茂さん(以下、倉茂):碧寿は角が出ますね。私は千寿が好きだなあ。千寿を甘ーく感じます。
モッツァレラは塩味があんまりないですし、今回ラインナップされてるどのお酒にも負けてしまうけど、どのお酒がどういう引き立ち方するかが分かる。例えば同じ千寿でも、千寿 秋あがりは酸味が強調されてそれはそれでいいし、千寿だと甘味がより強くて、どっちがいいかっていうのは好みかなあって。

大槻さん(以下、大槻):私も純米大吟醸か千寿ですね。日本酒の甘味が好きなので、それを強く感じる方が好きかな。

クリーミーな白カビタイプ(カマンベール)

その名の通り白カビを表面に繁殖させて熟成させたチーズです。クセが強くないものが多く、代表的なものとしてカマンベールのほか、ブリーチーズなどがあります。

座談会の様子

青木:千寿 秋あがりとの組み合わせがよかったです。すっきりした日本酒だとチーズに負けちゃうので、ちょっとクセのあるものの方が合います。

井関:
僕は意外と千寿が好きです。チーズの味わいがよりくっきりして、そのあとすっと味が消えて、いいなと思います。お燗の千寿 秋あがりとの組み合わせもいいですね。両方とも美味しくなります。

倉茂:僕も千寿との組み合わせが好きです。チーズの香りをさあっと流してくれる。千寿の香り、輪郭が立つ感じもします。碧寿のぬる燗との組み合わせもいいですね。チーズの香りと、碧寿を温めると出てくる独特のもやっとした香り、それぞれが独立した香りを持っていてちょうどいい。
純米大吟醸と合わせると、純米大吟醸が持つせっかくの芳醇な香りが完全に消えてしまいます。

大槻:チーズ自体の味わいが強いですもんね。純米大吟醸と一緒にいただくと香りはいまいちかもしれないけど、お酒の甘味はすごく感じられます。

塩味の強い青カビタイプ(ゴルゴンゾーラ)

白カビタイプはカビを表面に繁殖させるのに対し、青カビタイプはチーズの内側からカビを繁殖させます。濃厚な味わいで塩味が強いのが特徴。ゴルゴンゾーラ、ロックフォールなどが有名です。

座談会の様子

青木:濃厚な千寿 秋あがりならいけるかなと思ったけど微妙です。ゴルゴンゾーラに勝てる日本酒がいない! 碧寿のお燗であれば、チーズと日本酒がやっと同じ土俵に立ったかな。これは美味しいです。山廃仕込みのお燗っていう、力業だけど(笑)。

大槻:私も碧寿のお燗との組み合わせは好きです。お燗にしたことで、日本酒のふわっとした香りがすっと入ってくきます。甘口の日本酒が好きですが、ゴルゴンゾーラに合わせる場合は甘味より酸味がほしいかな。

倉茂:純米大吟醸と合わせると後味が悪いですね。千寿と合わせてもチーズの臭みを感じます。
青カビの香りをどうにかしなくちゃいけないんですよね。日本酒とのマッチングっていうより、日本酒でチーズの香りを消すっていう方向性かもしれない。日本酒の甘味で消してしまうとか、辛口でぴしゃっとシャットダウンさせちゃうとか。
碧寿のお燗と合わせると、強制的な、ぴしゃっとした味わいになる。この組み合わせはいいですね。

井関:確かに、碧寿のお燗を合わせるとスパっと締まりますね。

硬質でコクのあるハードタイプ(チェダー)

長期間熟成させることで水分が抜け旨味が凝縮されるので、コクと深みのある味わいがあり、非常に硬質で水分が少ないのも特徴です。代表的なものにチェダー、パルミジャーノ・レッジャーノ、ラクレットなどがあります。

座談会の様子

井関:これはなかなか曲者だ。チェダーも味わいが強いから、今日ラインナップされている日本酒だとどうもピンと来ないかも。今日おまけで出てきた「爽醸 久保田 雪峰」との組み合わせがど真ん中で、どれだけでも飲めます。どちらにも強さがあって、どちらの味わいも出ている。

倉茂:純米大吟醸と合わせると、お酒の果実っぽい香りがすごく強いです。碧寿と合わせると、チーズと日本酒のどちらかが際立つんじゃなくて、中間の味わいがするので好きですね。ずっと食べ進められる感じがします。

青木:私は反対に、碧寿だとチーズと対立しているような感じがして、逆に純米大吟醸と合う気がします。純米大吟醸と合わせると、チーズと日本酒のそれぞれのいいところが出てくる。

大槻:チェダーは好きなので、日頃から日本酒と一緒にいただいています。私も純米大吟醸の分厚い甘味とチェダーのちょっと苦味のあるような味わいの組み合わせが好きですね。好きな物と好きな物の組み合わせという感じがします。

しっかりした味わいのプロセスチーズ(ベビーチーズ)

プロセスチーズとは、ナチュラルチーズを加工し、再び成形したもの。加熱工程によって乳酸菌などの微生物は死滅するため、そのまま置いておくと熟成するナチュラルチーズと違い、保存中に熟成が進みません。ベビーチーズ、スライスチーズ、6Pチーズなどが代表的。ベビーチーズはブラックペッパー入りなどさまざまなラインナップがありますが、今回は最もスタンダードなプレーンなものにしました。

座談会の様子

井関:一番お酒の味を濃く感じるのは純米大吟醸ですかね。美味しく飲める、という観点だと、千寿の方がいいのかもしれない。

青木:碧寿が合うかな。結構塩味がしっかりしたチーズですけど、それに負けない。より碧寿の甘味を感じると言うか、碧寿を甘く感じます。千寿 秋あがりのお燗と合わせるとお酒が勝つかな。千寿 秋あがり自体は美味しいんだけど。

大槻:碧寿の甘味、同感です。

倉茂:プロセスチーズは、舌に酸味とか旨味がダイレクトにきますよね。千寿 秋あがりの冷やを合わせると完全にチーズに負けるんですけど、千寿 秋あがりのお燗と合わせるとそうでもなくて、意外といいと思いました。千寿と合わせると、一瞬ぱっと若いバナナのような味わいを感じます。

最も美味しかった組み合わせは?

座談会の様子

大槻:チーズ好きとして、そして日本酒初心者としては、純米大吟醸とチェダーという、ガツンガツンとした強いもの同士の組み合わせにすごくぐっと来ました。甘口の日本酒が好きなので、純米大吟醸の厚い甘味を感じながら、大好きなチーズの香りやクセを味わうのが好きです。

井関:今日のベストな組み合わせは、カマンベールと千寿です。一番バランスがいいような気がします。

青木:私はカマンベールと千寿 秋あがりの組み合わせが、チーズと日本酒の両方美味しくてよかったかな。

倉茂:モッツァレラだと千寿 秋あがりカマンベールだと千寿がいい。ゴルゴンゾーラには、青カビの臭さがシャットダウンされる碧寿のお燗がとてもいいです。チェダーでも碧寿がちょうどいいかな。プロセスチーズには、千寿を合わせたらバナナを感じたのが面白かったですね。

改めて座談会で味わった久保田の紹介

※こちらの記事内で紹介した商品の価格は2022年9月26日現在のものです。

久保田 千寿

久保田 千寿

喉をさらっと通るキレの中に、米本来の旨味や酸味、ほのかな余韻や甘味が漂います。久保田の中でも最も定番の一本です。旬の刺身などによく合い、四季折々の素材が持つ味と香りを引き立てます。

今回の座談会で見つかった意外な味わいや新しい楽しみ方
◆モッツァレラやカマンベール、プレーンなベビーチーズなど、比較的クセのないチーズと合う。
◆中でもモッツァレラと合わせると日本酒を甘く感じられる。

久保田 千寿
1,800ml    2,430円(税込2,673円)
720ml    1,080円(税込1,188円)
300ml    500円(税込550円)

久保田 千寿 秋あがり

久保田 千寿 秋あがり

冷やすと千寿ならではのキレとやわらかな酸味を、常温でとろっとした口当たりと旨味を楽しめます。秋に旬を迎える茄子やさつまいもなどの野菜や、秋鮭をはじめとした上品な旨味のある魚介類や肉類と相性がよいです。

今回の座談会で見つかった意外な味わいや新しい楽しみ方
◆千寿と同様に、モッツァレラやカマンベール、プレーンなベビーチーズといった比較的クセのないチーズと合う。
◆一方で、濃厚な旨味を持つチェダーと相性がよいという意見も。

久保田 千寿 秋あがり
720ml    1,450円(税込1,595円)

久保田 純米大吟醸

久保田 純米大吟醸

久保田らしいキレのあるすっきりとした味わいと、柔らかな米の風味、香り高く上品な味わいが口に広がります。洋風・和風どんな食事にも合わせやすいので、おつまみとの組み合わせも無限大。

今回の座談会で見つかった意外な味わいや新しい楽しみ方
◆濃厚な旨味を持つチェダーと合う。
◆モッツァレラやカマンベールといったクセの少ないチーズと合わせると、「久保田 純米大吟醸」の持つ甘味がより際立つ。
◆合わせるチーズによっては、「久保田 純米大吟醸」の代名詞であるフルーティーな香味が消えてしまうことも。

久保田 純米大吟醸
1,800ml    3,400円(税込3,740円)
720ml    1,570円(税込1,727円)
300ml    750円(税込825円)※化粧箱なし

久保田 碧寿

久保田 碧寿

山廃仕込みで造られており、冷やして飲むと酸味やキレのあるのど越しを、お燗するとまろやかな口当たり、存在感のある旨味、深みある香りを楽しめます。グリルや炙りなど、香ばしい料理の相棒にぴったり。

今回の座談会で見つかった意外な味わいや新しい楽しみ方
◆お燗にすると青カビタイプに合う
◆塩味の強いチーズと合わせると「久保田 碧寿」の甘さが引き立つ。

久保田 碧寿
1,800ml    5,030円(税込5,533円)
720ml    2,230円(税込2,453円)

座談会を終えて

集合写真

チーズをより引き立ててくれる日本酒や、参加者の好みの日本酒と相性のよいチーズが見つかった今回の座談会。その組み合わせの可能性は大きく、閉場時間間際まで座談会は大盛り上がりでした。

その可能性を広げていたのは、恐らく温度帯。同じ日本酒でも温度帯を変えることで、チーズとの相性が変わるということが多々ありました。加えて「このタイプのチーズは加熱して料理に使うことが多いから、その場合はまた違う日本酒と合うのかも」といった意見もあり、温度帯で味わいが変わるのは日本酒に限らないのでは、という示唆に富んだ指摘も。

今はスーパーでも豊富な種類のチーズを揃えていますので、この記事の続きを作るような気持ちでぜひ日本酒とのペアリングにチャレンジしてみてください。

「KUBOTAYA座談会」は、ファンの皆様と久保田の意外な味わいや新しい楽しみ方などを見つけるべく、今後も開催していく予定です。参加者募集のご案内は「KUBOTA MAIL NEWS」よりしておりますので、ぜひご登録して続報をお待ちください。

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