今回は、千葉県山武市松尾町で1883（明治16）年創業の寒菊銘醸「寒菊 OCEAN99 銀海-Departure- 無濾過生原酒」です。「寒菊」には限定酒シリーズが多く存在していて、九十九里浜にちなんだ「OCEAN99 Series＜販売店限定品＞」のうちの一本です。
寒菊銘醸について
山武市は2006年に４つの町が合併して出来た市で、蓮沼海浜公園があり九十九里浜に面しています。寒菊銘醸の最寄り駅はJR総武本線松尾駅で、松尾町はその蓮沼町の隣にある内陸の町です。レギュラー酒は「総乃寒菊」「総乃九十九里」「OCEAN9９」などがあり、クラフトビール「KUJUKURI OCEAN」も醸しています。越後の「越の寒梅」のように房総ということで総乃という枕が付いているのでしょう。酒米は五百万石、山田錦、雄町、愛山、千葉県の酒米などを使用しています。
「寒菊 OCEAN99 銀海-Departure- 無濾過生原酒」
国産米100％使用で55％精米です。R３BY第一弾ということで、新たなBYの旅立ちと力強い冬の九十九里海岸上空を飛び立つ飛行機に重ね合わせ、「Departure（出発）」としたそうです。
しぼりたて無濾過生原酒ということで、シュワシュワです。飲み物のラムネのようなフレッシュな口当たりで口の中が爽やかになる気がします。酸味と甘味がぶつかり合って元気があります。それなのに一升2530円（税込）です。これから忙しい年末に向けてがんばろう！と思わせてくれる旨さと安さです。
寒菊銘醸のシリーズはどれもハズレがありませんね。地元にこだわりながら千葉っぽくないのがいいのかもしれません(笑)
