暑い季節にいっそう美味しく感じるゼリー。今回は、日本酒「久保田」を使った日本酒ゼリーのレシピを紹介します。手軽に作れるのにひと味違う日本酒ゼリーで、清涼感を味わいながらほっと一息つきましょう。
7月14日はゼリーの日
7月に入り、気温が30℃を越えるのも日常的になってきた今日このごろ。こう暑いと、冷たい食べ物がなおのこと美味しく感じられますよね。とりわけゼリーは、カラフルでキラキラした透明感のある見た目、ひんやりと冷えていて瑞々しい食感で、思わず手が伸びてしまいます。
7月14日は、そんなゼリーにまつわる記念日、「ゼリーの日」です。ゼリーの美味しさ、作る楽しさをより多くの人に知ってもらおうという想いから、日本ゼラチン工業組合が制定しました。
実はこの日は元々、ゼリーを作るのに欠かせない「ゼラチンの日」でもありました。それに合わせて「ゼリーの日」が制定されたのです。
ちなみになぜこの日を「ゼラチンの日」にしたかと言うと、フランス革命の日だから、という理由だそう。ゼラチンは、フランスの料理やお菓子にしばしば使われるため、フランスの代表的な記念日を選んだそうです。
せっかくのゼリーの日、その美味しさ、作る楽しさを実感しませんか? ここからは、日本酒「久保田」を使った日本酒ゼリーのレシピを紹介します。簡単なのにいつもとひと味違うゼリーで、暑い毎日に涼やかなひと息を入れましょう。
日本酒ゼリーのレシピ
カルピシュゼリー
近年登場している日本酒を使ったさまざまなカクテルたち。そのうちの一つである、カルピスの原液で日本酒を割ったカクテル、通称「カルピシュ」から着想を得たゼリーです。
使った日本酒は、乳酸菌の力を最大限引き出す山廃仕込みによる「久保田 碧寿」。爽やかでシャープな酸味のある軽いのど越しの純米大吟醸酒です。乳酸ドリンクやヨーグルトを彷彿とさせるとも言われる酸味がカルピスともマッチングします。碧寿のキリリとした味わいによって、甘味の落ち着いた大人のゼリーの完成です。
【材料(カップ4個分)】
・久保田 碧寿:100ml
・牛乳:200ml
・ゼラチン:5g
・カルピス(原液):100ml
【作り方】
①マグカップなどの耐熱容器に牛乳を入れて電子レンジで温める(700Wで1分半程度)。
②温まった牛乳にゼラチンを入れて、よく混ぜて溶かす。
③②に久保田 碧寿、カルピスを加えて混ぜる。
④好みの器に流し入れて、冷蔵庫でおよそ3時間ほど冷やし固める。
季節のフルーツ日本酒ゼリー
季節のフルーツを使った、さっぱりとした味わいのゼリーです。今回は桃とキウイで作りましたが、お好きなフルーツを組み合わせればさまざまなバリエーションを楽しめます。
すっきり綺麗な味わいの「久保田 千寿 純米吟醸」を使うことで、フルーツの甘味にキレのあるのど越しが加わり、この季節に嬉しいさっぱりとした味わいを実現します。「久保田 千寿 純米吟醸」の魅力をクッとそのまま喉に流し込んで堪能できるゼリーです。
【材料(パウンド型1個分)】
・久保田 千寿 純米吟醸:400ml
・フルーツ(今回は桃、キウイ):適量
・寒天:5g
・砂糖:30g
・レモン汁:小さじ1/2
・水:100ml
【作り方】
①久保田 千寿 純米吟醸、水、寒天、砂糖を鍋に入れ、煮立たせないように加熱する。寒天が溶けて混ざったら、レモン汁を加える。
②パウンド型容器に①の1/3量を注ぎ、カットしたフルーツを入れる。そのまま少し放置し、固まってきたら残りを注いで、冷蔵庫に入れ冷やす。
③固まったら容器から取り出し、お好みのサイズにカットする。
ゆずレモンゼリー
ゆずとレモンという柑橘系フルーツの組み合わせによって、さっぱりとした甘さとフルーティーな香りを存分に楽しめるゼリーです。レモンの皮を器にした可愛らしいビジュアルは、眺めているだけでフレッシュな気持ちにさせてくれます。
今の時期、店頭でゆずの果実を見かけることは少ないですが、「久保田 ゆずリキュール」を使えばいつでも爽やかなゆずの香りと味わいを楽しむことができます。ほどよい酸味で気持ちもすっきりする、夏にぴったりのひんやりスイーツです。
【材料(2人分)】
・レモン:1個
・レモン汁:小さじ1
・久保田 ゆずリキュール:30cc
・グラニュー糖:30g
・ゼラチン:5g(30gの水で溶かしたもの。湯せんかレンジで完全に溶かす)
・水:200cc
・ミント:適量
【作り方】
①レモンを半分に切って中身をくり抜き、果汁をしぼる。
②鍋にグラニュー糖と水を入れて、溶けるまで火にかける。
③完全にグラニュー糖が溶けたら火を止め、ゼラチンを入れて混ぜる。
④粗熱がとれたら久保田 ゆずリキュールとレモン汁を入れて混ぜる。
⑤中身をくり抜いたレモンの皮に④を入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
⑥ミントを飾って完成。