【KUBOTAYA】外国人観光客に教えたい日本酒のこと! 日本食との美味しい組み合わせから豆知識まで

【KUBOTAYA】外国人観光客に教えたい日本酒のこと! 日本食との美味しい組み合わせから豆知識まで

外国人観光客の受け入れが再開し、観光地には様々な国の外国人の姿が見られるようになってきました。今回の記事では、外国人に人気の日本食と、一緒に合わせたい日本酒をご紹介します。また、日本酒は温度によって呼び方が変わる世界的にも珍しいお酒です。食事ごとにおすすめの温度帯もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

日本食とのペアリングの醍醐味が味わえる日本酒

日本酒を飲む外国人女性

6月から約2年ぶりに外国人観光客の受け入れが再開し、観光地では日本を訪れた外国人観光客の姿が見られるようになりました。海外旅行の醍醐味のひとつは、現地だからこそ味わえる食事です。せっかく日本に来てもらったからには、日本ならではの食事とお酒を体験してもらいたいもの。

日本食とのペアリングの醍醐味が味わえるのはやはり日本酒ではないでしょうか。日本の食文化を代表するもの同士の相性は言うまでもなく最高です。日本国内でも色々なものが食べられますが、せっかく海外から訪れてくれた外国人観光客には、ぜひ日本ならではの食事と日本酒のペアリングをすすめたいところです。

日本酒は温度によって呼び方が変わる?

温度帯図

外国人観光客に日本食と日本酒のペアリングをすすめる際に一緒に紹介したい豆知識が、日本酒は美味しく飲める温度帯が幅広く、その温度によって、呼び名や味わいが変わること。

日本酒の温度帯は大きく分けると冷酒、常温、燗酒の3種類に分類されますが、細かく分けると10種類の温度に分類できます。

冷やした状態であれば、例えば5℃前後のキンキンに冷えた状態は「雪冷え」、花さえ冷たくなる温度の日本酒と言われる10℃前後の温度の「花冷え」、冷たすぎず、ぬるすぎず、冷蔵庫から取り出してしばらく経った15℃前後の「涼冷え」と言われます。

次に常温の「冷や」、日向のようにポカポカとした30℃前後の「日向燗」、人肌に一番近い温度の35℃前後の「人肌燗」、寒い日に嬉しい40℃前後の「ぬる燗」、口に含むと少し熱さを感じる45℃前後の「上燗」、飲食店でよく聞く温かい日本酒の定番の呼び方の「熱燗」は50℃前後55℃前後の「飛び切り燗」は熱くてやけどしてしまうほどの温度の日本酒のことを指します。

日本酒は冷やして飲むことで、すっきりと爽やかな味わいに感じられ、温めるとお米の香りが優しく広がり、まろやかに飲めます。繊細で美しい呼び名は日本ならではの文化ですね。

ここからは、外国人観光客におすすめしたい日本食と日本酒のペアリングを紹介しますが、合わせる日本酒のイチオシの温度帯も併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

お寿司×「久保田 萬寿」「久保田 碧寿」

お寿司 久保田萬寿

お寿司と言えば日本食の王道中の王道です。海外での人気も高く、海外の日本食レストランやスーパーマーケットにも並んでいます。
しかし、日本と海外ではお寿司のネタや形状が異なります。日本は海に囲まれた島国ということもあり、新鮮な生魚を食べる文化が発達してきましたが、海外では新鮮な生魚が手に入りにくく、生魚に馴染みの無い国や地域もあるのです。そのため、赤身、白身、貝類など種類が豊富な寿司ネタは日本だからこそ味わえるものと言えます。

そんなお寿司に合うお酒と言えば、やはり日本酒が一番!お寿司のシャリも日本酒の材料も同じお米なので、合わないはずがありません。お寿司は寿司ネタによって味わいもさまざまなので、外国人観光客には日本ならではの豊富な寿司ネタに合わせてお酒を変える粋な楽しみ方を提案してみましょう。

例えば白身なら「久保田 萬寿」がおすすめ。
「久保田 萬寿」は日本酒の中でも純米大吟醸酒と呼ばれるお酒です。純米大吟醸酒の材料は、米、米麹、水のみ。酒米を50%以下の大きさまで磨き、10℃以下の低温でじっくりと発酵させる吟醸造りという製法で作られています。

「久保田 萬寿」は深みのある味わいとキレのある後味が特徴で、淡白でシンプルな味わいの白身魚のネタと相性抜群。また「久保田 萬寿」は長年久保田の最高峰として愛されてきたお酒で、特別なお客様との特別な時間に彩りを添えてくれます。
白身の寿司に合わせる「久保田 萬寿」の温度帯は、10℃から20℃がおすすめです。華やかな香りと深みのある味わいが上品な旨味のある白身にぴったりです。

お寿司 久保田碧寿

赤身のネタであれば「久保田 碧寿」がおすすめ。
「久保田 碧寿」は山廃仕込みという方法で仕込まれた純米大吟醸酒です。山廃仕込みとは、日本酒を仕込む際に自然の乳酸菌の力を使った生酛造りという手法のひとつ。低温でじっくりと発酵させて造られるお酒です。さまざまな微生物の管理が必要となるため、高い技術を要します。手間暇がかけられた分、重厚でどっしりとした味わいになるため、「久保田 碧寿」は同じ純米大吟醸酒である「久保田 萬寿」とはまた違った味わいが楽しめます。

旨味の深い赤身の寿司ネタは、シャープな喉越しの「久保田 碧寿」と合わせることですっきりとした後味になります。特に脂ののったネタとは好相性です。
「久保田 碧寿」は40℃程度のぬる燗で合わせてみてください。マグロの中トロなど脂肪分が多い赤身と一緒にいただくと、お酒の温度でネタがほろりとほどけてとろける美味しさです。

お好み焼き×「久保田 千寿 純米吟醸」

お好み焼き

お店の外にまで漂う鉄板で焼かれた生地とソースの香りを嗅ぐと、ついついお店に足を運びたくなってしまうお好み焼き。日本人からすると、自分の目の前の鉄板で焼いて食べるのが一般的ですが、海外では鉄板で自ら作るスタイルは珍しいため、皆でわいわい楽しみながら作るのは日本ならではで喜ばれます。また具材はキャベツを中心に豚肉、海鮮、餅、麺などさまざまなものがあり、好きなトッピングを選べるのも魅力です。

お好み焼きはソースやマヨネーズでこってりとした味わいに仕上がります。そんな濃い味付けにぴったり合うのが「久保田 千寿 純米吟醸」。
純米吟醸酒は原料が米、米麹、水のみで10℃以下の低温でじっくりと仕込む吟醸造りで造られています。純米大吟醸酒との違いは、酒米の磨き具合。純米大吟醸酒は50%以下の大きさまで磨いていますが、純米吟醸酒は60%以下で、味わいと香りのバランスの良さが魅力です。

中でも「久保田 千寿 純米吟醸」は現代の食事に寄り添いたいという思いから、どんな食事にも合うドライな飲み口と軽やかな香りが人気です。こってりとした甘辛のソースには、程よい酸味とキレを感じられる冷やでの飲み方がおすすめです。

カレーライス×「久保田 紅寿」

カレーライス

日本の家庭料理の代表格、カレーライス。日本のカレーは、カレーの本場インド由来ではなく、インドからイギリスに伝わったものが元となっています。そんな日本のカレーの最大の特徴はルーのとろみ具合。日本のもっちりとしたお米に合うよう発展を遂げてきており、発祥となったイギリスのカレーよりも更にとろみが加わっています。
日本国内ではファストフードとしても愛されていますが、外国人観光客からは日本の家庭料理を気軽に、手軽に味わえるため、注目が集まっています。日本のカレーは本場のカレーに比べてクセが少ないのにコク深いのが特徴です。

そんなカレーに合わせたいのは「久保田 紅寿」。すっきりとした辛味と酸味が程よく調和し、若いバナナや青りんごのような清涼感のある香りが特徴の純米吟醸酒です。「久保田 千寿 純米吟醸」と同じ純米吟醸酒ですが、「久保田 紅寿」の方が香りと落ち着いた酸味を感じられます。

しっかりとした味付けの料理と合わせるとキレのよい後味が食欲を刺激し、何度でも食べたくなる魅惑の組み合わせです。冷酒で飲むのがおすすめですが、果物のようなフレッシュな香りが特徴のお酒なので、ストレートはもちろん炭酸やフルーツジュースで割った日本酒カクテルにしてもおいしいです!

とんかつ×「久保田 碧寿」

とんかつ

ヘルシーなイメージの強い日本食ですが、とんかつはそのイメージを覆すがっつり系の食事です。揚げ物を専門に扱う食事処もあり、日本食ならではの定食風の食事も手軽に取りやすいのが魅力です。海外では、分厚く切った豚肉や肉の部位を選べることなどは非常に珍しいことから、人気の日本食になっています。お店ではポン酢や味噌など色々なソースが選べますが、観光客の方にはやはり王道のとんかつソースがおすすめ。こってりとした甘辛のソース、衣のサクサクとした食感と肉のジューシーさは食にこだわる日本だからこその味と言えます。

肉の旨味とソースのこってりとした味わいには「久保田 碧寿」がおすすめ。
山廃仕込みで仕込んだすっきりとしたキレと爽やかな酸味が、たっぷりとソースを纏ったジューシーなとんかつにぴったり。口の中に残る油を程よく流してくれるため、いくらでも食事を楽しめる組み合わせです。「久保田 碧寿」は「お燗でも楽しめるコクのある吟醸酒」をコンセプトに開発されたお酒。ぜひぬる燗で、深い旨味と口の中で優しく広がる香りをお楽しみください。

日本の食文化を本場で楽しんでもらおう

日本食は海外でとても人気ですが、日本で食べる本場の味は、やはり日本でしか味わえないものです。日本だからこそ楽しめる本場の味と日本酒との組み合わせで、日本の食文化の趣深さを広めていきましょう!
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