今回は、福井県吉田郡永平寺町で1806(文化3)年創業の吉田酒造「白龍 令和参年初しぼり生原酒」です。
吉田酒造について
創業以来、九頭竜川流域で栽培している地元産の山田錦、五百万石、白山の雪解け水で醸し「永平寺テロワール」と称している酒蔵です。福井県と言えば「黒龍」が有名ですが、こちらは「白龍」です。現在の吉田真子杜氏は2015年に関西大学を卒業後、酒類総合研究所清酒上級コースで酒造りを学び2017年に杜氏に就任され、ほぼ家族経営で酒造りを行っています。
「白龍 令和参年初しぼり生原酒」
福井県産米100%使用で70%精米です。フルーティな香りに少し硬い感じの口当たり、酸を少し感じる甘味がスッキリとしていて、味わいが「上川大雪」に似ていて美味しいです。味わいは辛口の「黒龍」とは真逆な感じです(笑)
これもコロナの影響で東京にやってくることができた銘柄のようで、平常に戻ればなかなか呑むことができなくなりそうな生産量です。たまにはいいこともあるのですね。