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「旦 山廃純米吟醸 愛山」ドライな愛山酒

「旦 山廃純米吟醸 愛山」ドライな愛山酒

今回は山梨県大月市で1661(寛文元)年創業の笹一酒造「旦 山廃純米吟醸 愛山」です。

笹一酒造について

花田屋として創業、1919年に現在の社名となりました。「笹一」の笹は酒を意味し、一は酒の日本一を目指すという思いを込めて命名されたということです。蔵のある甲州街道「笹子トンネル」で有名な笹子には富士山の伏流水が流れていて、笹一酒造の仕込水はその昔、明治天皇が東京から京都に行かれる際に携行された水だそうで「御前水」と呼ばれていました。笹一酒造は日本酒だけでなく、ワイン、焼酎も造っています。その歴史ある笹一酒造が世界を目指して醸したのが「旦 Dan」です。

「旦 山廃純米吟醸 愛山」

愛山100%使用で50%精米です。あえて山廃で仕込むあたり、こだわりを感じますね。ただ、愛山らしい甘さがなく、白ワイン風な感じです。世界の日本酒コンテストで受賞するためにワイン風に仕込んでいるからなのでしょうかね。IWC2018 ゴールドメダル、Kura Master2020 純米大吟醸酒部門 金賞、ブリュッセル国際コンクール SAKE selection2018 プラチナ賞など、その試みは成功しているようです。

日本酒が世界に出ていくためには、トゥーマッチな甘味は不要なのかもしれません。

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