5月に初開催した、“定番のおつまみに最も合う久保田はどれか”を一緒に探求するワークショップ「酒楽の里 あさひ山 駅ナカ研究室」。第1回目は「焼き鳥」をテーマに、定番の日本酒5種と合わせながら、最も相性の良い組み合わせについて、参加者と一緒に研究しました。
まずは、タレ味のももから
まずは、焼き鳥の定番、タレ味のももから研究スタート。早速、参加者も用意された5種類の日本酒(久保田 千寿、久保田 千寿 純米吟醸、久保田 純米大吟醸、久保田 ゆずリキュール、朝日山 千寿盃)とのペアリングを開始します。
食事と合わせるには鉄板の久保田 千寿シリーズの2種類は、「何も考えず本能で食べるには千寿が一番」「タレと相まって千寿の甘さが強調される」「久保田 千寿 純米吟醸のドライな味わいとタレの味わいがマッチ」とやはり間違いないというコメントの一方で、「タレの甘味で千寿が苦く感じた」「千寿 純米吟醸の苦味が強調される」という感想も。タレ味は日本酒の苦味が強調されるかどうかが、ペアリングの分かれ目のようです。
また、新潟の定番酒「朝日山 千寿盃」も、「奇をてらわない感じでド定番」「久保田よりやや重みがあり、タレをすっきりと洗い流す」と間違いない組み合わせに。
評価が分かれたのは、「久保田 純米大吟醸」と「久保田 ゆずリキュール」。
「純米大吟醸は、しょっぱいと甘いでちょうどよい」「抜群に合う」という方もいれば、「純米大吟醸の香りや旨味が勝ってしまう」という方も。
「久保田 ゆずリキュール」は真っ二つに分かれ、「タレの濃い感じをゆずリキュールがさっぱりとさせてくれる」という意見がある一方で、「ゆずの甘味とタレの甘味がミスマッチ」「タレの濃い甘さとゆずが美味しくない」と、とにかくタレの甘味とゆずが全く合わないという意見が多数でした。
続いて、塩味のねぎまと皮を
続いて、塩味のねぎまを試してみます。
「全部の酒が合う」「合わない酒はない」という意見が多く、タレ味に比べると塩味の方が日本酒とは合いやすそうです。
その中でも「久保田 千寿 純米吟醸」は、「ネギの苦味のある風味と酒の酸味が良く合う」「ネギと相性がいい」と、ねぎまならではのネギとの相性の良さを発揮していました。
最後は、塩味の皮です。ここまでくると、参加者もだんだんと酔いが回り、研究もやや疎かになってきてしまいます。
こちらもねぎまと同じ塩味なので、どの日本酒ともだいたい合ったようですが、ここで大活躍したのが「久保田 ゆずリキュール」。タレ味のももでは酷評もありましたが、塩味の皮とは「果実感と塩がとても良いNo.1」「皮の脂をさっぱりと流す」「ゆずリキュールは味の濃い、脂の濃いものを流すには良い」と大絶賛。これは意外な発見でした。
研究結果:日本酒と塩味の焼き鳥はハズレなし
日本酒のアテの定番と思っていた焼き鳥ですが、「日本酒のアテとして焼き鳥を買う機会は意外となかったかも」という声もあり、確かに居酒屋では頼んでも、家で焼き鳥を食べることは少ないのかもと気づかされました。
今回揃えた日本酒は、ご家庭でも簡単に再現できるようにとお手頃な価格の定番酒を揃えましたが、参加者からも「定番酒(普通酒、本醸造)が焼き鳥を一番美味しく飲める」「家で焼き鳥をつまむならきどらない酒、定番の酒でいい」という感想をいただきました。
今回の研究結果の一つは、「焼き鳥にはビール!と思っていたが、『タレにはビール、塩には日本酒』が自分の新定番になりそう」「日本酒と塩の焼き鳥はハズレなし」という、塩味の焼き鳥と日本酒との相性の高さ。
これからは、日本酒と焼き鳥を楽しもうという時は、ぜひ塩味の焼き鳥を選んでみてください。
「酒楽の里 あさひ山 駅ナカ研究室」開催概要
期間:2022年6月11日(土)~12日(日)
場所:酒楽の里 あさひ山 長岡駅ナカ店(新潟県長岡市城内町1-611-1 長岡駅ビルCoCoLo長岡1F)
会費:2000円
時間:①13:30~14:30 ②14:45~15:45 ③16:00~17:00 ④17:15~18:15
※各回とも定員8名様、1時間制
※事前予約制
内容:漬物4種と久保田を中心とした朝日酒造のお酒5種(各100mlまで)をお楽しみいただけます。
※立ち飲み形式となります。
※6月11日(土)は朝日酒造社員が店頭対応します。
ご予約・お問い合わせ先:
酒楽の里 あさひ山 長岡駅ナカ店 0258-39-4560(営業時間10:00~19:00)