今回は、栃木県栃木市で1973(昭和48)年創業の北関酒造「北冠 純米吟醸」です。
北関酒造について
1973年創業はずいぶん新しいと思いましたが、江戸期から酒造業を営んできた3つの蔵元が合併して北関酒造になったのがこの年ということで納得しました。酒名「北冠」は、その昔、征夷大将軍 坂上田村麿が東征の途中に立寄り(現在の栃木市田村町)、戦勝祈願のため愛用の冠を当地に埋めたという古事のいわれに因んだということです。
「北冠 純米吟醸」
国産米100%使用で58%精米としか表示されていませんが、HPを見たところ、純米吟醸は五百万石とその他を使っているようですので、そんな感じではないでしょうか。スッキリした吞み口で、キレのよい甘味があります。ご覧の通り、二人で一合瓶10本いってますので、そのくらいクセもなく、呑み飽きしない味わいということです。
昔ながらの店に行くと、仕入先が決まっていてこういうお酒が登場するわけですが、それだけにコロナ禍は大変だったと思います。これから需要が伸びるといいんですけどね。