【KUBOTAYA】日本酒「久保田」と楽しむ、岐阜県のご当地グルメ4選

【KUBOTAYA】日本酒「久保田」と楽しむ、岐阜県のご当地グルメ4選

毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンラインイベント「久保田ご当地グルメ部」。今回は、岐阜県をテーマに開催しました。ファンや社員おすすめの、久保田と楽しめる岐阜県のご当地グルメをご紹介します。

久保田ご当地グルメ部とは

久保田ご当地グルメ部

久保田ご当地グルメ部」とは、毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンラインイベントです。
全国的に有名なものから本当に地元の人しか知らないものまで、様々なものがあるご当地グルメ。そんなご当地グルメと日本酒・久保田を、地元の方はどんな風に楽しんでいるのでしょうか。

今回は、世界遺産の白川郷や国内有数の温泉地である下呂温泉を擁する岐阜県をテーマに開催しました。ファンの方がおすすめする岐阜県のご当地グルメとともに、美味しく楽しめる久保田もご紹介していきます。

おさだ食品の飛騨牛ローストビーフ×久保田

おさだ食品の飛騨牛ローストビーフ×久保田

岐阜県生まれ、岐阜県育ち、岐阜県在住のファンの方がまず紹介してくれたご当地グルメが「おさだ食品の飛騨牛ローストビーフ」です。

飛騨牛はご存じの通り日本でも有数のブランド和牛。 岐阜県で育てられた黒毛和牛のうち、基準を満たしたもののみ「飛騨牛」を名乗れます。
そんな飛騨牛のルーツは、農耕のために飛騨地方で飼育されていた牛にあります。農作業の機械化が転機となって、食用の牛としての歴史が始まりました。

「本当にいい部位なんかは居酒屋や旅館でないと食べられませんが、選ばなければ普段でも食べられる感じですね」とのことで、ファンの方は週に1度は飛騨牛を食べているそうで、とっても羨ましい限り! 中でもローストビーフはお盆やお正月など特別な時に食べるのだとか。特に「ここのお肉はなんでも美味しい」と、下呂市にあるおさだ食品が一番のお気に入りだそう。

飛騨牛ローストビーフの実食

合わせる久保田としてファンの方が提案してくれたのは、香り、甘味、キレが融合した「久保田 純米大吟醸」です。「お肉を食べたあと、冷酒でクッと飲む、キレがいいものとなるとこれかな、と思いました」とのこと。
実際に合わせてみてもらうと「イメージ通りです。やっぱりしっかり冷やして飲むのがいいですね。お肉を食べてしばらくしてから飲むとスッと入る感じがいいなあ」という感想をいただきました。「ローストビーフをすっきり食べられるように用意した、付け合わせのカイワレがいらないぐらい」と、「久保田 純米大吟醸」の持つシャープなキレが付け合わせの仕事を奪ってしまう展開に⁉

私たちも早速同じペアリングを試してみました。まずはおさだ食品の飛騨牛ローストビーフを食べてみると、思わず大きな声で「美味しい!」と言ってしまうほど。地元の人の一番のお気に入りというのも納得です。
「飛騨牛は他の肉に比べて、色々な加工をされても負けない。あとは脂までしっかり食べられるところがおすすめなところ」とファンの方が紹介してくださった通り、肉本来の濃厚な旨味が噛むたびにじゅわっと溢れ、口の中に広がります。

続いて「久保田 純米大吟醸」と合わせてみると、飛騨牛の持つ旨味や甘味がさらに倍増したような味わいに。強い存在感を持つ脂も「久保田 純米大吟醸」のキレがさあっと流してくれます。
ローストビーフの滴るほどに豊かな味わいと「久保田 純米大吟醸」の華やかな甘味や香りがばっちりと釣り合う、抜群の組み合わせでした。

郡上鮎の一夜干し×久保田

郡上鮎の一夜干し×久保田

古くから自然豊かで、多くの清流が県内を流れる岐阜県。その清流の多さから、岐阜県は国内指折りの鮎の名産地です。岐阜県の県魚として制定されており、鮎を模した和菓子まで存在し、岐阜県の味覚のシンボルとして愛されています。
岐阜県では夏の訪れとともに県内各地で鮎釣りや鮎漁が行われ、とりわけ、木や竹で作ったヤナと呼ばれるもので川の流れをせき止め、そこに流れ込む魚をとるヤナ漁は、暑い夏の風物詩とされています。

岐阜県のほぼ中央に位置する郡上市を流れる日本三大清流の1つ、長良川で獲れる鮎は「郡上鮎」と呼ばれます。
水質の保たれた長良川の険しい流れの中で育つ郡上鮎は、雑味の少ない味と香り、そしてすらりとした見た目から、旧来より日本全国へ出荷されてきました。

郡上鮎の一夜干しの実食

地元では自分で釣ったものや知り合いが釣ったものを分けてもらい、そのまま塩焼きにして食べることが多いそう。6~8月の間に旬を迎える釣りたての鮎をおつまみにバーベキューで飲むこともあるそうで、「岐阜県の夏と言えば鮎! って感じ」とのこと。いつか夏の岐阜県を訪れ新鮮な旬の鮎を食べてみたい…と思いながら、今回は郡上鮎の一夜干しを取り寄せました。

ファンの方によれば「白身魚のような淡白な感じで、すっきりとした味わいです。『久保田 紅寿』とかに合うかなって思います」とのことで、私たちも早速試してみました。

まずは郡上鮎の一夜干しだけでいただいてみると、ほどよい塩味で、噛めば噛むほど旨味が出てきます。身は肉厚ではありませんが、小骨が食感のいいアクセントになっています。

そこに清涼感のある香りとやさしい口当たりの純米吟醸酒「久保田 紅寿」を合わせてみます。辛味と酸味が調和した中にほのかな甘味が感じられる銘柄ですが、郡上鮎の一夜干しと合わせることで、いつもより甘味が引き立ちます。
香魚の異名を持つ鮎は、岩や小石に生える藻が主食です。そのため虫などを食べる魚と比較すると、鮎特有のすいかのような爽やかな香りがあると言われます。水質のよい長良川で育った郡上鮎となると尚のこと、泥臭さは一切ありません。そんな鮎の爽やかな香りと「久保田 紅寿」の清涼感ある香りが重なることで、清々しい上品さが漂う組み合わせでした。

炭火焼肉大臣の鶏ちゃん×久保田

炭火焼肉大臣の鶏ちゃん×久保田

鶏ちゃん(けいちゃん)」は岐阜県の郷土料理かつ家庭料理で、その名の通り鶏肉を使った料理です。一口大に切った鶏肉を醤油や味噌ベースのタレに漬け込んで下味を付け、キャベツなどの野菜と一緒に炒めて食べます。

鶏ちゃんの始まりは、戦中から戦後にかけて、卵を産まなくなった鶏を活用するため、飲食店や精肉店などで下味を付けた鶏肉を販売し始めたことや、同じ頃、精肉店が利用客のリクエストに応えて味付けした鶏肉を売り始めたことと言われています。当時増えていた労働者向けの飲食店のメニューとして広まっていきました。

タレのレシピ、使う鶏肉の部位、漬け込み時間など、各家庭やお店によって個性があり、ファンの方によると「あそこの居酒屋の鶏ちゃんが美味しいから」と、鶏ちゃんで飲むお店が決まることもあるそうです。今回、ファンの方におすすめいただいたのは炭火焼肉大臣のものでした。

鶏ちゃんの実食

炭火焼肉大臣の鶏ちゃんでも、特に好きなのはひねどり(親鳥)の肉を使った「ひねちゃん」だそう。「若い鶏の肉を使った鶏ちゃんは柔らかくてどんどん食べられます。対するひねちゃんは、年老いた鶏の肉を使っている。その分筋肉が硬くなっているので、軟骨のような歯ごたえあるコリコリっとした食感なんです」と聞いているだけで美味しそうです。

早速取り寄せて調理してみると、タレに仕込まれたにんにくの香りが食欲をそそります。一口食べてみると、ひねどりの歯ごたえある食感と、一緒に炒めた野菜のシャキシャキとした食感が楽しめます。野菜にもタレが絡むことで鶏肉・野菜・タレが三位一体となっていて、白いご飯もお酒も間違いなく進む料理です。

ファンの方からは「鶏ちゃんはキャンプ場でも作ることができるので、合わせるなら『久保田 雪峰』かな」と山廃仕込みで造られたアウトドアで楽しむ純米大吟醸酒「久保田 雪峰」とのペアリングをご提案いただきました。

実際にペアリングしてみると、雪峰のシャープな酸味が影響してか、鶏肉本来の丸みを感じる旨味、にんにくの効いたタレの甘じょっぱさがぐぐーっと前に出てきて、より豊かな味わいを感じられます。
雪峰は温めると潜在的に持つ甘味や酸味のまろやかさが際立つ銘柄です。そこで、ぬる燗にして合わせてみると、雪峰のまろやかな甘味が鶏ちゃんの甘味や旨味と相まって、リッチで芳醇な味わいになりました。
そして雪峰の酸味とキレが加わることで、やや塩味の強いあとを引く旨味を持つ鶏ちゃんを食べ進めていても、食べ飽きたり食べ疲れることがありません。抜群の相性のよさを感じるペアリングです。

ちなみに、淡麗な日本酒だと鶏ちゃんの味わいに負けてしまい、華やかさのある日本酒だと香りと甘味が鶏ちゃんの味わいと喧嘩してしまうようです。合わせるならやはり雪峰のような山廃仕込みで作られた日本酒がいいようです。

朴葉寿司×久保田

朴葉寿司×久保田

朴葉寿司」は、鯖や鮭の酢漬け、きゃらぶき、錦糸卵などの具材と酢飯を朴葉で包んだ、岐阜県の郷土料理であり、初夏の風物詩です。飛騨地方では古くから旧暦の端午の節句の際に作られています。

包む時に使う朴葉とは、その名の通りホオノキの葉のこと。ホオノキは5月から6月にかけて大きな花を咲かせ、朴葉もまた5月から初夏のシーズンに色や香りがよくなるため、朴葉寿司の旬も同じ時期になります。
朴葉は、大きいものだと長さ50cmに及ぶことも。飛騨高山地方の郷土料理である朴葉味噌には、火に強いという理由から枯れた朴葉を使いますが、朴葉寿司には殺菌作用があるといわれている緑の若葉を使うのが特長です。

朴葉に包まれていることで、食材が傷みにくい殺菌効果が期待できるという点と、食べる時に手が汚れにくいという利点から、山での作業や田植えや農作業の時の携帯食として重宝されています。

朴葉寿司の実食

6月末に行われた本イベント。朴葉寿司は6月末頃までが季節とのことで、なんとかギリギリ取り寄せられました。

子どもから大人にまで愛され、ファンの方によれば「親戚が集まるような場で食べられる」そうですが、確かに賑やかな場をさらに華やかにしてくれそうな見た目です。以前に開催したご当地グルメ部の奈良県では柿の葉寿司を紹介してもらい、「久保田 萬寿 無濾過生原酒」と合わせたことをお話しすると「朴葉はそんなに匂いが強くない。柿の葉寿司よりは香りが弱いかもしれないですね」と教えてもらいました。

さて、取り寄せた朴葉寿司を食べてみると、酢飯の酢が柔らかい酸味で、米の甘味も感じます。酢飯に混ぜられた、刻まれた生姜の歯ごたえも、彩りとなって楽しませてくれます。
ファンの方からは、合わせる日本酒としても落ち着いた香りのものをおすすめしてもらっていたので、綺麗ですっきりとした味わい、穏やかな香りの『久保田 千寿 純米吟醸』と組み合わせてみました。

千寿 純米吟醸と一緒に朴葉寿司を口に含んでみると、ふわっと旨味がふくらみました。
酢飯の酢が強くない分、単体で食べると全体的に甘いような印象も受けた朴葉寿司。ですが千寿 純米吟醸と共に味わうことで、酢飯や具材の鮭のほどよい酸味、他の具材の味わいが引き立ち、食欲がより出てくるようです。噛んでいるうちに感じる朴の葉や、具材、醤油や酢の香りが、千寿 純米吟醸の穏やかな香りとよく調和し、とても落ち着くペアリングでした。

香りが華やかで芳醇な旨味を持つ日本酒と合わせても美味しく食べられました。ただ、日本酒の香りが少し強く感じられてしまうため、ファンの方の言う通り穏やかさを感じる日本酒の方が、朴葉寿司にはより馴染むようです。

久保田ご当地グルメ部 今後の開催予定

「久保田ご当地グルメ部」は今後も開催していきますので、縁のある県や大好きな県の回への皆様のご参加、お待ちしております!

■「久保田ご当地グルメ部」 開催概要
対象:「KUBOTA MAIL NEWS」メルマガ会員
会場:オンライン(Zoom)
参加費:無料
お申し込み:「KUBOTA MAIL NEWS」に既にご登録の方は、メルマガに記載の応募フォームからアンケートに答えてお申し込みください。
「KUBOTA MAIL NEWS」にまだご登録されていない方は、下記URLからご登録ください。
https://www.asahi-shuzo.co.jp/kubota/mailnews/
定員:各回4名様(最小催行人数1名様)
次回開催予定:
「熊本県」 2022年8月24日(水)20:00~21:00(応募開始 2022年8月4日予定)
「富山県」 2022年8月25日(木)20:00~21:00(応募開始 2022年8月4日予定)

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