今回は、埼玉県羽生市で1860(万延元)年創業の南陽醸造のR3BY新酒「花陽浴 純米吟醸無濾過生原酒 美山錦」です。
南陽醸造について
埼玉県にあるのに南陽とは不思議ですが、社名と同じ「南陽」という地元酒があり、その「陽」の一文字を取り、“太陽の陽ざしをたくさん浴びて大輪の花を咲かそう!”と3人の若き蔵人が名付けたのが「花陽浴」というわけです。酒屋さんではすっかり見なくなってしまった「花陽浴」ですが、なじみの店では呑むことができるのでありがたいです。
「花陽浴 純米吟醸無濾過生原酒 美山錦」
美山錦100%使用で55%精米です。いつも通りのフルーティな甘い香り、酸味ですが、甘味が少々控えめでした。これまで「花陽浴はパインジュース」という評判を聞いて、意味がわかりませんでしたが、ようやく鼻に抜ける香りが初めてパイナップルを感じさせてくれました。味わいではなかったのですね。
どちらにしても美味しいのは間違いありません。
これまで「何がパインジュース?」と思っていましたが、その一端がわかったことで、そう言う方々とも話ができると思いました。なにごとも経験ですね(笑)